JPH09302795A - 吸音材の製造方法 - Google Patents
吸音材の製造方法Info
- Publication number
- JPH09302795A JPH09302795A JP11496996A JP11496996A JPH09302795A JP H09302795 A JPH09302795 A JP H09302795A JP 11496996 A JP11496996 A JP 11496996A JP 11496996 A JP11496996 A JP 11496996A JP H09302795 A JPH09302795 A JP H09302795A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbing material
- sound absorbing
- block
- sound
- urethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の吸音材がもつ欠点を克服し、機械的強
度や耐久性が優れ、表面の脱落がなく、しかも吸音特性
のよい吸音材を提供する。 【解決手段】 粒径0.5〜3.0mmを主成分とする
無機質粒子に、ポリオールとヘキサメチレンジイソシア
ネート系プレポリマーを含むウレタン系バインダーを加
えて成形後硬化させてブロックを形成し、次いでそのブ
ロックの表面にポリオルガノシロキサン系コーティング
剤を塗布して吸音材とする。
度や耐久性が優れ、表面の脱落がなく、しかも吸音特性
のよい吸音材を提供する。 【解決手段】 粒径0.5〜3.0mmを主成分とする
無機質粒子に、ポリオールとヘキサメチレンジイソシア
ネート系プレポリマーを含むウレタン系バインダーを加
えて成形後硬化させてブロックを形成し、次いでそのブ
ロックの表面にポリオルガノシロキサン系コーティング
剤を塗布して吸音材とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽ホール、劇
場、会議場など外部からの騒音を遮断する必要がある場
所や、高速道路、新幹線軌道、機械工場など外部への騒
音を抑制しなければならない個所において使用するのに
好適な、長期間にわたって良好な耐候性を保持し、かつ
優れた吸音効果を示す吸音材の製造方法に関するもので
ある。
場、会議場など外部からの騒音を遮断する必要がある場
所や、高速道路、新幹線軌道、機械工場など外部への騒
音を抑制しなければならない個所において使用するのに
好適な、長期間にわたって良好な耐候性を保持し、かつ
優れた吸音効果を示す吸音材の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】これまで、吸音材は、一般にパーライ
ト、軽石、シラスのような軽量粒子を合成樹脂バインダ
ーで結合することにより製造されているが、このように
して得られる軽量吸音材は、機械的強度が低く、また吸
音特性が狭い周波数領域で強いピーク性を示し、利用範
囲が制限されるという欠点があった。このため2種の粒
状形態をとる粒子を混合して用いたり(特公昭59−3
0674号公報)、ガラス質原料を焼成して得た発泡骨
材を連通多孔質状に結合させたもの(特公昭60−26
149号公報)などが提案されているが、このような軽
量吸音材は、まだ、機械的強度が不十分な上に、吸音効
果や耐候性の点で必ずしも満足しうるものとはいえな
い。また、砂粒を無機系バインダーで結合したものや、
発泡コンクリート系の吸音材も知られているが、運搬中
や施工中に表面粒子の脱落を生じたり、外観的に問題が
あり、使用範囲が制限されるのを免れない。
ト、軽石、シラスのような軽量粒子を合成樹脂バインダ
ーで結合することにより製造されているが、このように
して得られる軽量吸音材は、機械的強度が低く、また吸
音特性が狭い周波数領域で強いピーク性を示し、利用範
囲が制限されるという欠点があった。このため2種の粒
状形態をとる粒子を混合して用いたり(特公昭59−3
0674号公報)、ガラス質原料を焼成して得た発泡骨
材を連通多孔質状に結合させたもの(特公昭60−26
149号公報)などが提案されているが、このような軽
量吸音材は、まだ、機械的強度が不十分な上に、吸音効
果や耐候性の点で必ずしも満足しうるものとはいえな
い。また、砂粒を無機系バインダーで結合したものや、
発泡コンクリート系の吸音材も知られているが、運搬中
や施工中に表面粒子の脱落を生じたり、外観的に問題が
あり、使用範囲が制限されるのを免れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の吸音材がもつ欠点を克服し、機械的強度や耐久性
が優れ、表面の脱落がなく、しかも吸音特性のよい吸音
材を提供するためになされたものである。
従来の吸音材がもつ欠点を克服し、機械的強度や耐久性
が優れ、表面の脱落がなく、しかも吸音特性のよい吸音
材を提供するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた性
質をもつ吸音材を開発するために種々研究を重ねた結
果、特定の範囲の粒径をもつ無機質粒子を特定のウレタ
ン系バインダーにより結合してブロック化し、さらにそ
の上に特殊のコーティング剤を塗布することにより、そ
の目的を達成しうることを見出し、その知見に基づいて
本発明をなすに至った。
質をもつ吸音材を開発するために種々研究を重ねた結
果、特定の範囲の粒径をもつ無機質粒子を特定のウレタ
ン系バインダーにより結合してブロック化し、さらにそ
の上に特殊のコーティング剤を塗布することにより、そ
の目的を達成しうることを見出し、その知見に基づいて
本発明をなすに至った。
【0005】すなわち、本発明は、粒径0.5〜4.0
mmの無機質粒子に、ポリオールとヘキサメチレンジイ
ソシアネート系プレポリマーを含むウレタン系バインダ
ーを加えて成形後硬化させてブロックを形成し、次いで
そのブロックの表面にポリオルガノシロキサン系コーテ
ィング剤を塗布することを特徴とする吸音材の製造方法
を提供するものである。
mmの無機質粒子に、ポリオールとヘキサメチレンジイ
ソシアネート系プレポリマーを含むウレタン系バインダ
ーを加えて成形後硬化させてブロックを形成し、次いで
そのブロックの表面にポリオルガノシロキサン系コーテ
ィング剤を塗布することを特徴とする吸音材の製造方法
を提供するものである。
【0006】本発明方法において、原料の1つとして用
いる無機質粒子としては、ガラス、陶磁器などのセラミ
ックス、ケイ砂のような天然鉱物の粒子が用いられる
が、特に発泡ガラスビーズ、発泡パーライト、発泡シラ
スのような無機質発泡粒子が好ましい。これらの無機質
発泡粒子は、公知であって市販品として容易に入手する
ことができる。これらの無機質粒子は粒径0.5〜4.
0mmの範囲のものを分級して用いることが必要であ
り、これよりも小さい粒径のものを用いると吸音率が低
下するし、これよりも大きい粒径のものを用いると狭い
周波数領域において強いピークを生じ利用範囲が制限を
受ける。
いる無機質粒子としては、ガラス、陶磁器などのセラミ
ックス、ケイ砂のような天然鉱物の粒子が用いられる
が、特に発泡ガラスビーズ、発泡パーライト、発泡シラ
スのような無機質発泡粒子が好ましい。これらの無機質
発泡粒子は、公知であって市販品として容易に入手する
ことができる。これらの無機質粒子は粒径0.5〜4.
0mmの範囲のものを分級して用いることが必要であ
り、これよりも小さい粒径のものを用いると吸音率が低
下するし、これよりも大きい粒径のものを用いると狭い
周波数領域において強いピークを生じ利用範囲が制限を
受ける。
【0007】次に本発明方法においては、バインダーと
してポリオールとヘキサメチレンジイソシアネート系プ
レポリマーを含むウレタン系バインダーを用いることが
必要である。このバインダーの1成分のポリオールとし
ては、例えば両末端に水酸基をもつポリカーボネート、
両末端に水酸基をもつポリオレフィン、両末端に水酸基
をもつポリブタジエン、アクリルポリオールなどがあ
る。
してポリオールとヘキサメチレンジイソシアネート系プ
レポリマーを含むウレタン系バインダーを用いることが
必要である。このバインダーの1成分のポリオールとし
ては、例えば両末端に水酸基をもつポリカーボネート、
両末端に水酸基をもつポリオレフィン、両末端に水酸基
をもつポリブタジエン、アクリルポリオールなどがあ
る。
【0008】また、これと組み合わせて用いるヘキサメ
チレンジイソシアネート系プレポリマーとしては、例え
ばヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプ
ロパンやペンタエリトリトールとの付加生成物、ヘキサ
メチレンジイソシアネートと水との反応により得られる
ビューレット化合物、ヘキサメチレンジイソシアネート
の三量体や五量体などを挙げることができる。これら
は、日本ポリウレタン工業(株)より、コロネートH
L、コロネートHXとして市販されている。
チレンジイソシアネート系プレポリマーとしては、例え
ばヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプ
ロパンやペンタエリトリトールとの付加生成物、ヘキサ
メチレンジイソシアネートと水との反応により得られる
ビューレット化合物、ヘキサメチレンジイソシアネート
の三量体や五量体などを挙げることができる。これら
は、日本ポリウレタン工業(株)より、コロネートH
L、コロネートHXとして市販されている。
【0009】このウレタン系バインダーにおけるポリオ
ールとヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマー
との混合割合は、ポリオール100重量部当り、ヘキサ
メチレンジイソシアネート系プレポリマー20〜100
重量部、好ましくは40〜80重量部の範囲である。こ
れよりもヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマ
ーの量が少ないと機械的強度が低下するし、またこれよ
りも多くしても、特に性能向上は認められない。
ールとヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマー
との混合割合は、ポリオール100重量部当り、ヘキサ
メチレンジイソシアネート系プレポリマー20〜100
重量部、好ましくは40〜80重量部の範囲である。こ
れよりもヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマ
ーの量が少ないと機械的強度が低下するし、またこれよ
りも多くしても、特に性能向上は認められない。
【0010】このウレタン系バインダーには、普通、硬
化用触媒例えばジブチルスズジラウレートをポリオール
100重量部当り0.01〜0.5重量部の割合で添加
される。
化用触媒例えばジブチルスズジラウレートをポリオール
100重量部当り0.01〜0.5重量部の割合で添加
される。
【0011】本発明方法で用いる原料混合物中の無機質
粒子とウレタン系バインダーとの使用割合は、容量比で
100:2.5ないし100:10の範囲内で選ばれ
る。これよりもウレタン系バインダーの量が多いと吸音
性が失われるし、また量が少ないと表面の脱落が著しく
なる。
粒子とウレタン系バインダーとの使用割合は、容量比で
100:2.5ないし100:10の範囲内で選ばれ
る。これよりもウレタン系バインダーの量が多いと吸音
性が失われるし、また量が少ないと表面の脱落が著しく
なる。
【0012】本発明方法で用いる原料混合物中には、前
記の無機質粒子及びウレタン系バインダーのほかに、通
常の吸音材中に含ませる慣用成分例えば着色剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、増粘剤などを配合することができる。
また、本発明の効果をそこなわない範囲内で、無機質粒
子以外の骨材や合成樹脂を配合してもよい。
記の無機質粒子及びウレタン系バインダーのほかに、通
常の吸音材中に含ませる慣用成分例えば着色剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、増粘剤などを配合することができる。
また、本発明の効果をそこなわない範囲内で、無機質粒
子以外の骨材や合成樹脂を配合してもよい。
【0013】次に、この原料混合物を成形してブロック
を作成するには、通常流し込み成形法が用いられる。こ
の場合、無機質粒子の分散を均一にするために、必要に
応じ振動を加えてもよい。成形体の硬化は室温において
も進行するが、硬化時間を短縮させるために、加熱する
こともできる。
を作成するには、通常流し込み成形法が用いられる。こ
の場合、無機質粒子の分散を均一にするために、必要に
応じ振動を加えてもよい。成形体の硬化は室温において
も進行するが、硬化時間を短縮させるために、加熱する
こともできる。
【0014】このようにして、ブロック状の硬化体を形
成させたのち、その表面にポリオルガノシロキサン系コ
ーティング剤を塗布する。このポリオルガノシロキサン
系コーティング剤としては、例えば一般式
成させたのち、その表面にポリオルガノシロキサン系コ
ーティング剤を塗布する。このポリオルガノシロキサン
系コーティング剤としては、例えば一般式
【化1】 (式中のR1、R2、R3及びR4は炭素数1〜4のアルキ
ル基又はアリール基、nは整数である)で表わされる側
鎖にアルキル基好ましくはメチル基、エチル基、オルガ
ノシロキサンオリゴマーを主成分とするものが用いられ
る。このものは、化2及び化3に示す二段階反応を行っ
て、ポリオルガノシロキサンを形成する。
ル基又はアリール基、nは整数である)で表わされる側
鎖にアルキル基好ましくはメチル基、エチル基、オルガ
ノシロキサンオリゴマーを主成分とするものが用いられ
る。このものは、化2及び化3に示す二段階反応を行っ
て、ポリオルガノシロキサンを形成する。
【0015】
【化2】
【0016】
【化3】
【0017】化3の反応で使用される縮合触媒として
は、ジブチルスズアセテート、ジブチルスズジラウレー
ト、ジブチルスズオクテート、ジ‐N‐オクチルスズ‐
S,S‐ジ‐イソオクチルメルカプトアセテート、ジエ
チルスズ‐S,S‐ジブチルメルカプトアセテートなど
のカルボン酸のスズ塩やメルカプトスズ塩などがある。
この触媒の使用量は、ケイ酸エステル又はそのオリゴマ
ーに対し、0.01〜2重量%程度である。
は、ジブチルスズアセテート、ジブチルスズジラウレー
ト、ジブチルスズオクテート、ジ‐N‐オクチルスズ‐
S,S‐ジ‐イソオクチルメルカプトアセテート、ジエ
チルスズ‐S,S‐ジブチルメルカプトアセテートなど
のカルボン酸のスズ塩やメルカプトスズ塩などがある。
この触媒の使用量は、ケイ酸エステル又はそのオリゴマ
ーに対し、0.01〜2重量%程度である。
【0018】このポリオルガノシロキサン系コーティン
グ剤は乾燥重量基準で50〜100g/m2の量で塗布
することが必要である。これよりも少ない量では、耐候
性や表面の脱落の防止性や汚れ防止性が不十分になる
し、これよりも多くなると吸音性がそこなわれる。
グ剤は乾燥重量基準で50〜100g/m2の量で塗布
することが必要である。これよりも少ない量では、耐候
性や表面の脱落の防止性や汚れ防止性が不十分になる
し、これよりも多くなると吸音性がそこなわれる。
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、各例中における吸音材の物性は次の方法に
より測定した。
する。なお、各例中における吸音材の物性は次の方法に
より測定した。
【0020】(1)吸音性:JIS−A1405 管内
法による建築材料の垂直入射吸音率測定方法により行っ
た。 ○:1kHzでの吸音率が0.65以上 △:1kHzでの吸音率が0.65未満〜0.6以上 ×:1kHzでの吸音率が0.6未満
法による建築材料の垂直入射吸音率測定方法により行っ
た。 ○:1kHzでの吸音率が0.65以上 △:1kHzでの吸音率が0.65未満〜0.6以上 ×:1kHzでの吸音率が0.6未満
【0021】(2)初期耐表面脱落性:製造後、1週間
経過した後にJIS−K7204摩耗輪によるプラスチ
ックの摩耗試験方法により、荷重500gで1000回
転後の摩耗質量を測定した。 ○:摩耗量が15g未満 △:摩耗量が15g以上〜25g未満 ×:摩耗量が25g以上
経過した後にJIS−K7204摩耗輪によるプラスチ
ックの摩耗試験方法により、荷重500gで1000回
転後の摩耗質量を測定した。 ○:摩耗量が15g未満 △:摩耗量が15g以上〜25g未満 ×:摩耗量が25g以上
【0022】(3)長期耐表面脱落性:製造後、1週間
経過した後に、紫外線暴露装置(スガ試験機社製、型
式:WEL−SUN−DC)に2000時間暴露し、上
記と同様にJIS−K7204により荷重500gで1
000回転後の摩耗質量を測定した。 ○:摩耗量が15g未満 △:摩耗量が15g以上〜25g未満 ×:摩耗量が25g以上
経過した後に、紫外線暴露装置(スガ試験機社製、型
式:WEL−SUN−DC)に2000時間暴露し、上
記と同様にJIS−K7204により荷重500gで1
000回転後の摩耗質量を測定した。 ○:摩耗量が15g未満 △:摩耗量が15g以上〜25g未満 ×:摩耗量が25g以上
【0023】実施例1〜4、比較例1、2 (1)発泡ガラスビーズの調製; 市販品(株式会社サンライト製、商品名「Gライト」)
を分級して粒径0.6〜1.2mmの画分を捕集した。
を分級して粒径0.6〜1.2mmの画分を捕集した。
【0024】(2)ウレタン系バインダーAの調製; ポリカーボネートジオール(日本ポリウレタン工業株式
会社製、商品名「ニッポラン N−982」)100重
量部とヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマー
(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名「コロネー
トHX」)50重量部及びジブチルスズジラウレート
0.1重量部を混合して、ウレタン系バインダーAを調
製した。
会社製、商品名「ニッポラン N−982」)100重
量部とヘキサメチレンジイソシアネート系プレポリマー
(日本ポリウレタン工業株式会社製、商品名「コロネー
トHX」)50重量部及びジブチルスズジラウレート
0.1重量部を混合して、ウレタン系バインダーAを調
製した。
【0025】(3)吸音材の製造 発泡ガラスビーズ100容量部に、ウレタン系バインダ
ーAを1.5容量部、3容量部、5容量部、7容量部、
9容量部及び12容量部の割合で混合し、型内に充填成
形して縦200mm、横200mm、厚さ30mmの板
状体とした。
ーAを1.5容量部、3容量部、5容量部、7容量部、
9容量部及び12容量部の割合で混合し、型内に充填成
形して縦200mm、横200mm、厚さ30mmの板
状体とした。
【0026】このようにして得た板状体の表面に、オル
ガノポリシロキサン(中国塗料株式会社製、「ケイソル
A3」)を乾燥重量基準で75g/m2塗布し、乾燥し
て、吸音材を製造した。このようにして得た吸音材につ
いて、物性を測定し、その結果を表1に示す。
ガノポリシロキサン(中国塗料株式会社製、「ケイソル
A3」)を乾燥重量基準で75g/m2塗布し、乾燥し
て、吸音材を製造した。このようにして得た吸音材につ
いて、物性を測定し、その結果を表1に示す。
【0027】比較例3 実施例1と同様にして板状体を成形したのち、オルガノ
ポリシロキサンを塗布しないで、物性を測定した。その
結果を表1に示す。
ポリシロキサンを塗布しないで、物性を測定した。その
結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例5,6、比較例4〜7 (1)発泡ガラスビーズの調製 市販品(株式会社サンライト製、商品名「Gライト」)
を分級して、粒径0.5mm未満、0.5〜1.2m
m、1.2〜2.5mm、3.5〜5.0mmの区画を
捕集した。
を分級して、粒径0.5mm未満、0.5〜1.2m
m、1.2〜2.5mm、3.5〜5.0mmの区画を
捕集した。
【0030】(2)吸音材の製造 各区画の粒径の発泡ガラスビーズ100容量部当り、ウ
レタン系バインダーAを7容量部の割合で混合し、型内
に充填成形して縦200mm、横200mm、厚さ30
mmの板状体とした。このようにして得た板状体の表面
に、オルガノポリシロキサン(中国塗料社製、「ケイソ
ルA3」)を乾燥重量基準で30g/m2、60g/
m2、75g/m2及び200g/m2塗布し、乾燥して
吸音材を製造した。このようにして得た吸音材について
物性を測定し、その結果を表2に示す。
レタン系バインダーAを7容量部の割合で混合し、型内
に充填成形して縦200mm、横200mm、厚さ30
mmの板状体とした。このようにして得た板状体の表面
に、オルガノポリシロキサン(中国塗料社製、「ケイソ
ルA3」)を乾燥重量基準で30g/m2、60g/
m2、75g/m2及び200g/m2塗布し、乾燥して
吸音材を製造した。このようにして得た吸音材について
物性を測定し、その結果を表2に示す。
【0031】比較例8 実施例5において、ウレタン系バインダーAに変えて、
ポリカーボネートジオール(日本ポリウレタン工業株式
会社製、商品名「ニッポラン N−982」)100重
量部と4,4′‐ジフェニルメタンジイソシアネート5
0重量部及びジブチルスズラウレート0.1重量部から
なるウレタン系バインダーBを使用したこと以外は同様
にして、吸音材を製造した。このようにして得た吸音材
について物性を測定し、その結果を表2に示す。
ポリカーボネートジオール(日本ポリウレタン工業株式
会社製、商品名「ニッポラン N−982」)100重
量部と4,4′‐ジフェニルメタンジイソシアネート5
0重量部及びジブチルスズラウレート0.1重量部から
なるウレタン系バインダーBを使用したこと以外は同様
にして、吸音材を製造した。このようにして得た吸音材
について物性を測定し、その結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大林 稔男 東京都中央区京橋一丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 粒径0.5〜3.0mmを主成分とする
無機質粒子に、ポリオールとヘキサメチレンジイソシア
ネート系プレポリマーを含むウレタン系バインダーを加
えて成形後硬化させてブロックを形成し、次いでそのブ
ロックの表面にポリオルガノシロキサン系コーティング
剤を塗布することを特徴とする吸音材の製造方法。 - 【請求項2】 前記無機質粒子が発泡ガラスビーズ、発
泡パーライト及び発泡シラスの中から選ばれた無機質発
泡粒子あるいは鉱物の粉砕物粒子であり、前記無機質粒
子とウレタン系バインダー(樹脂量)との使用割合が、
容量比で100:2.5ないし100:10の範囲であ
る請求項1記載の吸音材の製造方法。 - 【請求項3】 ウレタン系バインダーが、ポリオール1
00重量部当り、ヘキサメチレンジイソシアネート系プ
レポリマー20〜100重量部を含む請求項1又は2記
載の吸音材の製造方法。 - 【請求項4】 ポリオルガノシロキサン系コーティング
剤の塗布量が乾燥重量基準で50〜100g/m2の範
囲である請求項1ないし3のいずれかに記載の吸音材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11496996A JPH09302795A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 吸音材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11496996A JPH09302795A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 吸音材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09302795A true JPH09302795A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14651118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11496996A Pending JPH09302795A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | 吸音材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09302795A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5500169B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2014-05-21 | ダイキン工業株式会社 | 太陽電池モジュールおよびそのバックシート |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP11496996A patent/JPH09302795A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5500169B2 (ja) * | 2009-04-27 | 2014-05-21 | ダイキン工業株式会社 | 太陽電池モジュールおよびそのバックシート |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1078984A (en) | Process for the production of inorganicorganic plastic composites | |
US4211848A (en) | Process for the production of polyisocyanate-polyester-silicate plastic | |
AU2013270785B2 (en) | Magnetic floor surface | |
JP2007523232A (ja) | 充填ポリマー複合体及び合成建材組成物 | |
SE416056B (sv) | Sett att framstella ett oorganiskt-organiskt polymer-polykiselsyragel-kombinationsmaterial genom blandning av en vattenhaltig silikatlosning och/eller en vattenhaltig kiselsol med ett organiskt polyisocyanat ... | |
JP2001164237A (ja) | シーリング材組成物 | |
US4170697A (en) | Process for the production of polyisocyanate silicate solid or cellular solid products | |
HU216072B (hu) | Izocianát/poliol reakciógyanta-keverék, eljárás annak előállítására, és módszer idomrészek előállítására a gyanta alkalmazásával | |
US4146509A (en) | Process for the production of inorganic-organic plastics | |
JPS6055020A (ja) | 熱の影響下で成型可能な構造材料、その製法と使用 | |
CN106536446B (zh) | 含有水凝水泥的具有低水含量的塑料组合物及其制备方法 | |
PL79568B1 (en) | Cement composn contg a cpd with nco groups[FR2008417A1] | |
JPH0610306A (ja) | 透水材用組成物及び透水材の製造方法 | |
JPH09302795A (ja) | 吸音材の製造方法 | |
JP2720450B2 (ja) | 自動車用ミラーステイ | |
JPH02247214A (ja) | 迅速硬化性組成物用改良分散システム | |
JP2003049153A (ja) | タイル張り用接着剤及びこれを用いた接着方法 | |
JP2011156799A (ja) | 積層体 | |
HUT59998A (en) | Covering member with cementatory mortar | |
US4301254A (en) | Process for the production of poly(aldehyde aminosilicon acid) resinous products and foams | |
JP4363742B2 (ja) | ポリオール樹脂組成物及びこれを用いたポリマーセメント硬化性組成物 | |
JP2001089738A (ja) | フローリング材用接着剤組成物 | |
JPH03244687A (ja) | 木材用常温硬化型ポリウレタン接着剤 | |
JP2915797B2 (ja) | 発泡厚付け化粧構造及び発泡厚付け化粧工法 | |
JPH1181516A (ja) | 難燃性軽量吸音板 |