JPH09301850A - 茶浴用剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は浴用剤成分として、従来の無機成分に代り茶の
粉末を布又は和紙の袋に詰めて浴湯中にポリフェノール
を溶出させて健康に良い浴用剤を提供する。 【目的】従来の無機塩製品はその生理的効果は必ずしも
明らかでない。又その排出液は浄水処理に大きな負担に
なる。この負担を取り除き、茶産業の振興を促し健康維
持に有用な茶浴用剤を提供する。 【構成】茶の粉末又はこれにヒノキチオール或いはハー
ブ系の抽出物などを少量添加した生理的効果の期待され
る茶浴用剤

Description

【発明の詳細な説明】 茶にはフラボノイド，タンニンなどのポリフェノール類
及び水溶性ビタミン、アミノ酸類並びに油溶性ビタミン
のビタミンＥなどを含んでいる。これらの茶成分の人体
えの作用は飲用時は勿論、皮膚にたいしても、特に汗腺
・皮脂腺の働きが活発な入浴時において著しい。発明者
は先に特許（出願番号．特願平 ８−４２０３５）にお
いて緑茶全成分を比較的低温の入浴温度においても完全
利用出来るように酵素処理する方法を考案している。飲
用の比較的高温でなく入浴温度でも長時間では老化防
止、殺菌に有効なポリフェノール成分の２０〜３０％が
浴湯中に溶出する事が分かり、本発明に至った。

［従来の技術］浴用剤としては硫酸ナトリゥム、食塩な
どの無機塩が用いられている。これにハーブなどの抽出
物を添加して製品としている。これは浴用剤の原点が温
泉の疑似商品である事から来ている。

［発明が解決しようとする課題］茶から浴湯温度で有効
濃度のポリフェノールを溶出する必要がある。しかし棒
茶又は飲用番茶をそのまま使用する時、ポリフェノール
は含有量の５％位しか浴湯に出ず、膨潤した茶葉は廃棄
に手が掛かる。

［課題を解決する為の手段］粉末の茶を布又は紙製の袋
に入れる。浴湯の湯を沸かす時に始めからこの袋を水に
浸して置く。入浴温度になる時２０〜３０％のポリフェ
ノールが湯に溶け出している。粉末の茶は茶葉と異なり
使用後余り膨潤せず廃棄にも手が掛がらない。

［実施例］粉末の茶１ｋｇにヒノキチオール１０グラム
を加え、良く混合する。これを２０〜３０グラム和紙の
袋につめ入れ製品とする。

［発明の効果］従来、使用する用途の殆ど無かった製茶
の際に生ずる粉末の茶の利用が可能となった。又、下級
の飲用に適しない茶も粉末にする事により健康の為の有
用な商品にする事が出来る。茶産業の振興の効果は大き
い。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】茶を配合する事を特徴とする浴用剤