JPH09300304A - 製材機における原木の挽材方法 - Google Patents

製材機における原木の挽材方法

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JPH09300304A
JPH09300304A JP15593096A JP15593096A JPH09300304A JP H09300304 A JPH09300304 A JP H09300304A JP 15593096 A JP15593096 A JP 15593096A JP 15593096 A JP15593096 A JP 15593096A JP H09300304 A JPH09300304 A JP H09300304A
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JP
Japan
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lumber
sawing
raw
marking
log
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JP15593096A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukushima
寛 福島
Kenichi Kudo
賢一 工藤
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TOBA TEKKOSHO KK
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TOBA TEKKOSHO KK
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送材車に原木を搭載し、帯鋸盤に向かって走
行して背板を挽くに当たり、背板巾を目測に頼らず、正
確に設定して、未熟練者にも挽材工程及び木材に無駄の
ない、効率の良い、原木の挽材方法を提供するのが目的
である。 【構成】 背板巾を規制する所望の間隔A寸法と、軌条
面からの高さHを調整設定可能に設けた、水平面方向へ
の2個のレーザー光線投光器15、16により、送材車
に搭載した原木6の細径側の端面及び全長方向側面に、
原木の中心軸に平行にマーキングをしながら、鋸芯位置
を示す垂直面方向への投光器17によるマーキングと原
木6の細径側の端面上にて一致する交点18、19の位
置まで、ヘッドブロック7により原木を前進させた後、
帯鋸盤に向かって走行して挽材するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原木を送材車に搭載
して軌条上を走行して、帯鋸盤にて所定の巾に挽材する
原木の挽材方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示す床面1に敷設した軌条2、3
の上を走行する台車4の複数箇所に固定したベッド5の
上に原木6を搭載し、ヘッドブロック7に設けた鎹装置
8により原木6を適宜保持し、帯鋸盤の鋸刃に向かって
走行し挽材する送材車において、最初に原木6から所定
の巾Aの背板11を挽く場合は、原木6の右端を作業者
が目測して巾Aを設定し、歩出し軸10を駆動してヘッ
ドブロック7を図2に示すB寸法前進させて、原木6を
鋸芯9の位置まで前進させ、然る後送材車を帯鋸盤に向
かって走行させて挽材していた。
【0003】また鋸芯9の位置を、原木6の全長方向の
表面上に、レーザー光線によりマーキングをして節の位
置を避ける等の対策もとられていた。
【0004】図2に示す第1挽材工程にて背板11を切
り落とした後、第2挽材工程にて一点鎖線にて示す所定
の板厚位置まで、正確に「歩出し」をおこなって挽材し
た場合の挽材12を図3に示す。挽材12の耳と称する
両端13、14を切断すれば、所定厚及び巾Aの、例え
ば鴨居など所定寸法の板材が得られる。しかし目測によ
る巾Aの設定は熟練を要し、目測による巾Aの寸法が不
足していた場合は、所定寸法の鴨居などを得ることがで
きないので、巾Aの寸法を確保するため、更に5〜7粍
「歩出し作業」を行って挽材を要する、無駄な挽材工程
が必要になる欠点があった。また目測による巾Aの寸法
が過大の場合には、図3に示す両端13、14が過大と
なり木材の無駄を生ずる欠点があった。
【0005】また背板11からは図4に示す通り、板厚
Cの板材を得ることが出来るが、目測による巾Aの寸法
が不足していた場合は、得られる板厚Cも必然的に薄く
なってしまい、背板の利用価値も少なくなってしまう欠
点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】原木から板材を挽材す
るにあたり、以上の欠点を解消して、背板巾寸法を目測
に頼らず、正確に設定して効率の良い挽材作業をするこ
とが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】図5に示す軌条2、3の
表面からの高さ寸法Hと間隔Aを調整可能に、投光器1
5、16を設け、投光器15、16から水平面方向のレ
ーザー光線を出して、台車上に固定した原木6の全長方
向側面全体にわたり、背板巾A寸法をマーキングをして
後、天井方向に設けた投光器により、鋸芯9の位置を示
す垂直面方向のレーザー光線によるマーキングをしなが
ら、投光器15、16による水平面方向のマーキングと
垂直面方向のマーキングが、原木細径側の端面上にて一
致するまで、歩出し軸10を駆動して、図6に示す通り
ヘッドブロック7をB寸法前進させ、その状態にて送材
車を帯鋸盤に向かって走行させて挽材する手段を講じ
た。
【0008】
【作用】図7にて本発明の作用を述べる。原木の直径に
より変動する軌条表面からの高さH及び背板の所望巾A
間隔に適宜調整設定した投光器15、16による、原木
6の側面上への水平面方向のレーザー光線のマーキング
と、天井方向に設けた垂直面方向の投光器17による鋸
芯位置9を通るマーキングが原木細径側の端面上にて一
致する交点18、19まで、ベッド5の上の原木6をヘ
ッドブロック7により前進させて後、原木6を図7の左
方向に設けた帯鋸盤に向かって走行して挽材する。 従
って図3、図4に示す目測によるA寸法の過不足に基ず
く前記欠点は解消するので、未熟練者でも挽材工程の無
駄、木材の無駄のない効率の良い挽材作業ができる。
【0009】
【実施例】以下実施例の図面に基づいて本発明の詳細を
述べる。図8に本発明の製材機における原木の挽材方法
に使用する投光器本体の正面図を示し、図8のD矢視図
を図9に、E−E矢視図を図10に示す。送材車上の原
木6と投光器15、16の相対的位置が図7に示す位置
に設置した、図8、図9に示す床面1に基柱20、21
を設け、図10に示す逆U字形の基枠22を固定し、基
枠上に固定した軸受23、24により軸25を回動自在
に軸支する。図10に示す腕26と連結板27は逆U字
形に一体化され、連結板27、柱28、補強材29も一
体とする。両腕26の先端には図11に示すシャフトブ
ロック30を各々固定すると共に、シャフトブロック3
0に軸25を貫通のうえ、シャフトブロック30を締め
付け軸25と一体に固定する。柱28には図9に示す回
動用操作把手31を一体化して設ける。図8に示す軸2
5の右端には腕32を固定すると共に、基枠22に固定
した板33に、図12に示すストッパー53、54を固
定する。従って図8に示す軸25は、ストッパー53、
54の範囲内においてのみ回動する。
【0010】図8の柱28には、電磁ブレーキ、減速装
置付電動機と一体の、電動機の回転運動をラックによる
直線運動に変換するリニアーヘッド34を固定し、電動
機の駆動により、ラック35と連結棒36は一体とな
り、リニアーヘッド34を貫通して上方に移動する。
【0011】図9に示す連結棒36の上端には第一の投
光器取付枠37を固定する。投光器取付枠37の下端水
平部先端にはレーザー光線の投光器16を取り付け、上
端水平部先端には孔42、下端水平部に孔43を設け、
上下移動ねじ棒38を回動自在に貫通支持させる。上下
移動ねじ棒38と螺合するねじ孔44を設けた第二の投
光器取付枠39にはレーザー光線の投光器15を取り付
ける。第一の投光器取付枠37にはガイドレール40を
設け、ガイドレール40と溝状に密着して上下方向上へ
滑動容易にガイド41を第二の投光器取付枠39に固定
する。柱28の上部にはガイドレール45を固定し、ガ
イドレール45と溝状に密着して上下方向上へ滑動容易
にガイド46を投光器取付枠37の垂直部に固定する。
【0012】第一の投光器取付枠37の垂直部に図示省
略の目盛板を設け且、第二の投光器取付枠39に適宜指
針を設け、投光器間隔Aの寸法を正確に目盛板上にて読
み取るよう構成する。
【0013】ラック35の下端には突起47を設け、ラ
ック35が下端限に達した図9に示す位置において突起
47と係合する図示省略の下限用制限開閉器と、ラック
35、連結棒36、突起47が一体となり上端限に達し
た、一点鎖線にて示す突起48と係合する図示省略の上
限用制限開閉器を柱28に適宜支持せしめ固定し、上端
限及び下端限の位置においては、リニアーヘッド34の
電動機の回転を自動的に停止させる。
【0014】図8に示す電磁線輪内蔵の固定磁極49は
右側面を軸受23に固定すると共に、軸25を回転自在
に貫通せしめ、軸25の左端には接極子50を固定し、
固定磁極49の磁極面と接触対面させる。従って固定磁
極49の電磁線輪を励磁した時、接極子50は固定磁極
49の磁極面に吸引されて固定されるので、軸受23、
24に回動自在に支持された軸25は、軸受23、24
に固着状態となる。図9に示す回動操作把手31の上端
には押し釦スイッチ51を設け、必要に応じて押し釦ス
イッチ51を押し、常時閉路接点を開路にすれば固定磁
極49の電磁線輪は無励磁となり、軸25の左端の接極
子は固定磁極から釈放されて、軸25は軸受23、24
に対し自由に回動しうる様構成する。
【0015】図9に示す上下移動ねじ棒38の上端に固
定した「つまみ」52を時計方向へ回すと、第二の投光
器取付枠39がガイドレール40に沿って第一の投光器
取付枠37に対し下方に移動するので、投光器15、1
6の間隔A寸法を製材作業の所望の寸法に調整設定する
ことが出来る。また原木の直径に応じて図5に示す投光
器16の軌条面からの高さHは、運転作業者の手元に設
けた遠隔操作スイッチを操作してリニアーヘッド34を
駆動すると、第一の投光器取付枠37が、投光器15、
16の設定間隔寸法を保ちつつ上方に移動するので、光
ファイバーを通じて投光器15、16からのレーザー光
線は図5、図7に示す所望のH寸法にマーキングするこ
とが出来る。
【0016】以上の操作により既に述べた図5に示す投
光器15、16による原木側面へのレーザー光線による
マーキングを設定後、図6に示す位置へ原木6を前進さ
せ、上記のマーキングと図7に示す投光器17による垂
直面方向のマーキングを原木細径側の端面上の交点1
8、19において一致させて後、送材車を帯鋸盤に向か
って走行させて挽材する。
【0017】図7に示す原木6の両端面の細径側(図の
手前側)の半径と太径側(図の後方側)の半径の差が大
になると、細径側の中心と太径側の中心を結ぶ原木の中
心軸は、送材車の走行方向水平面に対し傾斜を生ずる。
従って原木の中心軸に平行に投光器15、16により原
木側面へレーザー光線によりマーキングするためには、
投光器15、16による原木側面へのレーザー光線を、
送材車の走行方向水平面に対し傾斜させる必要がある。
【0018】そのために図11の回動操作把手31を握
りながら、押し釦スイッチ51を押せば図8に示す固定
磁極49は無励磁状態となり、接極子50は釈放される
ので、図11の回動操作把手31を反時計方向に回動さ
せれば、柱28、投光器取付枠37、腕26、軸25は
一体となり、軸受23、24に軸支されながら回動す
る。従って、投光器15、16による原木側面へのレー
ザー光線によるマーキングは傾斜するので、傾斜度合い
を見ながら、原木の中心軸に平行になった位置におい
て、押し釦スイッチ51を釈放すれば、柱28は再び基
枠22に固着される。その後のA及びH寸法の設定調整
は前記の通りである。
【0019】図5に示す背板巾A寸法は原木6の中心に
対し上下等分に振り分けた状態を示したが、これに限定
するものではない。原木の直径が太い場合には図13に
示す状態に適用することも出来る。即ち原木6の中心線
の上半分に、背板巾A寸法を設定するために、H寸法を
前記方法により調整設定しマーキングをすれば、背板を
挽材した後の第二の挽材工程において、図3に示す鴨居
用板など2枚分を挽材することが出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の原木の挽材方法は、水平面方向
への2個の投光器による、背板巾を規制する正確な寸法
間隔に、原木の細径側端面及び全長方向側面に、原木の
中心軸に平行にレーザー光線によるマーキングをしなが
ら、鋸芯位置を示す垂直面方向のレーザー光線によるマ
ーキングと原木の細径側端面上にて一致する位置まで、
送材車上の原木をヘッドブロックにより前進させて後、
マーキング上に節などの有無を確かめ、帯鋸盤に向かっ
て走行して挽材するので、目測による背板巾設定による
挽材の欠点はすべて解消し、未熟練者でも効率の良い挽
材作業ができる有益な発明である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の原木の挽材方法を示す送材車正面図
【図2】図1の状態変化図
【図3】挽材端面拡大図
【図4】背板端面拡大図
【図5】本発明原木の挽材方法を示す送材車正面図
【図6】図5の状態変化図
【図7】本発明原木の挽材方法の要旨を示す斜視図
【図8】投光器本体正面図
【図9】図8のD矢視図
【図10】図8のE−E矢視図
【図11】図8のF−F矢視図
【図12】図8のG矢視図拡大図
【図13】図5の状態変化図
【符号の説明】
1 床面 2、3 軌条 4 台車 5 ベッド 6 原木 7 ヘッドブロック 8 鎹装置 9 鋸芯位置 10 歩出し駆動軸 11 背板 15、16、17 投光器 20、21 基柱 22 基枠 23、24 軸受 26 腕 28 柱 34 電磁ブレーキ、減速装置付電動機内蔵リニアーヘ
ッド 35 ラック 37 第一の投光器取付枠 38 ねじ棒 39 第二の投光器取付枠 40、45 ガイドレール 47 突起 49 電磁線輪内蔵固定磁極 50 接極子 51 押し釦スイッチ 53、54 ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原木を送材車に搭載して軌条の上を走行
    し、帯鋸盤にて挽材する製材装置において、原木の全長
    方向の表面上に、鋸芯位置をマーキングする垂直面方向
    のレーザー光線投光器と、原木の側面上に背板巾を規制
    する間隔の位置をマーキングする2個の横面方向の投光
    器を備え、鋸芯位置を示す垂直面方向の投光器によるマ
    ーキングが、前記横面方向の投光器によるマーキング
    と、原木細径側の端面上において一致する位置まで、ベ
    ッド上の原木をヘッドブロックにより移動させて後、帯
    鋸盤に向かって走行し、挽材することを特徴とする製材
    機における原木の挽材方法。
JP15593096A 1996-05-13 1996-05-13 製材機における原木の挽材方法 Pending JPH09300304A (ja)

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JP15593096A JPH09300304A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 製材機における原木の挽材方法

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JP (1) JPH09300304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040016232A (ko) * 2002-08-16 2004-02-21 이보형 절단장치

Cited By (1)

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