JPH09299860A - 溶剤供給管及び溶剤供給装置 - Google Patents

溶剤供給管及び溶剤供給装置

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JPH09299860A
JPH09299860A JP14675196A JP14675196A JPH09299860A JP H09299860 A JPH09299860 A JP H09299860A JP 14675196 A JP14675196 A JP 14675196A JP 14675196 A JP14675196 A JP 14675196A JP H09299860 A JPH09299860 A JP H09299860A
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JP
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syringe
solvent
case
adapter
cap
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JP14675196A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kosaka
一夫 小坂
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、溶剤供給管を狭い間隔で複数取り付
けられると共に、長時間使用でき生産効率を上昇させる
ようにする。 【解決手段】本発明は、溶剤を保有する所定形状の内部
空間を有するシリンジケースと、気体供給源とチユーブ
を介して接続されシリンジケースの開口部を閉塞するシ
リンジアダプタとを有する溶剤供給管において、シリン
ジアダプタはシリンジケースに固定される固定部と、固
定部とチユーブを介して着脱自在に装着されたキヤツプ
とを設けることにより、シリンジアダプタとシリンジケ
ースとを固定部を介して固定して溶剤供給管をシリンジ
アダプタの最小幅で複数取り付けられると共に、シリン
ジアダプタをシリンジケースの延長部分として用いるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図8及び図9) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶剤供給管及び溶
剤供給装置に関し、例えば製品の組み立て工程時におい
て微量の溶剤を外部に供給する場合に適用して好適なも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、カセツトテープレコーダ等の電化
製品や半導体装置を製造する場合の組み立て工程時にお
いて、例えばモータの軸に供給するグリースや、部品を
接着する際の瞬間接着剤、及び表面実装型電子部品を基
板に実装する際に用いられるクリームはんだ等の溶剤を
ごくわずかな量だけ供給するような場合にシリンジタイ
プのデイスペンサが用いられている。
【0004】図8は、デイスペンサにおけるシリンジ1
の構成を示す。シリンジ1はシリンジケース2が金属製
でなり、全長の大部分が所定径の長い筒形状で先端部が
丸く絞られた細い流出口を形成すると共に、この流出口
に金属製のニードル状でなるノズル3がねじ込まれて取
り付けられている。また、シリンジケース2の上端側開
口部2Aの周囲にはシリンジケース2の外径よりも大き
な外径でなるほぼ菱形状のフランジ2Bが形成されてい
る。
【0005】一方、シリンジケース2の上端側開口部2
Aに嵌装される樹脂製のシリンジアダプタ4は、上端側
開口部2Aに挿入される筒形状の挿入部4Aに溶剤の漏
洩を防止するためのOリング5が取り付けられ、またシ
リンジケース2との接合面の周縁部には断面コ字状のフ
ランジ4Bが形成されている。さらに、シリンジアダプ
タ4はシリンジケース2内の溶剤を外部に供給するため
に所定圧の空気をシリンジケース2内に供給するための
チユーブ6が上端部にカシメ等の手法によつて固着され
ている。
【0006】実際上、図9に示すようにデイスペンサは
狭い間隔で溶剤を供給しようとする場合、シリンジ1を
固定治具7に所定間隔づつ離して複数取り付ける。この
場合、シリンジ1はシリンジケース2のフランジ2Bに
シリンジアダプタ4のフランジ4Bを嵌め込んで90[
°] 回転させることにより、フランジ2Bとフランジ4
Bとを嵌め合わせて固定している。従つて、デイスペン
サとしてはチユーブ6を介して所定圧の空気をシリンジ
ケース2内に供給することによりシリンジケース2内に
貯えられた溶剤をノズル3から所定量づつ供給してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
デイスペンサにおいては、シリンジアダプタ4とシリン
ジケース2とを固定する際にシリンジアダプタ4を回転
させなければならない。従つて、デイスペンサではシリ
ンジ1を固定治具7に複数並べて使用する場合、シリン
ジアダプタ4の外径がシリンジケース2のフランジ2B
の外径よりもはるかに大きく、両隣のシリンジアダプタ
4と接触させないためにはシリンジ間同士のピツチAが
どうしても長くなつてしまう。
【0008】このように、デイスペンサはシリンジ1を
複数並べて使用する場合、シリンジ間同士のピツチAが
シリンジアダプタ4の外径によつて決定してしまうた
め、固定治具7にさらに狭いピツチでシリンジ1を複数
並べて使用することはできないという問題があつた。
【0009】また、デイスペンサはシリンジケース2内
に溶剤を補充する度ごとにシリンジアダプタ4をシリン
ジケース2から取り外さなければならない。ところが、
シリンジ1はシリンジケース2内の液体を漏洩させない
ようにするためOリング5等を用いてシリンジケース2
とシリンジアダプタ4とをしつかり固定しているので、
シリンジアダプタ4をシリンジケース2から取り外すに
はかなりの力が必要となる。
【0010】この場合、デイスペンサはシリンジケース
2の先端に設けたノズル3の針位置が精密に調整されて
あるので、シリンジケース2からシリンジアダプタ4を
取り外す力によつてノズル3の針位置が狂つてしまい、
その度ごとにデイスペンサを停止させてノズル3の針位
置を調整し直さなければならないという問題があつた。
【0011】さらに、シリンジ1は所定の規格に基づい
て製作されているためシリンジケース2自体に長さの制
限が有り、特に小径のシリンジケースを用いる場合は容
量が少なく頻繁に溶剤を補充しなければならないという
問題があつた。そこで、小径でかつ、筒部の長いシリン
ジケースを特別に注文して製作するにもコストがかかり
過ぎて現実的ではなかつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、溶剤供給管を狭い間隔で複数取り付けられると共
に、長時間使用し得る生産効率の良い溶剤供給管及び溶
剤供給装置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、溶剤を保有する所定形状の内部空
間を有するシリンジケースと、気体供給源とチユーブを
介して接続されシリンジケースの開口部を閉塞するシリ
ンジアダプタとを有する溶剤供給管において、シリンジ
アダプタはシリンジケースに固定される固定部と、固定
部とチユーブを介して着脱自在に装着されたキヤツプと
を設けることにより、シリンジアダプタとシリンジケー
スとを固定部を介して固定して溶剤供給管をシリンジア
ダプタの最小幅で複数取り付けられると共に、シリンジ
アダプタをシリンジケースの延長部分として用いること
ができる。
【0014】固定部は、溶剤を保有する内部空間を有
し、当該内部空間をシリンジケースの延長部分として用
いられるようにしたことにより、溶剤をより多く保有す
ることができる。
【0015】キヤツプは、チユーブの軸を中心として回
転自在に保持する保持手段を介してチユーブと接続され
るようにしたことにより、チユーブを回転によつてねじ
ることなくキヤツプを回転させて取り外すことができ
る。
【0016】シリンジアダプタが、凹部と凸部とのはめ
合いによつてシリンジケースと着脱するカプラでなるこ
とにより、シリンジアダプタとシリンジケースとをワン
タツチで着脱させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0018】図1においては、本発明による溶剤供給装
置としてのデイスペンサ10の全体構成を示す。デイス
ペンサ10は、制御部11と、溶剤供給管としてのシリ
ンジ12と、制御部11からシリンジ12へ所定圧の空
気を供給するためのチユーブ13とから構成されてい
る。このデイスペンサ10において、シリンジ12はシ
リンジケース21とシリンジアダプタ22とが固定され
ており、シリンジケース21の先端部にはノズル23が
取り付けられている。
【0019】また、制御部11はシリンジケース21内
に貯えられた溶剤をノズル23から外部に押し出すため
のシリンジケース21内に供給する空気の圧力を調整す
る圧力調整スイツチ14、溶剤を供給しないときにシリ
ンジ12のノズル23から溶剤が垂れることを防止する
ためシリンジケース21内に負圧空気を発生させる負圧
調整スイツチ15、及び溶剤の供給時間を制御するため
のタイマ16を具えている。
【0020】続いて図2は、デイスペンサ10における
シリンジ12の構成を示す。シリンジ12はシリンジケ
ース21が金属製でなり、全長の大部分が所定径の長い
筒形状で先端部が丸く絞られた細い流出口を形成すると
共に、この流出口に金属製のニードル状でなるノズル2
3がねじ込まれて取り付けられている。また、シリンジ
ケース21の上端側開口部21Aの周囲にはシリンジケ
ース21の外径よりも大きな外径を持つほぼ菱形状のフ
ランジ21Bが形成されている。
【0021】一方、シリンジケース21の上端側開口部
21Aに嵌装される樹脂製のシリンジアダプタ22は、
上端側開口部21Aに挿入される筒形状の金属でなるア
ダプタパイプ部22Aに溶剤の漏洩を防止するためのO
リング24が取り付けられ、またシリンジケース21と
の接合面の周縁部には断面コ字状のフランジ22Bが形
成されている。このフランジ22Bがフランジ21Bと
噛み合わされることにより、シリンジアダプタ22とシ
リンジケース21とが固定されるようになされている。
【0022】さらに、シリンジアダプタ22の上端部に
は着脱可能なキヤツプ25がアダプタパイプ部22Aに
取り付けられ、シリンジケース21内に溶剤を補充する
場合にキヤツプ25を取り外してそこから補充するよう
になされている。また、キヤツプ25には所定圧の空気
を供給するためのチユーブ13が取り付けられており、
カシメ等の手法によつてキヤツプ25と一体になるよう
に固着されている。
【0023】従つて、デイスペンサ10はシリンジ12
を用いて溶剤を供給する場合、溶剤を保有するシリンジ
ケース21内にチユーブ13を介して所定圧の空気をタ
イマ16で計測しながら所定時間供給することにより、
ノズル23から所定量の溶剤を外部に供給し得るように
なされている。また、デイスペンサ10は溶剤を供給し
ないときには所定圧の空気を供給する代わりに、負圧調
整スイツチ15をオンにしてシリンジケース21内に負
圧空気を発生させて溶剤を吸い上げるようにし、ノズル
23から溶剤が垂れることを防止するようになされてい
る。
【0024】次に、図3にはシリンジアダプタ22の詳
細な構成を示す。シリンジアダプタ22は、アダプタパ
イプ部22Aと、断面コ字状のフランジ部22Bと、ア
ダプタパイプ部22Aに取り付けられるキヤツプ25と
から形成されている。アダプタパイプ部22Aは、中空
の筒状でシリンジケース21の上端側開口部21Aに挿
入されるようになされており、フランジ部22Bに嵌合
される。また、このアダプタパイプ部22Aの内周面2
2Cは鏡面状に仕上げられており、アダプタパイプ部2
2Aがシリンジケース21内に挿入されてアダプタパイ
プ部22Aの内部空間にまで貯えられた溶剤がチユーブ
13を介して供給される空気によつて流れ易くなるよう
になされている。
【0025】また、アダプタパイプ部22Aはシリンジ
ケース21の内径よりごく僅かに小さな外径に加工され
た周側面上の一端部側の所定位置に溝部27が設けら
れ、当該溝部27に溝部27の外径とシリンジケース2
1の内径との差分値以上の直径でなるOリング28が取
り付けられている。これにより、シリンジ12では、O
リング28が溝部27に取り付けられた状態でアダプタ
パイプ部22Aをシリンジケース21内に挿入すること
により、供給される圧縮空気の漏洩を防止すると共に、
所定の長さ分だけ挿入されたアダプタパイプ部22Aの
ズレを防止し得るようになされている。
【0026】さらに、アダプタパイプ部22Aの周側面
上の他端部側にはキヤツプ25をネジ止めするためのネ
ジ部29が切られていると共に、当該ネジ部29の下側
の所定位置にも溝部30が設けられ、当該溝部30にも
Oリング28と同一外径のOリング31が取り付けられ
ている。従つて、シリンジアダプタ22はアダプタパイ
プ部22Aにキヤツプ25を取り付けると、Oリング3
1による圧縮された反発力により供給される圧縮空気の
漏洩を防止し得るようになされている。
【0027】ところで、アダプタパイプ部22Aの周側
面上には突部状の鍔部32が形成され、当該鍔部32の
下面32dはシリンジケース21のフランジ21Bに当
接させられるようになされ、鍔部32の上面32uはフ
ランジ部22Bの内面部分に当接させられるようになさ
れている。
【0028】一方、断面コ字状に形成されたフランジ部
22Bは、中心部にアダプタパイプ部22Aと軽く嵌合
し得る径の穴33と、当該穴33の周囲に亘つてアダプ
タパイプ部22Aの鍔部32が当接するための座繰り部
34とが形成されている。これにより、アダプタパイプ
部22Aの鍔部32がフランジ部22Bの座繰り部34
に当接することにより、アダプタパイプ部22Aがフラ
ンジ部22Bから上方に抜け出ることを防止するように
なされている。
【0029】また、キヤツプ25の内周面にもアダプタ
パイプ部22Aとの取り付けを行うためのネジ部36が
切られている。ここで、ネジ部36及びアダプタパイプ
部22A側のネジ部29は、キヤツプ25とアダプタパ
イプ部22Aとのネジによる着脱を容易にするためにネ
ジ切り数が少なく、キヤツプ25を数回回転させるだけ
で取り付け及び取り外しが容易にできるようになされて
いる。
【0030】これにより、シリンジアダプタ22はキヤ
ツプ25をアダプタパイプ部22Aに取り付ける際及び
取り外す際に余計な力をシリンジケース21に与えずに
済むようになされている。従つて、シリンジアダプタ2
2はキヤツプ25を軽く回転しさえすれば容易に着脱し
得、ノズル23の針位置を狂わす等の影響を何ら与えな
いようになされている。
【0031】ところで、アダプタパイプ部22Aに取り
付けられたキヤツプ25は、ロータリ継ぎ手35を介し
てチユーブ13と接続されている。図4は、このロータ
リ継ぎ手35の詳細な構成を示す。ロータリ継ぎ手35
は、本体部40がキヤツプ25内に嵌め込まれてネジ部
41で固定されている。また、本体部40の内周面には
ステンレスでなる筒状のシヤフト42が空気の流路とし
て設けられている。
【0032】また、ロータリ継ぎ手35はシヤフト42
に固定された接続部43にチユーブ13が所定の深さま
で挿入され、爪部44がチユーブ13にくい込んで引き
抜けないように固定されている。さらに、ロータリ継ぎ
手35は本体部40とシヤフト42との間にベアリング
45が取り付けられ、本体部40のベアリング45より
下方に位置する部分がシヤフト42との間ですべり軸受
を形成することにより、チユーブ13及び接続部43を
回転させることなく、本体部40とキヤツプ25とが一
体になつて回転し得るようになされている。
【0033】続いて、ロータリ継ぎ手35はベアリング
45の上部及び下部にゴム製のOリング46、47が取
り付けられ、これによりベアリング45を安定した状態
で固定するようになされている。このような構成のロー
タリ継ぎ手35を介してチユーブ13をキヤツプ25に
接続して一体に固定することにより、デイスペンサ10
はキヤツプ25を回転させてシリンジアダプタ22から
着脱する際にチユーブ13の回転によるねじれを防止し
ている。
【0034】以上の構成において、デイスペンサ10
は、シリンジアダプタ22とシリンジケース21とがフ
ランジ21B及びフランジ22Bで互いに噛み合わせて
固定され、ロータリ継ぎ手35によりチユーブ13を回
転させてねじることなくシリンジアダプタ22からキヤ
ツプ25を容易に取り外し可能にし、そこから溶剤を補
充できるようにした。これにより、デイスペンサ10は
図5に示すように固定治具7にシリンジ12を複数並べ
て取り付ける際においても、シリンジアダプタ22を回
転させる必要がないので狭いピツチで多くのシリンジ1
2を数多く取り付けることができる。
【0035】また、デイスペンサ10はシリンジアダプ
タ22とシリンジケース21とが固定され、キヤツプ2
5を軽く回転させれば容易にシリンジアダプタ22から
取り外すことができるので溶剤を容易に補充することが
できると共に、溶剤を補充する度ごとにノズル23の精
密な針位置が狂うことを防止できる。
【0036】さらに、デイスペンサ10はアダプタパイ
プ22Aをシリンジケース21の延長部分として使用す
ることができることにより、シリンジケース21の容量
が増えて溶剤をより多く保有することができる。かくし
て、デイスペンサ10はより多量の溶剤を保有し得るこ
とにより、溶剤の補充回数を減らすことができ、生産性
を向上させることができる。
【0037】以上の構成によれば、デイスペンサ10は
シリンジアダプタ22とシリンジケース21とが固定さ
れシリンジアダプタ22と軽いねじ込みにより着脱可能
なキヤツプ25を設けたことにより、シリンジ12を最
も狭いピツチで複数並べて取り付けることができると共
に、ノズル23の針位置を狂わすことなく溶剤の補充を
容易に行うことができる。
【0038】また、デイスペンサ10はシリンジアダプ
タ22のアダプタパイプ部22Aをシリンジケース21
の延長部分として使用することができることにより、シ
リンジ12に多量の溶剤を保有することができ、かくし
てシリンジ12を長時間使用し得、生産効率をより上げ
ることができる。
【0039】なお上述の実施例においては、デイスペン
サ10は図3に示すような構成のシリンジアダプタ22
を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、図6に示すように全長の長いアダプタパイ
プ部51でなるシリンジアダプタ50を用いるようにし
ても良い。これにより、デイスペンサ10はアダプタパ
イプ部51をシリンジケース52の延長部分として使用
することができるので、内径の小さな細いシリンジケー
スを用いる場合においても、より多量の溶剤を保有する
ことができ、その結果シリンジ50を長時間使用して生
産性をより向上させることができる。
【0040】また上述の実施例においては、デイスペン
サ10は図3に示すような構成のシリンジアダプタ22
のキヤツプ25によつて着脱し得るようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、図7に示すよう
に、ワンタツチ式のカプラ60を用いて着脱することに
より溶剤を補充するようにしても良い。この場合のカプ
ラ60は、シリンジケース61の所定位置に設けられた
溝部62に球63が嵌め込まれた状態でバネ64の力で
矢印Lに示す方向に押さえ付けることにより固定されて
いる。
【0041】このカプラ60をシリンジケース61から
取り外す場合、ユーザがカプラ60を矢印Rに示す方向
に引き抜こうとすると球63がテーパ部65にずれて溝
部62から外れ、カプラ60がシリンジケース61から
取り外されるようになされている。従つて、デイスペン
サ10はキヤツプ25の代わりにカプラ60を用いるこ
とにより、ネジによつて回転させて着脱するのではなく
ワンタツチでカプラ60を取り外すことができ、迅速に
溶剤の補充を行うことができる。これによりデイスペン
サ10は生産性をさらに向上させることができる。
【0042】さらに上述の実施例においては、固定部と
して断面コ字状のフランジ22Bを用いてシリンジケー
ス21のフランジ21Bと嵌め合いによつて固定するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、他の種々の形状による固定部を用いて固定するよう
にしても良い。
【0043】さらに上述の実施例においては、保持手段
としてロータリ継ぎ手35を介してチユーブ13と接続
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、要はチユーブ13を回転させてねじることなく
キヤツプ25を着脱し得れば他の種々の保持手段を用い
てチユーブ13と接続するようにしても良い。
【0044】さらに上述の実施例においては、金属製の
アダプタパイプ部22Aを用いるようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、樹脂製のものを用
いるようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、溶剤を保
有する所定形状の内部空間を有するシリンジケースと、
気体供給源とチユーブを介して接続されシリンジケース
の開口部を閉塞するシリンジアダプタとを有する溶剤供
給管において、シリンジアダプタはシリンジケースに固
定される固定部と、固定部とチユーブを介して着脱自在
に装着されたキヤツプとを設けることにより、シリンジ
アダプタとシリンジケースとを固定部を介して固定して
溶剤供給管をシリンジアダプタの最小幅で複数取り付け
られると共に、シリンジアダプタをシリンジケースの延
長部分として用いることができ、かくして長時間使用し
得る生産効率の良い溶剤供給管及び溶剤供給装置を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイスペンサの構成を
示す略線図である。
【図2】本発明の一実施例によるシリンジの構成を示す
略線的断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるアダプタパイプ部の構
成を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例によるロータリ継ぎ手の構成
を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるシリンジを狭いピツチ
で取り付けた状態を示す概略斜視図である。
【図6】他の実施例による全長の長いシリンジアダプタ
の構成を示す略線的断面図である。
【図7】他の実施例によるカプラの構成を示す略線的断
面図である。
【図8】従来のシリンジの構成を示す略線的断面図であ
る。
【図9】従来のシリンジをフランジの外径に応じたピツ
チで固定治具に取り付けた状態を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、12……シリンジ、2、21、52、61……シリ
ンジケース、3、23……ノズル、4、22、50……
シリンジアダプタ、5、24、28、31、46、47
……Oリング、6、13……チユーブ、10……デイス
ペンサ、11……制御部、14……圧力調整スイツチ、
15……負圧調整スイツチ、16……タイマ、25……
キヤツプ、27、30、62……溝部、29、36、4
1……ネジ部、32……鍔部、34……座繰り部、35
……ロータリ継ぎ手、40……本体部、42……シヤフ
ト、43……接続部、44……爪部、45……ベアリン
グ、51……アダプタパイプ部、60……カプラ、63
……球、64……バネ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤を保有する所定形状の内部空間を有す
    るシリンジケースと、 気体供給源とチユーブを介して接続され、上記シリンジ
    ケースの開口部を閉塞するシリンジアダプタとを有する
    溶剤供給管において、 上記シリンジアダプタは、 上記シリンジケースに固定される固定部と、 上記固定部と上記チユーブを介して着脱自在に装着され
    たキヤツプとを具えることを特徴とする溶剤供給管。
  2. 【請求項2】上記固定部は、上記溶剤を保有する内部空
    間を有し、当該内部空間は上記シリンジケースの延長部
    分として用いられることを特徴とする請求項1に記載の
    溶剤供給管。
  3. 【請求項3】上記キヤツプは、上記チユーブの軸を中心
    として回転自在に保持する保持手段を介して上記チユー
    ブと接続されることを特徴とする請求項1に記載の溶剤
    供給管。
  4. 【請求項4】上記シリンジアダプタは、凹部と凸部との
    はめ合いによつて上記シリンジケースと着脱するカプラ
    でなることを特徴とする請求項1に記載の溶剤供給管。
  5. 【請求項5】所定形状の空間を有するシリンジケース内
    に溶剤を保有し、気体供給源とチユーブを介して接続さ
    れたシリンジアダプタにより上記シリンジケースの開口
    部を閉塞し、上記気体供給源から上記チユーブを介して
    上記シリンジケース内に与えられる気体の圧力に基づい
    て上記シリンジケースの先端に設けられたノズルを介し
    て上記シリンジケース内の上記溶剤を外部に供給する溶
    剤供給装置において、 上記シリンジアダプタは、 上記シリンジケースに固定される固定部と、 上記固定部と上記チユーブを介して着脱自在に装着され
    たキヤツプとを具えることを特徴とする溶剤供給装置。
  6. 【請求項6】上記固定部は、上記溶剤を保有する内部空
    間を有し、当該内部空間は上記シリンジケースの延長部
    分として用いられることを特徴とする請求項5に記載の
    溶剤供給装置。
  7. 【請求項7】上記キヤツプは、上記チユーブの軸を中心
    として回転自在に保持する保持手段を介して上記チユー
    ブと接続されることを特徴とする請求項5に記載の溶剤
    供給装置。
  8. 【請求項8】上記シリンジアダプタは、凹部と凸部との
    はめ合いによつて上記シリンジケースと着脱するカプラ
    でなることを特徴とする請求項5に記載の溶剤供給装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253086A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Kenwood Corp 温度調整式シリンジ
JP2020517436A (ja) * 2017-04-21 2020-06-18 ノードソン コーポレーションNordson Corporation 吐出システム

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