JPH0929934A - オフセット印刷機 - Google Patents

オフセット印刷機

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JPH0929934A
JPH0929934A JP17884295A JP17884295A JPH0929934A JP H0929934 A JPH0929934 A JP H0929934A JP 17884295 A JP17884295 A JP 17884295A JP 17884295 A JP17884295 A JP 17884295A JP H0929934 A JPH0929934 A JP H0929934A
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JP
Japan
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roller
ink
temperature
rollers
cooling
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JP17884295A
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Kazuhiko Mine
一彦 嶺
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水なしオフセット印刷機でも長期間使用の場合
や高速度運転の場合にブランケット胴や版胴の清掃を頻
繁に行う為に頻繁に運転停止しなくてもこれらの胴に余
分なインキが溜まることを防止出来、余分なインキによ
り印刷媒体に汚れが生じることを防止出来るオフセット
印刷機を提供することである。 【解決する手段】インキ壺16Aから版胴14Aまでイ
ンキを供給するインキングユニット18Aの複数か所で
温度を測定する温度測定装置T1A乃至T9Aと、イン
キングユニットに含まれる複数のローラであり冷却媒体
が通過する空洞を有していて上記ユニットを冷却する冷
却ローラ22A,28A,34A,38A,42A,4
6Aと、温度測定装置により測定された複数か所の温度
をインキ壺から版胴に向かうに従い所定の範囲内で順次
高めていくよう冷却ローラによる冷却動作を制御する冷
却制御装置CCMAと、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平版オフセット
印刷を行うオフセット印刷機に関係しており、特にイン
キ壺から版胴までインキを供給するインキングユニット
に特徴を有するオフセット印刷機に関係している。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機で使用されるインキは
粘弾性物質であり、このインキは撹拌すると粘度が低下
して流動性が良くなり、静止させておくと粘度が増大し
て流動性が悪くなるという性質を有している。
【0003】インキの流動性はオフセット印刷機で印刷
される印刷物の品質に大きな影響を与える。即ち、イン
キの流動性が低ければオフセット印刷機で印刷される印
刷物の画線部の濃度が薄くなる。
【0004】この為にオフセット印刷機ではインキ壺か
ら版胴までインキを供給するインキングユニット中にお
いてインキを練りながらインキを運搬している。しかし
ながら所定時間内にブランケット胴から印刷媒体へと転
移されるインキの量(即ち、印刷速度)には上限がある
ので、インキの流動性が高まり過ぎるとインキ壺からイ
ンキングユニットにより版胴に供給されるインキの量が
ブランケット胴から印刷媒体へと転移されるインキの量
よりも多くなり、版胴やブランケット胴の外周面の画線
部やインキングユニット中のその他のローラの外周面に
インキが溜まる。版胴やブランケット胴においては外周
面の画線部に溜まったインキの量が上記画線部が保持可
能なインキの量を越えると、余分なインキは上記外周面
の画線部から非画線部に流出し非画線部に付着してしま
う。版胴やブランケット胴の外周面において非画線部に
付着したインキは印刷媒体に転移して、印刷媒体に汚れ
を生じさせる。
【0005】しかしながら、湿し水を使用するオフセッ
ト印刷の場合には湿し水の蒸発による冷却効果のお陰で
版胴やブランケット胴上のインキの温度を比較的安定さ
せることが出来ていて、上述した如く印刷媒体に汚れが
生じる現象はある程度抑制されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近では、インキング
ユニットから版胴へのインキ供給時に湿し水を使用せ
ず、版の非画線部に被覆したシリコン等の被膜によりイ
ンキを弾き、画線部のみにインキを付着させる、いわゆ
る水なしオフセット印刷機が使用されるようになって来
た。
【0007】この水なしオフセット印刷機では湿し水を
使用しないので、湿し水による冷却効果を享受すること
が出来ず、長時間の印刷や高速度運転の際には版胴やブ
ランケット胴の温度が上昇する。その結果、インキの温
度が上昇してインキの粘度が低下することによりインキ
の流動性が向上し、上述した如く印刷媒体に汚れが生じ
る現象が往々にして発生した。これはインキの流動性が
極めて高くなったことにより版の非画線部に被覆したシ
リコン等の被膜ではインキを弾くことが出来なくなった
ことが主たる原因である。
【0008】空冷または水冷の冷却装置を使用して版胴
の温度の上昇を抑制することにより版の非画線部に被覆
したシリコン等の被膜がインキを弾くことが出来なくな
る程にインキの流動性が高まることを防止することが行
なわれたが、そのような冷却装置を使用しただけでは、
上述した如く印刷媒体に汚れが生じる現象は防止できな
かった。
【0009】これは、インキの流動性の変化は温度上昇
時には早く温度低下時には遅く一旦増大したインキの流
動性が増大前の流動性の程度に戻るまでには最低2〜3
日を必要としているので、インキ壺から版胴までの間の
インキングユニット中で一旦インキの温度が所定の値よ
りも上昇してインキの流動性が所定の値よりも上昇して
しまうと版胴の温度の上昇を上述した如く抑制してイン
キの温度が所定の値よりも下降しても版胴においてイン
キの流動性は所定の値よりも下降しないからである。
【0010】従って水なしオフセット印刷機を長時間に
渡り使用する場合や高速度運転する場合には、ブランケ
ット胴や版胴の清掃を頻繁に行い、その度に水なしオフ
セット印刷機の運転を停止しなければならないので印刷
効率が低下するという問題が生じていた。
【0011】そして湿し水を使用する従来のオフセット
印刷機でもブランケット胴に至るまでにインキングユニ
ット中で一旦インキの温度が所定の値よりも上昇してイ
ンキの流動性が所定の値よりも上昇してしまうと湿し水
による冷却効果だけではインキの流動性を所定の値より
も下降させることが出来ず、上述した如く印刷媒体に汚
れが生じることになる。この場合にもブランケット胴や
版胴の清掃を行う為に湿し水を使用する従来のオフセッ
ト印刷機の運転を停止させなければならないので印刷効
率を低下させるという問題が生じていた。
【0012】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、水なしオフセット印刷機であっても長期間
に渡り使用する場合や高速度運転する場合にブランケッ
ト胴や版胴の清掃を頻繁に行う為に頻繁に運転を停止し
なくてもブランケット胴や版胴に余分なインキが溜まる
ことを防止出来、余分なインキにより印刷媒体に汚れが
生じることを防止出来るオフセット印刷機を提供するこ
とであり、さらには湿し水を使用するオフセット印刷に
おいてもインキの流動性をより良く制御出来てブランケ
ット胴や版胴に余分なインキが溜まることを防止し、余
分なインキにより印刷媒体に汚れが生じることを防止出
来、より安定した印刷濃度で印刷可能なオフセット印刷
機を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成するために、この発明に従ったオフセット印刷機
は:インキ壺から版胴までインキを供給するインキング
ユニットの複数か所で温度を測定する温度測定手段と;
インキングユニットを冷却する冷却手段と;温度測定手
段により測定された複数か所の温度に基づき冷却手段の
動作を制御し、インキングユニットによるインキ壺から
版胴までのインキの供給流れにおいてインキの温度を所
定の範囲内で序々に上昇させる冷却制御手段と;を備え
たことを特徴としている。
【0014】[作用]上述した如く構成されたことを特
徴とするこの発明に従ったオフセット印刷機では、イン
キ壺から版胴までインキを供給するインキングユニット
の複数か所で温度測定手段が温度を測定している。そし
てインキングユニットは冷却手段により冷却されてい
て、温度測定手段により測定された複数か所の温度に基
づき冷却手段の動作が冷却制御手段により制御される。
冷却制御手段はインキングユニットによるインキ壺から
版胴までのインキの供給流れにおいてインキの温度を所
定の範囲内で序々に上昇させるよう冷却手段の動作を制
御することにより、インキ壺から版胴までのインキング
ユニット中のインキの供給流れにおいてインキの温度が
所定の値以上になることを防止し、しかもインキ壺から
インキングユニットへの適切なインキ供給量を確保出来
てブランケット胴や版胴等に余分なインキを溜めること
がなく、印刷媒体に汚れを生じさせることなく印刷する
ことが出来る。
【0015】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従ったオフセット印刷機では:前記インキング
ユニット中には回転しながら相互に接触してインキ壺か
ら版胴までインキを供給する複数のローラが含まれてい
て、前記温度測定手段は、複数のローラ中の少なくとも
比較的温度が上昇しやすい複数のローラの温度を測定す
る、ことが好ましい。
【0016】なお本願の発明のオフセット印刷機におい
ては、前記インキングユニット中の複数のローラ中の比
較的温度が上昇しやすいローラの全ての温度を前記温度
測定手段により測定し、この測定結果に基づいて冷却制
御手段により冷却手段の動作を制御させることも当然可
能である。
【0017】前記比較的温度が上昇しやすいローラに
は、インキ元ローラ、インキ呼び出しローラ、そしてイ
ンキ受け渡しローラが含まれる。インキ呼び出しローラ
はインキ元ローラとインキ受け渡しローラとの間でこれ
らに交互に接触するよう揺動し、インキ元ローラからイ
ンキ受け渡しローラへとインキを移動させている。この
間にインキ呼び出しローラがインキ元ローラとインキ受
け渡しローラとに接触することにより発生する衝撃力
が、これらのローラに比較的温度が上昇しやすい傾向を
生じさせている。
【0018】前記インキングユニット中の複数のローラ
中で比較的温度が上昇しやすいローラには、バイブレー
ションローラ、またはバイブレーションローラと接触す
るローラの少なくともいずれか1つが含まれる。
【0019】バイブレーションローラはその径方向の両
側の2本のローラに接触した状態で自身の回転中心線に
沿った方向に往復動することにより上記2本のローラと
協働してインキを練っており、この為に摩擦熱を発生し
て比較的温度が上昇しやすい傾向にある。バイブレーシ
ョンローラと接触するローラもバイブレーションローラ
との摩擦やバイブレーションローラからの熱伝導により
比較的温度が上昇しやすい。
【0020】前記インキングユニット中の複数のローラ
中で比較的温度が上昇しやすいローラには、上記複数の
ローラ中で互いに接触しているインキ練りローラが摩擦
係数の高い材質でその表面が覆われている場合には、互
いに接触しているインキ練りローラどうしの少なくとも
いずれか一方が含まれる。
【0021】互いに接触しているインキ練りローラの両
方の表面の材質が摩擦係数の低い材質、例えば金属やテ
フロン、であった場合や、一方の表面の材質が摩擦係数
の高い材質、例えばゴム等、であり他方の表面の材質が
摩擦係数の低い材質、例えば金属やテフロン、であった
場合には、これら互いに接触しているインキ練りローラ
の間には大きな摩擦熱は生じないが、互いに接触してい
るインキ練りローラの両方の表面の材質が上述した如き
摩擦係数の高い材質の場合にはこれら互いに接触してい
るインキ練りローラの間に大きな摩擦熱が生じて比較的
温度が上昇しやすい。
【0022】前述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従ったオフセット印刷機では、前記インキン
グユニット中に回転しながら相互に接触してインキ壷か
ら版胴までインキを供給する複数のローラが含まれてい
ている場合には、前記冷却手段は前記複数のローラ中に
前記冷却制御手段により温度が制御される冷却ローラを
有していることが出来る。
【0023】前記冷却制御手段により前記インキングユ
ニットの複数のローラ中の前記冷却手段の冷却ローラの
温度を制御することで、前記インキングユニット中のイ
ンキの温度、即ちインキの粘度と流動性と、を所定の範
囲内で序々に上昇させることが出来る。
【0024】なおこの場合には、前記温度測定手段は冷
却ローラの温度を測定することが好ましい。また前記冷
却ローラは冷却媒体が通過する空洞を有していて、前記
冷却制御手段は冷却媒体の流量または冷却媒体の温度を
制御して前記冷却ローラの温度を制御することが出来
る。
【0025】このような構成の冷却ローラはインキの冷
却効率が高い。なおこの場合には、前記冷却手段は冷却
ローラに所定の温度の液体冷媒を供給し、前記冷却制御
手段は前記冷却手段が冷却ローラに供給する液体冷媒の
流量を制御する、よう構成することが好ましい。
【0026】比熱が大きい所定の温度の液体冷媒を冷却
ローラの空洞中に供給することにより、何等かの外乱に
より冷却ローラが温度変化を生じようとする傾向を押さ
えること出来る。即ち外乱に対して冷却ローラが所望の
温度を保とうとする機能を大きくすることが出来、これ
により外乱に対してインキの粘度が所望の値から変化す
ることを強く抑制することが出来、ひいては外乱に対し
てインキングユニットから版胴へのインキ供給量の変化
が生じることを強く抑制することが出来る。
【0027】前述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従ったオフセット印刷機では、前記温度測定
手段がさらに版の温度も測定することが好ましい。これ
は版の温度が所望の温度よりも過度に冷却されて版の画
線部に対するインキの乗りが悪くなるのを防止する為で
ある。
【0028】湿し水を使用するオフセット印刷機に使用
される版はインキが付着する画線部が非画線部に比べて
僅かに盛り上がっている平凸版であるが、湿し水を使用
しない水なしオフセット印刷機に使用される版はインキ
が付着する画線部が非画線部に比べて凹んでいる平凹版
である。このような平凹版においては、版の温度が所望
の温度よりも過度に冷却されると、インキングユニット
を介して版胴に供給されたインキも版に接触した途端に
冷却されて流動性を低下させ凹んだ画線部にインキが十
分充填されない場合が生じる。凹んだ画線部にインキが
十分充填されない部分が生じると、印刷媒体に版胴から
ブランケット胴を介して転写された画線において上記イ
ンキが十分充填されない部分の印刷に不良が発生するの
である。
【0029】しかも版胴は、断熱性に優れたブランケッ
トが巻かれているブランケット胴に比べると外部から負
荷される熱に影響される度合いが大きいので、前記温度
測定手段が版の温度を測定することは印刷品質を向上さ
せる為に重要である。以下、この発明の1つの実施の形
態に従ったオフセット印刷機の主要部を添付の図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0030】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の1つの実施の形
態に従ったオフセット印刷機に使用される輪転機の側面
図の上半分を概略的に示しており、図2はこの発明の上
記1つの実施の形態に従ったオフセット印刷機に使用さ
れる輪転機の側面図の下半分を概略的に示している。
【0031】上記輪転機は両面印刷用であって、また上
記オフセット印刷機は水なしオフセット印刷機である。
図1及び図2に示す如く上記両面印刷用輪転機は、図示
しない印刷媒体供給手段から供給されて来た印刷媒体1
0の両面を挟持する上下1対のブランケット胴12A,
12Bを備えている。なお印刷媒体10は枚葉紙の形態
であることが出来るし、円筒形状に巻装されている巻取
紙から引き出された長尺紙の形態であっても良い。また
印刷媒体10の材質もオフセット印刷が可能な材質であ
れば何でも良い。
【0032】上下1対のブランケット胴12A,12B
の夫々には、夫々を介して印刷媒体10の両面に印刷す
る画像の刷版が表面に設けられている上版ローラ14A
及び下版ローラ14Bが接触されている。
【0033】上版ローラ14Aの上方には上版ローラ1
4Aの為のインキを保持した上インキ壺16Aが配置さ
れていて、上版ローラ14Aと上インキ壺16Aとの間
には上インキ壺16Aから上版ローラ14Aへとインキ
を供給する上インキングユニット18Aが介在されてい
る。また、下版ローラ14Bの下方には下版ローラ14
Bの為のインキを保持した下インキ壺16Bが配置され
ていて、下版ローラ14Bと下インキ壺16Bとの間に
は下インキ壺16Bから下版ローラ14Bへとインキを
供給する下インキングユニット18Bが介在されてい
る。
【0034】上インキングユニット18Aの構造と下イ
ンキングユニット18Bの構造は上下1対のブランケッ
ト胴12A,12Bの間の印刷媒体搬送路を挟んで略上
下対称なので、以下の説明では上インキングユニット1
8Aの構造のみを説明し下インキングユニット18Bの
構造の説明は省略する。なお、上インキングユニット1
8Aの構成部材は以上の説明からわかる通り参照符号に
Aを付けることにより指摘し、下インキングユニット1
8Bにおいて上インキングユニット18Aの構成部材に
対応する構成部材には同じ参照符号にBを付けることに
より指摘する。
【0035】上インキングユニット18Aは相互に接触
し夫々が回転している複数のローラを含んでおり、複数
のローラには:所定の速度で所定の方向に回転中に上イ
ンキ壺16Aからインキキー20Aにより所望の流量の
インキが付着されるインキ元ローラ22Aと;所定の速
度で所定の方向に回転中にインキ元ローラ22Aに間欠
的に接触しインキ元ローラ22Aからインキを呼び出す
呼び出しローラ24Aと;所定の速度で所定の方向に回
転しており呼び出しローラ24Aが間欠的に接触するこ
とにより呼び出しローラ24Aからインキが受け渡され
る受け渡しローラ26Aと;所定の速度で所定の方向に
回転しているとともに自身の回転中心線に沿った方向に
往復動し受け渡しローラ26Aに接触して受け渡しロー
ラ26Aと協働してインキを練りながら受け渡しローラ
26Aからインキを受け取る第1のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ1)28Aと;所定の速度で所定の方
向に回転しており第1のバイブレーションローラ28A
に接触して第1のバイブレーションローラ28Aと協働
してインキを練りながら第1のバイブレーションローラ
28Aからインキを受け取る第1の練りローラ30A
と;所定の速度で所定の方向に回転しており第1の練り
ローラ30Aと接触して第1の練りローラ30Aからイ
ンキを受け取る第2の練りローラ32A(この実施例で
は下インキングユニット18Bは第2の練りローラが省
略されている)と;所定の速度で所定の方向に回転して
おり第2の練りローラ32Aと接触して第2の練りロー
ラ32Aからインキを受け取る銅メッキローラ34A
(この実施例では第2の練りローラが省略されている下
インキングユニット18Bでは銅メッキローラ34Bは
第1の練りローラ30Bに接触している)と;所定の速
度で所定の方向に回転しており銅メッキローラ34Aと
接触して銅メッキローラ34Aからインキを受け取る第
3の練りローラ36Aと;所定の速度で所定の方向に回
転しているとともに自身の回転中心線に沿った方向に往
復動し第3の練りローラ36Aに接触して第3の練りロ
ーラ36Aと協働してインキを練りながら第3の練りロ
ーラ36Aからインキを受け取る第2のバイブレーショ
ンローラ(往復ローラ2)38Aと;所定の速度で所定
の方向に回転しており第2のバイブレーションローラ3
8Aに接触して第2のバイブレーションローラ38Aと
協働してインキを練りながら第2のバイブレーションロ
ーラ38Aからインキを受け取るとともに、上版ローラ
14Aに接触して上版ローラ14Aにインキを着ける第
1のインキ着けローラ40Aと;が含まれている。
【0036】上インキングユニット18Aの複数のロー
ラにはさらに:所定の速度で所定の方向に回転している
とともに自身の回転中心線に沿った方向に往復動し第3
の練りローラ36Aに接触して第3の練りローラ36A
と協働してインキを練りながら第3の練りローラ36A
からインキを受け取る第3のバイブレーションローラロ
ーラ(往復ローラ3)42Aと;所定の速度で所定の方
向に回転しており第3のバイブレーションローラ42A
に接触して第3のバイブレーションローラ42Aと協働
してインキを練りながら第3のバイブレーションローラ
42Aからインキを受け取る第4の練りローラ44A
と;所定の速度で所定の方向に回転しているとともに自
身の回転中心線に沿った方向に往復動し第4の練りロー
ラ44Aに接触して第4の練りローラ44Aと協働して
インキを練りながら第4の練りローラ44Aからインキ
を受け取る第4のバイブレーションローラ(往復ローラ
4)46Aと;所定の速度で所定の方向に回転しており
第4のバイブレーションローラ46Aに接触して第4の
バイブレーションローラ46Aと協働してインキを練り
ながら第4のバイブレーションローラ46Aからインキ
を受け取るとともに、上版ローラ14Aの回転方向にお
いて第1のインキ着けローラ40Aよりも下流側で上版
ローラ14Aに接触して上版ローラ14Aにインキを着
ける第2のインキ着けローラ48Aと;所定の速度で所
定の方向に回転しており第4のバイブレーションローラ
46Aに接触して第4のローラ46Aと協働してインキ
を練りながら第4のバイブレーションローラ46Aから
インキを受け取るとともに、上版ローラ14Aの回転方
向において第2のインキ着けローラ48Aよりも下流側
で上版ローラ14Aに接触して上版ローラ14Aにイン
キを着ける第3のインキ着けローラ50Aと;が含まれ
ている。
【0037】この実施の形態では、上インキ壺16Aか
ら上インキングユニット18Aに供給されたインキの量
の略60%が第1のインキ着けローラ40Aを介して上
版ローラ14Aに供給されるとともに、上記インキの量
の略20%が第2のインキ着けローラ48Aを介して上
版ローラ14Aに供給され、さらには上記インキの量の
残りの略20%が第3のインキ着けローラ50Aを介し
て上版ローラ14Aに供給されている。
【0038】この実施の形態の上インキングユニット1
8Aはさらに、上版ローラ14Aの回転方向において第
1のインキ着けローラ40Aよりも上流側で上版ローラ
14Aに接触して上版ローラ14Aの版面からヒッキー
の原因となる物体を除去するヒッキーローラ52Aも含
んでいる。
【0039】この実施の形態では、第1乃至第9の放射
温度計T1A,T2A,T3A,T4A,T5A,T6
A,T7A,T8A,T9Aによりインキ元ローラ22
A,呼び出しローラ24A,受け渡しローラ26A,第
1の練りローラ30A,第3の練りローラ36A,第2
のバイブレーションローラ38A,第4の練りローラ4
4A,第4のバイブレーションローラ46A,そして第
3のインキ着けローラ50Aの夫々の表面温度(即ち、
夫々の表面におけるインキの温度)が測定されており、
第1乃至第9の放射温度計T1A,T2A,T3A,T
4A,T5A,T6A,T7A,T8A,T9Aが測定
した温度は冷却制御手段CCMAに送られる。
【0040】また上インキングユニット18A中でイン
キ元ローラ22A,第1のバイブレーションローラ(往
復ローラ1)28A,第2のバイブレーションローラ
(往復ローラ2)38A,第3のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ3)42A,第4のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ4)46A,そして銅メッキローラ3
4Aには冷却媒体が通過する空洞が形成されている。こ
の実施の形態では、上記冷却媒体として所定の温度に設
定された水が使用されていて、冷却制御手段CCMAが
上記冷却媒体の流量を調整することにより上述したイン
キ元ローラ22A,第1のバイブレーションローラ(往
復ローラ1)28A,第2のバイブレーションローラ
(往復ローラ2)38A,第3のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ3)42A,第4のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ4)46A,そして銅メッキローラ3
4Aの温度を所望の温度に調整し、ひいては上インキン
グユニット18A中においてこれらのローラを通過する
インキの温度を所望の温度に調整する。
【0041】そしてこのようにインキの温度を所望の温
度に調整する為に利用される上述したインキ元ローラ2
2A,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)
28A,第2のバイブレーションローラ(往復ローラ
2)38A,第3のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ3)42A,第4のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ4)46A,そして銅メッキローラ34Aは、イン
キを所望の温度に冷却する冷却手段の一種である冷却ロ
ーラとして機能する。
【0042】冷却制御手段CCMAは、第1乃至第6の
放射温度計T1A,T2A,T3A,T4A,T5A,
T6Aが測定した温度が所定の範囲内でこの順序で順次
高くなるようインキ元ローラ22A,第1のバイブレー
ションローラ(往復ローラ1)28A,銅メッキローラ
34A,そして第2のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ2)38Aの温度を所望の温度に調整するととも
に、第1乃至第5の放射温度計T1A,T2A,T3
A,T4A,T5A及び第7乃至第9の放射温度計T7
A,T8A,T9AAが測定した温度が所定の範囲内で
この順序で順次高くなるようインキ元ローラ22A,第
1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)28A,
銅メッキローラ34A,第3のバイブレーションローラ
(往復ローラ3)42A,そして第4のバイブレーショ
ンローラ(往復ローラ4)46Aの温度を所望の温度に
調整する。
【0043】図3には、冷却手段の一種であるこれら冷
却ローラに供給する冷却媒体の流量を調整してこれら冷
却ローラの温度を所望の温度に調整する為の冷却制御手
段CCMA,CCMBの構造が概略的に示されている。
【0044】図3に示す如く、この実施の形態のオフセ
ット印刷機の1つの輪転機中の上インキングユニット1
8A及び下インキングユニット18Bに向かっては、図
示しない給水源から3方弁60,流量計62,温度計6
4,開閉弁66,逆止弁68,開閉弁70を介して所定
の温度の水(冷却媒体)が所定の流量Qだけ供給され
る。
【0045】開閉弁70を通過した冷却媒体は、逆止弁
72を介して上インキングユニット18Aのインキ元ロ
ーラ22A,第1のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ1)28A,第2のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ2)38A,第3のバイブレーションローラ(往復
ローラ3)42A,第4のバイブレーションローラ(往
復ローラ4)46A,そして銅メッキローラ34Aの空
洞、及び下インキングユニット18Bのインキ元ローラ
22B,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ
1)28B,第2のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ2)38B,第3のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ3)42B,第4のバイブレーションローラ(往復
ローラ4)46B,そして銅メッキローラ34Bの空洞
に送られるとともにその一部が逆止弁74,オイルクー
ラ76,開閉弁78,流量計80A,及び温度計82A
を介して3方弁84Aの1つの入り口Aに流入される。
【0046】3方弁84Aの1つの入り口Aにはさら
に、上インキングユニット18Aのインキ元ローラ22
A,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)2
8A,第2のバイブレーションローラ(往復ローラ2)
38A,第3のバイブレーションローラ(往復ローラ
3)42A,第4のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ4)46A,そして銅メッキローラ34Aの空洞を通
過した冷却媒体が、夫々に対応した開閉弁V1A,V2
A,V3A,V4A,V5A,V6A及び上インキング
ユニット18Aの為の流量計80A及び温度計82Aを
介して流入される。
【0047】また下インキングユニット18Bのインキ
元ローラ22B,第1のバイブレーションローラ(往復
ローラ1)28B,第2のバイブレーションローラ(往
復ローラ2)38B,第3のバイブレーションローラ
(往復ローラ3)42B,第4のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ4)46B,そして銅メッキローラ34
Bの空洞を通過した冷却媒体は、夫々に対応した開閉弁
V1B,V2B,V3B,V4B,V5B,V6B及び
下インキングユニット18Bの為の流量計80B及び温
度計82Bを介して3方弁84Bの1つの入り口Aに流
入される。
【0048】図示しない給水源からこの1つの実施の形
態のオフセット印刷機の1つの輪転機中の上インキング
ユニット18A及び下インキングユニット18Bに向か
って供給された所定の温度の水(冷却媒体)はまた、上
インキングユニット18A及び下インキングユニット1
8Bの上流側の逆止弁72と上インキングユニット18
A及び下インキングユニット18Bの上流側の最後の開
閉弁70との間で上インキングユニット18Aの為の3
方弁84Aのもう1つの入り口B及び下インキングユニ
ット18Bの為の3方弁84Bのもう1つの入り口Bに
向かい分流されている。
【0049】上インキングユニット18Aの為の3方弁
84Aの出口ABと下インキングユニット18Bの為の
3方弁84Bの出口ABとの夫々は開閉弁86A,86
B,流量計付きフロースイッチ88,温度計90,逆止
弁92,開閉弁94,そして3方弁96を介して排水さ
れ、図示しない給水源に戻される。
【0050】ここで上インキングユニット18Aの為の
3方弁84Aの1つの入り口Aに流入する冷却媒体の流
量をQA1とし、下インキングユニット18Bの為の3方
弁84Bの1つの入り口Aに流入する冷却媒体の流量を
A2とし、上インキングユニット18Aの為の3方弁8
4Aのもう1つの入り口Bに流入する冷却媒体の流量を
B1とし、下インキングユニット18Bの為の3方弁8
4Bのもう1つの入り口Bに流入する冷却媒体の流量を
B2とし、さらに上インキングユニット18Aの為の3
方弁84Aの出口ABから流出する冷却媒体の流量をQ
AB1 とし、また下インキングユニット18Bの為の3方
弁84Bの出口ABから流出する冷却媒体の流量をQ
AB2 とすると、これらの流量QA1,QA2,QB1,QB2
AB1 ,そしてQAB2 の相互間とこの1つの実施の形態
のオフセット印刷機の1つの輪転機中の上インキングユ
ニット18A及び下インキングユニット18Bに向かっ
て図示しない給水源から供給される所定の温度の水(冷
却媒体)の所定の流量Qとの間には以下のような関係が
ある。
【0051】 Q=(QA1+QB1)+(QA2+QB2)=QAB1 +QAB2 このように構成されているこの1つの実施の形態のオフ
セット印刷機の冷却制御手段CCMA,CCMBにおい
ては、オフセット印刷機の暖気運転時には、図示しない
給水源に最も近い3方弁60の1つの入り口が閉鎖され
た状態でもう1つの入り口から比較的高い温度、例えば
摂氏45度以上、の温水が所定量、例えば200L/m
in.、供給される。この際には、上インキングユニッ
ト18Aの為の3方弁84Aの1つの入り口A及び下イ
ンキングユニット18Bの為の3方弁84Bの1つの入
り口Aの夫々は閉鎖されるので、上インキングユニット
18Aのインキ元ローラ22A,第1のバイブレーショ
ンローラ(往復ローラ1)28A,第2のバイブレーシ
ョンローラ(往復ローラ2)38A,第3のバイブレー
ションローラ(往復ローラ3)42A,第4のバイブレ
ーションローラ(往復ローラ4)46A,そして銅メッ
キローラ34Aの空洞及び下インキングユニット18B
のインキ元ローラ22B,第1のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ1)28B,第2のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ2)38B,第3のバイブレーション
ローラ(往復ローラ3)42B,第4のバイブレーショ
ンローラ(往復ローラ4)46B,そして銅メッキロー
ラ34Bの空洞は上述した比較的高い温度の温水で満た
される。この結果として、上インキングユニット18A
のインキ元ローラ22A,第1のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ1)28A,第2のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ2)38A,第3のバイブレーション
ローラ(往復ローラ3)42A,第4のバイブレーショ
ンローラ(往復ローラ4)46A,そして銅メッキロー
ラ34A、及び下インキングユニット18Bのインキ元
ローラ22B,第1のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ1)28B,第2のバイブレーションローラ(往復
ローラ2)38B,第3のバイブレーションローラ(往
復ローラ3)42B,第4のバイブレーションローラ
(往復ローラ4)46B,そして銅メッキローラ34B
の夫々の温度は所望の温度の近傍まで短時間で上昇され
る。
【0052】上インキングユニット18Aのインキ元ロ
ーラ22A,第1のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ1)28A,第2のバイブレーションローラ(往復ロ
ーラ2)38A,第3のバイブレーションローラ(往復
ローラ3)42A,第4のバイブレーションローラ(往
復ローラ4)46A,そして銅メッキローラ34A、及
び下インキングユニット18Bのインキ元ローラ22
B,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)2
8B,第2のバイブレーションローラ(往復ローラ2)
38B,第3のバイブレーションローラ(往復ローラ
3)42B,第4のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ4)46B,そして銅メッキローラ34Bの夫々の温
度が所望の温度の近傍まで到達したことを、上インキン
グユニット18Aにおいては第1乃至第9の放射温度計
T1A,T2A,T3A,T4A,T5A,T6A,T
7A,T8A,そしてT9Aにより直接または間接的
に、また下インキングユニット18Bにおいては第1乃
至第9の放射温度計T1B,T2B,T3B,T4B,
T5B,T6B,T7B,T8B,そしてT9Bにより
直接または間接的に、検知したら、図示しない給水源に
最も近い3方弁60の上記もう1つの入り口を閉鎖して
上記もう1つの入り口からの比較的高い温度、例えば摂
氏45度以上、の温水の供給を停止すると同時に、図示
しない給水源に最も近い3方弁60の上記入り口を開放
して図示しない給水源から所望の温度、例えば摂氏11
度、の冷水が所定量、例えば464L/min.、供給
される。
【0053】この際に、上インキングユニット18Aの
為の冷却制御手段CCMAは、図1に示された上インキ
ングユニット18Aにおいて第1乃至第6の放射温度計
T1A,T2A,T3A,T4A,T5A,そしてT6
Aの夫々が測定した温度がこれらの順で所定の範囲内で
順次上昇するとともに第1乃至第5の放射温度計T1
A,T2A,T3A,T4A,T5A,そして第7乃至
第9の放射温度計T7A,T8A,T9Aの夫々が測定
した温度がこれらの順で所定の範囲内で順次上昇するよ
う、上インキングユニット18Aの図3を参照しながら
上述した種々の冷却ローラの為の開閉弁V1A,V2
A,V3A,V4A,V5A,V6Aの夫々を通過する
液体冷媒の流量及び3方弁84Aの1つの入り口Aから
流入する液体冷媒の流量QA1ともう1つの入り口Bから
流入する液体冷媒の流量QB1の比率を調整する。
【0054】より詳細に説明すると、冷却制御手段CC
MAにおいてインキ元ローラ22Aに対応する開閉弁V
1A,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)
28Aに対応する開閉弁V2A,銅メッキローラ34A
に対応する開閉弁V6Aは、夫々に対応したローラ(具
体的にはインキ元ローラ22A)または上インキングユ
ニット18A中で上インキ壺16Aから銅メッキローラ
34Aの直後の第3の練りローラ36Aまでのインキ供
給流れにおいて夫々に対応したローラ(具体的にはイン
キ元ローラ22A,第1のバイブレーションローラ(往
復ローラ1)28A,そして銅メッキローラ34A)の
直後に位置するローラ(具体的には呼び出しローラ24
A,受け渡しローラ26A,第1の練りローラ30A,
そして第3の練りローラ36A)において第1乃至第5
の放射温度計T1A,T2A,T3A,T4A,T5A
の夫々により測定された温度がこの順序で順次所定の範
囲内で序々に上昇するよう弁開度が調整される。
【0055】さらに第2のバイブレーションローラ(往
復ローラ2)38Aに対応する開閉弁V3Aはそれに対
応したローラ(具体的には第2のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ2)38A)において第6の放射温度計
T6Aにより測定された温度がその前の第3の練りロー
ラ36Aにおいて第5の放射温度計T5Aにより測定さ
れた温度から所定の範囲内で上昇するよう弁開度が調整
される。
【0056】またさらに第3のバイブレーションローラ
(往復ローラ3)42Aに対応する開閉弁V4Aは、対
応したローラの直後に位置するローラ(具体的には第4
の練りローラ44A)において第7の放射温度計T7A
により測定された温度がその前の第3の練りローラ36
Aにおいて第5の放射温度計T5Aにより測定された温
度から所定の範囲内で上昇するよう弁開度が調整され
る。
【0057】さらに第4のバイブレーションローラ(往
復ローラ4)46Aに対応する開閉弁V5Aは、対応し
たローラ及びその直後に位置するローラ(具体的には第
3のインキ着けローラ50A)において第8の放射温度
計T8A及び第9の放射温度計T9Aにより測定された
温度がその前の第7の放射温度計T7Aにより測定され
た温度から所定の範囲内で順次上昇するよう弁開度が調
整される。
【0058】またこの際に、下インキングユニット18
Bの為の冷却制御手段CCMBは、上インキングユニッ
ト18Aの為の冷却制御手段CCMAと同様に作用す
る。即ち、図2に示された下インキングユニット18B
において第1乃至第6の放射温度計T1B,T2B,T
3B,T4B,T5B,そしてT6Bの夫々が測定した
温度がこれらの順で所定の範囲内で順次上昇するととも
に第1乃至第5の放射温度計T1B,T2B,T3B,
T4B,T5B,そして第7乃至第9の放射温度計T7
B,T8B,T9Bの夫々が測定した温度がこれらの順
で所定の範囲内で順次上昇するよう、下インキングユニ
ット18Bの図3を参照しながら上述した種々の冷却ロ
ーラの為の開閉弁V1B,V2B,V3B,V4B,V
5B,V6Bの夫々を通過する液体冷媒の流量及び3方
弁84Bの1つの入り口Aから流入する液体冷媒の流量
QB A1ともう1つの入り口Bから流入する液体冷媒の流
量QB1の比率を調整する。
【0059】より詳細に説明すると、冷却制御手段CC
MBにおいてインキ元ローラ22Bに対応する開閉弁V
1B,第1のバイブレーションローラ(往復ローラ1)
28Bに対応する開閉弁V2B,銅メッキローラ34B
に対応する開閉弁V6Bは、夫々に対応したローラ(具
体的にはインキ元ローラ22B)または下インキングユ
ニット18B中で下インキ壺16Bから銅メッキローラ
34Bの直後の第3の練りローラ36Bまでのインキ供
給流れにおいて夫々に対応したローラ(具体的にはイン
キ元ローラ22B,第1のバイブレーションローラ(往
復ローラ1)28B,そして銅メッキローラ34B)の
直後に位置するローラ(具体的には呼び出しローラ24
B,受け渡しローラ26B,第1の練りローラ30B,
そして第3の練りローラ36B)において第1乃至第5
の放射温度計T1B,T2B,T3B,T4B,T5B
の夫々により測定された温度がこの順序で順次所定の範
囲内で序々に上昇するよう弁開度が調整される。
【0060】さらに第2のバイブレーションローラ(往
復ローラ2)38Bに対応する開閉弁V3Bはそれに対
応したローラ(具体的には第2のバイブレーションロー
ラ(往復ローラ2)38B)において第6の放射温度計
T6Bにより測定された温度がその前の第3の練りロー
ラ36Bにおいて第5の放射温度計T5Bにより測定さ
れた温度から所定の範囲内で上昇するよう弁開度が調整
される。
【0061】またさらに第3のバイブレーションローラ
(往復ローラ3)42Bに対応する開閉弁V4Bは、対
応したローラの直後に位置するローラ(具体的には第4
の練りローラ44B)において第7の放射温度計T7B
により測定された温度がその前の第3の練りローラ36
Bにおいて第5の放射温度計T5Bにより測定された温
度から所定の範囲内で上昇するよう弁開度が調整され
る。
【0062】さらに第4のバイブレーションローラ(往
復ローラ4)46Bに対応する開閉弁V5Bは、対応し
たローラ及びその直後に位置するローラ(具体的には第
3のインキ着けローラ50B)において第8の放射温度
計T8B及び第9の放射温度計T9Bにより測定された
温度がその前の第7の放射温度計T7Bにより測定され
た温度から所定の範囲内で順次上昇するよう弁開度が調
整される。
【0063】以上詳述した上インキングユニット18A
の為の冷却制御手段CCMAの作用及び下インキングユ
ニット18Bの為の冷却制御手段CCMBの作用のおか
げにより、上述した1つの実施の形態のオフセット印刷
機の運転中に上インキングユニット18A中で上インキ
壺16Aから上版胴14Aへと供給されるインキの温度
及び下インキングユニット18B中で下インキ壺16B
から下版胴14Bへと供給されるインキの温度の夫々を
上インキ壺16Aから上版胴14Aへと、そして下イン
キ壺16Bから下版胴14Bへと順次所定の範囲内で序
々に上昇させることが出来る。ひいては上インキングユ
ニット18A中で上インキ壺16Aから上版胴14Aへ
と供給されるインキの粘度(流動性)及び下インキング
ユニット18B中で下インキ壺16Bから下版胴14B
へと供給されるインキの粘度(流動性)の夫々を上イン
キ壺16Aから上版胴14Aへと、そして下インキ壺1
6Bから下版胴14Bへと順次所定の範囲内で序々に上
版胴14A及び下版胴14Bにおける印刷に適した粘度
(流動性)へと上昇させることが出来る。さらに、上イ
ンキングユニット18Aにより上インキ壺16Aから上
版胴14Aへと供給されるインキの量及び下インキング
ユニット18Bにより下インキ壺16Bから下版胴14
Bへと供給されるインキの量の夫々が所望の値に制御出
来て、上版胴14aと上ブランケット胴12Aとの組み
合わせ及び下版胴14Bと下ブランケット胴12Bとの
組み合わせの夫々において印刷媒体10の両面に転移さ
れるインクの量との釣り合いを常に適切にすることが出
来る。この為に、上記前者の組み合わせ及び上記後者の
組み合わせでインクが過剰になり、過剰なインキが印刷
媒体10に付着して印刷媒体10が汚されることを確実
に防止することが出来る。
【0064】なお上述した1つの実施の形態では、上イ
ンキングユニット18A及び下インキングユニット18
Bの夫々において9箇所の温度しか測定されていなかっ
たが、上インキングユニット18A及び下インキングユ
ニット18Bの夫々において含まれる全てのローラの表
面温度を測定し、上記夫々に含まれる全てのローラの表
面温度が上インキングユニット18Aにおいては上イン
キ壺16Aから上版胴14Aへと向かうにつれて、そし
て下インキングユニット18Bにおいては下インキ壺1
6Bから上版胴14Aへと向かうにつれて、順次所定の
範囲内で序々に上昇するよう上インキングユニット18
A及び下インキングユニット18Bの夫々に含まれる上
述した種々の冷却ローラにおける冷却を冷却制御手段C
CMA及びCCMBにより制御させることが可能であ
る。
【0065】また上インキングユニット18A及び下イ
ンキングユニット18Bの夫々の複数の箇所の温度を測
定するのに上述した如き放射温度計に代わり現存する種
々の温度計を使用することが出来るのはもちろんのこ
と、例えばサーモグラフも使用することが出来る。
【0066】インキ呼び出しローラ24Aまたは24B
はインキ元ローラ22Aまたは22Bからインキ受け渡
しローラ26Aまたは26Bへとインクを運搬する為に
インキ元ローラ22Aまたは22Bとインキ受け渡しロ
ーラ26Aまたは26Bとの間でこれらに交互に接触す
るよう揺動するが、この間に上記接触により発生する衝
撃力により、インキ呼び出しローラ24Aまたは24B
や、インキ元ローラ22Aまたは22Bやインキ受け渡
しローラ26Aまたは26Bは比較的温度が上昇しやす
い傾向にある。
【0067】第1のバイブレーションローラ(往復ロー
ラ1)28Aまたは28B,第2のバイブレーションロ
ーラ(往復ローラ2)38Aまたは38B,第3のバイ
ブレーションローラ(往復ローラ3)42Aまたは42
B,第4のバイブレーションローラ(往復ローラ4)4
6Aまたは46Bの夫々はその径方向の両側の2本のロ
ーラに接触した状態で自身の回転中心線に沿った方向に
往復動することにより上記2本のローラと協働してイン
キを練っているが、この為に摩擦熱を発生して比較的温
度が上昇しやすい傾向にある。そしてこれら第1乃至第
4のバイブレーションローラ28A,28B,38A,
38B,42A,42B,46A,46Bと接触するロ
ーラもこれら第1乃至第4のバイブレーションローラ2
8A,28B,38A,38B,42A,42B,46
A,46Bとの摩擦や第1乃至第4のバイブレーション
ローラ28A,28B,38A,38B,42A,42
B,46A,46Bからの熱伝導により比較的温度が上
昇しやすい。
【0068】図1及び図2に示された1つの実施の形態
では、第1乃至第4のバイブレーションローラ28A,
28B,38A,38B,42A,42B,46A,4
6Bと接触するローラは、第1のバイブレーションロー
ラ28Aまたは28Bに対してはインキ受け渡しローラ
26Aまたは26Bと第1の練りローラ30Aまたは3
0Bであり、第2のバイブレーションローラ38Aまた
は38Bに対しては第3の練りローラ36Aまたは36
Bと第1のインキ着けローラ40Aまたは40Bであ
り、第3のバイブレーションローラ42Aまたは42B
に対しては第3の練りローラ36Aまたは36Bと第4
の練りローラ44Aまたは44Bであり、さらに第4の
バイブレーションローラ46Aまたは46Bに対しては
第4の練りローラ44Aまたは44Bと第2のインキ着
けローラ48Aまたは48Bと第3のインキ着けローラ
50Aまたは50Bである。
【0069】図1及び図2に示された1つの実施の形態
ではさらに、第1乃至第4のインキ練りローラ30Aま
たは30B,32A,36A,36B,44A,44B
は擦係数の高い材質、例えばゴム等、により覆われてい
るので、これらの中で互いに接触している第1及び第2
のインキ練りローラ30A及び32Aは大きな摩擦熱が
生じて比較的温度が上昇しやすい。
【0070】さらにまた上インキングユニット18A及
び下インキングユニット18Bの夫々の冷却手段とし
て、図1及び図2に2点鎖線で示した如く上インキング
ユニット18A及び下インキングユニット18Bの夫々
の所望の箇所に対応して気体噴出ノズル100を設置
し、この気体噴出ノズル100から所望の温度の気体
(冷却媒体)を所望の量吹き付けるような構造を採用す
ることも出来る。
【0071】このような気体噴出ノズル100は、上述
した種々の構造の冷却手段と組み合わせることが可能で
ある。なお上述した如く構成されている上インキングユ
ニット18A及び下インキングユニット18Bは、湿し
水使用するオフセット印刷機にも適用可能であり、この
場合にも、上インキングユニット18A及び下インキン
グユニット18Bにおいてインキの流動性が従来の湿し
水使用するオフセット印刷機の上インキングユニット及
び下インキングユニットに比べるとより良く制御出来る
ので、従来よりもより安定した印刷濃度で印刷可能とす
ることが出来る。
【0072】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従ったオ
フセット印刷機によれば、水なしオフセット印刷機であ
っても長期間に渡り使用する場合や高速度運転する場合
にブランケット胴や版胴の清掃を頻繁に行う為に頻繁に
運転を停止しなくてもブランケット胴や版胴に余分なイ
ンキが溜まることを防止出来て余分なインキにより印刷
媒体に汚れが生じることを防止出来、さらには湿し水を
使用するオフセット印刷においてもインキの流動性をよ
り良く制御出来てブランケット胴や版胴に余分なインキ
が溜まることを防止し、余分なインキにより印刷媒体に
汚れが生じることを防止出来、より安定した印刷濃度で
印刷可能とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1つの実施の形態に従ったオフセッ
ト印刷機に使用される輪転機の上半分を概略的に示す側
面図である。
【図2】図1に示されたこの発明の1つの実施の形態に
従ったオフセット印刷機に使用される輪転機の下半分を
概略的に示す側面図である。
【図3】図1に示されたこの発明の1つの実施の形態に
従ったオフセット印刷機に使用される冷却手段の一種で
ある冷却ローラに供給する冷却媒体の流量を調整してこ
れら冷却ローラの温度を所望の温度に調整する為の冷却
制御手段の構造を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10…印刷媒体、12A,12B…ブランケット胴、1
4A…上版ローラ、14B…下版ローラ、16A…上イ
ンキ壺、16B…下インキ壺、18A…上インキングユ
ニット、18B…下インキングユニット、20A,20
B…インキキー、22A,22B…インキ元ローラ(冷
却ローラ)、24A,24B…呼び出しローラ、26
A,26B…受け渡しローラ、28A,28B…第1の
バイブレーションローラ(冷却ローラ)、30A,30
B…第1の練りローラ、32A…第2の練りローラ、3
4A,34B…銅メッキローラ(冷却ローラ)、36
A,36B…第3の練りローラ、38A,38B…第2
のバイブレーションローラ(冷却ローラ)、40A,4
0B…第1のインキ着けローラ、42A,42B…第3
のバイブレーションローラ(冷却ローラ)、44A,4
4B…第4の練りローラ、46A,46B…第4のバイ
ブレーションローラ(冷却ローラ)、48A,48B…
第2のインキ着けローラ、50A,50B…第3のイン
キ着けローラ、52A,52B…ヒッキーローラ、60
…3方弁、62…流量計、64…温度計、66…開閉
弁、68…逆止弁、70…開閉弁、72…逆止弁、74
…逆止弁、76…オイルクーラ、78…開閉弁、80
A,80B…流量計、82A,82B…温度計、84
A,84B…3方弁、86A,86B…開閉弁、88…
流量計付きフロースイッチ、90…温度計、92…逆止
弁、94…開閉弁、96…3方弁、100…気体噴出ノ
ズル(冷却手段)、T1A,T2A,T3A,T4A,
T5A,T6A,T7A,T8A,T9A,T1B,T
2B,T3B,T4B,T5B,T6B,T7B,T8
B,T9B…放射温度計、CCMA,CCMB…冷却制
御手段、V1A,V2A,V3A,V4A,V5A,V
6A,V1B,V2B,V3B,V4B,V5B,V6
B…開閉弁。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ壺から版胴までインキを供給する
    インキングユニットの複数か所で温度を測定する温度測
    定手段と;インキングユニットを冷却する冷却手段と;
    温度測定手段により測定された複数か所の温度に基づき
    冷却手段の動作を制御し、インキングユニットによるイ
    ンキ壺から版胴までのインキの供給流れにおいてインキ
    の温度を所定の範囲内で序々に上昇させる冷却制御手段
    と;を備えたことを特徴とするオフセット印刷機。
  2. 【請求項2】 前記インキングユニット中には回転しな
    がら相互に接触してインキ壺から版胴までインキを供給
    する複数のローラが含まれていて、 前記温度測定手段は、複数のローラ中の少なくとも比較
    的温度が上昇しやすい複数のローラの温度を測定する、 ことを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷機。
  3. 【請求項3】 前記比較的温度が上昇しやすいローラに
    は、インキ元ローラ、インキ呼び出しローラ、そしてイ
    ンキ受け渡しローラが含まれる、 ことを特徴とする請求項2に記載のオフセット印刷機。
  4. 【請求項4】 前記比較的温度が上昇しやすいローラに
    は、バイブレーションローラ、またはバイブレーション
    ローラと接触するローラの少なくともいずれか1つが含
    まれる、 ことを特徴とする請求項2に記載のオフセット印刷機。
  5. 【請求項5】 前記比較的温度が上昇しやすいローラに
    は、互いに接触しているインキ練りローラどうしの少な
    くともいずれか一方が含まれ、 その互いに接触しているインキ練りローラは摩擦係数の
    高い材質でその表面が覆われている、 ことを特徴とする請求項2に記載のオフセット印刷機。
  6. 【請求項6】 前記インキングユニット中には回転しな
    がら相互に接触してインキ壷から版胴までインキを供給
    する複数のローラが含まれていて、 前記冷却手段は前記複数のローラ中に複数の冷却ローラ
    を有しており、 前記冷却制御手段は、複数の冷却ローラの温度を制御す
    る,ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載のオフセット印刷機。
  7. 【請求項7】 前記冷却ローラは冷却媒体が通過する空
    洞を有していて、前記冷却制御手段は冷却媒体の流量ま
    たは冷却媒体の温度を制御して前記冷却ローラの温度を
    制御する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項
    に記載のオフセット印刷機。
  8. 【請求項8】 前記温度測定手段はさらに版の温度も測
    定する、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項
    に記載のオフセット印刷機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155644A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Man Roland Druckmas Ag インキ装置内のインキ給送を制御するための装置
US8183865B2 (en) 2007-06-21 2012-05-22 Siemens Aktiengesellschaft Magnetic resonance system and method for correction of movement artifacts

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