JPH09298716A - 情報再生方法 - Google Patents

情報再生方法

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JPH09298716A
JPH09298716A JP8318631A JP31863196A JPH09298716A JP H09298716 A JPH09298716 A JP H09298716A JP 8318631 A JP8318631 A JP 8318631A JP 31863196 A JP31863196 A JP 31863196A JP H09298716 A JPH09298716 A JP H09298716A
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淳一 由雄
Sumio Hosaka
純夫 保阪
Hisao Matsuoka
久雄 松岡
Yoichiro Tsuda
洋一郎 津田
Shoichi Katagiri
章一 片桐
Satoru Nomura
知 野村
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Pioneer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字等の副画像情報を主画像情報の一部の領
域に選択的に混合して良好に再生することができる。 【構成】 デイジタルオーデイオ信号が記録された第1
の記録媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタル
オーデイオ信号、副画像情報を担う画像信号及び主画像
情報と副画像情報の混合比を指定する混合比指定情報が
記録された第2の記録媒体とを再生可能な再生装置にお
ける情報再生方法であって、再生される記録媒体が第2
の記録媒体であると判定された場合、第2の記録媒体か
ら得られる読取信号から主画像情報、副画像情報及び混
合比指定情報を復調し、混合比指定情報に応じた混合割
合で主画像情報に副画像情報を混合した画像信号を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像情報が記録さ
れた記録媒体の情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンパクトディスク(以下、CD
と略記する)と称される外径が約12cmのデイジタル
オーディオディスクに画像情報をサブコードとして記録
し再生する方式が提案されている。サブコードは、8ビ
ットで形成され、このサブコードを形成するビット群
は、P、Q、R、S、T、U、V、Wの8チャンネルに
分割されている。画像情報をサブコードとして記録し再
生する方式においては、図27に示す如く画像情報に対
応するデータは、サブコードを形成する8ビットのうち
のチャンネルR〜Wの6ビットで1シンボルが形成さ
れ、98シンボルが1ブロックとして扱われる。この9
8シンボルのうちの2シンボルは同期信号として使用さ
れ、残りの96シンボルを4等分して得られる24シン
ボルがデータの最小単位[パック(Pack)]として
扱われ、1つの画像処理命令を構成している。
【0003】この24シンボルのうちの最初のシンボル
(以下、シンボル0と称す)は、モードを示す。このモ
ードを示すシンボル0に続くシンボル1は、命令の種類
を示すインストラクション(INSTRUCTION)
である。インストラクションに続くシンボル2及びシン
ボル3は、誤り訂正符号であるパリティQである。パリ
ティQに続くシンボル4からシンボル19までの各シン
ボルは、データフィールドを形成し、色情報等を含む。
データフィールドに続くシンボル20からシンボル23
までの各シンボルはパック内の情報を保護するための誤
り訂正符号であるパリティPである。
【0004】モードにはゼロモード、ライングラフィッ
クスモード、TVグラフィックスモード及びユーザモー
ドの4種類のモードが存在する。ゼロモードは、例えば
表示画面に何ら操作を行なわない、すなわち画像をその
ままにしておきたいときのためのモードであり、パック
内のデータは全て0である。
【0005】ライングラフィックスモードは、例えばプ
レーヤ前面に液晶ディスプレイ等を設けて曲の説明文等
を表示するためのモードであり、図28に示す如く横2
88[ピクセル(PIXEL)]×縦24[ピクセル]
の横長の画面が構成される。尚、ピクセルとは、表示可
能な最小画素をいい、横(COLUMN)方向において
6ピクセルに分割されかつ縦(ROW)方向において1
2ピクセルに分割されているフォント(FONT)と称
される画面構成単位毎に画像処理がなされるのが通常で
ある。
【0006】このライングラフィックスモードにおいて
表示可能なフォント数は、横方向においては48、縦方
向においては2であり、これをスクリーンエリヤと称し
ている。そして、スクロール機能のためにスクリーンエ
リヤの外側に上下、左右それぞれに1フォントずつ加え
て得られる横50[フォント]×縦4[フォント]の画
面上の各ピクセルに対応する番地を有するメモリによっ
て画像処理を行なうようにサブコードが形成される。
尚、スクリーンエリヤの外側のエリヤはボーダー(BO
RDER)と称される。
【0007】TVグラフィックスモードは、テレビ画面
上に画像を表示するためのモードであり、図29に示す
如く横288[ピクセル]×縦192[ピクセル]の画
面が構成される。このTVグラフィックスモードにおい
て表示可能なフォント数は、横方向においては48、縦
方向においては16である。また、このTVグラフィッ
クスモードにおいても、スクリーンエリヤの外側に上
下、左右それぞれに1フォントずつ加えて得られる横5
0[フォント]×縦18[フォント]の画面上の各ピク
セルに対応する番地を有するメモリによって画像処理を
行なうようにサブコードが形成される。
【0008】画像処理命令としては例えば、画面全体を
ある色でぬりつぶす命令、画面上の1フォントに2種類
の色を使用して絵を描く命令、画面全体を縦方向又は横
方向に移動させる命令等がある。
【0009】尚、サブコードを形成する8ビットのうち
のチャンネルQのビットは、CDのプログラムエリヤの
始端から記録されている各情報データの所定箇所までの
トラック長に応じた時問情報を含み、記録位置を示す位
置データとして使用できるアドレスタイムデータを形成
している。また、チャンネルPのビットは、曲間情報を
含むデータを形成している。
【0010】以上の如く画像情報をサブコートとして記
録再生する方式においては得られる画像は、1フォント
の画面表示に要する時問は、3.3/1000秒程度で
あり、48×16文字を表示するには約2.5秒要す
る。このため、動きを伴う画像を記録再生することはで
きず、また、1画面内で使用できる色は最大16色であ
るので、従来の方式においては、得られる再生画像が単
調であるという欠点があつた。
【0011】そこで、このサブコードとして記録された
画像情報に応じた信号を別途生成したビデオフォーマッ
ト信号と混合して変化に富んだ再生画像を得ようとする
と、サブコードとして記録された画像情報と別途生成し
たビデオフォーマット信号間に関連がなければ得られる
再生画像に違和感が生じるので、サブコードとして記録
された画像情報に応じた信号とビデオフォーマット信号
の生成を開始するタイミングを手動操作によって合わせ
る必要が生じ、変化に富みかつ違和感のない再生画像を
得るのは容易ではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑みてなされたものであって、文字等の副画像情報を
主画像情報の一部の領域に選択的に混合して良好に再生
することができる情報再生方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の情報再生方法
は、デイジタルオーデイオ信号が記録された第1の記録
媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタルオーデ
イオ信号、副画像情報を担う画像信号及び主画像情報と
副画像情報の混合比を指定する混合比指定情報が記録さ
れた第2の記録媒体とを再生可能な再生装置における情
報再生方法であって、再生される記録媒体が第2の記録
媒体であると判定された場合、第2の記録媒体から得ら
れる読取信号から主画像情報、副画像情報及び混合比指
定情報を復調し、混合比指定情報に応じた混合割合で主
画像情報に副画像情報を混合した画像信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1乃至図26
を参照して詳細に説明する。先ず、図1に示す如く従来
の方式におけるゼロモード、ライングラフィックスモー
ド、TVグラフィックスモ一ド及びユーザモードの4種
類のモードの他にグラフィックスモード・ウィズ・モー
ションピクチャ(GRAPHICS MODEWITH
MOTION PICTURE)を指定するためにシ
ンボル0として挿入するコードを設定する。
【0015】グラフィックスモード・ウィズ・モーショ
ンピクチャにおける画面構成は、TVグラフィックスモ
ードと同一であり、図2に示す如き構成のロード・トラ
ンスパーレンシィ・コントロール・テーブル(LOAD
TRANSPARENCYCONTROL TABL
E)と称する命令が存在する。このロード・トランスパ
ーレンシィ・コントロール・テーブル命令は、画面上の
各ピクセルのモードを指定する命令である。この命令に
よって指定されるモードとしては、透過モード、混合モ
ード、不透過モードの3種類のモードが存在する。これ
ら3種類のモードにおいて、サブコードにより得られる
副画像情報を担うビデオフォーマット信号(副画像信
号)と、このサブコードを含むコード化情報信号と共に
多重記録されている主画像情報を担うビデオフォーマッ
ト信号(主画像信号)との混合比がそれぞれ異なる値に
設定される。
【0016】シンボル4からシンボル8までの各シンボ
ルのチャンネルR〜W及びシンボル9のチャネルR、S
の各ビットはカラー番号“0″〜カラー番号“15″と
して登録されている各色がそれぞれ指定されている各ピ
クセルに対するモードを指定するコードTCB−0〜T
CB−15を形成している。図3は、これらコードTC
B−0〜TCB−15のビットパターンと各モードとの
対応及び各モードにおけるサブコード画像(副画像)と
動画像(主画像)との混合比を示している。
【0017】尚、カラー番号“0″からカラー番号“1
5″までの16色は、TVグラフィックスモードにおけ
るロード・カラールックアップテーブル・カラー0〜カ
ラー15(LOAD CLUT COLOUR0〜CO
LOUR15)命令によって設定される。ロード・カラ
ールックアップテーブル・カラー0〜カラー15は、図
4に示す如き構成を有し、プリセットのカラー番号或い
はフォアグラウンド/バックグラウンド・カラー番号の
色を示すカラー・ルックアップテーブルの内容を設定す
る命令である。全部で16色を指定する必要があるが、
色はRGB各4ビットのため、l色の設定に2シンボル
必要であり、1パックでは8色しか設定できない。この
ため、この命令は、前半8色と後半8色をそれぞれ指定
する2つの命令に分割されている。
【0018】前半8色すなわちカラー0〜カラー7まで
のインストラクション・コードは、“30″で後半のカ
ラー8〜カラー15までのインストラクション・コード
は“31″となっている。各カラー番号に対する色の調
合は、赤は、カラー番号に割り当てられている偶数シン
ボルのチャンネルR〜Uの4ビットで表わされ、緑は偶
数シンボルのチャンネルR〜Uに続くチャンネルV、W
の2ビット及び次の奇数シンボルのチャンネルR、Sの
2ビットの計4ビットで表わされ、青は、それに続くチ
ャンネルT〜Wの4ビットで表わされる。従って、各色
のグレースケールは24 (=16)通り存在し、RGB
3色であるので、163 (=4096)色の調合が可能
である。尚、グレースケール“0000″は最も暗い状
態、“1111″は最も明るい状態に対応している。
【0019】また、TVグラフィックスモードにおける
ライト・フォント・フォアグラウンド/バックグラウン
ド(WRITE FONT FOREGROUND/B
ACGROUND)命令は、図5に示す如き構成を有
し、シンボル6で定められたロウ・アドレスとシンボル
7で定められたコラム・アドレスの位置にシンボル8か
らシンボル19のフォント・データを書き込む命令であ
る。フォント・データが“0″のピクセルに対しては
“カラ−0(COLOR 0)″で定められたカラー番
号の色がバックグラウンド・カラーとして指定される。
フォント・データが“1″のピクセルに対しては“カラ
ーl(COLOR 1)″で定められたカラー番号の色
がフォアグラウンド・カラーとして指定される。また、
このときシンボル4及びシンボル5のチャンネルR及び
Sの4ビットによってサブピクチャ・チャンネルを指定
することができる。最大16の画像チャンネルを指定す
ることができる。この画像チャンネルの指定により、1
6種類の画像を記録しておいて、ディスクを使用する側
で再生時に希望する画像チャンネルを選択して再生する
ことができる。
【0020】上述の如く画像情報を含むサブコードが挿
入されたコード化情報信号としてのデイジタルオーディ
オ信号が記録された複合ディスクを図6に示す。同図に
おいて、複合ディスク20は、副画像情報を含むサブコ
ードが挿入されたデイジタルオーディオ信号が記録され
た内周側の第1の領域(以下、CD領域と称する)20
aと、主画像情報を担いFM変調されたビデオフォーマ
ット信号と副画像情報を含むサブコードが挿入されたデ
イジタルオーディオ信号とが重畳されて記録された第2
の領域(以下、ビデオ領域と称する)20bとを有して
いる。ビデオフォーマット信号にはPCM信号に比して
高い周波数成分が含まれており、ビデオ領域20bへの
信号の記録時にはCD領域20aへの記録時に比してデ
ィスクの回転速度を高くする必要があり、その結果当然
のことながら、再生時にもCD領域20aに比してビデ
オ領域20bでのディスクの回転速度を高くした状態で
再生しなければならない。その回転速度は、CD領域2
0aにおいては数百rpmであるのに対し、ビデオ領域
20bでは領域の最内周で2千数百rpm、最外周で千
数百rpmと、非常に高い回転速度となる。
【0021】CD領域20a及びビデオ領域20bの各
先頭部分にはそれぞれリードインエリアが設けられてお
り、これらリードインエリアには、各領域の記録内容に
関連する牽引コード、例えば各領域を構成する各小部分
の開始や終了時間等を示す索引コードの繰返しによって
各領域に対応して構成される第1及び第2の索引コード
群が記録され、またオーディオリードインエリア(CD
領域のリードインエリア)の索引コードには、そのディ
スクが複合ディスクであるか否かを示す種別情報も含ま
れている。
【0022】以上の如き複合ディスクの記録情報を再生
するディスクプレーヤを図7に示す。図7において、デ
ィスク20はスピンドルモータ21よって回転駆動さ
れ、その記録情報は光学式ピックアップ22により読み
取られる。このピックアップ22には、レーザダイオー
ド、対物レンズ、フォトディテクタ等を含む光学系、更
にはディスク20の情報記録面に対して対物レンズをそ
の光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータ、ピッ
クアップ22から発せられるビームスポット(情報検出
点)を記録トラックに対してディスク半径方向に偏倚せ
しめるトラッキングアクチュエータ等が内蔵されてい
る。ピックアップ22はディスク半径方向において移動
自在なスライダー23に搭載され、このスライダー23
はスライダーモータ24を駆動源とし例えばラック及び
ピニオンの組合わせからなる伝達機構25によって直線
駆動される。ピックアップ22から出力される読取RF
(高周波)信号はRFアンプ26を経てビデオフォーマ
ット信号復調処理回路30及びコード化情報信号復調処
理回路31に供給される。
【0023】ビデオフォーマット信号復調処理回路30
は、例えばRF信号を復調処理してビデオフォーマット
信号に変換する復調回路と、復調ビデオフォーマット信
号をデイジタル化したのち記憶するメモリとを有し、復
調回路から出力されたビデオフォーマット信号及びメモ
リから読み出されたビデオフォーマット信号のうちの一
方をシステムコントローラ32からの切換指令によって
選択的に出力する構成となっている。このビデオフオー
マット信号復調処理回路30から出力されたビデオフォ
ーマット信号は、ビデオスイッチ33に供給される。ま
た、このビデオフォーマット信号復調処理回路30には
復調ビデオフオーマット信号から水平同期信号h、垂直
同期信号v及び制御データcを分離抽出する分離回路が
設けられており、分離されたこれら水平及び垂直同期信
号h、v並びに制御データcはシステムコントローラ3
2等の各部に供給される。
【0024】一方、コード化情報信号復調処理回路31
には、複合ディスクの再生時において再生する領域(C
D領域とビデオ領域)に応じて切り替わる選択スイッチ
35が設けられており、このスイッチ35はCD領域の
再生時にはa側に、ビデオ領域の再生時にはb側にあ
り、その切換えはシステムコントローラ32から発せら
れる切替指令に応じて行なわれる。複合ディスクの場
合、CD領域とビデオ領域とでディスクの回転速度が極
端に異なり、またPCMオーディオ信号は例えばEFM
(Eight to Fourteen Modura
tion)信号であり、ビデオ領域においては、記録時
にディジタル信号をそのままFM変調処理されたビデオ
信号に重畳したのでは、EFM信号がFMビデオ信号の
低域成分に悪影響を及ぼすことになるので、変調度は同
等であるがEFM信号がビデオキャリアに対して数+d
B程度信号レベルが抑えられた状態で記録されている。
従って、同じEFM信号でもCD領域再生時とビデオ領
域再生時とで周波数特性及び振幅が異なることになるの
で、CD領域とビデオ領域とで再生EFM信号の信号処
理系を切り替えることによつて、復調系の共用化を図っ
ているのである。
【0025】すなわち、CD領域の再生時には、再生R
F信号はEFM信号であり、このEFM信号は所定のイ
コライジング特性を有するイコライザ回路36で周波数
特性が補償され、更にアンプ37で所定のゲインで増幅
される。一方、ビデオ領域の再生の場合には、再生RF
信号中にFMビテオ信号と共に含まれたEFM信号のみ
が、LPF等からなるEFM抽出回路38で抽出され、
イコライザ回路36とは異なるイコライジング特性を有
するイコライザ回路39で周波数特性が補償され、更に
アンプ37よりも大なるゲインを有するアンプ40で増
幅されることによって、CD領域再生時と同等の周波数
特性及び振幅のEFM信号として出力されるのである。
なお、コンパクト・ディスクの再生時には、選択スイッ
チ35は常時a側を選択した状態にある。
【0026】選択スイッチ35で選択された再生EFM
信号はEFM復調回路42に供給される。EFM復調回
路42は、再生EFM信号を復調処理してPCMデータ
すなわち例えば時分割多重された左右両チャンネルのオ
ーディオ情報を含むディジタルデータ及びサブコードを
得る構成となっている。このEFM復調回路42から出
力されたオーディオ情報を含むデイジタルデータは、デ
ィインタリーブ・補間回路43に供給される。ディイン
タリーブ・捕問回路43は、RAM44と協働して記録
時になされたインタリーブにより順番が並び換えられた
デイジタルデータを元に戻すと共に誤り訂正回路45に
送出し、誤り訂正回路45から訂正不能信号が出力され
たとき誤り訂正回路45の出力データ中の誤りデータを
平均値補間法等によつて捕間するように構成されてい
る。誤り訂正回路45は、CIRC(Cross In
terleave Reed Solomon Cod
e)によって誤り訂正を行なつてデイジタルデータをデ
ィインタリーブ・誤り捕正回路43に供給すると共に訂
正不能の場合には訂正不能信号を同時にディインタリー
ブ・誤り捕正回路43に供給するように構成されてい
る。
【0027】ディインタリーブ・補問回賂43の出力デ
ータは、D/A(ディジタル・アナログ)変換回路46
に供給される。D/A変換回路46は、時分割多重され
た左及び右チャンネルのオーディオ情報を含むディジタ
ルデータを互いに分離させるデマルチプレクサを有して
おり、左右両チャンネルのオーディオ信号が再生され
る。左右両チャンネルの再生オーディオ信号は、LPF
(ローパスフィルタ)47及び48によって不要成分が
除去されたのちアンプ49及び50を介してオーディオ
出力端子OUT1 、OUT2 に供給される。
【0028】一方、EFM復調回路42から出力された
サブコードのうちチャンネルP及びQの2ビットは、シ
ステムコントローラ32に供給され、チャンネルR〜W
の6ビットは、ディインタリーブ・誤り訂正回路52に
供給される。ディインタリーブ・誤り訂正回路52にお
いて、チャンネルR〜Wの6ビットのディインタリーブ
並びにパリティQ及びPによる誤り訂正がなされる。デ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データは、モ
ード/インストラクシヨン・デコーダ53に供給され
る。モード/インストラクシヨン・デコーダ53は、各
パックのシンボル0のチャンネルR〜Tの3ビットによ
って表わされるモード及びチャンネルU〜Wの3ビット
によつて表わされるアイテムによって指定されたモード
及び各パックのシンボルlのチャンネルR〜Wの6ビッ
トによって表わされるインストラクションをデコード
し、モード及びインストラクションを示す信号を各部に
供給する構成となっている。
【0029】また、ディインタリーブ・誤り訂正回路5
2の出力データは、画像メモリ装置55に供給される。
画像メモリ装置55は、横50フオント×縦18フオン
トの画面上の全ピクセルにそれぞれ対応する番地を有し
かつ各番地には4ビットのデータが格納し得る16個の
RAM56a〜56pと、モード/インストラクシヨン
・デコーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によ
つてディインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データ
中の各画像チャンネルの各ピクセルのカラー番号を示す
データを検知してRAM56a〜56pの対応する番地
に書き込み、水平及び垂直同期信号h、vによってRA
M56a〜56pのうちの操作部60のキー操作に応じ
たデータdによって指定された画像チャンネルに対応す
る1つの記億内容を所定の順序で順次読み出すメモリ制
御回路57とからなっている。
【0030】この画像メモリ装置55から出力されたデ
ータは、カラー・ルック・アップ・テーブル(以下、C
LUTと称す)58に供給される。CLUT58は、モ
ード/インストラクション・デコーダ53の出力の示す
モード及び命令の種類によつてディインタリーブ・誤り
訂正回路52の出力データのうちのロード・CLUT・
カラー0〜カラー7命令及びロード・CLUT・カラー
8〜カラー15命令を検知して各カラー番号に対応する
色データを保持し、保持した色データの中から画像メモ
リ装置55から読み出されるデータによつて示されるカ
ラー番号の色データを選択して出力する構成となってい
る。
【0031】このCLUT58の出力データは、R、
G、Bの各色信号のレべルをそれぞれ4ビットで表わす
3つのデータからなっている。CLUT58から出力さ
れたR、G、Bの各色信号のレベルをそれぞれ表わす3
つのデータは、D/A変換回路61、62、63に供給
されてアナログ信号に変換される。これらD/A変換回
路61〜63の出力は、アナログビデオ変換回路65に
供給される。アナログビデオ変換回路65は、例えばD
/A変換回路61〜63の出力によって輝度信号及び2
つの色差信号を得、2つの色差信号によって互いに90
°の位相差を有する2つのカラーサブキャリヤを平行変
調して得た信号を加え合せて搬送色信号とし、この搬送
色信号を輝度信号に加算合成すると共に同期信号を付加
してNTSC方式のビデオ信号を形成する構成となって
いる。このアナログビデオ変換回路65によってD/A
変換回路61〜63の出力がビデオ信号に変換されて送
出される。
【0032】また、ディインタリーブ・誤り訂正回路5
2の出力データは、トランスパーレンシィ・コントロー
ル・テーブル(以下、TCTと称す)66にも供給され
る。TCT66は、モード/インストラクション・デコ
ーダ53の出力の示すモード及び命令の種類によってデ
ィインタリーブ・誤り訂正回路52の出力データのうち
のロードTCT命令を検知して各カラー番号に対応する
トランスパーレンシィ・コントロール・ビットTCB−
0〜TCB−15を保持し、保持したTCB−0〜TC
B−15のうちの画像メモリ装置55から読み出される
データによって示されるカラー番号に対応する1つを選
択して出力する構成となっている。
【0033】このTCT66の出力は、ビデオスイッチ
33に制御信号として供給される。ビデオスイッチ33
には、TCT66の出力の他、サブコードから得られか
つアナログビデオ変換回路65から出力されたビデオフ
ォーマット信号及びビデオフォーマツト信号復調処理回
路30から出力されたビデオフォーマット信号が供給さ
れる。
【0034】ビデオスイッチ33において、サブコード
から得られたビデオフォーマット信号は切換スイッチ6
8の固定接点xに直接供給されると同時に抵抗R1を介
して固定接点yに供給される。切換スイッチ68の固定
接点zは、開放端となっている。切換スイッチ68は、
TCT66から出力された制御信号によって可動接点u
を固定接点x、y、zのうちの1つに接触させて固定接
点x、y、zのうちの1つに供給された信号を選択的に
出力する構成となっている。
【0035】また、ビデオフォーマット信号復調処理回
路30から出力されたビデオフォーマット信号は切換ス
イッチ69の固定接点zに直接供給されると同時に抵抗
R2を介して固定接点yに供給される。切換スイッチ6
9の固定接点xは、開放端となっている。切換スイッチ
69は、切換スイッチ68と同様に制御信号によって可
動接点uを固定接点x、y、zのうちの1つに接触させ
る構成となっている。これら切換スイッチ68及び69
の可動接点uは互いに接続されら切換スイッチ68及び
69の可動接点uは互いに接続されている。これら可動
接点uの共通接続点jと接地間には抵抗R3が接続され
ている。この共通接続点jにはサブコードから得られた
ビデオ信号とビデオフォーマット信号復調処理回路30
から出力されたビデオフォーマット信号とを混合した信
号が導出される。切換スイッチ68、69の可動接点u
が固定接点xと接触するとサブコードから得られたビデ
オフォーマット信号の復調処理回路30の出力ビデオフ
ォーマット信号に対する混合比は100%となり、可動
接点uが固定接点zと接触すると該混合比は0%とな
る。また、可動接点uが固定接点yに接触すると該混合
比がM(Mは20〜80%)となるように抵抗R1、R
2の値が設定されている。共通接続点jに導出された信
号はビデオ出力端子OUT3 に供給される。
【0036】ピックアップ22のディスク半径方向にお
ける移動路近傍には、ピックアップ22から発せられる
ビームスポットが複合ディスクにおけるCD領域とビデ
オ領域との境界近傍に対応する位置に到来したことを検
出して検出信号を発生する位置検出器70が設けられて
いる。この検出信号の発生によってビームスポットがビ
デオ領域に到達したことを検知できるのである。位置検
出器70としては、光学センサ等周知の構成のものを用
い得る。位置検出器70から出力される検出信号はシス
テムコントローラ32に供給される。
【0037】システムコントローラ32は、プロセッ
サ、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM等から
なるマイクロコンピュータにより構成されている。この
システムコントローラ32には、水平同期信号h、垂直
同期信号v及び制御データC、EFM復調回路42から
出力されるサブコード中のチャンネルP、Qの各ビッ
ト、操作部60から再生するディスクがコンパクト・デ
ィスクか複合ディスクかを示すディスク指定情報、複合
ディスクの再生時の再生領域がCD領域のみか、ビデオ
領域のみか、或は両領域かを示すモード指定情報等が供
給される。このシステムコントローラ32において、プ
ロセッサはROMに予め格納されているプログラムに従
つて入力される信号を処理し、ビデオフォーマット信号
復調処理回路30の各部、選択スイッチ35、スピンド
ルモータ21を駆動する駆動回路(図示せず)、スライ
ダーモータ24を駆動する駆動回路71、表示部72等
の各部の制御をなす。
【0038】図8は、ビデオフォーマット信号復調処理
回路30の具体回路例を示すブロック図であり、RFア
ンプ26からのRF信号は復調回路75でビデオ信号に
復調され、しかる後時問軸捕正回路76及び分離回路7
7に供給される。分離回路77ではビデオフォーマット
信号に含まれる水平同期信号h、垂直同期信号v及び制
御データcが分離抽出される。時問軸補正回路76は、
例えば、CCD(Charge Coupled De
VICE)等の可変遅延素子からなり、当該素子の遅延
量を時間軸制御回路78からの制御信号に応じて変化さ
せることによって時間軸捕正を行なう構成となってい
る。時問軸制御回路78は、分離回路77で分離抽出さ
れた例えば水平同期信号hに同期して発振する水晶発振
器(VCXO)79の発振出力及びその分周出力と、時
問軸補正回路76を経たビデオ信号中の水平同期信号及
びカラーバース卜信号との位相差に応じた制御信号を出
力する構成となっており、その具体的な構成に関しては
特開昭56−102182号公報等に示されている。
【0039】時問軸補正されたビデオ信号は選択スイッ
チ80の一入力となると共に、LPF(ローバスフィル
タ)81を介してA/D(アナログ/ディジタル)変換
器82に供給される。A/D変換器82においては、所
定周期でビデオ信号のサンプリングがなされ、得られた
サンプル値がディジタルデータに順次変換される。この
A/D変換器82の出力データはPAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)等からなるビデオメモリ83に供給さ
れる。ビデオメモリ83としては、少なくとも1フィー
ルド分のビデオ情報を記億し得る記憶容量を有するもの
が用いられる。このビデオメモリ83のアドレス制御及
びモード制御はメモリ制御回路84によつて行なわれ
る。メモリ制御回路84は、基準クロック発生回路85
からのクロックによつてビデオメモリ83の各番地に書
き込まれているデータを順次読み出しかつシステムコン
トローラ32から出力されるライトイネーブル信号wに
応答してビデオメモリ83の各番地の内容の書き換えを
行なうベく制御する構成となつている。ビデオメモリ8
3から読み出されたデータは、D/A(ディジタル/ア
ナログ)変換器86でアナログ信号に変換され、LPF
87を介して選択スイッチ80の他入力となる。選択ス
イッチ80は、通常a側にあって時問軸補正回路76か
ら直接供給されるビデオフォーマット信号を選択的に出
力し、システムコントロ一ラ32からの切換指令に応答
してb側に切り替わることよりビデオメモリ83を経た
ビデオフォーマット信号を選択的に出力する。
【0040】以上の構成におけるシステムコントローラ
32におけるプロセッサの動作を図9のフローチャート
を参照して説明する。
【0041】複合ディスクはすでに再生位置にセットさ
れているものとし、この状態において、操作部60から
スタート指令が発せられると、プロセッサはモータ駆動
回路71に駆動指令を送出してスライダーモータ24を
駆動することによってピックアップ22をディスク最内
周位置へ移動させる(ステップS1)。ピックアップ2
2が最内周位置に到達したことが図示せぬ検知スイッチ
で検知されると、プロセッサはピックアップ22のフォ
ーカシングを行なった後、ディスク最内周のオーディオ
リードインエリアに記録されている索引コード情報の読
取りを行ない(ステップS2)、続いてこの読取り情報
に基づいてセットされているディスクが複合ディスクで
あるか否かの判定を行なう(ステップS3)。コンパク
ト・ディスクである場合には、そのままCDプレイモー
ド(ステップS4)に移行し、特にプログラム選曲等の
指令が無い限りそのまま再生動作を続ける。尚、CDプ
レイモードでの再生動作に関しては良く知られているの
で、ここでは説明を省略する。
【0042】ステップS3で複合ディスクであると判定
された場合には、プロセッサは、直ちにスピンドルモー
タ21をビデオ領域における最大規定回転速度に向けて
加速し(ステップS5)、同時にスライダーモータ24
を高速回転駆動してピックアップ22をディスク外周方
向に高速にて移動せしめる(ステップS6)。しかる
後、位置検出器70からの検出信号によりピックアップ
22がビデオ領域に到達したことが検知されると(ステ
ップS7)、プロセッサはビデオ領域の再生動作を開始
する(ステップS8)。このビデオ領域の再生中におい
ては、プロセッサはディスクから得られた少なくとも1
フィールド分(又は1フレーム分)の所定のビデオ情報
をビデオメモリ83に書き込むべく制御する。この書き
込むぺきビデオ情報は、ビデオ情報の最初の情報であつ
てもよく、また例えば操作部60のキー操作によるアド
レス指定によって予め指定しておくこともできる。
【0043】ステップS9においてビデオ領域の再生が
終了したことが検知されると、プロセッサはスピンドル
モータ21をCD領域における最大規定回転速度に向け
て減速し(ステップS10)、同時にスライダーモータ
24を高速回転駆動してピックアップ22をディスク最
内周位置へ高速移動せしめる(ステップSll)。前述
の図示せぬ検知スイッチの検知出力によってピックアッ
プ22がディスク最内周位置に到達したことが検知され
ると(ステップS12)、プロセッサはCD領域の再生
動作を開始する(ステップS13)。それと同時に、プ
ロセッサはビデオフォーマット信号復調処理回路30に
おける選択スイッチ80をb側に切り替え、ビデオ領域
再生時にビデオメモリ83に書き込んでおいたビデオ情
報を選択してビデオ出力とし、CD領域の再生期問にお
いて静止画の再生を行なう。オーディオリードアウトの
情報の読み取りによりCD領域の再生が終了したことが
検知されると(ステップS14)、特に操作指令がない
場合には、プロセッサはスライダーモータ24を駆動し
てピックアップ22をホームポジションに移動させ(ス
テップS15)、更にローディング機構(図示せず)に
よってディスクをイジェクトし、一連の再生動作を終了
する。
【0044】また、図10のフローチャートに示す如き
ルーチン或いはメインルーチンの実行中に操作部60か
ら静止画再生指令が発せられると、プロセッサはステッ
プS20に移行してビデオ領域の再生中であるか否かを
判定する。ステップS20においてビデオ領域の再生中
でないと判定されたときは、プロセッサはステップS2
0に移行する直前に実行していたルーチンの実行を再開
する。ステップS20においてビデオ領域の再生中であ
ると判定されたときは、プロセッサは垂直同期信号vに
よって1フィールド(又は1フレーム)期間に亘ってラ
イトイネーブル信号wを送出して1フィールド分(又は
1フレーム分)のビデオ情報がビデオメモリ83に書き
込まれるようにする(ステップS21)。次いで、プロ
セッサは選択スイッチ80をb側に切り替え(ステップ
S22)、ステップS20に移行する直前に実行してい
たルーチンの実行を再開する。
【0045】以上の動作におけるステップS1〜S9に
よって複合ディスクのビデオ領域の記録情報の再生がな
されたのちステップS10〜S14によってCD領域の
記録情報の再生がなされる。ビデオ領域の再生中に静止
画再生指令が発せられると、ステップS20〜S22に
よつてビデオメモリ83に1フィールド(又は1フレー
ム)分のビデオ情報が書き込まれ、かつビデオメモリ8
3から読み出されたビデオ信号が選択スイッチ80から
選択的に出力されるようになり、静止画再生がなされ
る。
【0046】ビデオ領域の再生中に静止画再生指令が発
せられなかつた場合も、CD領域の再生時にはビデオ領
域再生時にビデオメモリ83に書き込まれたビデオ信号
が選択スイッテ80から選択的に出力されて静止画再生
がなされる。
【0047】今、ビデオ領域の再生中にモード/インス
トラクシヨン・デコーダ53によってロード・CLUT
・カラー0〜カラー7命令及びロード・CLUT・カラ
ー8〜カラー15命令がデコードされると、CLUT5
8には4096色のうちの指定された16色の色データ
が保持される。
【0048】こののち、ライト・フォント・フォアグラ
ウンド/バックグラウンド命令等がデコードされること
により、画像メモリ装置55におけるRAM56a〜5
6pに16チャンネルの画像データが格納される。操作
部60のキー操作に応じたデータによつて16チャンネ
ルの画像データのうちの1つが指定されると、指定され
たチャンネルの画像データが画像メモリ装置55から順
次出力されてCLUT58に供給される。そうすると、
画像データによって示されるカラー番号の色データがL
UT58から出力される。この色データに基づくビデオ
フォーマット信号がアナログビデオ変換回路65から出
力されてビデオスイッチ33に供給される。
【0049】ここで、ロードTCT命令がデコードされ
ると、TCT66に各カラー番号に対応するトランスパ
ーレンシィ・コントロール・ビットTCB−0〜TCB
−15が保持される。そして、保持されたTCB−0〜
TCB−15のうちの画像メモリ装置55から読み出さ
れるデータによって示されるカラー番号に対応する1つ
が選択的にTCT66から出力され、このTCT66の
出力によってビデオスイッチ33における混合比が指定
される。そうすると、アナログビデオ変換回路65から
出力されるビデオフォーマット信号とビデオフォーマッ
ト信号復調処理回路30から出力されるビデオフォーマ
ット信号との混合比がピクセル単位で制御される。
【0050】この結果、例えば図11に示す如くビデオ
フォーマット信号復調処理回路30から出力されるビデ
オフォーマット信号による画像Aの領域D外の各ピクセ
ルに対応する部分の混合比を100%、領域D内の各ピ
クセルに対応する部分の混合比を0%に設定し、アナロ
グビデオ変換回路65から出力されるビデオフォーマッ
ト信号による画像Bの領域D外の各ピクセルに対応する
部分の混合比を0%、領域D内の各ピクセルに対応する
部分の混合比を100%に設定して画像Aの領域D外の
部分と画像Bの領域D内の部分とを合成して得られる画
像Cを形成することができる。従って、図12(a)乃
至同図(c)に示す如くビデオ領域に記録されたビデオ
フオーマット信号により得られる動画又はビデオメモリ
83によって得られる静止画にサブコードによって字
幕、楽譜、場面の説明文等を挿入することができること
となる。
【0051】このように、ディスク20から読み取られ
た信号を順次処理することによりFM変調されて記録さ
れたビデオフォーマット信号により得られる動画に互い
に関連するサブコードによる画像をスーパーインポーズ
することができるので、変化に富み且つ違和感のない再
生画像が容易に得られることとなる。
【0052】また、ビデオメモリ83によって得られる
静止画にサブコードによつて得られる画像を挿入した場
合は、ディスク20の記録情報の読み取りは継続して行
なわれるので、サブコードによって得られる画像は音声
と共に記録順に順次再生されることとなり、違和感は生
じないのである。また、画像チャンネルの各々に各国語
による文字に応じたデータを挿入することにより、単一
のディスクに複数の国の言語による字幕スーパーを記録
し、操作部60のキー操作によって所望の国の言語によ
る字幕スーパーを選択的に表示することができることと
なり、国別に原盤を作成する必要がなくなるという利点
もある。
【0053】図13は、本発明の他の実施例を示す図で
あり、本例においては従来の方式におけるゼロモード、
ライングラフィックスモード、TVグラフィックスモー
ド、及びユーザモードの4種類のモードの他にエクステ
ンデッド・ライングラフィックスモード及びエクステン
ディド・TVグラフィックスモードを指定するためにシ
ンボル0として挿入するコードを設定している。
【0054】エクステンディド・ライングラフィックス
モードにおける画面構成は、ライングラフィックスモー
ドと同一であり、図14に示す如き構成のセットTCW
(SET TRANSPARENT CONTROL
WORD)と称する命令及び図15に示す如きライト・
フォントと称する命令が存在する。セットTCW命令
は、シンボル4及びシンボル5のチャンネルT〜Wの計
8ビットによって表わされるTCWの各ビットbl〜B
7がライングラフィックスモードにおける8色を示す各
カラー番号にそれぞれ対応し、各ビットb1〜b7の値
によって対応するカラー番号が指定されたピクセルにお
ける混合比を0%、100%のうちのいずれかの値に設
定する命令である。また、ライト・フォント命令は、ラ
イングラフィックスモードにおけるライト・フォント命
令と同様に画像メモリ上の指定した位置にフォントデー
タを書き込むと同時にシンボル4及び5のチャンネルU
〜Wの3ビットによってそれぞれ表された2つのカラー
番号が指定された各ピクセルにおける混合比をシンボル
4及び5のチャンネルTのビットT0、T1の各々の値
によつて0%、100%のうちのいずれかの値に設定す
る命令である。
【0055】エクステンディド・TVグラフィックスモ
ードにおける画面構成は、TVグラフィックスモードと
同一であり、図16に示す如きセットTCWと称する命
令及び図17に示す如きプリセット・メモリと称する命
令が存在する。エクステンディド・TVグラフィックス
モードにおけるセットTCW命令は、シンボル4〜シン
ボル7のチャンネルT〜Wの計16ビットによって表わさ
れるTCWの各ビットb0 〜b7 のがTVグラフィック
スモードにおける16色を示す各カラー番号にそれぞれ
対応し、各ビットb0 〜b7 の値によって対応するカラ
ー番号が指定されたピクセルにおける混合比を0%、1
00%のうちのいずれかの値に設定する命令である。ま
た、プリセット・メモリ命令は、シンボル4のチャンネ
ルT〜Wの4ビットによって表されるカラー号の色に設
定されたピクセルにおける混合比をシンボル4のチャン
ネルRのビットTの値によって0%及び100%のうち
のいずれかの値に設定する命令である。
【0056】以上の如き記録フオーマットによってサブ
コードとして記録された画像情報は、図7の装置におけ
るTCT66をセットTCW命令、ライト・フォント命
令、プリセット・メモリ命令によって混合比を示すデー
タを各カラー番号に対応させて保持する構成にすること
により処理することができる。
【0057】尚、上記実施例においてはビデオフォーマ
ット信号により形成される2次元画面上の各位置におけ
る混合比を表す命令コードのビット数は1又は2である
としたが当該命令コードのビット数は1パック内のデー
タフィールドのビット数を越えない範囲であればどのよ
うな値であってもよい。
【0058】以上、画像情報を含むグラフィックコード
とビデオフォーマット信号により形成される2次元画面
上の各位置における混合比を表す命令コードとをコード
書情報信号のサブコードとして挿入して記録媒体に記録
する場合について説明したが、画像情報を含むグラフィ
ックコードとビデオフォーマット信号により形成される
2次元画面上の領域を指定する命令コードとをコード化
情報信号のサブコードとして挿入して記録媒体に記録す
る場合について以下説明する。
【0059】先ず、図13に示した方式と同様に従来の
方式におけるゼロモード、ライングラフィックスモー
ド、TVグラフィックスモード及びユーザモードの4種
類のモードの他にエクステンディド・ライングラフィッ
クスモード及びエクステンディド・TVグラフィックス
モードを指定するためにシンボル0として挿入するコー
ドを設定する。
【0060】エクステンディド・ライングラフィックス
モードにおける画面構成は、ライングラフィックスモー
ドと同一であり、図18に示す如き構成のセット・ウィ
ンドウ(SET WINDOW)と称する命令が存在す
る。このライン・グラフィック・モードにおけるセット
・ウィンドウ命令は、シンボル4のチャンネルT〜Wの
4ビットによつて指定された画面上の位置に“ウィンド
ウ”と称する四角形の領域を設定する命令である。ライ
ングラフィックモードにおいてはスクリーン・エリヤが
縦(ロウ)方向に2フォント分しかないため、スクリー
ン・エリヤ全域がウィンドウとして設定され、図19に
斜線で示す如くウィンドウのCRTディスプレイ画面上
の垂直方向における位置のみが指定される。また、シン
ボル4を形成するチャンネルR及びSの2ビットによっ
て混合比が指定される。
【0061】エクステンディド・TVグラフィックスモ
ードにおける画面構成は、TVグラフィックスモードと
同一であり、図20に示す如き構成のセット・ウィンド
ウと称する命令、TVグラフィックスモードにおけるプ
リセット・メモリ(PRESET MEMORY)と称
する命令を変形した図21に示す如き構成の命名及びプ
リセット・ボーダー(PRESET BORDER)と
称する命令を変形した図22に示す如き構成の命令が存
在する。
【0062】エクステンディド・TVグラフィックスモ
ードにおけるセット・ウィンドウ命令は、シンボル6及
びシンボル7によって指定された画面上の位置とシンボ
ル8及びシンボル9によって指定された位置によって画
定される“ウィンドウ”と称する四角形の領域を設定す
る命令である。ウィンドウの左上の角に対応する点(s
x 、sy )の垂直方向における位置はシンボル6のチャ
ンネルS〜Wの5ビットによってロウ(ROW)で表わ
され、点(sx 、sy )の水平方向における位置はシン
ボル7のR〜Wの6ビットによってコラム(COLUM
N)で表わされる。また、ウィンドウの右下の角に対応
する点(ex 、ey )の垂直方向における位置はシンボ
ル8のS〜Wの5ビットによってロウ(ROW)で表わ
され、点(ex 、ey )の水平方向における位置はシン
ボル9のR〜Wの6ビットによってコラム(COLUM
N)で表わされる。このセット・ウィンドウ命令によっ
て図23に斜線で示す如きウィンドウがディスプレイ画
面上に設定される。
【0063】また、設定されたウィンドウ内の表示はサ
ブコードに基づいて得られるビデオフォーマット信号と
例えばFM変調されたのちこのサブコードを含むディジ
タル信号と共に多重記録されているビデオフォーマット
信号とを混合して得られる信号によつて行なうこととさ
れ、シンボル4のチャンネルR、Sの2ビットによって
混合比が例えば0%、30%、70%、100%のうち
の1つに指定される。
【0064】エクステンディド・TVグラフィックスモ
ードにおけるプリセット・メモリ命令は、TVグラフィ
ックスモードにおける命令と同様にシンボル4を形成す
るチャンネルT〜Wの4ビットによって指定されるカラ
ー番号“0″からカラー番号“15″までの16色のう
ちの1色にメモリ上の全てのフォントの色を指定し、か
つウィンドウ内の混合比をシンボル4を形成するチャン
ネルR及びSの2ビットによって示されている値に設定
する命令である。
【0065】また、エクステンディド・TVグラフィッ
クスモードにおけるプリセット・ボーダー命令は、TV
グラフィックスモードにおける命令と同様にメモリ上の
ボーダー部の全てのフォントの色をシンボル4を形成す
るチャンネルT〜Wの4ビットによって指定されるカラ
ー番号“0″からカラー番号“15″までの16色のう
ちの1色に指定し、かつウィンドウ内の混合比をシンボ
ル4を形成するチャンネルR及びSの2ビットによつて
示されている値に設定する命令である。
【0066】以上の如く画像情報を含むサブコードが挿
入されたコード化情報信号としてのデイジタルオーディ
オ信号が記録された図6に示す如き複合デイスクを演奏
するディスクプレーヤを図24に示す。図24におい
て、ディスク20、スピンドルモータ21、ピックアッ
プ22、スライダ23、スライダモータ24、伝達機構
25、RFアンプ26、ビデオフォーマット信号復調処
理回路30、コード化情報信号復調処理回路31、シス
テムコントローラ32、ビデオスイッチ33、操作部6
0、位置検出器70、モータ駆動回路71、表示部72
は、図7の装置と同様に接続されている。
【0067】しかしながら、本例におけるコード化情報
信号復調処理回路31においては、図7の構成からTC
T66が除去され、ディインタリープ・誤り訂正回路5
2の出力データは、ウィンドウ属性メモリ装置90にも
供給される。ウィンドウ属性メモリ装置90は、横50
フオント×縦18フォントの画面上の全フォントにそれ
ぞれ対応する番地を有しかつ各番地には2ビットのデー
タが格納し得るRAM91と、モード/インストラクシ
ヨン・デコーダ53の出力の示すモード及び命令の種類
によつてディインタリーブ・誤り訂正回路52から出力
されるデータのうちのウィンドウの位置を示すデータ及
び混合比を示すデータを検知してRAM91のウィンド
ウ内のフオントに対応する番地には検知された混合比を
示すデータを書き込み、ウィンドウ外のフオントに対応
する番地にはサブコードによって得られるビデオフォー
マット信号の混合比0%に対応するデータを書き込み、
かつ水平及び垂直同期信号h、vによつてRAM91の
記億内容を所定の順序で順次読み出すメモリ制御回路9
2とからなっている。このウィンドウ属性メモリ装置9
0の出力データは、スイッチ制御回路93に供給され
る。スイッチ制御回路93は、ウィンドウ属性メモリ装
置90の出力データによって示される各フォントの混合
比に応じた制御信号をビデオスイッチ33に供給するよ
うに構成されている。
【0068】また、ビデオスイッチ33においては、サ
ブコードから得られたビデオフォーマット信号は切換ス
イッチ95の固定接点vに直接供給されると同時に抵抗
R4 、R5 を介して固定接点x、yに供給される。切換
スイッチ95の固定接点zは、開放端となつている。切
換スイッチ95は、スイッチ制御回路93から出力され
た制御信号によって可動接点tを固定接点u、x、y、
zのうちの1つに接触させて固定接点u、x、y、zの
うちの1つに供給された信号を選択的に出力する構成と
なっている。また、ビデオフォーマット信号復調処理回
路30からのビデオフォーマッ卜信号は切換スイッチ9
6の固定接点zに直接供給されると同時に抵抗R8 、R
7 を介して固定接点y、xに供給される。切換スイッチ
96の固定接点uは、開放端となっている。切換スイッ
チ96は、切換スイッチ95と同様に制御信号によって
可動接点tを固定接点u、x、y、zのうちの1つに接
触させる構成となっている。これら切換スイッチ95及
び96の可動接点tは互いに接続されている。これら可
動接点tの共通接続点jと接地間には抵抗R8が接続さ
れている。この共通接続点jにはサブコードから得られ
たビデオフォーマット信号とビデオフォーマット信号復
調処理回路30からのビデオフォーマット信号とを混合
した信号が導出される。切換スイッチ95、96の可動
接点tが固定接点uと接触するとサブコードによって得
られたビデオフォーマット信号の混合比は100%とな
り、可動接点tが固定接点zと接触すると該混合比は0
%となる。また、可動接点tが固定接点xに接触すると
該混合比が70%となり、可動接点tが固定接点yに接
触すると該混合比が30%となるように抵抗R4 〜R7
の値が設定されている。共通接続点jに導出された信号
はビデオ出力端子0UT3に供給される。
【0069】以上の構成においても、ビデオ領域の再生
中にモード/インストラクシヨン・デコーダ53によっ
てロード・CLUT・カラー0〜カラー7命令及びロー
ド・CLUTカラー8〜カラー15命令がデコードされ
ると、CLUT58には4096色のうちの指定された
16色の色データが保持される。
【0070】こののち、ライト・フォント・フォアグラ
ウンド/バックグラウンド命令等がデコードされること
により、画像メモリ装置55におけるRAM56a〜5
6pに16チャンネルの画像データが格納される。操作
部60のキー操作に応じたデータdによって16チャン
ネルの画像データのうちの1つが指定されると、指定さ
れたチャンネルの画像データが画像メモリ装置55から
順次出力されてCLUT58に供給される。そうする
と、画像データによって示されるカラー番号の色データ
がCLUT58から出力される。この色データに基づく
ビデオ信号がアナログビデオ変換回路65から出力され
てビデオスイッチ33に供給される。
【0071】ここで、ウィンドウ・セット命令がデコー
ドされると、ウィンドウ属性メモリ装置90におけるR
AM91のウィンドウ・セット命令によって指定された
ウィンドウ外のフォントに対応する番地にはサブコード
によるビデオフォーマット信号の混合比0%を示すデー
タが書き込まれ、ウィンドウ内のフォントに対応する番
地にはウィンドウ・セット命令によって指定された混合
比を示すデータが書き込まれる。このウィンドウ属性メ
モリ90のRAM91から読み出されたデータがビデオ
スイッチ33に供給されてアナログビデオ変換回路65
から出力されるビデオフォーマット信号とビデオフォー
マット信号復調処理回路30から出力されるビデオフォ
ーマット信号との混合比がフォン卜単位で制御され、図
7の装置との同様の作用が働くのである。
【0072】以上、記録媒体としてCDVと称される複
合ディスクを使用した場合について説明したが、記録媒
体としてはCDV以外の記録媒体を使用することもでき
る。CDV以外の記録媒体としてLDDと称されるディ
スクすなわちFM変調されたビデオフォーマット信号及
びオーディオ信号並びにディジタルオーディオ信号が多
重記録されたディスクを使用した場合の装置について図
25及び図26を参照して説明する。
【0073】図25において、ディスク20、スピンド
ルモータ21、ピックアップ22、スライダ23、スラ
イダモータ24、伝達機構25、RFアンプ26、ビデ
オフォーマット信号復調処理回路30、コード化情報信
号復調処理回路31、システムコントローラ32、ビデ
オスイッチ33、操作部60、位置検出器70、モータ
駆動回路71、表示部72は、図7の装置と同様に接続
されている。
【0074】しかしながら、本例におけるコード化情報
信号復調処理回路31においては、図7の構成から選択
スイッチ35、イコライザ回路36及びアンプ37が除
去され、アンプ40の出力は直接EFM復調回路42に
供給されている。また、TCT66の出力は、選択スイ
ッチ98の一入力になっている。選択スイッチ98には
制御データ発生回路99の出力が他入力として供給され
ている。選択スイッチ98は、通常b側にあって制御デ
ータ発生回路99の出力を選択的に出力し、システムコ
ントローラ32から発せられる切換指令に応じてa側に
切り替わることによりTCT66の出力を選択的に出力
するように構成されている。
【0075】また、制御データ発生回路99は、ビデオ
スイッチ33における切換スイッチ68、69の可動接
点uが固定接点zに接触するように制御するデータを常
時発生する構成となっている。従って、システムコント
ローラ32から発せられる切換指令によってよって選択
スイッチ98がa側に切り替わらない限り、ビデオフォ
ーマット信号復調処理回路30から出力されたビデオフ
オーマット信号のみが共通接続点jに導出されサプコー
ドとして記録されているグラフィックコードによるビデ
オフォーマット信号の混合は行なわれない。
【0076】以上の構成におけるシステムコントローラ
32におけるプロセッサの動作を図26のフローチャー
トを参照して説明する。
【0077】ディスク1は、既に演奏位置にセットされ
ているものとする。この状態において、操作部60から
スタート指令が発せられると、プロセッサはモータ駆動
回路71に駆動指令を送出してスライダーモータを駆動
することによつてピックアップ22をディスク最内周位
置に移動させる(ステップS101)。ピックアップ2
2が最内周位置に到達したことが図示せぬ検出スイッチ
で検出されると、プロセッサはピックアップ22のフォ
ーカシングを行なつた後、ディスク20に記録されてい
る信号の読み取り動作を開始させ(ステップS10
2)、ビデオフォーマット信号復調処理回路30から出
力される制御データcによってビデオフォーマット信号
と共に記録されているディジタルオーデイオ信号のサブ
コードとしてグラフィックコードが記録されているか否
かを判定する(ステップS103)。
【0078】グラフィックコードが記録されてない場合
には、プロセッサは通常のプレイモード(ステップS1
04)に移行し、そのまま再生動作を続ける。尚、通常
のプレイモードでの動作に関しては良く知られているの
で、ここでは説明を省略する。
【0079】グラフィックコードが記録されている場合
には、プロセッサは操作部60からスーパーインポーズ
指令が発せられているか否かを判定する(ステップS1
05)。ステップS105においてスーパーインボーズ
指令が発せられてないと判定されたときは、プロセッサ
はステップS104に移行する。ステップS105にお
いてスーパーインポーズ指令が発せられていると判定さ
れたときは、プロセッサは操作部60から特殊再生指令
が発せられているか否かを判定する(ステップS10
6)。ステップS106において特殊再生指令が発せら
れてないと判定されたときは、プロセッサは選択スイッ
チ98をa側に切り替えてビデオフォーマット信号復調
処理回路30からのビデオフォーマット信号による動画
にグラフィックコードによる画像が挿入されるようにす
る(ステップS107)。
【0080】ステップS107の実行後、プロセッサは
操作部60からスーパーインポーズ指令が継続して発せ
られているか否を判定する(ステップS108)。ステ
ップS108においてスーパーインボーズ指定が継続し
て発せられていると判定されたときは、プロセッサは再
びステップS107に移行する。ステップS108にお
いてスーパーインポーズ指令が発せられてないと判定さ
れたときは、プロセッサは選択スイッチ98をb側に切
り替えて動画へのグラフィックコードによる画像の挿入
を停止して通常のプレイモードと同様の再生動作がなさ
れるようにし(ステップS109)、再びステップS1
03に移行する。
【0081】ステップS106において特殊再生指令が
発せられていると判定されたときは、プロセッサはビデ
オフォーマット信号復調処理回路30から出力される制
御データcによってディスク20がCAV(角速度一
定)ディスクであるか否かを判定する(ステップS11
0)。ステップS110においてディスク20がCAV
(角速度一定)ディスクでないと判定されたときは、プ
ロセッサはディスク20はCLV(線速度一定)ディス
クであると判定してビデオメモリ83を用いた静止画再
生がなされるように各部を制御し(ステップS11
1)、選択スイッチ98をa側に切り替えてビデオフオ
ーマット信号復調処理回路30からのビデオフォーマッ
ト信号による静止画にグラフィックコードによる画像が
挿入されるようにする(ステップS112)。尚、ステ
ップS111におけるビデオメモリ83を用いた静止画
再生は、垂直同期信号vによって1フィールド(又は1
フレーム)期間に亘ってライトイネーブル信号wを送出
して1フィールド分(又は1フレーム分)のビデオ情報
をビデオメモリ83に書き込み、かつ選択スイッチ80
をb側に切り替えることによりなされる。
【0082】ステップS112の実行後、プロセッサは
スーパーインポーズ指令が継統して発せられているか否
かを判定する(ステップS113)。ステップS113
においてスーパーインポーズ指令が継続して発せられて
いると判定されたときは、プロセッサは再びステップS
112に移行する。ステップS113においてスーパー
インポーズ指令が発せられてないと判定されたときは、
プロセッサは選択スイッチ98をb側に切り替えて静止
画へのグラフィックコードによる画像の挿入を停止する
と共に特殊再生指令が継続して発せられているか否かの
判定を繰り返して行ない(ステップS114)、特殊再
生指令が発せられてないと判定されたとき選択スイッチ
80をa側に切り替えて通常再生がなされるようにした
のち(ステップS115)、再びステップS103に移
行する。
【0083】一方、ステップS110においてディスク
20がCAV(角速度一定)ディスクであると判定され
たときは、プロセッサはビデオフォーマット信号復調処
理回路30から出力される制御データcによって1画面
分のグラフィックコードが読み取られたか否かの判定を
繰り返して行ない(ステップS116)、1画面分のグ
ラフィックコードが読み取られたときビデオフォーマッ
ト信号復調処理回路30から出力される制御データc中
にグラフィックコードに対応する画像再生位置情報が含
まれているか否かを判定する(ステップS117)。ス
テップS117において画像再生位置情報が含まれてい
ると判定されたときは、プロセッサはモータ駆動回路71
に駆動指令を送出してピックアップ22の情報読取用の
ビームを画像再生位置情報によつて示された位置に移動
させ(ステップS118)、ディスク20が一回転する
毎にピックアップ22の情報読取用光スポットを1トラ
ックだけジャンプさせることによる静止画再生動作を開
始する(ステップS119)。
【0084】また、ステップS117において画像再生
位置情報が含まれてないと判定されたときは、プロセッ
サはモータ駆動回路71に駆動指令を送出してピックア
ップ22の情報読取用のビームを1画面分のグラフィッ
クコードの記録開始位置近傍に移動させたのち(ステッ
プS120)、ステップS119に移行する。
【0085】ステップS119の実行後、プロセッサは
選択スイッチ98をa側に切り替えてビデオフォーマッ
ト信号復調処理回路30からのビデオフォーマット信号
による静止画にグラフィックコードによる画像が挿入さ
れるようにし(ステップS121)、スーパーインボー
ズ指令が継続して発せられているか否かを判定する(ス
テップS122)。ステップS122においてスーパー
インポーズ指令が継続して発せられていると判定された
ときは、プロセッサは再びステップS121に移行す
る。ステップS122においてスーパーイーンポーズ指
令が発せられてないと判定されたときは、プロセッサは
選択スイッチ98をb側に切り替えて静止画へのグラフ
ィックコードによる画像の挿入を停止すると共に特殊再
生指令が継続して発せられているか否かの判定を繰り返
して行ない(ステップS123)、特殊再生指令が発せ
られてないと判定されたとき1トラックジャンプによる
静止画再生動作を停止して通常再生がなされるようにし
たのち(ステップS124)、再びステップS103に
移行する。
【0086】以上の動作におけるステップS105によ
って操作部60のキー操作によるスーパーインポーズ指
令が発せられなかったときは、グラフィックコードが記
録されている場合でもステップS104に移行すること
により通常の再生動作がなされるので、FM変調されて
記録されているビデオフォーマット信号による画像への
グラフィックコードによる画像の挿入は、操作部60の
キー操作によってスーパーインポーズ指令が発せられた
ときのみなされることとなる。
【0087】次に、操作部60のキー操作によって特殊
再生指令が発せられると、CLVディスクの場合はステ
ップS106及びS110〜S113によつてビデオメ
モリにFM変調されて記録されているビデオフォーマッ
ト信号の1フィールド分(又は1フレーム分)が書き込
まれたのち繰り返して読み出されて静止画が再生される
と共にディスクの記録情報の読み取りが継続して行なわ
れ、ビデオメモリに書き込まれたビデオフォーマット信
号による静止画に記録順に順次再生されるグラフィック
コードによる画像が挿入される。
【0088】また、CAVディスクの場合は、ステップ
S110及びS116〜S122によって指定された位
置または1画面分のグラフィックコードの記録開始位置
近傍にFM変調されて記録されているビデオフオーマッ
ト信号による静止画に1画面分のグラフィックコードに
よる画像が挿入される。
【0089】尚、操作部60のキー操作による特殊再生
指令が発せられなかったときは、ステップS107〜S
109によってFM変調されて記録されているビデオフ
ォーマット信号による動画にグラフィックコードによる
画像が挿入される。
【0090】
【発明の効果】以上の如く、本発明の情報再生方法によ
れば、再生される記録媒体が第2の記録媒体であると判
定された場合、第2の記録媒体から得られる読取信号か
ら主画像情報、副画像情報及び混合比指定情報を復調
し、混合比指定情報に応じた混合割合で主画像情報に副
画像情報を混合した画像信号を生成することにより、文
字等の副画像情報を主画像情報の一部の領域に選択的に
混合して良好に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における記録モードの種類を示す図。
【図2】ロード・トランスパーレンシィ・コントロール
・テーブル命令の構成を示す図。
【図3】TCBのビットパターンと混合比との対応を示
す図。
【図4】ロード・カラールックアップテーブル・カラー
0〜カラー7命令を示す図。
【図5】ライト・フォント・フォアグラウンド/バック
グラウンド命令の構成を示す図。
【図6】複合ディスクの記録領域を示す図。
【図7】本発明による一実施例の情報再生方法を用いて
記録媒体を再生する再生装置を示すブロック図。
【図8】図7の装置におけるビデオフォーマット信号復
調処理回路30の具体構成例を示すブロック図。
【図9】図7の装置のシステムコントローラ32におけ
るプロセッサの動作の一例を示すフローチャート。
【図10】図7の装置のシステムコントローラ32にお
けるプロセッサの動作の他の例を示すフローチャート。
【図11】図7の装置によって得られる画像の一例を示
す図。
【図12】図7の装置によって得られる画像の他の例を
示す図。
【図13】本発明の他の実施例における記録モードの種
類を示す図。
【図14】セットTCW命令の構成を示す図。
【図15】ライト・フォント命令の構成を示す図。
【図16】セットTCW命令の構成を示す図。
【図17】プリセット・メモリ命令の構成を示す図。
【図18】本発明の更に他の実施例におけるエクステン
ディド・ライングラフィックスモードのセット・ウィン
ドウ命令の構成を示す図。
【図19】エクステンディド・ライングラフィックスモ
ードにおけるウィンドウを示す図。
【図20】エクステンディド・TVグラフィックスモー
ドにおけるセット・ウィンドウ命令の構成を示す図。
【図21】プリセット・メモリ命令の構成を示す図。
【図22】プリセット・ボーダー命令の構成を示す図。
【図23】エクステンディド・TVグラフィックスモー
ドにおけるウインドウを示す図。
【図24】本発明による他の実施例の情報再生方法を用
いて記録媒体を再生する再生装置を示すブロック図。
【図25】本発明による更に他の実施例の情報再生方法
を用いて記録媒体を再生する再生装置を示すブロック
図。
【図26】図25の装置のシステムコントローラ32に
おけるプロセッサの動作を示すフローチャート。
【図27】サブコードの記録フォーマットを示す図。
【図28】ライングラフィックスモードにおける画面構
成を示す図。
【図29】TVグラフィックスモードにおける画面構成
を示す図。
【主要部分の符号の説明】
20・・デイスク 22・・ピックアップ 26・・RFアンプ 30・・ビデオフォーマット信号復調処理回路 31・・コード化情報信号復調処理回路 33・・ビデオスイッチ 42・・EFM復調回路 53・・モード/インストラクション・デコーダ 55・・画像メモリ装置 58・・カラールックアップテーブル 66・・トランスパーレンシイ・コントロール・テーブ
ル 68,69・・切換スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 松岡 久雄 埼玉県所沢市林2丁目70番地1 パイオニ アアンサホン株式会社内 (72)発明者 津田 洋一郎 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 片桐 章一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 野村 知 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタルオーデイオ信号が記録された第
    1の記録媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタ
    ルオーデイオ信号、副画像情報を担う画像信号及び前記
    主画像情報と副画像情報の混合比を指定する混合比指定
    情報が記録された第2の記録媒体とを再生可能な再生装
    置における情報再生方法であって、 再生される記録媒体が前記第2の記録媒体であると判定
    された場合、前記第2の記録媒体から得られる読取信号
    から前記主画像情報、副画像情報及び混合比指定情報を
    復調し、前記混合比指定情報に応じた混合割合で前記主
    画像情報に前記副画像情報を混合した画像信号を生成す
    ることを特徴とする情報再生方法。
  2. 【請求項2】デイジタルオーデイオ信号が記録された第
    1の記録媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタ
    ルオーデイオ信号、副画像情報を担う画像信号、前記主
    画像情報と副画像情報の混合比を指定する混合比指定情
    報及び前記主画像情報によって形成される2次元画面上
    で前記副画像情報が混合されるべき領域を指定する混合
    領域指定情報が記録された第2の記録媒体とを再生可能
    な再生装置における情報再生方法であって、 再生される記録媒体が前記第2の記録媒体であると判定
    された場合、前記第2の記録媒体から得られる読取信号
    から前記主画像情報、副画像情報、混合比指定情報及び
    混合領域指定情報を復調し、前記混合比指定情報に応じ
    た混合割合によって、前記主画像情報によって形成され
    る2次元画面上の前記混合領域指定情報により指定され
    た領域にて前記副画像情報を混合した画像信号を生成す
    ることを特徴とする情報再生方法。
  3. 【請求項3】デイジタルオーデイオ信号が記録された第
    1の記録媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタ
    ルオーデイオ信号、副画像情報を担う画像信号及び前記
    主画像情報と副画像情報の混合比を指定する混合比指定
    情報が記録された第2の記録媒体とを再生可能な再生装
    置における情報再生方法であって、 再生される記録媒体が前記第2の記録媒体でありかつ前
    記主画像情報に対して前記副画像情報の混合が指定され
    ていると判定された場合、前記第2の記録媒体から得ら
    れる読取信号から前記主画像情報、副画像情報及び混合
    比指定情報を復調し、前記混合比指定情報に応じた混合
    割合で前記主画像情報に前記副画像情報を混合した画像
    信号を生成することを特徴とする情報再生方法。
  4. 【請求項4】デイジタルオーデイオ信号が記録された第
    1の記録媒体と、主画像情報を担う画像信号、デイジタ
    ルオーデイオ信号、副画像情報を担う画像信号、前記主
    画像情報と副画像情報の混合比を指定する混合比指定情
    報及び前記主画像情報によって形成される2次元画面上
    で前記副画像情報が混合されるべき領域を指定する混合
    領域指定情報が記録された第2の記録媒体とを再生可能
    な再生装置における情報再生方法であって、 再生される記録媒体が前記第2の記録媒体でありかつ前
    記主画像情報に対して前記副画像情報の混合が指定され
    ていると判定された場合、前記第2の記録媒体から得ら
    れる読取信号から前記主画像情報、副画像情報、混合比
    指定情報及び混合領域指定情報を復調し、前記混合比指
    定情報に応じた混合割合によって、前記主画像情報によ
    って形成される2次元画面上の前記混合領域指定情報に
    より指定された領域にて前記副画像情報を混合した画像
    信号を生成することを特徴とする情報再生方法。
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