JPH09298026A - 多極回路遮断器 - Google Patents

多極回路遮断器

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JPH09298026A
JPH09298026A JP11102696A JP11102696A JPH09298026A JP H09298026 A JPH09298026 A JP H09298026A JP 11102696 A JP11102696 A JP 11102696A JP 11102696 A JP11102696 A JP 11102696A JP H09298026 A JPH09298026 A JP H09298026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage line
circuit breaker
distribution board
terminal
side terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP11102696A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Hosogai
節夫 細貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH09298026A publication Critical patent/JPH09298026A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分電盤を安価に製造可能にするとともに、保
守点検作業の安全性を得る。 【解決手段】 上下段違いに配置された入力側端子接続
部3a、3bの下段位置に設けられた入力側端子接続部
3bに通ずる電流により応動し、開閉接点21aを開路
する過電流引き外し機構20と、上段位置の入力側端子
接続部3aに接続され上記過電流引き外し機構20に連
動して開路される開閉接点21bを備え、上段位置の入
力側端子接続部3aを中性線側接続端子5とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は分電盤用の多極回
路遮断器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば実開平7−30438号
公報に示された従来の分電盤用の多極回路遮断器を示す
斜視図である。図において、1は分電盤用多極回路遮断
器であり、絶縁成形樹脂よりなる筐体1aの内部には操
作ハンドル2によって同時に電圧極と中性極を開閉でき
る開閉機構(図示せず)が組み込まれている。3a、3
bは上記筐体1aの基体端部に上下段違いに形成された
2極の入力側端子接続部であり、上段の入力側端子接続
部3aには電圧線を接続する電圧線接続端子4が設けら
れ、下段の入力側端子接続部3bには中性線を接続する
中性線接続端子5が設けられている。6は上記入力側端
子接続部3a、3bの両側壁であり、6aは上記入力側
端子接続部3aと3bとの間に設けられた隔壁である。
【0003】次に従来の分電盤用多極回路遮断器1を使
用した分電盤の構成について図10、図11にて説明す
る。図10は従来の分電盤用多極回路遮断器1を使用し
た分電盤の平面図であり、図11はその正面図である。
図において、7は分電盤の主幹回路遮断器であり、その
負荷側には主幹バーの電圧線8a、中性線8bが接続さ
れる。単相3線回路の配電においては、左右の極を電圧
線(R)(T)、中央の極を中性線(N)に接続する。
主幹バーの電圧線8aの両側には分岐用の分電盤用多極
回路遮断器1が配置され、電圧線接続端子4には主幹バ
ーの電圧線8aとを接続する分岐バー10aが、また中
性線接続端子5には主幹バーの中性線8bとを接続する
分岐バー10bが接続される。11は分電盤の表板、1
2は分電盤の底板、13a及び13bは主幹回路遮断器
7及び分岐用の分電盤用多極回路遮断器1の表面と分電
盤の表板11との高さ位置を調整するための調整部材で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電圧線接
続端子4を上段に、中性線接続端子5を下段に配置した
従来の分電盤用多極回路遮断器においては、分電盤を構
成した場合、図11に示すように主幹バーの電圧線8
a、分岐バー10aと電圧の高い電圧線の導電バーが分
電盤の表面側に配置されることになり、分電盤の表板1
1との絶縁を確保するための特別な絶縁手段が要求され
盤コストを高くしたり、また、分電盤の表板11を取り
外して保守点検作業を行う際にも充電されている電圧線
に接続する危険性が高く作業にも高度な技能が要求され
ていた。
【0005】さらに、上記のように構成された分電盤に
おいては、主幹バーの電圧線8a、中性線8bから分岐
バー10a、10bを配置する必要があり、また、それ
ぞれ規定された絶縁距離を確保する必要があり、盤の小
形化に制限があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、盤の表面側に配置される導電バー
を接地側(中性線側)にでき、分電盤の表板11との絶
縁を簡略にして、かつ盤の保守点検作業を行う際にも充
電されている電圧線に接触する危険性を低くするもので
ある。
【0007】また、分電盤を更に小形化し、かつ安価に
製造するため、電圧線用の分岐バー10aを廃止して分
電盤用多極回路遮断器1の電圧線接続端子4を主幹バー
の電圧線8aに直接接続できるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多極回路
遮断器は、上下段違いに配置された入力側端子接続部の
下段位置に設けられた入力側端子接続部に通ずる電流に
より応動し開閉接点を開路する過電流引き外し機構と、
上段位置の入力側端子接続部に接続され、上記過電流引
き外し機構に連動して開路される開閉接点を備え、上段
位置の入力側端子接続部を中性線側接続端子としたもの
である。
【0009】また、下段位置の入力側端子接続部の高さ
位置部分の両側壁を切り欠き開放したものである。
【0010】そしてまた、下段位置の入力側端子接続部
の高さ位置部分の両側壁を切り欠き開放可能な薄肉側壁
としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図1〜
図4によって説明する。図1はこの発明の実施の形態1
による多極回路遮断器の斜視図、図2は内部接続構成の
概略接続図である。図において、1〜6は図9〜図11
に示した従来のものと同様のものである。この多極回路
遮断器1の内部には操作ハンドル2によって同時に開閉
できる2組の開閉接点21a、21bを有した開閉機構
(図示せず)が組み込まれ、電圧線に接続される極の開
閉接点21aには、過電流が流れたとき多極回路遮断器
を自動遮断する過電流引き外し機構20が接続される。
一方中性線に接続される極の開閉接点21bは過電流引
き外し機構は持たない。なお、上記2つの極は的確な絶
縁を確保している。3a、3bは筐体1aの基体端部に
上下段違いに形成された2極の入力側端子接続部であ
り、上段の入力側端子接続部3aには上記中性線を接続
する中性接続端子5が設けられ、下段の入力側端子接続
部3bには上記電圧線を接続する電圧線接続端子4が設
けられている。6は入力側端子接続部3a、3bの両側
壁であり、6aは入力側端子接続部3aと3bとの間に
設けられた隔壁である。
【0012】図3はこの発明の実施の形態1による多極
回路遮断器1を使用した分電盤構成の一例を示す平面図
であり、図4はその正面図である。7は分電盤の主幹回
路遮断器であり、その負荷側には主幹バーの電圧線8
a、中性線8bが接続される。通常単相3線回路におい
ては、左右の極を電圧線(R)(T)、中央の極を中性
線(N)に接続する。主幹バーの電圧線8aの両側には
分岐用のこの発明の実施の形態1による分電盤用多極回
路遮断器1が配置され、電圧線接続端子4には主幹バー
の電圧線8aとの間を接続する分岐バー10aが、また
中性線接続端子5には主幹バーの中性線8bとの間を接
続する分岐バー10bが接続される。11は分電盤の表
板であり、12は分電の底板である。13a及び13b
は主幹回路遮断器7及び分岐用の分電盤用多極回路遮断
器1の表面と分電盤の表板11との高さ位置を調整する
ための部材である。
【0013】このように構成された多極回路遮断器にお
いては、分電盤を構成した際に大地と同電位である中性
線が分電盤の表面側に、電圧の高い電圧線が分電盤の底
面側に配置されることにより分電盤の表板11と主幹バ
ーの中性線8b、分岐バー10bの絶縁処理を簡素化す
ることができるとともに、保守点検作業を行う際にも、
電圧線が下段にあるので、これに触れることもなくな
り、安全の信頼性も高くなる。
【0014】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2の多極回路遮断器の斜視図、図6、図7はこの発
明の実施の形態2による多極回路遮断器1を使用した分
電盤構成の一例を示す平面図と正面図である。図におい
て、実施の形態1と同一符号は同一または相当部分を示
している。15は開口部であり、下段位置に設けられた
入力側端子接続部3bの高さ位置部分の両側壁を切り欠
き電圧線接続端子4の高さより低く両側壁6を切り欠い
て設けられており、電圧線接続端子4の左右を見通すこ
とができ、主幹バーの電圧線8aを開口部15に挿入し
て、主幹バーの電圧線8aが直接電圧線接続端子4に接
触できるようになっている。16は筐体1aに設けられ
た貫通孔であり、電圧線接続端子4の電線締め付けねじ
17を見通すと共に、ねじを締め付けるための作業孔で
もある。
【0015】このように構成された多極回路遮断器1に
おいては、図6に示すように電圧線接続端子4を下段に
配置するとともに、開口部15に主幹バーの電圧線8a
を挿入して直接多極回路遮断器1の電圧線接続端子4と
接続することができるので、分電盤へ組み込む際は主幹
バーの電圧線8aと多極回路遮断器1の電圧線接続端子
4とを接続するための分岐バー10aが不要になると共
に盤サイズの小形化が可能となる。また、結線のための
ねじ締め箇所も軽減されるのでより経済的な分電盤を提
供することができる。
【0016】なお、この場合従来のもののように電圧線
接続端子4を上段に配置すれば、下段に配置される中性
線接続端子5の上部に主幹バーの電圧線8aが通るので
電線締め付けねじ18を締め付けることができなくな
る。また、下段に配置した中性線接続端子4の両側壁6
を切り欠いても主幹バーの中性線8bを直接接続するこ
とは不可能であることは、図からも容易に判断できる。
【0017】実施の形態3.図8は、この発明の実施の
形態3の多極回路遮断器の斜視図である。図において、
実施の形態1または2と同一符号は同一または相当部分
を示している。2で説明したものと同様である。19は
薄肉壁であり、下段位置に設けられた入力側端子接続部
3bの高さ位置の両側壁6に設けられており、簡単に加
工除去できて、電圧線接続端子4の高さより低く切り欠
くことにより、図5に示した開口部15を形成すること
ができ、左右を見通すことができる。薄肉側壁19を切
り欠いたものを分電盤へ組み込む際の作業性、盤の小形
化の効果は同様である。
【0018】簡単に切り欠きできる薄肉側壁19を設け
ることで、両側壁6の必要な盤、両側壁を開放して使用
する盤に任意に対応できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば上下段
違いに配置された多極回路遮断器の入力側端子接続部の
うち、中性線接続端子を上段に、電圧線接続端子を下段
に設けることにより、安価でより電気的に安全な分電盤
を提供することができると共に、保守点検作業における
安全作業を得ることができるという効果がある。
【0020】また、多極回路遮断器の下段に配置された
電圧線接続端子の両側壁を切り欠いて開放したことによ
り、安価で、小形化した分電盤を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の多極回路遮断器の
斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の多極回路遮断器の
内部接続構成の概略接続図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の多極回路遮断器を
使用した分電盤の一例を示す平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の多極回路遮断器を
使用した分電盤の一例を示す正面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の多極回路遮断器の
斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の多極回路遮断器を
使用した分電盤の一例を示す平面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の多極回路遮断器を
使用した分電盤の一例を示す正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3の多極回路遮断器の
斜視図である。
【図9】 従来の多極回路遮断器を示す斜視図である。
【図10】 従来の多極回路遮断器を使用した分電盤の
一例を示す平面図である。
【図11】 従来の多極回路遮断器を使用した分電盤の
一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 多極回路遮断器、1a 筐体、3a,3b 入力側
端子接続部、4 電圧線接続端子、5 中性線接続端
子、6 両側壁、6a 隔壁、8a 主幹バーの電圧
線、8b 主幹バーの中性線、10a,10b 分岐バ
ー、11 分電盤の表板、15 開口部、16 貫通
孔、19 薄肉側壁、20 過電流引き外し機構、21
a,21b 開閉接点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側面と隔壁とで区画された複数の入力
    側端子接続部を有し、これら入力側端子接続部が上下段
    違いに配置された多極回路遮断器において、下段位置に
    設けられた上記入力側端子接続部に接続され、この入力
    側端子接続部に通ずる電流により応動し開閉接点を開路
    する過電流引き外し機構と、上段位置に設けられた入力
    側端子接続部に接続され、上記過電流引き外し機構に連
    動して開路される開閉接点を備え、上記上段位置に設け
    られた入力側端子接続部を中性線側接続端子としたこと
    を特徴とする多極回路遮断器。
  2. 【請求項2】 下段位置に設けられた入力側端子接続部
    の両側壁を切り欠いて開口部を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の多極回路遮断器。
  3. 【請求項3】 下段位置に設けられた入力側端子接続部
    の両側壁を切り欠き開放可能な薄肉側壁としたことを特
    徴とする請求項1記載の多極回路遮断器。
JP11102696A 1996-05-01 1996-05-01 多極回路遮断器 Pending JPH09298026A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056732A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Panasonic Corp 直流開閉器および直流遮断器

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