JPH09297286A - 光サージ抑圧回路 - Google Patents

光サージ抑圧回路

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JPH09297286A
JPH09297286A JP11394596A JP11394596A JPH09297286A JP H09297286 A JPH09297286 A JP H09297286A JP 11394596 A JP11394596 A JP 11394596A JP 11394596 A JP11394596 A JP 11394596A JP H09297286 A JPH09297286 A JP H09297286A
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optical
incident
semiconductor
ein
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JP11394596A
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Akira Hirano
章 平野
Hiroyuki Tsuda
裕之 津田
Nobuyuki Kawase
伸行 川瀬
Kazuyuki Matsumura
和之 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ安価な構成で光サージ等を吸収・抑
圧する。 【解決手段】 入射光の光子1個あたりのエネルギーを
Einとし、半導体素子のバンドギャップエネルギーをE
g としたときに、 0.8 <Ein/Eg < 1.1 となるような半導体素子に光サージを入射して抑圧す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射信号光の光サ
ージや急激な光パワーの増加を抑圧して出力する光サー
ジ抑圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】エルビウムドープファイバ型光増幅器等
では、入射光パワーの瞬断が発生するとエルビウムイオ
ンの励起上準位に過度の励起電子が蓄積し、入射信号光
が復帰する瞬間に非常に大きなピークパワーをもつ光パ
ルス(光サージ)が発生する。この光サージは、後段に
接続されているコネクタや受光器に悪影響を与えること
があるので、その対策が必要になっている。
【0003】従来の光サージ抑圧回路としては、入射光
パワーをモニタし、その瞬断を検出したときに励起光パ
ワーの供給を停止する構成のものがある。しかし、瞬断
時間がミリ秒程度またはそれ以下に短くなると、入射光
パワーの瞬断を検出して直ちに励起光パワーを断にして
も、エルビウムイオンの励起上準位の緩和時間自体がミ
リ秒のオーダなので、物理的に光サージを抑圧すること
ができなかった。
【0004】また、光増幅器の出力側に可変の光減衰器
または光変調器を備え、光サージの発生に合わせて減衰
量を増加させる構成のものが考えられる。しかし、この
場合にも、光検出器、光減衰器、それらを制御する回路
のすべてに高速応答のものが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】入射光パワーの瞬断に
応じて光増幅器への励起光パワーを制御する構成では、
入射光パワーの瞬断時間が短くなると励起光パワーの供
給停止では間に合わず、光サージを抑圧することができ
なかった。また、光減衰器等を用いた構成では、高速の
制御系が必要となり、装置のコスト上昇が避けられなか
った。
【0006】本発明は、簡単かつ安価な構成で光サージ
等を吸収・抑圧することができる光サージ抑圧回路を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光サージ抑圧回
路は、入射光の光子1個あたりのエネルギーをEinと
し、半導体素子のバンドギャップエネルギーをEg とし
たときに、 0.8 <Ein/Eg < 1.1 となるような半導体素子を用いることを特徴とする。こ
のような半導体素子に光サージを入射したときの抑圧動
作について、図19,20を参照して説明する。
【0008】図19(a) は、半導体素子に入射される光
サージの時間波形を示す。この光パルスのエネルギーが
集光手段を介して半導体素子上に集められると、図19
(b)に示すように半導体素子の温度上昇が起こる。この
温度上昇により、図20に示すように半導体素子のバン
ド吸収端が長波長側へシフトし、入射光の波長の光が受
ける吸収係数が増加する。この吸収量の増加はさらに半
導体素子の温度上昇を招き、その温度上昇はさらに吸収
端のシフトを強める。この正帰還効果により図19(c)
に示すように急激に出射光パワーが制限される。なお、
図19(c) には、図19(a) に示す入射光の時間波形も
重ねて示している。
【0009】なお、Ein/Eg の値が 1.1よりも大きい
と、入射光のエネルギーが半導体素子の吸収バンドの中
に入り、入射光パワーが小さくても大きな吸収損失を受
け、入射光が遮断されてしまう。一方、Ein/Eg の値
が 0.8よりも小さいと、入射光のエネルギーが半導体素
子の吸収バンドから大きくずれてしまうので、上記の正
帰還を引き起こすのに必要な温度上場が得られず、光サ
ージの抑圧が不可能になる。
【0010】また、本発明の光サージ抑圧回路は、集光
手段による光パワーの集中度合い、すなわち絞り込む光
ビームのスポット径に応じて感度が決まる。したがっ
て、集光手段と半導体素子の距離を制御してスポット径
を変えることにより、光サージ抑圧回路の感度を調整す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態を
示す。図において、1−1,1−2は光ファイバ、2は
単レンズ集光系や多群構成のレンズ系から構成される入
射側集光手段、3は入力光パワーの増加に応じて吸収が
増加する半導体薄膜である。
【0012】半導体薄膜3は、図2(a) に示すように、
InP 基板31上にInGaAsP 膜32を形成し、表面
および裏面に無反射コーティング33−1,33−2を
施した構成である。なお、InGaAsP 膜32は、膜厚
が厚くなると光サージ抑圧の性能が高まるが、光サージ
抑圧回路としての損失が大きくなる。InGaAsP 膜3
2の厚みは、一般的には1〜20μm程度が適当である。
また、図2(b) に示すように、多層化したInGaAsP
層の間に透明層(InP 層)を挿入したInGaAsP/
InP層34を構成してもよい。多層化することにより
吸収領域を分散し、過度の温度上昇を抑えることができ
る。
【0013】光ファイバ1−1からの光は、入射側集光
手段2を介して半導体薄膜3に集光され、半導体薄膜3
から出射された光が光ファイバ1−2に結合される。こ
のとき、半導体薄膜3の上述した機能により入射光の光
サージが抑圧される。なお、入射側集光手段2のレンズ
系は、アクロマートやアポクロマートのような色消しレ
ンズ系であってもよく、そうでなくてもよい。
【0014】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光フ
ァイバ、2は入射側集光手段、3は入力光パワーの増加
に応じて吸収が増加する半導体薄膜、4は出射側集光手
段である。光ファイバ1−1からの光は、入射側集光手
段2を介して半導体薄膜3に集光され、半導体薄膜3か
ら出射された光が出射側集光手段4を介して光ファイバ
1−2に結合される。入射側集光手段2と出射側集光手
段4は同様の構成のものでよい。半導体薄膜3の構成は
第1の実施形態と同様であり、光サージ抑圧回路として
の機能も同様である。
【0015】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光フ
ァイバ、2は入射側集光手段、5は入力光パワーの増加
に応じて吸収が増加する半導体光導波路、4は出射側集
光手段である。光ファイバ1−1からの光は、入射側集
光手段2を介して半導体光導波路5に集光され、半導体
光導波路5から出射された光が出射側集光手段4を介し
て光ファイバ1−2に結合される。
【0016】半導体光導波路5は、図5に示すように、
GaAs基板51上にGaAsコア52およびGaAlAs ク
ラッド53のリッジ導波路を形成し、入射側および出射
側の端面に無反射コーティング54−1,54−2を施
した構成である。半導体光導波路5の機能は第1の実施
形態における半導体薄膜3と同様であり、光サージ抑圧
回路としての機能も同様である。
【0017】以上示した第1〜3の実施形態において、
半導体薄膜3または半導体光導波路5の温度が過度に上
昇しないようにヒートシンクを設けてもよい。このよう
な半導体素子とヒートシンクは、例えばAuSn半田を用
いて固定する。また、半田部はAu コーティングを施し
てもよい。フリップチップ実装を行うことも可能であ
る。また、半田の素材としてPbSnおよびIn を使用し
てもよく、半田の代わりに接着剤を使用して固定しても
よい。
【0018】第1および第2の実施形態における半導体
薄膜3にヒートシンクを固定する場合には、図6に示す
ように、光が透過する部分を窓として開けた構造とすれ
ばよい。図6において (a)は表面、(b) は裏面の状態を
示し、61はヒートシンク、62は半田、3は半導体薄
膜、63は窓である。ヒートシンク61の材料として
は、アルミナ、シリコン、ダイヤモンド、サファイア等
を用いることができる。
【0019】(第4の実施形態)図7は、本発明の第4
の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光フ
ァイバ、6は光サーキュレータ、7は集光手段、3′は
入力光パワーの増加に応じて吸収が増加する反射型の半
導体薄膜である。
【0020】反射型の半導体薄膜3′は、図8(a) に示
すように、InP 基板31上にInGaAsP膜32を形
成し、表面に無反射コーティング33、裏面に高反射コ
ーティング35を施した構成である。また、図8(b) に
示すように、多層化したInGaAsP層の間に透明層
(InP 層)を挿入したInGaAsP/InP層34を構
成してもよい。
【0021】光ファイバ1−1からの光は、光サーキュ
レータ6から集光手段7を介して反射型の半導体薄膜
3′に集光され、半導体薄膜3′で反射した光が集光手
段7から光サーキュレータ6を介して光ファイバ1−2
に結合される。このように、反射型の半導体薄膜3′と
光サーキュレータ6を用いることにより、第2の実施形
態における入射側集光手段2と出射側集光手段4とを共
用することができる。光サージ抑圧回路としての機能は
第1の実施形態と同様である。
【0022】(第5の実施形態)図9は、本発明の第5
の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光フ
ァイバ、6は光サーキュレータ、7は集光手段、5′は
入力光パワーの増加に応じて吸収が増加する反射型の半
導体光導波路である。
【0023】反射型の半導体光導波路5′は、図10に
示すように、GaAs基板51上にGaAsコア52および
GaAlAs クラッド53のリッジ導波路を形成し、入射
側(出射側)端面に無反射コーティング54、反対の端
面に高反射コーティング55を施した構成である。光フ
ァイバ1−1からの光は、光サーキュレータ6から集光
手段7を介して反射型の半導体光導波路5′に集光さ
れ、半導体光導波路5′の高反射コーティング55で反
射した光が集光手段7から光サーキュレータ6を介して
光ファイバ1−2に結合される。このように、反射型の
半導体光導波路5′と光サーキュレータ6を用いること
により、第3の実施形態における入射側集光手段2と出
射側集光手段4とを共用することができる。光サージ抑
圧回路としての機能は第1の実施形態と同様である。
【0024】以上示した第4,5の実施形態においても
同様に、反射型の半導体薄膜3′または半導体光導波路
5′の温度が過度に上昇しないようにヒートシンクを設
けることができる。この場合には、図6(b) に示すよう
な窓63は不要である。 (第6の実施形態)図11は、本発明の第6の実施形態
を示す。
【0025】図において、1−1,1−2は光ファイ
バ、7は集光手段、5′は入力光パワーの増加に応じて
吸収が増加する反射型の半導体光導波路である。本実施
形態の特徴は、図9に示す第5の実施形態における光サ
ーキュレータ6に代わる手段として、光ファイバ1−1
から反射型の半導体光導波路5′へ斜めに入射させ、入
射と出射の光軸を分けるように構成したところにある。
なお、反射型の半導体光導波路5′に代えて反射型の半
導体薄膜3′を用いても同様である。
【0026】(第7の実施形態)図12は、本発明の第
7の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光
ファイバ、2は入射側集光手段、3は入力光パワーの増
加に応じて吸収が増加する半導体薄膜、8は半導体薄膜
3を光軸方向に微動させる微動機構、4は出射側集光手
段である。
【0027】光ファイバ1−1からの光は、入射側集光
手段2を介して半導体薄膜3に集光され、半導体薄膜3
から出射された光が出射側集光手段4を介して光ファイ
バ1−2に結合される。このとき、半導体薄膜3が光軸
方向に微動することにより、半導体薄膜3上の光ビーム
のスポット径を変化させることができる。このスポット
径を大きくする方向に半導体薄膜3を移動させれば、局
所的な温度上昇は小さくなり、半導体薄膜3の吸収端シ
フト量も減少するので、それによる吸収量の増加すなわ
ち光サージ抑圧効果が弱まる。一方、スポット径を小さ
くする方向に半導体薄膜3を移動させれば光サージ抑圧
効果が強まる。このように、半導体薄膜3の位置を微動
機構8を用いて微動させることにより、光サージ抑圧回
路の感度を調整することができる。
【0028】(第8の実施形態)図13は、本発明の第
8の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光
ファイバ、9−1,9−2は中心部ほど屈折率が高くな
ったロッドレンズであり、その間に半導体薄膜3が挿入
された構成である。すなわち、本構成は、図3に示す第
2の実施形態における入射側集光手段2と出射側集光手
段4をロッドレンズ9−1,9−2に置き換えたものに
相当する。
【0029】光ファイバ1−1からの光は、ロッドレン
ズ9−1を介して集光され、半導体薄膜3上で焦点を結
ぶ。半導体薄膜3を透過した光は、ロッドレンズ9−2
を介して集光され、光ファイバ1−2に結合される。こ
のようなロッドレンズ9−1,9−2を用いた構成で
は、空間レンズ系を使用するよりも簡単で小型な光サー
ジ抑圧回路を構成することができる。また、空間レンズ
系よりも機械的衝撃に強くなり、耐久性を増すことがで
きる。
【0030】(第9の実施形態)図14は、本発明の第
9の実施形態を示す。図において、1−1,1−2は光
ファイバ、6は光サーキュレータ、9は中心部ほど屈折
率が高くなったロッドレンズ、3′は反射型の半導体薄
膜である。すなわち、本構成は、図9に示す第5の実施
形態における集光手段7をロッドレンズ9に置き換えた
ものに相当する。光サージ抑圧回路としての機能は第8
の実施形態と同様である。
【0031】(第10の実施形態)図15は、本発明の
第10の実施形態を示す。図において、1−1,1−2
は光ファイバ、9は中心部ほど屈折率が高くなったロッ
ドレンズ、3′は反射型の半導体薄膜である。すなわ
ち、本構成は、図11に示す第6の実施形態における集
光手段7をロッドレンズ9に置き換えたものに相当す
る。光サージ抑圧回路としての機能は第8の実施形態と
同様である。
【0032】(第11の実施形態)図16は、本発明の
第11の実施形態を示す。図において、1−1,1−2
は光ファイバ、9−1,9−2は中心部ほど屈折率が高
くなったロッドレンズであり、その間に半導体薄膜3が
挿入された構成である。ただし、半導体薄膜3の接触面
が光軸に垂直な軸から傾いて配置される。これにより、
半導体薄膜3の反射戻り光が抑圧され、その干渉効果に
よる光強度の揺らぎの発生等の悪影響を抑えることがで
きる。なお、以上示した第8〜11の実施形態におい
て、半導体薄膜3に代えて半導体光導波路5を用いても
よい。
【0033】(第12の実施形態)図17は、本発明の
第12の実施形態を示す。図において、1は光ファイ
バ、2は入射側集光手段、3はPINフォトダイオード
10の上層に配置された半導体薄膜である。図17(b)
には、PINフォトダイオード10の上層にInGaAs
P 膜32を配置し、表面に無反射コーティング33を
施した構成を示す。光サージはこのInGaAsP 膜32
で吸収され、光サージによるPINフォトダイオード1
0の破壊を防ぐことができる。本構成は、PINフォト
ダイオード10の他に、アバランシェフォトダイオー
ド、MSM受光素子についても有効である。
【0034】以上示した光サージ抑圧回路は、図18
(a) に示すように、エルビウムドープファイバ型光増幅
器EDFAの後段に配置することにより、入射光の瞬断
により発生する光サージを効果的に吸収し、後段への光
サージの伝搬を抑止することができる。また、図18
(b) に示すように、エルビウムドープファイバ型光増幅
器が多段構成されている場合には、その初段直後に光サ
ージ抑圧回路を挿入すればよい。本光サージ抑圧回路は
ゆっくりとした回復動作をするので、これより後段での
光サージの発生を抑止することができる。また、エルビ
ウムドープファイバEDFA内に半導体薄膜3または半
導体光導波路5を配置することにより、素子損失を補償
することができる。
【0035】以上示した各実施形態の光サージ抑圧回路
に用いられる半導体薄膜3または半導体光導波路5のコ
アは、バルクのInGaAsPまたはGaAs で構成されて
いるが、InGaAs/InAlAs 、InGaAs/InP、InGaAsP/InP 等
のMQW(多重量子井戸構造)でもよい。さらに、歪み
超格子や半導体ドープガラスでもよい。また、効率はや
や劣るがアモルファス材料でもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光サージ
抑圧回路は、半導体素子(半導体薄膜または半導体光導
波路)により光サージを直接抑圧する構成であるので、
簡単かつ高速に動作させることができる。また、本発明
の光サージ抑圧回路は、PINフォトダイオードなどの
受光素子と一体化することにより、光サージの抑圧機能
を有する受光素子を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図。
【図2】半導体薄膜3の構成例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す図。
【図5】半導体光導波路5の構成例を示す図。
【図6】半導体薄膜3にヒートシンクを固定した例を示
す図。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す図。
【図8】反射型の半導体薄膜3′の構成例を示す図。
【図9】本発明の第5の実施形態を示す図。
【図10】反射型の半導体光導波路5′の構成例を示す
図。
【図11】本発明の第6の実施形態を示す図。
【図12】本発明の第7の実施形態を示す図。
【図13】本発明の第8の実施形態を示す図。
【図14】本発明の第9の実施形態を示す図。
【図15】本発明の第10の実施形態を示す図。
【図16】本発明の第11の実施形態を示す図。
【図17】本発明の第12の実施形態を示す図。
【図18】本発明の光サージ抑圧回路の配置例を示す
図。
【図19】本発明の光サージ抑圧回路の動作例を説明す
る図。
【図20】本発明の光サージ抑圧回路におけるバンド吸
収端のシフト動作を説明する図。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 入射側集光手段 3 半導体薄膜 3′ 反射型の半導体薄膜 4 出射側集光手段 5 半導体光導波路 5′ 反射型の半導体光導波路 6 光サーキュレータ 7 集光手段 8 微動機構 9 ロッドレンズ 10 PINフォトダイオード 31 InP基板 32 InGaAsP膜 33,54 無反射コーティング 34 InGaAsP/InP層 35,55 高反射コーティング 51 GaAs基板 52 GaAsコア 53 GaAlAsクラッド 61 ヒートシンク 62 半田 63 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 和之 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の光子1個あたりのエネルギーを
    Einとし、半導体素子のバンドギャップエネルギーをE
    g としたときに 0.8 <Ein/Eg < 1.1 を満たす半導体素子と、 入射信号光を前記半導体素子に導く入射側集光手段と、 前記半導体素子を透過した光を出射信号光として取り出
    す出射側集光手段とを備えたことを特徴とする光サージ
    抑圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光サージ抑圧回路にお
    いて、 半導体素子の位置を光軸方向に微動させる微動機構を備
    えたことを特徴とする光サージ抑圧回路。
  3. 【請求項3】 入射光の光子1個あたりのエネルギーを
    Einとし、半導体素子のバンドギャップエネルギーをE
    g としたときに 0.8 <Ein/Eg < 1.1 を満たし、透過した入射光を折り返す手段を含む半導体
    素子と、 入射信号光を前記半導体素子に導き、前記半導体素子を
    透過および反射した光を出射信号光として取り出す集光
    手段とを備えたことを特徴とする光サージ抑圧回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光サージ抑圧回路にお
    いて、 集光手段は、入射信号光と出射信号光とを分離する光サ
    ーキュレータを含むことを特徴とする光サージ抑圧回
    路。
  5. 【請求項5】 受光素子の光入射面に、入射光の光子1
    個あたりのエネルギーをEinとし、半導体素子のバンド
    ギャップエネルギーをEg としたときに 0.8 <Ein/Eg < 1.1 を満たす半導体薄膜および無反射コーティング層を備え
    たことを特徴とする光サージ抑圧回路。
JP11394596A 1996-05-08 1996-05-08 光サージ抑圧回路 Pending JPH09297286A (ja)

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