JPH09296409A - ソフト舗装施工法および該施工法に使用するバインダー - Google Patents

ソフト舗装施工法および該施工法に使用するバインダー

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JPH09296409A
JPH09296409A JP13592896A JP13592896A JPH09296409A JP H09296409 A JPH09296409 A JP H09296409A JP 13592896 A JP13592896 A JP 13592896A JP 13592896 A JP13592896 A JP 13592896A JP H09296409 A JPH09296409 A JP H09296409A
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JP
Japan
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binder
pavement
weight
soft
petroleum
Prior art date
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JP13592896A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Sekiguchi
弘道 関口
Akira Seo
彰 瀬尾
Motomu Maeda
求 前田
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Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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  • Road Paving Structures (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、道路のソフト舗装方法を改良し、
短時間に施工が可能で、かつ使用した樹皮等の木目模
様、色等が現出可能で、さらに必要に応じて着色および
/または模様付けが可能な道路のソフト舗装施工法の提
供、さらにはソフト舗装方法に使用する舗装材の基材と
して産業廃棄物を使用することにより、産業廃棄物の有
効利用を目的とする。 【解決手段】 道路を舗装材でソフト舗装施工する方法
において、道路に舗装材基材を敷き均した後、該敷き均
した舗装材基材上にバインダーを散布することを特徴と
する道路をソフト舗装施工する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は公園、史跡、ハイキング
コース、サイクリングロード、ジョギングロード、フィ
ルドアスレチックコース、植え込み、遊歩道、散策山
道、各種建物の構内等の歩道、スポーツ施設例えば陸上
競技場のトラックやサッカーコート、テニスコート、競
走馬あるいは競走馬練習場のトラック等に利用されてい
る、歩行感覚がソフトで、歩行時の衝撃が緩和され、ま
た草生を防止することができ、かつ水浸透性にすぐれた
ソフト舗装の施工法および該施工法に使用するバインダ
ーに関する。
【0002】
【従来技術】前記ソフト舗装の施工法を樹皮とバインダ
ーを使用して施工する場合、 舗装現場と離れた舗装材の製造プラントまで樹皮を運
搬し、あらかじめ樹皮と樹皮のバインダーを混合した
後、再度混合物の形で現場まで運搬し敷き均すため、舗
装材の運搬費用が掛かるという問題および混練から解放
までに長時間を要するという問題があった。 樹皮を敷き均した上に乳剤を散布した場合、従来の散
布剤はその乾燥に時間がかり、その間に降雨等により乳
剤が流出してしまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な分野におけるソフト舗装法を改良し、短時間に施工が
可能で、かつ施工後短時間に使用が可能となり、また敷
き設した繊維質材料、例えば樹皮等の木目模様、色等が
現出可能で、さらに必要に応じて着色および/または模
様付けが可能なソフト舗装施工法の提供、さらにはソフ
ト舗装法に使用する舗装材の敷き設材として産業廃棄物
を使用することにより、産業廃棄物の有効利用を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、前記課
題を解決するために、ソフト舗装材によりソフト舗装施
工する方法において、現場で繊維質材料を所定の厚さに
敷き均した後、該敷き均した繊維質材料上にバインダー
を散布することを特徴とするソフト舗装施工法、および
該ソフト舗装施工法に使用するバインダーを提供したこ
とにある。本発明のソフト舗装施工法は、前記のように
史跡、ハイキングコース、サイクリングロード、ジョギ
ングロード、フィルドアスレチックコース、植え込み、
遊歩道、散策山道、各種建物の構内等の歩道、スポーツ
施設例えば陸上競技場のトラックやサッカーコート、テ
ニスコート、競走馬あるいは競走馬練習場のトラック等
のように人間が歩行、走行あるいは競技する場所や、競
争馬が歩行あるいは走行する場所に施工される。また、
本発明のソフト舗装施工法は、草生の防止を目的とし
て、植え込み、法面、あるい道路の分離帯等の場所に行
うこともできる。
【0005】
【発明の具体的な実施の態様】 本発明で使用する繊維質材料としては、例えば樹
皮、木屑、バンブーパウダー(竹の粉)、籾殻、コルク
粉末等が挙げられる。これら繊維質材料は、チップある
いは粒状物として、通常0.5〜10cmの厚さに敷き
均す。また、チップの大きさとしては、通常、長さ約
0.5cm、幅約0.1〜3cmおよび厚さが約0.5
cm程度のものが好ましい。 本発明で使用するバインダーとしては、繊維質材料
に散布された状態で急速に硬化し、繊維質材料を結合す
る特性を有するものであれば良い。その硬化速度は、気
温、湿度、天候等によっても相違するが、雨天あるいは
雨がかかる状態を除いて、少なくとも2時間以内、好ま
しくは1時間以内に硬化するものが好ましい。このよう
なバインダーとしては、急速硬化型アスファルト乳剤あ
るいはこれら乳化剤に骨材等を配合させた道路補修用ス
ラリーシール等が挙げられる。 さらに、本発明で使用するバインダーは、前記の様な急
速硬化特性に加えて、明色さらには透明性を有するもの
が、使用した繊維質材料の木目模様、色、形状等が表出
して自然感が生じ、かつ必要に応じて、さらに着色およ
び/または模様付けをすることが可能であるので好まし
い。前記のような急速硬化特性に加えて、明色さらには
透明性を有するバインダーとしては、下記のような
〔A〕および〔B〕成分を少なくとも有するバインダー
が好適である。
【0006】 〔A〕(1)石油系溶剤抽出油 20〜90重量% (2)C5留分を原料とする石油樹脂、C9留分を原料とする石油樹脂 およびC5とC9留分を原料とする石油樹脂よりなる群から選ばれ た少なくとも一種以上の石油樹脂 10〜80重量% (3)熱可塑性ゴム 0.1〜7重量% (4)マレイン化樹脂 0.1〜5重量% よりなる樹脂組成物を下記一般式(I)
【化2】 で示されるジアミン系乳化剤を用いて乳化した明色カチ
オン乳剤組成物50〜95重量%。 〔B〕 セメントミルク5〜50重量%。 前記成分〔A〕の明色カチオン乳剤組成物としては、本
出願人が先に出願した下記に示す明色カチオン乳剤組成
物あるいはこの明色カチオン乳剤組成物に骨材を配合し
たスラリーシールが(特願昭7−232029号公
報)、貯蔵安定性、骨材への付着性、耐磨耗性および耐
変形抵抗性に優れ、着色可能であるので特に好ましい。
したがって、このバインダーには、前記〔A〕および
〔B〕成分の他に、さらに着色のために染料、顔料等の
着色成分を配合しても良い。また、この明色カチオン乳
剤組成物の配合量は、50重量%未満では繊維質材料を
十分に固めることができないし、また、95重量%を越
えると硬化しにくい。前記成分〔B〕成分のセメントミ
ルクは、無機セメント成分と水との混合物であり、バイ
ンダーの硬化時間の調節のために使用されるが、その配
合量が5重量%未満ではバインダーが硬化しにくく、5
0重量%を越えると硬化が早すぎて施工ができない。本
発明のバインダーは、前記各配合成分の他に、繊維質材
料の防腐剤や除草剤等も配合することができる。
【0007】本発明において、バインダーの使用量は、
その種類によっても相違するが、通常繊維質材料に対し
て少なくとも30重量%を使用するのが好ましい。乳剤
の使用量が30重量%以下では繊維質材料を結合するた
めの粘着力が十分でない。バインダーの散布量は繊維質
材料の表面積によって相違するが、敷き設層の厚さを約
4cmとした場合、通常約2〜8Kg/m2を使用する
のが好ましい。散布量が約2Kg/m2未満では繊維質
材料の粘結力が十分でなく、また8Kg/m2を越える
とバインダーが過剰である。また、前記繊維質材料に代
えて、あるいは一緒に混合して、ゴム、弾性プラスチッ
ク、コークス等のチップ状あるいは粒状物も敷き設材と
して使用することができる。また、木材チップと砂を併
用し、例えば、木材チップの間に砂を充填することによ
り、弾性の程度を調節することができる。また、繊維質
材料には、繊維質材料の防腐剤や除草剤等の添加剤を、
必要に応じて配合して使用することができる。本発明に
おいて使用する前記繊維質材料は、産業廃棄物として排
出されるものであるので、その材料コストは非常に安価
であり、かつその施工方法が前記繊維質材料を直接に現
場で敷き均して、現場で繊維質材料とバインダーを結合
させて行うため、繊維質材料を舗装材の製造プラントま
で運搬する必要がないので、その施工費用は非常に安い
ものとなる。また、繊維質材料を使用することにより舗
装前あるいは舗装後においても舗装材の着色が非常に容
易であるし、かつその着色が鮮明であるし、その堅牢度
も高い。以下、本発明の実施例を示す。
【0008】
【実施例】
実施例1〜3 公園の歩道に敷き設した木屑上に、下表1に示す配合割
合で配合したバインダー(乳剤組成物)およびセメント
ミルクよりなるバインダーを約6.5Kg/m2の散布
量で散布した。天候は晴れであった。散布した舗装材
は、厚さ約4cmで約40分で硬化した。その間の平均
気温は約15℃、湿度は50%であった。
【表1】 なお、前記バインダー(乳化剤組成物)は、本出願人が
先に出願した下記に示す明色カチオン乳化剤組成物(特
願昭7−232029号公報)、セメントミルクとして
は無機セメント成分と水が1:1の重量比の混合物、ま
た木屑としては産業廃棄物の樹皮をチップ状に切断した
もの(大きさは平均約5cm)のものを使用した。ま
た、前表中の数値単位はkgである。
【0009】実施例4 前記実施例1において、木屑に代えて産業廃棄物である
ゴムをチップ状に切断したもの(大きさは平均約3m
m)を使用して同様に実施した。舗装材は約5Kg/m
2の散布量で散布した。天候は晴れであった。散布した
舗装材は、厚さ約3cmで、40分で硬化した。その間
の平均気温は13℃、湿度は45%であった。
【0010】比較例1 木屑4cm厚を使用して実施例1と同様にして公園の歩
道に約6Kg/m2の敷き設量で施工した。該施工した
木屑層にアスファルト乳剤(昭和シェル社製、商品名タ
イプー3)と水とを同量ずつ配合したバインダーを散布
した。実施例1で使用する明色カチオン系乳化剤と異な
り、本比較例で使用するアスファルト乳剤は、急速固化
型のものでないため、固化に約5時間を要した。このよ
うな長時間の固化時間を必要とするため、敷き設後、固
化までの間に降雨にさらされ、アスファルト乳剤が流出
してしまう場合が多い。また、このアスファルト乳剤は
黒色であるため、敷き設層も黒色であった。
【0011】
【効果】本発明によると、短時間に施工および交通解放
が可能で、かつ使用した樹皮等の木目模様、色等が現出
可能で、さらに必要に応じて着色および/または模様付
けが可能な道路のソフト舗装施工法および該ソフト舗装
施工法に使用するバインダーを提供することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフト舗装材によりソフト舗装施工する
    方法において、現場で繊維質材料を所定の厚さに敷き均
    した後、該敷き均した繊維質材料上にバインダーを散布
    することを特徴とするソフト舗装施工法。
  2. 【請求項2】 繊維質材料が樹皮および/または木屑で
    あり、バインダーが、少なくとも下記〔A〕および
    〔B〕成分を有する組成物である請求項1記載のソフト
    舗装施工法。 〔A〕(1)石油系溶剤抽出油 20〜90重量% (2)C5留分を原料とする石油樹脂、C9留分を原料とする石油樹脂 およびC5とC9留分を原料とする石油樹脂よりなる群から選ばれた 少なくとも一種以上の石油樹脂 10〜80重量% (3)熱可塑性ゴム 0.1〜7重量% (4)マレイン化樹脂 0.1〜5重量% よりなる樹脂組成物を下記一般式(I) 【化1】 で示されるジアミン系乳化剤を用いて乳化した明色カチ
    オン乳剤組成物50〜95重量%。 〔B〕 セメントミルク5〜50重量%。
  3. 【請求項3】少なくとも前記〔A〕および〔B〕成分を
    含有することを特徴とするソフト舗装施工法用バインダ
    ー。
JP13592896A 1996-05-02 1996-05-02 ソフト舗装施工法および該施工法に使用するバインダー Pending JPH09296409A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025228A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Shinyuki Green:Kk 整地面の舗装方法
JP2011137375A (ja) * 2011-04-15 2011-07-14 Japan Racing Association 表層体の再生方法
JP2015042807A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社白崎コーポレーション 構造物周囲の雑草抑止材及び雑草抑止構造

Cited By (4)

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