JPH09296345A - 飾り組物 - Google Patents
飾り組物Info
- Publication number
- JPH09296345A JPH09296345A JP13597796A JP13597796A JPH09296345A JP H09296345 A JPH09296345 A JP H09296345A JP 13597796 A JP13597796 A JP 13597796A JP 13597796 A JP13597796 A JP 13597796A JP H09296345 A JPH09296345 A JP H09296345A
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- JP
- Japan
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- heat
- braid
- yarns
- shrinkable
- strands
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- Pending
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- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装飾性を備えた組物に関し、長手方向側縁が
波形でかつ伸縮性を備えた組物を得ることを第1の課題
とし、表面に連続的な凹凸模様を備えた新しい態様の飾
り組物を得ることを第2の課題としている。 【解決手段】 ジグザグ状(平打組物の場合)またはス
パイラル状(丸打組物の場合)に延在する多数の糸条相
互が交錯することにより形成される組物において、組物
が熱収縮性弾性糸条71Aの集合72Aと非熱収縮性糸
条71Bの集合72Bとで形成されており、各集合72
A、72Bの要素となる複数本の糸条相互は互いに隣接
して組まれていることを特徴とする。上記第1の課題
は、糸条の略半数を熱収縮性弾性糸条71Aとしてこれ
らが一つの集合を形成するように配置した平打組物によ
り達成される。第2の課題は、熱収縮性弾性糸条の集合
72Aと非熱収縮性糸条の集合72Bを複数集合宛配置
することにより達成される。
波形でかつ伸縮性を備えた組物を得ることを第1の課題
とし、表面に連続的な凹凸模様を備えた新しい態様の飾
り組物を得ることを第2の課題としている。 【解決手段】 ジグザグ状(平打組物の場合)またはス
パイラル状(丸打組物の場合)に延在する多数の糸条相
互が交錯することにより形成される組物において、組物
が熱収縮性弾性糸条71Aの集合72Aと非熱収縮性糸
条71Bの集合72Bとで形成されており、各集合72
A、72Bの要素となる複数本の糸条相互は互いに隣接
して組まれていることを特徴とする。上記第1の課題
は、糸条の略半数を熱収縮性弾性糸条71Aとしてこれ
らが一つの集合を形成するように配置した平打組物によ
り達成される。第2の課題は、熱収縮性弾性糸条の集合
72Aと非熱収縮性糸条の集合72Bを複数集合宛配置
することにより達成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飾り組物、たと
えば衣服や身の回り品の布の縁に縫着して縁飾りとして
用いる飾り組紐などに関するもので、波状の組物または
表面に連続的な凹凸模様を備えた組物に関するものであ
る。
えば衣服や身の回り品の布の縁に縫着して縁飾りとして
用いる飾り組紐などに関するもので、波状の組物または
表面に連続的な凹凸模様を備えた組物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】製紐業界で山道と俗称されている飾り組
物がある。この飾り組物は、図10に示すように、波形
になった平打組物で、多数の糸条を編み組みするときに
その糸条の1本に高い張力をかけて、通常の編み組みで
はジグザグに組まれる当該糸条が組組織内で真っ直ぐに
配置されるようにすることによって製作される。
物がある。この飾り組物は、図10に示すように、波形
になった平打組物で、多数の糸条を編み組みするときに
その糸条の1本に高い張力をかけて、通常の編み組みで
はジグザグに組まれる当該糸条が組組織内で真っ直ぐに
配置されるようにすることによって製作される。
【0003】従って図10に示す飾り組物には、真っ直
ぐに伸びる1本の糸条56が組み込まれており、従って
図10に示す飾り組物は、伸びることができない。
ぐに伸びる1本の糸条56が組み込まれており、従って
図10に示す飾り組物は、伸びることができない。
【0004】一方、伸縮性を備えた飾り組物として、平
打組物の幅の半分だけにゴム糸を編み込んだ組物が知ら
れている。この飾り組物は、図11に示すように、平打
組物の幅の半分だけが縮むため、他方の半分の側にフリ
ル状の凹凸が形成される。この飾り組物は、張力がかか
ったときにゴム糸が伸びるので、伸縮性を備えている。
打組物の幅の半分だけにゴム糸を編み込んだ組物が知ら
れている。この飾り組物は、図11に示すように、平打
組物の幅の半分だけが縮むため、他方の半分の側にフリ
ル状の凹凸が形成される。この飾り組物は、張力がかか
ったときにゴム糸が伸びるので、伸縮性を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の飾り組物は、
主として衣服やテーブルクロスなどの布の縁飾りとして
用いられるが、図10に示す波形の飾り組物57は、伸
縮性を備えていないため、ニット製品などの伸縮性のあ
る布の縁飾りとしては使用することができない。一方、
図11に示す飾り組物58は、伸縮性を備えているか
ら、ニット製品の縁飾りとして用いることができるが、
図10の組物とは形状が全く異なり、縁飾りとして使っ
たときの美観が全く異なるため、図10の飾り組物の代
わりに用いることはできない。
主として衣服やテーブルクロスなどの布の縁飾りとして
用いられるが、図10に示す波形の飾り組物57は、伸
縮性を備えていないため、ニット製品などの伸縮性のあ
る布の縁飾りとしては使用することができない。一方、
図11に示す飾り組物58は、伸縮性を備えているか
ら、ニット製品の縁飾りとして用いることができるが、
図10の組物とは形状が全く異なり、縁飾りとして使っ
たときの美観が全く異なるため、図10の飾り組物の代
わりに用いることはできない。
【0006】この発明は、図10に示したような波形の
飾り組物で伸縮性を備えたものを得ることを第1の課題
としており、さらに従来の技術では得られなかった表面
に新しい態様の凹凸を備えた飾り組物を得ることを第2
の課題としている。
飾り組物で伸縮性を備えたものを得ることを第1の課題
としており、さらに従来の技術では得られなかった表面
に新しい態様の凹凸を備えた飾り組物を得ることを第2
の課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の飾り組物は、
互いに平行にジグザグ状(平打組物の場合)またはスパ
イラル状(丸打組物の場合)に延在する多数の糸条相互
が交錯することによって形成されている組物において、
組物が熱収縮性弾性糸条71Aの集合72Aと非熱収縮
性糸条71Bの集合72Bとで形成されており、各集合
72A、72Bの要素となる複数本の糸条相互は互いに
隣接して組まれていることを特徴とするものである。
互いに平行にジグザグ状(平打組物の場合)またはスパ
イラル状(丸打組物の場合)に延在する多数の糸条相互
が交錯することによって形成されている組物において、
組物が熱収縮性弾性糸条71Aの集合72Aと非熱収縮
性糸条71Bの集合72Bとで形成されており、各集合
72A、72Bの要素となる複数本の糸条相互は互いに
隣接して組まれていることを特徴とするものである。
【0008】上記第1の課題は、上記構造を備えた平打
組物において、組物を構成する多数の糸条の略半数を熱
収縮性弾性糸条71Aとしてこれらが一つの集合を形成
するように糸条を配置する(従って、残りの略半数の糸
条が一つの非熱収縮性糸条71Bの集合を形成する)こ
とにより、達成される。
組物において、組物を構成する多数の糸条の略半数を熱
収縮性弾性糸条71Aとしてこれらが一つの集合を形成
するように糸条を配置する(従って、残りの略半数の糸
条が一つの非熱収縮性糸条71Bの集合を形成する)こ
とにより、達成される。
【0009】また上記第2の課題は、組物を構成する多
数の糸条を熱収縮性弾性糸条71Aの複数の集合72A
と非熱収縮性糸条71Bの複数の集合72Bとで形成す
ることとし、熱収縮性弾性糸条の複数の集合72Aのそ
れぞれが、それぞれ略等しい本数の糸条からなり、非熱
収縮性糸条の複数の集合72Bのそれぞれが、それぞれ
略等しい本数の糸条からなるように構成することによ
り、達成される。
数の糸条を熱収縮性弾性糸条71Aの複数の集合72A
と非熱収縮性糸条71Bの複数の集合72Bとで形成す
ることとし、熱収縮性弾性糸条の複数の集合72Aのそ
れぞれが、それぞれ略等しい本数の糸条からなり、非熱
収縮性糸条の複数の集合72Bのそれぞれが、それぞれ
略等しい本数の糸条からなるように構成することによ
り、達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】平打組物の組み機は、図1に示す
ように、連続8字状に設けられたガイド溝50に沿って
走行する多数のスピンドル51、51(図に黒丸で示す
もの)を備えており、このスピンドル51に糸条を巻回
したボビンを装填して、ボビンの軸方向に糸条を引き出
しながらスピンドル51をガイド溝50に沿って走行さ
せることによって編み組みされる。図にスピンドルの走
行方向を矢印で、走行順序を1から24の番号で表して
いる。
ように、連続8字状に設けられたガイド溝50に沿って
走行する多数のスピンドル51、51(図に黒丸で示す
もの)を備えており、このスピンドル51に糸条を巻回
したボビンを装填して、ボビンの軸方向に糸条を引き出
しながらスピンドル51をガイド溝50に沿って走行さ
せることによって編み組みされる。図にスピンドルの走
行方向を矢印で、走行順序を1から24の番号で表して
いる。
【0011】組み機のスピンドル51にボビンを装填す
るに際し、ガイド溝50の一方の折り返し点52から約
半分の長さの範囲にあるスピンドル51A(図に二重丸
で示すスピンドル)に熱収縮性弾性糸条71Aを巻回し
たボビンを装填し、残りのスピンドル51B(図に黒丸
のみで示すスピンドル)に熱収縮性を備えていない糸条
71Bを巻回したボビンを装填して、組み機に通常の編
み組み動作を行わせることにより、通常の組み組織の平
打組物が得られる。
るに際し、ガイド溝50の一方の折り返し点52から約
半分の長さの範囲にあるスピンドル51A(図に二重丸
で示すスピンドル)に熱収縮性弾性糸条71Aを巻回し
たボビンを装填し、残りのスピンドル51B(図に黒丸
のみで示すスピンドル)に熱収縮性を備えていない糸条
71Bを巻回したボビンを装填して、組み機に通常の編
み組み動作を行わせることにより、通常の組み組織の平
打組物が得られる。
【0012】得られた平打組物52は、図2に示すハッ
チングを付した領域53では交錯する糸条のうちの互い
に平行な一方の側の糸条が熱収縮性弾性糸条71Aで、
他方が非熱収縮性糸条であり、クロスハッチングをした
領域54では交錯する糸条の全てが熱収縮性弾性糸条7
1Aであり、またハッチングのない白地の領域55は交
錯する糸条の全てが非熱収縮性糸条71Bとなる。
チングを付した領域53では交錯する糸条のうちの互い
に平行な一方の側の糸条が熱収縮性弾性糸条71Aで、
他方が非熱収縮性糸条であり、クロスハッチングをした
領域54では交錯する糸条の全てが熱収縮性弾性糸条7
1Aであり、またハッチングのない白地の領域55は交
錯する糸条の全てが非熱収縮性糸条71Bとなる。
【0013】熱収縮性弾性糸条71Aとしては、たとえ
ばポリウレタンにアクリルを巻回したコアスパンヤーン
が特に適しており、この種の熱収縮性弾性糸条を用いた
ときは、編成された組物52を80度程度の熱湯に浸漬
することにより、熱収縮性弾性糸条が収縮して、図3に
示すように長手方向に波形に屈曲する組物が得られる。
非熱収縮性糸条71Bには各種のものが使用可能である
が、ナイロンを使用したものが特に組物の平坦性に優れ
ている。そしてこのようにして得られた波形の平打組物
は、長手方向の伸縮性を備えており、ニット製品等の伸
縮性のある布の縁飾りとして用いることができる。
ばポリウレタンにアクリルを巻回したコアスパンヤーン
が特に適しており、この種の熱収縮性弾性糸条を用いた
ときは、編成された組物52を80度程度の熱湯に浸漬
することにより、熱収縮性弾性糸条が収縮して、図3に
示すように長手方向に波形に屈曲する組物が得られる。
非熱収縮性糸条71Bには各種のものが使用可能である
が、ナイロンを使用したものが特に組物の平坦性に優れ
ている。そしてこのようにして得られた波形の平打組物
は、長手方向の伸縮性を備えており、ニット製品等の伸
縮性のある布の縁飾りとして用いることができる。
【0014】縁飾り用の組物は、通常編み組みしたあと
染色されるので、この染色時に加熱されるから、このと
きに熱収縮性弾性糸条の収縮が起こり、加熱のための工
程を追加しなくても目的とする伸縮性を備えた波形の飾
り組物を得ることができる。
染色されるので、この染色時に加熱されるから、このと
きに熱収縮性弾性糸条の収縮が起こり、加熱のための工
程を追加しなくても目的とする伸縮性を備えた波形の飾
り組物を得ることができる。
【0015】上記は請求項2に記載した飾り組物の例を
示したものであり、この形態の組物は主に縁飾りに用い
られ、従って平打組物とするのが有効である。一方請求
項3に記載した飾り組物は、従来にない外観を備えた組
物となるので、平打組紐または丸打組紐として各種用途
の組紐として用いることができる。
示したものであり、この形態の組物は主に縁飾りに用い
られ、従って平打組物とするのが有効である。一方請求
項3に記載した飾り組物は、従来にない外観を備えた組
物となるので、平打組紐または丸打組紐として各種用途
の組紐として用いることができる。
【0016】図4ないし6は、請求項3の実施態様を示
したもので、熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮
性糸条の集合72Bとを2集合ずつとした平打組物の例
である。図6に示した組物は、平打組物用の組み機のガ
イド溝50の両端部分にあるスピンドル(図4に二重丸
で示したスピンドル)51Aに熱収縮性弾性糸条71A
を巻回したボビンを装填し、他のスピンドル(図4で単
なる黒丸で示したスピンドル51B)に非熱収縮性の糸
条71Bを巻回したボビンを装填して、通常の方法で編
み組みを行うことにより製造される。
したもので、熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮
性糸条の集合72Bとを2集合ずつとした平打組物の例
である。図6に示した組物は、平打組物用の組み機のガ
イド溝50の両端部分にあるスピンドル(図4に二重丸
で示したスピンドル)51Aに熱収縮性弾性糸条71A
を巻回したボビンを装填し、他のスピンドル(図4で単
なる黒丸で示したスピンドル51B)に非熱収縮性の糸
条71Bを巻回したボビンを装填して、通常の方法で編
み組みを行うことにより製造される。
【0017】この方法により得られた平打組物60は、
互いにジグザグに交錯する熱収縮性弾性糸条の集合72
A(図5でハッチングを付した領域53、54)を備え
たものとなる。図でハッチングがクロスしている領域5
4は、交錯する糸条の両方が熱収縮性弾性糸条71Aと
なる領域であり、斜線のみの領域53は、交錯する糸条
の一方のみが熱収縮性弾性糸条71Aとなる領域であ
り、白地の領域55は、交錯する糸条の両方が非熱収縮
性糸条71Bとなる領域である。
互いにジグザグに交錯する熱収縮性弾性糸条の集合72
A(図5でハッチングを付した領域53、54)を備え
たものとなる。図でハッチングがクロスしている領域5
4は、交錯する糸条の両方が熱収縮性弾性糸条71Aと
なる領域であり、斜線のみの領域53は、交錯する糸条
の一方のみが熱収縮性弾性糸条71Aとなる領域であ
り、白地の領域55は、交錯する糸条の両方が非熱収縮
性糸条71Bとなる領域である。
【0018】このようにして編み組みされた図5の平打
組物60は、熱湯に浸漬することによって熱収縮性弾性
糸条が長手方向に収縮するため、図5のハッチングを施
してない部分が凸または凹となった表面に連続して凹凸
模様が形成された平打組物が得られる。
組物60は、熱湯に浸漬することによって熱収縮性弾性
糸条が長手方向に収縮するため、図5のハッチングを施
してない部分が凸または凹となった表面に連続して凹凸
模様が形成された平打組物が得られる。
【0019】図4ないし6は、非熱収縮性糸条の割合が
多くかつ熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮性糸
条の集合72Bをそれぞれ2集合ずつとしたものの例で
ある。図7ないし9は、熱収縮性弾性糸条71Aの割合
が多くかつ熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮性
糸条の集合72Bをそれぞれ4集合ずつとしたものの例
であり、図7に二重丸で示したスピンドル51Aに熱収
縮性弾性糸条71Aのボビンが、黒丸だけで示したスピ
ンドル51Bに非熱収縮性糸条71Bのボビンが装填さ
れる。編み組みされた組物は図8に示すようであり、熱
収縮させた後の組物は、図9で示すように、少ない本数
の非熱収縮性糸条71Bの交差領域55が突出した独特
の趣のある組紐が得られる。
多くかつ熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮性糸
条の集合72Bをそれぞれ2集合ずつとしたものの例で
ある。図7ないし9は、熱収縮性弾性糸条71Aの割合
が多くかつ熱収縮性弾性糸条の集合72Aと非熱収縮性
糸条の集合72Bをそれぞれ4集合ずつとしたものの例
であり、図7に二重丸で示したスピンドル51Aに熱収
縮性弾性糸条71Aのボビンが、黒丸だけで示したスピ
ンドル51Bに非熱収縮性糸条71Bのボビンが装填さ
れる。編み組みされた組物は図8に示すようであり、熱
収縮させた後の組物は、図9で示すように、少ない本数
の非熱収縮性糸条71Bの交差領域55が突出した独特
の趣のある組紐が得られる。
【0020】以上説明した3つの実施形態は、この発明
に属する飾り組物のうち実用上特に有効な形態のもので
あるが、丸打組物用の組み機に同様の形態で熱収縮性弾
性糸条を巻回したボビンと、非熱収縮性糸条を巻回した
ボビンとを装填することにより、スパイラル状に捩じれ
た丸打組物や表面にダイヤモンド形の連続した凹凸を形
成した丸打組物を得ることができる。
に属する飾り組物のうち実用上特に有効な形態のもので
あるが、丸打組物用の組み機に同様の形態で熱収縮性弾
性糸条を巻回したボビンと、非熱収縮性糸条を巻回した
ボビンとを装填することにより、スパイラル状に捩じれ
た丸打組物や表面にダイヤモンド形の連続した凹凸を形
成した丸打組物を得ることができる。
【0021】さらに組み機に装填される熱収縮性弾性糸
条を巻装したボビンと非熱収縮性糸条を巻装したボビン
との装填態様を種々組み合わせることによって、表面に
種々の態様の凹凸模様を形成した平打組物や丸打組物を
得ることができる。
条を巻装したボビンと非熱収縮性糸条を巻装したボビン
との装填態様を種々組み合わせることによって、表面に
種々の態様の凹凸模様を形成した平打組物や丸打組物を
得ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したこの発明により、従来得る
ことができなかった伸縮性を備えた波形の飾り組物や、
従来の飾り組物とは全く異なる趣を備えた飾り組物を得
ることができるという効果がある。
ことができなかった伸縮性を備えた波形の飾り組物や、
従来の飾り組物とは全く異なる趣を備えた飾り組物を得
ることができるという効果がある。
【図1】組み機への熱収縮性弾性糸条と非熱収縮性糸条
のボビンの装填を示す説明図
のボビンの装填を示す説明図
【図2】第1の形態の平打組物の組織を模式的に示す説
明図
明図
【図3】図2の組物を熱収縮させて得られた飾り組物の
平面図
平面図
【図4】第2の実施形態における組み機への熱収縮性弾
性糸条と非熱収縮性糸条のボビンの装填を示す説明図
性糸条と非熱収縮性糸条のボビンの装填を示す説明図
【図5】第2の実施形態の平打組物の組織を模式的に示
す説明図
す説明図
【図6】図5の組物を熱収縮させて得られた飾り組物の
斜視図
斜視図
【図7】第3の実施形態における組み機への熱収縮性弾
性糸条と非熱収縮性糸条のボビンの装填を示す説明図
性糸条と非熱収縮性糸条のボビンの装填を示す説明図
【図8】第3の実施形態の平打組物の組織を模式的に示
す説明図
す説明図
【図9】図7の組物を熱収縮させて得られた飾り組物の
斜視図
斜視図
【図10】従来の波形の平打組物を示す説明図
【図11】従来の伸縮性を備えた飾り組物の一例を示す
斜視図
斜視図
【符号の説明】 71A 熱収縮性弾性糸条 71B 非熱収縮性糸条 72A 熱収縮性弾性糸条の集合 72B 非熱収縮性糸条の集合
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】熱収縮性弾性糸条71Aとしては、たとえ
ばポリウレタンにアクリルを巻回したコアスパンヤーン
(登録商標)が特に適しており、この種の熱収縮性弾性
糸条を用いたときは、編成された組物52を80度程度
の熱湯に浸漬することにより、熱収縮性弾性糸条が収縮
して、図3に示すように長手方向に波形に屈曲する組物
が得られる。非熱収縮性糸条71Bには各種のものが使
用可能であるが、ナイロンを使用したものが特に組物の
平坦性に優れている。そしてこのようにして得られた波
形の平打組物は、長手方向の伸縮性を備えており、ニッ
ト製品等の伸縮性のある布の縁飾りとして用いることが
できる。
ばポリウレタンにアクリルを巻回したコアスパンヤーン
(登録商標)が特に適しており、この種の熱収縮性弾性
糸条を用いたときは、編成された組物52を80度程度
の熱湯に浸漬することにより、熱収縮性弾性糸条が収縮
して、図3に示すように長手方向に波形に屈曲する組物
が得られる。非熱収縮性糸条71Bには各種のものが使
用可能であるが、ナイロンを使用したものが特に組物の
平坦性に優れている。そしてこのようにして得られた波
形の平打組物は、長手方向の伸縮性を備えており、ニッ
ト製品等の伸縮性のある布の縁飾りとして用いることが
できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに平行にジグザグまたはスパイラル
状に延在する多数の糸条相互が交錯することによって形
成されている組物において、前記糸条の隣接する複数本
が熱収縮性弾性糸条(71A) であり、他の糸条が非熱収縮
性糸条(71B)であることを特徴とする、飾り組物。 - 【請求項2】 組物が平打組物であり、組物を構成する
多数の糸条の互いに隣接する約半数が熱収縮性弾性糸条
(71A) である、請求項1記載の飾り組物。 - 【請求項3】 互いに隣接する熱収縮性弾性糸条(71A)
の複数本で形成された熱収縮性弾性糸条の集合(72A)
と、互いに隣接する非熱収縮性糸条(71B) の複数本で形
成された非熱収縮性糸条の集合(72B) とをそれぞれ複数
集合ずつ備え、熱収縮性弾性糸条の各集合はそれぞれ略
等しい本数の糸条からなり、非熱収縮性糸条の各集合は
それぞれ略等しい本数の糸条からなることを特徴とす
る、請求項1記載の飾り組物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597796A JPH09296345A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 飾り組物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13597796A JPH09296345A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 飾り組物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296345A true JPH09296345A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15164308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13597796A Pending JPH09296345A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 飾り組物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09296345A (ja) |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP13597796A patent/JPH09296345A/ja active Pending
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