JPH09295588A - 車体側部構造 - Google Patents

車体側部構造

Info

Publication number
JPH09295588A
JPH09295588A JP13264296A JP13264296A JPH09295588A JP H09295588 A JPH09295588 A JP H09295588A JP 13264296 A JP13264296 A JP 13264296A JP 13264296 A JP13264296 A JP 13264296A JP H09295588 A JPH09295588 A JP H09295588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
roof
rail
sash
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13264296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
寛 山本
Eizo Kudo
栄蔵 工藤
Mitsunori Yamada
光典 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP13264296A priority Critical patent/JPH09295588A/ja
Publication of JPH09295588A publication Critical patent/JPH09295588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 客室を有する車両に必要な構成を具備させつ
つ、簡単な製造装置を用いて組み立て可能な車体側部構
造を提供する。 【解決手段】 左ボディサイド部3には、乗降用開口部
13が設けられているとともに、複数の下窓部14・・
・と上窓部15・・・とが上下に設けられている。下窓
部14・・・の下部には、乗降用開口部13を挟んで前
後に延在する左ボディサイド主体部16が設けられてい
る。左ボディサイド主体部16は、下部サイドパネル1
7と上部サイドパネル18とを、相対向する上下端部に
設けられた嵌合部19にて結合させて構成されている。
この両サイドパネル17、18は、アルミ製の押し出し
成形材からなり、外板と内板とを一体に有する閉断面形
状のパネルからなる。ウェストレール26とルーフサイ
ドレール34間には、各窓部14,15を形成するため
の複数の連結部材30が間隔をおいて配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックスカー
やバス等の比較的多数の乗員席を有する車体の側部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車体構造としては、図17及び図
18に示すものが知られている(実開平6−29929
号公報参照)。この車両は、トラック型の車体81と、
該車体81の荷台上に設けられた箱バン82とから構成
されている。車体81は、一般的な車体構造と同様に、
プレス成形されたパネルを接合することにより構成され
ている。一方箱バン82は、相互に結合された前壁8
3、左右側壁84,85、及びルーフ86を有するとと
もに、後部には開口部87と該開口部87を開閉するド
ア88とが設けられている。箱バン82の左右側壁8
4,85は、図13に示すように、外板89と内板90
とを一体的に有する押し出し成形材からなるサイドパネ
ル91を連結して構成されている。
【0003】すなわち、サイドパネル91は、外板89
と内板90を一体的に有することにより、従来の車体に
用いられているプレス成形された車体パネルと異なり、
それ自体姿勢保持能力を有している。したがって、箱バ
ン82を製造する際、左右側壁84,85に関しては、
プレス成形されたパネルを組み付ける場合のように、複
数の部位を支持する複雑且つ大掛かりな製造装置は不要
となり、簡単且つ小型の製造装置で、左右側壁84,8
5の組み立てを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、客室を
有する車体81に関しては、この従来例においてもプレ
ス成形されたパネルを用いており、よって製造時には、
各パネルの姿勢を保持する必要がある。すなわち、薄板
の外板と内板とをそれぞれプレス成形するのであるが、
外板と内板とを接合する前は剛性が低く、反り、ねじ
れ、歪等があって、固定支持手段無しに、成形した部材
同士(外板、内板)を直接当接させて接合することはで
きない。このため、各部材の外板と内板とを治具によ
り、強制固定支持し、反りやねじれ等による外板と内板
の接合部位のズレを解消して接合部位が正しく接するよ
うに位置だしを行い正規の形状に姿勢保持する必要があ
る。したがって、前述のように、箱バン82の左右側壁
84,85の組み立てに際しては、簡単且つ小型の製造
装置で足りるにしても、車体81の製造に際しては、依
然として従来と同様に車体81を構成するパネルの姿勢
を保持しつつ組み立てを行わなければならず、大掛かり
な製造装置が必要となる。
【0005】そこで、箱バン82の左右側壁84,85
に用いた技術、つまり外板89と内板90とを一体に有
する押し出し成形材からなるサイドパネル91を結合す
る技術を用いて、車体81を構成することにより、製造
装置の小型化や組み付けの簡単化を図ることが考えられ
る。しかし、客室を有する車体81には、窓等の開口部
が不可欠であることから、外板89と内板90とを一体
に有する押し出し成形材を用いる技術を単に適用して
も、客室を有する車両に不可欠な構成を具備した車体を
得ることはできない。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、客室を有する車両に必要な構成を
具備させつつ、簡単な製造装置を用いて組み立て可能な
車体側部構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、車体の床面を形成するフロア部の
側部に、内板と外板とを一体に有する閉断面形状の押し
出し成形材からなるサイドパネルを上下方向に連結して
車体の側壁を形成し、前記サイドパネルの上端部であっ
て客室内側に、車体前後方向に延在するウェストレール
を設け、該ウェストレールに、間隔を有して各々上下方
向に延在する複数の連結部材の下端部を支持するととも
に、該連結部材の上端部を、車体ルーフの側部に沿って
前後方向に延在するルーフサイドレールに支持してあ
る。
【0008】かかる構成において、サイドパネルは内板
と外板とを一体に有しており、よって、それ自体姿勢保
持能力を有している。したがって、このサイドパネルを
連結して車体側部を組み立てる際、姿勢保持するための
複雑且つ大型の製造装置は不要となる。また、サイドパ
ネルの連結枚数、幅あるいは長さを増減させることによ
り、上下長及び前後長が異なる車体を容易に製造するこ
とができる。しかも、サイドパネルは閉断面形状であっ
て、高い剛性を有していることから、車体剛性を確保す
るための骨格部材が不要となり、車体構造の簡略化が可
能となる。
【0009】さらに、間隔を有する複数の連結部材は、
各々上下端部において、ルーフサイドレールとウェスト
レールとに支持されている。したがって、隣接する連結
部材間と、上下のルーフサイドレールとウェストレール
とにより、客室を有する車両に不可欠な窓を形成するこ
とができ、よって、客室を有する車両に必要な構成を具
備させつつ、簡単な製造装置を用いて組み立て可能とな
る。
【0010】しかも、連結部材の下端部は、車体の側壁
を形成する大型部材であるサイドパネルに支持されるこ
となく、サイドパネルの上端部に設けられた別部材であ
ってサイドパネルよりも小型部材となり得るウェストレ
ールに支持されている。したがって、連結部材の下端部
を支持するための支持部をウェストレールに加工形成す
る際の治具も小型となる。また、各連結部材の間隔や数
を変更することにより、窓の大きさや形状及び数の異な
る車体を製造することができ、これによっても車体造形
のバリエーションに対応することができる。
【0011】また本発明は、前記車体の側壁に、乗降用
開口部を形成するとともに、該乗降用開口部の前縁部と
後縁部とに、下端部を前記フロア部の側部に結合され上
端部を前記ルーフサイドレールに結合されて上下方向に
延在するピラーを設けるようにした。よって、客室を有
する車両に必要な乗降用開口部を具備させつつ、前述の
ように簡単な製造装置を用いて組み立て可能となる。ま
た、下端部をフロア部の側部に結合され上端部をルーフ
サイドレールに結合されたピラーを乗降用開口部の前縁
部と後縁部に設けることにより、サイドパネルからなる
車体側壁に大きな開口となる乗降用開口部を形成しても
車体剛性の低下が回避される。
【0012】また本発明は、前記サイドパネルの上面
と、該上面に対向する前記ルーフサイドレールの下面と
に、ルーサイドレールとサイドパネルの間に形成されて
いる窓部を開閉するスライドガラスを摺動自在に支持す
るサッシュ溝を形成するようにした。よって、サッシュ
溝を有する窓部上下のレールを別途装着することなく、
部品点数及び組付工数を削減しつつ、開閉可能な窓部を
設けることが可能となる。
【0013】さらに本発明は、前記連結部材の客室外側
であって、前記ルーフサイドレールの下部に車体前後方
向に延在する中間サッシュを配設し、該中間サッシュの
上下面に、前記各サッシュ溝に対向するサッシュ溝を形
成するようにした。よって、中間サッシュの上下に窓を
有し各窓をスライドガラスにより開閉自在なハイデッカ
ータイプの車両を容易に製造することができる。
【0014】また本発明は、前記ウェストレール、連結
部材及びルーフサイドレールも押し出し成形材からなる
ことから、標準タイプ以外に、ハイデッカータイプ、ハ
イルーフタイプの車両を製造する際には、連結部材の長
さを変更することによりこれに対応することができ、短
尺タイプ、長尺タイプの車両を製造する際には、前記サ
イドパネルとともに、ウェストレール、ルーフサイドレ
ールの長さを変更することにより、これに対応すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1に示すように、この実施の形態
にかかる車体1は、バス型であって、車体の床面を形成
するフロア部2と、車体の側面を形成する左右ボディサ
イド部3,4、及び車体の上面を形成するルーフ部5、
前記車体の前壁を形成するボディフロント部6と、後壁
を形成するボディリヤ部7とにより、客室8が隔成され
る。
【0016】前記フロア部2は、車体前後方向に延在す
る左右一対のサイドメンバ9,9と、車幅方向に延在す
る複数のクロスメンバ10・・・等で構成されている。
また、左側部には、ステップ11、収納庫12,12が
設けられており、各メンバ9,10上には図示しないフ
ロアパネルが敷設される。
【0017】前記左ボディサイド部3は、前記ステップ
11に対応する部位に、図2に示すように、乗降用開口
部13が設けられているとともに、複数の下窓部14・
・・と上窓部15・・・とが上下に設けられている。下
窓部14・・・の下部には、乗降用開口部13を挟んで
前後に延在する左ボディサイド主体部16が設けられて
いる。該左ボディサイド主体部16は、図3に示すよう
に、下部サイドパネル17と上部サイドパネル18と
を、相対向する上下端部に設けられた嵌合部19にて結
合させて構成されている。この両サイドパネル17、1
8は、アルミ製の押し出し成形材からなり、外板20と
内板21とを一体に有する閉断面形状のパネルからな
る。
【0018】下部サイドパネル17の下端部には、一般
部よりも大きな容積空間を有する厚肉部22がその全長
に亙って形成されており、該厚肉部22を前記フロア部
2の側部に固定されたブラケット23にボルト固定する
ことにより、左ボディサイド部3は、フロア部2の左側
部に結合されて起立している。上部サイドパネル18に
は、その上端部に、ロアスライドガラス31を摺動自在
に支持するサッシュ溝24が形成されているとともに、
内板21の上部に一対の係合溝25a,25bが全長に
亙って平行に形成されている。該係合溝25a,25b
には、図4にも示すように、車体前後方向に延在するウ
ェストレール26の係合爪27a,27bが係止されて
おり、該係合爪27a,27bと係合溝25a,25b
間の空間には、接着剤28が充填されている。
【0019】前記ウェストレール26もアルミ製の押し
出し成形材からなり、上面には、適宜の間隔をおいて挿
入穴29が設けられ、各挿入穴29には、下窓部14と
上窓部15の前側縁又は後側縁を形成する連結部材30
の下端部が挿入固定されている。また、この左ボディサ
イド部3の前端部と後端部には、図2に示すように、上
下方向に延在するフロントエンドピラー40とリヤエン
ドピラー41が結合されており、乗降用開口部13の前
縁部と後縁部には、同様に上下方向に延在する一対のセ
ンターピラー42,42が結合されている。これら各ピ
ラー40,41,42もアルミ製の押し出し成形材から
なり、上端部においては前記連結部材30と同一高さで
あり、下部はフロア部2の側部に図示しないブラケット
を介して結合されているとともに、前記下部サイドパネ
ル17の下縁よりも下方に延設されている。前記センタ
ーピラー42,42の下端部には、サイドシル33が架
橋され、各連結部材30と各ピラー40,41,42の
上端部には、この左ボディサイド部3の全長に亙って前
後方向に延在するルーフサイドレール34が結合されて
いる。
【0020】フロントエンドピラー40、リヤエンドピ
ラー41と上部ボディサイドパネル18、下部ボディサ
イドパネル17の結合は、図12、13に示すように、
フロントエンドピラー40の挿入凹部40aに両ボディ
サイドパネル18、17の前端部が挿入され、客室側の
作業穴40cより通されたボルトにより締付け固定さ
れ、リヤエンドピラー41の挿入凹部41aに両ボディ
サイドパネル18、17の後端部が挿入され、客室側の
作業穴41cより通されたボルトにより締付け固定され
行われる。
【0021】この挿入凹部40a,41aと両ボディサ
イドパネル18、17の前端部との間に、予めシール材
が付与され、挿入凹部40a,41aの客室側面40
b,41bと両ボディサイドパネル18、17の内板2
1との間に、予め接着剤が付与されている。
【0022】なお、61は前部パネル、63は後部パネ
ルである。
【0023】また、センターピラー42と上部ボディサ
イドパネル18、下部ボディサイドパネル17の結合
は、図14に示すように、センターピラー42の外側面
42aに両サイドパネル18、17の前端部(又は後端
部)が、該前端部(又は後端部)に冠せたエンドキャッ
プ42bとともに、客室側の作業穴42cより通された
ボルトにより締付け固定され行われる。
【0024】このエンドキャップ42bと両サイドパネ
ル18、17の前端部との間に、予めシール材と接着剤
が付与され、前記外側面42aと両サイドパネル18、
17の内板21との間に、予め接着剤が付与されてい
る。
【0025】前記ルーフサイドレール34もアルミ製の
押し出し成形材からなり、図9にも示すように、客室8
の中央方向に湾曲した中空部35を有する。そして、客
室8側の端部には段部36とフランジ37とが一体に形
成され、また、下端部の外部側にはサッシュ溝38が形
成されている。また、内部側には凸条66が形成されて
おり、該凸条66には所定の間隔をおいて組み付け穴6
5が設けられている。そして、対応する組み付け穴65
に連結部材30又は各ピラー40,41,42の上端部
を差し込んで、図示しないボルトで固定することによ
り、各連結部材30と各ピラー40,41,42の上端
部は、ルーフサイドレール34に結合されている。
【0026】なお、フロントエンドピラー40は、ルー
フサイドレール34と後述のフロントレール62に、下
方向、車体中心方向、後方向に突出延在し、フロントピ
ラー40の上端、フロントレール62の左右端、ルーフ
サイドレール34の前端に挿入される固定部を三方に向
けて有する図外のコーナジョイントによって、ボルトで
固定しても良い。リヤエンドピラー41も同様なコーナ
ジョイントによって、ルーフサイドレール34と後述の
リヤレール64にボルト結合しても良い。
【0027】さらに、図2、図3に示すように、ルーフ
サイドレール34の下部には、これと平行に延在する中
間サッシュ39が配置されている。該中間サッシュ39
は、各連結部材30と両センターピラー42,42の車
室外面にボルト結合されているとともに、フロントエン
ドピラー40の後面とリヤエンドピラー41の前面とに
図外の固定部材を介してボルト結合されている。この中
間サッシュ39の下面と上面とには、図15に明示した
ように、各々サッシュ溝43a,43bが形成されてい
る。そして、下面側のサッシュ溝43aと前記上部サイ
ドパネル18に形成されたサッシュ溝24とに、下窓部
14を開閉するロアスライドガラス31が摺動自在に支
持され、上面側のサッシュ溝43bと前記ルーフサイド
レール34に形成されたサッシュ溝38とに、上窓部1
5を開閉するアッパスライドガラス44が摺動自在に支
持される。よって、下窓部14および上窓部15の上側
と下側に設けるサッシュ溝を有するレールを別途装着す
ることなく、部品点数及び組付工数を削減しつつ、開閉
可能な下窓部14と上窓部15とを設けることができ
る。なお、中間サッシュ39は中間部39aとボルト挿
入溝39bを有する。また、30aは作業穴である。
【0028】また、下部サイドパネル17の下端部であ
って、フロントエンドピラー40と前部のセンターピラ
ー42との間、及び後部のセンターピラー42とリヤエ
ンドピラー41との間には、各々スカート部材45,4
5が取り付けられており、各スカート部材45,45に
はホイルアーチ部46が形成されている。
【0029】スカート部材45の一部は前記収納庫12
の扉45a,45aとして機能するように、前記フロア
部2に開閉可能に取り付けられている。なお、連結部材
30には、図16に示すように、中間サッシュ39を挟
んで上下に、下窓部14および上窓部15のスライドガ
ラス31、44の前端または後端が入るサッシュ溝39
dが形成されたサッシュ39cがボルト結合されてい
る。なお、30bは作業穴である。
【0030】一方、前記右ボディサイド部4は、図5に
示すように、前部にドライバー用の乗降用開口部47が
設けられているとともに、複数の下窓部14・・・と上
窓部15・・・とが設けられている。下窓部14・・・
の下部には、乗降用開口部47より後方に延在する右ボ
ディサイド主体部32が設けられている。該右ボディサ
イド主体部32は、前述の図3に示した左ボディサイド
主体部16と同様の構成からなる。また、右ボディサイ
ド部4の前端部と後端部には、同様に上下方向に延在す
るフロントエンドピラー40とリヤエンドピラー41が
結合されており、乗降用開口部47の後縁部にはフロン
トピラー48が配置されている。そして、右ボディサイ
ド主体部32は、後端部においてはリヤエンドピラー4
1の前面に結合され、前端部においては、フロントピラ
ー48の後面に結合されている。
【0031】すなわち、右ボディサイド部4は、前述し
た左ボディサイド部3とは、乗降用開口部13,47が
設けられている位置が車体前後方向において異なるのみ
であり、これに伴ってピラーの構成や連結部材30の
数、あるいはスカート部材45の形状が異なる。しか
し、他の構成は左ボディサイド部3と同様であって、ウ
ェストレール26、ルーフサイドレール34、中間サッ
シュ39等が設けられている。
【0032】したがって、ウェストレール26より下方
(両サイドパネル17,18部)には上下方向、前後方
向に交差して配される補強用の骨格部材を設ける必要が
ない。この点でも部品数を少なくできるとともに、その
結合(溶接)作業を減らすことができる。
【0033】他方、ルーフ部5は、図6に示すルーフ主
体部49と、図7に示すフロントフィティングパーツ5
0、及び図8に示すリヤフィティングパーツ51等で構
成される。ルーフ主体部49は、図9に明示するよう
に、車体前後方向に長尺状である複数のルーフパネル5
4を、車幅方向に複数枚連結して構成されている。各ル
ーフパネル54は、アルミ製の押し出し成形材であっ
て、外板52と内板53とを一体に有する閉断面形状の
パネルからなり、嵌合部55にて相互に結合されてい
る。また、各ルーフパネル54の内板53には、前記客
室8側に配置される各種内装品を係止するため係止片5
6が一体に形成されており、両側端部に位置するルーフ
パネル54には、前記ルーフサイドレール34の段部3
6とフランジ37とにボルト結合される固定片57,5
8が形成されている。
【0034】また、ルーフ主体部49の前端部には、図
7に示すように、アルミ製の押し出し成形材からなるチ
ャンネル部材59が嵌着されており、該チャンネル部材
59には、プレス成形された前記フロントフィティング
パーツ50の後端部が固着されている。さらに、ルーフ
主体部49の後端部にも、図8に示すように、アルミ製
の押し出し成形材からなるチャンネル部材60が嵌着さ
れており、該チャンネル部材60には、鋼製であってプ
レス成形された前記リヤフィティングパーツ51の前端
部が固着されている。
【0035】前記ボディフロント部6は、図10に示す
ように前部パネル61とフロントレール62とで構成さ
れる。前部パネル61は、鋼製であってプレス成型され
ており、両端部は前記左右ボディサイド部3,4のフロ
ントエンドピラー40,40に結合される。フロントレ
ール62は、アルミ製の押し出し成形材からなり、図7
に示したように、前記フロントフィティングパーツ50
の前端部が結合されているとともに、左右両端部はフロ
ントエンドピラー40,40の上端部に結合される。
【0036】ボディリヤ部7は、図11に示すように後
部パネル63とリヤレール64とで構成される。後部パ
ネル63は、鋼製であってプレス成型されており、左右
両端部は前記左右ボディサイド部3,4のリヤエンドピ
ラー41,41に結合される。リヤレール64は、アル
ミ製の押し出し成形材からなり、図8に示したように、
前記リヤフィティングパーツ51の後端部が結合されて
いるとともに、両端部はリヤエンドピラー41,41の
上端部に結合される。
【0037】以上の構成にかかる本実施例において、こ
の車体1を製造するに際しては、各々の組立ステーショ
ンにて、フロア部2、左ボディサイド部3、右ボディサ
イド部4、ルーフ部5を組み立てる。このとき、各ボデ
ィサイド主体部16,32の下部サイドパネル17及び
上部サイドパネル18、各ピラー40,41,42、ウ
ェストレール26、ルーフサイドレール34等の、左ボ
ディサイド部3と右ボディサイド部4を構成する各部材
は、全て閉断面形状のアルミ製押し出し成形材からな
り、それ自体姿勢保持能力を有している。
【0038】したがって、これら部材の組み付けに際し
て、各部材を姿勢保持するための複雑且つ大型の製造装
置は不要となり、これにより設備コストの低減を図るこ
とができる。しかも、サイドパネル17,18は閉断面
形状であって、高い剛性を有していることから、車体剛
性を確保するための骨格部材が不要となり、車体構造の
簡略化が可能となる。そして、左右ボディサイド部3,
4の組立ステーションにおいては、下部サイドパネル1
7と上部サイドパネル18とを嵌合部19に接着剤を付
与した後、嵌合結合し、各ピラー40、41、42、4
2と両サイドパネル17、18とを接着剤、シール材を
付与した後、ボルト結合し、上部サイドパネル18とウ
ェストレール26とを、接着剤を付与した後、係合固定
し、連結部材30、中間サッシュ39、ルーサイドレー
ル34をボルト結合し、スカート部材45および窓ガラ
ス、ドアを除く全ての部材を結合して、乗降用開口部1
3,47、下窓部14、上窓部15を有する左右ボディ
サイド部3,4を完成させる。
【0039】前記両サイドパネル17、18の上方に延
在するピラー40、41、42と連結部材30の上端
に、車体前後方向に延在するルーサイドレール34が結
合されているため、各ピラー40、41、42、連結部
材30の上端が個々に動くとか、傾くことがなく、か
つ、上端が堅固なものになり、より姿勢保持能力が向上
するとともに、後述のルーフ部5との結合に際し、細か
い部分の結合作業が大物部材同士を結合する前に完了し
ているため、該上端を個々にルーフ部5に結合するのに
比べ、容易に行うことができる。さらに、中間サッシュ
39を結合することで、ボディサイド部の剛性が更に上
がり、更に姿勢保持能力が向上する。
【0040】この完成した左右ボディサイド部3,4に
おいて、間隔を有する複数の連結部材30は、各々上下
端部において、ルーフサイドレール34と中間サッシュ
39及びウェストレール26とに結合されている。した
がって、隣接する連結部材30間と、ルーフサイドレー
ル34と中間サッシュ39及びウェストレール26とに
より、客室8を有する車両に不可欠な窓14,15を形
成することができる。
【0041】該窓14、15の形成は、上部のサイドパ
ネル18の内側(客室側)に設けられたウェストレール
26とルーサイドレール34の内部側(客室側)に形成
された凸条66とに跨って設けられた連結部材30の外
側に固定された中間サッシュ39によって形成され、連
結部材30、中間サッシュ39が車体幅方向で内外にオ
フセットして配され、連結部材30の外側面と中間サッ
シュ39の内側面が接し結合されている。したがって、
連結部材30と中間サッシュ39はその交差する結合部
で分割されることなく配されるため、部品数も増加させ
ることなく、結合作業も少なく、かつ、容易で、強度も
確保しやすい。さらに、連結部材30の外側に窓ガラス
が配されるため、窓ガラスで連結部材30を外から見え
ないようにすることもでき、外観意匠の変化も容易にで
きる。
【0042】また、左ボディサイド部3においては、両
センターピラー42,42との間、右ボディサイド部4
においては、フロントエンドピラー40とフロントピラ
ー48との間に、各々乗降用開口部13,47が形成さ
れている。よって、前記窓14,15及び乗降用開口部
13,47等の客室8を有する車両に必要な構成を具備
させつつ、簡単な製造装置を用いて組み立て可能とな
る。
【0043】しかも、各連結部材30の下端部は、車体
1の側壁を形成する大型部材であるサイドパネル17,
18に支持されることなく、上部サイドパネル18の上
端部に設けられた別部材であって該上部サイドパネル1
8よりも小型部材であるウェストレール26に支持され
ている。したがって、連結部材30の下端部を支持する
ため挿入穴29をウェストレール26に加工形成する際
の治具も小型でよく、この点からも製造装置の小型化が
可能となる。また、各連結部材30の間隔や数を変更す
ることにより、下窓部14と上窓部15の大きさや形状
及び数を容易に変更することができ、これによっても車
体造形のバリエーションに対応することができる。さら
に、接触事故等により例えば下部サイドパネル17が損
傷した場合には、該下部サイドパネル17のみを交換す
るのみにより修繕を行うことができるし、スカート部材
45が損傷した場合には、該スカート部材45のみを交
換するのみにより修繕を行うことができる。したがっ
て、修繕を容易かつ短時間で行うことも可能となるとと
もに部分交換による省資源に対応できるものとなる。
【0044】また、ルーフ部5の組立ステーションにお
いては、複数のルーフパネル54を嵌合部55にて接着
剤、シール材を付与し、嵌合して連結することにより、
ルーフ主体部49を組み立てる。このとき、ルーフパネ
ル54は、同様に閉断面形状のアルミ製押し出し成形材
からなり、それ自体姿勢保持能力を有していることか
ら、連結に際して各ルーフパネル54を姿勢保持するた
めの複雑且つ大型の製造装置は不要となり、同様にして
設備コストの低減を図ることができる。そして、各ルー
フパネル54を連結して、ルーフ主体部49を組み立て
たならば、チャンネル部材59,60を、接着剤、シー
ル材を付与しルーフ主体部49の前端部と後端部とに嵌
合させる。
【0045】このようにして、各々の組立ステーション
で、フロア部2、左ボディサイド部3、右ボディサイド
部4、ルーフ部5の組み立てが完了したならば、左ボデ
ィサイド部3、右ボディサイド部4、ルーフ部5を、フ
ロア部2の組立ステーションに移送する。そして、予め
フロア部2の側部に固定されているブラケット23に、
下部サイドパネル17の下端部に形成された厚肉部22
をボルト固定し、且つ各ピラー40,41,42,48
の下部を固定することにより、フロア部2と左右ボディ
サイド部3、4とを結合する。これにより、左右ボディ
サイド部3、4は、フロア部2の両側部に立設される。
また、左ボディサイド部3においては、両センターピラ
ー42,42との間、右ボディサイド部4においては、
フロントエンドピラー40とフロントピラー48との間
に、各々乗降用開口部13,47が形成される。よっ
て、両センターピラー42,42、及びフロントエンド
ピラー40とフロントピラー48により、乗降用開口部
13,47の周部が補強され、各ボディサイド部3,4
に大きな開口部からなる乗降用開口部13,47を設け
ても、充分な車体剛性を確保することができる。
【0046】次に、ルーフ部5を吊り下げ支持して、起
立状態にある左右ボディサイド部3、4上に載置し、ル
ーフサイドレール34の段部36とフランジ37上に、
ルーフ主体部固定片57,58を合致させ、両者をボル
ト結合する。このとき、段部36には、接着剤、シール
材が、フランジ37には接着剤が付与されている。これ
により、車体1は、フロア部2、左ボディサイド部3、
右ボディサイド部4、ルーフ部5が連結されて、四面を
有する角筒状となって、姿勢保持可能な状態となる。
【0047】引き続き、フロントレール62の両端部を
フロントエンドピラー40,40の上端部に固定すると
ともに、リヤレール64の両端部をリヤエンドピラー4
1,41の上端部に固定する。
【0048】次に、フロントレール62と前記チャンネ
ル部材59、リヤレール64と前記チャンネル部材60
の間に、夫々フロントフィテイングパーツ50、リヤフ
ィテイングパーツ51を接着剤、シール材を付与してリ
ベット結合するとともに、前部パネル61と後部パネル
63の両端部を、各々フロントエンドピラー40,40
と、リヤエンドピラー41,41とに結合させる。しか
る後、スカート部材45を装着し、ロアスライドガラス
31、アッパスライドガラス44、フロントウインドウ
ガラス72、リヤウインドウガラス73等のガラス部材
を組み付け、乗降用開口部13,47にドアを配置する
等の必要部品の組み付けを行って、当該仕様にかかる車
体1を完成させる。
【0049】ここで、この種バス型車両にあっては、標
準タイプとともに、短尺タイプ、長尺タイプ、ハイルー
フタイプ、図示した下窓部14と上窓部15とを有する
ハイデッカータイプ等のバリエーションが生産される。
そして、標準タイプを生産する場合には、各ピラー4
0,41,42及び連結部材30の上方向の長さを、図
示した中間サッシュ39までとするとともに、該中間サ
ッシュ39を用いることなく、当該位置にルーフサイド
レール34を横設する。これにより、上窓部15がな
く、下窓部14のみがある標準タイプの車体が得られ
る。また、引違い窓ではないタイプ、例えば接着または
ウエザーストリップによる固定窓や一端がヒンジにより
回動可能に取り付けられ他端が開閉されるヒンジ窓ある
いは下窓部14が引違い窓で上窓部15が固定窓のよう
に、各種タイプの窓にする場合も、上部サイドパネル1
8、ルーフサイドレール34のそれぞれ上端形状、下部
形状および中間サッシュ39の有無あるいは中間サッシ
ュ39の形状を変えたものに変更することにより容易に
対応することができる。したがって、本実施の形態は、
引違い窓の車体に例をとって説明したが、固定式等の他
の窓の車体でも応用できる。
【0050】また、短尺タイプ及び長尺タイプの車両を
生産する場合には、車体前後方向に延在する下部サイド
パネル17、上部サイドパネル18、中間サッシュ3
9、ルーフサイドレール34となる押し出し成形材を、
短尺タイプ及び長尺タイプに対応する長さに切断して用
いればよい。さらに、ハイルーフタイプの車両を生産す
る場合には、サイドパネル17,18の枚数を増加さ
せ、あるいは幅(上下寸法)を増大させ、若しくは各ピ
ラー40,41,42と連結部材30の長さ(上下寸
法)を増大させることにより、容易に対応することがで
きる。
【0051】このとき、左右ボディサイド部3,4は、
上端部がやや車体の中心方向に傾倒していることから、
左右ボディサイド部3,4の上下寸法を増大させるに従
って、ルーフ部5の幅を減少させる必要がある。よっ
て、左右ボディサイド部3,4の上下寸法を増大させた
場合には、ルーフ主体部49を構成するルーフパネル5
4の連結枚数を減少させ、あるいはいずれかのルーフパ
ネル54を幅(左右方向寸法)の狭い押し出し成形品に
交換することにより、あるいは、ルーサイドレール34
の幅の狭い断面の押し出し成形品に交換することによ
り、ハイルーフタイプに対応することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内板と外
板とを一体に有する閉断面形状の押し出し成形材を上下
方向に連結してなるサイドパネルを結合して車体の側壁
を形成し、前記サイドパネルの上端部であって客室内側
に、車体前後方向に延在するウェストレールを設け、該
ウェストレールとルーフサイドレールとに、間隔を有し
て各々上下方向に延在する複数の連結部材の上下端部を
支持するようにした。よって、このサイドパネルを連結
して車体側壁を組み立てる際、姿勢保持するための複雑
且つ大型の製造装置は不要となり、これにより設備コス
トの低減を図ることができる。また、サイドパネルの連
結枚数、幅あるいは長さを増減させることにより、上下
長及び前後長が異なる車体を容易に製造することがで
き、その結果車体造形のバリエーションに対する容易な
対応が可能となる。しかも、サイドパネルは閉断面形状
であって、高い剛性を有していることから、車体剛性を
確保するための骨格部材が不要となり、車体構造の簡略
化が可能となる。
【0053】さらに、間隔を有する複数の連結部材は、
各々上下端部において、ルーフサイドレールとウェスト
レールとに支持されていることから、隣接する連結部材
間と、上下のルーフサイドレールとウェストレールとに
より、客室を有する車両に不可欠な窓を形成することが
できる。よって、客室を有する車両に必要な構成を具備
させつつ、簡単な製造装置を用いて組み立て可能とな
る。しかも、連結部材の下端部は、車体の側壁を形成す
る大型部材であるサイドパネルに支持されることなく、
サイドパネルの上端部に設けられた別部材であってサイ
ドパネルよりも小型部材となり得るウェストレールに支
持されている。したがって、連結部材の下端部を支持す
るための支持部をウェストレールに加工形成する際の治
具も小型となり、これにより設備コストの増大を未然に
防止することができる。また、各連結部材の間隔や数を
変更することにより、窓の大きさや形状及び数の異なる
車体を製造することができ、これによっても車体造形の
バリエーションに対応することができる。
【0054】また車体の側壁に、乗降用開口部を形成す
るとともに、該乗降用開口部の前縁部と後縁部とに、下
端部を前記フロア部の側部に結合され上端部を前記ルー
フサイドレールに結合されて上下方向に延在するピラー
を設けるようにした。よって、客室を有する車両に必要
な乗降用開口部を具備させつつ、前述のように簡単な製
造装置を用いて組み立て可能となる。また、下端部をフ
ロア部の側部に結合され上端部をルーフサイドレールに
結合されたピラーを乗降用開口部の前縁部と後縁部に設
けるようにしたことから、サイドパネルからなる車体側
壁に大きな開口となる乗降用開口部を形成することによ
る車体剛性の低下を回避して、充分な車体剛性を確保す
ることができる。
【0055】また、サイドパネルの上面と、該上面に対
向する前記ルーフサイドレールの下面とに、隣接する前
記連結部材間に形成されている窓部を開閉するスライド
ガラスを摺動自在に支持するサッシュ溝を形成するよう
にした。よって、該窓部の上下にはサッシュ溝を有する
レールを別途装着することなく、部品点数及び組付工数
を削減しつつ、開閉可能な窓部を設けることが可能とな
る。
【0056】さらに、連結部材の客室外側であって、ル
ーフサイドレールの下部に車体前後方向に延在する中間
サッシュを配設し、該中間サッシュの上下面に、前記各
サッシュ溝に対向するサッシュ溝を形成するようにし
た。よって、中間サッシュの上下に窓を有し各窓をスラ
イドガラスにより開閉自在なハイデッカータイプの車両
を容易に製造することができる。
【0057】加えて、ウェストレール、連結部材及びル
ーフサイドレールも押し出し成形材を用いるようにした
ことから、標準タイプ以外に、ハイデッカータイプ、ハ
イルーフタイプの車両を製造する際には、連結部材の長
さを変更することによりこれに対応することができる。
また、短尺タイプ、長尺タイプの車両を製造する際に
は、前記サイドパネルとともに、ウェストレール、ルー
フサイドレールの長さを変更することにより、これに対
応することができ、車体造形のバリエーションへの対応
を一層容易にすることができる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】左ボディサイド部を示す斜視図である。
【図3】図1のa−a線に相当する断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】右ボディサイド部を示す斜視図である。
【図6】ルーフ主体部を示す斜視図である。
【図7】ルーフ部の前部の構成を示す図1のc−c線に
相当する断面図である。
【図8】ルーフ部の後部の構成を示す図1のd−d線に
相当する断面図である。
【図9】図1のb−b線に相当する断面図である。
【図10】ボディフロント部の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】ボディリヤ部の構成を示す斜視図である。
【図12】図1のe−e線に相当する断面図である。
【図13】図1のf−f線に相当する断面図である。
【図14】図1のg−g線に相当する断面図である。
【図15】図1のh−h線に相当する断面図である。
【図16】連結部材とサッシュの構成を示す断面図であ
る。
【図17】従来の車体構造を示す斜視図である。
【図18】同車体構造における箱バンの側壁の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 フロア部 3 左ボディサイド部 4 右ボディサイド部 7 ボディリヤ部 8 客室 17 下部サイドパネル 18 上部サイドパネル 20 外板 30 連結部材 34 ルーフサイドレール 38 サッシュ溝 40 フロントエンドピラー 41 リヤエンドピラー 42 センターピラー 43a サッシュ溝 43b サッシュ溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の床面を形成するフロア部の側部
    に、内板と外板とを一体に有する閉断面形状の押し出し
    成形材からなるサイドパネルを上下方向に連結して車体
    の側壁を形成し、前記サイドパネルの上端部であって客
    室内側に、車体前後方向に延在するウェストレールを設
    け、該ウェストレールに、間隔を有して各々上下方向に
    延在する複数の連結部材の下端部を支持するとともに、
    該連結部材の上端部を、車体ルーフの側部に沿って前後
    方向に延在するルーフサイドレールに支持したことを特
    徴とする車体側部構造。
  2. 【請求項2】 前記車体の側壁に、乗降用開口部を形成
    するとともに、該乗降用開口部の前縁部と後縁部とに、
    下端部を前記フロア部の側部に結合され上端部を前記ル
    ーフサイドレールに結合されて上下方向に延在するピラ
    ーを設けたことを特徴とする請求項1記載の車体側部構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ルーフサイドレールの下面と、該下
    面に対向する前記サイドパネルの上面とに、ルーサイド
    レールとサイドパネルの間に形成される窓部を開閉する
    スライドガラスを摺動自在に支持するサッシュ溝を形成
    したことを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。
  4. 【請求項4】 前記連結部材の客室外側であって、前記
    ルーフサイドレールの下部に車体前後方向に延在する中
    間サッシュを配設し、該中間サッシュの上下面に、前記
    各サッシュ溝に対向するサッシュ溝を形成したことを特
    徴とする請求項3記載の車体側部構造。
  5. 【請求項5】 前記ウェストレール、連結部材及びルー
    フサイドレールも押し出し成形材からなることを特徴と
    する請求項1記載の車体側部構造。
JP13264296A 1996-04-30 1996-04-30 車体側部構造 Pending JPH09295588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13264296A JPH09295588A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車体側部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13264296A JPH09295588A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車体側部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09295588A true JPH09295588A (ja) 1997-11-18

Family

ID=15086106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13264296A Pending JPH09295588A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車体側部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09295588A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100427348C (zh) * 2006-10-23 2008-10-22 重庆长安汽车股份有限公司 轿车车身整体侧围外板的后下部盖板
CN105882363A (zh) * 2015-02-12 2016-08-24 丰田自动车株式会社 车辆用外装部件以及车辆的后尾门

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100427348C (zh) * 2006-10-23 2008-10-22 重庆长安汽车股份有限公司 轿车车身整体侧围外板的后下部盖板
CN105882363A (zh) * 2015-02-12 2016-08-24 丰田自动车株式会社 车辆用外装部件以及车辆的后尾门

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1068970B1 (en) Side door structure for vehicle
EP1149757B1 (en) Car body assembling method and body structure of a vehicle
US6685254B2 (en) Low floor mass transit vehicle
US11192586B2 (en) Lower vehicle-body structure of vehicle
US7549696B1 (en) Bus side wall construction
US20170259854A1 (en) Van construction
US11358649B2 (en) Rear vehicle-body structure of vehicle
CN109941353A (zh) 车辆的树脂后尾门
US20030159359A1 (en) Vehicle door or flap
JPH09295588A (ja) 車体側部構造
JP3524405B2 (ja) 自動車の車体の上側部構造
JPH1159489A (ja) 車両の車体構造
JP2003063455A (ja) 車両の前部車体構造
US11524724B2 (en) Rear vehicle-body structure of vehicle
JPH05155358A (ja) 自動車の側部車体構造
JPH09301224A (ja) 車体のルーフ構造
EP0742770B1 (en) Vehicle body
JP3503223B2 (ja) 自動車のドア構造
JPH09295587A (ja) 車体構造及び車体の製造方法
JP3519033B2 (ja) 鉄道車両の製造方法とこれに用いる内装ユニット
JPH11268640A (ja) 鉄道車両の製造方法と鉄道車両
JPH11278256A (ja) 鉄道車両の製造方法とこれに用いる各部ユニット
JP3039363B2 (ja) 窓枠着脱式ドア構造
JP3575250B2 (ja) 車両前部構造
JPH11278257A (ja) 鉄道車両の製造方法