JPH09295405A - インクジェットプリンタのインクカートリッジ - Google Patents
インクジェットプリンタのインクカートリッジInfo
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- JPH09295405A JPH09295405A JP10892696A JP10892696A JPH09295405A JP H09295405 A JPH09295405 A JP H09295405A JP 10892696 A JP10892696 A JP 10892696A JP 10892696 A JP10892696 A JP 10892696A JP H09295405 A JPH09295405 A JP H09295405A
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- ink supply
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Abstract
散するのを防止したインクジェットプリンタのインクカ
ートリッジを提供する。 【解決手段】 カートリッジ本体3において、インク供
給孔5を構成する周壁部5aがカートリッジ本体3の内
方に延び、該周壁部5aの先端がインク吸蔵部材2に接
触している。インク供給孔5を構成する周壁部5aの深
さLとインク供給孔5の半径Dとの比が0.15以上、
望ましくは0.25以上である。
Description
リンタのインクカートリッジ、特にインク吸蔵部材(例
えば多孔質体)が充填されてなるインクカートリッジに
関する。
インク液滴を飛翔させて記録紙等の記録媒体に記録させ
るインクジェットプリンタにおいて、印字ヘッドにイン
クを供給するインクカートリッジを交換可能としたもの
が知られている。また、かかるインクジェットプリンタ
に用いるインクカートリッジとして、カートリッジ本体
内にインクが吸蔵されているインク吸蔵部材が収容さ
れ、印字ヘッド側のインク供給管部をカートリッジ本体
のインク供給孔に挿通して連結することで、インクを供
給可能な状態とするものが知られている。
は、内部空間を大気圧に保持しかつインク吸蔵部材から
インク供給孔を通じての印字ヘッドへのインクの供給を
円滑にするために、上記インク供給孔とは別に大気連通
孔が設けられている。そして、このようなインクカート
リッジは、搬送時等におけるインクの漏れや蒸発を防止
し、しかも使用する際には容易に開封してインクカート
リッジを取り出すことができるように、まず、インクカ
ートリッジのインク供給孔と大気連通孔をシール材で密
閉し、それからそれを包装材でパッキングするようにし
ている。
場合、図5に示すように、インクカートリッジaのイン
ク供給孔bを密閉するシール材cの内面側に、インク吸
蔵部材dよりのインクeが付着する場合がある。
うにインクeがシール材cの内面側に付着していると、
インクカートリッジaを使用する際に、インク供給孔b
が上側位置となるようにインクジェットプリンタの使用
者が左右一方の手で把持し、他方の手でシール材cを引
き剥がすことになるが、その引き剥がす際に、インクが
周囲に飛び散り、周囲を汚損するという課題があった。
に記載されるように、非インク浸透性材料からなる破砕
可能な封止部材にてインクタンクのタンク開口を封止
し、一方、インクジェットヘッドのインク供給管端部周
囲には、インクタンク装着時にてインク供給管がタンク
開口の封止部材に圧接した際に封止部材が破砕される複
数の突起を設けると共に、タンク開口に対応する封止部
材が非破断部を残して破片状に破断されるよう少なくと
も一対の突起間寸法を他の突起間寸法より大きく設定し
たものが提案されているが、かかるものは、突起により
突き破るのにかなりの力を要するので、その際に封止部
材の内面側にインクが付着していれば、やはりインクが
周囲に飛び散るおそれがある。また、突き破る際に、破
片が出てインクに混入するおそれもある。
で、シール材を引き剥がす際、インクが周囲に飛散する
のを防止したインクジェットプリンタのインクカートリ
ッジを提供することを目的とするものである。
ク供給孔を有すると共にインク吸蔵部材が充填されるカ
ートリッジ本体と、該カートリッジ本体のインク供給孔
の外壁面に該インク供給孔を閉塞するように貼着される
シール材とを備え、印字ヘッドを有するヘッドユニット
に装着して用いられるインクジェットプリンタのインク
カートリッジにおいて、前記インク供給孔を構成する周
壁部の深さとインク供給孔の半径との比が0.15以上
である構成とする。
構成する周壁部の深さとインク供給孔の半径との比が
0.15以上であることから、シール材を引き剥がす
際、インク吸蔵部材及び該インク吸蔵部材から滲み出た
インクとシール材との接触が規制され、シール材へのイ
ンクの付着が抑制され、それによってシール材を引き剥
がしても、インクが周囲に飛び散りにくくなる。
ットプリンタのインクカートリッジにおいて、前記イン
ク供給孔が、インク供給孔を構成する周壁部がカートリ
ッジ本体の内方に延び、該周壁部の先端がインク吸蔵部
材に接触している。
構成する周壁部がカートリッジ本体の内方に延び、その
周壁部の先端がインク吸蔵部材に接触することで該イン
ク吸蔵部材が押圧され、該インク吸蔵部材及び該インク
吸蔵部材から滲み出たインクがインク供給孔内に進入
し、インクがシール材に付着するのが抑制される。
ットプリンタのインクカートリッジにおいて、前記イン
ク供給孔を構成する周壁部の深さとインク供給孔の半径
との比が0.25以上である。
構成する周壁部がインクカートリッジ本体内に延び、周
壁部の深さとインク供給孔の半径との比が0.25以上
とされ、インク吸蔵材及び該インク吸蔵部材より滲み出
たインクとシール材との接触が抑制され、シール材への
インクの付着がより確実に防止される。
に基づいて説明する。
トに搭載された状態を、図2はインクカートリッジを搭
載する前の状態をそれぞれ示す。尚、本例においては、
4種類のインクを用いていることから、それぞれのイン
クに対応する4種類のインクカートリッジ1A〜1Dを
備えている。
基本的には、同一の構造で、それぞれ、内部にインク吸
蔵部材2が収容されるカートリッジ本体3と、該カート
リッジ本体3の上部開口を閉塞する蓋体4とを有する。
上記インクカートリッジ1A〜1Dの各カートリッジ本
体3には、インクを印字ヘッド11に供給するためのイ
ンク供給孔5(図3参照)と、そのインクの供給を円滑
に行うための大気連通孔6とが設けられている。
1Dのカートリッジ本体3のインク供給孔5及び大気連
通孔6の外壁面側には、インクカートリッジ1内にイン
クが充填された後、該インクの蒸発防止等の理由から、
図3及び図4に示すように、シール材7(インク供給孔
5側のみ図示)がそれらを閉塞するように貼着され、イ
ンクカートリッジ1A〜1D内を外部と遮断するように
なっている。よって、インクカートリッジの使用時に
は、まず、シール材7をカートリッジ本体3から引き剥
がし、インク供給孔5を露出させるようにする必要があ
る。
給孔5は、該インク供給孔5を構成する周壁部5aがカ
ートリッジ本体3の内容に延び、該周壁部5aの先端が
インク吸蔵部材2に接触し、該インク吸蔵部材2を押圧
している。ここで、インク供給孔5を構成する周壁部5
aの深さLとインク供給孔5の半径Dとの比が0.15
以上であることが必要であり、できれば0.25以上で
あることが望ましい。
て、インク吸蔵部材2がインク供給孔5内に進入するの
が効果的に規制され、シール材7の裏面側にインク8が
付着するのを防止する点で有利となるように構成されて
いる。
は、印字ヘッド11を有するヘッドユニット12に装着
されるようになっている。ヘッドユニット12は、基板
部13の一側の縦壁部14には、インク流路15aを有
するインク供給管15が挿通されている。尚、上記印字
ヘッド11は、インク供給管15より供給されたインク
を前面のノズル孔から飛翔させるアクチュエータを含
む。
4より内側の部分には、凹部を介して筒状のシールラバ
ー16が外嵌され、それによってインクカートリッジ1
A〜1Dがヘッドユニット12に装着された際に、シー
ルラバー16がインクカートリッジ1との間のシール性
を確保するようになっている。
ッジ1A〜1Dを使用する際には、図4に示すように、
インク供給孔5が上側位置となるようにインクジェット
プリンタの使用者が左右一方の手で把持し、他方の手で
シール材7を引き剥がすことになるが、そのように使用
者によって把持された状態では、インク供給孔5を構成
する周壁部5aがカートリッジ3内に突出していること
から、該周壁部5aによってインク吸蔵部材2が押圧さ
れ、それによって、インク吸蔵部材2及び該インク吸蔵
部材2から滲み出たインクがインク供給孔5内に進入す
るのが効果的に抑制され、その結果、シール材7の、イ
ンク供給孔5に臨む裏面側へのインクの付着が防止され
ることになる。
使用するために、シール材7をカートリッジ本体3より
引き剥がす際に、シール材7にはインクが付着していな
いので、インクが周囲に飛び散ることがない。
周壁部5aをカートリッジ本体3の内方に延ばしたこと
による効果を確認するために、インク供給孔を構成する
周壁部の深さLとインク供給孔の半径Dとの関係を変化
させて、それによる、シール材へのインク付着の程度、
引き剥がす際のインク飛散の程度を調べ、10段階で評
価し、その結果を次の表1に示す。尚、数字が大きいほ
ど、インク付着、インク飛散の程度が大きいものとす
る。
中で、運搬状況での揺れ等を想定して、インク供給孔が
上下に反転するように20回揺動させた状態でシール材
を引き剥がす試験を行った。尚、インクカートリッジと
しては、図4に示すように、インク供給孔5を構成する
周壁部5aがカートリッジ本体3の内方に延び、インク
吸蔵部材2に接触しているものを用いた。
給孔を構成する周壁部の深さLとインク供給孔の半径D
との比が0.15以上であればインク飛散の防止に効果
があるが、シール材へのインク付着を抑制しインク飛散
も確実に防止するためには0.25以上であることが望
ましいことが判る。
ク供給孔を構成する周壁部の深さとインク供給孔の半径
との比が0.15以上としているので、シール材をカー
トリッジ本体より引き剥がす際、インク吸蔵部材及びそ
れから滲み出たインクがシール材に付着するのを抑制す
ることが可能となり、それによってシール材を引き剥が
す際に、インクが周囲に飛び散ることを防止することが
できる。
る周壁部をカートリッジ本体の内方に延ばし、該周壁部
の先端をインク吸蔵部材に接触させているので、シール
材を引き剥がす際に、インク吸蔵部材及びインク吸蔵部
材から滲み出るインクがール材に付着するのを抑制し
て、インクが周囲に飛び散ることを防止することができ
る。
る周壁部の深さとインク供給孔の半径との比が0.25
以上となるようにしているので、シール材へのインクの
付着を抑制してインクが周囲に飛び散るのを確実に回避
することが可能となる。
ットに装着された状態を示す断面図である。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 インク供給孔を有すると共にインク吸蔵
部材が充填されるカートリッジ本体と、該カートリッジ
本体のインク供給孔の外壁面に該インク供給孔を閉塞す
るように貼着されるシール材とを備え、印字ヘッドを有
するヘッドユニットに装着して用いられるインクジェッ
トプリンタのインクカートリッジにおいて、 前記インク供給孔を構成する周壁部の深さとインク供給
孔の半径との比が0.15以上であることを特徴とする
インクジェットプリンタのインクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記インク供給孔は、インク供給孔を構
成する周壁部がカートリッジ本体の内方に延び、該周壁
部の先端がインク吸蔵部材に接触しているところの請求
項1記載のインクジェットプリンタのインクカートリッ
ジ。 - 【請求項3】 前記インク供給孔を構成する周壁部の深
さとインク供給孔の半径との比が0.25以上であると
ころの請求項2記載のインクジェットプリンタのインク
カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10892696A JP3669046B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | インクジェットプリンタのインクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10892696A JP3669046B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | インクジェットプリンタのインクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09295405A true JPH09295405A (ja) | 1997-11-18 |
JP3669046B2 JP3669046B2 (ja) | 2005-07-06 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10892696A Expired - Fee Related JP3669046B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | インクジェットプリンタのインクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669046B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10892696A patent/JP3669046B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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