JPH09294290A - セルラ通信網およびその通信方法 - Google Patents

セルラ通信網およびその通信方法

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JPH09294290A
JPH09294290A JP9026263A JP2626397A JPH09294290A JP H09294290 A JPH09294290 A JP H09294290A JP 9026263 A JP9026263 A JP 9026263A JP 2626397 A JP2626397 A JP 2626397A JP H09294290 A JPH09294290 A JP H09294290A
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浩一 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のセルサイズを有する第1セルラ通信網
と第2のセルサイズを有する第2のセルラ通信網が重な
り合ったオーバーレイ型セルラ通信網において適切な伝
送経路を速やかに設定し広範囲な通信網を確実にカバー
するようにする。 【解決手段】 第1のセルサイズを有するマイクロセル
4aないし4dと第2のセルサイズを有するマクロセル
10が重なりあったオーバレイ型セルラ通信網に属する
移動局1、2はOSI7層モデルで定義される応用層レ
ベルの移動局識別アドレスを有し、さらにOSI7層モ
デルで定義されるデータリンク層ないしプレゼンテーシ
ョン層の範囲に属し、該移動局へ到達し得る経路を指し
示すアドレスを2つ以上備えており、これらの移動局識
別アドレスと経路を示すアドレスとを適宜組み合わせて
伝送経路を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセルラ通信網およ
びその通信方法に関し、特にセルサイズの異なるセルが
重なった構造を有するオーバーレイ型セルラ通信網およ
びその通信方法に関する。また、この発明は伝送媒体と
して自由空間光と電波双方を用いたセルラ通信網に関す
る。また、この発明は広域通信網およびローカルエリア
ネットワーク(LAN)に関する。また、この発明は情
報伝送を担うパケットなしセルの伝送経路を切り替える
方法であるルーティング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図15に示すようなセルラ通信網
は広く知られている。基地局101aないし基地局10
1dは、それぞれセル103aないしセル103dのサ
ービスを行う。基地局101aないし基地局101dは
有線網ないし無線の固定網(指向性のあるマイクロ波網
など)104によって互いに結ばれている。基地局10
1aと移動局102aは電波を用いて交信する。隣接す
るセルでは異なる周波数の電波を用いて、交信が行われ
る。これは、隣接するセル間での混信を避けるためであ
る。セルの境界付近にいる移動局102bは基地局10
1aと101bとの間でネゴシエーションを行ってリン
クする基地局を101aもしくは101bのどちらかに
決める。このような通信の手順のことをハンドオーバー
という。このような通信網は移動電話やパーソナルハン
ディフォンシステム(PHS)などに広く使われてい
る。
【0003】上記のようなセルラ通信網の発展形とし
て、大きなサイズのセルであるマクロセルと小さなサイ
ズのセルであるマイクロセルとを統合したセルラ通信網
が提案されている。例えば、図16に示すようにマクロ
セル202として通信衛星201を採用し、マイクロセ
ルとして地上に設けた基地局101aないし101dを
採用した方式が提案されている(特開平4−50629
4号公報参照)。人口密度の高い地域では、移動局10
2は地上に設けた基地局101と電波204を介してリ
ンクし、人口密度が低くて、地上局の設置が採算の合わ
ないところでは通信衛星201と電波203を介してリ
ンクする方式である。
【0004】このようなマクロセルとマイクロセルとが
重なった構造を本明細書では以後オーバーレイ型セルラ
通信網と呼ぶ。実はこのようなオーバーレイ型セルラ通
信網は自然発生的に誕生している。例えば、セルサイズ
が数km程度の移動電話網の既設地域に、セルサイズが
数百メートル程度のPHS網が付設されれば、これは形
式的にはオーバーレイ型セルラ通信網と言える。しかし
ながら、現状ではこれらの通信網は別個の通信網として
運営され、通信網として有機的に統合されているとは言
い難い。すなわち、マクロセルとマイクロセルとの相互
接続が考慮されていないのである。
【0005】また、上記のようなセルラ通信網として、
基地局間の有線網として光ファイバ網を用い、無線電波
で直接変調した光信号によって、基地局間の信号配信を
行う方法が提案されている(特開平6−311083号
公報、あるいは、荒井ら「光ファイバを用いた無線マイ
クロセル方式におけるダイナミックレンジの実験的研
究」、1994年電子情報通信学会春季大会B−448
(1994)参照)。また、このセルラ網を構成するに
あたり、基地局と移動局の間の通信を自由空間光を用い
るシステムが提案されている(特開平3−91329号
公報参照)。また、セルラ網ではないが、構内通信シス
テムにおいて電波で直接変調した光信号を光ファイバ網
を用いて配信するシステムが提案されている(特開平6
−164498号公報参照)。
【0006】一方、リモコンシステムにおいて光と電波
を複合させたシステムが提案されている(特開平2−1
62846号公報参照)。これは、見通し距離にない機
器をリモートコントロールするためのシステムで、図1
7に示すようなシステムである。リモコン111からの
制御信号は中継器112、中継器113を介して制御対
象機器114に伝えられる。リモコン111からの制御
信号は、まず自由空間光123として中継器112の光
インターフェイス115に伝えられる。中継器112は
自由空間光123の信号を電波124に変換して中継器
113に伝える。中継器113は電波124の信号を自
由空間光125に変換して制御対象機器114に伝え
る。図17において116と117はアンテナである。
また119は制御対象機器114の光インターフェイス
である。121はリモコン111のある部屋。122は
制御対象機器114のある部屋。120は部屋121と
部屋122とを隔てる壁である。
【0007】リモコンシステムにおいて、別の例とし
て、移動局から基地局(中継器)に対しての信号は電波
を用い、基地局(中継器)から移動局に対しての信号は
自由空間光を用いるシステムも提案されている(特開平
2−235447号公報参照)。
【0008】図18はふたつのネットワーク131と1
32を中継手段130を介して接続した構造のネットワ
ーク(インターネットワーク)を示す。この中継手段1
30はOSI7層モデルにおいて、ゲートウェイ、ルー
タ、ブリッジ、リピータに分類される。図19は、この
OSI7層モデルにおけるゲートウェイ、ルータ、ブリ
ッジ、リピータの対応図である。ゲートウェイ、ルー
タ、ブリッジ、リピータはOSI7層モデルにおける応
用層、ネットワーク層、データリンク層(特にMAC:
媒体制御層)、物理層に対応した中継機能であることが
知られている。従来は、ふたつのネットワークに同時に
接続されているのは、これらゲートウェイ、ルータ、ブ
リッジ、リピータなどの中継機器群(中継手段130)
であって、一般の端末(図18の133)が同時に複数
のネットワークに接続されることはなかった。
【0009】図20にOSI7層モデルにおける、パケ
ットの組立て分解の様子を模式的に示す。送信側ではO
SI7層モデルの上の層から下の層に順次パケットが伝
達され、その際各層に対応して各種へツダ(セツション
ヘッダ、トランスポートヘッダ、ネットワークヘッダ、
データリンクヘッダ)が付け加えられていく。受信側で
は、OSI7層モデルの下の層から上の層へ向けて次パ
ケットが伝達され、各層に対応してヘッダが取り除かれ
ていく。典型的なゲートウェイでは、パケットをデータ
実体まで分解してから中継する。ルータではパケットを
ネットワークヘッダの付いた状態まで分解してから中継
する。ブリッジやリピータでは、パケット自体は分解し
ないで中継する。リピータではデータリンクヘッダの内
容に係わらず中継するのに対し、ブリッジではデータリ
ンクヘッダに書かれているMAC(媒体制御)アドレス
に応じて中継をするかしないかを判断するパケットフィ
ルタリングの機能を有する。OSI7層モデルのどの層
に対応した処理かを判定するには、パケットの形態(ど
の層のヘッダまでが付加されているか)によって行うと
良い。
【0010】なお図20では省略したが、パケットの後
部にへツダに対応したトレーラを付与することもある。
各種ヘッダ(セツションヘッダ、トランスポートヘッ
ダ、ネットワークヘッダ、データリンクヘッダ)に対応
して各種トレーラ(セッショントレーラ、トランスポー
トトレーラ、ネットワークトレーラ、データリンクトレ
ーラ)を付加するわけである。データ実体は各層で、ヘ
ッダとトレーラとに挟みこまれる形でカプセル化され
る。ヘッダは必須であるが、トレーラは場合によっては
省略されることもあるので図20では省略した。
【0011】ところで、光は周波数の極めて高い電磁波
であるので、光をキャリアとして用いれば広帯域の変調
信号をのせることが可能である。しかし、光は物体に遮
られ易いという欠点がある。このたえめ、自由空間光を
用いてセルラ網を形成した場合、ひとつのセルが小さく
なってしまうとい欠点があった。逆に言えば、同じ面積
をカバーするには多数のセルが必要であることになる。
【0012】リモコンシステムにおいては、電波と光を
併用して自由空間光の到達距離の限界を電波によって補
間するシステム(前述の特開平2−162846号公
報)が提案されてはいるが、この先行技術においては、
特定の信号経路を電波に置き換えているのみであり、セ
ルラ網のようにある程度の広い範囲を漏れなくカバーす
る、という観点からはいまだ不十分であった。
【0013】また、一般のセルラ網においては、前述の
ハンドオーバーという通信手順は複数の基地局と移動局
間で行われる制御手順であるため、基地局間の通信量を
増大させるほか、基地局自体にアドレス管理などの情報
処理能力を持たせなくてはいけない、という問題点もあ
った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明は以上の事情
を考慮してなされたものであり、電波と自由空間光とを
統合した新規なオーバーレイ型セルラ通信網を提供する
ことを目的としている。また、意図的に設計されたオー
バーレイ型セルラ通信網だけでなく、上記のごとく自然
発生的に誕生したオーバーレイ型セルラ通信網をも含む
オーバーレイ型セルラ通信網全般において、マクロセル
とマイクロセルの相互接続を可能とする通信方法を提供
することによって、効率的な通信を実現することを目的
としている。オーバーレイ型セルラ通信網におけるマク
ロセルとマイクロセルの相互接続方法のためには、ふた
つの技術課題が発生する。ひとつは移動局がマイクロセ
ルとマクロセルのどちらにリンクするかをどのように決
定するかであり、もう一つは固定局側から移動局へのア
クセス方法である。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、以上
の目的を達成するために、セルラ通信網に、自由空間光
インターフェイスと、電波インターフェイスと、上記自
由空間光インターフェイスおよび電波インターフェイス
の切り替え機構とを具備する移動局と、第1の領域にお
いて上記移動局との間で自由空間光を用いた通信を行う
固定された第1の基地局と、第2の領域において上記移
動局との間で電波を用いた通信を行う固定された第2の
基地局とを設けるようにしている。
【0016】この構成によれば、電波によって、形成さ
れた第2の領域(マクロセル)においては広範囲に障害
物の問題も抑制して確実に通信を行え、自由空間光によ
って形成された第1の領域(マイクロセル)においては
高速の通信を行える。マクロセルの中にマイクロセルを
含む構成とすれば、マイクロセルを要所要所に配置する
ことにより、十分に高速通信を利用でき、さほど重要で
ない領域はマクロセルの通信でカバーするようにでき
る。
【0017】また移動局のマクロセルへのリンクとマイ
クロセルへのリンクを切り換えることができるばかりか
多重化リンクすることも可能となる。ひいては、移動局
から見た通信機会の増大による、通信要領の増大、信頼
性の向上を図ることができる。
【0018】また、この構成において、上記自由空間光
を用いた通信におけるOSI7層モデルで定義されるデ
ータリンク層の通信方式として回線争奪型のプロトコル
を採用し、上記電波を用いた通信におけるOSI7層モ
デルで定義されるデータリンク層の通信方式として回線
交換型のプロトコルを採用することができる。
【0019】また、上記自由空間光を用いた通信におけ
るOSI7層モデルで定義されるデータリンク層の通信
方式として回線争奪型のプロトコルを採用し、上記電波
を用いた通信におけるOSI7層モデルで定義されるデ
ータリンク層の通信方式として回線争奪型のプロトコル
を採用することができる。
【0020】また、上記セルラ網に、さらに上記第1の
基地局の間を接続する有線通信網を設け、この有線通信
網がOSI7層モデルで定義されるデータリンク層の通
信方式として回線交換型のプロトコルを採用するように
できる。
【0021】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、少なくとも第1のセルサイズを有するセル
からなる第1のセルラ通信網と第2のセルサイズからな
る第2のセルラ通信網とが重なり合って形成されたオー
バーレイ型セルラ通信網において、該オーバーレイ型セ
ルラ通信網に属する移動局は、移動局固有のアドレスと
してOSI7層モデルで定義される応用層レベルの移動
局識別アドレスを有し、さらに、OSI7層モデルで定
義されるデータリンク層、ネットワーク層、トランスポ
ート層、セッション層、およびプレゼンテーション層に
属するアドレスであって、該移動局へ到達し得る経路を
示す2以上のアドレスを有する。
【0022】また、上記オーバーレイ型セルラ通信網に
固定局として備えられたサーバは、移動局に関する経路
データベースを有し、該経路データベース内のレコード
ファイルには少なくとも1つの上記移動局識別アドレス
と、該移動局識別アドレスに対応する該移動局へ到達す
る複数の経路アドレスとを含んでいる。
【0023】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、上述セルラ通信網の通信方法において、上
記移動局が、OSI7層モデルで定義される各層の内、
少なくとも物理層およびデータリンク層の制御手順を含
む、自由空間光を伝送媒体とする通信チャネル用の通信
制御手順と、OSI7層モデルで定義される各層の内、
少なくとも物理層およびデータリンク層の制御手順を含
む、電波を伝送媒体とする通信チャネル用の通信制御手
順と、上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと
上記電波を伝送媒体とする通信チャネルとのどちらかへ
のパケットの経路を選択する、OSI7層モデルで定義
されるネットワーク層より上位に位置づけられる層にお
ける通信手順とを用いて上記第1の固定局および上記第
2の固定局の少なくとも一方と通信を行うようにしてい
る。
【0024】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、上述セルラ通信網の通信方法において、上
記移動局が、OSI7層モデルで定義される物理層、デ
ータリンク層およびネットワーク層の制御手順を含む、
自由空間光を伝送媒体とする通信チャネル用の通信制御
手順と、OSI7層モデルで定義される物理層、データ
リンク層、およびネットワーク層の制御手順を含む、電
波を伝送媒体とする通信チャネル用の通信制御手順と、
上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電
波を伝送媒体とする通信チャネルのどちらかへのパケッ
トの経路を選択するOSI7層モデルで定義されるトラ
ンスポート層に位置づけられる手順とを用いて上記第1
の固定局および上記第2の固定局の少なくとも一方と通
信を行うようにしている。
【0025】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、上述セルラ通信網の通信方法において、上
記移動局が、OSI7層モデルで定義される物理層、デ
ータリンク層、ネットワーク層、およびトランスポート
層の制御手順を含む、自由空間光を伝送媒体とする通信
チャネル用の通信制御手順と、OSI7層モデルで定義
される物理層、データリンク層、ネットワーク層、およ
びトランスポート層の制御手順を含む、電波を伝送媒体
とする通信チャネル用の通信制御手順と、上記自由空間
光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電波を伝送媒体
とする通信チャネルのどちらかへのパケットの経路を選
択するOSI7層モデルで定義されるセッション層に位
置づけられる手順とを用いて上記第1の固定局および上
記第2の固定局の少なくとも一方と通信を行うようにし
ている。
【0026】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、上述セルラ通信網の通信方法において、上
記移動局が、OSI7層モデルで定義される物理層、お
よびデータリンク層の制御手順を含む、自由空間光を伝
送媒体とする通信チャネル用の通信制御手順と、OSI
7層モデルで定義される物理層、およびデータリンク
層、の制御手順を含む、電波を伝送媒体とする通信チャ
ネル用の通信制御手順と、上記自由空間光を伝送媒体と
する通信チャネルと上記電波を伝送媒体とする通信チャ
ネルのどちらかへのパケットの経路を選択するOSI7
層モデルで定義されるセッション層に位置づけられる手
順とを用いて上記第1の固定局および上記第2の固定局
の少なくとも一方と通信を行うようにしている。
【0027】また、この発明によれば上述目的を達成す
るために、少なくとも第1のセルサイズを有するセルか
らなる第1のセルラ通信網と第2のセルサイズからなる
第2のセルラ通信網とが重なり合って形成されたオーバ
ーレイ型セルラ通信網に用いられる通信方法において、
上記オーバーレイ型セルラ通信網に属する移動局は該移
動局固有のアドレスとしてOSI7層モデルで定義され
る応用層レベルの移動局識別アドレスを有し、さらに、
OSI7層モデルで定義されるデータリンク層、ネット
ワーク層、トランスポート層、セッション層、およびプ
レゼンテーション層に属するアドレスであって、該移動
局へ到達し得る経路を示す2以上のアドレスを有し、こ
れらのアドレスを用いた通信を実行するようにしてい
る。
【0028】また、この発明によれば、情報伝送すべき
パケットの組立プロセスは、まず伝送すべきデータ実体
に応用層で定義された上記移動局識別アドレスを含む応
用層ヘッダを上記データ実体の先頭に付加し、引き続い
てOSI7層モデルで定義されるプレゼンテーション層
以下のヘッダを順次パケットの先頭部分に付加する様に
組み立てるプロセスを含んでいる。
【0029】また、この発明によれば、オーバーレイ型
セルラ通信網に固定局として備えられたサーバは、移動
局の経路データベースを有し、該経路データベース内の
レコードファイルは少なくとも1つの上記移動局識別ア
ドレスと、該移動局識別アドレスに対応する該移動局へ
到達する複数の経路アドレスとを有している。
【0030】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、上述セルラ網用移動局に、自由空間光イン
ターフェイスと、電波インターフェイスと、上記自由空
間光インターフェイスおよび電波インターフェイスの切
り替え機構とを設けるようにしている。
【0031】また、この発明によれば、上述目的を達成
するために、セルラ通信網用移動局は、移動局固有のア
ドレスとしてOSI7層モデルで定義される応用層レベ
ルの移動局識別アドレスを有し、さらに、OSI7層モ
デルで定義されるデータリンク層、ネットワーク層、ト
ランスポート層、セッション層、およびプレゼンテーシ
ョン層に属するアドレスであって、該移動局へ到達し得
る経路を示す2以上のアドレスを有する。
【0032】
【発明の実施の態様】以下この発明の実施例について説
明する。 [第1実施例]図1にこの発明の第1実施例を示す。こ
の実施例は、自由空間光を用いて形成されたマイクロセ
ル4aないし4dの間を電波を用いて形成されたマクロ
セル10で補間したセルラネットワークである。この実
施例においては、マイクロセルには赤外無線LANを用
いた。この赤外無線LANのデータリンク層のプロトコ
ルは、回線争奪方式のプロトコルに分類されるCSMA
系のプロトコル(例えば、CSMA/CA、CSMA/
CDなど)を採用した。また、マクロセル10としては
PHS−PBX(パーソナルハンディフオン構内電話交
換機)を採用した。PHSは周知のように回線交換型の
通信方式である。マイクロセル4aないし4dをカバー
する基地局は、それぞれ3aないし3dである。基地局
3aないし3dは有線網5を介して互いに接続されてい
る。マイクロセル4aないし4dを相互接続する有線網
5は10BASE−Tを採用した。この有線網5として
はEthernet系のネットワークを10BASE−
Tに限らず採用することができる。有線網5上にはサー
バ9aや9bなども接続されている。マクロセル10は
基地局6によってカバーされている。基地局6からの電
波12はアンテナ8より送信される。
【0033】赤外無線LANもPHS−PBXも既に商
品化され入手することは容易である。赤外無線LANと
PHS−PBXの双方を付設すれば、赤外無線LANを
マイクロセル、PHS−PBXをマクロセルとしたオー
バーレイ型のセルラ通信網が前述のように自然発生する
ことになる。しかしながら、単に赤外無線LANとPH
S−PBXのハードウエアを敷設しただけでは、有機的
に機能するオーバーレイ型セルラ通信網が構築されたと
は言い難いことも前述の通りである。
【0034】移動局1および2は、電波(PHS)用の
インターフェイスと自由空間光(赤外無線LAN)用の
インターフエイスの双方を備え、状況に応じてこのふた
つのインターフエイスを切り換えて使う。例えば、移動
局1はマイクロセル4cのサービスエリア内にいるの
で、自由空間光インターフエイスを用いて、マイクロセ
ル基地局3cにリンクする。一方、移動局2はマイクロ
セルのサービスリア内にはいないので、電波を用いてマ
クロセル基地局6にリンクする。
【0035】マクロセル基地局6と有線網5とはゲート
ウェイ7を介して接続されている。したがって、電波に
よるマクロセル10のネットワークと、自由空間光によ
るマイクロセル4aないし4dからなるネットワークと
は論理的には別のネットワークとして区別されているこ
とになる。これは、マクロセル10として採用したPH
Sは伝送速度や媒体制御のプロトコルがマイクロセルを
司る赤外無線LANと大きくことなるため、物理層に近
いところで直結することができないためである。PHS
は伝送速度が32Kbps前後であり、データリンク層
としては回線交換式のプロトコルを採用している。これ
に対して赤外無線LANでは、伝送速度は1〜10Mb
ps前後であり、データリンク層のプロトコルは前述の
通りCSMA方式である。このように特性の異なるネッ
トワーク同士を接続するにはネットワーク層以上、すな
わちルータ以上で接続する必要がある。したがって、マ
クロセル基地局6と有線網5とはルータないし、ゲート
ウェイを介して接続しなくてはならない。
【0036】基地局3aないし3dと有線網5とはブリ
ッジ13aないし13dを介して接続されている。な
お、マイクロセル4aないし4dで採用されている赤外
無線LANと有線網5のLANの伝送速度が等しけれ
ば、基地局3aないし3dと有線網5とをリピータを介
して接続することも不可能ではない。
【0037】マクロセル10のネットワーク層のプロト
コルにはPPP(Point toPoint Pro
tocol)を採用した。このプロトコルの代替として
SLIP(SeriaI Line Internet
Protocol)を採用することもできる。マイク
ロセル4aないし4d及び有線網5のネットワーク層の
プロトコルにIP(Internet Protoco
l)を採用した。
【0038】移動局1ないし2は図2に示すような構成
を備えている。移動局1ないし2はコンピュータなどの
情報処理手段本体20を備えると供に、電波(PHS)
用のインターフェイス21、自由空間光(赤外無線LA
N)用のインターフェイス22、さらにこのふたつのイ
ンターフェイス切換え機構26を備ている。電波(PH
S)用のインターフェイス21にはアンテナ28が、自
由空間光(赤外無線LAN)用のインターフェイス22
にはレンズなどの光学手段24が備えられている。イン
ターフェイス切換え機構25には単なる信号切換え機構
のみならず、択したインターフェイスに対応したプロト
コルのスイッチング機構も組み込まれている。選択した
インターフェイスに対応したプロトコルのスイッチング
の機構も組み込まれている。前述のように本実施例にあ
っては、マイクロセルとマクロセルとでは、論理的に別
のネットワークであるので、移動局がマクロセル基地局
にリンクしている場合と、マイクロセル基地局にリンク
している場合では、IPアドレスが異なることになる。
したがって、移動局は一種のルーテイング機構をも有し
ていることになる。
【0039】また、移動局はネットワーク側(サーバあ
るいは固定局側)から見るとふたつのIPアドレスを有
していることになる。このふたつのIPアドレスは移動
局へ至る経路を示すアドレスと見なすことができる。後
述のように本発明の特徴のひとつは、経路を示すアドレ
スと移動局そのものを示すアドレスを別個に設定したこ
とを挙げることができる。なお、経路を示すアドレスは
移動局の移動に伴って変化することに注意されたい。
【0040】図3には本発明の通信方式に元づく、電波
(PHS)用のインターフェイス21、自由空間光(赤
外無線LAN)用のインターフェイス22、およびイン
ターフェイス切換え機構25の機能分担を前述のOSI
7層モデルにしたがって示した。電波(PHS)用のイ
ンターフェイス21にはPHSの物理層とデータリンク
層の機能26(図3参照)、自由空間光(赤外無線LA
N)用のインターフェイス22には赤外無線LAN物理
層とデータリンク層の機能27(図3参照)をそれぞれ
実装した。インターフェイス切換え機構25には応用層
までの機能28(図3参照)を実装した。機能28にお
いては、情報処理実体20から送られてくる伝送される
べき情報実体にまず応用層レベルのアドレスを含むアプ
リケーションヘッダを付加してトランスポート層へ送
る。トランスポート層ではふたつのネットワークを切り
替えるソフトウエア処理を行う。すなわち、PHS側
(電波側)のインターフェイス26へパケットを送る場
合はPPPに対応するIPアドレスを含むヘッダをパケ
ットに付加し、自由空間光(赤外無線LAN)用のイン
タ−フェイス27へパケットを送る場合は別のIPアド
レスを付加する。なお、自由空間光(赤外無線LAN)
用のインターフェイス22のネットワーク層としてはI
Pに代えてmobile−IPを採用することもでき
る。mobile−IPは移動するクライアントに対し
て好適なプロトコルであり、本実施例に採用することに
よって、より良い制御を行うことができる。
【0041】電波と赤外光無線LANインターフェイス
切り換え機構25のパケットのカプセル組立て及び分解
の様子を模式的に示すと図4のようになる。図20との
違いは本実施例ではアプリケーションヘッダが応用層で
付加されていることである。このアプリケーションヘッ
ダ中に移動局を指し示す応用層レベルのアドレスが記入
されている。
【0042】このようなパケット経路の切り換え機構は
ルータなどのネットワーク間を接続するための特別のサ
ーバに実装されることはあっても、本実施例のようにク
ライアント(移動局)側に実装されることはなかった。
【0043】すなわち、本発明は移動局側にパケット経
路の切換え機構、いわゆるルーティング機構を備えるこ
とによって、移動局がマイクロセルとマクロセルのどち
らにリンクするかを決定している。
【0044】なお、別の実装として、情報処理手段本体
20に図3に示した機能28をすべて実装する方法もあ
り得る。この方法はハードウエア的には楽になるが、情
報処理手段本体20に要求されるソフトウエア的な負担
が増大してしまうという欠点もある。
【0045】上記に述べた通り、本実施例においては移
動局には固有の応用層レベルのアドレスが付与され、ネ
ットワーク層レベルのアドレス(本実施例ではIPアド
レス)は経路を指し示すアドレスと見なされる。したが
って、図5に示すようにサーバ211から移動局213
へのアクセスは応用層レベルのアドレスを基準にして行
われる。図5ではサーバ211から移動局213への経
路は、ネットワーク212中に参照番号214で示され
る経路−1と参照番号215で示される経路−2のふた
つがある。サーバ211は多くの場合固定局である。サ
ーバ211には経路データベース216が備えられ、こ
の中には例えば、レコードファイル217に示されるよ
うな情報が含まれている。レコードファイル217には
移動局213の応用層レベルのアドレスに対応するふた
つの経路(これは例えばIPアドレスである)が記され
ている。
【0046】上記の経路データベースの情報は移動局の
移動に伴い、適宜書き換えられる。この書き換えの手順
としては公知のmobile−IPやvirtual−
IPのプロトコルを用いることが可能である。これらの
方法は、いずれも移動局の本籍地を決めておき、移動局
は通信が可能な時は現在位置を本籍地宛に通知する仕組
みを採用している。ここでいう本籍地とは具体的にはア
ドレス管理を担うサーバである。ある移動局にアクセス
したいサーバがその移動局の現在位置が不明な場合は、
本籍地(すなわちアドレス管理を担うサーバ)へ照会す
ることによっての移動局の現在位置、より正確には、そ
の移動局へ達するための経路情報を取得するのである。
【0047】図5ではサーバ211が経路管理をしてい
る様子を示しているが、全てのサーバがこのような機構
を持つ必要はない。移動局の経路管理を行うサーバを決
めておき、他の一般的なサーバはこの経路管理を行うサ
ーバに移動局の経路管理を代行してもらうこともできる
からである。このような特定サービスの代行を行う代理
サーバ(プロキシサーバ)は当業者には周知の技術であ
る。
【0048】応用層レベルのアドレスは移動局にユニー
クなものであれば何でもよい。電子メールアドレスやh
ttpにおけるURLのような人間が認識しやすいよう
な形態のものであっても良いし、電話番号のような単な
るシリアルナンバーであってもよい。応用層レベルのア
ドレスとして、IPアドレスやイーサネットアドレスの
体系を流用することも可能である。IPアドレスやイー
サネットアドレスは全世界でユニークなアドレスが決め
られているからである。ただし、このようなアドレス体
系の流用は新規なアドレス体系の設置維持管理が不要と
いう利点はあるものの、ネットワーク内でのルーティン
グに混乱を来たす危険もあることは注意せねばならな
い。どちらかと言えば、電子メールアドレスやURLの
拡張版として上記の応用層レベルのアドレス体系を定義
する方が望ましいと思われる。
【0049】[第2実施例]図6にこの発明の第2実施
例を示す。図1の第1実施例と異なる点は2点あり、そ
の内のひとつはアンテナ31を備えた無線基地局30が
電波を用いた無線LANであることである。具体的に
は、ISMバンド(lndustry Science
Medical周波数帯:日本では2.5GHz帯に
割り付けられている)の拡散スペクトル方式の無線LA
Nを用いている。周波数がPHSの1.9GHz帯とは
ことなるのでアンテナ31はアンテナ6とは異なったも
のになる。図1の第1実施例と異なるもうひとつの点
は、ゲートウェイ7に代えてブリッジ32を採用した点
である。
【0050】ISMバンドの拡散スペクトル方式無線L
ANはデータリンク層のプロトコルにCSMA/CA方
式を採用しており、これはマイクロセル4aないし4に
適用した赤外無線LANに採用されているデータリンク
層のプロトコルと同一である。また、有線網5のデータ
リンク層のプロトコルとして採用したCSMA/CDと
極めて近い方式のプロトコルである。
【0051】本実施例では、第1実施例に比べて、より
下層で電波によるマクロセルと自由空間光によるマイク
ロセルとを接続しているため、ネットワークの構成がハ
ードウエア、ソフトウエア共に簡単になるという利点が
ある。また、マクロセルとマイクロセル間のパケットの
中継は、中継機構にゲートウェイを用いた第1実施例に
比べて高速になる、という利点もある。
【0052】移動局1ないし2は図7に示すような構成
を備えている。電波(拡散スペクトル方式無線LAN)
用のインターフェイス41、自由空間光(赤外光無線L
AN)用のインターフェイス22、さらにこのふたつの
インターフェイス切換え機構43を備ている。
【0053】電波(拡散スペクトル方式無線LAN)用
のインターフェイス41には拡散スペクトル方式無線L
ANの物理層とデータリンク層の機能44(図8参
照)、自由空間光(赤外無線LAN)用のインターフヱ
イス22には赤外無線LAN物理層とデータリンク層の
機能27(図8参照)をそれぞれ実装した。インターフ
ェイス切換え機構43にはネットワーク層とトランスポ
ート層までの機能45(図8参照)を実装した。機能4
5においては、ネットワーク層においてふたつのネット
ワークを切り替えるソフトウエア処理を行っている。こ
の点が第1実施例の機能28との相違である。
【0054】本実施例の通信方式は図8に示すように、
ネットワーク層においてパケット経路の切り換えを行っ
ていることに特徴がある。図3では経路を指し示すアド
レスとして、移動局2がふたつのネットワーク層レベル
のアドレス(具体的にはIPアドレス)を有していた。
これに対して本実施例では、図8に示すように移動局2
はIPアドレスはひとつ有しているだけだが、媒体制御
アドレス(MAC:Media Access con
torl Address)はMAC−1とMAC−2
というふたつのアドレスを有している。この点が第1実
施例と本実施例の大きな相違点である。媒体制御アドレ
スは具体的にはイーサネットアドレスである。本実施例
にあっても移動局固有の応用層レベルのアドレスを基準
にしてパケットの経路制御が行われることは第1実施例
と同様である。
【0055】また、本実施例では通信経路の管理をネッ
トワーク層レベルで行っているために、トランスポート
層にコネクション型のプロトコルであるTCPを採用す
ることが可能となった。TCPは通信相手とコネクショ
ンを張ってしまうために、回線が突然切断すると、いわ
ゆるハングアップ状態に陥りやすい。本実施例では、赤
外光の通信チャネルが突然切れた場合、ネットワークス
イッチャーが電波の通信チャネルへの切り換えを試みる
ので、ハングアップ状態に陥る危険を低減することがで
きる。TCPはインターネット上の事実上の標準規格で
あるので、TCPとの互換性が保たれることの利点は大
きい。
【0056】[第3実施例]図9にこの発明の第3実施
例を示す。この実施例では、第1実施例と同様に、マイ
クロセル4aないし4dは赤外無線LANを、マクロセ
ル10としてPHS−PBX(パーソナルハンデイフオ
ン構内電話交換機)6を用いている。マイクロセルの赤
外無線LANとATM−LAN68とはブリッジ13a
ないし13dを介して接続されている点も第1実施例と
同様である。
【0057】この実施例と第1実施例の異なる点は、マ
イクロセル4aないし4dおよびサーバ9aないし9b
をATM−LANでネットワーク化していることであ
る。具体的には伝送速度25MbpsのATM−25を
ATM−LANとして採用した。マイクロセル4aない
し4dおよびサーバ9aないし9Wまブリッジ13aな
いし13dと有線網42を介してATM交換器40に接
続されている。すなわち、第1実施例の10BASE−
Tで構成された有線網5をATM−LANに置き換えた
構成である。なお、有線網42の物理媒体としてはツィ
ストペアケーブルを用いたが、これは光ファイバであっ
ても良い。
【0058】ATM−LANとPHS−PBX6とはゲ
ートウェイ41を介して接続したが、これはルータない
しブリッジに置き換えることも可能である。ATM−L
ANもPHSもデータリンク層では回線交換のプロトコ
ルに従っているので、原理的にはデータリンク層での接
続が不可能ではないからである。ただし、実装上は、A
TM−LANとPHSの伝送速度が大きくことなるため
にデータリンク層での接続には困難な面もある。
【0059】本実施例では、マイクロセルを通さない場
合は、伝送路全体にわたって伝送容量の予約(Rese
rvation)が可能である。前述の通り、ATM−
LANもPHSもデータリンク層で回線交換のプロトコ
ルに従っているからである。このため、リアルタイム性
の要求される信号(音声や映像)はマイクロセルを通さ
ない方が信号の連続性の確保には都合が良い。以上か
ら、リアルタイム性の要求される信号(音声や映像)の
伝送は、端末がマイクロセル内に居る場合でもマクロセ
ル経由で行うという制御手順が考えられる(図10およ
び図11参照)。
【0060】図10は通常のデータ通信の場合のルート
である。マイクロセル4a内に移動局1がある場合、移
動局1とサーバ9aの間でやりとりされる、リアルタイ
ム性を要求されない通常のデータ通信パケットは赤外無
線LAN基地局3a、ブリッジ13a、ATM交換器4
0を経て交信される。図10のルート60、51、52
の経路を経て移動局1とサーバ9aの間でリアルタイム
性を要求されない通常のデータ通信パケットが送受信さ
れるわけである。
【0061】図11はリアルタイム性を要求される信号
(音声、映像など)の場合のルートである。マイクロセ
ル4a内に移動局1がある場合、移動局1とサーバ9a
の間でやりとりされる、リアルタイム性を要求される信
号は、PHS交換器6、ゲートウェイ41、ATM交換
器40を経て交信される。図11のルート53、54、
55の経路を経て移動局1とサーバ9aの間でリアルタ
イム性を要求される信号が送受信されるわけである。
【0062】移動局1は図12に示すような構成を備え
ている。これはほとんど図2の構成と同様であるが、イ
ンターフェイス切換え機構60の構造が第1実施例の場
合とは異なる。この相違点は主にソフトウエア的なもの
である。
【0063】図13には、本実施例における通信方式に
元づく、電波(PHS)用のインターフェイス21、自
由空間光(赤外無線LAN)用のインターフェイス2
2、およびインターフェイス切換え機構60の機能分担
を前述のOSI7層モデルにしたがって示した。電波
(PHS)用のインターフェイス21の機能26と自由
空間光(赤外無線LAN)用のインターフェイス22の
機能27は図3の場合と同様である。図3と異なるの
は、インターフェイス切換え機構60の機能61であ
る。機能61においてはセッション層においてふたつの
ネットワークを切り替えるソフトウエア処理を行ってい
る。また、自由空間光(赤外無線LAN)チャネル側の
トランスポート層としてはUDPを採用した。UDPは
コネクションレス型のプロトコルである点がTCPと異
なる。
【0064】本実施例にあっても、第1実施例と同様に
移動局はふたつのネットワーク層レベルのアドレス(具
体的にはIPアドレス)を有することになる。また、セ
ッション層レベルでセッションを識別するヘッダは当然
二通り存在することになる。異なるセッションを識別す
る識別子(ヘッダなど)は通常アドレスとは言わず、セ
ッション名という呼び方をする。これは従来のインター
ネットワーキングでは、ネットワーク間の相互接続はト
ランスポート層レベルで吸収されていることを前提とし
ていたからである。
【0065】このようにしたのは、データ通信用のパケ
ットのみを通信を行う場合と、リアルタイム性の要求さ
れる音声や映像などの信号をふくむ通信を行う場合は、
通信のセッションを切り換える必要があるからである。
トランスポート層以下ではパケットの中身(データ通信
パケットか音声パケットか)に応じてルートを変える機
能は一般に実装されない。したがって、より上層のセッ
ション層でルート選択を行う必要が生じるのである。
【0066】上記構成の結果、リアルタイム性の要求さ
れる音声や映像は、リアルタイム性の保証される伝送路
を経由して伝送されることになり、通信のサービスの質
が向上することになる。
【0067】移動局の移動が生じた場合、マイクロセル
(自由空間光)を経由した伝送チャネルの方が切断の危
険性が高い。このため、本実施例にあっては自由空間光
の伝送チャネル側にはトランスポート層としてコネクシ
ョンレス型のUDPを採用した。UDPは回線の切断に
よって、いわゆるハングアツプが生じる危険がTCPは
比べて低いという利点がある。
【0068】なお、図13では、セッション層でネット
ワーク切り換えを行うとしたが、さらに上層において切
り換えを行うことを否定するものではないことを付け加
えておく。リアルタイム性のある信号と無い信号とを、
図12のネットワーク構成において混在させる場合は、
セッション層以上でのネットワーク切り換えが必要にな
るというのが図13の実装方法の趣旨である。
【0069】また、伝送チャネルが自由空間光と電波の
ふたつの場合について述べたが、この発明の通信方式に
限れば、さらに多数の伝送チャネルがある場合に拡張さ
れ得ることは当業者にとって自明である。ネットワーク
スイッチャ、トランスポートスイッチャ、セッションス
イッチャの下に二つではなく三つあるいはさらに多数の
経路を実装すれば良いのである。
【0070】移動局が3つ以上の伝送チャネルを備えて
いる場合は、当然のことながら経路を示すアドレスも3
つ以上存在することになる。3つ以上の伝送チャネルを
備えている移動局は媒体制御アドレスやIPアドレスを
3つ以上有することになる。
【0071】[第4実施例]図14にこの発明の第4実
施例を示す。本実施例の特徴はマイクロセル間を接続す
る有線網15としてカップルドスターネットワークを採
用したことである。カップルドスターネットワーク15
は、相互接続可能なスターカプラ16同士を双方向性光
中継増幅装置17を介して接続した構造である。カップ
ルドスターネットワークについては、特開平5−345
7(米国特許5,282,257)及び、論文Take
shi Ota:’Coupled starnetw
ork:a new configration fo
r optical local area netw
ork’,IEICE Trans.Commun.,
1992,E75B,pp67−75参照。
【0072】カップルドスターネットワークと自由空間
光伝送とは物理層での接続が可能である。したがって、
第1ないし第2実施例において用いていたブリッジ13
が不要となり、ネットワーク構成が簡単になる。
【0073】この発明の第4実施例においては、第1実
施例に準じて、図2ないし図3に示したような移動局1
ないし2の構造を採用することができる。あるいは、第
2実施例に準じて、図7ないし図8に示したような移動
局1ないし2の構造を採用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上、この発明のセルラ通信網によれば
要所のみを自由空間光を用いた高速伝送可能なマイクロ
セルとして構成し、ぞの他の広い領域を低速の電波を用
いたマクロセルとして構成するので、自由空間光を用い
たマイクロセル用基地局の設置箇所を最小限にすること
ができる。
【0075】この発明の通信方式によれば、移動局の側
にパケット経路選択の機能を付加することができ、その
結果、通信の信頼性の向上、通信のサービスの質の向上
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略図である。
【図2】図1の移動局1ないし2の構造を示す概略図で
ある。
【図3】図2に示した各構成要素の機能分担を示す概略
図である。
【図4】この発明におけるパケットの組立てと分解の様
子を示す概略図である。
【図5】この発明におけるサーバから移動局へのアクセ
スの様子を示す概略図である。
【図6】この発明の第2実施例を示す概略図である。
【図7】図6の移動局1ないし2の構造を示す概略図で
ある。
【図8】図7に示した各構成要素の機能分担を示す概略
図である。
【図9】この発明の第3実施例を示す概略図である。
【図10】図9において通常のデータ通信の場合のルー
トを示す概略図である。
【図11】図9においてリアルタイム性を要求される信
号(音声、映像など)のルートを示す概略図である。
【図12】図9の移動局1の構造を示す概略図である。
【図13】図12に示した各構成要素の機能分担を示す
概略図である。
【図14】この発明の第4実施例を示す概略図である。
【図15】従来のセルラ通信網を示す概略図である。
【図16】従来提案されているオーバーレイ型セルラの
概略を示す図である。
【図17】従来技術(特開平2−162846)を示す
概略図である。
【図18】ふたつのネットワークを中継手段接続した構
造を示す概略図である。
【図19】OSI7層モデルにおける、ゲートウェイ、
ルータ、ブリッジ、リピータの対応図である。
【図20】OSI7層モデルにおける、パケットの組立
て分解の様子を模式的に示す機略図である。
【符号の説明】
1〜2 移動局 3a〜3d 基地局 4a〜4d マイクロセル 5 有線網 6 マクロセル基地局 8 アンテナ 10 マクロセル 12 基地局6からの電波 13a〜13d ブリツジ 15 有線網(カップルドスターネットワーク) 16 相互接続可能なスターカプラ 17 双方向性光中継増幅器 20 情報処理手段本体 21 電波(PHS)用のインターフェイス 22 自由空間光(赤外無線LAN)用のインター
フェイス 23 アンテナ 24 レンズなどの光学手段 25 電波と赤外光無線LANインターフェイス切
換え機構 26 PHSの物理層とデータリンク層の機能 27 赤外無線LAN物理層とデータリンク層の機
能 28 インターフェイス切換え機構25のネットワ
ーク層とトランスポート層までの機能 30 ISMバンドの拡散スペクトル方式の無線L
ANの無線基地局 31 アンテナ 41 電波(拡散スペクトル方式無線LAN)用の
インターフェイス 42 アンテナ 43 インターフェイス切換え機構 44 拡散スペクトル方式無線LANの物理層とデ
ータリンク層の機能 45 インターフェイス切換え機構25にはネット
ワーク層とトランスポート層までの機能 50、51、52 リアルタイム性を要求されない通常
のデータ通信パケットのルート 63、54、55 リアルタイム性を要求される信号の
ルート 56 ATM交換器 57 ゲートウェイ 58 ATM−LAN 60 インターフェイス切換え機構 61 インターフェイス切換え機構60の機能 101a〜101d 基地局 102a 移動局 103a〜103d セル 111 リモコン 112〜113 中継器 114 制御対象機器 123 自由空間光 124 電波 116〜117 アンテナ 119 アンテナ 115 中継器112の光インターフェイス 121 リモコン111のある部屋 122 制御対象機器114のある部屋 120 部屋121と部屋122とを隔てる壁 130 中継手段(ゲートウェイ、ルータ、ブリッ
ジ、リピータなど) 131〜132 ネットワーク 201 通信衛星 202 通信衛星によって形成されたマクロセル 203 通信衛星との交信に用いられる電波 204 地上に設けられた基地局との交信に用いら
れる電波 211 サーバ(固定局) 212 通信ネットワーク 213 移動局 214 サーバ211から移動局213に達する第
1の経路 215 サーバ211から移動局213に達する第
2の経路 216 サーバ211内に設けられた経路データベ
ース 217 経路データベース216内のレコードファ
イル
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセルラ通信網およ
びその通信方法に関し、特にセルサイズの異なるセルが
重なった構造を有するオーバーレイ型セルラ通信網およ
びその通信方法に関する。また、この発明は伝送媒体と
して自由空間光と電波双方を用いたセルラ通信網に関す
る。また、この発明は広域通信網およびローカルエリア
ネットワーク(LAN)に関する。また、この発明は情
報伝送を担うパケットの伝送経路を切り替える方法であ
るルーティング技術に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また移動局のマクロセルへのリンクとマイ
クロセルへのリンクを切り換えることができるばかりか
多重化リンクすることも可能となる。ひいては、移動局
から見た通信機会の増大による、通信容量の増大、信頼
性の向上を図ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】移動局1ないし2は図2に示すような構成
を備えている。移動局1ないし2はコンピュータなどの
情報処理手段本体20を備えると供に、電波(PHS)
用のインターフェイス21、自由空間光(赤外無線LA
N)用のインターフェイス22、さらにこのふたつのイ
ンターフェイス切換え機構25を備ている。電波(PH
S)用のインターフェイス21にはアンテナ23が、自
由空間光(赤外無線LAN)用のインターフェイス22
にはレンズなどの光学手段24が備えられている。イン
ターフェイス切換え機構25には単なる信号切換え機構
のみならず、選択したインターフェイスに対応したプロ
トコルのスイッチング機構も組み込まれている。前述の
ように本実施例にあっては、マイクロセルとマクロセル
とでは、論理的に別のネットワークであるので、移動局
がマクロセル基地局にリンクしている場合と、マイクロ
セル基地局にリンクしている場合では、IPアドレスが
異なることになる。したがって、移動局は一種のルーテ
イング機構をも有していることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】図3には本発明の通信方式に元づく、電波
(PHS)用のインターフェイス21、自由空間光(赤
外無線LAN)用のインターフェイス22、およびイン
ターフェイス切換え機構25の機能分担を前述のOSI
7層モデルにしたがって示した。電波(PHS)用のイ
ンターフェイス21にはPHSの物理層とデータリンク
層及びネットワーク層の機能26(図3参照)、自由空
間光(赤外無線LAN)用のインターフェイス22には
赤外無線LAN物理層とデータリンク層及びネットワー
ク層の機能27(図3参照)をそれぞれ実装した。イン
ターフェイス切換え機構25にはトランスポート層から
応用層までの機能28(図3参照)を実装した。機能2
8においては、情報処理実体20から送られてくる伝送
されるべき情報実体にまず応用層レベルのアドレスを含
むアプリケーションヘッダを付加してトランスポート層
へ送る。トランスポート層ではふたつのネットワークを
切り替えるソフトウエア処理を行う。すなわち、PHS
側(電波側)のインターフェイス21へパケットを送る
場合はPPPに対応するIPアドレスを含むヘッダをパ
ケットに付加し、自由空間光(赤外無線LAN)用のイ
ンタ−フェイス22へパケットを送る場合は別のIPア
ドレスを付加する。なお、自由空間光(赤外無線LA
N)用のインターフェイス22のネットワーク層として
はIPに代えてmobile−IPを採用することもで
きる。mobile−IPは移動するクライアントに対
して好適なプロトコルであり、本実施例に採用すること
によって、より良い制御を行うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】ISMバンドの拡散スペクトル方式無線L
ANはデータリンク層のプロトコルにCSMA/CA方
式を採用しており、これはマイクロセル4aないし4d
に適用した赤外無線LANに採用されているデータリン
ク層のプロトコルと同一である。また、有線網5のデー
タリンク層のプロトコルとして採用したCSMA/CD
と極めて近い方式のプロトコルである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】この実施例と第1実施例の異なる点は、マ
イクロセル4aないし4dおよびサーバ9aないし9b
をATM−LANでネットワーク化していることであ
る。具体的には伝送速度25MbpsのATM−25を
ATM−LANとして採用した。マイクロセル4aない
し4dおよびサーバ9aないし9bは、ブリッジ13a
ないし13dと有線網58を介してATM交換器57に
接続されている。すなわち、第1実施例の10BASE
−Tで構成された有線網5をATM−LANに置き換え
た構成である。なお、有線網42の物理媒体としてはツ
ィストペアケーブルを用いたが、これは光ファイバであ
っても良い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】図10は通常のデータ通信の場合のルート
である。マイクロセル4a内に移動局1がある場合、移
動局1とサーバ9aの間でやりとりされる、リアルタイ
ム性を要求されない通常のデータ通信パケットは赤外無
線LAN基地局3a、ブリッジ13a、ATM交換器5
7を経て交信される。図10のルート50、51、52
の経路を経て移動局1とサーバ9aの間でリアルタイム
性を要求されない通常のデータ通信パケットが送受信さ
れるわけである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】図11はリアルタイム性を要求される信号
(音声、映像など)の場合のルートである。マイクロセ
ル4a内に移動局1がある場合、移動局1とサーバ9a
の間でやりとりされる、リアルタイム性を要求される信
号は、PHS交換器6、ゲートウェイ56、ATM交換
器57を経て交信される。図11のルート53、54、
55の経路を経て移動局1とサーバ9aの間でリアルタ
イム性を要求される信号が送受信されるわけである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】移動局の移動が生じた場合、マイクロセル
(自由空間光)を経由した伝送チャネルの方が切断の危
険性が高い。このため、本実施例にあっては自由空間光
の伝送チャネル側にはトランスポート層としてコネクシ
ョンレス型のUDPを採用した。UDPは回線の切断に
よって、いわゆるハングアツプが生じる危険がTCPに
比べて低いという利点がある。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】ふたつのネットワークを中継手段により接続
した構造を示す概略図である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1〜2 移動局 3a〜3d 基地局 4a〜4d マイクロセル 5 有線網 6 マクロセル基地局 8 アンテナ 10 マクロセル 12 基地局6からの電波 13a〜13d ブリツジ 15 有線網(カップルドスターネットワーク) 16 相互接続可能なスターカプラ 17 双方向性光中継増幅器 20 情報処理手段本体 21 電波(PHS)用のインターフェイス 22 自由空間光(赤外無線LAN)用のインター
フェイス 23 アンテナ 24 レンズなどの光学手段 25 電波と赤外光無線LANインターフェイス切
換え機構 26 PHSの物理層とデータリンク層及びネット
ワーク層の機能 27 赤外無線LAN物理層とデータリンク層及び
ネットワーク層の機能 28 インターフェイス切換え機構25の応用層か
らネットワーク層とトランスポート層までの機能 30 ISMバンドの拡散スペクトル方式の無線L
ANの無線基地局 31 アンテナ 41 電波(拡散スペクトル方式無線LAN)用の
インターフェイス 42 アンテナ 43 インターフェイス切換え機構 44 拡散スペクトル方式無線LANの物理層とデ
ータリンク層の機能 45 インターフェイス切換え機構43の応用層か
らネットワーク層とトランスポート層までの機能 50、51、52 リアルタイム性を要求されない通常
のデータ通信パケットのルート 53、54、55 リアルタイム性を要求される信号の
ルート 56 ゲートウェイ 57 ATM交換器 58 ATM−LAN 60 インターフェイス切換え機構 61 インターフェイス切換え機構60の機能 101a〜101d 基地局 102a 移動局 103a〜103d セル 111 リモコン 112〜113 中継器 114 制御対象機器 123 自由空間光 124 電波 116〜117 アンテナ 119 アンテナ 115 中継器112の光インターフェイス 121 リモコン111のある部屋 122 制御対象機器114のある部屋 120 部屋121と部屋122とを隔てる壁 130 中継手段(ゲートウェイ、ルータ、ブリッ
ジ、リピータなど) 131〜132 ネットワーク 201 通信衛星 202 通信衛星によって形成されたマクロセル 203 通信衛星との交信に用いられる電波 204 地上に設けられた基地局との交信に用いら
れる電波 211 サーバ(固定局) 212 通信ネットワーク 213 移動局 214 サーバ211から移動局213に達する第
1の経路 215 サーバ211から移動局213に達する第
2の経路 216 サーバ211内に設けられた経路データベ
ース 217 経路データベース216内のレコードファ
イル
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由空間光インターフェイスと、電波イ
    ンターフェイスと、上記自由空間光インターフェイスお
    よび電波インターフェイスの切り替え機構とを具備する
    移動局と、 第1の領域において上記移動局との間で自由空間光を用
    いた通信を行う固定された第1の基地局と、 第2の領域において上記移動局との間で電波を用いた通
    信を行う固定された第2の基地局とを有することを特徴
    とするセルラ通信網。
  2. 【請求項2】 上記第1の領域を上記第2の領域が包含
    するオーバーレイ型セルラ通信網を構成したことを特徴
    とする請求項1記載のセルラ通信網。
  3. 【請求項3】 上記自由空間光を用いた通信におけるO
    SI7層モデルで定義されるデータリンク層の通信方式
    として回線争奪型のプロトコルを採用し、上記電波を用
    いた通信におけるOSI7層モデルで定義されるデータ
    リンク層の通信方式として回線交換型のプロトコルを採
    用した請求項1または2記載のセルラ通信網。
  4. 【請求項4】 上記自由空間光を用いた通信におけるO
    SI7層モデルで定義されるデータリンク層の通信方式
    として回線争奪型のプロトコルを採用し、上記電波を用
    いた通信におけるOSI7層モデルで定義されるデータ
    リンク層の通信方式として回線争奪型のプロトコルを採
    用した請求項1または2記載のセルラ通信網。
  5. 【請求項5】 上記第1の基地局の間を接続する有線通
    信網を備え、この有線通信網がOSI7層モデルで定義
    されるデータリンク層の通信方式として回線交換型のプ
    ロトコルを採用した請求項1、2、3または4記載のセ
    ルラ通信網。
  6. 【請求項6】 少なくとも第1のセルサイズを有するセ
    ルからなる第1のセルラ通信網と第2のセルサイズから
    なる第2のセルラ通信網とが重なり合って形成されたオ
    ーバーレイ型セルラ通信網において、 上記オーバーレイ型セルラ通信網に属する移動局は、 移動局固有のアドレスとしてOSI7層モデルで定義さ
    れる応用層レベルの移動局識別アドレスを有し、 さらに、OSI7層モデルで定義されるデータリンク
    層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション
    層、およびプレゼンテーション層に属するアドレスであ
    って、該移動局へ到達し得る経路を示す2以上のアドレ
    スを有することを特徴とするセルラ通信網。
  7. 【請求項7】 上記オーバーレイ型セルラ通信網に固定
    局として備えられたサーバは、移動局に関する経路デー
    タベースを有し、該経路データベース内のレコードファ
    イルには少なくとも1つの上記移動局識別アドレスと、
    該移動局識別アドレスに対応する該移動局へ到達する複
    数の経路アドレスとを含んでいることを特徴とする請求
    項6記載のセルラ通信網。
  8. 【請求項8】 請求項1のセルラ通信網の通信方法にお
    いて、 上記移動局が、 OSI7層モデルで定義される各層の内、少なくとも物
    理層およびデータリンク層の制御手順を含む、自由空間
    光を伝送媒体とする通信チャネル用の通信制御手順と、 OSI7層モデルで定義される各層の内、少なくとも物
    理層およびデータリンク層の制御手順を含む、電波を伝
    送媒体とする通信チャネル用の通信制御手順と、 上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電
    波を伝送媒体とする通信チャネルのどちらかへのパケッ
    トの経路を選択する、OSI7層モデルで定義されるネ
    ットワーク層より上位に位置づけられる層における通信
    手順とを用いて上記第1の固定局および第2の固定局の
    少なくとも一方と通信を行うことを特徴とする通信方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1のセルラ通信網の通信方法にお
    いて、 上記移動局が、 OSI7層モデルで定義される物理層、データリンク層
    およびネットワーク層の制御手順を含む、自由空間光を
    伝送媒体とする通信チャネル用の通信制御手順と、 OSI7層モデルで定義される物理層、データリンク層
    およびネットワーク層の制御手順を含む、電波を伝送媒
    体とする通信チャネル用の通信制御手順と、 上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電
    波を伝送媒体とする通信チャネルのどちらかへのパケッ
    トの経路を選択するOSI7層モデルで定義されるトラ
    ンスポート層に位置づけられる手順とを用いて上記第1
    の固定局および上記第2の固定局の少なくとも一方と通
    信を行うことを特徴とする通信方法。
  10. 【請求項10】 請求項1のセルラ通信網の通信方法に
    おいて、 上記移動局が、 OSI7層モデルで定義される物理層、データリンク
    層、ネットワーク層、およびトランスポート層の制御手
    順を含む、自由空間光を伝送媒体とする通信チャネル用
    の通信制御手順と、 OSI7層モデルで定義される物理層、データリンク
    層、ネットワーク層、およびトランスポート層の制御手
    順を含む、電波を伝送媒体とする通信チャネル用の通信
    制御手順と、 上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電
    波を伝送媒体とする通信チャネルのどちらかへのパケッ
    トの経路を選択するOSI7層モデルで定義されるセッ
    ション層に位置づけられる手順とを用いて上記第1の固
    定局および上記第2の固定局の少なくとも一方と通信を
    行うことを特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 請求項1のセルラ通信網の通信方法に
    おいて、 上記移動局が、 OSI7層モデルで定義される物理層、およびデータリ
    ンク層の制御手順を含む、自由空間光を伝送媒体とする
    通信チャネル用の通信制御手順と、 OSI7層モデルで定義される物理層、およびデータリ
    ンク層、の制御手順を含む、電波を伝送媒体とする通信
    チャネル用の通信制御手順と、 上記自由空間光を伝送媒体とする通信チャネルと上記電
    波を伝送媒体とする通信チャネルのどちらかへのパケッ
    トの経路を選択するOSI7層モデルで定義されるセッ
    ション層に位置づけられる手順とを用いて上記第1の固
    定局および上記第2の固定局の少なくとも一方と通信を
    行うことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも第1のセルサイズを有する
    セルからなる第1のセルラ通信網と第2のセルサイズか
    らなる第2のセルラ通信網とが重なり合って形成された
    オーバーレイ型セルラ通信網に用いられる通信方法にお
    いて、 上記オーバーレイ型セルラ通信網に属する移動局は、 該移動局固有のアドレスとしてOSI7層モデルで定義
    される応用層レベルの移動局識別アドレスを有し、 さらに、OSI7層モデルで定義されるデータリンク
    層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション
    層、およびプレゼンテーション層に属するアドレスであ
    って、該移動局へ到達し得る経路を示す2以上のアドレ
    スを有することを特徴とする通信方法。
  13. 【請求項13】 情報伝送すべきパケットの組立プロセ
    スは、まず伝送すべきデータ実体に応用層で定義された
    上記移動局識別アドレスを含む応用層ヘッダを上記デー
    タ実体の先頭に付加し、引き続いてOSI7層モデルで
    定義されるプレゼンテーション層以下のヘッダを順次パ
    ケットの先頭部分に付加する様に組み立てるプロセスを
    含むことを特徴とする請求項12記載の通信方法。
  14. 【請求項14】 上記オーバーレイ型セルラ通信網に固
    定局として備えられたサーバは、移動局の経路データベ
    ースを有し、該経路データベース内のレコードファイル
    は少なくとも1つの上記移動局識別アドレスと、該移動
    局識別アドレスに対応する該移動局へ到達する複数の経
    路アドレスとを有していることを特徴とする請求項12
    記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 自由空間光インターフェイスと、 電波インターフェイスと、 上記自由空間光インターフェイスおよび電波インターフ
    ェイスの切り替え機構とを有することを特徴とするセル
    ラ通信網用移動局。
  16. 【請求項16】 セルラ通信網用移動局において、 該移動局固有のアドレスとしてOSI7層モデルで定義
    される応用層レベルの移動局識別アドレスを有し、 さらに、OSI7層モデルで定義されるデータリンク
    層、ネットワーク層、トランスポート層、セッション
    層、およびプレゼンテーション層に属するアドレスであ
    って、該移動局へ到達し得る経路を示す2以上のアドレ
    スを有することを特徴とするセルラ通信網用移動局。
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