JPH09294136A - 光通信方法および光通信システム - Google Patents

光通信方法および光通信システム

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JPH09294136A
JPH09294136A JP8105549A JP10554996A JPH09294136A JP H09294136 A JPH09294136 A JP H09294136A JP 8105549 A JP8105549 A JP 8105549A JP 10554996 A JP10554996 A JP 10554996A JP H09294136 A JPH09294136 A JP H09294136A
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JP
Japan
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transmission
line
optical
signal
control device
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Application number
JP8105549A
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English (en)
Inventor
Yukio Honda
裕紀男 本多
Kimihiko Nishio
公彦 西尾
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】光マルチドロップネットワークのトリーの
起点に配置される回線制御装置は、全端末送信許可信号
Pを光ファイバに送出する。トリーの終端に配置された
端末装置のうち応答データを保持する端末装置は、全端
末送信許可信号Pが受信されると、送信要求信号Y1,Y2
を回線制御装置に向けて送信する。一方、回線制御装置
は、全端末送信許可信号送出後一定時間tTHが経過する
までに送信要求信号Y1,Y2 が受信されたか否かを監視す
る。その結果、受信されなかった場合には、応答データ
を保持する端末装置は存在しないと判断し、ポーリング
周期Δt(Δt≫tTH)の経過を待たずに、次のポーリ
ング制御に移行する。 【効果】応答データがない場合には次々にポーリング制
御が実行されるので、個々の端末装置の応答の高速化を
図れる。また、無駄な待ち時間をほとんどなくすことが
できるので、回線を効率的に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模な配電自動
化システムなどを構築するために用いられる光マルチド
ロップネットワークなどに適用される光通信方法および
光通信システムに関する。また、本発明は、光通信シス
テムに適用される回線制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、配電自動化システムを構築する
ために提案されている従来の光マルチドロップネットワ
ークの構成を概念的に示す図である。このネットワーク
には、複数の親局11,12,・・・が設けられてお
り、各親局11,12,・・・は1つの回線制御装置1
3に接続されている。回線制御装置13には、下り信号
用光ファイバ14Aおよび上り信号用光ファイバ14B
が接続されている。
【0003】親局11,12,・・・から出力された電
気信号は、回線制御装置13で光信号に変換され、下り
信号用光ファイバ14Aに送出される。下り信号用光フ
ァイバ14Aを伝搬する光信号は、光カプラ16Aにお
いて複数本の光ファイバ17Aに分岐される。さらに、
光ファイバ17Aを伝搬する光信号は、別の光カプラ1
8Aにおいて複数本の光ファイバ19Aに分岐される。
このようにして、トリー状の光マルチドロップネットワ
ークが形成され、その終端に端末装置20が接続されて
いる。
【0004】上り信号用光ファイバ14Bも同様に、光
カプラ16Bを介して複数本の光ファイバ17Bと結合
されている。さらに、光ファイバ17Bは別の光カプラ
18Bにおいて複数本の光ファイバ19Bに結合されて
いる。このようにして形成されたトリー状のネットワー
クの終端に、端末装置20が接続されている。回線制御
装置13には、光ファイバ対14A,14Bの他にも、
複数の光ファイバ対22,23,24が接続されてい
る。これらの光ファイバ対22,23,24に関して
も、光ファイバ対14A,14Bに対応した構成と同様
な構成が設けられている。
【0005】以上の構成において、回線制御装置13か
ら端末装置20に与えられる下り信号は光ファイバ14
A側の経路を通って伝搬し、端末装置20から回線制御
装置13に与えられる上り信号は光ファイバ14B側の
経路を通って伝搬する。ところで、このネットワークで
は、下り信号は1つの回線制御装置13から送出される
ので送信に問題が生じることがないのに対して、上り信
号については信号相互間の衝突が生じるおそれがある。
すなわち、トリーの各終端に設けられた複数の端末装置
20が同時に回線制御装置13に向けて送信を行うと、
光カプラ16Bなどのような光伝送路の合流点で光信号
が衝突し、正常な通信を行うことができなくなる。
【0006】これに対処するための技術は、たとえば特
開平7−177170号公報に開示されている。この公
開公報に開示されている技術では、いわゆるポーリング
を利用して信号の衝突回避が図られている。より具体的
には、回線制御装置13は、親局11,12,・・・か
らの送出タイミング(以下「ポーリング周期」とい
う。)ごとに、いずれか1つの端末装置20に送信権を
付与する。送信権が付与された端末装置20は、送信す
べき応答データを光ファイバ14Bを介して回線制御装
置13に送信する。
【0007】前記ポーリング周期は、伝送遅延時間が最
長となる光ファイバ心線を想定し、さらに必要なデータ
長を考慮して予め固定的に設定される。より詳述する
と、このネットワークはトリー状に形成されているか
ら、各端末装置20と回線制御装置13との間の距離に
はばらつきがある。したがって、距離的に最も離れてい
る端末装置20に下り信号が届いた後に、次の下り信号
を送出するようにする必要がある。そこで、ポーリング
周期としては、最大伝送遅延時間以上にする必要があ
る。
【0008】また、端末装置20から送信されるデータ
の伝送に必要な時間(データ伝送時間)よりも短い時間
を周期にすれば、データが回線制御装置13に届かない
うちに次の下り信号が送出されることになる。したがっ
て、ポーリング周期としては、データ伝送時間以上にす
る必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ネット
ワークでは、接続される端末装置20の数を増加するた
めに、トリーをさらに先に延ばすことが考えられる。こ
のような場合、前記最大伝送遅延時間がさらに延びるの
で、ポーリング周期をさらに長く設定する必要がある。
したがって、端末装置20の親局11,12,・・・に
対する応答が遅くなるという問題が生じる。
【0010】一方、前記ポーリング周期は前述のように
固定されているが、端末装置20の中には、送信権を付
与されても、送信すべき応答データを保持していない場
合がある。このような場合、次の送信権付与まで無駄な
待ち時間が費やされることになり、回線利用率が悪化す
るという問題が生じる。また、次のような場合には、回
線利用率の悪化が一層進展することが予想される。
【0011】すなわち、通信トラフィック量が比較的少
ない場合には、無駄な待ち時間を費やす機会が増加する
ために、回線利用率が一層悪化する。また、トリーをさ
らに先に延ばす場合には、前述のように、ポーリング周
期をさらに長く設定する必要があるので、次の送信権付
与までに費やされる無駄な待ち時間の長期化を招き、回
線利用率が一層悪化する。
【0012】そこで、本発明の目的は、前述の技術的課
題を解決し、トリーの終端に接続された装置からの応答
を高速化でき、しかも回線利用率の向上を図ることがで
きる光通信方法、光通信システムおよび回線制御装置を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1記載の発明は、光伝送路を途中で分岐させる
ことによりトリー状に形成され、トリーの終端に複数の
装置を接続し、かつトリーの起点に回線制御装置を設け
た光ネットワークに適用される光通信方法であって、回
線制御装置からすべての装置を指定した全体送信許可信
号を前記光伝送路に送出すること、いずれかの装置から
トリーの起点に向けて送信すべきデータがあるときに、
前記全体送信許可信号に応答して、当該送信すべきデー
タを有する装置から光伝送路を介して回線制御装置に送
信要求信号を送信すること、回線制御装置において、予
め定める一定期間内に送信要求信号の有無を検出するこ
と、および回線制御装置において、前記検出の結果、送
信要求信号はないと検出された場合に、この検出に応答
して前記全体送信許可信号の送出を再実行することを特
徴とする光通信方法である。
【0014】請求項2記載の発明は、回線制御装置にお
いて、前記検出の結果、送信要求信号はあると検出され
た場合に、当該送信要求信号を送信した1つの装置のみ
を指定した個別送信許可信号を前記光伝送路に送出する
こと、この個別送信許可信号に応答して、その指定され
た装置から、前記トリーの起点に向けて送信すべきデー
タを前記光伝送路を介して前記回線制御装置に送信する
こと、および回線制御装置において、前記検出の結果、
送信要求信号はあると検出された場合に、前記全体送信
許可信号の送出から前記一定時間よりも長いポーリング
周期が経過したことに応答して、前記全体送信許可信号
の送出を再実行することを特徴とする請求項1記載の光
通信方法である。
【0015】請求項3記載の発明は、光伝送路を途中で
分岐させることによりトリー状に形成され、トリーの終
端に複数の装置を接続し、かつトリーの起点に回線制御
装置を設けた光ネットワークに適用される光通信システ
ムであって、前記回線制御装置は、すべての装置を指定
した全体送信許可信号を前記光伝送路に送出するための
回線側送信手段と、予め定める一定期間内に送信要求信
号の有無を検出するための検出手段と、この検出手段で
の検出の結果、予め定める一定期間内に送信要求信号が
ないと検出された場合に、当該検出に応答して前記回線
側送信手段における全体送信許可信号の送出を再実行さ
せるための送信制御手段とを含むものであり、前記装置
は、前記回線側送信手段により前記光伝送路に送出され
る全体送信許可信号を受信するための受信手段と、トリ
ーの起点に向けて送信すべきデータがあるときに、前記
受信手段で全体送信許可信号が受信されたことに応答し
て、光伝送路を介して回線制御装置に送信要求信号を送
信するための要求信号送信手段とを含むものであること
を特徴とする光通信システムである。
【0016】請求項4記載の発明は、前記回線制御装置
は、前記検出手段での検出の結果、送信要求信号はある
と検出された場合に、当該送信要求信号を送信した1つ
の装置のみを指定した個別送信許可信号を前記光伝送路
に送出するための個別回線側送信手段をさらに含み、前
記装置は、前記個別回線側送信手段により光伝送路に送
出された個別送信許可信号により指定されている場合に
は、トリーの起点に向けて送信すべきデータを前記光伝
送路を介して回線制御装置に送信するための手段をさら
に含み、前記送信制御手段は、前記検出手段での検出の
結果、送信要求信号はあると検出された場合には、前記
回線側送信手段における全体送信許可信号の送出から前
記一定時間よりも長いポーリング周期が経過したことに
応答して、前記回線側送信手段における全体送信許可信
号の送出を再実行させるものであることを特徴とする請
求項3記載の光通信システムである。
【0017】請求項5記載の発明は、光伝送路を途中で
分岐させることによりトリー状に形成され、トリーの起
点に送信すべきデータがあれば、全体送信許可信号の受
信に応答して光伝送路に送信要求信号を送出する複数の
装置をトリーの終端に接続した光ネットワークにおい
て、前記トリーの起点に設けられる回線制御装置であっ
て、すべての装置を指定した全体送信許可信号を前記光
伝送路に送出するための回線側送信手段と、予め定める
一定期間内に送信要求信号の有無を検出するための検出
手段と、この検出手段での検出の結果、送信要求信号は
ないと検出された場合に、当該検出に応答して前記回線
側送信手段における全体送信許可信号の送出を再実行さ
せるための送信制御手段とを含むことを特徴とする回線
制御装置である。
【0018】本発明では、回線制御装置からすべての装
置を指定した全体送信許可信号が光伝送路に送出され
る。この場合、トリーの起点に向けて送信すべきデータ
を有する装置のみ、前記全体送信許可信号に応答して送
信要求信号を回線制御装置に向けて送信する。一方、回
線制御装置は、予め定める一定時間内における送信要求
信号の有無を検出する。
【0019】その結果、送信要求信号があれば、たとえ
ば請求項2または請求項4記載の構成のように、当該送
信要求信号を送信した1つの装置のみを指定した個別送
信許可信号を送信する。個別送信許可信号により指定さ
れた装置は、保持しているデータを回線制御装置に向け
て送信する。これにより、回線制御装置と装置との通信
が達成される。その後、回線制御装置は、前記一定時間
よりも長いポーリング周期が経過したことに応答して、
全体送信許可信号の送信を再実行する。一方、前記検出
の結果、送信要求信号がなければ、この検出に応答して
全体送信許可信号の送信を再実行する。
【0020】このように、送信すべきデータを装置が有
していない場合にはすぐに次の処理に移行するので、ポ
ーリング周期が固定される場合に比べて、単位時間にお
けるポーリング制御の回数が増加する。その結果、個々
の装置からの応答の高速化を図ることができる。また、
次の処理への待ち時間をほとんどなくすことができるの
で、回線利用率の悪化を防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の
説明では、前述の図1を再び参照する。本実施形態で
は、図1に示されるネットワークにおいて、親局11,
12,・・・と複数の端末装置20との間でポーリング
を利用した通信が行われる。
【0022】図2は、回線制御装置で実行されるポーリ
ング制御を説明するためのフローチャートであり、図3
は、回線制御装置で実行されるポーリング制御に対する
端末装置の応答制御を説明するためのフローチャートで
ある。以下では、図2および図3を参照して、親局1
1,12,・・・と複数の端末装置20との間のポーリ
ングを利用した通信について詳述する。
【0023】図2において、回線制御装置13は、各親
局11,12,・・・から下り信号が与えられると、当
該下り信号に送り元アドレス(親局のアドレス)および
送り先アドレス(端末装置のアドレス)を付与する。そ
の後、当該下り信号を下り信号用光ファイバ14Aに送
出する(ステップS1)。図3において、端末装置20
は、前記下り信号を受信すると(ステップT1)、当該
下り信号に含まれている送り先アドレスが自己に割り当
てられたアドレスであるか否かを識別する(ステップT
2)。
【0024】その結果、自己に割り当てられたアドレス
であると識別された場合には、送信すべきデータがある
ことを条件として、当該下り信号を取り込んで所定の処
理を施し、前記送信すべきデータを含む応答データを作
成する(ステップT3)。この応答データには、さら
に、送り元アドレス(端末装置のアドレス)および送り
先アドレス(下り信号中の送り元アドレス)が含まれ
る。その後、当該応答データを保持した状態で待機す
る。一方、自己に割り当てられたアドレスではないと識
別された場合には、当該下り信号を廃棄し、この通信処
理を終了する。
【0025】図2において、回線制御装置13は、すべ
ての端末装置20に対して送信許可を与えるための全端
末送信許可信号を下り信号用光ファイバ14Aに送出す
る(ステップS2)。図3において、端末装置20は、
全端末送信許可信号を受信したか否かを判別する(ステ
ップT4)。その結果、全端末送信許可信号を受信した
と判別されれば、応答データを保持していることを条件
として、送信要求信号を回線制御装置13に向けて光フ
ァイバ19Bに送出する(ステップT5)。この送信要
求信号は、応答データの有無を回線制御装置13に知ら
せるためのもので、応答データに含まれる送り先アドレ
スおよび送り元アドレスと同じアドレスが含まれる。
【0026】図2において、回線制御装置13は、前記
全端末送信許可信号の送出から予め定める一定時間tTH
が経過するまでに送信要求信号が受信されたか否かを監
視する(ステップS3,S4)。前記一定時間tTHは、
回線制御装置13が全端末送信許可信号を送信してから
送信要求信号が端末装置20から返信されるのに最低限
必要な時間を基準にして設定される。
【0027】たとえば光ファイバ中の光の伝搬速度が約
200(m/μsec)であって、回線制御装置13と当該回線制
御装置13から距離的に最も遠い端末装置20との間の
長さが10(km)である場合、回線制御装置13と端末装置
20との間を光が伝搬するのに必要な時間は、片道約 5
0(μsec)となる。この場合、端末装置20における全端
末送信許可信号の処理などのために必要な応答時間遅れ
を約50 (μsec)とすれば、前記一定時間tTHは、約150
(μsec)に設定される。
【0028】前記ステップS4での判別の結果、一定時
間tTHが経過するまでに送信要求信号が受信された場合
には、応答データを有している端末装置20があると判
断する。そして、当該送信要求信号を送信してきた端末
装置20のうちいずれか1つを特定し、当該端末装置2
0のアドレスを指定した個別端末送信許可信号を光ファ
イバ14Aに送出する(ステップS5)。個別端末送信
許可信号に含まれる端末装置20のアドレスには、送信
要求信号に含まれる送り元アドレスが利用される。
【0029】図3において、端末装置20は、自己のア
ドレスを送り先アドレスとして含む個別端末送信許可信
号を受信したか否かを判別し(ステップT6)、当該個
別端末送信許可信号を受信したと判別した場合、保持し
ている応答データを回線制御装置13に向けて光ファイ
バ19Bに送出する(ステップT7)。応答データを受
け取った回線制御装置13は、送り先アドレスをチェッ
クし、その送り先アドレスが付与されている親局11,
12,・・・に端末装置20からの応答データを与え
る。
【0030】その後、次のポーリング制御に移行し、前
記ステップS1〜S5の処理を繰り返し実行する。この
場合、前記ステップS1における下り信号の送出は、予
め定めるポーリング周期Δtが経過するのを待って行わ
れる(ステップS6)。ポーリング周期Δtは、前記ス
テップS1の下り信号を送出してから端末装置20から
応答データを受信するまでに必要な時間を基準にして設
定される。たとえば、光ファイバ中の光の伝搬速度が約
200(m/μsec)であって、回線制御装置13と当該回線制
御装置13から距離的に最も遠い端末装置20との間の
長さが10(km)である場合、回線制御装置13と端末装置
20との間を光が伝搬するのに必要な時間は、片道約 5
0(μsec)となる。この場合、端末装置20における全端
末送信許可信号、個別送信許可信号の処理などのために
必要な応答時間遅れを約100(μsec)とし、かつ応答デー
タなどのデータ長を800(μsec)とすれば、前記ポーリン
グ周期Δtは、約1000(μsec)に設定される。
【0031】このように、一定時間tTHが経過するまで
に送信要求信号が受信された場合には、ポーリング制御
は、前記一定時間tTHよりも長いポーリング周期Δtが
1周期として実行される。図2において、前記ステップ
S4での監視の結果、一定時間tTHが経過するまでに送
信要求信号が受信されなかった場合には、応答データを
保持している端末装置20は存在しないと判断し、すぐ
に次のポーリング制御に移行する。すなわち、全端末送
信許可信号を送出してから一定時間tTHが経過したこと
に応答してステップS1に移行し、送り元アドレスおよ
び前回とは異なるまたは同じ送り先アドレスを含む下り
信号を下り信号用光ファイバ14Aに送出する。そし
て、前述したステップS1〜S5の処理を繰り返し実行
する。
【0032】このように、一定時間tTHが経過するまで
に送信要求信号が受信されなかった場合には、ポーリン
グ制御は、前記ポーリング周期Δtよりも短い一定時間
THが1周期として実行される。すなわち、1回のポー
リング制御に必要な時間が短縮される。その結果、ポー
リング周期が固定される場合に比べて、単位時間におけ
るポーリング制御の回数が増加する。したがって、個々
の端末装置20からの応答を高速化できる。そのため、
図1に示されるネットワークの終端に接続すべき端末装
置20の数を増やす場合でも、個々の端末装置20から
の応答速度をあまり低下させないシステムを構築でき
る。
【0033】また、応答データがなければ直ちに次のポ
ーリング制御に移行するので、ポーリング周期Δtが固
定されている場合に発生する次のポーリング制御に移行
するまでの待ち時間をほとんどなくすことができる。し
たがって、回線を効率的に利用でき、通信の円滑化に寄
与できる。次に、本実施形態にかかるポーリング制御に
つき、ポーリング周期が固定されている場合の従来のポ
ーリング制御と比較しながら図4および図5を参照して
さらに詳述する。
【0034】ポーリング周期Δtが固定されている場合
には、ポーリングデータ(本実施形態における全端末送
信許可信号に相当。)Pは、図4に示すように、送信要
求信号Yの受信の有無とは無関係に、一定のポーリング
周期Δtごとに送出される。すなわち、ポーリングデー
タPを送出した後に送信要求信号Yが受信され、送信許
可信号Kを送出した後応答データDが受信される、とい
う動作が行われるか否かにかかわらず、ポーリングデー
タPは一定のポーリング周期Δtで送出される。
【0035】一方、本実施形態にかかるポーリング制御
では、図5に示すように、送信要求信号Y1,Y2が受
信された場合には、前記従来のポーリング制御と同様
に、全端末送信許可信号Pはポーリング周期Δtごとに
送出される。しかし、送信要求信号Y1,Y2がない場
合には、前記従来のポーリング制御とは異なり、全端末
送信許可信号Pは、一定のポーリング周期Δtよりも短
い一定時間tTHが経過するたびに送出される。
【0036】このように、本実施形態にかかるポーリン
グ制御によれば、無駄な待ち時間を費やすことなく、す
ぐに次のポーリング制御に移行できるので、全体として
端末装置20の応答の高速化を図れるとともに、回線利
用の効率化を図れる。次に、回線制御装置の構成および
機能、ならびに端末装置に備えられる光通信ユニットの
構成および機能について説明する。
【0037】図6は、回線制御装置の電気的構成を示す
ブロック図である。回線制御装置13には、親局11,
12,・・・との間でデータを授受するための複数の親
局インタフェース部31,32,・・・が備えられてい
る。親局インタフェース部31,32,・・・はバス3
5に接続されており、バス35にはさらにポーリング制
御部37が接続されている。ポーリング制御部37は、
親局11,12,・・・と複数の端末装置20との間の
通信を制御するためのもので、光ファイバ39を介して
光送受信部40に光結合されている。光送受信部40に
は、下り信号用光ファイバ14Aなどに光を送出するた
めの発光素子、上り信号用光ファイバ14Bなどから光
を受光するための受光素子、および複数の光ファイバ対
14A,14B,22,23,24に対応した信号を分
配したり集合させたりするための構成が備えられてい
る。
【0038】図7は、親局インタフェース部31,3
2,・・・の内部構成を示すブロック図である。親局イ
ンタフェース部31,32,・・・(以下総称して番号
31を使用する。)は、親局11,12,・・・と1対
1に接続されるもので、親局11,12,・・・からの
下り信号に送り先アドレス(端末装置のアドレス)およ
び送り元アドレス(親局のアドレス)を付けてバスに送
り出すものである。
【0039】より具体的には、親局11,12,・・・
からの下り信号はインタフェース部51を介してCPU
部52に入力される。CPU部52では、当該下り信号
に送り元アドレスおよび送り先アドレスが付与される。
その後、当該下り信号は、バス送信IO部53に取り込
まれ、バス35に送出される。一方、バス35からの上
り信号は、バス送信IO部53に取り込まれ、CPU部
52およびインタフェース部51を介して親局11,1
2,・・・に与えられる。
【0040】図8は、ポーリング制御部37の内部構成
を示すブロック図である。親局11,12,・・・から
端末装置20に与えるべきデータは、バス35からバス
受信IO部41に取り込まれ、その内部のバス受信バッ
ファ(図示せず。)にパケットとして蓄えられる。バス
35からのデータは、送り元アドレスと送り先アドレス
とが付与されたデータである。バス受信バッファ内のパ
ケットは、下り送信処理部43に与えられる。下り送信
処理部43は、光信号送出用の発光素子(図示せず。)
を内部に有している。下り送信処理部43には、さら
に、CPU部45から、ポーリングを行う際に用いられ
るポーリングデータが与えられる。
【0041】下り送信処理部43は、バス受信バッファ
内のパケットまたはCPU部45から与えられるデータ
の前後に、必要に応じて、開始符号、送信エラーのチェ
ックのためのチェック符号および終了符号を付加する。
そして、CMI(Coded MarkInversion)符号に変調
し、光ファイバ39を介して光送受信部40に下り用光
信号を送出する。送出される信号には、アクセス制御コ
ードが含まれる。アクセス制御コードは、送出されるデ
ータがポーリングデータであるのか親局からのデータで
あるのかを表すものである。
【0042】CPU部45から与えられるポーリングデ
ータは、ポーリング用のアクセス制御コードと送り先ア
ドレスとを含むもので、前述の送信許可信号に相当す
る。この場合、送り先アドレスを所定の値に設定するこ
とによって、すべての端末装置20に対して送信許可を
与えるための全端末送信許可信号が下り送信処理部43
から送出される。また、送り先アドレスを特定の端末装
置20のアドレスとすることによって個別端末送信許可
信号が下り送信処理部43から送出される。
【0043】下り送信処理部43は、CPU部45から
与えられるポーリングデータを送出する。また、このポ
ーリングデータが送出される間のタイミングで、バス受
信バッファ内のパケットを送出する。すなわち、ポーリ
ングデータとバス受信バッファ内のパケットとは交互に
送信される。一方、光送受信部40で受信された端末装
置20からの上り光信号は、光ファイバ39を介して上
り受信処理部47に入力される。上り受信処理部47
は、光信号を電気信号に変換するための受光素子(図示
せず。)を有する。受信パケットは、たとえばCMI符
号からなり、送り元アドレス、送り先アドレス、アクセ
ス制御コード、データおよエラーチェックのためのチェ
ック符号を含む。
【0044】上り受信処理部47は、いずれかの信号を
受信した場合には、CMIデコード処理を行った後、チ
ェック符号をチェックし、エラーの有無を検出するとと
もに、CPU部45に受信通知を与える。この受信通知
には、エラーの有無を表す情報が含まれている。CPU
部45は、エラーの有無に基づいて、端末装置20から
の上り信号の衝突の有無を判定する。このようにして、
複数の端末装置20からの送信要求信号の衝突が検出さ
れる。
【0045】受信された信号にエラーがなければ、次の
処理が行われる。すなわち、当該ポーリング制御部37
宛てのパケットが受信されたときには、そのパケット中
の制御コードおよびデータがCPU部45に与えられ
る。それ以外の受信パケットは、バス送信IO部49に
備えられたバス送信バッファ(図示せず。)に書き込ま
れる。バス送信IO部49は、バスアクセス権制御を行
い、アクセス権を獲得したうえで、バス送信バッファ内
のパケットをバス35に送出する。
【0046】CPU部45は、全端末送信許可信号およ
び個別端末送信許可信号を送信するための中心的な役割
を果たすものである。すなわち、CPU部45は、すべ
ての端末装置20を指定するための送り先アドレスを含
むポーリングデータを下り送信処理部43に与えること
により、全端末送信許可信号を生成させる。その後、送
信要求信号が全端末送信許可信号を生成させてから一定
時間tTHが経過するまでに受信されたか否かを調べる。
【0047】その結果、送信要求信号が受信された場合
には、さらにその送信要求信号が衝突なく受信されたか
否かを調べる。衝突がない場合には、当該送信要求信号
に含まれる送り元アドレスを送り先アドレスとして含む
ポーリングデータを下り送信処理部43に与える。これ
により、送信要求信号を発生した端末装置20を指定し
た個別端末送信許可信号が下り送信処理部43から生成
されることになる。一方、衝突がある場合には、たとえ
ば特開平7-177170号公報に開示されている2分法ポーリ
ング制御を行うようにすればよい(同公報の段落番号
「0053」参照。)。
【0048】これに対して、送信要求信号が受信されな
かった場合には、一定時間tTHが経過したことに応答し
て、次の全端末送信許可信号を生成させる。具体的に
は、前回と異なるまたは同じ端末装置を指定するための
送り先アドレスを含むポーリングデータを下り送信処理
部43に与える。図9は、端末装置のデータ通信に関連
する構成を示すブロック図である。端末装置20には、
光通信ユニット60が備えられている。光通信ユニット
60は、光ファイバ50A,50B(図1の光ファイバ
19A,19Bに相当する。)を介するデータ通信を行
うためのもので、端末装置20における制御中枢として
機能するCPU61にCPUバス62を介して接続され
ている。光ファイバ50A,50Bを介して送受信され
る伝送符号はCMI符号であり、アクセス制御コード、
送り元アドレス、送り先アドレス、データ、チェック符
号を含む。
【0049】光通信ユニット60には、下り信号を伝搬
させる光ファイバ50Aに結合された受信リンク部6
5、および上り信号を伝搬させる光ファイバ50Bに結
合された送信リンク部66が備えられている。受信リン
ク部65には、光ファイバ50Aからの光信号を電気信
号に変換するための受光素子が備えられている。受光素
子の出力は、比較回路に与えられ、当該比較回路におい
てディジタル信号に変換される。当該ディジタル信号
は、受信ディジタル処理部67に与えられ、当該受信デ
ィジタル処理部67においてデコードされることによ
り、NRZ(Non-Return-to-Zero)信号に変換される。
さらに、このNRZ信号は、たとえば8ビット単位のパ
ラレル信号に変換される。
【0050】受信ディジタル処理部67では、受信パケ
ット中のアクセス制御コードおよびアドレス部がチェッ
クされ、受信パケットのタイプが分類される。また、当
該受信パケットを受け取るべきか否かが判定される。受
信パケットは、当該端末装置20が受信動作のみを行う
タイプと、当該端末装置20の状態によっては応答送信
を行うタイプとに分類される。前者のタイプのパケット
は、端末装置20の個別のアドレスを指定してその端末
装置20に宛てたメッセージを含むパケットである。後
者のタイプのパケットは、ビット指定なしのアドレスを
伴う全端末送信許可信号、および端末装置20の個別ア
ドレスを指定した個別端末送信許可信号などに対応した
パケットがある。
【0051】受信ディジタル処理部67は、受信パケッ
トのタイプに応じて、受信データを受信データFIFO
69に与えたり、送信ディジタル処理部68に送信指示
を与えたりする。詳細については後述する。受信ディジ
タル処理部67には、バスI/O部71が接続されてい
る。バスI/O部71は、CPUバス62を介してCP
U61に接続されている。バスI/O部71は、アドレ
スメモリと制御・ステータスI/Oとを有している。ア
ドレスメモリは、自己の端末装置の個別アドレスおよび
データ送受信アドレスなどを記憶するものである。ま
た、制御・ステータスI/Oは、光通信ユニット60内
の各部やCPU61との間で制御情報やステータス情報
のやり取りを行うためのものである。
【0052】制御情報の1つとして、トリー状のネット
ワークの起点に向けて送信すべきデータがある場合に、
送信ディジタル処理部68に送信要求信号を送信すべき
ことを指令するための情報がある。これに対応して、バ
スI/O部71には、送信要求信号を送信するか否かを
表す送信要求フラグが設けられている。一方、ステータ
ス情報には、受信データFIFO69内のデータの有
無、送信データFIFO70内のデータの有無、および
受信エラーの有無などを表す情報がある。
【0053】受信データFIFO69に蓄えられたデー
タは、CPU61の読取信号に応じてCPU61に与え
られる。CPU61は、当該データに基づいて親局など
に送信すべき応答データを作成し、当該応答データをC
PUバス62を介して送信データFIFO70に与え
る。送信データFIFO70に蓄えられたデータは、送
信ディジタル処理部68に入力される。
【0054】送信ディジタル処理部68は、受信ディジ
タル処理部67からの送信指示に応じて、送信要求信
号、または送信データFIFO70内のデータに対応し
たCMI符号を作成して送信リンク部66に与える。送
信要求信号には、バスI/O部に保持された自己の個別
端末アドレスおよび送り先アドレス(回線制御装置のア
ドレス)などが付加される。また、送信データFIFO
70からのデータを送信するときには、バスI/O部7
1のアドレスメモリに保持された送り先アドレスや送り
元アドレスなどが付加される。
【0055】送信リンク部66は、光ファイバ50Bに
結合された発光素子やその駆動回路などを含む。送信リ
ンク部66は、送信ディジタル処理部68からのCMI
符号に基づいて発光素子を駆動し、光信号を送出する。
受信ディジタル処理部67は、全端末送信許可信号を受
信したとき、または自己のアドレスを指定した個別端末
送信許可信号を受信したときに、送信ディジタル処理部
68に送信指示を与える。なお、受信ディジタル処理部
67は、自己のアドレスを指定した個別端末送信許可信
号を受信したときには、バスI/O部71内の送信要求
フラグをクリアし、その後に送信ディジタル処理部68
に対して送信指示を与える。
【0056】送信ディジタル処理部68は、前記送信要
求フラグがセットされているときには、受信ディジタル
処理部67からの送信指示に応答して、送信リンク部6
6から送信要求信号を光ファイバ50Bに送出させる。
また、送信要求フラグがクリアされているときには、送
信データFIFO70内のデータを送信リンク部66か
ら光ファイバ50Bに送出させる。
【0057】次に、端末装置の全体の動作について説明
する。親局11,12,・・・からパケットが受信され
た場合、当該パケットは受信データFIFO69を介し
てCPU61に与えられる。CPU61は、親局11,
12,・・・への応答データを作成し、当該応答データ
を送信データFIFO70に書き込む。また、応答デー
タの送り先アドレスをバスI/O部71内のアドレスメ
モリに書き込むとともに、バスI/O部71内の送信要
求フラグをセットする。
【0058】回線制御装置13から全端末送信許可信号
が受信されたときには、送信要求フラグがセットされて
いることを条件として、光ファイバ50Bに送信要求信
号が送出される。この送信要求信号には、受信された全
端末送信許可信号に付加されている送り元アドレス(回
線制御装置のアドレス)が送り先アドレスとして付加さ
れる。
【0059】送信要求信号が衝突することなく回線制御
装置13に到達すると、回線制御装置13からは当該端
末装置20の個別アドレスを指定した個別端末送信許可
信号が送信されることになる。個別端末送信許可信号が
受信されたときには、受信ディジタル処理部67は、バ
スI/O部71内の送信要求フラグをクリアするととも
に、送信ディジタル処理部68に送信指示を与える。こ
れにより、送信データFIFO70内に蓄えられた応答
データが光ファイバ50Bに送出されることになる。
【0060】以上の実施形態では、親局11,12,・
・・は、親局インタフェース部31に1対1に接続さ
れ、回線制御装置13の上位に位置していた。このた
め、親局11,12,・・・の数が増加と、親局インタ
フェース部31の数も増加し、回線制御装置13も場合
によっては増設する必要があった。そこで、親局11,
12,・・・を光通信ユニット60を介して光ファイバ
に接続し、回線制御装置13のポーリング制御部37
に、光送受信部40を介して接続するという実施形態が
考えられる。このようにすれば、親局の増設が簡単に行
える。
【0061】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は前述の実施形態に限定されるもので
はない。たとえば前記実施形態では、光伝送路には中継
器などの増幅装置が全く備えられていない光マルチドロ
ップネットワークを例にとって説明している。しかし、
光伝送路における光信号の減衰が問題となる場合には、
光伝送路の途中部に、EDFA(エルビウム添加光ファ
イバ増幅器)などを増幅装置を介装してもよい。
【0062】このようにすれば、光カプラで光伝送路を
分岐することによって光信号が減衰する場合でも、この
光信号の減衰を補償することができる。そのため、多数
の光カプラを用いて光伝送路の分岐数を増加させること
ができる。その結果、多数の端末装置を光ネットワーク
に接続することができるから、大規模なネットワークを
構築できる。
【0063】また、前記実施形態では、図1に示された
形態の光ネットワークを例にとって説明している。しか
し、本発明は、図10に示されるいわゆるバス状の光ネ
ットワークに対しても適用可能である。すなわち、光フ
ァイバからなるバスライン80の各部には、2分岐光カ
プラ81が配置されている。各2分岐光カプラ81から
は、光ファイバからなる支線91,92,・・・,97
が延びている。各支線91,92,・・・,97の終端
には端末装置20Aがそれぞれ接続されている。バスラ
イン80には、回線制御装置13Bが接続されている。
【0064】回線制御装置13Bは、回線制御装置13
と同様な構成を有し、端末装置20Aは端末装置20と
同様な構成を有する。このバス状のネットワークも、光
伝送路を途中部で分岐させたトリー状の光ネットワーク
として把握される。その他本発明の範囲内で種々の設計
変更を施すことは可能である。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信すべ
きデータを装置が有していない場合には直ちに次の処理
に移行するので、ポーリング周期が固定される場合に比
べて、個々の装置からの応答の高速化を図ることができ
る。したがって、ネットワークの終端に接続すべき装置
の数を増やす場合でも、個々の装置からの応答速度をあ
まり低下させないシステムを構築できる。
【0066】また、次の処理への待ち時間をほとんどな
くすことができるので、回線を非常に効率的に利用でき
る。その結果、通信の円滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用される光マルチドロ
ップネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】回線制御装置で行われるポーリング制御を説明
するためのフローチャートである。
【図3】回線制御装置で実行されるポーリング制御に対
する端末装置の応答制御を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】ポーリング周期を固定した場合における従来の
ポーリング制御について説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図5】本実施形態にかかるポーリング制御を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図6】回線制御装置の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】親局インタフェース部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】ポーリング制御部37の構成を示すブロック図
である。
【図9】端末装置のデータ通信に関連する構成を示すブ
ロック図である。
【図10】バス状の光ネットワークの構成を示す概念図
である。
【符号の説明】
13 回線制御装置 14A,14B 光ファイバ 20 端末装置 25 光通信ユニット 37 ポーリング制御部 40 光送受信部 43 下り送信処理部 45 CPU部 57 上り受信処理部 60 光通信ユニット 67 受信ディジタル処理部 68 送信ディジタル処理部 69 受信データFIFO 70 送信データFIFO 71 バスI/O部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光伝送路を途中で分岐させることによりト
    リー状に形成され、トリーの終端に複数の装置を接続
    し、かつトリーの起点に回線制御装置を設けた光ネット
    ワークに適用される光通信方法であって、 回線制御装置からすべての装置を指定した全体送信許可
    信号を前記光伝送路に送出すること、 いずれかの装置からトリーの起点に向けて送信すべきデ
    ータがあるときに、前記全体送信許可信号に応答して、
    当該送信すべきデータを有する装置から光伝送路を介し
    て回線制御装置に送信要求信号を送信すること、 回線制御装置において、予め定める一定期間内に送信要
    求信号の有無を検出すること、および回線制御装置にお
    いて、前記検出の結果、送信要求信号はないと検出され
    た場合に、この検出に応答して前記全体送信許可信号の
    送出を再実行することを特徴とする光通信方法。
  2. 【請求項2】回線制御装置において、前記検出の結果、
    送信要求信号はあると検出された場合に、当該送信要求
    信号を送信した1つの装置のみを指定した個別送信許可
    信号を前記光伝送路に送出すること、 この個別送信許可信号に応答して、その指定された装置
    から、前記トリーの起点に向けて送信すべきデータを前
    記光伝送路を介して前記回線制御装置に送信すること、
    および回線制御装置において、前記検出の結果、送信要
    求信号はあると検出された場合に、前記全体送信許可信
    号の送出から前記一定時間よりも長いポーリング周期が
    経過したことに応答して、前記全体送信許可信号の送出
    を再実行することを特徴とする請求項1記載の光通信方
    法。
  3. 【請求項3】光伝送路を途中で分岐させることによりト
    リー状に形成され、トリーの終端に複数の装置を接続
    し、かつトリーの起点に回線制御装置を設けた光ネット
    ワークに適用される光通信システムであって、 前記回線制御装置は、すべての装置を指定した全体送信
    許可信号を前記光伝送路に送出するための回線側送信手
    段と、予め定める一定期間内に送信要求信号の有無を検
    出するための検出手段と、この検出手段での検出の結
    果、予め定める一定期間内に送信要求信号がないと検出
    された場合に、当該検出に応答して前記回線側送信手段
    における全体送信許可信号の送出を再実行させるための
    送信制御手段とを含むものであり、 前記装置は、前記回線側送信手段により前記光伝送路に
    送出される全体送信許可信号を受信するための受信手段
    と、トリーの起点に向けて送信すべきデータがあるとき
    に、前記受信手段で全体送信許可信号が受信されたこと
    に応答して、光伝送路を介して回線制御装置に送信要求
    信号を送信するための要求信号送信手段とを含むもので
    あることを特徴とする光通信システム。
  4. 【請求項4】前記回線制御装置は、前記検出手段での検
    出の結果、送信要求信号はあると検出された場合に、当
    該送信要求信号を送信した1つの装置のみを指定した個
    別送信許可信号を前記光伝送路に送出するための個別回
    線側送信手段をさらに含み、 前記装置は、前記個別回線側送信手段により光伝送路に
    送出された個別送信許可信号により指定されている場合
    には、トリーの起点に向けて送信すべきデータを前記光
    伝送路を介して回線制御装置に送信するための手段をさ
    らに含み、 前記送信制御手段は、前記検出手段での検出の結果、送
    信要求信号はあると検出された場合には、前記回線側送
    信手段における全体送信許可信号の送出から前記一定時
    間よりも長いポーリング周期が経過したことに応答し
    て、前記回線側送信手段における全体送信許可信号の送
    出を再実行させるものであることを特徴とする請求項3
    記載の光通信システム。
  5. 【請求項5】光伝送路を途中で分岐させることによりト
    リー状に形成され、トリーの起点に送信すべきデータが
    あれば、全体送信許可信号の受信に応答して光伝送路に
    送信要求信号を送出する複数の装置をトリーの終端に接
    続した光ネットワークにおいて、前記トリーの起点に設
    けられる回線制御装置であって、 すべての装置を指定した全体送信許可信号を前記光伝送
    路に送出するための回線側送信手段と、 予め定める一定期間内に送信要求信号の有無を検出する
    ための検出手段と、 この検出手段での検出の結果、送信要求信号はないと検
    出された場合に、当該検出に応答して前記回線側送信手
    段における全体送信許可信号の送出を再実行させるため
    の送信制御手段とを含むことを特徴とする回線制御装
    置。
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