JPH09293425A - マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構 - Google Patents

マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構

Info

Publication number
JPH09293425A
JPH09293425A JP10884096A JP10884096A JPH09293425A JP H09293425 A JPH09293425 A JP H09293425A JP 10884096 A JP10884096 A JP 10884096A JP 10884096 A JP10884096 A JP 10884096A JP H09293425 A JPH09293425 A JP H09293425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable rod
detected
tip
movement
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10884096A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Sakamoto
努 坂元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10884096A priority Critical patent/JPH09293425A/ja
Publication of JPH09293425A publication Critical patent/JPH09293425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形の生じ易い板バネを使用せずに被検出物
の移動を検出できるマイクロスイッチを得、検出機能の
信頼性を向上させる。 【解決手段】 マイクロスイッチ37において、スイッ
チ本体21と、棒体よりなり長手方向へ移動自在にスイ
ッチ本体21に突設した可動杆23と、スイッチ本体2
1に設けてあり可動杆23の移動により開閉する接点部
と、可動杆23の先端に回転自在に設けてあり可動杆2
3の先端から突出した一部分を被検出物29に当接する
球体25とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出物の位置を
検出するマイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械又は装置の運動に応じて動く被検出
物(アクチュエータ)によって電気回路の開閉を行うも
のにマイクロスイッチがある。マイクロスイッチは、ス
ナップ機構を用いて、比較的小形のもので大きい電流の
開閉を可能とする。
【0003】この主のマイクロスイッチで例えば板バネ
を用いてスイッチの開閉を行うものの一例を図9、図1
0に基づき説明する。図9は従来のマイクロスイッチの
側面図、図10は図9に示したマイクロスイッチの押下
時の側面図である。スイッチ本体1の上面には、基端を
スイッチ本体1に固定するとともに、先端を自由端とし
た片持梁状の板バネ3を設けてある。板バネ3の先端に
はローラ5を回動自在に取り付けてあり、ローラ5は例
えば突起7を有したカム状の被検出物9の外周に当接し
ている。
【0004】スイッチ本体1の上面には板バネ3と対向
するスイッチ11を配設してあり、スイッチ11は板バ
ネ3がスイッチ本体1に接近する方向に可撓した際、押
下されて不図示の接点を開閉する。
【0005】従って、被検出物9が回動し、突起7がロ
ーラ5に当接すると、ローラ5は突起7に乗り上げ、同
時に板バネ3の先端側をスイッチ本体1側へ可撓させる
ことになる。これにより図10に示すように、板バネ3
がスイッチ11を押下し、スイッチ11の開閉動作によ
り、突起7の位置を検出することができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマイクロスイッチでは、突起7の位置を検出す
るのに、突起7に乗り上げた板バネ3を可撓させてスイ
ッチ11を押下していたので、板バネ3は突起7からの
荷重とスイッチ11からの反力を受けることとなり、長
期間に渡り使用された場合には残留歪みの蓄積等により
変形が生じ、図11に示すように、突起7が検出位置に
到達した場合であっても、スイッチ11を適切に押下す
ることができなくなり、機械、装置、設備等に誤動作を
生じさせる問題があった。本発明は上記状況に鑑みてな
されたもので、変形の生じ易い板バネを使用することな
く被検出物の移動を検出することのできるマイクロスイ
ッチ及びそれを用いた移動検出機構を提供し、検出機能
の信頼性向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るマイクロスイッチの構成は、スイッチ本
体と、棒体よりなり長手方向へ移動自在に該スイッチ本
体に突設した可動杆と、前記スイッチ本体に設けてあり
該可動杆の移動により開閉する接点部と、前記可動杆の
先端に回転自在に設けてあり該可動杆の先端から突出し
た一部分を被検出物に当接する球体とを具備したことを
特徴とするものである。また、マイクロスイッチを用い
た移動検出機構の構成は、請求項1記載のマイクロスイ
ッチを用いた移動検出機構であって、被検出物に当接面
を形成し、該当接面に傾斜面を形成し、前記球体を前記
当接面に当接することで該傾斜面通過時の前記可動杆の
移動により前記接点部を開閉して前記被検出物と前記マ
イクロスイッチとの相対位置を検出することを特徴とす
るものである。
【0008】マイクロスイッチでは、被検出物の移動に
伴い、被検出物に当接した球体が転動し、被検出物に形
成した突起等が可動杆の先端に当接すると、可動杆は先
端の球体を回転させながら突起に乗り上げ、下方へ移動
することにより接点部を押下し、突起の通過を検出す
る。また、マイクロスイッチを用いた移動検出機構で
は、球体を被検出物の当接面に当接するので、被検出物
の移動の方向性を無くすことができ、任意の方向へ移動
する被検出物に対しても可動杆が低摩擦で当接すること
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマイクロスイ
ッチ及びそれを用いた移動検出機構の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
マイクロスイッチを示す側面図、図2は図1に示したマ
イクロスイッチの断面図である。接点部を内設したスイ
ッチ本体21の上面には棒状の可動杆23を上面に対し
て垂直に突設してあり、可動杆23は長手方向に移動自
在となっている。
【0010】可動杆23の先端には球体25を回動自在
に内設してあり、球体25は可動杆23の先端に開口し
た開口部27からその一部分を突出させている。従っ
て、先端を被検出物29の外周に当接した可動杆23
は、球体25を回転させることで、被検出物29との相
対的な移動によって生ずる摩擦を吸収できるようになっ
ている。
【0011】図2に示すように、可動杆23は、スイッ
チ本体21の内部で、長手方向に移動自在に支持してあ
る。スイッチ本体21内部の可動杆23には鍔部31を
固設してあり、鍔部31はスイッチ本体21内で可動杆
23の長手方向に所定距離だけ移動可能となっている。
即ち、可動杆23は、鍔部31の移動距離分のストロー
クSを有している。また、鍔部31には付勢手段(コイ
ルバネ等)33を当接してあり、付勢手段33は可動杆
23を先端方向へ付勢している。
【0012】スイッチ本体21の内部には可動杆23の
基端下方で対向する接点部35a、35bを配設してあ
り、接点部35a、35bは可動杆23が押下されるこ
とで、可動杆23の基端に押圧されて接触するようにな
っている。可動杆23は、所定量のストローク移動した
際に接点部35a、35bを閉じるようになっている。
換言すれば、この所定ストローク未満のストロークで
は、接点部35a、35bは閉じることがない。この所
定ストローク未満のストローク、即ち、遊びは、被検出
物(アクチュエータ等)29の移動誤差を吸収するため
のものとして設定してある。
【0013】このように構成したマイクロスイッチ37
において、被検出物29が回動すると、可動杆23は被
検出物29の外周に球体25を転動させる。被検出物2
9の突起39が可動杆23の先端に当接すると、可動杆
23は先端の球体25を回転させながら、突起39に乗
り上げ、下方へ移動することにより接点部35a、35
bを押下する。これにより、スイッチ本体21の接点部
35a、35bが閉じ、突起39の通過が検出されるこ
とになる。そして、突起39が通過すると、可動杆23
は再び付勢手段33により先端方向へ移動し、球体25
を被検出物29の外周に当接して転動させる。
【0014】このマイクロスイッチ37によれば、スイ
ッチ本体21から棒状の可動杆23を移動自在に突出
し、この可動杆23の先端に回転自在な球体25を内設
したので、球体25を被検出物29に転動させ、突起3
9で可動杆23を押下して接点部を開閉することができ
る。従って、従来技術で開示したマイクロスイッチ1
(図11参照)のように、板バネ3を使用せずに接点部
の開閉が行えるため、板バネの変形等により生ずる接点
部の誤動作を無くすことができ、スイッチ動作を確実な
ものにすることができる。
【0015】次に、本発明によるマイクロスイッチ37
を用いた移動検出機構を説明する。図3は被検出物に傾
斜面を形成した移動検出機構の説明図、図4は被検出物
に凹部を形成した移動検出機構の説明図、図5は原点検
出を行う移動検出機構の説明図、図6は移動範囲検出を
行う移動検出機構の説明図、図7は指定方向の移動検出
を行う移動検出機構の説明図、図8は被検出物に複数の
凹凸部を形成した移動検出機構の説明図である。図3に
示した移動検出機構41では、可動杆23の長手方向に
直交する方向で移動する被検出物43を設けてある。ま
た、可動杆23と当接する被検出物43の当接面43a
には傾斜面45を形成してある。
【0016】従って、被検出物43が可動杆23に直交
する方向で移動すると、球体25の回転によって可動杆
23が傾斜面45に乗り上げ、接点部35a、35bを
押下することで傾斜面45の位置を検出する。この移動
検出機構41によれば、球体25を当接面43aに当接
するので、従来のローラ5を当接した場合と異なり、傾
斜面45を所望の位置に形成することで、任意の方向へ
移動する被検出物43の移動位置を検出することができ
る。
【0017】図4に示した移動検出機構51では、可動
杆23の長手方向に直交する方向で移動する被検出物5
3を設けてあり、可動杆23と当接する被検出物53の
当接面53aには凹部55を形成してある。移動検出機
構51は、凹部55を小さく形成することで、図5に示
したように、被検出物53の移動原点を検出するための
ものとすることができる。また、移動検出機構51は、
凹部55を大きく形成することで、図6に示すように、
被検出物53の移動範囲を検出するためのものとするこ
とができる。更に、凹部55を溝状に形成すれば、図7
に示すように、溝に沿った被検出物53の移動を検出す
るためのものとすることができる。
【0018】なお、被検出物53に形成する凹部55
は、複数のものであっても良く、図8に示すように、凹
凸部を所定ピッチで交互に形成することで、被検出物5
3の移動距離を検出することもできるようになる。
【0019】また、上述した移動検出機構41、51の
説明では、被検出物43、53を移動させるものとした
が、移動検出機構41、51は、被検出物43、53を
固定状態とし、マイクロスイッチ37を移動させ、マイ
クロスイッチ37の位置を検出するものとしても勿論良
い。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るマイクロスイッチによれば、スイッチ本体から棒状の
可動杆を移動自在に突出し、この可動杆の先端に回転自
在な球体を内設したので、球体を被検出物に転動させ、
被検出部に形成した突起等で可動杆を押下して接点部を
開閉することができる。この結果、変形の生じ易い板バ
ネを使用することなく被検出物の移動を検出することが
でき、検出機能の信頼性を向上させることができる。ま
た、本発明に係るマイクロスイッチを用いた移動検出機
構によれば、球体を被検出物の当接面に当接するので、
従来のローラを当接した場合と異なり、被検出物の移動
の方向性を無くすことができ、任意の方向へ移動する被
検出物の移動位置を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロスイッチを示す側面図で
ある。
【図2】図1に示したマイクロスイッチの断面図であ
る。
【図3】被検出物に傾斜面を形成した移動検出機構の説
明図である。
【図4】被検出物に凹部を形成した移動検出機構の説明
図である。
【図5】原点検出を行う移動検出機構の説明図である。
【図6】移動範囲検出を行う移動検出機構の説明図であ
る。
【図7】指定方向の移動検出を行う移動検出機構の説明
図である。
【図8】被検出物に複数の凹凸部を形成した移動検出機
構の説明図である。
【図9】従来のマイクロスイッチの側面図である。
【図10】図9に示したマイクロスイッチの押下時の側
面図である。
【図11】板バネの変形した状態を示す従来のマイクロ
スイッチの説明図である。
【符号の説明】
21 スイッチ本体 23 可動杆 25 球体 29、43、53 被検出物 35a、35b 接点
部 37 マイクロスイッチ 41、51 移動検出機構 43a、53a 当接面 45 傾斜面 55 凹

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体と、 棒体よりなり長手方向へ移動自在に該スイッチ本体に突
    設した可動杆と、 前記スイッチ本体に設けてあり該可動杆の移動により開
    閉する接点部と、 前記可動杆の先端に回転自在に設けてあり該可動杆の先
    端から突出した一部分を被検出物に当接する球体とを具
    備したことを特徴とするマイクロスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマイクロスイッチを用い
    た移動検出機構であって、 被検出物に当接面を形成し、該当接面に傾斜面を形成
    し、前記球体を前記当接面に当接することで該傾斜面通
    過時の前記可動杆の移動により前記接点部を開閉して前
    記被検出物と前記マイクロスイッチとの相対位置を検出
    することを特徴とする移動検出機構。
  3. 【請求項3】 前記傾斜面に代えて凹部を前記当接面に
    形成したことを特徴とする請求項2記載の移動検出機
    構。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面に代えて凹溝を前記当接面に
    形成したことを特徴とする請求項2記載の移動検出機
    構。
JP10884096A 1996-04-30 1996-04-30 マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構 Pending JPH09293425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10884096A JPH09293425A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10884096A JPH09293425A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09293425A true JPH09293425A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14494914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10884096A Pending JPH09293425A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09293425A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009130838A1 (ja) * 2008-04-21 2009-10-29 三菱電機株式会社 スイッチの操作装置
JP2011065881A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Nec Computertechno Ltd スイッチ及び電子機器
JP2017035127A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 木下精密工業株式会社 下糸検知装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009130838A1 (ja) * 2008-04-21 2009-10-29 三菱電機株式会社 スイッチの操作装置
JP2011065881A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Nec Computertechno Ltd スイッチ及び電子機器
JP2017035127A (ja) * 2015-08-06 2017-02-16 木下精密工業株式会社 下糸検知装置
CN106436071A (zh) * 2015-08-06 2017-02-22 木下精密工业株式会社 底线检测装置
CN106436071B (zh) * 2015-08-06 2019-08-06 木下精密工业株式会社 底线检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5057657A (en) Electrical switch actuator mechanism
JP3015023B1 (ja) 押釦スイッチ
EP0339209B1 (en) Push-button switch
JP2000276975A (ja) マイクロスイッチ
JPH09293425A (ja) マイクロスイッチ及びそれを用いた移動検出機構
JPH0624106Y2 (ja) 押釦スイツチ
JP6725370B2 (ja) 押圧入力装置
US6130596A (en) Auto tripping multi-state key switch
JP4638829B2 (ja) 複合操作入力装置
JP2003127764A (ja) コンビネーションスイッチのキャンセル構造
KR101524767B1 (ko) 센서장치
JP3133890B2 (ja) スイッチ装置
CN220064785U (zh) 力反馈机构及交互设备
KR101750960B1 (ko) 센서장치
US3250885A (en) Flat contact piece
JP3727790B2 (ja) レバースイッチ装置
JPH085737Y2 (ja) パチンコ玉検出用センサ
JP3538732B2 (ja) リミットスイッチのアクチュエータ機構
JP5090424B2 (ja) スライドスイッチ
JP4296725B2 (ja) 押釦スイッチ
US6236299B1 (en) Auto tripping key switch
KR940000610B1 (ko) 카세트 하프 검출 스위치
JPH0634645Y2 (ja) 二次元タツチセンサ
JPH09134644A (ja) スイッチ装置
JP2007227007A (ja) スイッチ