JPH09291859A - 船外機の吸気装置 - Google Patents

船外機の吸気装置

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JPH09291859A
JPH09291859A JP8109531A JP10953196A JPH09291859A JP H09291859 A JPH09291859 A JP H09291859A JP 8109531 A JP8109531 A JP 8109531A JP 10953196 A JP10953196 A JP 10953196A JP H09291859 A JPH09291859 A JP H09291859A
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JP
Japan
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surge tank
intake
engine
intake port
oil
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Application number
JP8109531A
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Inventor
Toshiaki Iketani
俊彰 池谷
Mitsuhiko Ota
光彦 太田
Naoki Kawasaki
直樹 川崎
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/104Intake manifolds
    • F02M35/112Intake manifolds for engines with cylinders all in one line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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    • F02M35/10006Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02M35/16Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by use in vehicles
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サージタンクおよびインテークパイプ内にオイ
ルや水分等が溜まることを防止し、エンジンの運転に悪
影響が及ばないようにする。 【解決手段】本発明に係る船外機の吸気装置21は、サー
ジタンク22の縦方向の長さlを、エンジン10の最上部の
インテークポート31から最下部のインテークポート34ま
での長さLよりも短く設定するとともに、各インテーク
パイプ23〜26がサージタンク22からインテークポート31
〜34に向かって斜め下方に傾斜するようにサージタンク
22の固定位置を設定し、一番下のインテークパイプ26の
下接線26aにサージタンク22の底面22aが連続するよう
にサージタンク22の底面22aを斜めに形成した。また、
サージタンク22の底面22aを囲む隅角部22bに内接Rを
形成するとともに、サージタンク22の底面22aの高さ
を、一番下のインテークポート34の上縁34aよりも高く
設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の吸気装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船外機の多くは、2気筒以上の気筒数を
持つ多気筒エンジンがクランク軸を鉛直方向に向けて縦
置きに搭載されている。近年、このような船外機のエン
ジンにも燃料噴射式の吸気装置が広く採用されつつあ
る。
【0003】縦置きに搭載された多気筒エンジンに設け
られる燃料噴射式の吸気装置は、エンジンに付設される
空気流調和用のサージタンクと、このサージタンクから
ほぼ水平方向に延びてエンジンの各インテークポートに
繋がるように上下数段に配列されたインテークパイプと
を備えている。また、サージタンクには吸入空気量調整
用のスロットルボディが設けられ、インテークパイプの
最下流部、もしくはインテークポートに内に燃料噴射用
のインジェクタが設けられる。
【0004】サージタンクに設けられたスロットルボデ
ィの内部にはバタフライバルブが設けられており、この
バタフライバルブが開弁するとサージタンク内に新気が
流入し、この新気が各インテークパイプを経てエンジン
のインテークポートに向かって流れる。インテークポー
ト付近ではインジェクタから噴射される燃料が新気の流
れに混合されて混合気が生成され、この混合気がインテ
ークポートに吸入される。
【0005】ところで、サージタンクやスロットルボデ
ィにはエンジンのシリンダヘッド等から延出するブリー
ザパイプが接続されており、外部に直接排出することの
できないエンジン内の余剰ガスや、オイル、水分等がサ
ージタンク内に流れてエンジン内に再吸入されるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、このようにブリーザパイプからサージタンク内に流
れ込むオイル、水分等がサージタンク内の底部に溜まり
やすく、例えばスロットルボディのバタフライバルブが
急激に開かれた時に、サージタンク内の下部に溜まって
いるオイルや水分等が一番下のインテークパイプからエ
ンジンに吸入されてエンジンの運転に悪影響を及ぼす懸
念があった。
【0007】本発明は、この問題点を解決するためにな
されたもので、サージタンクおよびインテークパイプ内
にオイルや水分等が溜まることを防止し、エンジンの運
転に悪影響が及ばないようにすることのできる船外機の
吸気装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明のもう一つの目的は、インテ
ークパイプ内をエンジン側に向かって流れるオイルや水
分等がサージタンクに逆流しにくくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機の吸気装置は、請求項1に記載
したように、クランク軸が鉛直方向を向く縦置き多気筒
エンジンに付設されたサージタンクと、このサージタン
クから延びてエンジンの各インテークポートに繋がるよ
うに上下数段に配列されたインテークパイプとを備えた
船外機の吸気装置において、上記サージタンクの縦方向
の長さを、エンジンの最上部のインテークポートから最
下部のインテークポートまでの全長よりも短く設定する
とともに、各インテークパイプがサージタンクからイン
テークポートに向かって斜め下方に傾斜するようにサー
ジタンクの固定位置を設定し、側面視で一番下のインテ
ークパイプの下接線にサージタンクの底面が連続するよ
うにサージタンクの底面を斜めに形成した。
【0010】このように、斜めに形成されたサージタン
クの底面が一番下のインテークパイプの下接線に連続し
ているため、サージタンクの底面に落ちたオイルや水分
等は残らず一番下のインテークパイプに流れ込む。しか
も、各インテークパイプがインテークポートに向かって
斜め下方に傾斜しているため、オイルや水分等が各イン
テークパイプ内に溜まりにくく、速やかにエンジンに吸
入される。特に、サージタンクの縦方向の長さが最上部
のインテークポートから最下部のインテークポートまで
の全長よりも短く設定されているため、オイルや水分等
の流れ込む量が一番多い最下部のインテークパイプの傾
斜角度が最も急になり、このインテークパイプ内にオイ
ルや水分等が溜まりにくくなる。したがって、サージタ
ンクおよびインテークパイプ内にオイルや水分等が溜ま
ることを防止することができる。
【0011】また、本発明に係る船外機の吸気装置は、
請求項2に記載したように、サージタンクの底面を囲む
隅角部に内接Rを形成した。このため、サージタンクの
底部に落ちたオイルや水分等がサージタンク底面の隅角
部に残留しにくくなり、最下部のインテークパイプ内に
流入しやすくなる。よって、サージタンク内にオイルや
水分等が溜まることを一層効果的に防止することができ
る。
【0012】さらに、本発明に係る船外機の吸気装置
は、請求項3に記載したように、サージタンクの底面の
高さを、一番下のインテークポートの上縁よりも高く設
定した。このため、万一、エンジン側からの吹き返し等
により、一番下のインテークパイプ内をエンジン側に向
かって流れつつあるオイルや水分等が逆流しても、この
オイルや水分等がサージタンクまで逆流しにくくなる。
【0013】そして、本発明に係る船外機の吸気装置
は、請求項4に記載したように、インテークパイプを上
方に向かって凸となるように湾曲させた。こうした場
合、インテークパイプの傾斜角度がサージタンク側で緩
やかに、インテークポート側で急角度になるため、万一
エンジン側からオイルや水分等が逆流しても、この逆流
分がインテークパイプ内のエンジン側に近い急角度な部
分で流れを抑制され、サージタンクまで逆流しにくくな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
吸気装置が適用された船外機の一例を示す左側面図であ
る。この船外機1は、船体2のトランサム3にクランプ
ブラケット4を介して装着され、クランプブラケット4
に設けられたスイベルシャフト5を軸に左右に首振り自
在となっている。
【0015】クランプブラケット4に連結されるのは船
外機1の中央部分を占めるドライブハウジング6であ
り、このドライブハウジング6の上部に設置された上下
2分割式のエンジンカバー7,8の内部にエンジン10が
収容されている。エンジン10は、その図示しないクラン
ク軸が鉛直方向を向くように縦置きに搭載されている。
【0016】一方、ドライブシャフトハウジング6の下
部にはギヤケース11が設けられており、このギヤケース
11の後部にプロペラ12が軸支されている。そして、エン
ジン10から鉛直下に延びる図示しないドライブ軸により
プロペラ12が回転駆動されるように構成されている。
【0017】図2はエンジン10を上から見た平面図であ
り、図3は本発明の第一実施形態を示すエンジン10の左
側面図である。また、図4はエンジン10の正面図であ
る。このエンジン10は、例えば直列4気筒の4サイクル
ガソリンエンジンであり、前側から順に、クランクケー
ス14、シリンダブロック15、シリンダヘッド16、ヘッド
カバー17が配置されてボルト18(図2参照)等で固定さ
れており、最上部には図示しないフライホイールマグネ
ットやカムシャフト駆動用ベルト等を覆うフライホイー
ルカバー19が被装されている。なお、図4に示す部材20
はエンジン始動用のスタータモータである。
【0018】そして、このエンジン10には燃料噴射式の
吸気装置21が設けられている。この吸気装置21は、クラ
ンクケース14の前方に固定された空気流調和用のサージ
タンク22と、このサージタンク22の左側面から延出する
4本のインテークパイプ23〜26と、1台のスロットルボ
ディ27および4個のインジェクタ28等を備えて構成され
ている。4本のインテークパイプ23〜26は、それぞれシ
リンダヘッド16の左側面に開口する4つのインテークポ
ート31〜34に接続されるように上下4段に配列されてい
る。
【0019】例えば、サージタンク22と4本のインテー
クパイプ23〜26はアルミ合金等の材質からなる一体成型
品であり、さらにインテークパイプ23〜26の先端側には
固定プレート35が一体に設けられている。そして、サー
ジタンク22に形成された6個の締結ボス36がボルト37で
クランクケース14に締結され、固定プレート35は8本の
ボルト38でシリンダヘッド16に締結される。
【0020】スロットルボディ27はサージタンク22への
吸入空気量を調整する弁装置であり、例えばサージタン
ク22の右側面に設けられている。このスロットルボディ
27にはシリンダヘッド16から延出するブリーザパイプ40
が接続される。一方、4個のインジェクタ28はデリバリ
パイプ41と共に固定プレート35に設けられ、4つのイン
テークポート31〜34内に臨むように固定されている。
【0021】スロットルボディ27の内部に設けられた図
示しないバタフライバルブが開弁すると、サージタンク
22内に新気が流入し、この新気が各インテークパイプ23
〜26を通ってインテークポート31〜34に流れる。インテ
ークポート31〜34内ではインジェクタ28から噴射される
燃料が新気の流れに混合されて混合気が生成され、この
混合気がエンジン10に吸入されてエンジン10が作動す
る。
【0022】ところで、外部に直接排出することのでき
ないエンジン10内の余剰ガスや、オイル、水分等は、前
記ブリーザパイプ40によりサージタンク22内に送られ、
各インテークパイプ23〜26を経てエンジン10に再吸入さ
れる。
【0023】図3に示すように、この吸気装置21におい
て、サージタンク22の縦方向の長さlは最上部のインテ
ークポート31から最下部のインテークポート34までの全
長Lよりも短く設定されている。そして、各インテーク
パイプ23〜26がサージタンク22から各インテークポート
31〜34に向かって斜め下方に傾斜するように、且つサー
ジタンク22の底面22aの高さが一番下のインテークポー
ト34の上縁34aよりも高くなるように、サージタンク22
の固定位置はクランクケース14に対して上寄りに設定さ
れている。
【0024】さらに、サージタンク22の底面22aは、側
面視で一番下のインテークパイプ26の下接線26aに連続
するように斜めに形成されており、エンジン10側に向か
って傾斜している。そして、この底面22aを囲む隅角部
22bには内接Rが形成されている。この内接Rは、サー
ジタンク22の前面22cに繋がる部分において最も大きな
半径に設定されている。
【0025】このように、サージタンク22の底面22aが
斜めに形成されており、この底面22aが側面視で一番下
のインテークパイプ26の下接線26aに連続しているの
で、ブリーザパイプ40からサージタンク22内に送られて
サージタンク22の底面22aに落ちたオイルや水分等が残
らず一番下のインテークパイプ26に流れ込む。しかも、
4本のインテークパイプ23〜26が全てインテークポート
31〜34に向かって斜め下方に傾斜しているので、オイル
や水分等が各インテークパイプ23〜26内に溜まりにく
く、速やかにエンジン10に吸入される。これに加え、サ
ージタンク22の底面22aを囲む隅角部22bに内接Rが形
成されているので、底面22aに落ちたオイルや水分等が
隅角部22bに残留しにくい。
【0026】また、サージタンク22の縦方向の長さlが
最上部のインテークポート31から最下部のインテークポ
ート34までの全長Lよりも短く設定されているため、オ
イルや水分等の流れ込む量が一番多い最下部のインテー
クパイプ26の傾斜角度が最も急になり、インテークパイ
プ26内にオイルや水分等が溜まりにくくなる。
【0027】さらに、サージタンク22の底面22aの高さ
が一番下のインテークポート34の上縁34aよりも高く設
定されているので、万一、エンジン10側からの吹き返し
等により、一番下のインテークパイプ26内をエンジン10
側に向かって流れつつあるオイルや水分等が逆流して
も、このオイルや水分等がサージタンク22まで逆流しに
くくなる。
【0028】したがって、この吸気装置21の構成によれ
ば、サージタンク22およびインテークパイプ23〜26内に
オイルや水分等が溜まることを効果的に防止してエンジ
ン10の運転に悪影響が及ばないようにするとともに、イ
ンテークパイプ23〜26内を流れるオイルや水分等の逆流
を効果的に防止することができる。
【0029】ところで、図5は本発明の第二実施形態を
示すエンジン10の左側面図である。本図と図3との相違
点はインテークパイプ23〜26の形状のみである。ここで
は、4本のインテークパイプ23〜26が上方に向かって凸
となるように緩やかに湾曲している。
【0030】このようにインテークパイプ23〜26を上方
に向かって凸となるように湾曲させた場合、インテーク
パイプ23〜26の傾斜角度がサージタンク22側で緩やか
に、インテークポート31〜34側で急角度になる。このた
め、万一エンジン10側からオイルや水分等が逆流して
も、この逆流分がインテークパイプ23〜26内のエンジン
10側に近い急角度な部分で流れを抑制され、サージタン
ク22まで逆流しにくくなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の吸気装置は、クランク軸が鉛直方向を向く縦置き多
気筒エンジンに付設されたサージタンクと、このサージ
タンクから延びてエンジンの各インテークポートに繋が
るように上下数段に配列されたインテークパイプとを備
えた船外機の吸気装置において、サージタンクの縦方向
の長さを、エンジンの最上部のインテークポートから最
下部のインテークポートまでの全長よりも短く設定する
とともに、各インテークパイプがサージタンクからイン
テークポートに向かって斜め下方に傾斜するようにサー
ジタンクの固定位置を設定し、側面視で一番下のインテ
ークパイプの下接線にサージタンクの底面が連続するよ
うにサージタンクの底面を斜めに形成したことを特徴と
するものである。
【0032】このように、斜めに形成されたサージタン
クの底面が一番下のインテークパイプの下接線に連続し
ているため、サージタンクの底面に落ちたオイルや水分
等は残らず一番下のインテークパイプに流れ込む。しか
も、各インテークパイプがインテークポートに向かって
斜め下方に傾斜しているため、オイルや水分等が各イン
テークパイプ内に溜まりにくく、速やかにエンジンに吸
入される。
【0033】特に、サージタンクの縦方向の長さが最上
部のインテークポートから最下部のインテークポートま
での全長よりも短く設定されているため、オイルや水分
等の流れ込む量が一番多い最下部のインテークパイプの
傾斜角度が最も急になり、このインテークパイプ内にオ
イルや水分等が溜まりにくくなる。したがって、サージ
タンクおよびインテークパイプ内にオイルや水分等が溜
まることを効果的に防止してエンジンの運転に悪影響が
及ばないようにすることができる。
【0034】また、本発明に係る船外機の吸気装置は、
サージタンクの底面を囲む隅角部に内接Rを形成したの
で、サージタンクの底部に落ちたオイルや水分等がサー
ジタンク底面の隅角部に残留しにくくなり、最下部のイ
ンテークパイプ内に流入しやすくなる。よって、サージ
タンク内にオイルや水分等が溜まることを一層効果的に
防止することができる。
【0035】さらに、本発明に係る船外機の吸気装置
は、サージタンクの底面の高さを、一番下のインテーク
ポートの上縁よりも高く設定したので、万一エンジン側
からの吹き返し等により、一番下のインテークパイプ内
をエンジン側に向かって流れつつあるオイルや水分等が
逆流しても、このオイルや水分等がサージタンクまで逆
流することを防止することができる。
【0036】そして、本発明に係る船外機の吸気装置
は、インテークパイプを上方に向かって凸となるように
湾曲させたので、インテークパイプの傾斜角度がサージ
タンク側で緩やかに、インテークポート側で急角度にな
る。このため、万一エンジン側からオイルや水分等が逆
流しても、この逆流分がインテークパイプ内のエンジン
側に近い急角度な部分で流れを抑制され、サージタンク
まで逆流しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸気装置が適用された船外機の一
例を示す左側面図。
【図2】エンジンを上から見た平面図。
【図3】本発明の第一実施形態を示すエンジンの左側面
図。
【図4】エンジンの正面図。
【図5】本発明の第二実施形態を示すエンジンの左側面
図。
【符号の説明】
1 船外機 10 エンジン 21 吸気装置 22 サージタンク 22a サージタンクの底面 22b サージタンクの底面を囲む隅角部 23〜26 インテークパイプ 26a 一番下のインテークパイプの下接線 27 スロットルボディ 28 インジェクタ 31〜34 インテークポート 34a 一番下のインテークポートの上縁 40 ブリーザパイプ l サージタンクの縦方向の長さ L 最上部のインテークポートから最下部のインテーク
ポートまでの長さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸が鉛直方向を向く縦置き多気
    筒エンジン10に付設されたサージタンク22と、このサー
    ジタンク22から延びてエンジン10の各インテークポート
    31〜34に繋がるように上下数段に配列されたインテーク
    パイプ23〜26とを備えた船外機の吸気装置において、上
    記サージタンク22の縦方向の長さlを、エンジン10の最
    上部のインテークポート31から最下部のインテークポー
    ト34までの全長Lよりも短く設定するとともに、各イン
    テークパイプ23〜26がサージタンク22からインテークポ
    ート31〜34に向かって斜め下方に傾斜するようにサージ
    タンク22の固定位置を設定し、側面視で一番下のインテ
    ークパイプ26の下接線26aにサージタンク22の底面22a
    が連続するようにサージタンク22の底面22aを斜めに形
    成したことを特徴とする船外機の吸気装置21。
  2. 【請求項2】 サージタンク22の底面22aを囲む隅角部
    22bに内接Rを形成した請求項1に記載の船外機の吸気
    装置21。
  3. 【請求項3】 サージタンク22の底面22aの高さを、一
    番下のインテークポート34の上縁34aよりも高く設定し
    た請求項1および2に記載の船外機の吸気装置21。
  4. 【請求項4】 インテークパイプ23〜26を上方に向かっ
    て凸となるように湾曲させた請求項1〜3に記載の船外
    機の吸気装置21。
JP8109531A 1996-04-30 1996-04-30 船外機の吸気装置 Pending JPH09291859A (ja)

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JP8109531A JPH09291859A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 船外機の吸気装置
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