JPH09291820A - 作業車のhst冷却ファンのカバー構造 - Google Patents

作業車のhst冷却ファンのカバー構造

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Publication number
JPH09291820A
JPH09291820A JP10988496A JP10988496A JPH09291820A JP H09291820 A JPH09291820 A JP H09291820A JP 10988496 A JP10988496 A JP 10988496A JP 10988496 A JP10988496 A JP 10988496A JP H09291820 A JPH09291820 A JP H09291820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hst
cooling fan
fan
protective cover
interlocking pulley
Prior art date
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Pending
Application number
JP10988496A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Nakaya
昭彦 中矢
Koji Moriyama
浩二 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HST本体上方に位置するサイドコラムのレ
バーシフト溝から運転席側へ機体内部の熱風が流入する
のを防止でき、快適な運転作業ができるようにするこ
と。 【解決手段】 HST本体の側方にファン連動プーリー
と冷却用ファンとを順に配し、冷却用ファンの外周側方
には、保護カバーを囲繞してなる作業車のHST冷却フ
ァンのカバー構造において、保護カバーの上側部分を、
ファン連動プーリーの上方を覆うべくHST本体側へ延
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車のHST冷
却ファンのカバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等の作業車において
は、エンジンに連動連結したHST(静油圧駆動変速
機)の一側方に冷却ファンが配設され、HST本体と冷
却ファンとの間には、該ファン軸に取付けたファン連動
プーリーが介設されており、しかも、冷却ファンの外周
には、ファンからの送風をHST方向へガイドするとと
もに、安全カバーとして機能すべく円周形状のカバーが
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ファン連
動プーリーに連動した冷却ファンは、カバーに沿ってH
ST本体方向へ冷却風を送るものであるが、円周形状の
カバーの上側面端縁と、ファン連動プーリー及びHST
本体との間には、間隙が存在し、このように、該カバー
は、ファン連動プーリーの周側上方に至っていないた
め、冷却ファンからの冷却風は、HST本体の外周に滞
留する帯熱空気を巻き込んで、連動プーリー上方の間隙
から上方へ逃げることになる。
【0004】しかも、HST本体の上方、すなわち帯熱
空気の逃げる上方位置には、運転席側方のサイドコラム
が位置しており、サイドコラムから突出した副変速レバ
ーのシフト溝から熱風が排出し運転者に当たり運転作業
に支障が生じる欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、HST本体の側方にファン連動プーリー
と冷却用ファンとを順に配し、冷却用ファンの外周側方
には、保護カバーを囲繞してなる作業車のHST冷却フ
ァンのカバー構造において、保護カバーの上側部分を、
ファン連動プーリーの上方を覆うべくHST本体側へ延
設したことを特徴とする作業車のHST冷却ファンのカ
バー構造を提供せんとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るHST冷却ファンの
カバー構造は、HSTの右側方に機体の左右幅方向に軸
線を向けて突設した従動軸の中途に、エンジンに連動連
結したファン連動プーリーを取付け、従動軸の先端に冷
却用ファンを取付け、同冷却用ファンの外周側方に、冷
却用ファンの外周を囲繞すべく形成した円周形状の保護
カバーを取付け、しかも、同保護カバーの上側面に端縁
からHST本体側ヘ向けて伸延した延設部を形成して、
ファン連動プーリーの上方を覆うようにしたものであ
る。
【0007】そして、エンジンの駆動とともにファン連
動プーリーに連動した冷却用ファンを作動させるもので
あり、冷却用ファンからの送風は、その外周側方を囲繞
した保護カバーによりHST本体方向へガイドされて冷
却機構を果たすものである。
【0008】しかも、その際に、保護カバーの上側部分
がHST本体側へ延設されファン連動プーリーの上方を
覆っているため、HST本体に当たった送風が帯熱空気
とともに上方に逃げんとしても保護カバーの延設部分で
遮断されて、HST本体上方のサイドコラム側へ流れる
のを防止できるものであり、また、冷却用ファンからの
送風が保護カバー外で分散せず、HST本体側へ集中し
てガイドされ冷却効率を上昇するものである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0010】図1及び図2は、本発明に係るHST冷却
ファンのカバー構造Aを具備する作業車としてのコンバ
インBを示しており、同コンバインBは、車体フレーム
Cの下部に左右一対のクローラ式の走行部Dを配設し、
車体フレームCの前端に刈取部Eを昇降自在に取付け、
車体フレームCの上部に脱穀部F等の上部体を載置し、
車体フレームCの前方右側上部に運転部Gを設けてお
り、同運転部Gの下方には原動機部Hを載置している。
【0011】運転部Gは、前方に操作コラム6を配設
し、同操作コラム6に操作レバー7を突設するととも
に、同操作レバー7の後方に運転席8を配置し、同運転
席8の左側方位置にサイドコラム9を配設し、同サイド
コラム9に主変速レバー11を突設している。なお、操作
コラム6は、後述するように、機体の前後方向に揺動可
能に構成している。37は駐車ブレーキレバー、38はフー
ト式のブレーキペダルである。
【0012】原動機部Hは、前記運転席8の下方にエン
ジン12を配設するとともに、走行部Dや脱穀部F等へ連
動機構を介して動力を伝達すべく構成している。
【0013】走行部Dは、前記サイドコラム9直下方位
置にHST4を配設し、同HST4に油圧モータ32を連
動連結して、走行可能に構成している。
【0014】図2及び図3に示すように、HST4の右
側方には従動軸5が機体の左右幅方向に軸線を向けて突
設し、同従動軸5の中途には、ファン連動プーリー3を
取付け、同ファン連動プーリー3にエンジン12を伝動ベ
ルト35を介して連動連結しており、前記従動軸5の先端
には、冷却用ファン2を取付けている。
【0015】冷却用ファン2の外周側方には、冷却用フ
ァン2の外周を囲繞すべく形成した円周形状の保護カバ
ー1を冷却用ファン2と同軸状に取付けている。1bはH
ST4本体下部に保護カバー1を固設するための支持部
である。
【0016】そして、同保護カバー1の上側面には、端
縁からHST4本体側ヘ向けて伸延した延設部1aを形成
して、ファン連動プーリー3の上方を覆うようにしてい
る。
【0017】1cはHST4本体上部に延設部1aを固設す
るための支持部である。
【0018】上記構成により、エンジン12の駆動ととも
にファン連動プーリー3が回転し、さらに、冷却用ファ
ン2が作動するようにしている。その際に、冷却用ファ
ン2からの冷却風を保護カバー1によりHST4本体方
向へガイドして、HST4を冷却するようにしている。
【0019】そして、HST4に当たった冷却風が帯熱
空気とともにファン連動プーリー3の上方に上昇するの
を、保護カバー1の延設部1aで遮断している。
【0020】そのため、帯熱空気がHST4上方のサイ
ドコラム9側へは流れず、したがって、HST4本体上
方に位置するサイドコラム9のレバー溝10から運転席8
へ熱風が流入するのを防止することができる。
【0021】しかも、保護カバー1の延設部1aにより、
冷却用ファン2からの送風が分散せずにHST4本体側
へ集中してガイドされるようにしているため、冷却用フ
ァン2によるHST4の冷却効率を上昇させることがで
きる。
【0022】また、本実施例においては、エンジン12か
ら発生した熱によって温められた帯熱空気が溜まりやす
いエンジン12の周辺にも冷却用ファン2を設けている。
【0023】すなわち、エンジン12の左側方位置に冷却
用ファン2を配設し、同冷却用ファン2にエンジン12を
ファン駆動ベルト36を介して連動連結している。
【0024】そして、エンジン12の駆動とともに、冷却
用ファン2が回転し、機体左側方に帯熱空気を強制的に
排出するようにしている。
【0025】そのため、機体内部に溜まった帯熱空気
が、エンジン12の上方に上昇して、運転部Gに配設した
サイドコラム9のレバー溝10等の隙間から運転部Gに流
入するのを防止することができる。
【0026】しかも、帯熱空気とともにチリやホコリ等
を、機体外部に強制的に排出することもできる。
【0027】また、運転部G前方に配設した操作コラム
6は、図4に示すように、運転部Gの下方に配設した矩
形箱型の操作台13の前側壁に枢支軸41を介して前後方向
に揺動自在に取付けており、操作台13の右側壁にフレー
ム板15の基端部を回動自在に取付け、同フレーム板15の
先端部に形成した角度調節用長孔15a にノブネジ18を挿
通させるとともに、同ノブネジに18よって操作コラム6
の右側壁にフレーム板15先端を固着することにより、操
作コラム6の傾斜角度を調節可能に構成している。14は
取付けボルトである。
【0028】そして、ノブネジ18を緩め、操作コラム6
を前方又は後方に揺動して操作コラム6の傾斜角度調節
を行い、再びノブネジ18を締めることにより、運転者に
応じて操作コラム6の位置を変えることができるように
している。
【0029】図5は、ノブネジ18の取付け部分の断面を
示した図であり、同図に示すように、操作コラム6の右
側壁中央に断面凸状の受け部16を形成するとともに、同
受け部16の内側面中央に雌ネジ部17を形成しており、同
雌ネジ部17にノブネジ18を螺着している。
【0030】したがって、フレーム板15は操作コラム6
の右側壁に形成した受け部16の外側面だけに面接してお
り、操作コラム6を揺動しても、受け部16の外側面だけ
がフレーム板15と擦るようにしている。
【0031】そのため、操作コラム6を繰り返し揺動す
ると、受け部16の外側面だけに傷が付くが、受け部16の
外側面はフレーム板15で覆われているため、外観上は傷
が見えることはない。
【0032】また、図6に示すように、操作コラム6に
突設した操作レバー7の基端部に回動板19を固着し、同
回動板19の略中央に枢支軸20を機体の前後方向に軸線を
向けて突設し、同枢支軸20に一対の左右アーム21,22 を
対向状態で、かつ、左右対称に枢支し、両左右アーム2
1,22 の下端部間にスプリング23を介設して、前記回動
板19に突設した操作ピン34を両左右アーム21,22 によっ
て挟持している。
【0033】右アーム22は、枢支軸20より右側方に伸延
した腕部22a を形成し、同腕部22aの先端部を後方に向
けて折り曲げるとともに、その表面及び裏面それぞれに
外側ワイヤー取付けピン24及び内側ワイヤー取付けピン
25を左右に軸線を向けて突設し、内側ワイヤー取付けピ
ン25にHST4の右トラニオンレバーに連動連結したワ
イヤー26を取付けている。39はワイヤー26が内側ワイヤ
ー取付けピン25より外れないようにするための止めピン
である。
【0034】左アーム21も、右アーム22と左右対称位置
において、同様に構成しており、左アーム21の内側ワイ
ヤー取付けピン28にHST4の左トラニオンレバーに連
動連結したワイヤー29を取付けている。21a は左アーム
21にアーム枢支軸20より左側方に伸延した腕部、27は外
側ワイヤー取付けピン、40は止めピンである。
【0035】左右ワイヤー26,29 中途には、ワイヤー長
さ調節部30,31 を設けており、所定範囲内であれば同ワ
イヤー長さ調節部30,31 でワイヤー26,29 の長さを調節
可能としているが、長期間の使用によって所定範囲を越
えてワイヤー26,29 が伸びてしまった場合には、ワイヤ
ー長さ調節部30,31 では対処できなくなる。その場合に
は、ワイヤー26,29 の取付け位置を、内側ワイヤー取付
けピン25,28 から、外側ワイヤー取付けピン24,27 に変
更することにより、枢支軸20からの腕の長さが長くなる
ようにして、左右アーム21,22 にワイヤー26,29 を張設
できるようにしている。
【0036】そのため、ワイヤー26,29 の長さが所定範
囲を越えて伸びた場合でも、従来のようにワイヤー26,2
9 を交換する必要がなく、同じワイヤー26,29 を長期間
連続して使用することができる。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、ファン連動プーリー
の上方を覆うべく保護カバーの上側部分をHST本体側
へ延設したので、冷却ファンからの送風は保護カバー外
で分散しにくく、HST本体へ集中してガイドされ、H
ST本体の冷却効率を向上できる効果を有し、更には、
HST本体の外周近傍の送風帯熱空気は、保護カバーの
上側の延設部分で遮断されて、上方に流出することがな
く、したがって、HST本体上方に位置するサイドコラ
ムのレバーシフト溝から運転席側へ熱風が流入するのを
防止でき、快適な運転作業ができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車のHST冷却ファンのカバ
ー構造を具備するコンバインの左側面図。
【図2】同上面図。
【図3】本発明に係る作業車のHST冷却ファンのカバ
ー構造の一部断面正面図。
【図4】操作コラムの右側面図。
【図5】同一部切欠正面図。
【図6】同一部切欠正面図。
【符号の説明】
A HST冷却ファンのカバー構造 1 保護カバー 1a 延設部 2 冷却用ファン 3 ファン連動プーリー 4 HST

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST本体の側方にファン連動プーリー
    と冷却用ファンとを順に配し、冷却用ファンの外周側方
    には、保護カバーを囲繞してなる作業車のHST冷却フ
    ァンのカバー構造において、 保護カバーの上側部分を、ファン連動プーリーの上方を
    覆うべくHST本体側へ延設したことを特徴とする作業
    車のHST冷却ファンのカバー構造。
JP10988496A 1996-04-30 1996-04-30 作業車のhst冷却ファンのカバー構造 Pending JPH09291820A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10988496A JPH09291820A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 作業車のhst冷却ファンのカバー構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP10988496A JPH09291820A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 作業車のhst冷却ファンのカバー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09291820A true JPH09291820A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14521614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10988496A Pending JPH09291820A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 作業車のhst冷却ファンのカバー構造

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JP (1) JPH09291820A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104948843A (zh) * 2015-06-24 2015-09-30 唐山贺祥机电股份有限公司 座便器提升成型机的风筒装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104948843A (zh) * 2015-06-24 2015-09-30 唐山贺祥机电股份有限公司 座便器提升成型机的风筒装置

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