JPH09291771A - 断熱サッシ - Google Patents

断熱サッシ

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JPH09291771A
JPH09291771A JP8107637A JP10763796A JPH09291771A JP H09291771 A JPH09291771 A JP H09291771A JP 8107637 A JP8107637 A JP 8107637A JP 10763796 A JP10763796 A JP 10763796A JP H09291771 A JPH09291771 A JP H09291771A
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JP
Japan
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indoor
screw hole
heat insulating
frame
outdoor
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JP8107637A
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Inventor
Kiyoto Tawara
清人 田原
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YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを削減でき、かつ、容易に製作できる
断熱サッシの提供。 【解決手段】 下框42の室内外部材46,47間に、
ビスホールが形成された合成樹脂製のピース状のビスホ
ール部材60を配置した。これによれば、もともと断熱
部材50を設けるために確保されていた巾寸法内にビス
ホール部材60が配置されることと、従来の室内外部材
にあったビスホールが省かれることとにより、室内外部
材46,47の室内外方向の巾寸法が小さくなるため、
それら室内外部材46,47を少量の材料で安価にでき
る。また、ビスホール部材60は室内外部材46,47
および断熱部材50と別体であるため、室内外部材4
6,47の断熱部材50周りの構造が簡単になり、下框
42を容易に製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱サッシに係
り、窓枠や障子を形成している枠部材や框が、室内側の
室内部材と、室外側の室外部材と、これら室内外部材を
連結する断熱部材とを含んで構成された断熱サッシに関
する。
【0002】
【背景技術】従来より、窓枠や障子の枠体を形成する上
下左右の枠部材あるいは框が、室内側に配置されたアル
ミ等の金属製の室内部材と、室外側に配置された金属製
の室外部材と、これら室内外部材を長手方向にわたって
連結するウレタン等の合成樹脂製の断熱部材とを含んで
構成された断熱サッシが知られている。
【0003】このような断熱サッシの、例えば、障子に
おいて、この障子を構成する横框は竪框に呑み込まれて
接続されているのが一般的である。このような場合、横
框を構成する室内外部材の各々にビスホールを設けてお
き、これらのビスホールに竪框の室内外部材を貫通させ
たビスを螺合することにより、横框および竪框の室内外
部材同士を接続していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビスホールを
横框の室内部材および室外部材の各々に設けると、それ
ら室内外部材の室内外方向の巾寸法が大きくなってしま
い、この横框に接続される竪框の巾寸法も大きくしなけ
ればならない。このため、各框の室内外部材を押し出し
成形する際には、巾寸法が大きい分だけ材料が多く必要
となり、部材コストが高くなる要因となっていた。
【0005】そこで、ビスホールを横框の室内外方向の
略中央、すなわち、室内外部材を連結している断熱部材
部分に設けることにより、それら室内外部材の室内外方
向の巾寸法を小さくすることも考えられる。このような
場合には、室内外部材を全体H形状に一体成形する際
に、このH形の水平部分にビスホール金物が形成される
ようにし、また、このビスホール金物の周囲にウレタン
樹脂注入用の注入ポケットも形成されるようにしてお
く。そして、それらを一体に成形した後、注入ポケット
にウレタン樹脂を注入して硬化させることにより断熱部
材を形成し、次いで、ビスホール金物が設けられた水平
部分と両側の垂直部分との間を削除すれば、水平部分に
は周囲が断熱部材で覆われたビスホール形成用のビスホ
ール金物が残り、また、各垂直部分は断熱部材によって
のみ互いに連結された室内外部材となる。しかしなが
ら、このような場合には、室内外部材間にビスホールを
形成するため、注入ポケット等の構造が複雑となり、ウ
レタン樹脂の注入作業や室内外部材を分離する際の切削
作業を慎重に行わなければならず、横框の製作に手間が
かかるという問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、コストを削減でき、か
つ、容易に製作できる断熱サッシを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱サッシは、
ビスホールを室内外部材とは別体とされた部材に設ける
とともに、この部材の材質や配置位置を工夫することで
前記目的を達成しようとするものである。具体的には、
本発明の断熱サッシは、少なくとも二本の枠体構成部材
を接続して形成した枠体を備え、これら枠体構成部材が
室内側に配置された室内部材と室外側に配置された室外
部材とこれら室内外部材を連結する断熱部材とを含んで
構成され、各枠体構成部材がビスによって接続されてい
る断熱サッシであって、少なくとも二本の枠体構成部材
のうちのいずれか一方の枠体構成部材の端部に、ビスホ
ールを備えた合成樹脂製のピース状のビスホール部材を
室内外部材間に跨ぐように設け、他方の枠体構成部材を
ビスホールに螺合されたビスにより一方の枠体構成部材
に接続することを特徴とするものである。
【0008】このような本発明においては、ピース状の
ビスホール部材を、もともと断熱部材を設けるために確
保された巾寸法内で室内外部材間に納まるようにすれ
ば、ビスホール部材を設けることで室内外部材の巾寸法
が大きくなることはない。むしろ、ビスホール部材を設
けることにより、室内外部材の各々に形成されていた従
来のビスホールが省かれるから、その分、室内外部材の
巾寸法が小さくなる。これにより、それら室内外部材が
少ない材料で形成されるようになり、コストが削減され
る。また、ビスホール部材を室内外部材や断熱部材とは
別体とすることにより、注入ポケット等、室内外部材に
おける断熱部材周りの構造が簡単になるから、ウレタン
樹脂の注入作業や室内外部材を分離するための切削作業
にも手間がかからず、枠体構成部材の製作が迅速に行わ
れるようになる。この際、ビスホール部材は合成樹脂製
であるため、それ自体で断熱性を有するものになり、ビ
スホール部材が室内外部材間に設けられたとしても、枠
体の断熱性が損なわれることはない。なお、ここでの枠
体とは、例えば、断熱サッシの窓枠や障子等をいい、枠
体構成部材とは、窓枠や障子を構成する枠部材や框等を
いう。
【0009】そして、本発明の断熱サッシでは、ビスホ
ール部材のビスホールを、金属製のビスホール金物を埋
設することにより形成することが望ましい。このような
場合には、ビスホールを金属製のビスホール金物で形成
することにより、ビスホールが損傷し難くなるから、ビ
スを大きな締付力で締め付けることが可能となり、枠体
構成部材の接合強度がより一層向上する。また、この金
属製のビスホール金物を埋設することにより、ビスホー
ル部材全体の強度が大きくなる。
【0010】さらに、本発明の断熱サッシでは、ビスを
他方の枠体構成部材を構成している断熱部材を貫通させ
てビスホールに螺合することが望ましい。このような場
合には、各枠体構成部材の断熱部材同士が確実に当接さ
れるから、枠体には連続した断熱ラインが形成される。
このため、各枠体構成部材における室外部材から室内部
材への熱伝導が確実に遮られ、枠体の断熱性が向上す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、第1の実施の形態に係
る断熱サッシである引き違い窓10を示す縦断面図であ
る。図1において、引き違い窓10は、図示しない建物
躯体に取り付けられる窓枠20と、この窓枠20の内部
に配置された二枚の枠体である障子40とを備えてお
り、図中の右側が室内側、左側が室外側になっている。
【0012】窓枠20は、上枠21、下枠22、およ
び、二本の縦枠23を有し、これら枠21〜23は、室
内側に配置されたアルミ製の室内部材24,26,28
と、室外側に配置されたアルミ製の室外部材25,2
7,29と、これら室内外部材24〜29を連結するウ
レタン製の断熱部材30とを含んで構成されている。こ
の断熱部材30は、各室内外部材24〜29の長手方向
の全長にわたって連続して設けられており、ウレタン樹
脂を室内外部材24〜29間に注入して硬化させる注入
方式で形成されている。
【0013】一方、各障子40は、枠体構成部材である
上框41、下框42、および、二本の竪框43を有し、
これらの框41〜43も、同様に、室内側に配置された
アルミ製の室内部材44,46,48と、室外側に配置
されたアルミ製の室外部材45,47,49と、これら
室内外部材44〜49を連結するウレタン製の断熱部材
50とを含んで構成され、障子40には複層ガラス80
が嵌め込まれている。この断熱部材50も、注入方式に
より、各室内外部材44〜49の長手方向の全長にわた
って連続して設けられている。
【0014】これにより、引き違い窓10では、窓枠2
0および各障子40を構成する各室外部材25,27,
29,45,47,49が外気にさらされて冷やされて
も、その低熱が断熱部材30,50により室内部材2
4,26,28,44,46,48まで伝達されないよ
うになっている。
【0015】このような障子40の上下框41,42
は、竪框43に呑み込まれて接続されており、上下框4
1,42にはビスホール部材60が設けられ、竪框43
を貫通する後述のビスがこのビスホール部材60に螺合
されることにより、上下框41,42が竪框43に接続
されるようになっている。
【0016】図2には、室内側の障子40Aにおける下
框42と竪框43との接続状態が示されている。なお、
上框41と竪框43との接続、および、室外側の障子4
0Bにおける各框41〜43の接続も同様に行われるた
め、ここでの詳細な図示および説明を省略する。この図
において、下框42を構成している室内外部材46,4
7の対向面であって断熱部材50の下方位置には、互い
に近接する方向に突出した断面L字形状の突辺部70が
下框42の長手方向に連続して形成されている。そし
て、この下框42の端部には、ビスホール部材60が突
辺部70間に跨りかつこれら突辺部70と断熱部材50
保持用の他の突辺部71との間に嵌合して配置されてい
る。
【0017】このビスホール部材60は、略直方体状の
短尺のピース部材であり、図3にも示すように、断熱部
材50の室内外方向の巾寸法と同じ巾寸法に形成された
合成樹脂製の本体部61と、この本体部61の内部にイ
ンサート成形により埋設された金属製のビスホール金物
62とから構成されている。
【0018】本体部61の下面には平行な二条の溝63
が設けられ、これらの溝63に室内外部材46,47の
各突辺部70が係合されるようになっている。また、各
溝63の長手方向の中央には、これらの溝63から各々
室内外部材46,47寄りに切り欠かれた切欠部64が
設けられている。ビスホール金物62は内周面にネジが
切られた円筒状に形成されており、軸方向の長さ寸法が
本体部61の長さ寸法(突辺部70に沿った長さ寸法)
の略半分とされ、内部がビスホール65となっている。
【0019】一方、突辺部70の垂直面には、図3、図
4に示すように、ビスホール部材60の切欠部64に対
応した位置に、矢印A側からかしめて変形させたかしめ
部72が設けられ、これによって、ビスホール部材60
が突辺部70の長手方向に位置ずれしないようになって
いる。なお、ビスホール部材60を固定する手段として
は、かしめ部72の他に、例えば、各突辺部70の垂直
面を互いに離隔する方向に切り起こし加工して傾斜させ
たものでもよい。
【0020】図2に戻って、竪框43を構成している断
熱部材50には下框42側のビスホール65に対応した
位置に透孔51が設けられ、この透孔51にはビスホー
ル65に螺合するビス52が挿通され、このビス52に
よって下框42と竪框43とが接続されるようになって
いる。
【0021】このような本実施の形態においては、以下
のようにして上下框41,42、竪框43の組立、およ
び、これら框41〜43の接続を行う。先ず、上框41
を構成する室内外部材44,45、下框42を構成する
室内外部材46,47、および、各竪框43を構成する
室内外部材48,49を各々全体形状が略H形状のもの
として一体に押し出し成形しておく。
【0022】次に、これら室内外部材44〜49間にお
いて、H形における中央の水平部分で形成された図示し
ないウレタン注入ポケットにウレタン樹脂を注入し、樹
脂が硬化した後にその水平部分の一部を適宜な切削工具
で削除する。これにより、断熱部材50を形成するとと
もに、一体とされていた室内外部材44〜49を分離
し、これら室内外部材44〜49を断熱部材50によっ
てのみ連結する。
【0023】この後、上下框41,42の室内外部材4
4〜47の端部間にビスホール部材60を配置し、これ
ら室内外部材44〜47の突辺部70におけるビスホー
ル部材60の切欠部64に対応した位置に、治具等を用
いてかしめ部72を設け、これにより、各框41〜42
を組み立てる。
【0024】次いで、それら上下框41,42と竪框4
3とで四周框組するとともに、複層ガラス80を嵌め込
む。この際、竪框43の断熱部材50に設けられた透孔
51にビス52を挿通し、このビス52をビスホール部
材60のビスホール65に螺合し、これにより、各框4
1〜43の接続を行う。さらに、戸車や摺動片等の部品
を取り付けて障子40を完成させる。
【0025】このような本実施の形態によれば以下のよ
うな効果がある。すなわち、障子40において、ビスホ
ール部材60は、上下框41,42の室内外部材44〜
47および断熱部材50とは別体とされていることによ
り、室内外部材44〜47間における各断熱部材50が
設けられるために確保された巾寸法内に配置されている
ため、このビスホール部材60を配置することによる巾
寸法の拡張を抑えることができる。また、このビスホー
ル部材60を用いることにより、従来あった室内外部材
のビスホールをも省くことができる。このため、これら
上下框41,42における室内外部材44〜47の室内
外方向の巾寸法は勿論のこと、各竪框43を構成する室
内外部材48,49の巾寸法をも小さくでき、全ての室
内外部材44〜49を少ない材料で安価に形成すること
ができる。
【0026】また、ビスホール部材60が下框42の室
内外部材44〜47や断熱部材50とは別体とされてい
ることにより、断熱部材50を形成するための樹脂注入
ポケット等、室内外部材44〜47における断熱部材5
0周りの構造を簡単にすることができ、ウレタン樹脂の
注入作業や一体成形された室内外部材44〜47の切削
作業をスムーズに行って上下框41,42の製作を容易
に行うことができる。
【0027】以上のように、引き違い窓10を構成する
部材のコスト削減や生産性を向上させることにより、引
き違い窓10全体を安価に提供することができる。
【0028】そして、ビスホール65が円筒状の金属製
のビスホール金物62によって形成されているため、上
下框41,42と竪框43との接続の際には、ビス52
を大きな締付力で締め付けてもビスホール金物62のネ
ジ部が損傷する虞がなく、各框41〜43の接続を確実
かつ強固に行うことができる。
【0029】さらに、ビスホール部材60の内部に金属
製のビスホール金物62が埋設されていることにより、
ビスホール部材60自身の強度を大きくすることができ
るうえ、上下框41,42の室内外部材44〜47は、
断熱部材50だけではなく、強度の大きいビスホール部
材60でも連結されていることになるから、それらの連
結強度を大きくして上下框41,42の剛性を高めるこ
とができる。
【0030】また、ビスホール部材60の本体部61が
合成樹脂であることにより、このビスホール部材60自
体が断熱性を有しているため、ビスホール部材60が室
内外部材44〜47間に設けられても障子40の断熱性
が損なわれることはない。
【0031】加えて、上下框41,42において、断熱
部材50およびビスホール部材60が同一直線上に配置
されているうえ、上下框41,42と竪框43との接続
が竪框43の断熱部材50を貫通するビス52によって
行われているから、各框41〜43の断熱部材50同士
を確実に当接させることで障子40に連続した断熱ライ
ンを形成することが可能となり、室外部材45,47,
49から室内部材44,46,48への低熱の熱伝導を
確実に遮って障子40の断熱性をより高めることができ
る。
【0032】そして、ビスホール部材60が跨って配置
される各突辺部70には、ビスホール部材60の切欠部
64に対応した位置にかしめ部72が設けられているた
め、ビスホール部材60を室内外部材44〜47に摩擦
力によってのみ固定する場合に比べて確実かつ恒久的に
固定することができる。
【0033】図5には、本発明の第2の実施の形態に係
る断熱サッシに用いられるビスホール部材90が示され
ている。ビスホール部材90は本体部91の上面及び下
面の各々に平行な二条の溝93を有しており、他の構成
は前述のビスホール部材60と同じである。すなわち、
本体部91には切欠部94が設けられ、ビスホール金物
92が埋設されている。このようなビスホール部材90
を用いた場合には、前述した効果に加え、全ての溝93
と係合する突辺部を室内外部材に設けることで、ビスホ
ール部材90と室内外部材との接続強度を一層向上させ
ることができるという効果がある。
【0034】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、以下に示すような変形等も本発明に
含まれる。例えば、前記各実施の形態では、ビスホール
部材60,90のビスホール金物62,92にはネジ部
が形成されていたが、特に、ネジ部が形成されていなく
ともよく、タッピングビス等を用いて接続が行われるよ
うにしてもよい。ただし、ビスホール金物62,92は
本発明に必須のものではなく、適宜省略可能であり、例
えば、本体部61に直にネジ部を形成してもよい。しか
しながら、それらを設けることで前述した効果を得るこ
とができるので好ましい。
【0035】また、本発明の断熱サッシに係るビスホー
ル部材の配置位置は、前記第1の実施の形態に限定され
るものではない。例えば、下框においては、従来、ビス
ホールが下框の長手方向に連続して設けられていたた
め、このビスホールを戸車と同じ高さレベルに設けるこ
とは不可能であった。これに対し、ビスホール部材を短
尺のピース部材とすることで戸車との干渉が避けられる
から、そのビスホール部材を戸車と同じ高さレベルの位
置に配置できる。こうすることで、室内外部材は上下に
大きく間隔が開けられて配置された断熱部材とビスホー
ル部材とで連結されるようになるから、下框の剛性を一
層大きくできる。
【0036】そして、ビスホール部材60,90では、
金属製のビスホール金物62,92の全体が合成樹脂製
の本体部61,91で覆われていたが、例えば、ビスホ
ール部材を金属製のビスホール金物が左右の合成樹脂製
の部材で挟持された構造とするとともに、これら左右の
部材を室内外部材の突辺部に係合させてもよく、ビスホ
ール金物の上下部分は露出していてもよい。要するに、
ビスホール部材は、合成樹脂製の部分により室内外部材
間で断熱できる構造であればよい。
【0037】さらに、前記第1の実施の形態では、ビス
ホール部材60が上下框41,42に設けられていた
が、これに限らず、例えば、窓枠を構成する枠部材等に
設けてそれらのコストの低減や生産性の向上を図っても
よい。
【0038】また、前記第1の実施の形態では、引き違
い窓10について説明したが、本発明の構成部材は、例
えば、嵌め殺しタイプの窓や上げ下げ窓等、種々の断熱
サッシに適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、枠
体構成部材の室内外部材間において、ピース状のビスホ
ール部材がもともと断熱部材を設けるために確保されて
いた巾寸法内に配置されていることと、このビスホール
部材によって従来の室内外部材の各々に設けられていた
ビスホールが省かれていることとにより、室内外部材の
室内外方向の巾寸法が小さくなるため、それら室内外部
材を少量の材料で安価にでき、また、ビスホール部材が
室内外部材や断熱部材とは別体とされていることによ
り、それら室内外部材における断熱部材周りの構造が簡
単になるため、枠体構成部材の製作を容易に行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る断熱サッシを
示す縦断面図である。
【図2】前記実施の形態の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図3】前記実施の形態で用いられるビスホール部材を
示す斜視図である。
【図4】前記ビスホール部材の配置状態を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…断熱サッシである引き違い窓、40…枠体である
障子、41…枠体構成部材である上框、42…枠体構成
部材である下框、43…枠体構成部材である竪框、4
4,46,48…室内部材、45,47,49…室外部
材、50…断熱部材、52…ビス、60,90…ビスホ
ール部材、61,91…本体部、62,92…ビスホー
ル金物、65…ビスホール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二本の枠体構成部材を接続し
    て形成した枠体を備え、これら枠体構成部材が室内側に
    配置された室内部材と室外側に配置された室外部材とこ
    れら室内外部材を連結する断熱部材とを含んで構成さ
    れ、前記各枠体構成部材がビスによって接続されている
    断熱サッシであって、 前記少なくとも二本の枠体構成部材のうちのいずれか一
    方の枠体構成部材の端部には、ビスホールを備えた合成
    樹脂製のピース状のビスホール部材が前記室内外部材間
    に跨って設けられ、他方の枠体構成部材が前記ビスホー
    ルに螺合された前記ビスにより前記一方の枠体構成部材
    に接続されていることを特徴とする断熱サッシ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された断熱サッシにおい
    て、前記ビスホール部材には前記ビスホールを形成する
    ビスホール金物が埋設されていることを特徴とする断熱
    サッシ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された断
    熱サッシにおいて、前記ビスは前記他方の枠体構成部材
    を構成している断熱部材を貫通して前記ビスホールに螺
    合されていることを特徴とする断熱サッシ。
JP8107637A 1996-04-26 1996-04-26 断熱サッシ Pending JPH09291771A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156976A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Sahara:Kk 窓障子装着型の換気装置
JP2009293300A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Shin Nikkei Co Ltd 断熱サッシ
JP2015190304A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 三協立山株式会社 サッシ

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