JPH09290758A - ステアリングコラム取付構造 - Google Patents

ステアリングコラム取付構造

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JPH09290758A
JPH09290758A JP10695296A JP10695296A JPH09290758A JP H09290758 A JPH09290758 A JP H09290758A JP 10695296 A JP10695296 A JP 10695296A JP 10695296 A JP10695296 A JP 10695296A JP H09290758 A JPH09290758 A JP H09290758A
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JP
Japan
Prior art keywords
steering column
support
column
mounting member
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP10695296A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sekine
聡 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムによる運転者への衝撃の
吸収を円滑に行い、取付部材とコラムインナチューブと
の結合に溶接を要せず、コストを下げる。 【解決手段】 ダッシュパネル1に固着されステアリン
グコラム11を構成するコラムインナチューブ12の支
持受部20を支持する取付部材15には筒体の周方向半
分未満の部分を縦割りし切欠いて上方開放した支承部2
4を設け、該支承部には上向きの両端縁に凹部26を形
成し、支持受部20には外向きの突起21を有し、該突
起と凹部26とを通常使用時にはステアリングコラム1
1の軸線方向の位置ずれ不能に噛み合わせ、支承部24
は、通常使用時にはステアリングコラム11の支持受部
20から半径方向に離脱せず且つ非常時に受ける後向き
外力によって強制的に離脱可能に支持受部20を保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のダッシュ
パネルに固着された取付部材で支持してステアリングコ
ラムを取付けたステアリングコラム取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のステアリングコラム取付構造は、
図10及び図11に示すように、ダッシュパネル1に複
数のボルト2をもって取付部材3を固着し、該取付部材
3の円筒部4にステアリングコラム5のコラムインナチ
ューブ6を差込み、かつ、コラムインナチューブ6と円
筒部4の先端面とを溶接9により結合させるとともに、
コラムアウタチューブ7にコラムハンガ8の端部を結合
して構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
テアリングコラム取付構造では、自動車の前面衝突の時
に、後ろ向きの衝撃荷重Dに基づくダッシュパネル1の
後退によって、ステアリングコラム5の下部には、コラ
ム圧縮方向の分力f及びコラム半径方向の分力mが作用
する。従って、分力mによってコラムハンガ8の取付部
8aを中心とし、運転者側のコラム先端部5aは上方へ
角変位し、ステアリングホイール10を上向きにしてし
まう。また、分力mによってコラムインナチューブ6と
コラムアウタチューブ7との間には、こじれが発生する
ため、ステアリングコラム5による運転者への衝撃の吸
収が円滑に行われないという問題点があった。
【0004】さらに、コラムインナチューブ6とコラム
アウタチューブ7との間のこじれに対処するため、特殊
な衝撃吸収機構を設けるとコストが増大し、取付部材3
とコラムインナチューブ6との結合に溶接9を採用して
いるので、多くの生産工数が必要であるという欠点があ
った。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、その目的とするところは、ス
テアリングコラムによる運転者への衝撃の吸収を円滑に
行い、取付部材とコラムインナチューブとの結合に溶接
を必要とせず、コストの低減を図ることができるステア
リングコラム取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ダッシュパネルに固着された取付部材に
よってステアリングコラムの支持受部を支持して取付け
るステアリングコラム取付構造において、前記取付部材
には筒体の周方向半分未満の部分を縦割りし切欠いて上
方開放した支承部を設け、該支承部と前記ステアリング
コラムの支持受部とを凹凸関係にて軸線方向の位置を決
めて係合させ、前記支承部が、通常使用時には前記ステ
アリングコラムの支持受部から半径方向に離脱せず、且
つ非常時に受ける外力によって強制的に離脱可能に該支
持受部を保持していることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るステア
リングコラム取付構造について、図面を参照しながら詳
細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るステア
リングコラム取付状態の概要を示す斜視図、図2はステ
アリングコラム取付構造の要部を示す斜視図、図3は図
2の側面図である。
【0008】ステアリングコラム11は、コラムインナ
チューブ12及びコラムアウタチューブ13を備え、コ
ラムアウタチューブ13の上端にステアリングホイール
10が取付けられ、コラムインナチューブ12が取付部
材15によって支承され、コラムアウタチューブ13が
コラムハンガ16の端部に取付部13aを介して結合さ
れている。
【0009】そして、このステアリングコラム取付構造
は、ステアリングコラム11を構成するコラムインナチ
ューブ12の支持受部20と、取付部材15に斜め上向
きに突設した支承部24とを凹凸関係にて軸線方向の位
置を決めて係合させ、支承部24が通常使用時にはコラ
ムインナチューブ12の支持受部20から半径方向に離
脱せず且つ非常時に受ける後ろ向きの外力により離脱可
能に支持受部20を保持して構成されている。
【0010】コラムインナチューブ12は、支持受部2
0に複数の突起21を有する。この突起21は、断面が
円形をなしており、コラムインナチューブ12の軸線よ
りも若干上方へずれた位置で該軸線方向に沿って所定間
隔を置き両側に外向きに突設されている。
【0011】図4は取付部材にステアリングコラムを係
合させる前の状態を示す斜視図である。取付部材15
は、支承部24と固着板25とを一体に備えている。支
承部24は、筒体の周方向半分未満の部分を縦割りし切
欠いて上方開放した形状をなし、固着板25に対し所定
角度の傾斜角をもって傾斜しており、断面をほぼC形に
して形成した上向きの両端縁に複数の凹部26及び凸部
27を有し、この両端縁の凹部26及び凸部27はステ
アリングコラム11の軸線方向に沿って繰り返す波形を
なしている。
【0012】また、支承部24は、図5及び図6におい
て、両突出長さL1 及び両端縁の凹部26間の内寸法L
2 と、凹部26に噛み合う支持受部20側の突起21の
個数とを適当に選定することによって、通常使用時には
コラムインナチューブ12の支持受部20に対し半径方
向に離脱せず且つ非常時に受ける外力によって強制的に
離脱可能に支持受部20を保持している。
【0013】固着板25は、四角形の一部を切除して形
成した上方開放の切欠き30と四隅に開けた透孔31と
を備え、透孔31に挿通したボルト2をもって、図3に
示すように、ダッシュパネル1に固着される。切欠き3
0はコラムインナチューブ12が通るのに十分な大きさ
に寸法設定されている。
【0014】そして、取付部材15とステアリングコラ
ム11との相互組付けは、支承部24の上方開放した両
端縁間に上方からコラムインナチューブ12を圧入し、
この時、凹部26に突起21を噛み合わせて行う。
【0015】図7〜図9は本発明の上記実施の形態に係
るステアリングコラム取付構造の作用を説明するための
側面図である。自動車が前面衝突した場合に、図7に示
すように、ダッシュパネル1は、後ろ向きの力Dによっ
て取付部材15と共に車室内側へ後退する。この時、コ
ラムインナチューブ12の軸方向には圧縮力fが、半径
方向にはこじる力mが働く。
【0016】圧縮力fに対しては、取付部材15の凹部
26と突起21とが段階的に位置ずれすることで、コラ
ムインナチューブ12に作用する圧縮荷重を軽減する。
こじる力mに対しては、取付部材15のダッシュパネル
1への取付面上方を開放したこと、及び支承部24の断
面をほぼC形としたことによって、取付部材15と突起
21とが強制的に各々上下方向へ外れることが可能なた
め、こじる方向の分力mの発生を抑制することができ
る。
【0017】本発明の上記実施の形態によれば、取付部
材15の支承部が上方開放のC形の断面を有しているの
で、通常使用時における上下方向への位置ずれをなくす
ことができ、凹部26が波形をなしているので、非常時
にコラムインナチューブ12に対し取付部材15の下方
への移動が無理なく可能であるとともに、凹部26に断
面が円形の突起21を噛み合わせ軸線方向の位置を決め
てステアリングコラム11を取付けるので、非常時にス
テアリングコラム11を取付部材15から強制的に軸線
方向に円滑に位置ずれさせることができる。
【0018】また、支承部24の長さL1 、両端縁間の
内寸法L2 、突起21と凹部26との噛み合い段数を調
整することで、ステアリングコラム11の支持受部20
の突起21から取付部材15の支承部24が外れる際の
荷重を容易に変更することができるという利点がある。
【0019】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲
で種々の変形が可能である。例えば、突起21の断面形
状は円形以外の形状でもよく、取付部材15の凹部26
の個数、支承部の突出長さ等は適宜変更することができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、筒体の周方向半分未満の部分
を縦割りし切欠いて上方開放した取付部材の支承部が、
通常使用時にはステアリングコラムの支持受部を凹凸関
係にて軸線方向の位置を決めて支承し、通常使用時には
ステアリングコラムの支持受部を半径方向に離脱させず
且つ非常時の外力によって強制的に離脱可能にステアリ
ングコラムの支持受部を保持することにより、自動車の
前面衝突時のダッシュパネルの後退に伴いステアリング
コラムの支持受部から取付部材の支承部が外れるので、
支承部と支持受部との間で非常時の衝撃荷重を吸収し、
ステアリングコラムの運転者側先端の上後方への変位突
出量を小さく抑えることができ、ダッシュパネルの後退
に基づくコラムのこじれが発生しないため、運転者側へ
の衝撃を円滑に吸収することができるという効果を奏す
る。また、支承部には上向きの両端縁に凹部を形成し、
ステアリングコラムの支持受部には外向きの突起を有
し、該突起と凹部とを通常使用時にはステアリングコラ
ムの軸線方向の位置ずれ不能に噛み合わせたことによ
り、衝撃吸収のための構造を簡略化することができ、取
付部材とコラムとの相互組付けに溶接を必要としないの
で、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るステアリングコラム
取付状態の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るステアリングコラム
取付構造の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る取付部材にステアリ
ングコラムを係合させる前の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る取付部材の側面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態に係る取付部材の正面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態に係るステアリングコラム
取付構造の作用を説明するための側面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るステアリングコラム
取付構造の作用を説明するための側面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るステアリングコラム
取付構造の作用を説明するための側面図である。
【図10】従来のステアリングコラム取付構造を示す斜
視図である。
【図11】従来のステアリングコラム取付構造の作用を
説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 ダッシュパネル 11 ステアリングコラム 12 コラムインナチューブ 13 コラムアウタチューブ 15 取付部材 16 コラムハンガ 20 支持受部 21 突起 24 支承部 26 凹部 27 凸部 30 切欠き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュパネルに固着された取付部材に
    よってステアリングコラムの支持受部を支持して取付け
    るステアリングコラム取付構造において、前記取付部材
    には筒体の周方向半分未満の部分を縦割りし切欠いて上
    方開放した支承部を設け、該支承部と前記ステアリング
    コラムの支持受部とを凹凸関係にて軸線方向の位置を決
    めて係合させ、前記支承部が、通常使用時には前記ステ
    アリングコラムの支持受部から半径方向に離脱せず、且
    つ非常時に受ける外力によって強制的に離脱可能に該支
    持受部を保持していることを特徴とするステアリングコ
    ラム取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングコラム取
    付構造において、前記支承部には上向きの両端縁に凹部
    を形成し、前記ステアリングコラムの支持受部には外向
    きの突起を有し、該突起と前記凹部とを通常使用時には
    前記ステアリングコラムの軸線方向の位置ずれ不能に噛
    み合わせたことを特徴とするステアリングコラム取付構
    造。
JP10695296A 1996-04-26 1996-04-26 ステアリングコラム取付構造 Pending JPH09290758A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10695296A JPH09290758A (ja) 1996-04-26 1996-04-26 ステアリングコラム取付構造

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JPH09290758A true JPH09290758A (ja) 1997-11-11

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JP (1) JPH09290758A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589181B1 (ko) * 2004-04-13 2006-06-12 현대자동차주식회사 자동차용 스티어링컬럼의 로어브라켓트 구조

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589181B1 (ko) * 2004-04-13 2006-06-12 현대자동차주식회사 자동차용 스티어링컬럼의 로어브라켓트 구조

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