JPH09290422A - 磁気記録再生装置用ポストベースの成形金型 - Google Patents
磁気記録再生装置用ポストベースの成形金型Info
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- JPH09290422A JPH09290422A JP8131187A JP13118796A JPH09290422A JP H09290422 A JPH09290422 A JP H09290422A JP 8131187 A JP8131187 A JP 8131187A JP 13118796 A JP13118796 A JP 13118796A JP H09290422 A JPH09290422 A JP H09290422A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、成形樹脂から発生するガスによる金
型内面の腐蝕が防止され得るようにした、ポストベース
の成形金型を提供することを目的とする。 【解決手段】回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置
にて、位置決め部1aの上面及び側面を基準としてドラ
ムベースに対して位置決めするようにした、磁気テープ
をガイドするためのガイドローラを支持するポストベー
スを成形するために、ポストベース1の水平方向に延び
るパーティングラインPLに沿って上下に上方金型12
及び下方金型11に分割され、且つ上方金型が上記位置
決め部1aの少なくとも上面を形成する内面を備えてい
る、成形金型10において、上記位置決め部11aの上
面を画成する金型内面が、ガス抜き用手段11bを備え
るように、ポストベースの成形金型10を構成する。
型内面の腐蝕が防止され得るようにした、ポストベース
の成形金型を提供することを目的とする。 【解決手段】回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置
にて、位置決め部1aの上面及び側面を基準としてドラ
ムベースに対して位置決めするようにした、磁気テープ
をガイドするためのガイドローラを支持するポストベー
スを成形するために、ポストベース1の水平方向に延び
るパーティングラインPLに沿って上下に上方金型12
及び下方金型11に分割され、且つ上方金型が上記位置
決め部1aの少なくとも上面を形成する内面を備えてい
る、成形金型10において、上記位置決め部11aの上
面を画成する金型内面が、ガス抜き用手段11bを備え
るように、ポストベースの成形金型10を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転磁気ヘッドを
使用した磁気記録再生装置にて、回転磁気ヘッドを備え
た回転ドラムに対してテープをガイドするガイドローラ
を支持するポストベースの成形金型に関するものであ
る。
使用した磁気記録再生装置にて、回転磁気ヘッドを備え
た回転ドラムに対してテープをガイドするガイドローラ
を支持するポストベースの成形金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばビデオテープレコーダ(V
TR),デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)
等の磁気記録再生装置においては、回転するドラムに対
してテープをローディングしガイドするためのガイドロ
ーラが備えられている。このガイドローラは、磁気記録
再生装置のドラムベースに対して位置決めされるポスト
ベースに支持される。
TR),デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)
等の磁気記録再生装置においては、回転するドラムに対
してテープをローディングしガイドするためのガイドロ
ーラが備えられている。このガイドローラは、磁気記録
再生装置のドラムベースに対して位置決めされるポスト
ベースに支持される。
【0003】このようなポストベースは、例えば図3及
び図4に示すように、構成されている。即ち、ポストベ
ース1は、磁気記録再生装置のサブシャーシ2に対して
載置されると共に、ドラムベース3に対して、その位置
決め部1aの側面が、水平方向に関して、ドラムベース
3に設けられた位置決め用V溝3aに対して二箇所で当
接され、また垂直方向に関しては、該位置決め部1aの
上面が、張り出し部3bに対して当接されることによ
り、位置決めされるようになっている。
び図4に示すように、構成されている。即ち、ポストベ
ース1は、磁気記録再生装置のサブシャーシ2に対して
載置されると共に、ドラムベース3に対して、その位置
決め部1aの側面が、水平方向に関して、ドラムベース
3に設けられた位置決め用V溝3aに対して二箇所で当
接され、また垂直方向に関しては、該位置決め部1aの
上面が、張り出し部3bに対して当接されることによ
り、位置決めされるようになっている。
【0004】さらに、ポストベース1は、その上面に、
ガイドローラ4が枢着されると共に、テープをガイドロ
ーラ4から回転ドラムに導くための傾斜ピン5が固定さ
れるようになっている。
ガイドローラ4が枢着されると共に、テープをガイドロ
ーラ4から回転ドラムに導くための傾斜ピン5が固定さ
れるようになっている。
【0005】このような構成のポストベース1によれ
ば、ポストベース1の上面に、ガイドローラ4及び傾斜
ピン5が取り付けられた後、ポストベース1の位置決め
部1aが、ドラムベース3の位置決め用V溝3a内に挿
入され、その側面が、V溝3aに当接せしめられると共
に、その上面が、張り出し部3bの下面に当接せしめら
れる。これにより、ポストベース1は、ドラムベース3
に対して正確に位置決めされ得るようになっている。
ば、ポストベース1の上面に、ガイドローラ4及び傾斜
ピン5が取り付けられた後、ポストベース1の位置決め
部1aが、ドラムベース3の位置決め用V溝3a内に挿
入され、その側面が、V溝3aに当接せしめられると共
に、その上面が、張り出し部3bの下面に当接せしめら
れる。これにより、ポストベース1は、ドラムベース3
に対して正確に位置決めされ得るようになっている。
【0006】ここで、上記ポストベース1は、図5に示
すような金型6を使用することにより、樹脂から射出成
形により、形成されている。上記金型6は、図示しない
射出成形機のキャビティ側の下方金型6aと、コア側の
上方金型6bと、ガイドローラ4を軸支するための軸受
孔の内面を成形する中心部6cとから構成されている。
そして、下方金型6aと上方金型6bのパーティングラ
インPLは、ポストベース1の完成時の下面に合わせて
設定されている。
すような金型6を使用することにより、樹脂から射出成
形により、形成されている。上記金型6は、図示しない
射出成形機のキャビティ側の下方金型6aと、コア側の
上方金型6bと、ガイドローラ4を軸支するための軸受
孔の内面を成形する中心部6cとから構成されている。
そして、下方金型6aと上方金型6bのパーティングラ
インPLは、ポストベース1の完成時の下面に合わせて
設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな金型6を使用してポストベース1を成形する場合、
ポストベース1の位置決め部1aの上面を形成する部分
において、溶融した成形樹脂から発生するガスが、この
領域の金型内面を腐蝕させることになる。このため、徐
々にこの領域の金型内面が侵食されることになり、成形
されたポストベース1の位置決め部1aの上面には、金
型内面の侵食に対応した凸部が形成されてしまうことに
なる。
うな金型6を使用してポストベース1を成形する場合、
ポストベース1の位置決め部1aの上面を形成する部分
において、溶融した成形樹脂から発生するガスが、この
領域の金型内面を腐蝕させることになる。このため、徐
々にこの領域の金型内面が侵食されることになり、成形
されたポストベース1の位置決め部1aの上面には、金
型内面の侵食に対応した凸部が形成されてしまうことに
なる。
【0008】この位置決め部1aの上面は、ポストベー
ス1が磁気記録再生装置のドラムベース3に対して位置
決めされる際に、ポストベース1の位置決め及びアオリ
を設定する重要な部分であることから、上述した凸部の
形成によって、ポストベース1がドラムベース3に対し
て正確に位置決めできなくなってしまうという問題があ
った。
ス1が磁気記録再生装置のドラムベース3に対して位置
決めされる際に、ポストベース1の位置決め及びアオリ
を設定する重要な部分であることから、上述した凸部の
形成によって、ポストベース1がドラムベース3に対し
て正確に位置決めできなくなってしまうという問題があ
った。
【0009】このため、金型内面の腐蝕をできるだけ抑
制するために、頻繁に金型のメンテナンスを行なう必要
があり、メンテナンス自体にコストがかかると共に、メ
ンテナンスによる成形中断によって、生産効率が低下し
てしまうという問題があった。
制するために、頻繁に金型のメンテナンスを行なう必要
があり、メンテナンス自体にコストがかかると共に、メ
ンテナンスによる成形中断によって、生産効率が低下し
てしまうという問題があった。
【0010】本発明は、以上の点に鑑み、成形樹脂から
発生するガスによる金型内面の腐蝕が防止され得るよう
にした、ポストベースの成形金型を提供することを目的
としている。
発生するガスによる金型内面の腐蝕が防止され得るよう
にした、ポストベースの成形金型を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置にて、
位置決め部の上面及び側面を基準としてドラムベースに
対して位置決めするようにした、磁気テープをガイドす
るためのガイドローラを支持するポストベースを成形す
るために、ポストベースの水平方向に延びるパーティン
グラインに沿って上下に上方金型及び下方金型に分割さ
れ、且つ上方金型が上記位置決め部の少なくとも上面を
形成する内面を備えている、成形金型において、上記位
置決め部の上面を画成する金型内面が、ガス抜き用手段
を備えていることを特徴とする、ポストベースの成形金
型により、達成される。
れば、回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置にて、
位置決め部の上面及び側面を基準としてドラムベースに
対して位置決めするようにした、磁気テープをガイドす
るためのガイドローラを支持するポストベースを成形す
るために、ポストベースの水平方向に延びるパーティン
グラインに沿って上下に上方金型及び下方金型に分割さ
れ、且つ上方金型が上記位置決め部の少なくとも上面を
形成する内面を備えている、成形金型において、上記位
置決め部の上面を画成する金型内面が、ガス抜き用手段
を備えていることを特徴とする、ポストベースの成形金
型により、達成される。
【0012】本発明によるポストベースの成形金型は、
好ましくは、上記ガス抜き用手段が、下方金型に設けら
れた位置決め部の肉抜き部に上下に貫通するように形成
されたガス抜き孔である。
好ましくは、上記ガス抜き用手段が、下方金型に設けら
れた位置決め部の肉抜き部に上下に貫通するように形成
されたガス抜き孔である。
【0013】本発明によるポストベースの成形金型は、
好ましくは、上記ガス抜き用手段が、位置決め部の上面
から僅かに下方にずれて設定されたパーティングライン
である。
好ましくは、上記ガス抜き用手段が、位置決め部の上面
から僅かに下方にずれて設定されたパーティングライン
である。
【0014】上記構成によれば、ポストベースの成形の
際に、ポストベースの位置決め部を画成する金型内面
に、ガス抜き用手段が備えられているので、この領域で
溶融した成形樹脂から発生するガスは、このガス抜き用
手段によって、外部に排出されることになる。従って、
このガスによって、金型内面が腐蝕するようなことはな
いので、成形されたポストベースの位置決め部の上面
に、ガスによる金型内面の腐蝕により凸部が形成されて
しまうようなことはない。かくして、ポストベースの位
置決め部は、正確に形成されるので、ポストベースが磁
気記録再生装置のドラムベースに対して正確に位置決め
され得ることになる。
際に、ポストベースの位置決め部を画成する金型内面
に、ガス抜き用手段が備えられているので、この領域で
溶融した成形樹脂から発生するガスは、このガス抜き用
手段によって、外部に排出されることになる。従って、
このガスによって、金型内面が腐蝕するようなことはな
いので、成形されたポストベースの位置決め部の上面
に、ガスによる金型内面の腐蝕により凸部が形成されて
しまうようなことはない。かくして、ポストベースの位
置決め部は、正確に形成されるので、ポストベースが磁
気記録再生装置のドラムベースに対して正確に位置決め
され得ることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
るポストベースの成形金型の第一の実施形態を示してい
る。図1において、ポストベースの成形金型10は、図
示しない射出成形機のキャビティ側の下方金型11と、
コア側の上方金型12と、ガイドローラ4を軸支するた
めの軸受孔の内面を成形する中心部13とから構成され
ている。そして、下方金型11と上方金型12のパーテ
ィングラインPLは、ポストベース1の完成時の下面に
合わせて設定されている。
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明によ
るポストベースの成形金型の第一の実施形態を示してい
る。図1において、ポストベースの成形金型10は、図
示しない射出成形機のキャビティ側の下方金型11と、
コア側の上方金型12と、ガイドローラ4を軸支するた
めの軸受孔の内面を成形する中心部13とから構成され
ている。そして、下方金型11と上方金型12のパーテ
ィングラインPLは、ポストベース1の完成時の下面に
合わせて設定されている。
【0016】以上の構成は、図5に示した従来の成形金
型6と同様の構成であるが、本発明実施形態による成形
金型10においては、下方金型11は、ポストベース1
の位置決め部1aの肉抜き部を画成する部分11aが、
位置決め部1aを貫通して、上方金型12にまで延びて
いる。ここで、この肉抜き部における下方金型11及び
上方金型12のパーティングラインPL2は、ポストベ
ース1の位置決め部1aの上面より僅かに下方の位置に
設定されている。さらに、下方金型11は、この部分1
1aにて、パーティングラインPL2まで上下に貫通す
るガス抜き孔11bを備えている。
型6と同様の構成であるが、本発明実施形態による成形
金型10においては、下方金型11は、ポストベース1
の位置決め部1aの肉抜き部を画成する部分11aが、
位置決め部1aを貫通して、上方金型12にまで延びて
いる。ここで、この肉抜き部における下方金型11及び
上方金型12のパーティングラインPL2は、ポストベ
ース1の位置決め部1aの上面より僅かに下方の位置に
設定されている。さらに、下方金型11は、この部分1
1aにて、パーティングラインPL2まで上下に貫通す
るガス抜き孔11bを備えている。
【0017】本発明実施形態によるポストベースの成形
金型10は、以上のように構成されており、ポストベー
ス1を成形する場合には、下方金型11,上方金型12
及び中心部13を互いに閉じた状態で、内部に構成され
たキャビティ内に図示しないゲートから溶融した成形樹
脂を射出することにより、ポストベース1が成形される
ことになる。
金型10は、以上のように構成されており、ポストベー
ス1を成形する場合には、下方金型11,上方金型12
及び中心部13を互いに閉じた状態で、内部に構成され
たキャビティ内に図示しないゲートから溶融した成形樹
脂を射出することにより、ポストベース1が成形される
ことになる。
【0018】その際、ポストベース1の位置決め部1a
を画成する上方金型11の金型内面にて、成形樹脂から
発生したガスは、パーティングラインPL2にて開口し
た下方金型11に設けられたガス抜き孔11bを介し
て、外部に排出されることになる。従って、上方金型1
2の位置決め部1aを画成する金型内面に、ガスによる
腐蝕が生ずることはないので、ポストベース1の位置決
め部1aは、凸部を生ずることなく、正確に成形され得
ることになる。これにより、金型内面のメンテナンスが
不要となるので、ポストベース1の生産効率が向上する
と共に、コストが低減され得ることになる。
を画成する上方金型11の金型内面にて、成形樹脂から
発生したガスは、パーティングラインPL2にて開口し
た下方金型11に設けられたガス抜き孔11bを介し
て、外部に排出されることになる。従って、上方金型1
2の位置決め部1aを画成する金型内面に、ガスによる
腐蝕が生ずることはないので、ポストベース1の位置決
め部1aは、凸部を生ずることなく、正確に成形され得
ることになる。これにより、金型内面のメンテナンスが
不要となるので、ポストベース1の生産効率が向上する
と共に、コストが低減され得ることになる。
【0019】図2は、本発明によるポストベースの成形
金型の第二の実施形態を示している。図2において、成
形金型20は、パーティングラインPL2とガス抜き孔
11bの代わりに、位置決め部1aの領域における下方
金型11及び上方金型12のパーティングラインPL3
が、位置決め部1aの上面及び側面の境界、図示の場合
には、側面の上縁に対応するように設定されている。
金型の第二の実施形態を示している。図2において、成
形金型20は、パーティングラインPL2とガス抜き孔
11bの代わりに、位置決め部1aの領域における下方
金型11及び上方金型12のパーティングラインPL3
が、位置決め部1aの上面及び側面の境界、図示の場合
には、側面の上縁に対応するように設定されている。
【0020】このような構成の成形金型20によれば、
ポストベース1を成形する場合には、下方金型11,上
方金型12及び中心部13を互いに閉じた状態で、内部
に構成されたキャビティ内に図示しないゲートから溶融
した成形樹脂を射出することにより、ポストベース1が
成形されることになる。
ポストベース1を成形する場合には、下方金型11,上
方金型12及び中心部13を互いに閉じた状態で、内部
に構成されたキャビティ内に図示しないゲートから溶融
した成形樹脂を射出することにより、ポストベース1が
成形されることになる。
【0021】その際、ポストベース1の位置決め部1a
を画成する上方金型12の金型内面にて、成形樹脂から
発生したガスは、パーティングラインPL3を介して、
外部に排出されることになる。従って、上方金型12の
位置決め部1aを画成する金型内面に、ガスによる腐蝕
が生ずることはないので、ポストベース1の位置決め部
1aは、凸部を生ずることなく、正確に成形され得るこ
とになる。
を画成する上方金型12の金型内面にて、成形樹脂から
発生したガスは、パーティングラインPL3を介して、
外部に排出されることになる。従って、上方金型12の
位置決め部1aを画成する金型内面に、ガスによる腐蝕
が生ずることはないので、ポストベース1の位置決め部
1aは、凸部を生ずることなく、正確に成形され得るこ
とになる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ポ
ストベースの成形の際に、ポストベースの位置決め部を
画成する金型内面に、ガス抜き用手段が備えられている
ので、この領域で溶融した成形樹脂から発生するガス
は、このガス抜き用手段によって、外部に排出されるこ
とになる。従って、このガスによって、金型内面が腐蝕
するようなことはないので、成形されたポストベースの
位置決め部の上面に、ガスによる金型内面の腐蝕により
凸部が形成されてしまうようなことはない。
ストベースの成形の際に、ポストベースの位置決め部を
画成する金型内面に、ガス抜き用手段が備えられている
ので、この領域で溶融した成形樹脂から発生するガス
は、このガス抜き用手段によって、外部に排出されるこ
とになる。従って、このガスによって、金型内面が腐蝕
するようなことはないので、成形されたポストベースの
位置決め部の上面に、ガスによる金型内面の腐蝕により
凸部が形成されてしまうようなことはない。
【0023】これにより、ポストベースの位置決め部
は、正確に形成されるので、ポストベースが磁気記録再
生装置のドラムベースに対して正確に位置決めされ得る
ことになり、金型のメンテナンスが削減され得るので、
ポストベースの生産効率が向上すると共に、コストが低
減されることになる。
は、正確に形成されるので、ポストベースが磁気記録再
生装置のドラムベースに対して正確に位置決めされ得る
ことになり、金型のメンテナンスが削減され得るので、
ポストベースの生産効率が向上すると共に、コストが低
減されることになる。
【0024】かくして、本発明によれば、成形樹脂から
発生するガスによる金型内面の腐蝕が防止され得るよう
にした、ポストベースの成形金型が提供され得ることに
なる。
発生するガスによる金型内面の腐蝕が防止され得るよう
にした、ポストベースの成形金型が提供され得ることに
なる。
【図1】本発明によるポストベースの成形金型の第一の
実施形態を示す概略断面図である。
実施形態を示す概略断面図である。
【図2】本発明によるポストベースの成形金型の第二の
実施形態を示す概略断面図である。
実施形態を示す概略断面図である。
【図3】従来の磁気記録再生装置のポストベース付近の
一例を示す、概略平面図である。
一例を示す、概略平面図である。
【図4】図3のポストベース付近の概略側面図である。
【図5】図3のポストベースを成形するための成形金型
の一例を示す概略断面図である。
の一例を示す概略断面図である。
1 ポストベース 1a 位置決め部 10 ポストベースの成形金型 11 下方金型 11a 肉抜き部分 11b ガス抜き孔(ガス抜き手段) 12 上方金型 13 中心部 PL,PL2 パーティングライン PL3 パーティングライン(ガス抜き手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 回転磁気ヘッドを有する磁気記録再生装
置にて、位置決め部の上面及び側面を基準としてドラム
ベースに対して位置決めするようにした、磁気テープを
ガイドするためのガイドローラを支持するポストベース
を成形するために、ポストベースの水平方向に延びるパ
ーティングラインに沿って上下に上方金型及び下方金型
に分割され、且つ上方金型が上記位置決め部の少なくと
も上面を形成する内面を備えている、成形金型におい
て、 上記位置決め部の上面を画成する金型内面が、ガス抜き
用手段を備えていることを特徴とする、ポストベースの
成形金型。 - 【請求項2】 上記ガス抜き用手段が、下方金型に設け
られた位置決め部の肉抜き部に上下に貫通するように形
成されたガス抜き孔であることを特徴とする、請求項1
に記載のポストベースの成形金型。 - 【請求項3】 上記ガス抜き用手段が、位置決め部の上
面から僅かに下方にずれて設定されたパーティングライ
ンであることを特徴とする、請求項1に記載のポストベ
ースの成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131187A JPH09290422A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気記録再生装置用ポストベースの成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8131187A JPH09290422A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気記録再生装置用ポストベースの成形金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290422A true JPH09290422A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15052057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8131187A Withdrawn JPH09290422A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 磁気記録再生装置用ポストベースの成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09290422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3202548A4 (en) * | 2014-09-30 | 2017-10-04 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Injection molding die |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8131187A patent/JPH09290422A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3202548A4 (en) * | 2014-09-30 | 2017-10-04 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Injection molding die |
US10538021B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-01-21 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Injection mold |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
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