JPH09290328A - ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法

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JPH09290328A
JPH09290328A JP10673796A JP10673796A JPH09290328A JP H09290328 A JPH09290328 A JP H09290328A JP 10673796 A JP10673796 A JP 10673796A JP 10673796 A JP10673796 A JP 10673796A JP H09290328 A JPH09290328 A JP H09290328A
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清侍 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ放電加工機において、被加工物の板厚
の変化や加工状況の変化に対して、最適な加工条件を選
択することで、ワイヤ断線を防止し、効率の良い放電加
工を行うこと。 【解決手段】 被加工物2と該被加工物2に対向配置さ
れたワイヤ電極1との間にパルス電圧を印加して放電加
工処理を行うワイヤ放電加工機において、被加工物2と
ワイヤ電極1との相対的な加工速度を検出するNC制御
装置24と、放電パルスのエネルギー値を演算するエネ
ルギー値演算部14と、検出された加工速度データと演
算されたエネルギー値から被加工物2に適したエネルギ
ー増加に対する加工速度増加の傾きを算出し、該傾きと
加工速度あるいは(および)エネルギー値との関係に基
づいて電気条件強度を選択し、電気加工条件を切り替え
るNC制御装置24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加工物と該被
加工物に対向配置されたワイヤ電極との間にパルス電圧
を印加して放電加工処理を行うワイヤ放電加工機および
ワイヤ放電加工方法に関し、被加工物の板厚の変化、加
工状況の変化に応じて電気加工条件を切り替えることに
より、効率のよい放電加工を実現するワイヤ放電加工機
およびワイヤ放電加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤ放電加工機の電源回路に
あっては、高ピーク値を有する加工電流を供給するため
にスッチング素子を非常に短い幅でON/OFF制御す
ることにより加工速度の向上を図っている。
【0003】ところで、ワイヤ放電加工機の単位時間当
たりの加工体積は、 加工溝幅×板厚×線加工速度 により得られ、さらに、単位時間当たりの加工体積は、
加工エネルギー(電流値)とワイヤ電極および被加工物
の材料固有の値等に左右される。したがって、加工速度
と加工電流の関係は、図11のグラフに示すような関係
となり、被加工物の板厚は下記(1)式のように表され
る。すなわち、 板厚=K×加工エネルギー/加工速度・・・(1) K:定数 である。
【0004】また、ワイヤ放電加工は、細いワイヤ電極
に対し、加工精度を維持するために数百g〜数kgの張
力が付与され、ワイヤ電極に流すことができる最大の電
流値が存在し、これを越えた場合には断線が生じる。こ
こで、この電流値を電流密度として考えると、ワイヤ電
極加工部の長さで、断線限界の電流値が定まるため、被
加工物の板厚に応じて最適な加工条件が存在する。一般
には、40〜60mmの板厚で最も断線限界が高く、こ
れより薄い板厚の場合には電流密度、厚い板厚の場合は
冷却効率の関係から断線限界が低くなる。
【0005】以上のことから、ワイヤ断線を生じさせず
に効率のよい加工処理を行うためには板厚に応じて加工
条件を制御する必要があり、上記の技術に関連する従来
例として、特公平2−29453号公報に開示されてい
るように加工送り速度と加工電流から板厚を計算し、板
厚に応じて電気加工条件の切り替えを行うようしたワイ
ヤ放電加工機が提案されている。
【0006】図12は、従来におけるワイヤ放電加工機
の構成を示すブロック図である。図において、1はワイ
ヤ電極、2は被加工物としてのワーク、3はワイヤ電極
1に対して電源を供給する加工電源、4は積分器、5は
基準電圧V1と積分器4からの出力との差を増幅する差
動増幅器、6は作動増幅器5からの出力を入力し、その
電圧周波数を変換する電圧周波数変換器、57は基準電
圧V2と積分器4からの出力とを比較し、積分器4の出
力の方が大きい間、その出力αを“1”とする比較器で
ある。
【0007】また、58は比較器57からの出力αが
“1”の間、オンとなるアナログスイッチ、9はアナロ
グスイッチ58からの出力を入力する積分器、10は積
分器9からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA
/D変換器、59は数値制御装置、12X,12Yはそ
れぞれX,Y軸のサーボユニット、13X,13Yはワ
イヤ電極1とワーク2とを相対的に移動させるX,Y軸
のモータ、R1〜R3は抵抗である。
【0008】上記積分器4は抵抗R1,R2によつて分
圧されたワイヤ電極1とワーク2との間における電圧を
平滑化するものであり、その出力は平均加工電圧に対応
したものとなる。差動増幅器5は積分器4からの出力と
基準電圧V1との差を増幅して電圧周波数変換器6に加
え、数値制御装置59は電圧周波数変換器6からのパル
ス信号を分配してモータ13X,13Yの動作を制御す
る信号を作成し、サーボユニット12X,12Yに加え
る。これにより、平均加工電圧が一定となるような速度
で、ワイヤ電極1とワーク2との相対的な送り動作が行
なわれる。なお、上述の如き動作は良く知られているも
のであるから詳細な説明は省略する。
【0009】上記比較器57は積分器4からの出力と基
準電圧V2とを比較し、基準電圧V2の方が小さい間
は、ワイヤ電極1とワーク2との間における放電が正常
に行なわれているものとして、その出力αを“1”と
し、基準電圧V2の方が大きい間は、アーク状態である
として、その出力を“0”とし、アナログスイッチ58
および数値制御装置59に加える。
【0010】従つて、ワイヤ電極1とワーク2との間に
おける放電が正常に行なわれているときのみ、電流検出
用抵抗R3からの電流信号が、アナログスイッチ58を
介して積分器9に加えられることになる。積分器9はア
ナログスイッチ58を介して加えられる電流信号を平滑
化し、A/D変換器10に加えるものであり、その出力
は真加工電流に対応したものとなる。
【0011】数値制御装置59は、上記のモータ13
X,13Yの制御の他にも、電圧周波数変換器6の出
力、A/D変換器10の出力、外部のキーボード(図示
せず)等から入力されるワーク2とワイヤ電極1との材
質によつて定まる定数Kおよび加工溝幅dに基づいて、
図13のフローチャートに示す処理を一定時間毎に行な
っている。なお、加工溝幅dについては、加工前にテス
ト加工を行ない、予め求めておく。
【0012】つぎに、上記従来におけるワイヤ放電加工
機の動作について、図13のフローチャートに沿って説
明する。数値制御装置59は、一定時間毎(ステップS
1)に比較器57からの出力αが“1”であるか否かに
ついて判定し(ステップS2)、出力αが“1”の場合
(ステップS2肯定)は、先ず電圧周波数変換器6の出
力に基づいてワイヤ電極1とワーク2との相対的な送り
速度Fを求め(ステップS3)、つぎに、A/D変換器
10からの出力に基づいて真加工電流ITを求め(ステ
ップS4)、下記(2)式に示した演算を行ない、ワー
クの板厚hを求める(ステップS5)。
【0013】すなわち、 被加工物の板厚h=K×IT/(F・d)・・・(2) K:被加工物、ワイヤ電極材質により定まる定数 F:ワイヤ電極と被加工物との相対的な送り速度 IT:真加工電流 d:加工溝幅 である。
【0014】数値制御装置59内部のメモリ(図示せ
ず)には、図14に示すように、ワークの板厚h1〜h
n(但し、h(n−1)<hn)に対応して、無負荷電
圧Vs1〜Vsn、ピーク電流Ip1〜Ipn、オンタ
イムTon1〜Tonn、オフタイムToff1〜To
ffnが記憶されている。数値制御装置59は、上記
(2)式により板厚hを求めると、該板厚hと上記メモ
リに記憶されている板厚h1〜hnとを比較し、その比
較結果に基づいて電気加工条件の切り替えを行なう(ス
テップS6)。
【0015】この場合、h1<h<h2であれば、数値
制御装置59は板厚h1対応の電気加工条件Vs1、I
p1、Ton1、Toff1を読み出し、これらの条件
に基づいて無負荷電圧、ピーク電流、オン・オフタイム
を制御する制御信号b、c、dを作成して加工電源3に
加え、電気加工条件の切り替えを行なうものである。こ
れにより、ワーク2の板厚に応じて電気加工条件を切り
換えることができ、能率の良い放電加工を実現すること
ができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイヤ電極の
材質や径、被加工物の板厚ごとの限界電流値は存在する
ものの、一般に加工状況は一様ではなく、例えば、図1
5に示すように60mmの被加工物に対する加工処理に
おいて、加工状況が良好で加工エネルギーを大きくでき
加工速度も速い領域Aのような状況と、加工状況が悪い
ため大きなエネルギーを投入できず加工速度も遅い領域
Bのような状況が存在する。
【0017】したがって、加工液の噴出効率の悪いよう
な被加工物の端面、コーナー部、加工液ノズルが密着で
きない場合には電気加工条件を弱くして断線を防止する
必要があるが、従来におけるワイヤ放電加工機では、こ
れらの状況に応じて電気加工条件を変更できるような構
成は何ら開示されていない。その結果、上記従来例にあ
っては、これらの状況に対応するために、強い加工条件
を設定すると加工状況が悪い場合には断線し、逆に、弱
い加工条件を設定すると加工速度が低下し加工効率が低
下するという問題点があった。
【0018】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、ワイヤ放電加工機において、被加工物
の板厚の変化や加工状況の変化に対して、最適な加工条
件を選択することで、ワイヤ断線を防止し、効率の良い
放電加工を行うことができるワイヤ放電加工機およびワ
イヤ放電加工方法を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるワイヤ放電加工機は、被加工物と前
記被加工物に対向配置されたワイヤ電極との間にパルス
電圧を印加して放電加工処理を行うワイヤ放電加工機に
おいて、前記被加工物と前記ワイヤ電極との相対的な加
工速度を検出する加工速度検出手段と、前記放電パルス
のエネルギー値を演算するエネルギー値演算手段と、前
記加工速度検出手段により検出された加工速度データと
前記エネルギー値演算手段により演算されたエネルギー
値から被加工物に適したエネルギー増加に対する加工速
度増加の傾きを算出し、前記傾きと前記加工速度あるい
は(および)前記エネルギー値との関係に基づいて電気
条件強度を選択し、電気加工条件を切り替える制御手段
と、を具備するものである。
【0020】この発明によるワイヤ放電加工機にあって
は、加工速度データとエネルギー値から板厚を計算し、
該板厚とエネルギーの関係から電気条件強度を選択し、
該電気条件強度に対応した電気条件を切り替えるので、
最適な加工条件を選択することができ、その結果、断線
を防止することができ、また、効率の良い放電加工を行
うことができる。
【0021】つぎの発明によるワイヤ放電加工機は、被
加工物と前記被加工物に対向配置されたワイヤ電極との
間にパルス電圧を印加して放電加工処理を行うワイヤ放
電加工機において、前記被加工物と前記ワイヤ電極との
相対的な加工速度を検出する加工速度検出手段と、前記
放電パルスのエネルギー値を演算するエネルギー値演算
手段と、前記加工速度検出手段により検出された加工速
度データと前記エネルギー値演算手段により演算された
エネルギー値とを入力とし、電気加工条件の強度を出力
する電気条件強度変換手段と、前記電気条件強度変換手
段から出力された電気条件強度に対応する電気加工条件
に切り替える制御手段と、を具備するものである。
【0022】この発明によるワイヤ放電加工機は、加工
速度とエネルギーの関係を電気条件強度に変換し、該電
気条件強度に対応した電気条件に切り替えるので、断線
を防止することができ、また、効率の良い放電加工を行
うことができる。
【0023】つぎの発明によるワイヤ放電加工方法は、
被加工物と前記被加工物に対向配置されたワイヤ電極と
の間にパルス電圧を印加して放電加工処理を行うワイヤ
放電加工方法において、前記被加工物と前記ワイヤ電極
との相対的な加工速度を検出する第1の工程と、前記放
電パルスのエネルギー値を演算する第2の工程と、前記
第1の工程で検出された加工速度データと前記第2の工
程で演算されたエネルギー値から被加工物に適したエネ
ルギー増加に対する加工速度増加の傾きを算出し、前記
傾きと前記加工速度あるいは(および)前記エネルギー
値との関係に基づいて電気条件強度を選択し、電気加工
条件を切り替える第3の工程と、を含むものである。
【0024】この発明によるワイヤ放電加工方法にあっ
ては、加工速度データとエネルギー値から板厚を計算
し、該板厚とエネルギーの関係から電気条件強度を選択
し、該電気条件強度に対応した電気条件を切り替えるの
で、最適な加工条件を選択することができ、その結果、
断線を防止することができ、また、効率の良い放電加工
を行うことができる。
【0025】つぎの発明によるワイヤ放電加工方法は、
被加工物と前記被加工物に対向配置されたワイヤ電極と
の間にパルス電圧を印加して放電加工処理を行うワイヤ
放電加工方法において、前記被加工物と前記ワイヤ電極
との相対的な加工速度を検出する第1の工程と、前記放
電パルスのエネルギー値を演算する第2の工程と、前記
第1の工程で検出された加工速度データと前記第2の工
程で演算されたエネルギー値とを入力とし、電気加工条
件の強度を出力する第3の工程と、前記第3の工程で出
力された電気条件強度に対応する電気加工条件に切り替
える第4の工程と、を含むものである。
【0026】この発明によるワイヤ放電加工方法は、加
工速度とエネルギーの関係を電気条件強度に変換し、該
電気条件強度に対応した電気条件に切り替えるので、断
線を防止することができ、また、効率の良い放電加工を
行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るワイヤ放電
加工機およびワイヤ放電加工方法の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
係るワイヤ放電加工機の構成を示すブロック図である。
図において、1はワイヤ電極、2は被加工物(ワー
ク)、7は極間における加工電圧を検出する放電開始検
出回路、8は加工用電源11のスイッチング動作を制御
するパルス制御回路、11はワイヤ電極1と被加工物2
とに放電電流パルスを供給する加工用電源、14は加工
エネルギーを演算するエネルギー値演算部である。
【0029】また、20は被加工物2を載置するテーブ
ル、21a、21bはワイヤ電極1と被加工物2との相
対位置の位置決めをするX軸およびY軸駆動モータ、2
2はX軸およびY軸駆動モータ21a、21bを制御す
る軸駆動制御装置、23は平均加工電圧を検出する平均
加工電圧検出装置、24は軸駆動制御装置22およびパ
ルス制御回路8に軸移動指令および加工条件パラメータ
を送出するNC制御装置である。
【0030】図2は、上記実施の形態1の加工用電源の
接続図である。図において、1101は直流電源(E
1)、1102は副スイッチング素子(TR1)、11
03は電流制限抵抗器、1104はダイオードであり、
直流電源1101の負極はダイオード1104のカソー
ドに接続され、ダイオード1104のアノードはワイヤ
電極1に接続され、直流電源1101の正極は電流制限
抵抗器1103の一端に接続され、電流制限抵抗器11
03の他端は副スイッチング素子(TR1)1102の
ドレインに接続され、副スイッチング素子(TR1)1
102のソースは被加工物2に、ゲートはパルス制御回
路8にそれぞれ接続されている。
【0031】また、1105は直流電源(E2)、11
06は主スイッチング素子(TR2)、1107はダイ
オードであり、直流電源1105の負極はダイオード1
107のカソードに接続され、ダイオード1107のア
ノードはワイヤ電極1に接続され、直流電源1105の
正極は主スイッチング素子(TR2)1106のドレイ
ンに接続され、主スイッチング素子(TR2)1106
のソースは被加工物2に、ゲートはパルス制御回路8に
それぞれ接続されている。
【0032】また、1108は直流電源、1109はダ
イオードであり、直流電源1108の正極はダイオード
1109のアノードに接続され、ダイオード1109の
カソードはワイヤ電極1に接続され、直流電源1108
の正極は被加工物2に接続されている。
【0033】図3は、上記エネルギー値演算部14の詳
細な構成を示すブロック図であり、図において、140
1はパルス制御回路8からの信号を入力するエネルギー
値変換回路、1402は所定周期の加工エネルギーを加
算する加工エネルギー値加算回路、1403は加工エネ
ルギー値加算回路1402の演算周期を設定するタイマ
ーである。エネルギー値変換回路1401の入力はパル
ス制御回路8の信号SG2に接続され、信号SG2のパ
ルス幅データからエネルギー値に変換し、出力は加工エ
ネルギー値加算回路1402の入力1402aに接続さ
れている。
【0034】また、タイマー1403からの出力140
3aは加工エネルギー値加算回路1402のリセット入
力とラッチ回路1404のトリガー入力に接続される。
さらに、加工エネルギー値加算回路1402からの出力
1402bはラッチ回路1404のデータ入力に接続さ
れ、ラッチ回路1404からの出力はNC制御装置24
に接続される。
【0035】次に、実施の形態1の動作について説明す
る。図1において、NC制御装置24にはNCプログラ
ムまたは操作パネル(図示せず)から加工経路情報およ
び加工電気条件パラメータが入力される。入力された加
工電気条件パラメータはパルス制御回路8に対して出力
される。パルス制御回路8はこの加工電気条件パラメー
タに基づき、所定の電流ピーク、パルス幅、休止時間を
持った駆動信号を発生し、加工用電源11を制御する。
【0036】加工用電源11はこの駆動信号によって駆
動され、所定の電流パルスが被加工物2の上部および下
部においてワイヤガイドにより保持されたワイヤ電極1
と被加工物2との加工間隙に供給されるとともに、加工
間隙には一般的に水または水系の加工液が供給されるこ
とによって放電加工が行われる。
【0037】つぎに、平均加工電圧検出装置23は、加
工処理中における平均電圧を検出し、この電圧に基づい
て電極1と被加工物2との相対位置を一定に維持するよ
うに電極1または被加工物2の送り制御を実行する。す
なわち、検出した平均電圧が所定値以上の場合には電極
1または被加工物2の送り速度を増大させ、平均電圧が
所定値以下の場合には電極1または被加工物2の送り速
度を減少させるように、NC制御装置24により送り速
度の演算を行い、加工経路情報に基づき軸駆動制御装置
22に位置決め指令を出力し、X軸駆動モータ21aお
よびY軸駆動モータ21bによりテーブル20の位置決
め制御を行うことによって所望の形状が加工される。
【0038】また、NC制御装置24は軸駆動モータ2
1a、21bの制御の他にも、操作パネル(図示せず)
等から入力されるワーク2とワイヤ電極1との材質によ
つて定まる定数Kに基づいて、NC制御装置24の内部
において演算する加工速度データとエネルギー値演算部
14により演算するエネルギーデータeから図6のフロ
ーチャートに示す処理を一定時間毎に行なっている。
【0039】次に、図4は、図1〜図3に示したパルス
制御回路8の動作を示すタイミングチャートである。図
において、40aは加工電圧波形、40bは加工電流波
形、40cは副スイッチング素子(TR1)1102を
駆動するパルス信号SG1、40dは主スイッチング素
子(TR2)1106を駆動するパルス信号SG2、4
0eはSG1を“1”とした後に、放電が開始するまで
の時間と所定時間Tcとの大小を判別するための信号S
G3である。
【0040】まず、加工開始のタイミングでSG1を
“1”とするとともにSG3を“0”とし、SG1によ
り副スイッチング素子(TR1)1102をオンするこ
とにより、ワイヤ電極1に対して被加工物2に直流電源
1101の電圧E1が印加され、また、SG1を“1”
とした後に所定時間Tc以上となったときはSG3を
“1”とするよう制御する。
【0041】ついで放電が開始した際には抵抗71およ
び抵抗72による分圧値Vg(図2参照)と設定電圧V
1とを比較して放電開始を検出し、このタイミングでS
G1を“0”とするとともにSG2を“1”として主ス
イッチング素子(TR2)1106を駆動し、直流電源
1105により極間に加工電流の供給を開始する。この
際、SG3が“0”の場合には所定時間ON1、“1”
の場合には所定時間ON2の間SG2を“1”とした
後、SG2を“0”として加工電流の供給を停止し、休
止時間OFFの時間経過後、再びSG1を“1”とする
動作を繰り返す。
【0042】一般に、SG1の“1”となる時間Tdが
所定時間Tcと比較して、Td≦Tc(即放電パルス)
のときON1、Td>Tc(正常放電パルス)のときO
N2をそれぞれ選択するようにし、ON1<ON2とす
ることにより加工速度を向上できる。このとき、放電電
流波形は40bのようなピーク値が高く幅の短いパルス
波形となる。
【0043】これは、副スイッチング素子(TR1)1
102の駆動により電圧E1を印加した後、放電開始と
ともに電流制限抵抗器1103により制限された微小電
流が加工間隙に流れ、放電検出されると、主スイッチン
グ素子(TR2)1106の駆動により電源1105か
ら低インピーダンス回路上を電流が立ち上がり、さらに
主スイッチング素子(TR2)1106の駆動を停止し
た後は、直流電源1108に電流が流れるので瞬時に立
ち下がるためである。
【0044】つぎに、図5は、エネルギー値演算部14
の動作を示すタイミングチャートであり、図において、
50aはタイマー1403からの出力パルス1403a
の、50bは加工エネルギー値加算回路1402の出力
1402bの、50cはラッチ回路1404で保持され
るサンプリング時間毎の加工エネルギーの加算値である
エネルギーデータeの、タイミングチャートである。図
3および図5において、エネルギー値変換回路1401
はパルス制御回路8の主スイッチング素子(TR2)1
106の駆動パルスSG2のオン時間(ON1またはO
N2)に基づき、電流パルス一個ごとの加工エネルギー
値に変換し、出力する。
【0045】ここで、図4に示したような電流波形は、
回路中のインピーダンスと電流パルス幅に対して回路固
有の電流ピーク値とが存在することになり、放電パルス
1個当たりの加工エネルギー値はアーク電位と上記電流
パルスの積分値との積から求めることができる。なお、
加工用電源11は、図2に示したものに限らず上記のご
とくエネルギー値を求めることができるものであればよ
い。
【0046】ところで、加工エネルギー値加算回路14
02は、タイマー1403の設定周期Tで与えられる出
力パルス1403aにより加工パルス1個ごとのエネル
ギー値の加算を開始し、ラッチ回路1404に加算結果
1402bを出力する。ラッチ回路1404はトリガー
入力に接続されたタイマー1403の出力1403aの
立ち上がりにより加工エネルギー値加算回路1402の
出力1402bをホールドする。
【0047】また、加工エネルギー値加算回路1402
はラッチ回路1404が加算結果1402bをラッチし
た後で加算値をクリアするように、タイマー1403の
出力1403aの立ち下がりでリセット動作を行うよう
にする。そして、ラッチ回路1404で保持されるサン
プリング時間毎の加工エネルギーの加算値はエネルギー
データeとしてNC制御装置24に出力される。
【0048】つぎに、図6に示したフローチャートに基
づいて、電気条件強度の選択動作について説明する。N
C制御装置24内部のメモリ(図示しない)には、図7
に示す電気条件強度E1〜E8に対応するパルス幅Ip
1〜Ip8と、休止時間Toff1〜Toff8のパラ
メータと、図8に示す各板厚で選択可能な電気条件強度
を記憶している。
【0049】ここで、電気条件強度Eは加工条件として
の強さとしてE1<E2<・・<E8、エネルギー値演
算部14より読み込むエネルギーデータeについては、
e1<e2<e3<e4という関係がある。まず、NC
制御装置24は一定時間が経過するごとに(ステップS
10)、ワイヤ電極1と被加工物2との相対的な送り速
度、すなわち、加工速度fを算出する(ステップS1
1)。
【0050】つぎに、エネルギー値演算部14の出力す
るエネルギーデータeを読み込み(ステップS12)、
板厚hを計算する(ステップS13)。つぎに、NC制
御装置24は、計算した板厚hとエネルギーデータeか
ら図7、図8に示すルールに基づいて電気条件強度を選
択し(ステップS14)、電気条件強度に対応するパル
ス幅Ipと休止時間Toffをパルス制御回路8に出力
する。したがって、各種条件に基づいて電気条件の切り
替えが実行される(Sステップ15)。
【0051】例えば、エネルギー値演算部14から入力
されたエネルギーデータeがe=e4で、NC制御装置
24が計算した板厚がh=60mmとすれば、電気条件
強度としてE8が選択され、電気条件強度E8に対応す
るパルス幅Ip8と休止時間Toff8がパルス制御回
路8に出力される。仮に、板厚hが60mmと計算して
も加工状況が悪くエネルギー値演算部14の出力するエ
ネルギーデータeがe=e2の値であれば、電気条件強
度はE8よりも弱いE6を選択し、パルス制御回路8に
はパルス幅Ip6と休止時間Toff6が出力される。
【0052】上記実施の形態1に示したように構成する
ことにより、被加工物2の板厚が急激に変化したり、被
加工物端面付近の加工などの加工状況の変化に対して
も、加工速度とエネルギーの関係から適切な電気条件強
度を選択し、電気条件パラメータを変更するので、加工
状況が悪い場合には電気条件を弱く設定することでワイ
ヤ断線を防止し、加工液ノズルが密着できるような加工
状況が良い場合には強い電気条件を設定するため、加工
速度が低下せず、効率のよい加工処理が実現する。
【0053】ここで、上記実施の形態1においては、図
7において、電気条件強度を8種類としているが、8種
類とは異なる数の強度を設定しても良い。加えて、各電
気条件強度で変更する電気条件のパラメータとしてパル
ス幅と休止時間の2種類を用いているが、平均加工電圧
Vgや無負荷電圧Vsなど他のパラメータを変更するよ
うにしても良い。
【0054】さらに、図8において、板厚を5種類に分
けているが、5種類とは異なる数の板厚に分割しても良
い。また、図8の板厚毎に選択可能な電気条件強度選択
ルールはエネルギーデータeに基づいて定められている
が、加工速度データfあるいは、加工速度データfとエ
ネルギーデータeに基づいて定めても良い。
【0055】(実施の形態2)上記実施の形態1では、
NC制御装置24にて電気条件強度の選択を行うように
したが、NC制御装置24を介さずに電気条件強度の選
択を行うようにするのが実施の形態2の技術的な特徴で
ある。
【0056】図9は、実施の形態2に係るワイヤ放電加
工機の構成を示すブロック図である。図において、15
は加工速度データfとエネルギーデータeを入力し電気
条件強度を出力する電気条件強度変換部(ROM)であ
り、16は電気条件強度変換部15より電気条件強度E
を入力し、電気条件パラメータを出力する電気条件変換
部(ROM)である。
【0057】また、図10は、上記電気条件強度変換部
15の内容であり、電気条件変換部16は、上記実施の
形態2におけるNC制御装置24に記憶している内容
(図7参照)と同様のものを記憶している。
【0058】つぎに、実施の形態2の動作について説明
する。電気条件強度変換部15は、NC制御装置24に
よって算出する加工速度データfとエネルギー値演算部
14において演算されるエネルギーデータeを入力アド
レスとして選択されたデータとして電気条件強度Eを出
力する。つぎに、電気条件変換部16は電気条件強度E
を入力し、対応する電気条件パラメータをパルス制御回
路8に対して出力する。
【0059】なお、加工開始時の電気条件選択動作につ
いて説明すると、例えば、電気条件パラメータの初期値
としてE1に対応するIp1、Toff1を設定したと
すれば、加工処理が進行し、加工速度データfとエネル
ギーデータeが算出され、それらのデータが電気条件強
度変換部15および電気条件変換部16へ入力されるこ
とにより、電気条件強度とそれに対応する電気条件パラ
メータがそれぞれ選択される。
【0060】ここで、電気条件強度変換部15の内容に
ついて説明すると、図10に示すように加工速度とエネ
ルギーから電気条件強度を選択するマトリクスになって
おり、上記実施の形態1に係る図6に示したフローチャ
ートで行う処理をあらかじめROMの中に記憶したもの
である。すなわち、加工速度とエネルギーの関係は図1
1に示すようなグラフで表現できることからもわかるよ
うに、板厚は加工速度とエネルギーから特定できるの
で、ROMの入力アドレスを加工速度とエネルギーと
し、入力アドレスにより特定される場所に、電気条件強
度Eの値を記述すれば、上記実施の形態1のフローチャ
ートと同じ動作を実現することができる。
【0061】以上のように、実施の形態3に示したよう
にワイヤ放電加工機を構成することにより、被加工物2
の板厚が急激に変化したり、被加工物端面付近の加工な
どの加工状況の変化に対しても、加工速度とエネルギー
の関係から電気条件強度を選択し、電気条件パラメータ
を変更するので、加工状況が悪い場合は電気条件を弱く
設定することでワイヤ断線を防止し、加工液ノズルが密
着できるような加工状況が良い場合は強い電気条件を設
定するため、効率の良い放電加工が実現できる。
【0062】加えて、電気条件強度の選択動作をNC制
御装置24を介さずに行うようにしたので、電気条件の
選択が迅速に行えるため、板厚変化、加工状況の変化に
素早く対応することができる。なお、NC制御装置24
との転送速度が十分高速であれば、電気条件強度変換部
15、電気条件変換部16のROMの内容をNC制御装
置24内部のメモリに記憶させても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係るワ
イヤ放電加工機は、加工状況が悪い場合には電気条件を
弱く設定し加工状況が良い場合には電気条件を強く設定
するので、ワイヤ断線を防止しながら、加工速度の低下
を抑制することができ、加工処理効率を向上させること
ができる。
【0064】つぎの発明に係るワイヤ放電加工機は、N
C制御装置を介さずに電気条件強度を選択するので、被
加工物板厚の変化および加工状況に応じた電気条件の変
更がより短時間に行え、かつ、ワイヤ断線を防止しなが
ら、加工速度の低下を最小限に抑制することができる。
【0065】また、この発明に係るワイヤ放電加工方法
は、上記ワイヤ放電加工機と同様に、加工状況が悪い場
合には電気条件を弱く設定し加工状況が良い場合には電
気条件を強く設定するので、ワイヤ断線を防止しなが
ら、加工速度の低下を抑制することができ、加工処理効
率を向上させることができる。
【0066】つぎの発明に係るワイヤ放電加工方法は、
上記ワイヤ放電加工機と同様に、NC制御装置を介さず
に電気条件強度を選択するので、被加工物板厚の変化お
よび加工状況に応じた電気条件の変更がより短時間に行
え、かつ、ワイヤ断線を防止しながら、加工速度の低下
を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るワイヤ放電加工機の構成
を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1に係る加工用電源の接続状態を
示す回路図である。
【図3】 実施の形態1に係るエネルギー値演算部の詳
細な構成を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態1に係るパルス制御回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】 実施の形態1に係るエネルギー値演算部の動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】 実施の形態1に係るワイヤ放電加工機の動作
を示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態1に係るNC制御装置のメモリの
記憶内容を示す説明図である。
【図8】 実施の形態1に係るNC制御装置のメモリの
記憶内容を示す説明図である。
【図9】 実施の形態2に係るワイヤ放電加工機の構成
を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態2に係る電気条件強度変換部の
内容を示すグラフである。
【図11】 加工速度とエネルギーの関係を示すグラフ
である。
【図12】 従来におけるワイヤ放電加工機の構成を示
すブロック図である。
【図13】 図12に示した従来におけるワイヤ放電加
工機の動作を示すフローチャートである。
【図14】 図12に示した従来におけるワイヤ放電加
工機のメモリの内容を示す説明図である。
【図15】 加工状況が良好で加工エネルギーを大きく
でき加工速度も速い領域Aと、加工状況が悪いため大き
なエネルギーを投入できず加工速度も遅い領域Bとを示
すグラフである。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極,2 被加工物,7 放電開始検出回
路,8 パルス制御回路,11 加工用電源,14 エ
ネルギー値演算部,15 電気条件強度変換部,16
電気条件変換部,20 テーブル,21a X軸駆動モ
ータ,21b Y軸駆動モータ,22 軸駆動制御装
置,23 平均加工電圧検出装置,24 NC制御装
置,1401 エネルギー値変換回路,1402 加工
エネルギー値加算回路,1403 タイマー,1404
ラッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物と前記被加工物に対向配置され
    たワイヤ電極との間にパルス電圧を印加して放電加工処
    理を行うワイヤ放電加工機において、 前記被加工物と前記ワイヤ電極との相対的な加工速度を
    検出する加工速度検出手段と、 前記放電パルスのエネルギー値を演算するエネルギー値
    演算手段と、 前記加工速度検出手段により検出された加工速度データ
    と前記エネルギー値演算手段により演算されたエネルギ
    ー値から被加工物に適したエネルギー増加に対する加工
    速度増加の傾きを算出し、前記傾きと前記加工速度ある
    いは(および)前記エネルギー値との関係に基づいて電
    気条件強度を選択し、電気加工条件を切り替える制御手
    段と、 を具備することを特徴とするワイヤ放電加工機。
  2. 【請求項2】 被加工物と前記被加工物に対向配置され
    たワイヤ電極との間にパルス電圧を印加して放電加工処
    理を行うワイヤ放電加工機において、 前記被加工物と前記ワイヤ電極との相対的な加工速度を
    検出する加工速度検出手段と、 前記放電パルスのエネルギー値を演算するエネルギー値
    演算手段と、 前記加工速度検出手段により検出された加工速度データ
    と前記エネルギー値演算手段により演算されたエネルギ
    ー値とを入力とし、電気加工条件の強度を出力する電気
    条件強度変換手段と、 前記電気条件強度変換手段から出力された電気条件強度
    に対応する電気加工条件に切り替える制御手段と、 を具備することを特徴とするワイヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 被加工物と前記被加工物に対向配置され
    たワイヤ電極との間にパルス電圧を印加して放電加工処
    理を行うワイヤ放電加工方法において、 前記被加工物と前記ワイヤ電極との相対的な加工速度を
    検出する第1の工程と、 前記放電パルスのエネルギー値を演算する第2の工程
    と、 前記第1の工程で検出された加工速度データと前記第2
    の工程で演算されたエネルギー値から被加工物に適した
    エネルギー増加に対する加工速度増加の傾きを算出し、
    前記傾きと前記加工速度あるいは(および)前記エネル
    ギー値との関係に基づいて電気条件強度を選択し、電気
    加工条件を切り替える第3の工程と、 を含むことを特徴とするワイヤ放電加工方法。
  4. 【請求項4】 被加工物と前記被加工物に対向配置され
    たワイヤ電極との間にパルス電圧を印加して放電加工処
    理を行うワイヤ放電加工方法において、 前記被加工物と前記ワイヤ電極との相対的な加工速度を
    検出する第1の工程と、 前記放電パルスのエネルギー値を演算する第2の工程
    と、 前記第1の工程で検出された加工速度データと前記第2
    の工程で演算されたエネルギー値とを入力とし、電気加
    工条件の強度を出力する第3の工程と、 前記第3の工程で出力された電気条件強度に対応する電
    気加工条件に切り替える第4の工程と、 を含むことを特徴とするワイヤ放電加工方法。
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