JPH09289499A - 同期制御装置及び方法 - Google Patents

同期制御装置及び方法

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JPH09289499A
JPH09289499A JP8101428A JP10142896A JPH09289499A JP H09289499 A JPH09289499 A JP H09289499A JP 8101428 A JP8101428 A JP 8101428A JP 10142896 A JP10142896 A JP 10142896A JP H09289499 A JPH09289499 A JP H09289499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、TDMA方式に代表される通信
方式において、隣接スロットに対する干渉を回避し、受
信データを簡単で、かつ正確に受信するためのフレーム
タイミングの同期制御方法を備えたTDMA装置及び方
式を提供する。 【解決手段】 AP制御部10ではフレームタイミング
信号dより推定されるUWの検出位置の前後に一定時間
幅の検出窓を開き、UW相関信号bが検出窓内に現れた
ときのみUW検出信号cを出力する。フレームカウンタ
20はこのUW検出信号cにより修正される。平均化部
40は、位相差検出部30で求められた位相誤差信号g
を平均化してフレームタイミング位相偏差を算出し、位
相偏差情報信号hを出力する。AP制御部10は、位相
偏差情報信号hに基づいて次フレームのUWの検出位置
に対してオフセットを与えて検出窓を開く時刻を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は TDMA(Ti
me Division Multiple Acce
ss:時分割多元接続)に代表される通信方式に適用す
る同期制御装置及び同期制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TDMA通信方式は、通信伝送路容量を
物理的に位置の異なる複数の局が分割して使用する方式
のひとつである。図17は、山本、加藤共著「TDMA
通信」(電子情報通信学会)に記載されているTDMA
通信の概念を示す図である。移動局#1〜#iと基地局
との間での通信は、基地局から割り当てられたフレーム
内のタイムスロットを用いてバースト的に無線回線信号
を送信して行なう。各局から送出されるバースト信号が
無線回線上で互いに重ならないようにするために、送信
タイミングの制御が必要となる。そのために各局が共通
の「時間基準」を持ち、各局から受信(基地)局又は衛
星(衛星TDMA通信の場合)までの距離差を考慮した
送信タイミング(送信時間基準)を設定する。前者は受
信信号の中から特定の信号(基準局同期信号)を検出し
時間基準とすることから受信同期、後者は衛星に向けて
送信する信号のタイミングを決定することから送信同期
(又はバースト同期)と呼ばれる。
【0003】図において、121,122,12iは移動
局、123は基地局、t1,t2,tiはバースト信号で
ある。TDMA方式は、バースト信号の送信間隔(ある
いは受信間隔)の基本周期としてTDMAフレームを定
め、さらにこのフレーム内を一定の時間幅であるタイム
スロット(T1〜Ti)に分割する。移動局(121、
122、〜、12i)は基地局(123)から移動局に
向け送信される信号を受信することでフレーム及びタイ
ムスロットを基地局(123)に従属同期させ、このフ
レーム内の基地局から割り当てられた特定のタイムスロ
ットを用いて基地局(123)へバースト信号(t1,
t2,ti)をそれぞれ送出する。従って、1フレーム
内でi局(t1〜ti)の移動局が同時に送信可能であ
る。
【0004】TDMA通信では、移動局は他局のバース
ト信号と衝突しないように自局の送受信フレームタイミ
ングを基地局に同期させる必要がある。また、基地局、
移動局共に独立なクロック源を持つことから、クロック
間の周波数偏差を除去しなければならない。基地局に対
してフレームタイミングを同期させ、かつ伝送クロック
の周波数偏差を除去しながら同期を保持する、いわゆる
従属同期をどのように実現するかという課題は移動局に
とって重要である。
【0005】図18は移動局内の従来の同期制御装置の
構成を示す図ある。図において、1は受信部、2は受信
バーストデータ中の特定パターン(ユニークワードとい
う。以降、UWとする)の相関を求め相関信号を出力す
るUW検出部、3はデータ処理部、4はフレームカウン
タ、5は所定位置の相関信号を検出するための検出窓
(アパーチャゲートという。以降、APゲートと称す)
を生成するAP制御部である。つぎに動作について説明
する。アンテナ(図示していない)を介して受信された
受信信号は受信部1で復調されてバーストデータ信号a
として出力される。データバースト信号aはUW検出部
2に入力されると共に、データ処理部3にも入力され
る。UW検出部2でバーストデータ信号中の既知の固定
ビットパターンからなるUWと相関をとり相関がある場
合にUW相関信号bを出力する。
【0006】図19は、UW検出部2の動作を説明する
図である。バーストデータaは、P(プリアンブル)と
同期語として相関性の優れているユニークワード(U
W)とよばれる既知の固定ビットパターンとデータと受
信データの誤りを検出するためのCRCからなる。 U
W検出部2は既知の固定ビットパターンのUWパターン
130を有しており、この保持しているUWパターンと
バーストデータ信号aとを乗算器131で乗算し、その
結果をレジスタ132に保持する。そして、レジスタ1
32の各ビットを加算器133で加算し、UWパターン
130に対する誤りビットを求める。比較器134で予
め決められているUW検出閾値Xと比較し、誤りビット
がX以下であればUWを検出したものと判断し、UW相
関信号bを出力する。
【0007】図18に戻って説明する。AP制御部5で
はフレームカウンタ4から出力されるフレームタイミン
グ信号dからUWが検出されるべき位置の前後に一定の
時間幅のAPゲートを開き、UW相関信号bが時間内に
入力された場合のみUW検出信号cを出力する。APゲ
ートが開いていない時にUW相関信号bがUW検出部2
から出力されてもUW検出とはしない。図20はこの関
係を示すタイムチャートである。UW検出部2は常に相
関をとりつづけており、UW検出閾値以下で相関がとれ
ればUW相関信号bとして出力する。しかし、AP制御
部5においてAPゲートが開いていない時のUW相関信
号b(図中のX印)はUW検出信号cとして出力されな
い。
【0008】すなわち、UWパターン相関信号bには熱
雑音やデータビット中のランダムビットの中で偶然相関
検出された、いわゆる誤検出も含まれている。誤検出は
従属同期を乱し、受信バーストデータの正しい位置での
抽出を阻害するとともに、誤った送信タイミングを生成
し、他局送信信号との衝突を引き起こす要因となり、有
害である。TDMA通信では、フレーム同期の確立後に
通信を開始するため、受信バーストの到来時刻をある範
囲の誤差内で予測できる。受信局は、バースト到来時刻
により一意に定まるUW位置の前後でAPゲートと呼ば
れるウィンドウを開き、ウィンドウ内のみでUW検出を
行うことで、UW誤検出を抑制する。
【0009】フレームカウンタ4はAP制御部5の出力
であるUW検出信号cによりUW検出信号が現れるべき
所定値にセットされ、所定のタイミングになるように保
持していたフレームタイミングを修正する。さらにフレ
ームカウンタ4は修正したフレームタイミングから送受
信タイミングの基準信号となるフレームタイミング信号
dと送受信バーストデータ処理の基準信号となるデータ
処理タイミング信号fを出力する。データ処理部3で
は、データ処理タイミング信号fを基準に受信バースト
データaの解析を行なう。また、このデータ処理タイミ
ングfを用いて送信バーストデータの生成も行なう。送
信バーストデータは図示していない送信部にて変調・送
信され、送信信号として図示していないアンテナを介し
て基地局にもたらされる。
【0010】図21はフレームカウンタの動作を説明す
る図である。フレームカウンタ4はUW検出信号cが検
出されると、フレームカウンタの値をUW検出信号が検
出されるべき位置(所定値)にセットする(図中のタイ
ミングA)。そして、セットされた値からカウントアッ
プを続け移動局の内部クロックから生成されるフレーム
の先頭位置でリセットされる(タイミングB)。一般的
に基地局が作るTDMAフレームと移動局が内部で作る
TDMAフレームは互いに独立したクロックから生成さ
れるためクロック間の周波数偏差によってフレームタイ
ミングに位相誤差が生じる。
【0011】また、タイミングCのように何らかの理由
によりUW検出信号が検出されない場合、フレームカウ
ンタ4がカウントアップし移動局内部のフレーム周期で
回転することでフレームタイミングを保持する。従っ
て、最後のUW検出信号の検出タイミングが保存され、
以後再度UWが検出されるまでこのタイミングから移動
局内のTDMAフレームを生成する。
【0012】ここで、APゲート内でUW検出信号cが
検出されている状態を同期状態といい、UW検出信号c
が検出されない状態を同期外れという。図6は同期状態
を概念的に示したずである。中心から右回りを+位相誤
差、左回りを−位相誤差とする。φaは1TDMAフレ
ーム当たりの相対的なフレームタイミング位相の回転
角、φbは同期状態と同期はずれ状態の境界となる角度
とする。同期状態とは、移動局が受信したバーストのU
W位置がAPゲート内にある状態をいう。同期はずれ状
態とは上記同期状態以外の状態をいう。角度AはUW不
検出によって累積されたフレームタイミング位相誤差を
表しており、A≧φbで同期はずれ状態となる。
【0013】以後、状態遷移図で同期状態の説明をす
る。状態0でUW不検出となった場合、相対的なフレー
ムタイミング位相誤差はφaとなり、状態1に遷移す
る。UW検出となった場合には状態0に留まる。同様に
状態k(k≦N−1)ではUW不検出によって+位相誤
差の場合には右となりの状態k+1に遷移し、−位相誤
差のばあいには左となりの状態K−1に遷移する。 U
W検出の場合には状態0に遷移する。状態kにおける累
積フレームタイミング位相誤差はk・φa(≦φb)で
ある。 状態NではUW検出によって状態0に遷移し、
UW不検出によって同期はずれ状態(状態N+1)に遷
移する。同期はずれ状態になると以後UWが検出される
ことはなく、移動局が何らかの方法で同期はずれ状態を
認識し、同期の再引込みをするまで同期はずれ状態に留
まる。通常、移動局は、一端同期が確立した後に連続し
てM回(M>N)連続してUW不検出になった場合に同
期はずれと認識する。これを前方保護といい、Mを前方
保護段数という。Mの最適値はN+1である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】TDMA方式に代表さ
れる通信方式では複数の利用者が1回線を時分割して使
用しており、隣接スロットに対する干渉を回避し、適正
な位置で送受信を行うためにはフレームタイミングの同
期制御が必要不可欠である。フレームタイミング同期は
UWを検出することによって制御されるためUW不検出
やUW誤検出が問題となる。UW不検出やUW誤検出の
発生頻度は無線回線状態と関連しており、従来行われて
いるような固定的な同期制御だけでは不十分である。ま
た、通信を行う局間の周波数偏差は、相互の内部クロッ
クにより一意に定まるものであるため、従来の固定的な
同期制御のようにUWが検出されない時刻でもAPゲー
トを開くことは非効率的である。さらに、必要のない時
間にAPゲートを開くことにより、UWを誤検出する可
能性も高くなり、同期を誤らせる要因となる。この発明
は上述した問題を解決するためになされたものであり、
その目的とするところは、受信データを簡単に、かつ正
確に受信することができるTDMA装置及び方法を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る同期制御
装置は、各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅
で割当てられたタイムスロットを用いてバースト的にデ
ータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御
装置において、受信信号に含まれる特定パターンの相関
度により相関信号を出力する検出手段と、第1、第2の
タイミング信号を生成するタイミング信号出力手段と、
前記第1のタイミング信号の所定値で前記相関信号を検
出するための制御された検出窓を生成し、前記検出窓内
に前記相関信号が現れたときに検出信号を出力する制御
手段と、前記検出信号と前記第2のタイミング信号との
位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手
段で検出された位相差に基づいて前フレームまでに求め
られた位相差の平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏
差を求める周波数偏差検出手段とを備え、前記検出信号
により前記タイミング信号出力手段を調整するととも
に、前記更新された周波数偏差に基づいて次フレームの
受信バーストデータ中の特定パターンを検出するための
前記検出窓の生成位置を制御する
【0016】また、この発明に係る同期制御方法は、各
局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当てら
れたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号の
送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御方法におい
て、所定のタイミングでタイミング信号を出力するステ
ップと、受信信号に含まれる特定パターンを検出するス
テップと、前記検出された特定パターン検出信号と前記
タイミング信号との位相差を検出するステップと、複数
の位相差値に基づいて、タイミング信号の周波数偏差を
求めるステップと、この周波数偏差に基づき検出窓の位
置を制御するステップと、前記タイミング信号に基づい
て受信信号に含まれるデータ信号の受信処理を行なう処
理ステップとを備える。
【0017】また、この発明に係わる同期制御装置は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御装置にお
いて、受信信号に含まれる特定パターンの相関度により
相関信号を出力する検出手段と、第1、第2のタイミン
グ信号を生成するタイミング信号出力手段と、前記第1
のタイミング信号の所定値で前記相関信号を検出するた
めの制御された検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相
関信号が現れたときに検出信号を出力する制御手段と、
前記検出信号と前記第2のタイミング信号との位相差を
検出する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出
された位相差に基づいて前フレームまでに求められた位
相差の平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求め
る周波数偏差検出手段と、前記周波数偏差検出手段で検
出された周波数偏差と検出窓の時間幅から同期はずれま
での時間を推定し同期段数を出力する同期管理手段とを
備え、前記検出信号により前記タイミング信号出力手段
を調整するとともに、前記同期段数と前記検出信号の不
連続検出回数とに基づいて再同期引き込み動作をする。
【0018】また、この発明に係わる同期制御方法は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御方法にお
いて、所定のタイミングでタイミング信号を出力するス
テップと、受信信号中に含まれる特定パターンを検出す
るステップと、前記特定パターン検出信号と前記タイミ
ング信号との位相差を検出するステップと、複数の位相
差値に基づいて、タイミング信号の周波数偏差を求める
ステップと、この周波数偏差と検出窓の時間幅から同期
はずれまでの時間を推定して同期を管理するステップ
と、検出窓の位置を制御するステップと、前記タイミン
グ信号に基づいて受信信号に含まれるデータ信号の受信
処理を行なう処理ステップとを備える。
【0019】また、この発明に係わる同期制御装置は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御装置にお
いて、第1、第2のタイミング信号を生成するタイミン
グ信号出力手段と、前記第1のタイミング信号の所定値
で前記相関信号を検出するための制御された検出窓を生
成し、前記検出窓内に前記相関信号が現れたとき検出信
号を出力する制御手段と、前記検出信号と前記第2のタ
イミング信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
前記位相差検出手段で検出された位相差に基づいて前フ
レームまでに求められた位相差の平均周波数偏差を更新
し新たな周波数偏差を求める周波数偏差検出手段と、前
記周波数偏差検出手段で検出された周波数偏差に基づい
て前記検出窓の最適な時間幅を推定する推定手段とを備
え、前記推定に基づいて前記検出窓を生成する。
【0020】また、この発明に係わる同期制御方法は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御方法にお
いて、所定のタイミングでタイミング信号を出力するス
テップと、受信信号に含まれる特定パターンを検出する
ステップと、前記検出された特定パターン検出信号と前
記タイミング信号との位相差を検出するステップと、複
数の位相差値に基づいて、タイミング信号の周波数偏差
を求めるステップと、この周波数偏差に基づき検出窓の
最適な時間幅を推定するステップと、前記推定された検
出窓の最適時間幅に基づいて、検出窓の位置を制御する
ステップと、前記タイミング信号に基づいて受信信号に
含まれるデータ信号の受信処理を行なう処理ステップと
を備える。
【0021】また、この発明に係わる同期制御装置は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御装置にお
いて、受信信号に含まれる特定パターンの相関度により
相関信号を出力する検出手段と、第1、第2のタイミン
グ信号を生成するタイミング信号出力手段と、前記第1
のタイミング信号の所定値で前記相関信号を検出するた
めの制御された検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相
関信号が現れたときに検出信号を出力し現れないときに
不検出情報を出力する制御手段と、前記検出信号と前記
第2のタイミング信号との位相差を検出する位相差検出
手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差に基づ
いて前フレームまでに求められた位相差の平均周波数偏
差を更新し新たな周波数偏差を求める周波数偏差検出手
段と、前記求められた周波数偏差と前記不検出情報とに
基づいて前記相関信号検出の閾値を制御する。
【0022】また、この発明に係わる同期制御方法は、
各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定時間幅で割当て
られたタイムスロットを用いてバースト的にデータ信号
の送受信を行う時分割多元接続装置の同期制御方法にお
いて、所定のタイミングでタイミング信号を出力するス
テップと、受信信号に含まれる特定パターンを検出する
ステップと、前記検出された特定パターン検出信号と前
記タイミング信号との位相差を検出するステップと、複
数の位相差値に基づいてタイミング信号の周波数偏差を
求めるステップと、前記周波数偏差に基づいて前記特定
パターン検出の閾値を制御するステップと、前記タイミ
ング信号に基づいて受信信号に含まれるデータ信号の受
信処理を行なう処理ステップとを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の同期制御装置を含む受
信装置の構成を示すブロック図である。図において、1
は受信部、2はUW検出部、3はデータ処理部、10は
AP制御部、20はフレームカウンタ、30は位相差検
出部、40は平均化部であり、aは復調されたバースト
データ、bはUW相関信号、cはUW検出信号、dはフ
レームタイミング信号、eは同期タイミング信号、fは
データ処理タイミング信号、gは位相誤差信号、hは位
相偏差情報信号である。以下動作について図1に基づい
て説明する。アンテナ(図示していない)で受信した受
信信号は受信部1で復調されて受信バーストデータaと
して出力される。受信バーストデータaの中には特定の
固定ビットパターンのユニークワード(UW)が含まれ
ている。UW検出部2では、あらかじめ記憶しているこ
の特定パターンとバーストデータaとの相関をとり、予
め定められた誤りビット以内の場合にUW相関信号bと
して出力する。AP制御部10ではフレームカウンタ2
0から出力されるフレームタイミング信号dに基づい
て、UW検出信号cが出力されるべき位置を含む前後に
一定時間幅のAPゲートを開き、このAPゲートが開い
ている間にUW相関信号bが検出された場合のみUW検
出信号cとして出力する。UW検出部2でUW相関信号
bが検出されても、APゲート内にない時は誤検出とし
てUW検出信号cは出力されない。
【0024】フレームカウンタ20は移動局内部のフレ
ーム長をカウントしているフレームタイミング信号dを
生成する。このフレームタイミング信号dはUW検出信
号cにより基地局のフレームタイミングに従属同期する
よう修正される。また、フレームカウンタ20は同期制
御の基準信号となる同期タイミング信号eと送受信バー
ストデータ処理の基準信号となるデータ処理タイミング
信号fを出力する。このデータ処理タイミング信号fに
より受信バーストデータの解析と送信すべきデータの処
理を行なう。
【0025】位相差検出部30はUW検出信号cとフレ
ームカウンタ20からの同期タイミング信号eの誤差か
ら基地局とのフレームタイミングの位相誤差を測定し、
位相誤差信号gを出力する。平均化部40はそれまでに
測定された位相誤差信号と今回測定されたフレームタイ
ミング位相誤差を平均化し、フレームタイミング位相偏
差を算出し、位相偏差情報信号hを出力する。AP制御
部10は、位相偏差情報信号hに基づいて、推定される
UWの検出位置に対して、APゲートを開く時刻を制御
する。
【0026】図2はフレームカウンタ20の動作を示す
図である。フレームカウンタ20はUW検出信号cが入
力されない時は、移動局内部のフレーム周期で所定の値
(図中nS)になったとき同期タイミング信号eを出力
する。UW検出信号cがないときのフレーム周期は必ず
しも基地局のフレーム周期と同期がとれているとは限ら
ない。また、周波数偏差によりずれを生じている。UW
検出信号cによって適切な値(所定値)にセットされ、
セットされた値からカウントを続けフレーム長の値nF
までカウントするとフレームの先頭位置でリセットされ
る。ここでカウンタの所定値とは、バーストデータの構
成からUWが検出されるべき位置(カウンタの所定値n
S)である。UW検出によりフレームカウンタのセット
は、所定値nSとUW検出信号が現れたときのフレーム
カウンタのカウント値との差を記憶しておきAPゲート
が閉じた後にその差をカウント値に加算を行なうことで
セットを行なう。すなわち、図では、UW検出信号cが
検出されたとき、フレームカウンタの値が所定値nS
り小さい値であれば上方にセットされ、所定値nSより
大きいときは下方にセットされていることを示してい
る。
【0027】図3は位相差検出部30の動作を説明する
図である。位相差検出部30はUW検出信号cと同期タ
イミング信号eの出力タイミングの誤差からフレームタ
イミング位相誤差を測定し、位相誤差信号gを出力す
る。図3は同期タイミング信号eを中心として移動局フ
レームタイミングに対する基地局の相対的なフレームタ
イミング位相誤差を示したものである。フレームタイミ
ング位相誤差は中心に対して右回転を+位相誤差、左回
転を−位相誤差としている。図中のφαは位相差検出部
30が検出できるフレームタイミング位相誤差の最少単
位を表している。図の例では、位相誤差信号gは、UW
検出信号cがタイミングAで検出された場合には−|M
|、タイミングBで検出された場合には+|N|となる
ことを示している。
【0028】図4は平均化部40の動作を説明する図で
ある。ここでは簡単のためUWはTDMAフレーム毎に
検出されているものとする。但し、一般的にはUW不検
出時の位相誤差信号gを平均化の対象となるデータとは
しないなどの制御が必要である。図中のd0、d1、
…、はTDMAフレーム毎の位相誤差信号の値であり、
一般的にdiと表す。平均化部40は過去に測定された
位相誤差信号diを平均化した位相偏差を保持してお
り、この位相偏差を今回測定された位相誤差で更新し新
たな移動局と基地局のフレームタイミング位相偏差を算
出し、位相偏差情報信号hとして出力する。ここで、平
均のとり方は累積フレームまたは最近の複数フレームに
おける位相誤差信号diの単純平均、二乗平均などを適
用すれば実現できる。
【0029】このようにして求まった位相偏差情報hは
AP制御部10に入力されて、次のフレームのバースト
データのUW検出信号cを検出するためのAPゲートを
制御する。すなわち、図5に図示するように位相偏差情
報信号hが+位相偏差の場合には、APゲートを開く時
刻をフレームタイミング信号dに対して位相偏差に応じ
たオフセット分だけ遅らせる。また、位相偏差情報信号
hが−位相偏差の場合には、APゲートを開く時刻をフ
レームタイミング信号dに対して位相偏差に応じたオフ
セット分だけ早めるように制御する。
【0030】実施の形態2.図6は、実施の形態1にお
ける同期制御方法を示すフロー図である。ユニークワー
ド信号、データ信号等から構成されたバーストデータ信
号を入力する(ステップ1)。次に上記バーストデータ
中に含まれるユニークワード信号を検出する(ステップ
2)。上記ユニークワード検出信号とフレームタイミン
グ信号との位相誤差を検出する(ステップ3)。上記検
出された複数の位相誤差を平均化し(ステップ4)、基
地局と移動局との周波数偏差を求める(ステップ5)。
上記周波数偏差に基づいて、アパーチャゲート(AP)
のオフセット方向を判断する(ステップ6)。次の受信
フレーム以降のAPゲート位置にオフセットをかけるよ
うに制御する(ステップ7)。フレームタイミング信号
に基づいて、バーストデータ中のデータ信号の処理を行
う(ステップ8)。
【0031】実施の形態3.図7は、本発明の他の実施
の形態を示す構成例である。図において、1は受信部、
2はUW検出部、3はデータ処理部、11はAP制御
部、20はフレームカウンタ、30は位相差検出部、4
0は平均化部、50は同期管理部である。また、aは復
調されたバーストデータ、bはUW相関信号、cはUW
検出信号、dはフレームタイミング信号、eは同期タイ
ミング信号、fはデータ処理タイミング信号、gは位相
誤差信号、hは位相偏差情報信号、iは保護段数信号で
ある。
【0032】以下、図に基づき動作を説明する。AP制
御部11ではフレームタイミング信号dより決まるUW
の検出位置の前後に一定時間幅のAPゲートを開き、U
Wパターン相関信号bがAPゲートが開いている時間内
に検出された場合のみUW検出信号cを出力する。同期
管理部50は位相偏差情報信号hと既知の時間幅のAP
ゲートから前方保護段数の最適値を推定し、保護段数信
号iを出力する。AP制御部11は、UW不検出が連続
し、その回数が保護段数信号iの値よりも大きくなった
場合に同期はずれ状態に移行したと判断し、フレームタ
イミングの再同期引込み動作をする。
【0033】同期管理部50の動作を図8で説明する。
図中のΦは同期状態と同期はずれ状態の境界となるフレ
ームタイミング位相誤差である。平均化部40が出力す
る位相偏差情報信号hの値の絶対値をAとすると、A≧
Φの範囲の前方保護段数の最適値は0、Φ≧A≧Φ/2
の範囲の前方保護段数の最適値は1である。一般に、前
方保護段数の最適値をn(nは自然数)とすると、 Φ/n≧A≧Φ/(n+1) である。したがって、保護段数信号iは位相偏差情報信
号hの値に応じて上記計算式中のnとなる。
【0034】図9はAP制御部11の構成を示す図であ
る。図において、110はAPゲート発生部、111は
カウンタ、112は比較器、113は同期引込み部、s
はUW不検出信号、tは連続UW不検出信号、uは同期
はずれ信号、wは同期引込み信号である。以下、図に基
づいてAP制御部11の動作を説明する。APゲート発
生部110はフレームタイミング信号dに基づき推定さ
れるUW検出位置の前後でAPゲートを開く。APゲー
トが開いている時間内にUWパターン相関信号bが検出
されない場合にUW不検出信号sを出力する。カウンタ
111はUW不検出信号sが検出されるごとにカウンタ
値を進め、UW検出信号cを検出するとカウンタ値をリ
セットし、連続UW不検出信号tを出力する。比較器1
12は連続UW不検出信号tと保護段数信号iを比較
し、連続UW不検出信号tの方が大きい場合に同期はず
れ信号uを出力する。同期引込み部113は同期はずれ
信号uを検出すると基地局フレームタイミングに対して
移動局のフレームタイミング同期の再引込み動作をし、
フレームタイミング同期の再引込みが完了すると同期引
込み信号wを出力する。同期引込み部113の具体的な
動作については本発明の本質ではないので省略する。比
較器112は同期引込み信号wを検出すると同期はずれ
信号uの出力を停止する。APゲート発生部110は同
期はずれ信号uが検出されている間動作を停止する。以
上の動作により、AP制御部11はUW不検出が連続し
て起った時の同期はずれ状態を認識し、基地局フレーム
タイミングに対してフレームタイミング同期の再引込み
を行う。
【0035】実施の形態4.この実施の形態は、実施の
形態3に対応する同期制御方法に関するものである。図
10は制御方法のフローチャートである。基地局と移動
局との周波数偏差を求めるまでは、図12と同様であ
る。上記周波数偏差とAPゲートの時間幅に基づいて最
適な同期保護段数を推定する(ステップ6)。フェージ
ング等によりUWの不検出が連続する場合にそのフレー
ム数tをカウントし、ステップ6で推定した同期保護段
数iと比較する(ステップ7)。比較結果がi≧tかど
うかを判断し(ステップ8)、i≧tの場合にはフレー
ムタイミング信号に基づいてバースト信号中のデータ処
理を行い、a<bの場合には、同期外れと判断し同期の
再引き込み動作を開始する(ステップ10)。
【0036】実施の形態5.図11は、本発明の他の実
施の形態を示す構成例である。図において、12はAP
制御部、60は推定部、jはAP制御信号であり、その
他は、図7と同一である。以下動作について図11に基
づいて説明する。AP制御部12ではフレームタイミン
グ信号dより決まるUWの検出位置の前後に一定時間幅
のAPゲートを開き、UWパターン相関信号bがAPゲ
ートが開いている時間内に検出された場合のみUW検出
信号cを出力する。推定部60は位相偏差情報信号hか
ら同期保護時間を一定にするように最適なAPゲートの
時間幅を推定し、AP制御信号jを出力する。AP制御
部12は、AP制御信号jに基づいて、指定された時間
にAPゲートを開く。
【0037】図12は推定部60の動作を説明する図
で、図中のΦ1、Φ2は、自局と相手局とのフレームタ
イミング位相の基準時間当りの回転量、ε(Φ1)、ε
(Φ2)は、位相偏差情報信号hである。推定部60
は、位相差情報信号hに応じて、同期保護時間が一定に
なるように図中のN×ε(Φ1)、N×ε(Φ2)を計
算し、AP制御信号jとして出力する。
【0038】実施の形態6.尚、通信方法について、図
13に基づいて説明する。基地局と移動局との周波数偏
差を求めるまでは、図6と同様である。上記周波数偏差
の大きさに関らず同期保護段数が一定になるようにアパ
ーチャゲートの時間幅を調整し(ステップ6)、次の受
信フレーム以降のUWの検出を行う。フレームタイミン
グ信号に基づいて、バーストデータ信号中のデータ信号
の処理を行う(ステップ7)。
【0039】実施の形態7.図14は、本発明の他の実
施の形態を示す構成図である。図において、13はAP
制御部、70はUW検出閾値制御部、kはUW不検出情
報信号、mはAP制御信号であり、その他は、図7と同
一である。以下動作について図14に基づいて説明す
る。AP制御部13ではフレームタイミング信号dより
決まるUWの検出位置の前後に一定時間幅のAPゲート
を開き、UWパターン相関信号bがAPゲートが開いて
いる時間内に検出された場合のみUW検出信号cを出力
する。AP制御部13は、所定の時間内にUWパターン
相関信号bが検出できない場合には、UW不検出情報k
を出力する。UW検出閾値制御部70は、平均化部40
から入力される位相偏差情報信号hと上記UW不検出情
報kに基づいて、各時間で最適なUW検出閾値を推定
し、UW検出閾値情報mを出力する。
【0040】図15はUW検出閾値制御部70の動作を
説明する図であり、図中のφは、基地局と移動局のフレ
ーム毎の位相誤差である。UWが検出されたフレームに
おいて、次の受信フレームでは、基地局のフレーム位相
に対する移動局のフレーム位相は、位相偏差に基づいて
φ回転する。この場合、UW検出閾値制御部70は、フ
レーム位相誤差φに対応する時間の近傍でUW検出閾値
を低く、上記以外の時間でUW検出閾値を高くするよう
に動作する。基地局のフレーム位相に対する移動局のフ
レーム位相は、1受信フレームでUWが不検出となった
場合には、2φ回転する。この場合、UW検出閾値制御
部70は、フレーム位相誤差2φに対応する時間の近傍
でUW検出閾値を低く、上記以外の時間でUW検出閾値
を高くするように動作する。以下、2受信フレーム以上
でUWが不検出となった場合にもUW検出閾値制御部
は、同様に動作する。
【0041】実施の形態8.図16は実施の形態7に対
応する同期制御方法のフローチャートである。ユニーク
ワード信号、データ信号等から構成されたバーストデー
タ信号を入力する(ステップ1)。次に上記バーストデ
ータ中に含まれるユニークワード信号を検出する(ステ
ップ2)。検出の有無の判断(ステップ3)により、ユ
ニークワードが検出された場合には、ユニークワード検
出信号とフレームタイミング信号との位相誤差を検出す
る(ステップ4)。そして、検出された複数の位相誤差
を平均化し(ステップ5)、基地局と移動局との周波数
偏差を求める(ステップ6)。ステップ3の判断におい
て、ユニークワードが検出されなかった場合には、連続
してユニークワード不検出となったフレーム数をカウン
トする(ステップ7)。ステップ6で求められた周波数
偏差とステップ7でカウントされた連続してUWが不検
出となったフレーム数に基づいて、各時間毎に最適なU
W検出閾値を決定する(ステップ8)。フレームタイミ
ング信号に基づいて、バーストデータ中のデータ信号の
処理を行う(ステップ9)。
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】フレームタイミング位相偏差に応じてAP
ゲートの開くタイミングにオフセットをかけることによ
り、推定されるUW検出位置に対してAPゲートが開く
時間幅が狭い方向に関してはUWの誤検出を防ぎ、AP
ゲートが開く時間幅が広い方向に関しては同期はずれに
なるまでの時間間隔を長くできる。
【0043】また、フレームタイミング位相偏差の検出
量に応じて同期保護状態にある時間を推定することで、
同期はずれ時の同期再引込みまでの時間を短縮できる。
【0044】また、フレームタイミング位相偏差の検出
量に応じてAPゲート幅を調整し、前方保護段数を一定
にすることにより同期はずれ時の同期再引込みまでの時
間を短縮できる。
【0045】また、フレームタイミング位相偏差の検出
量と連続してUW不検出となったフレーム数に基づき、
UW検出閾値を制御することにより、同期維持を容易に
行えるとともに、UWの誤検出を防ぐことができ、正確
なUW検出が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1のフレームカウンタ
の動作を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の位相差検出部の動
作を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の平均化部の動作を
説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のAP制御部の動作
を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による動作を説明す
るフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態2の同期管理部の動作
を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態2のAP制御部の動作
を説明する図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による動作を説明
するフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態3を示すブロック図
である。
【図12】 この発明の実施の形態3の推定部の動作を
説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態3による動作を説明
するフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4を示すブロック図
である。
【図15】 この発明の実施の形態4のUW検出閾値制
御部の動作を説明する図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による動作を説明
するフローチャートである。
【図17】 TDMAの概念を説明する図である。
【図18】 従来の移動局を説明する概念図である。
【図19】 従来の移動局のAP制御部の動作を説明す
る図である。
【図20】 従来の移動局のAP制御部の効果を説明す
る図である。
【図21】 従来の移動局のフレームカウンタの動作を
説明する図である。
【図22】 従来の移動局の同期保護管理を説明する図
である。
【符号の説明】
1 受信部、 2 UW検出部、 3 データ処理部 5、10、11、12、13 AP制御部、 4、20
フレームカウンタ、30 位相差検出部、40 平均
化部、50 同期管理部、60 推定部 70 閾値制御部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御装置において、 受信信号に含まれる特定パターンの相関度により相関信
    号を出力する検出手段と、第1、第2のタイミング信号
    を生成するタイミング信号出力手段と、前記第1のタイ
    ミング信号の所定値で前記相関信号を検出するための制
    御された検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相関信号
    が現れたときに検出信号を出力する制御手段と、前記検
    出信号と前記第2のタイミング信号との位相差を検出す
    る位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された
    位相差に基づいて前フレームまでに求められた位相差の
    平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求める周波
    数偏差検出手段とを備え、前記検出信号により前記タイ
    ミング信号出力手段を調整するとともに、前記更新され
    た周波数偏差に基づいて次フレームの受信バーストデー
    タ中の特定パターンを検出するための前記検出窓の生成
    位置を制御することを特徴とする同期制御装置。
  2. 【請求項2】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御方法において、所定のタイミングでタイミング信
    号を出力するステップと、受信信号に含まれる特定パタ
    ーンを検出するステップと、前記検出された特定パター
    ン検出信号と前記タイミング信号との位相差を検出する
    ステップと、複数の位相差値に基づいて、タイミング信
    号の周波数偏差を求めるステップと、この周波数偏差に
    基づき検出窓の位置を制御するステップと、前記タイミ
    ング信号に基づいて受信信号に含まれるデータ信号の受
    信処理を行なう処理ステップとを備えたことを特徴とす
    る同期制御方法。
  3. 【請求項3】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御装置において、 受信信号に含まれる特定パターンの相関度により相関信
    号を出力する検出手段と、第1、第2のタイミング信号
    を生成するタイミング信号出力手段と、前記第1のタイ
    ミング信号の所定値で前記相関信号を検出するための制
    御された検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相関信号
    が現れたときに検出信号を出力する制御手段と、前記検
    出信号と前記第2のタイミング信号との位相差を検出す
    る位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された
    位相差に基づいて前フレームまでに求められた位相差の
    平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求める周波
    数偏差検出手段と、前記周波数偏差検出手段で検出され
    た周波数偏差と検出窓の時間幅から同期はずれまでの時
    間を推定し同期段数を出力する同期管理手段とを備え、
    前記検出信号により前記タイミング信号出力手段を調整
    するとともに、前記同期段数と前記検出信号の不連続検
    出回数とに基づいて再同期引き込み動作をすることを特
    徴とする同期制御装置。
  4. 【請求項4】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御方法において、所定のタイミングでタイミング信
    号を出力するステップと、受信信号中に含まれる特定パ
    ターンを検出するステップと、前記特定パターン検出信
    号と前記タイミング信号との位相差を検出するステップ
    と、複数の位相差値に基づいて、タイミング信号の周波
    数偏差を求めるステップと、この周波数偏差と検出窓の
    時間幅から同期はずれまでの時間を推定して同期を管理
    するステップと、検出窓の位置を制御するステップと、
    前記タイミング信号に基づいて受信信号に含まれるデー
    タ信号の受信処理を行なう処理ステップとを備えたこと
    を特徴とする同期制御方法。
  5. 【請求項5】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御装置において、第1、第2のタイミング信号を生
    成するタイミング信号出力手段と、前記第1のタイミン
    グ信号の所定値で前記相関信号を検出するための制御さ
    れた検出窓を生成し、前記検出窓内に前記相関信号が現
    れたとき検出信号を出力する制御手段と、前記検出信号
    と前記第2のタイミング信号との位相差を検出する位相
    差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相差
    に基づいて前フレームまでに求められた位相差の平均周
    波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求める周波数偏差
    検出手段と、前記周波数偏差検出手段で検出された周波
    数偏差に基づいて前記検出窓の最適な時間幅を推定する
    推定手段とを備え、前記推定に基づいて前記検出窓を生
    成することを特徴とする同期制御装置。
  6. 【請求項6】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御方法において、所定のタイミングでタイミング信
    号を出力するステップと、受信信号に含まれる特定パタ
    ーンを検出するステップと、前記検出された特定パター
    ン検出信号と前記タイミング信号との位相差を検出する
    ステップと、複数の位相差値に基づいて、タイミング信
    号の周波数偏差を求めるステップと、この周波数偏差に
    基づき検出窓の最適な時間幅を推定するステップと、前
    記推定された検出窓の最適時間幅に基づいて、検出窓の
    位置を制御するステップと、前記タイミング信号に基づ
    いて受信信号に含まれるデータ信号の受信処理を行なう
    処理ステップとを備えたことを特徴とする同期制御方
    法。
  7. 【請求項7】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御装置において、受信信号に含まれる特定パターン
    の相関度により相関信号を出力する検出手段と、第1、
    第2のタイミング信号を生成するタイミング信号出力手
    段と、前記第1のタイミング信号の所定値で前記相関信
    号を検出するための制御された検出窓を生成し、前記検
    出窓内に前記相関信号が現れたときに検出信号を出力し
    現れないときに不検出情報を出力する制御手段と、前記
    検出信号と前記第2のタイミング信号との位相差を検出
    する位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出され
    た位相差に基づいて前フレームまでに求められた位相差
    の平均周波数偏差を更新し新たな周波数偏差を求める周
    波数偏差検出手段と、前記求められた周波数偏差と前記
    不検出情報とに基づいて前記相関信号検出の閾値を制御
    する閾値制御手段とを備え、前記検出信号でタイミング
    生成しゅだんを調整するとともに、前記周波数偏差に基
    づいて前記検出窓の生成位置を制御することを特徴とす
    る同期制御装置。
  8. 【請求項8】 各局ごとにフレーム周期で繰り返す所定
    時間幅で割当てられたタイムスロットを用いてバースト
    的にデータ信号の送受信を行う時分割多元接続装置の同
    期制御方法において、所定のタイミングでタイミング信
    号を出力するステップと、受信信号に含まれる特定パタ
    ーンを検出するステップと、前記検出された特定パター
    ン検出信号と前記タイミング信号との位相差を検出する
    ステップと、複数の位相差値に基づいてタイミング信号
    の周波数偏差を求めるステップと、前記周波数偏差に基
    づいて前記特定パターン検出の閾値を制御するステップ
    と、前記タイミング信号に基づいて受信信号に含まれる
    データ信号の受信処理を行なう処理ステップとを備えた
    ことを特徴とする同期制御方法。
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