JPH09289037A - 電池の製造方法 - Google Patents
電池の製造方法Info
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- JPH09289037A JPH09289037A JP8102837A JP10283796A JPH09289037A JP H09289037 A JPH09289037 A JP H09289037A JP 8102837 A JP8102837 A JP 8102837A JP 10283796 A JP10283796 A JP 10283796A JP H09289037 A JPH09289037 A JP H09289037A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- sealing
- electrode plate
- positive electrode
- electrolytic solution
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】特に電解液注入後の電池組立作業を効率的かつ
迅速に行うことができ、しかも電池の不良率を有効に低
下させることを可能にする。 【解決手段】電池缶12内に極板群14が挿入され、こ
の極板群14の負極リード24が前記電池缶12の内底
部12bに溶接された後、前記電池缶12内に電解液が
注液される。次いで、ガスケット28内に封口部品であ
る封口板30、ブレーカ32、PTCリング34および
キャップ部材36が組み込まれた封口ユニット26を用
意し、電解液注液後にこの封口ユニット26が正極リー
ド22に溶接される。これにより、封口部品の組み付け
作業が一挙に簡素化し、電池缶10の製造作業全体の効
率化が容易に遂行される。
迅速に行うことができ、しかも電池の不良率を有効に低
下させることを可能にする。 【解決手段】電池缶12内に極板群14が挿入され、こ
の極板群14の負極リード24が前記電池缶12の内底
部12bに溶接された後、前記電池缶12内に電解液が
注液される。次いで、ガスケット28内に封口部品であ
る封口板30、ブレーカ32、PTCリング34および
キャップ部材36が組み込まれた封口ユニット26を用
意し、電解液注液後にこの封口ユニット26が正極リー
ド22に溶接される。これにより、封口部品の組み付け
作業が一挙に簡素化し、電池缶10の製造作業全体の効
率化が容易に遂行される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極板および負極
板がセパレータを介して巻回された極板群を収容する電
池の製造方法に関する。
板がセパレータを介して巻回された極板群を収容する電
池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リチウム電池では、それぞれ集
電用リード(金属リード)が設けられた正極板と負極板
をセパレータを介して巻回することにより極板群を形成
した後、この極板群を有底筒形状を有する電池缶内に挿
入して構成されている。
電用リード(金属リード)が設けられた正極板と負極板
をセパレータを介して巻回することにより極板群を形成
した後、この極板群を有底筒形状を有する電池缶内に挿
入して構成されている。
【0003】上記の電池を製造する際、通常、図3に概
略的に示す工程が採用されている。すなわち、先ず、正
極板と負極板をセパレータを介して巻回した極板群1が
形成された後、この極板群1が有底円筒形電池缶2内に
挿入される(図3中、(a)参照)。その際、極板群1
の負極リード1aが電池缶2の内底部2aに当接する一
方、正極リード1bが前記電池缶2の開口2bから外方
に突出している。
略的に示す工程が採用されている。すなわち、先ず、正
極板と負極板をセパレータを介して巻回した極板群1が
形成された後、この極板群1が有底円筒形電池缶2内に
挿入される(図3中、(a)参照)。その際、極板群1
の負極リード1aが電池缶2の内底部2aに当接する一
方、正極リード1bが前記電池缶2の開口2bから外方
に突出している。
【0004】次いで、電池缶2の開口2bの近傍に環状
溝部2cが形成されるとともに、負極リード1aが電池
缶2の内底部2aにスポット溶接された後、図3中、
(b)に示すように、電解液注液手段3を介して前記開
口2bから電解液が注入される。さらに、電池缶2内に
環状溝部2cに保持されてガスケット4が配設された
後、正極リード1bに封口板5が溶着される(図3中、
(c)、(d)参照)。
溝部2cが形成されるとともに、負極リード1aが電池
缶2の内底部2aにスポット溶接された後、図3中、
(b)に示すように、電解液注液手段3を介して前記開
口2bから電解液が注入される。さらに、電池缶2内に
環状溝部2cに保持されてガスケット4が配設された
後、正極リード1bに封口板5が溶着される(図3中、
(c)、(d)参照)。
【0005】図3中、(e)に進み、正極リード1bが
折り込まれて封口板5が電池缶2の開口2b内に挿入さ
れた後、この開口2bには、ブレーカ6、温度上昇時の
電流遮断用PTCリング7およびキャップ部材8が順次
挿入される(図3中、(f)〜(h)参照)。そして、
電池缶2の開口2b側に封口かしめ処理が施されること
により(図3中、(i)参照)、製品としての電池9が
製造される(図3中、(j)参照)。
折り込まれて封口板5が電池缶2の開口2b内に挿入さ
れた後、この開口2bには、ブレーカ6、温度上昇時の
電流遮断用PTCリング7およびキャップ部材8が順次
挿入される(図3中、(f)〜(h)参照)。そして、
電池缶2の開口2b側に封口かしめ処理が施されること
により(図3中、(i)参照)、製品としての電池9が
製造される(図3中、(j)参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、電池缶2内に電解液が注入された後、こ
の電池缶2の開口2bに封口かしめ処理が施されるま
で、すなわち、図3中、(b)〜(i)までの間に、多
数の工程が存在しており、相当に長い作業時間が必要と
なっている。その間、電池缶2内の電解液が蒸発し易
く、製造される電池9毎に、封入されている電解液の量
が変動するという問題が指摘されている。
従来技術では、電池缶2内に電解液が注入された後、こ
の電池缶2の開口2bに封口かしめ処理が施されるま
で、すなわち、図3中、(b)〜(i)までの間に、多
数の工程が存在しており、相当に長い作業時間が必要と
なっている。その間、電池缶2内の電解液が蒸発し易
く、製造される電池9毎に、封入されている電解液の量
が変動するという問題が指摘されている。
【0007】さらに、電解液注入後の電池缶2に、ガス
ケット4、ブレーカ6、PTCリング7およびキャップ
部材8を含む多数の封口部品を順次挿入するため、各封
口部品を入れ忘れるおそれや、該封口部品を所定の位置
に確実に挿入することが困難である等の問題がある。ま
た、いずれかの封口部品に不良が生じていても、封口か
しめ処理を行った後でなければ内部抵抗や機密性等の検
査を行うことができない。これにより、製品である電池
9の不良率が高くなり、不経済であるという問題があ
る。
ケット4、ブレーカ6、PTCリング7およびキャップ
部材8を含む多数の封口部品を順次挿入するため、各封
口部品を入れ忘れるおそれや、該封口部品を所定の位置
に確実に挿入することが困難である等の問題がある。ま
た、いずれかの封口部品に不良が生じていても、封口か
しめ処理を行った後でなければ内部抵抗や機密性等の検
査を行うことができない。これにより、製品である電池
9の不良率が高くなり、不経済であるという問題があ
る。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、特に電解液注入後の電池組立作業を効率的かつ迅
速に行うことができ、しかも電池の不良率を有効に低下
させることが可能な電池の製造方法を提供することを目
的とする。
あり、特に電解液注入後の電池組立作業を効率的かつ迅
速に行うことができ、しかも電池の不良率を有効に低下
させることが可能な電池の製造方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、ガスケット内にブレーカ、封口板およ
びキャップ部材を含む封口部品を予め組み込んだ封口ユ
ニットを用意しておき、電池缶内に電解液が供給された
後、この封口ユニットが正極板に溶接される。このた
め、電解液注入後の作業としては、正極板に封口ユニッ
トを溶接してこの封口ユニットを電池缶内に挿入した
後、封口かしめ処理を施すだけでよい。従って、電解液
注入工程から封口かしめ処理までの工数が、一挙に削減
され、作業時間が短縮される。
めに、本発明は、ガスケット内にブレーカ、封口板およ
びキャップ部材を含む封口部品を予め組み込んだ封口ユ
ニットを用意しておき、電池缶内に電解液が供給された
後、この封口ユニットが正極板に溶接される。このた
め、電解液注入後の作業としては、正極板に封口ユニッ
トを溶接してこの封口ユニットを電池缶内に挿入した
後、封口かしめ処理を施すだけでよい。従って、電解液
注入工程から封口かしめ処理までの工数が、一挙に削減
され、作業時間が短縮される。
【0010】さらに、ガスケット内に全ての封口部品を
組み込んで封口ユニットを予め構成しておくため、封口
部品の入れ忘れ等の不良がなく、しかも封口ユニット単
体として所定の機能検査を行うことができる。これによ
り、電解液注入後の不良の発生を可及的に阻止すること
が可能になる。
組み込んで封口ユニットを予め構成しておくため、封口
部品の入れ忘れ等の不良がなく、しかも封口ユニット単
体として所定の機能検査を行うことができる。これによ
り、電解液注入後の不良の発生を可及的に阻止すること
が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
製造方法により製造される電池10の内部概略構成図で
ある。この電池10は、有底円筒形状を有する電池缶1
2と、この電池缶12内に電解液と共に封入される極板
群14とを備える。
製造方法により製造される電池10の内部概略構成図で
ある。この電池10は、有底円筒形状を有する電池缶1
2と、この電池缶12内に電解液と共に封入される極板
群14とを備える。
【0012】極板群14は、正極板16と負極板18を
セパレータ20を介して巻回して構成されており、この
正極板16の端部に金属リードである正極リード22が
設けられる一方、この負極板18の端部に金属リードで
ある負極リード24が設けられる。
セパレータ20を介して巻回して構成されており、この
正極板16の端部に金属リードである正極リード22が
設けられる一方、この負極板18の端部に金属リードで
ある負極リード24が設けられる。
【0013】正極リード22は、極板群14の巻回中心
部側から電池缶12の開口12a側に延在するととも
に、封口ユニット26に溶接されている。この封口ユニ
ット26は、ガスケット28内に各封口部品、すなわ
ち、正極リード22に溶接される封口板30、ブレーカ
32、PTCリング34およびキャップ部材36が一体
的に組み込まれて構成されており、前記封口ユニット2
6が電池缶12の開口12a側の端部に固定される。そ
の際、各封口部品は、アンダーカットされており、積層
状態を保持している。
部側から電池缶12の開口12a側に延在するととも
に、封口ユニット26に溶接されている。この封口ユニ
ット26は、ガスケット28内に各封口部品、すなわ
ち、正極リード22に溶接される封口板30、ブレーカ
32、PTCリング34およびキャップ部材36が一体
的に組み込まれて構成されており、前記封口ユニット2
6が電池缶12の開口12a側の端部に固定される。そ
の際、各封口部品は、アンダーカットされており、積層
状態を保持している。
【0014】負極リード24は、極板群14の外周側か
ら電池缶12の内底部12b側に延在してこの内底部1
2bに溶接されている。
ら電池缶12の内底部12b側に延在してこの内底部1
2bに溶接されている。
【0015】電池缶12には、開口12aの近傍に位置
して環状溝部38が形成されている。この電池缶12内
では、極板群14に対して下部絶縁板40と上部絶縁板
42とが配設されている。
して環状溝部38が形成されている。この電池缶12内
では、極板群14に対して下部絶縁板40と上部絶縁板
42とが配設されている。
【0016】このように構成される電池10を製造する
方法について、図2を参照しながら以下に説明する。
方法について、図2を参照しながら以下に説明する。
【0017】先ず、正極板16と負極板18をセパレー
タ20を介して巻回した極板群14が形成された後、こ
の負極板18の負極リード24が、下部絶縁板40を介
装して前記極板群14の中心側に折り曲げられる(図2
中、(a)参照)。この極板群14は、電池缶12内に
挿入されるとともに、前記電池缶12の開口12a側に
上部絶縁板42が配設される(図2中、(b)、(c)
参照)。その際、極板群14の負極リード24が電池缶
12の内底部12bに当接する一方、正極リード22が
前記電池缶12の開口12aから外方に突出している。
タ20を介して巻回した極板群14が形成された後、こ
の負極板18の負極リード24が、下部絶縁板40を介
装して前記極板群14の中心側に折り曲げられる(図2
中、(a)参照)。この極板群14は、電池缶12内に
挿入されるとともに、前記電池缶12の開口12a側に
上部絶縁板42が配設される(図2中、(b)、(c)
参照)。その際、極板群14の負極リード24が電池缶
12の内底部12bに当接する一方、正極リード22が
前記電池缶12の開口12aから外方に突出している。
【0018】次いで、極板群14の負極リード24が電
池缶12の内底部12bにスポット溶接されるととも
に、この電池缶12の開口12aの近傍に環状溝部38
が形成された後、図2中、(d)に示すように、電解液
注液手段44を介して前記電池缶12内に電解液が注液
される。さらに、図2中、(e)に進んで、極板群14
の正極リード22に封口ユニット26が溶接される。
池缶12の内底部12bにスポット溶接されるととも
に、この電池缶12の開口12aの近傍に環状溝部38
が形成された後、図2中、(d)に示すように、電解液
注液手段44を介して前記電池缶12内に電解液が注液
される。さらに、図2中、(e)に進んで、極板群14
の正極リード22に封口ユニット26が溶接される。
【0019】ここで、封口ユニット26は、図1に示す
ように、ガスケット28内に各種封口部品である封口板
30、ブレーカ32、PTCリング34およびキャップ
部材36が互いに積層されて一体的に組み込まれてい
る。そして、封口板30に正極リード22が、例えば、
レーザ溶接によって溶着される。
ように、ガスケット28内に各種封口部品である封口板
30、ブレーカ32、PTCリング34およびキャップ
部材36が互いに積層されて一体的に組み込まれてい
る。そして、封口板30に正極リード22が、例えば、
レーザ溶接によって溶着される。
【0020】なお、封口ユニット26を構成する封口部
品としては、少なくとも正極リード22に溶着される封
口板30とキャップ部材36とを含んでおり、ブレーカ
32およびPTCリング34の他、必要に応じて種々の
封口部品が組み込まれる。
品としては、少なくとも正極リード22に溶着される封
口板30とキャップ部材36とを含んでおり、ブレーカ
32およびPTCリング34の他、必要に応じて種々の
封口部品が組み込まれる。
【0021】封口ユニット26が正極リード22に溶着
された後、この正極リード22を折り込むようにして、
前記封口ユニット26が電池缶12の環状溝部38を構
成する内壁部に支持されて配置される(図2中、(f)
参照)。次に、電池缶12の開口12a側の端部に封口
かしめ処理が施されることにより、製品としての電池1
0が得られる(図2中、(g)、(h)参照)。
された後、この正極リード22を折り込むようにして、
前記封口ユニット26が電池缶12の環状溝部38を構
成する内壁部に支持されて配置される(図2中、(f)
参照)。次に、電池缶12の開口12a側の端部に封口
かしめ処理が施されることにより、製品としての電池1
0が得られる(図2中、(g)、(h)参照)。
【0022】この場合、本実施形態では、封口板30お
よびキャップ部材36を含む各種封口部品がガスケット
28に組み込まれた封口ユニット26が予め用意され、
電池缶12内に電解液が注入された後、この封口ユニッ
ト26の封口板30が正極リード22に溶着される。次
いで、封口ユニット26全体が前記電池缶12の開口1
2a内に挿入された状態で、封口かしめ処理が施され
る。
よびキャップ部材36を含む各種封口部品がガスケット
28に組み込まれた封口ユニット26が予め用意され、
電池缶12内に電解液が注入された後、この封口ユニッ
ト26の封口板30が正極リード22に溶着される。次
いで、封口ユニット26全体が前記電池缶12の開口1
2a内に挿入された状態で、封口かしめ処理が施され
る。
【0023】このため、電池缶12内に電解液が供給さ
れてからこの電池缶12の開口12a側に封口かしめ処
理が施されるまでの時間が、一挙に短縮化される。具体
的には、従来、図3中、(c)〜(h)まで6工程の作
業が行われていたものを、本実施形態では、図2中、
(e)、(f)の2工程でよい。これにより、電池缶1
2に注液された電解液の蒸発量を可及的に削減すること
ができ、各電池10内の電解液を、常時、一定の量に確
保することが可能になるという効果が得られる。
れてからこの電池缶12の開口12a側に封口かしめ処
理が施されるまでの時間が、一挙に短縮化される。具体
的には、従来、図3中、(c)〜(h)まで6工程の作
業が行われていたものを、本実施形態では、図2中、
(e)、(f)の2工程でよい。これにより、電池缶1
2に注液された電解液の蒸発量を可及的に削減すること
ができ、各電池10内の電解液を、常時、一定の量に確
保することが可能になるという効果が得られる。
【0024】また、工程数が減少することにより、各工
程の故障率に起因する故障停止および復帰時間が減少す
る。従って、工程中に停留する時間が削減され、従来技
術に比べて、蒸発量が多く不良となる製品の発生を著し
く低下させる効果がある。
程の故障率に起因する故障停止および復帰時間が減少す
る。従って、工程中に停留する時間が削減され、従来技
術に比べて、蒸発量が多く不良となる製品の発生を著し
く低下させる効果がある。
【0025】さらに、予め封口ユニット26が用意され
るため、例えば、ブレーカ32やPTCリング34の入
れ忘れ等の封口部品の挿入不良を、電池缶12内に電解
液を注入する前にこの封口ユニット26単体で確認する
ことができる。また、封口ユニット26を用いることに
より、電池缶12の組み立て前に、各種封口部品の機
能、例えば、内部抵抗や機密性等の検査を予め行うこと
が可能になる。
るため、例えば、ブレーカ32やPTCリング34の入
れ忘れ等の封口部品の挿入不良を、電池缶12内に電解
液を注入する前にこの封口ユニット26単体で確認する
ことができる。また、封口ユニット26を用いることに
より、電池缶12の組み立て前に、各種封口部品の機
能、例えば、内部抵抗や機密性等の検査を予め行うこと
が可能になる。
【0026】これにより、電池缶12に電解液を注液し
た後に封口部品の挿入不良や機能不良を発生することが
なく、高品質な電池10を効率的に製造することがで
き、極めて経済的であるという利点がある。
た後に封口部品の挿入不良や機能不良を発生することが
なく、高品質な電池10を効率的に製造することがで
き、極めて経済的であるという利点がある。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る電池の製造方法では、ガス
ケット内に封口板およびキャップ部材を含む封口部品を
予め組み込んだ封口ユニットを用意しておき、電解液が
供給された後、この封口ユニットを正極板に溶接するた
め、電解液注入工程から封口かしめ処理までの工数が、
一挙に削減される。従って、電解液の蒸発量が削減さ
れ、所定量の電解液を確保することができる。
ケット内に封口板およびキャップ部材を含む封口部品を
予め組み込んだ封口ユニットを用意しておき、電解液が
供給された後、この封口ユニットを正極板に溶接するた
め、電解液注入工程から封口かしめ処理までの工数が、
一挙に削減される。従って、電解液の蒸発量が削減さ
れ、所定量の電解液を確保することができる。
【0028】しかも、ガスケット内に全ての封口部品を
組み込んで封口ユニットを予め構成しておくため、封口
部品の入れ忘れ等の不良がなく、電解液注入後の不良の
発生を可及的に阻止することが可能になる。
組み込んで封口ユニットを予め構成しておくため、封口
部品の入れ忘れ等の不良がなく、電解液注入後の不良の
発生を可及的に阻止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製造方法により製造さ
れる電池の内部概略構成図である。
れる電池の内部概略構成図である。
【図2】前記製造方法を示す概略工程図である。
【図3】従来の製造方法を示す概略工程図である。
10…電池 12…電池缶 12a…開口 12b…内底部 14…極板群 16…正極板 18…負極板 20…セパレー
タ 22…正極リード 24…負極リー
ド 26…封口ユニット 28…ガスケッ
ト 30…封口板 32…ブレーカ 34…PTCリング 36…キャップ
部材
タ 22…正極リード 24…負極リー
ド 26…封口ユニット 28…ガスケッ
ト 30…封口板 32…ブレーカ 34…PTCリング 36…キャップ
部材
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれの端部に金属リードを設けた正極
板および負極板がセパレータを介して巻回された極板群
を、有底筒形状を有する電池缶内に挿入する工程と、 前記負極板の金属リードを前記電池缶の内底部に溶接す
る工程と、 前記電池缶内に電解液を供給する工程と、 ガスケット内に封口板およびキャップ部材を含む封口部
品を組み込んだ封口ユニットを予め用意し、前記電解液
供給後に、前記封口ユニットを前記正極板に溶接する工
程と、 を有することを特徴とする電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102837A JPH09289037A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102837A JPH09289037A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 電池の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289037A true JPH09289037A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14338109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102837A Pending JPH09289037A (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09289037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0964469A3 (en) * | 1998-06-12 | 2000-08-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP8102837A patent/JPH09289037A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0964469A3 (en) * | 1998-06-12 | 2000-08-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery |
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