JPH0928901A

JPH0928901A - パチンコ島用台装着枠

Info

Publication number: JPH0928901A
Application number: JP20763895A
Authority: JP
Inventors: Junko Ito; 順子伊藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-07-21
Filing date: 1995-07-21
Publication date: 1997-02-04

Abstract

(57)【要約】【構成】パチンコ台を装着するパチンコ島用台装着枠で
ある。枠体１の台装着面２の左右側縁に、前後に延びる
一対の連結体４を設ける。複数の枠体１を平面ジグザグ
形状に連結し、隣接する枠体１のパチンコ台装着位置を
前後に離す。前後のパチンコ台Ｐ相互の距離は、少なく
とも、遊戯者が座れるだけ離されている。台装着面２の
屈曲角度を角度調整自在に設ける。枠体１の床設置部分
を、平面ジグザグ形状に屈曲する。【効果】パチンコ台の遊戯スペースを各個人に独立した
ものとする。パチンコ台の稼働率を高める。だれにでも
正確で耐震性に優れた設置ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊戯場
の島を構成するパチンコ島用台装着枠の改良にかかるも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ遊戯場の島は、平面直線
形状に設置されるもので、この島の両面に複数台のパチ
ンコ台が装着される。このパチンコ台は、通常、片面で
10台から多いもので20台以上ものパチンコ台が並設され
ており、遊戯者は、横一列に並んで遊戯している。ま
た、この島は、店内で構築されるもので、一般に木材を
使用して横長の枠体を形成し、この枠体に多数のパチン
コ台を正確な位置に装着すると共に、一般に、 600mm〜
1200mm おきに一対のアンカーボルトで床に設置固定す
るものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、パチンコ台
が横一列に並んでいる場合、一般に平常時、先に使用し
ている台の隣は使用せず、一台おいて使用することが多
い傾向がある。すなわち、横一列の台では、隣の席があ
まりにも近すぎて、落ち着いて遊戯に没頭できないこと
が原因である。特に、この傾向は、女性の遊戯者に多
く、遊戯者数が年々増加している女性遊戯者の傾向を無
視することはできない。そこで、女性専用のコーナーま
で出現しているが、このような手段を多くの店で採用す
ることは困難である。しかしながら、女性遊戯者が増加
するほど、一台おきに使用される傾向は増加し、店内に
おける一台における稼働率が低減することは必至であ
る。

【０００４】一方、台を横一列に並べる島では、アンカ
ーボルトを一定間隔に配して固定しているので、耐震性
に問題を残すものであった。すなわち、この島に装着す
る機械類は、約50Kgの球返機リフトや、およそ15Kgのパ
チンコ台と補給装置とが装着されるもので、しかも、島
の両面にこれらの装置類が対を成して装着されている。
したがって、店内で構築する島は、よほどの技術者がい
なければ、設計通りの強度と正確な位置合わせをするこ
とは困難であり、熟練した技術者が減少している現在で
は、特に、耐震性に優れた島を構築することは難しくな
ってきている。

【０００５】そこで本発明は、従来の横一列状の島が有
する課題を解消すべく創出されたもので、島に装着され
る個々のパチンコ台の遊戯スペースを、各個人に独立し
たものとすることができ、しかも、熟練した技術者でな
くても正確で耐震性に優れた設置ができるパチンコ島用
台装着枠の提供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第１の手段は、パチンコ台を装着するパチンコ
島用台装着枠であって、枠体１の台装着面２の左右側縁
に、前後に延びる一対の連結体４を設け、複数の枠体１
を平面ジグザグ形状に連結し、隣接する枠体１のパチン
コ台装着位置を前後に離したことにある。このような手
段から、各パチンコ台Ｐは、隣同士が夫々独立した状態
になり、左右の客に干渉されなくなる。

【０００７】また、第２の手段は、平面ジグザグ形状の
台装着面２に装着された前後のパチンコ台Ｐ相互の距離
は、少なくとも、遊戯者が座れるだけ離されていること
にある。この結果、独立した遊戯者のクリアランスが充
分確保されるものになる。

【０００８】更に、第３の手段は、平面ジグザグ形状に
屈曲して設けた台装着面２の屈曲角度を角度調整自在に
設ける。このことから、環境や条件に対応した設置が可
能になる。

【０００９】そして、第４の手段は、枠体１の床設置部
分を平面ジグザグ形状に屈曲する。これにより、床設置
面積が広くなり、安定性が高まる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明は、パチンコ台Ｐを装着する台装着枠であ
り、横方向に複数台連結することでパチンコの島を構成
する台装着枠として使用される。この装着枠は、枠体１
の台装着面２の左右側縁に、前後に延びる一対の連結体
４を設けたものである（図１参照）。また、枠体１の台
装着面２にパチンコ台Ｐを装着する開口部３を設けてあ
る。そして、枠体１の連結体４を相互に連結すると、枠
体１が平面ジグザグ形状に連結されるから、各枠体１の
開口部３に装着するパチンコ台Ｐが前後に離れて設置さ
れる。

【００１１】この台装着面２に装着された前後のパチン
コ台Ｐ相互の距離は、少なくとも、遊戯者が座れるだけ
離されている。すなわち、遊戯者は、このパチンコ台Ｐ
相互の前後間に座って遊戯を行なう。したがって、遊戯
者が座ったときに、後方の遊戯者が気にならない程度の
距離を保つことが望ましい。例えば、遊戯者が座ったと
きに、後のパチンコ台Ｐの面よりも後方へ体が突出しな
い程度から、少なくとも、座った位置で遊戯者の視線
が、後のパチンコ台Ｐに達しない程度の距離とする。更
に、図示していないが、前方の遊戯者が気にならないよ
うに、パチンコ台Ｐの開放側縁に、板状の目隠し等を屈
曲した側面と平行に装着してもよい。

【００１２】また、図示では、一つの枠体１に、１台の
パチンコ台Ｐを装着する例を示している。この例に限ら
れず、枠体１の複数の台装着面２と連結体４とを一体に
形成して一つの枠体１が平面ジグザグ形状になるように
構成し、この一つの枠体１に、複数台のパチンコ台Ｐを
装着してもよい。

【００１３】更に、各パチンコ台Ｐを装着する台装着面
２は、予め所定角度に設定された固定式にする他、各台
装着面２相互の角度を角度調整自在に設けてもよい。す
なわち、台装着面２相互の角度を固定式にする場合、枠
体１の横方向に対して30度乃至45度の角度に設けたとき
に、各パチンコ台Ｐ前面のクリアランスを充分に保つこ
とができる。また、角度が異なった枠体１を組み合わせ
てレイアウトすることもできる。

【００１４】一方、各台装着面２相互の角度を角度調整
自在に設ける場合は、店内のスペースや環境に応じた設
置が可能になる。図２に示す角度調整は、各連結体４に
ヒンジ７を設け、このヒンジ７を軸にして角度調整を自
在にしている。この他、角度調整の手段は、従来周知の
手段を任意に選択するものとする。

【００１５】枠体１の床設置部分は、枠体１の平面ジグ
ザグ形状に屈曲された底部分において固定設置するもの
である。このとき、図３に示す如く、枠体１の床設置部
分に高さ調整自在な支持ベース５を設けることで、凹凸
面の大きい床でも容易に水平設置することが可能にな
る。図示の支持ベース５は、枠体１の底部下面に固定さ
れた固定盤６とこの固定盤６にネジ止めされる支持脚７
とから成る。

【００１６】尚、枠体１は、所定の長さの島を構枠する
まで、複数台連設して使用する。このとき、横方向に連
続する枠体１を連結する他、この枠体１と枠体１の裏側
に配される枠体１とを所定の間隔に支持固定して一つの
島が構築される。更に、枠体１を島の片面使用とした
り、或いは、多角面に使用した島を構築することも可能
である。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。

【００１８】すなわち、請求項１及び２により、台が横
一列に配される従来の島に比べて、隣の席が気にならず
に遊戯することができる。したがって、一台おきに使用
するといった女性特有の傾向に歯止めをかけることがで
き、各パチンコ台Ｐの稼働率を高めることが可能であ
る。

【００１９】また、請求項３及び４により、従来の島に
比べて、枠体の設置面積が広くなり、耐震性に優れた設
置ができる。更に、ユニット化された枠体を組み合わせ
ることで広さや環境に適応させた島を構築できるから、
熟練した作業員でなくても正確な設置が可能になった。

【００２０】このように本発明によると、島に装着され
る個々のパチンコ台の遊戯スペースを、各個人に独立し
たものとすることができ、パチンコ台の稼働率を高め、
しかも、熟練した作業員でなくても正確で耐震性に優れ
た設置ができるなどといった産業上有益な種々の効果を
奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の枠体と台装着面とを一体に形成した
状体を示す斜視図。

【図２】この発明の枠体と台装着面とを角度調整自在に
形成した状体を示す平面図。

【図３】この発明の床設置部分の一実施例を示す要部斜
視図。

【図４】この発明の一実施例を示す要部側断面図。

【図５】この発明の一実施例を示す正面図。

【符号の説明】

Ｐパチンコ台１枠体２台装着面３開口部４連結体５支持ベース６固定盤７支持脚８ヒンジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パチンコ台を装着するパチンコ島用台装
着枠であって、枠体の台装着面の左右側縁に、前後に延
びる一対の連結体を設け、複数の枠体を平面ジグザグ形
状に連結し、隣接する枠体のパチンコ台装着位置を前後
に離したことを特徴とするパチンコ島用台装着枠。
【請求項２】台装着面に装着された前後のパチンコ台
相互の距離は、少なくとも、遊戯者が座れる距離に離さ
れている請求項１記載のパチンコ島用台装着枠。
【請求項３】平面ジグザグ形状に屈曲して設けた台装
着面の屈曲角度を角度調整自在に設けた請求項１又は２
記載のパチンコ島用台装着枠。
【請求項４】枠体の床設置部分は、平面ジグザグ形状
に屈曲した請求項１又は２又は３記載のパチンコ島用台
装着枠。