JPH09288984A - カラー陰極線管装置 - Google Patents
カラー陰極線管装置Info
- Publication number
- JPH09288984A JPH09288984A JP8103042A JP10304296A JPH09288984A JP H09288984 A JPH09288984 A JP H09288984A JP 8103042 A JP8103042 A JP 8103042A JP 10304296 A JP10304296 A JP 10304296A JP H09288984 A JPH09288984 A JP H09288984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- electrode
- focusing
- waveform
- potential difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
- H01J29/503—Three or more guns, the axes of which lay in a common plane
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/48—Electron guns
- H01J2229/4834—Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials
- H01J2229/4837—Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials characterised by the potentials applied
- H01J2229/4841—Dynamic potentials
Abstract
(57)【要約】
【課題】 第２収束電極と第１収束電極間の電位差が固
定化されるため、個々の電子銃に適合した動作条件下の
もとでは必ずしも作動しておらず、フォーカス特性に問
題が生じる。 【解決手段】 セット側の制御回路部Ｅｃからの制御電
圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳し、第１収束電圧Ｅ
ａを調整することによって、第２収束電圧Ｅｂと第１収
束電圧Ｅａ間の電位差を任意に調整可能にし、個々の電
子銃に適合した最適条件下で４重極レンズを動作可能に
する。
定化されるため、個々の電子銃に適合した動作条件下の
もとでは必ずしも作動しておらず、フォーカス特性に問
題が生じる。 【解決手段】 セット側の制御回路部Ｅｃからの制御電
圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳し、第１収束電圧Ｅ
ａを調整することによって、第２収束電圧Ｅｂと第１収
束電圧Ｅａ間の電位差を任意に調整可能にし、個々の電
子銃に適合した最適条件下で４重極レンズを動作可能に
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管装
置に関し、特に電子銃の第２収束電圧と第１収束電圧間
の電位差を最適化する手段を有するカラー陰極線管装置
に関する。
置に関し、特に電子銃の第２収束電圧と第１収束電圧間
の電位差を最適化する手段を有するカラー陰極線管装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、セルフコンバーゼンス方式の非
斉一偏向磁界は、電子ビームに対し磁気レンズとして水
平方向には発散力を、垂直方向には横長に歪み、しかも
上述した水平方向の収束力の量は、それぞれ偏向位置
（画面上でのビームスポットの位置）によりダイナミッ
クに変化する。この課題を解決する方法として、ダイナ
ミック駆動４重極レンズを有する電子銃が採用されてい
る。
斉一偏向磁界は、電子ビームに対し磁気レンズとして水
平方向には発散力を、垂直方向には横長に歪み、しかも
上述した水平方向の収束力の量は、それぞれ偏向位置
（画面上でのビームスポットの位置）によりダイナミッ
クに変化する。この課題を解決する方法として、ダイナ
ミック駆動４重極レンズを有する電子銃が採用されてい
る。
【０００３】図５は、従来のカラー陰極線管装置の電子
銃と供給電源部を示す要部関係図である。図５に示すよ
うに、このダイナミック駆動４重極レンズを有する電子
銃１１は、カソード電極１２と、制御電極１３、第１加
速電極１４、第１収束電極１５、第２収束電極１６およ
び第２加速電極１８とを一対の絶縁支持体に植設して構
成されている。また、第１収束電極１５、第２収束電極
１６とは水平方向に対向した状態で４重極レンズ１７を
構成している。
銃と供給電源部を示す要部関係図である。図５に示すよ
うに、このダイナミック駆動４重極レンズを有する電子
銃１１は、カソード電極１２と、制御電極１３、第１加
速電極１４、第１収束電極１５、第２収束電極１６およ
び第２加速電極１８とを一対の絶縁支持体に植設して構
成されている。また、第１収束電極１５、第２収束電極
１６とは水平方向に対向した状態で４重極レンズ１７を
構成している。
【０００４】そして、第２収束電極１６には、電子ビー
ムが到達する画面上の位置によって変化するダイナミッ
ク電源部Ｅｄより、一般にパラボラ波形と呼ばれる第２
収束電圧Ｅ２を第２収束電極１６に印加し、第１収束電
極１５には、第２収束電極１６より抵抗器Ｒを介して、
分圧された固定の第１収束電圧Ｅ１が印加される。する
と、４重極レンズ１７は、電子ビームに対して垂直方向
には発散力を、水平方向には収束力を作用させ、前述の
偏向ヨークの非斉一な偏向磁界による電子ビームを横長
に歪ませる効果は相殺され、画面全域で歪みのないビー
ムスポットが得られるようになっている（特開平１−２
３２６４３号公報）。
ムが到達する画面上の位置によって変化するダイナミッ
ク電源部Ｅｄより、一般にパラボラ波形と呼ばれる第２
収束電圧Ｅ２を第２収束電極１６に印加し、第１収束電
極１５には、第２収束電極１６より抵抗器Ｒを介して、
分圧された固定の第１収束電圧Ｅ１が印加される。する
と、４重極レンズ１７は、電子ビームに対して垂直方向
には発散力を、水平方向には収束力を作用させ、前述の
偏向ヨークの非斉一な偏向磁界による電子ビームを横長
に歪ませる効果は相殺され、画面全域で歪みのないビー
ムスポットが得られるようになっている（特開平１−２
３２６４３号公報）。
【０００５】このダイナミック４重極レンズ１７の駆動
には、上述したように、ダイナミック電源部Ｅｄよりパ
ラボラ波形の第２収束電圧Ｅ２と、抵抗器Ｒを介してパ
ラボラ波形成分が除去された第１収束電圧Ｅ１とを必要
とする。ところが、図６に示すように、この第１収束電
圧Ｅ１は、ダイナミック電源部Ｅｄより、抵抗器Ｒを介
して供給されることから、パラボラ波形すなわち第２収
束電圧Ｅ２の平均値的な平滑電圧を示すことになる。従
って、第１収束電圧Ｅ１は、第２収束電圧Ｅ２が決まれ
ば自動的に決定された固定電圧となる。
には、上述したように、ダイナミック電源部Ｅｄよりパ
ラボラ波形の第２収束電圧Ｅ２と、抵抗器Ｒを介してパ
ラボラ波形成分が除去された第１収束電圧Ｅ１とを必要
とする。ところが、図６に示すように、この第１収束電
圧Ｅ１は、ダイナミック電源部Ｅｄより、抵抗器Ｒを介
して供給されることから、パラボラ波形すなわち第２収
束電圧Ｅ２の平均値的な平滑電圧を示すことになる。従
って、第１収束電圧Ｅ１は、第２収束電圧Ｅ２が決まれ
ば自動的に決定された固定電圧となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなカラー陰極線管装置において、第１収束電圧Ｅ
１は、抵抗器Ｒを介して供給されることから、パラボラ
波形の平均値的な平滑電圧を示し、第２収束電圧Ｅ２が
決まれば自動的に決定された固定電圧となる。このよう
に、第２収束電圧Ｅ２と第１収束電圧Ｅ１との両者間の
電位差が自動的に固定化されると、電子銃１１を構成す
る材料や組立精度のバラツキがあっても特性上、例えば
フォーカス特性についての補正ができない。すなわち、
上述した固定電圧は、電子銃１１を必ずしも最適条件下
で動作させているとは限らない。
たようなカラー陰極線管装置において、第１収束電圧Ｅ
１は、抵抗器Ｒを介して供給されることから、パラボラ
波形の平均値的な平滑電圧を示し、第２収束電圧Ｅ２が
決まれば自動的に決定された固定電圧となる。このよう
に、第２収束電圧Ｅ２と第１収束電圧Ｅ１との両者間の
電位差が自動的に固定化されると、電子銃１１を構成す
る材料や組立精度のバラツキがあっても特性上、例えば
フォーカス特性についての補正ができない。すなわち、
上述した固定電圧は、電子銃１１を必ずしも最適条件下
で動作させているとは限らない。
【０００７】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、特に第１収束
電圧を任意に設定可能とする手段を提供するこにあり、
電子銃を構成する材料や組立精度のバラツキがあって
も、第２収束電圧と第１収束電圧との両者間の電位差を
最適化することによって、個々の電子銃に適合した最適
条件下で４重極レンズを動作可能にしたフォーカス特性
の良好なカラー陰極線管装置を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、特に第１収束
電圧を任意に設定可能とする手段を提供するこにあり、
電子銃を構成する材料や組立精度のバラツキがあって
も、第２収束電圧と第１収束電圧との両者間の電位差を
最適化することによって、個々の電子銃に適合した最適
条件下で４重極レンズを動作可能にしたフォーカス特性
の良好なカラー陰極線管装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、カソード電極
と、このカソード電極から射出される電子ビームを制御
・加速・収束する各電極とを順次所定間隔で配設された
電子銃を備え、第２収束電極に印加するパラボラ波形の
第２収束電圧と、この第２収束電極から抵抗器を介して
第１収束電極に発生する平均的平滑注文電圧の第１収束
電圧とにより第２収束電極と第１収束電極間に４重極レ
ンズを構成するカラー陰極線管装置において、第２収束
電圧と第１収束電圧との電位差を、前記パラボラ波から
なる第２収束電圧の波形操作により可変制御する手段を
有するカラー陰極線管装置を提供する。
と、このカソード電極から射出される電子ビームを制御
・加速・収束する各電極とを順次所定間隔で配設された
電子銃を備え、第２収束電極に印加するパラボラ波形の
第２収束電圧と、この第２収束電極から抵抗器を介して
第１収束電極に発生する平均的平滑注文電圧の第１収束
電圧とにより第２収束電極と第１収束電極間に４重極レ
ンズを構成するカラー陰極線管装置において、第２収束
電圧と第１収束電圧との電位差を、前記パラボラ波から
なる第２収束電圧の波形操作により可変制御する手段を
有するカラー陰極線管装置を提供する。
【０００９】また、電位差を可変制御する手段が、パラ
ボラ波形の第２収束電圧の帰線期間部分をある任意の制
御電圧でクランプされた電圧波形であるカラー陰極線管
装置を提供する。
ボラ波形の第２収束電圧の帰線期間部分をある任意の制
御電圧でクランプされた電圧波形であるカラー陰極線管
装置を提供する。
【００１０】さらに、クランプされた電圧波形が、第１
収束電圧を決定し、第２収束電圧と第１収束電圧との電
位差を可変制御するカラー陰極線管装置を提供する。
収束電圧を決定し、第２収束電圧と第１収束電圧との電
位差を可変制御するカラー陰極線管装置を提供する。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
１〜図４面を参照しながら説明する。図１は、本発明に
よるカラー陰極線管装置の電子銃と供給電源部を示す要
部関係図である。図１において、１は電子銃、２はカソ
ード電極、３は制御電極、４は第１加速電極、５は第１
収束電極、６は第２収束電極、７は４重極レンズ、８は
第２加速電極、Ｅｄはダイナミック電源部、Ｒは抵抗
器、Ｅａは第１収束電圧、Ｅｂは第２収束電圧、Ｅｃが
セット側からの制御回路部である。
１〜図４面を参照しながら説明する。図１は、本発明に
よるカラー陰極線管装置の電子銃と供給電源部を示す要
部関係図である。図１において、１は電子銃、２はカソ
ード電極、３は制御電極、４は第１加速電極、５は第１
収束電極、６は第２収束電極、７は４重極レンズ、８は
第２加速電極、Ｅｄはダイナミック電源部、Ｒは抵抗
器、Ｅａは第１収束電圧、Ｅｂは第２収束電圧、Ｅｃが
セット側からの制御回路部である。
【００１２】従来の技術の中でも説明しているが、図１
に示すように、ダイナミック駆動４重極レンズを有する
電子銃１は、カソード電極２、制御電極３、第１加速電
極４、第１収束電極５、第２収束電極６および第２加速
電極８とを一対の絶縁支持体に植設して構成されてい
る。また、第１収束電極５と第２収束電極６とは水平方
向に対向した状態で４重極レンズ７を構成している。
に示すように、ダイナミック駆動４重極レンズを有する
電子銃１は、カソード電極２、制御電極３、第１加速電
極４、第１収束電極５、第２収束電極６および第２加速
電極８とを一対の絶縁支持体に植設して構成されてい
る。また、第１収束電極５と第２収束電極６とは水平方
向に対向した状態で４重極レンズ７を構成している。
【００１３】本発明の主眼は、個々の電子銃１に適合し
た最適条件下で４重極レンズを動作可能にしたフォーカ
ス特性の良好なカラー陰極線管装置を提供することにあ
る。すなわち、特に第１収束電圧Ｅａを任意に設定可能
にして、電子銃１を構成する材料や組立精度のバラツキ
があっても、第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの
両者間の電位差Δｖを最適化することによって、個々の
電子銃１に適合した最適条件下で４重極レンズを動作可
能にして高品質のフォーカス特性を実現することにあ
る。
た最適条件下で４重極レンズを動作可能にしたフォーカ
ス特性の良好なカラー陰極線管装置を提供することにあ
る。すなわち、特に第１収束電圧Ｅａを任意に設定可能
にして、電子銃１を構成する材料や組立精度のバラツキ
があっても、第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの
両者間の電位差Δｖを最適化することによって、個々の
電子銃１に適合した最適条件下で４重極レンズを動作可
能にして高品質のフォーカス特性を実現することにあ
る。
【００１４】従来のままでは第１収束電圧Ｅ１は、抵抗
器Ｒを介して発生するパラボラ波形の平均値的な平滑電
圧を示しすことから第２収束電圧Ｅ２が決まれば自動的
に決定された固定電圧となる。そこで、本発明では、第
１収束電圧Ｅａを可変可能とすることによって、第２収
束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの両者間の電位差Δｖ
を可変制御する手段をセット側の制御回路部Ｅｃからの
制御電圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳することによ
って実現した。ここで、制御回路部Ｅｃからの制御電圧
は、図４に示すように、フライバックトランスで得られ
た鋸歯状波をパラボラ波形成形用の積分回路にクランプ
回路を追加することによって容易に得られる。
器Ｒを介して発生するパラボラ波形の平均値的な平滑電
圧を示しすことから第２収束電圧Ｅ２が決まれば自動的
に決定された固定電圧となる。そこで、本発明では、第
１収束電圧Ｅａを可変可能とすることによって、第２収
束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの両者間の電位差Δｖ
を可変制御する手段をセット側の制御回路部Ｅｃからの
制御電圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳することによ
って実現した。ここで、制御回路部Ｅｃからの制御電圧
は、図４に示すように、フライバックトランスで得られ
た鋸歯状波をパラボラ波形成形用の積分回路にクランプ
回路を追加することによって容易に得られる。
【００１５】図１〜図２に示すように、制御回路部Ｅｃ
が動作していない初期状態の場合には、点線で示すよう
なパラボラ波形の第２収束電圧Ｅｂとなり、一方、制御
回路部Ｅｃからの制御電圧がダイナミック電源部Ｅｄに
重畳されると、パラボラ波形の第２収束電圧Ｅｂは、実
線で示すようなクランプされた第２収束電圧Ｅｂとな
る。すると、抵抗器Ｒを介して得られた平滑化された第
１収束電圧Ｅａは、図示するように、点線から実線で示
すようなレベルに変化する。これは、第２収束電圧Ｅｂ
と第１収束電圧Ｅａとの両者間の電位差Δｖだけ微調整
したことをを意味する。
が動作していない初期状態の場合には、点線で示すよう
なパラボラ波形の第２収束電圧Ｅｂとなり、一方、制御
回路部Ｅｃからの制御電圧がダイナミック電源部Ｅｄに
重畳されると、パラボラ波形の第２収束電圧Ｅｂは、実
線で示すようなクランプされた第２収束電圧Ｅｂとな
る。すると、抵抗器Ｒを介して得られた平滑化された第
１収束電圧Ｅａは、図示するように、点線から実線で示
すようなレベルに変化する。これは、第２収束電圧Ｅｂ
と第１収束電圧Ｅａとの両者間の電位差Δｖだけ微調整
したことをを意味する。
【００１６】セット側から供給される制御回路部Ｅｃか
らの制御電圧ダイナミック電源部Ｅｄに重畳することに
よって、規定のクランプされた電圧波形が得られて、こ
のクランプされた電圧波形が第１収束電圧Ｅａを決定
し、自動的に第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの
電位差Δｖが決定される。このようにパラボラ波形の第
２収束電圧Ｅｂの帰線期間部分で、個々の電子銃１に適
合した制御回路部Ｅｃからの制御電圧によってクランプ
すれば、好適な電位差Δｖを得ることが可能になる。
らの制御電圧ダイナミック電源部Ｅｄに重畳することに
よって、規定のクランプされた電圧波形が得られて、こ
のクランプされた電圧波形が第１収束電圧Ｅａを決定
し、自動的に第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａとの
電位差Δｖが決定される。このようにパラボラ波形の第
２収束電圧Ｅｂの帰線期間部分で、個々の電子銃１に適
合した制御回路部Ｅｃからの制御電圧によってクランプ
すれば、好適な電位差Δｖを得ることが可能になる。
【００１７】すなわち、本発明は、個々の電子銃１に適
合した最適条件を設定することが可能となる。このよう
に、第２収束電極６と第１収束電極５とに印加されるそ
れぞれの第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａ間の電位
差を最適値に選択できることは、個々の電子銃の製造品
質のバラツキをも補正可能としたことを意味し歩留り向
上となる。
合した最適条件を設定することが可能となる。このよう
に、第２収束電極６と第１収束電極５とに印加されるそ
れぞれの第２収束電圧Ｅｂと第１収束電圧Ｅａ間の電位
差を最適値に選択できることは、個々の電子銃の製造品
質のバラツキをも補正可能としたことを意味し歩留り向
上となる。
【００１８】なお、本発明では、第２収束電圧Ｅｂの帰
線期間中のみ、その波形が変化するように制御回路部Ｅ
ｃからの制御電圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳する
ことから、この帰線期間中での波形操作であるため表示
画面には何ら影響を与えることはない。また、図３に示
すように、上述のクランプする代わりにパラボラ波形の
帰線期間の波形を折り返す状態にして、第２収束電圧Ｅ
ｂと第１収束電圧Ｅａとの電位差Δｖをさらに大きく変
化可能にしてもよい。さらに、図１の抵抗器Ｒは、陰極
線管内にあっても陰極線管外にあっても構わない。
線期間中のみ、その波形が変化するように制御回路部Ｅ
ｃからの制御電圧をダイナミック電源部Ｅｄに重畳する
ことから、この帰線期間中での波形操作であるため表示
画面には何ら影響を与えることはない。また、図３に示
すように、上述のクランプする代わりにパラボラ波形の
帰線期間の波形を折り返す状態にして、第２収束電圧Ｅ
ｂと第１収束電圧Ｅａとの電位差Δｖをさらに大きく変
化可能にしてもよい。さらに、図１の抵抗器Ｒは、陰極
線管内にあっても陰極線管外にあっても構わない。
【００１９】
【発明の効果】上述したように、本発明のカラー陰極線
管装置によれば、第２収束電極に印加するパラボラ波形
である第２収束電圧の帰線期間中に、第１収束電圧Ｅａ
を調整することが可能となる。従って、第２収束電圧と
第１収束電圧間の電位差を任意に可変制御することがで
きることから、個々の電子銃に適合した最適条件下のも
とで４重極レンズを動作可能にすることができる。すな
わち、個々の電子銃の製造品質のバラツキをも補正可能
であることを意味し、フォーカス特性の向上および歩留
り向上に寄与できる。
管装置によれば、第２収束電極に印加するパラボラ波形
である第２収束電圧の帰線期間中に、第１収束電圧Ｅａ
を調整することが可能となる。従って、第２収束電圧と
第１収束電圧間の電位差を任意に可変制御することがで
きることから、個々の電子銃に適合した最適条件下のも
とで４重極レンズを動作可能にすることができる。すな
わち、個々の電子銃の製造品質のバラツキをも補正可能
であることを意味し、フォーカス特性の向上および歩留
り向上に寄与できる。
【図１】 本発明によるカラー陰極線管装置の電子銃と
供給電源部を示す要部関係図
供給電源部を示す要部関係図
【図２】 クランプされたパラボラ状の第２収束電圧と
第１収束電圧を示す図
第１収束電圧を示す図
【図３】 折り返されたパラボラ状の第２収束電圧と第
１収束電圧を示す図
１収束電圧を示す図
【図４】 積分回路を有する一般的なクランプ回路
【図５】 従来のカラー陰極線管装置の電子銃と供給電
源部を示す要部関係図
源部を示す要部関係図
【図６】 従来のパラボラ状の第２収束電圧と第１収束
電圧を示す図
電圧を示す図
１ 電子銃 ２ カソード電極 ３ 制御電極 ４ 第１加速電極 ５ 第１収束電極 ６ 第２収束電極 ７ ４重極レンズ ８ 第２加速電極 Ｅａ 第１収束電圧 Ｅｂ 第２収束電圧 Ｅｃ 制御回路部 Ｅｄ ダイナミック電源部 Ｒ 抵抗器 Δｖ 第２収束電圧と第１収束電圧との電位差
Claims (3)
- 【請求項１】少なくともカソード電極と、制御電極、第
１加速電極、第１収束電極、第２収束電極、第２加速電
極とを順次所定間隔で配設した電子銃を備え、前記第２
収束電極に印加するダイナミック電源部より供給される
パラボラ波形の第２収束電圧と、前記第２収束電極から
抵抗器を介して第１収束電極に発生する平均的平滑電圧
の第１収束電圧とにより前記第２収束電極と前記第１収
束電極間に４重極レンズを構成するカラー陰極線管装置
において、前記第２収束電圧と前記第１収束電圧との電
位差を、前記パラボラ波形からなる第２収束電圧の波形
操作により可変制御する手段を具備したことを特徴とす
るカラー陰極線管装置。 - 【請求項２】前記電位差を可変制御する手段が前記パラ
ボラ波形の第２収束電圧の帰線期間部分をある任意の制
御電圧でクランプされた電圧波形であることを特徴とす
る請求項１記載のカラー陰極線管装置。 - 【請求項３】前記クランプされた電圧波形が前記第１収
束電圧を決定し、前記第２収束電圧と前記第１収束電圧
との電位差を可変制御することを特徴とする請求項２記
載のカラー陰極線管装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103042A JPH09288984A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | カラー陰極線管装置 |
| US08/839,944 US5977726A (en) | 1996-04-25 | 1997-04-24 | CRT system using electrostatic quadruple lens |
| TW086105383A TW327232B (en) | 1996-04-25 | 1997-04-24 | CRT system with electrostatic four-ply lens |
| KR1019970015500A KR100252733B1 (ko) | 1996-04-25 | 1997-04-25 | 정전 4 중극 렌즈를 이용한 crt 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103042A JPH09288984A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | カラー陰極線管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09288984A true JPH09288984A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14343617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8103042A Pending JPH09288984A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | カラー陰極線管装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5977726A (ja) |
| JP (1) | JPH09288984A (ja) |
| KR (1) | KR100252733B1 (ja) |
| TW (1) | TW327232B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474331B1 (ko) * | 2002-05-15 | 2005-03-10 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 컬러 화상표시장치 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100263862B1 (ko) * | 1998-05-18 | 2000-08-16 | 김순택 | 투사 표시관의 구동 방법 |
| KR100617211B1 (ko) * | 1999-08-13 | 2006-08-31 | 엘지전자 주식회사 | 칼라 음극선관용 전자총 |
| JP2002075240A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
| US7102302B2 (en) * | 2002-04-19 | 2006-09-05 | Thomson Licensing | Waveform generator for controlling an electron beam in a cathode ray tube |
| AU2003225081A1 (en) * | 2002-04-19 | 2003-11-03 | Thomson Licensing S.A. | Waveform generator for controlling an electron beam in a cathode ray tube |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4771216A (en) * | 1987-08-13 | 1988-09-13 | Zenith Electronics Corporation | Electron gun system providing for control of convergence, astigmatism and focus with a single dynamic signal |
| JP2645061B2 (ja) * | 1988-03-11 | 1997-08-25 | 株式会社東芝 | カラー受像管装置 |
| US4968919A (en) * | 1989-12-18 | 1990-11-06 | Zenith Electronics Corporation | Differential east-west pin-cushion distortion correction circuit |
| JP3554062B2 (ja) * | 1995-03-07 | 2004-08-11 | エヌイーシー三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社 | フォーカス補正用パラボラ波整形回路 |
| TW319880B (ja) * | 1995-12-27 | 1997-11-11 | Matsushita Electron Co Ltd |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8103042A patent/JPH09288984A/ja active Pending
-
1997
- 1997-04-24 TW TW086105383A patent/TW327232B/zh active
- 1997-04-24 US US08/839,944 patent/US5977726A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-25 KR KR1019970015500A patent/KR100252733B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474331B1 (ko) * | 2002-05-15 | 2005-03-10 | 엘지.필립스 디스플레이 주식회사 | 컬러 화상표시장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW327232B (en) | 1998-02-21 |
| US5977726A (en) | 1999-11-02 |
| KR970071965A (ko) | 1997-11-07 |
| KR100252733B1 (ko) | 2000-04-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4814670A (en) | Cathode ray tube apparatus having focusing grids with horizontally and vertically oblong through holes | |
| EP0424888B1 (en) | Color cathode ray tube apparatus | |
| JP2645063B2 (ja) | カラー受像管装置 | |
| JPH0143424B2 (ja) | ||
| EP0234520B1 (en) | Electron gun system for color cathode ray tube | |
| JP2780738B2 (ja) | カラー表示装置 | |
| US5281896A (en) | Electron gun for CRT | |
| JPH09288984A (ja) | カラー陰極線管装置 | |
| JP2693470B2 (ja) | カラー受像管 | |
| US5339010A (en) | Color cathode-ray tube apparatus | |
| JPH06283113A (ja) | カラー受像管装置 | |
| JP2610251B2 (ja) | カラー受像装置 | |
| JPH05135709A (ja) | 陰極線管 | |
| JPS6310444A (ja) | カラー表示装置 | |
| JPS6258102B2 (ja) | ||
| KR910009635B1 (ko) | 다이나믹 포커스 전자총 | |
| JPH1079234A (ja) | カラー陰極線管のコンバーゼンス補正方法 | |
| JPH09199049A (ja) | 電子銃 | |
| JP2629927B2 (ja) | カラー受像管用電子銃 | |
| US5729099A (en) | Electron gun having improved focus and convergence, and color cathode-ray tube and image display device | |
| US6404138B1 (en) | Cold cathode display device and driving method | |
| JP2000253271A (ja) | 波形生成回路 | |
| JP2002190260A (ja) | 陰極線管装置 | |
| JPH0883575A (ja) | カラー受像管 | |
| JP2692858B2 (ja) | カラー受像管装置 |