JPH09287613A - ねじのゆるみ表示部付き座金 - Google Patents

ねじのゆるみ表示部付き座金

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JPH09287613A
JPH09287613A JP13738296A JP13738296A JPH09287613A JP H09287613 A JPH09287613 A JP H09287613A JP 13738296 A JP13738296 A JP 13738296A JP 13738296 A JP13738296 A JP 13738296A JP H09287613 A JPH09287613 A JP H09287613A
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JP
Japan
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washer
screw
display
bent
display piece
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JP13738296A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Udagawa
紘 宇多川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ねじを締めるときに用いる座金で、従来のばね
座金ど一緒に、又は本発明の座金単独で用い、ねじを締
める正面からねじの締め具合を目視で確認できる座金を
提供する。 【構成】ばね材で円環板1を作る。円環板の外周側に設
けた継部2の内側に、半径方向の縦側面3を持つ表示片
5を設け、表示片は円環板の内周側に設けた曲げ部4で
円環板とつなげる。表示片は曲げ部で反らせるように円
周方向に曲げる。曲げ方は、座金を押す力によって変形
して平らになっても圧力がなくなれば元の形に復元でき
るように丸みを持った曲げ方とする。以上の構成から成
る表示部を複数個円環板に設ける。 【効果】 表示片の反りによる変形は縦側面の水平方向
の動きとなるので、ねじを締める正面から確認でき、し
たがってねじの締まり具合を容易に確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ねじのゆるみを発見
しやすくしたねじのゆるみ表示部付き座金に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ねじを締めて被締結物を固定する場合、
ねじの締まり具合を目視で判断できれば便利であるが、
従来良い方法がなく、ねじ回しでねじを締めてみてその
締まり具合を確かめたりしていた。ねじを締めるとき、
ばね座金を用いることが多く、ばね座金はねじを締める
ときの圧力で変形することによってねじがきつく締まる
ようになっている。したがって、ばね座金の変形をみれ
ば、ねじの締まり具合がわかる。ばね座金の変形は座金
の切り口の段差部の縦方向のずれとなって現れている。
しかし従来のばね座金の切り口の段差部のずれ具合は縦
方向のずれであるため、ねじを締める正面からはその状
態を判断しにくいという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この欠点を
取り除き、ねじのゆるみ具合いをねじの正面から目視で
きるねじのゆるみ表示部付き座金を提供するものである
【0004】
【問題を解決するための手段】従来のばね座金の変形
は、段差部の開き具合が縦方向、つまりねじの軸方向の
変形となっていたためにねじを締める正面からその状態
を見ることができなかったので、本発明は、座金の変形
が水平方向、つまりねじを回転する円周方向の成分を持
つようにし、正面からでもその状態を見ることができる
ようにしたものである。本発明は、次のような構成から
成る。ばね材で円環板1を作る。円環板の外周側に設け
た継部2の内側に、半径方向の縦側面3を持つ表示片5
を設ける。表示片は円環板の内周側に設けた曲げ部4で
円環板とつながっている。表示片は曲げ部で反らせるよ
うに円周方向に曲げる。曲げ方は、座金を押す圧力によ
って変形して平らになっても圧力が無くなれば元の形に
復元できるように丸みを持った曲げ方とする。以上の構
成から成る表示部を複数個円環板に設ける。
【0005】図2は実施例の表示部の斜視図である。表
示片5は曲げ部4で円環板1とつながっていると同時
に、曲げ部で曲げられて表示片の先端は斜めに持ち上が
っている。表示片先端の動きを拡大するため曲げ部での
曲げる位置は、点線で示すように縦側面3と斜めになっ
ている。図4は実施例の表示部の形状を説明するための
平面図であるが、表示片5は、ちょうど、円環板1の外
周側の継部2の内周側に、曲げ部4を残して縦側面3と
切り込み部6から成るT字形のスリットによって、表示
片5を切り出したような形状を有する。その表示片を縦
側面とは斜めの点線に沿って反らせるように曲げること
により表示部を形成する。表示片5を持つ部分を、継部
2で継いで円環とした形状である。
【0006】本発明の座金は、ねじのゆるみの発見に用
いるのであるから、使用するねじやばね座金とともに用
いるため、本発明の座金の大きさは、使用するねじやば
ね座金に合わせた大きさで製作する。図3の実施例の表
示部の寸法図によって大きさを説明すると、本発明の座
金の内径Aは、使用するねじになめらかに差し込まれる
ようにねじの直径より少し大きくし、一緒に使用するば
ね座金の内径とほぼ同じ内径とする。表示片5の縦側面
の先端までの直径Cは使用するねじの頭の直径や、座金
やナットの外径よりも大きくする。表示片5の先端の部
分で、ねじの頭の直径や、ばね座金やナットの外径より
大きい部分が、ねじを締めたとき正面から見える部分と
なるため、直径Cの大きさは大きいほど望ましいが、取
扱い易さや、材料の質、厚さによる強度も考慮して定め
る。曲げ部4までの直径Bは、使用するばね座金やねじ
の頭によって圧される部分であるので、ねじの頭や、ば
ね座金やナットの外径程度に選ぶ。曲げ部4の長さは、
表示片5の長さより、切り込み部6の部分だけ短くなっ
ている。これは曲げ部4がばね座金やナットによって圧
されることにより変形するが、ばね座金やナットの外径
以上の部分からは圧力を受けないので、切り込み6を入
れて、曲げ部の変形が表示片の先端部まで良く伝わるよ
うにしておくためである。切り込み部6の長さをゼロに
した場合は、表示片の先端までも曲げ部で円環板につな
がっているため、曲げ部で受けるばね座金やナットから
の圧力によって表示片の先端部分まで変形しにくくなる
が、表示片の先端部分の強度は増すため、運搬等の取扱
い中に表示片が変形しにくい表示部を形成する事ができ
る。
【0007】表示片5は曲げ部4で反らせるように曲げ
るが、図2の表示部の斜視図で示す実施例では、縦側面
3と斜めの位置にある線を、折れ線として、反らせるよ
うに曲げてある。反らせるように曲げるとは、折れ線
で、折り目が付くように直角に曲げるのではなく、圧に
よって容易に変形し、また、圧が無くなると元の形に復
元しやすいように丸みをもって曲げる事である
【0008】
【作用】図1は継部2の内周側に表示片2個を対称に配
置した表示部を持つ実施例の斜視図であり、図2はその
実施例の表示部の斜視図を示す。自然な状態では、表示
片は円周方向に反らせるように曲がっているため、表示
片は斜めに上に持ち上がっており、かつ、そのため、正
面から見た場合向かい合う2つの表示片の縦側面3は互
いに離れて見える。図2の表示片は、曲げ部4で、縦側
面3と斜めの位置にある線を折れ線として曲げてある
が、これは内周側にある曲げ部4のわずかな曲げで表示
片5の先端部が大きく動くようにするためであり、先端
部の動きを見やすく拡大して見えるようにしてある。
【0009】本発明の座金に圧力がかかっていないとき
には、表示片の先端部は、開いて見える。これはねじを
締める正面からでも良く判別できる。この座金の曲げ部
4にばね座金やナットによって圧力がかかると、曲げ部
は圧されて平らになり、したがって斜めに持ち上がって
いた表示片も平になる。表示片が平になると2つの表示
片の縦側面3は互いに接近し、密接するようになる。こ
の状態はねじをしめる正面から良く見ることができる。
【0010】図5はばね座金と実施例との組み合わせを
示す斜視図である。Dの部分は表示部が圧縮された状態
を示しており、縦側面は互いに密接している。Eの部分
は表示部が圧縮されていない状態を示しており、縦側面
ははっきりと分かれている。縦側面の動きは正面からみ
ていると円周方向つまり平面的な動きの成分を持ってお
り、従来のばね座金の段差部のように縦方向だけの動き
とは違っている。この表示片の縦側面の平面的な動きは
ねじを締める正面から容易に認めることができるため、
ばね座金と一緒に使用すればばね座金の締まり具合を容
易に判断することができる。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は、継部2の内側に設けた表示片を2個、縦側面が互
いに相対するように対称に配置して形成した表示部を4
箇所設けた実施例の斜視図である。図2は実施例の表示
部の斜視図である。相対する表示片の縦側面3は縦側面
と斜めの折れ線で曲げられているため表示片の先端部の
曲げの動きは拡大され、自然状態で縦側面の開き具合を
見やすくしてある。曲げ部4にばね座金やねじの頭によ
って圧力が加わると曲げ部は平になり、したがって表示
片の先端部も平になり、そのため相対する縦側面は密接
するように近づき、その状態は正面から容易に見ること
ができる。図1の実施例では全ての表示部の表示片が同
じ面の方向に曲げられているが、座金を裏表対称に使用
できるように別の方向に曲げた表示片を持つ表示部を設
けておくこともできる。
【0012】図7は第2の実施例の表示部の斜視図であ
り、図6はその表示部の形状を示す平面図である。この
例は切り込み部6を持たず、折れ線を縦側面とほぼ平行
にしたもので表示部の構造が簡単であるため強度があ
り、表示片の先端が、運搬等の取扱い中の変形を受けに
くく、ばね板材料の厚さを増して、本発明の座金自体で
ばね座金として使用することもできる。
【0013】図8は、第3の実施例の表示部の斜視図で
ある。この例は、表示片を1枚だけ表示部として持つも
ので構造が簡単であるため製造も容易で、継部が短いた
め強度がある。
【0014】図9は、第4の実施例の表示部の斜視図で
ある。この例は、相対する対称に配置した表示片の曲げ
方向を互いに逆にしたものである。この実施例は裏表同
一に使用する事ができる利点がある。
【0015】図10は第5の実施例の表示部の斜視図で
ある。表示片の内周側の根本を接続したもので、表示片
が継部2と表示片の根本の接続とによって支えられるの
で、機械的に丈夫になり、大形のねじに用いるものであ
る。
【0016】
【発明の効果】従来、ねじが用いられているとき、ねじ
が締まっているかどうかは、ねじを締める正面から目視
で判定できなかった。そのため、閉まり具合を確認する
には、ねじ回しで締めてみてその締まり具合を確認して
いた。また電気的な接続にねじを用いているときは、危
険なため、ねじ回しで締めて見ることもできなかった。
ばね座金はねじのゆるみ具合で切り口の段差部の合わせ
具合か変わるので目視確認できるわけであるが、段差部
の動きは縦方向であるので、ねじを締める正面からは段
差部の動きを確認することができなかった。本発明のね
じのゆるみ表示部付き座金を用いれば、ねじの頭や、ば
ね座金の外周の外側にねじのゆるみを表示している部分
が出ており、この表示部は縦側面の開き具合という、円
周方向の動きでゆるみ具合を表示するので、ねじを締め
る正面から容易にねじの締まり具合を見ることができ
る。本発明のねじのゆるみ表示部付き座金を用いること
により、ねじ部分に触る事なく、正面から目視で緩みを
発見できるので、電気的なねじ締め部分の緩み具合の検
査や、また、ねじの締め忘れの検査にも役立ち、機器の
信頼性の向上を図ることができる。本発明の座金は、従
来のばね座金と一緒に用いてばね座金の変形状態を表示
させることに用いることができるし、また、材料の強度
を変えて本発明の座金単独でばね座金として用いること
により、ねじ締め機能と表示用の座金の機能の両方を持
たせる事もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜視図
【図2】実施例の表示部の斜視図
【図3】実施例の表示部の寸法図
【図4】実施例の表示部の形状を説明する平面図
【図5】ばね座金と実施例との組み合わせを示す斜視図
【図6】実施例の表示部の形状を示す平面図
【図7】第2の実施例の表示部の斜視図
【図8】第3の実施例の表示部の斜視図
【図9】第4の実施例の表示部の斜視図
【図10】第5の実施例の表示部の斜視図
【符号の説明】 1 円環板 2 継部 3 縦側面 4 曲げ部 5 表示片 6 切り込み部 7 ばね座金 A 内径 B 直径 C 直径 D 表示部が圧縮された状態 E 表示部が圧縮されていない状態

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね材で作った円環板(1)の外周側に設
    けた継部(2)の内側に、半径方向の縦側面(3)を持
    ちかつ円環板の内周側に設けた曲げ部(4)で円環板と
    つながる表示片(5)を設け、表示片は圧によって可逆
    的に変形するよう反らせるように曲げ部で円周方向に曲
    げて成る表示部を、複数個円環板に設けた、ねじのゆる
    み表示部付き座金。
JP13738296A 1996-04-22 1996-04-22 ねじのゆるみ表示部付き座金 Pending JPH09287613A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13738296A JPH09287613A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 ねじのゆるみ表示部付き座金

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JPH09287613A true JPH09287613A (ja) 1997-11-04

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ID=15197386

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JP13738296A Pending JPH09287613A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 ねじのゆるみ表示部付き座金

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JP (1) JPH09287613A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103362927A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 无锡市张泾宇钢机械厂 拱形状弹性垫片
CN107013553A (zh) * 2017-06-13 2017-08-04 魏向东 防松动垫圈结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103362927A (zh) * 2013-08-05 2013-10-23 无锡市张泾宇钢机械厂 拱形状弹性垫片
CN107013553A (zh) * 2017-06-13 2017-08-04 魏向东 防松动垫圈结构
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