JPH09287521A - 2行程機関用気化器 - Google Patents
2行程機関用気化器Info
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- JPH09287521A JPH09287521A JP12215296A JP12215296A JPH09287521A JP H09287521 A JPH09287521 A JP H09287521A JP 12215296 A JP12215296 A JP 12215296A JP 12215296 A JP12215296 A JP 12215296A JP H09287521 A JPH09287521 A JP H09287521A
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- Japan
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- air
- valve
- control valve
- scavenging
- passage
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
全体的構成が簡単で作動が確実であり、気化器の絞り弁
の開度に対する空気制御弁の開動作特性を調整できるよ
うにする。 【課題】 【解決手段】 機関の掃気口33とクランク室39aと
を連通する掃気通路33aの掃気口33に近接する部分
に空気通路25を接続し、空気通路25に掃気通路33
aへの空気の流れを許す逆止弁27を設ける。空気清浄
器Dと気化器Bとの間に、絞り弁15に連動して空気通
路25の空気流量を加減する空気制御弁Cを挟持し、空
気清浄器Dと空気制御弁Cと気化器Bを一体化して機関
に取り付ける。絞り弁15を操作する操作レバー61と
空気制御弁Cの弁体5に結合したレバー23とを連結
し、操作レバー61を動かすことにより、絞り弁15と
空気制御弁Cが同時に作動するようにする。
の開度に対する空気制御弁の開動作特性を調整できるよ
うにする。 【課題】 【解決手段】 機関の掃気口33とクランク室39aと
を連通する掃気通路33aの掃気口33に近接する部分
に空気通路25を接続し、空気通路25に掃気通路33
aへの空気の流れを許す逆止弁27を設ける。空気清浄
器Dと気化器Bとの間に、絞り弁15に連動して空気通
路25の空気流量を加減する空気制御弁Cを挟持し、空
気清浄器Dと空気制御弁Cと気化器Bを一体化して機関
に取り付ける。絞り弁15を操作する操作レバー61と
空気制御弁Cの弁体5に結合したレバー23とを連結
し、操作レバー61を動かすことにより、絞り弁15と
空気制御弁Cが同時に作動するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピストンの摺動に伴
うクランク室の圧力変動を利用してクランク室へ混合気
を吸入し、クランク室の混合気を加圧してシリンダない
し燃焼室へ供給する、クランク室圧縮式の2行程機関に
適した気化器に関するものである。
うクランク室の圧力変動を利用してクランク室へ混合気
を吸入し、クランク室の混合気を加圧してシリンダない
し燃焼室へ供給する、クランク室圧縮式の2行程機関に
適した気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクランク室圧縮式の2行程機関で
は、クランク室で加圧された混合気を掃気口を経てシリ
ンダへ供給することにより、シリンダに残つている燃焼
ガスの掃気を行うものであるので、燃焼ガスの掃気を良
好に行おうとすれば、シリンダへ流入した混合気が、燃
焼ガスと一緒に排気口を経て大気中へ排出されるという
吹抜け現象が発生する。吹抜け現象は排出ガスに含まれ
る未燃焼成分(炭化水素HC)の量を増加させ、燃料の
浪費を招く。
は、クランク室で加圧された混合気を掃気口を経てシリ
ンダへ供給することにより、シリンダに残つている燃焼
ガスの掃気を行うものであるので、燃焼ガスの掃気を良
好に行おうとすれば、シリンダへ流入した混合気が、燃
焼ガスと一緒に排気口を経て大気中へ排出されるという
吹抜け現象が発生する。吹抜け現象は排出ガスに含まれ
る未燃焼成分(炭化水素HC)の量を増加させ、燃料の
浪費を招く。
【0003】吹抜け現象はピストンによる排気口の閉時
期を早めることにより抑止できるが、この場合には、シ
リンダに残留する燃焼ガスが多くなり、不完全燃焼や失
火などによる不整燃焼行程が増加し、結局は排出ガスに
含まれる炭化水素が増加するだけでなく、機関出力が低
下するという欠点がある。
期を早めることにより抑止できるが、この場合には、シ
リンダに残留する燃焼ガスが多くなり、不完全燃焼や失
火などによる不整燃焼行程が増加し、結局は排出ガスに
含まれる炭化水素が増加するだけでなく、機関出力が低
下するという欠点がある。
【0004】そこで、特開平7−139358号公報、
特開平7−189704号公報、特開平7−26935
6号公報などに開示される2行程機関では、掃気通路の
掃気口に近接する部分に空気通路を接続し、該空気通路
に逆止弁を設け、該空気通路の空気流量を機関の絞り弁
操作と連動して調整する掃気調整機構を設けている。上
述の2行程機関では、ピストンの上昇時クランク室が負
圧になると、気化器で生成された混合気が吸気口を経て
クランク室へ吸引され、同時に空気が空気通路から逆止
弁を経て掃気通路または掃気口に近接する部分へ吸引さ
れる。混合気の爆発によりピストンが下降すると、ピス
トンの下死点付近で排気口が開き、燃焼ガスが排出され
る。続いて、掃気口が開き、クランク室の正圧によりま
ず掃気通路の空気がシリンダへ噴出され、次いでクラン
ク室の混合気がシリンダへ噴出される。この場合に、排
気口が開いている間に、掃気口からシリンダへ当初噴出
する空気が排気口へ流れ、空気に続いて混合気が排気口
へ流れるまでに排気口は閉じる。
特開平7−189704号公報、特開平7−26935
6号公報などに開示される2行程機関では、掃気通路の
掃気口に近接する部分に空気通路を接続し、該空気通路
に逆止弁を設け、該空気通路の空気流量を機関の絞り弁
操作と連動して調整する掃気調整機構を設けている。上
述の2行程機関では、ピストンの上昇時クランク室が負
圧になると、気化器で生成された混合気が吸気口を経て
クランク室へ吸引され、同時に空気が空気通路から逆止
弁を経て掃気通路または掃気口に近接する部分へ吸引さ
れる。混合気の爆発によりピストンが下降すると、ピス
トンの下死点付近で排気口が開き、燃焼ガスが排出され
る。続いて、掃気口が開き、クランク室の正圧によりま
ず掃気通路の空気がシリンダへ噴出され、次いでクラン
ク室の混合気がシリンダへ噴出される。この場合に、排
気口が開いている間に、掃気口からシリンダへ当初噴出
する空気が排気口へ流れ、空気に続いて混合気が排気口
へ流れるまでに排気口は閉じる。
【0005】上述した2行程機関の掃気調整機構では、
気化器の吸気路を開閉する絞り弁の軸に第1の腕が結合
され、掃気調整機構の蝶弁の軸に結合した第2の腕に、
上述の第1の腕がロツドにより連結され、これにより蝶
弁は絞り弁と連動して開閉するように構成される。しか
し、上述の掃気調整機構では、複数の掃気口を有する機
関の場合に、複数の掃気調整機構を設けることは、構造
が複雑になり、掃気調整機構が機関から突出するために
全体が大形になり、各掃気調整機構の蝶弁相互の開度に
ばらつきが生じ、絞り弁との同調が困難になり、また長
期使用の内に同調する開度が変化し、機関の掃気状況が
変化する恐れもある。さらに、空気通路から機関へほこ
りなどが入らないように、各空気通路へ空気清浄器を取
り付ける必要があるが、空気通路が独立している構成で
は、空気清浄器の装着が困難になる。
気化器の吸気路を開閉する絞り弁の軸に第1の腕が結合
され、掃気調整機構の蝶弁の軸に結合した第2の腕に、
上述の第1の腕がロツドにより連結され、これにより蝶
弁は絞り弁と連動して開閉するように構成される。しか
し、上述の掃気調整機構では、複数の掃気口を有する機
関の場合に、複数の掃気調整機構を設けることは、構造
が複雑になり、掃気調整機構が機関から突出するために
全体が大形になり、各掃気調整機構の蝶弁相互の開度に
ばらつきが生じ、絞り弁との同調が困難になり、また長
期使用の内に同調する開度が変化し、機関の掃気状況が
変化する恐れもある。さらに、空気通路から機関へほこ
りなどが入らないように、各空気通路へ空気清浄器を取
り付ける必要があるが、空気通路が独立している構成で
は、空気清浄器の装着が困難になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、全体的構成が簡単で作動が確実であり、気
化器の絞り弁の開度に対する空気制御弁の開動作特性を
調整できる2行程内燃機関用気化器を提供することにあ
る。
問題に鑑み、全体的構成が簡単で作動が確実であり、気
化器の絞り弁の開度に対する空気制御弁の開動作特性を
調整できる2行程内燃機関用気化器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は機関の掃気口とクランク室とを連通
する掃気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続
し、該空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁
を設け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して
前記空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持
し、空気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関
に取り付けた2行程機関用気化器において、絞り弁を操
作する操作レバーと空気制御弁の弁体に結合したレバー
とを連結し、操作レバーを動かすことにより前記絞り弁
と前記空気制御弁が同時に作動するようにしたものであ
る。
に、本発明の構成は機関の掃気口とクランク室とを連通
する掃気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続
し、該空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁
を設け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して
前記空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持
し、空気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関
に取り付けた2行程機関用気化器において、絞り弁を操
作する操作レバーと空気制御弁の弁体に結合したレバー
とを連結し、操作レバーを動かすことにより前記絞り弁
と前記空気制御弁が同時に作動するようにしたものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では空気清浄器と空気制御
弁と気化器とが一体的に機関に取り付けられ、気化器の
絞り弁と空気制御弁とは連動連結され、絞り弁が開くに
つれて、混合気が機関のクランク室へ吸入され、空気制
御弁を通過した空気が空気通路を経て各掃気通路へ吸入
される。
弁と気化器とが一体的に機関に取り付けられ、気化器の
絞り弁と空気制御弁とは連動連結され、絞り弁が開くに
つれて、混合気が機関のクランク室へ吸入され、空気制
御弁を通過した空気が空気通路を経て各掃気通路へ吸入
される。
【0009】本発明は絞り弁と空気制御弁との連結構造
を簡単なものにし、特に絞り弁と空気制御弁の作動が確
実であり、各弁の開動作時期が狂わないようにする。こ
のため、混合気量を加減する気化器の絞り弁の操作レバ
ーと、掃気行程でシリンダへ供給する空気量を加減する
空気制御弁のレバーとを単一の連結ロツドにより連結
し、連結ロツドの実質的長さを加減することにより、絞
り弁の開度に対する空気制御弁の開度を調整し、混合気
の吹抜け現象を抑止し、掃気効率を高める。
を簡単なものにし、特に絞り弁と空気制御弁の作動が確
実であり、各弁の開動作時期が狂わないようにする。こ
のため、混合気量を加減する気化器の絞り弁の操作レバ
ーと、掃気行程でシリンダへ供給する空気量を加減する
空気制御弁のレバーとを単一の連結ロツドにより連結
し、連結ロツドの実質的長さを加減することにより、絞
り弁の開度に対する空気制御弁の開度を調整し、混合気
の吹抜け現象を抑止し、掃気効率を高める。
【0010】また、必要に応じて絞り弁の操作レバーま
たは空気制御弁のレバーに対する連結ロツドの取付位置
を変更することにより、絞り弁と空気制御弁の開動作時
期を容易に変更できるようにする。
たは空気制御弁のレバーに対する連結ロツドの取付位置
を変更することにより、絞り弁と空気制御弁の開動作時
期を容易に変更できるようにする。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る気化器を備えた2行程機
関の左側面断面図、図2は同機関の平面断面図である。
2行程機関Aはクランクケース39の上部にシリンダ3
2を結合され、シリンダ32に昇降自在に嵌合するピス
トン34が、クランクケース39に支持されたクランク
軸38のクランク腕38aに連接棒42により連結され
ている。シリンダ32の上端壁には燃焼室32aへ突出
する点火栓31が装着される。シリンダ32の周壁には
ピストン34の下死点付近で開く排気口35と掃気口3
3が設けられ、排気口35は排気マフラ44を経て大気
に連通し、掃気口33は掃気通路33aを経てクランク
室39aへ連通している。ピストン34の上死点付近で
開く吸気口37がクランクケース39に設けられ、吸気
口37は気化器B、空気制御弁C、空気清浄器Dを経て
大気へ連通される。
関の左側面断面図、図2は同機関の平面断面図である。
2行程機関Aはクランクケース39の上部にシリンダ3
2を結合され、シリンダ32に昇降自在に嵌合するピス
トン34が、クランクケース39に支持されたクランク
軸38のクランク腕38aに連接棒42により連結され
ている。シリンダ32の上端壁には燃焼室32aへ突出
する点火栓31が装着される。シリンダ32の周壁には
ピストン34の下死点付近で開く排気口35と掃気口3
3が設けられ、排気口35は排気マフラ44を経て大気
に連通し、掃気口33は掃気通路33aを経てクランク
室39aへ連通している。ピストン34の上死点付近で
開く吸気口37がクランクケース39に設けられ、吸気
口37は気化器B、空気制御弁C、空気清浄器Dを経て
大気へ連通される。
【0012】気化器Bはクランクケース39の吸気口3
7に、吸気弁(リード弁)37aを備えた断熱管21を
介して取り付けられる。詳しくは、2行程機関のクラン
クケース39に対し断熱管21を介して、気化器Bと空
気制御弁Cと空気清浄器Dとが一体的に、図示してない
2本の取付ボルトにより取り付けられる。気化器Bは本
体16の吸気路を横切る円筒部に、絞り孔を有する絞り
弁15を嵌挿し、絞り弁15の上端の軸部12に絞り弁
レバー10を結合される。本体16の下部には膜18に
より定圧燃料室19と大気室17とが区画される。定圧
燃料室19には燃料槽(図示せず)の燃料が燃料ポンプ
により逐次補給され、常時一定圧に保持される。定圧燃
料室19から燃料ノズル20が絞り弁15の絞り孔へ突
出される一方、絞り弁15の軸部12から絞り孔へ突出
する棒弁14が、燃料ノズル20へ嵌挿され、燃料噴孔
の開度を加減するようになつている。絞り弁レバー10
を図示してない戻しばねの力に抗して回動すると、絞り
弁15の開度が増加し、同時に絞り弁レバー10と本体
16の上端壁との間に形成したカム機構により、絞り弁
15と一緒に棒弁14が上昇し、燃料ノズル20の燃料
噴孔の開度が増加する。
7に、吸気弁(リード弁)37aを備えた断熱管21を
介して取り付けられる。詳しくは、2行程機関のクラン
クケース39に対し断熱管21を介して、気化器Bと空
気制御弁Cと空気清浄器Dとが一体的に、図示してない
2本の取付ボルトにより取り付けられる。気化器Bは本
体16の吸気路を横切る円筒部に、絞り孔を有する絞り
弁15を嵌挿し、絞り弁15の上端の軸部12に絞り弁
レバー10を結合される。本体16の下部には膜18に
より定圧燃料室19と大気室17とが区画される。定圧
燃料室19には燃料槽(図示せず)の燃料が燃料ポンプ
により逐次補給され、常時一定圧に保持される。定圧燃
料室19から燃料ノズル20が絞り弁15の絞り孔へ突
出される一方、絞り弁15の軸部12から絞り孔へ突出
する棒弁14が、燃料ノズル20へ嵌挿され、燃料噴孔
の開度を加減するようになつている。絞り弁レバー10
を図示してない戻しばねの力に抗して回動すると、絞り
弁15の開度が増加し、同時に絞り弁レバー10と本体
16の上端壁との間に形成したカム機構により、絞り弁
15と一緒に棒弁14が上昇し、燃料ノズル20の燃料
噴孔の開度が増加する。
【0013】シリンダ32の壁部に空気吸入口を形成す
る3つの接続管26が配設され、各接続管26の一端は
掃気通路33aの掃気口33に近接する部分へ連通さ
れ、他端は空気通路25、空気制御弁C、空気清浄器D
を経て大気へ連通される。各接続管26に空気通路25
から掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁27が
設けられる。
る3つの接続管26が配設され、各接続管26の一端は
掃気通路33aの掃気口33に近接する部分へ連通さ
れ、他端は空気通路25、空気制御弁C、空気清浄器D
を経て大気へ連通される。各接続管26に空気通路25
から掃気通路33aへの空気の流れを許す逆止弁27が
設けられる。
【0014】図3に示すように、逆止弁27は接続管2
6の端壁に、弁孔を有する基板28と、板ばねからなる
弁板29と、弓状に湾曲した案内板30とを重ね合せた
うえ、これらの基端部をボルト30aにより固定したも
のであり、掃気通路33aの圧力が負圧になると、弁板
29の先端側が湾曲されて基板28から離れるので、接
続管26から空気が基板28の弁孔を経て掃気通路33
aへ流れるようになつている。
6の端壁に、弁孔を有する基板28と、板ばねからなる
弁板29と、弓状に湾曲した案内板30とを重ね合せた
うえ、これらの基端部をボルト30aにより固定したも
のであり、掃気通路33aの圧力が負圧になると、弁板
29の先端側が湾曲されて基板28から離れるので、接
続管26から空気が基板28の弁孔を経て掃気通路33
aへ流れるようになつている。
【0015】図1に示すように、本発明によれば空気制
御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、吸気路9
を有するブロツク状の制御弁本体8の上半部に、吸気路
9から上方へ延びかつ弁室8a(図4)を横切る、掃気
口33と同数(3つ)の弁通路7を備えている。空気制
御弁Cの空気出口すなわち弁通路7の上端は接続管6を
結合される。図4に示すように、制御弁本体8の吸気路
9と直交する円筒形の弁室8aに、棒状の弁体5が回転
可能に嵌挿される。弁体5は弁室8aを横切る弁通路7
と連通可能の弁孔5aを備えており、弁体5を回転する
と弁通路7と連通する通路の面積が変化する。各弁通路
7の下端は、吸気路9と交差する通路53へ連通する。
通路53の端部は蓋52により閉鎖される。空気制御弁
Cの空気出口すなわち接続管6は管からなる空気通路2
5により、シリンダ32の壁部の接続管26へ接続され
る。
御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、吸気路9
を有するブロツク状の制御弁本体8の上半部に、吸気路
9から上方へ延びかつ弁室8a(図4)を横切る、掃気
口33と同数(3つ)の弁通路7を備えている。空気制
御弁Cの空気出口すなわち弁通路7の上端は接続管6を
結合される。図4に示すように、制御弁本体8の吸気路
9と直交する円筒形の弁室8aに、棒状の弁体5が回転
可能に嵌挿される。弁体5は弁室8aを横切る弁通路7
と連通可能の弁孔5aを備えており、弁体5を回転する
と弁通路7と連通する通路の面積が変化する。各弁通路
7の下端は、吸気路9と交差する通路53へ連通する。
通路53の端部は蓋52により閉鎖される。空気制御弁
Cの空気出口すなわち接続管6は管からなる空気通路2
5により、シリンダ32の壁部の接続管26へ接続され
る。
【0016】空気制御弁Cの制御弁本体8には吸気路9
を挟んで対称な位置にボルト挿通孔54が設けられる。
空気制御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、弁
室8aに嵌挿した弁体5の右端に抜止め用止め輪51を
係止し、弁体5の左端にレバー23を結合し、弁体5の
外端部に巻き付けた戻しばね22の一端を制御弁本体8
に、他端をレバー23にそれぞれ係止される。図2に示
すように、気化器Bの絞り弁レバー10と空気制御弁C
のレバー23とは、単一の連結ロツド13により最短距
離で連結される。絞り弁レバー10を開方向へ操作する
と、空気制御弁Cも開き、掃気通路33aへの空気量を
増加させる。
を挟んで対称な位置にボルト挿通孔54が設けられる。
空気制御弁Cは単一のロータリ絞り弁から構成され、弁
室8aに嵌挿した弁体5の右端に抜止め用止め輪51を
係止し、弁体5の左端にレバー23を結合し、弁体5の
外端部に巻き付けた戻しばね22の一端を制御弁本体8
に、他端をレバー23にそれぞれ係止される。図2に示
すように、気化器Bの絞り弁レバー10と空気制御弁C
のレバー23とは、単一の連結ロツド13により最短距
離で連結される。絞り弁レバー10を開方向へ操作する
と、空気制御弁Cも開き、掃気通路33aへの空気量を
増加させる。
【0017】図1に示すように、空気清浄器Dは2分割
体からなる箱形のケース2,4を、両者の間にフイルタ
3を挟んで結合してなり、ケース2の取入口2aから吸
入された空気は、フイルタ3、ケース4、空気制御弁C
の吸気路9、気化器B、断熱管21、吸気弁37a、吸
気口37を経てクランク室39aへ流れる。
体からなる箱形のケース2,4を、両者の間にフイルタ
3を挟んで結合してなり、ケース2の取入口2aから吸
入された空気は、フイルタ3、ケース4、空気制御弁C
の吸気路9、気化器B、断熱管21、吸気弁37a、吸
気口37を経てクランク室39aへ流れる。
【0018】図5に示すように、本発明によれば絞り弁
15の開度に対して空気制御弁Cの開度を任意に調整で
きるように構成される。つまり、気化器Bの絞り弁レバ
ー10を駆動する操作レバー61を本体16の上端壁に
支軸62により支持し、操作レバー61と空気制御弁C
のレバー23とを単一の連結ロツド13により連動連結
する。連結ロツド13の実質的長さ、つまり操作レバー
61と空気制御弁Cのレバー23との相互間隔を加減す
ることにより、絞り弁15の開度に対する空気制御弁C
の開度を調整する。このため、操作レバー61の腕61
bに回転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の
端部13bを係止するための複数の調整孔61aを設け
る。図6に示すように、空気制御弁Cのレバー23に回
転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の端部1
3aを係止するための複数の調整孔23aを設けてもよ
い。
15の開度に対して空気制御弁Cの開度を任意に調整で
きるように構成される。つまり、気化器Bの絞り弁レバ
ー10を駆動する操作レバー61を本体16の上端壁に
支軸62により支持し、操作レバー61と空気制御弁C
のレバー23とを単一の連結ロツド13により連動連結
する。連結ロツド13の実質的長さ、つまり操作レバー
61と空気制御弁Cのレバー23との相互間隔を加減す
ることにより、絞り弁15の開度に対する空気制御弁C
の開度を調整する。このため、操作レバー61の腕61
bに回転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の
端部13bを係止するための複数の調整孔61aを設け
る。図6に示すように、空気制御弁Cのレバー23に回
転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の端部1
3aを係止するための複数の調整孔23aを設けてもよ
い。
【0019】図5に示すように、気化器本体16の上端
壁に支持した支板63から上方へ突出する取付板片63
aに、図示してない遠隔操作ケーブルのアウタチユーブ
を固定する取付金具64が支持され、取付金具64を貫
通するインナワイヤが、操作レバー61の端部に支持し
たスイベル65へ連結される。絞り弁レバー10から上
方へ突出するピン10aが、図示してない戻しばねの力
により操作レバー61の側縁へ当接される。
壁に支持した支板63から上方へ突出する取付板片63
aに、図示してない遠隔操作ケーブルのアウタチユーブ
を固定する取付金具64が支持され、取付金具64を貫
通するインナワイヤが、操作レバー61の端部に支持し
たスイベル65へ連結される。絞り弁レバー10から上
方へ突出するピン10aが、図示してない戻しばねの力
により操作レバー61の側縁へ当接される。
【0020】次に、本発明による2行程内燃機関用気化
器の作動について説明する。遠隔操作ケーブルにより操
作レバー61が図5に示すアイドル位置から、支軸62
を中心として時計方向へ回動されると、操作レバー61
によりピン10aが押され、絞り弁レバー10が開方向
へ回動される。同時に、腕61bにより連結ロツド13
を介して空気制御弁Cのレバー23が回動され、空気制
御弁Cから掃気通路33aへ送られる空気量を増加させ
る。操作レバー61の調整孔61aまたは空気制御弁C
のレバー23の調整孔23aを選択して連結ロツド13
の端部13bまたは端部13aを係止すれば、連結ロツ
ド13の実質的長さが変化し、絞り弁15の開度に対す
る空気制御弁Cの開度を調整できる。
器の作動について説明する。遠隔操作ケーブルにより操
作レバー61が図5に示すアイドル位置から、支軸62
を中心として時計方向へ回動されると、操作レバー61
によりピン10aが押され、絞り弁レバー10が開方向
へ回動される。同時に、腕61bにより連結ロツド13
を介して空気制御弁Cのレバー23が回動され、空気制
御弁Cから掃気通路33aへ送られる空気量を増加させ
る。操作レバー61の調整孔61aまたは空気制御弁C
のレバー23の調整孔23aを選択して連結ロツド13
の端部13bまたは端部13aを係止すれば、連結ロツ
ド13の実質的長さが変化し、絞り弁15の開度に対す
る空気制御弁Cの開度を調整できる。
【0021】機関の運転時、ピストン34の上昇に伴い
クランク室39aと掃気通路33aが負圧状態になる
と、逆止弁27が開かれ、大気が空気清浄器D、空気制
御弁C、空気通路25、逆止弁27、掃気通路33aを
経て掃気口33へ吸入される。掃気口33への空気の吸
入はピストン34が上昇する行程のほぼ全期間に亘り行
われるので、掃気口33への空気充填効率が向上し、燃
焼ガスを掃気する際に、掃気口33からシリンダ32へ
流入する空気の勢いが強くなり、燃焼ガスの掃気性能が
向上する。一方、ピストン34が上死点へ達した時に
は、気化器Bから混合気が吸気弁37a、吸気口37を
経てクランク室39aへ充填されている。
クランク室39aと掃気通路33aが負圧状態になる
と、逆止弁27が開かれ、大気が空気清浄器D、空気制
御弁C、空気通路25、逆止弁27、掃気通路33aを
経て掃気口33へ吸入される。掃気口33への空気の吸
入はピストン34が上昇する行程のほぼ全期間に亘り行
われるので、掃気口33への空気充填効率が向上し、燃
焼ガスを掃気する際に、掃気口33からシリンダ32へ
流入する空気の勢いが強くなり、燃焼ガスの掃気性能が
向上する。一方、ピストン34が上死点へ達した時に
は、気化器Bから混合気が吸気弁37a、吸気口37を
経てクランク室39aへ充填されている。
【0022】ピストン34が上死点付近まで上昇する
と、シリンダ32の混合気が圧縮され、やがて混合気が
点火栓31により点火されると、シリンダ32で爆発が
生じ、ピストン34が下降する行程へ移る。ピストン3
4が下降する時、クランク室39aの混合気が加圧され
る。同時にクランク室39aの圧力が掃気通路33aを
経て掃気口33へ伝わり、掃気口33の空気も加圧され
る。ピストン34がさらに下降し、排気口35が開き始
めると、シリンダ32の燃焼ガスが排気口35、排気マ
フラ44を経て大気中へ排出される。排気口35が開き
始めると続いて掃気口33が開き始め、掃気通路33a
に加圧されていた空気が掃気口33を経てシリンダ32
へ流入し、シリンダ32に残留している燃焼ガスを排気
口35へ押し出す掃気作用を行う。掃気口33が開くの
と相前後して、掃気通路33aに加圧されていた空気が
シリンダ32へ流入すると、続いてクランク室39aの
混合気が掃気通路33a、掃気口33を経てシリンダ3
2へ流入する。
と、シリンダ32の混合気が圧縮され、やがて混合気が
点火栓31により点火されると、シリンダ32で爆発が
生じ、ピストン34が下降する行程へ移る。ピストン3
4が下降する時、クランク室39aの混合気が加圧され
る。同時にクランク室39aの圧力が掃気通路33aを
経て掃気口33へ伝わり、掃気口33の空気も加圧され
る。ピストン34がさらに下降し、排気口35が開き始
めると、シリンダ32の燃焼ガスが排気口35、排気マ
フラ44を経て大気中へ排出される。排気口35が開き
始めると続いて掃気口33が開き始め、掃気通路33a
に加圧されていた空気が掃気口33を経てシリンダ32
へ流入し、シリンダ32に残留している燃焼ガスを排気
口35へ押し出す掃気作用を行う。掃気口33が開くの
と相前後して、掃気通路33aに加圧されていた空気が
シリンダ32へ流入すると、続いてクランク室39aの
混合気が掃気通路33a、掃気口33を経てシリンダ3
2へ流入する。
【0023】上述のように、掃気口33からシリンダ3
2へ流入する空気と混合気とは、互いに混合されない
で、分離された状態で流れる。つまり、排気口35と掃
気口33が前後して開き、燃焼ガスの掃気が行われる
時、まず空気が掃気口33からシリンダ32へ流入し、
次いで混合気が掃気口33からシリンダ32へ流入す
る。したがつて、燃焼ガスと一緒に排気口35へ流出す
るのは、先にシリンダ32へ流入した空気だけであり、
空気の後から混合気がシリンダ32へ流入する時には、
排気口35が閉じるので、混合気が排気口35を経て大
気中へ流出するという吹抜け現象は起こらない。
2へ流入する空気と混合気とは、互いに混合されない
で、分離された状態で流れる。つまり、排気口35と掃
気口33が前後して開き、燃焼ガスの掃気が行われる
時、まず空気が掃気口33からシリンダ32へ流入し、
次いで混合気が掃気口33からシリンダ32へ流入す
る。したがつて、燃焼ガスと一緒に排気口35へ流出す
るのは、先にシリンダ32へ流入した空気だけであり、
空気の後から混合気がシリンダ32へ流入する時には、
排気口35が閉じるので、混合気が排気口35を経て大
気中へ流出するという吹抜け現象は起こらない。
【0024】次に、ピストン34が下死点から上昇する
行程へ移り、上死点付近まで上昇すると、上述したよう
にクランク室39aが負圧状態になり、気化器Bで生成
された混合気がクランク室39aへ吸入される。クラン
ク室39aの負圧状態は掃気通路33aを経て接続管2
6へも伝わるので、前回の行程で掃気通路33aへ流入
した混合気がクランク室39aへ吸い戻され、同時に、
空気制御弁Cから空気が空気通路25、逆止弁27を経
て掃気通路33aへ吸入される。したがつて、ピストン
34がほぼ上死点へ達した時、クランク室39aには混
合気が充填され、掃気通路33aには空気のみが充填さ
れた状態になる。
行程へ移り、上死点付近まで上昇すると、上述したよう
にクランク室39aが負圧状態になり、気化器Bで生成
された混合気がクランク室39aへ吸入される。クラン
ク室39aの負圧状態は掃気通路33aを経て接続管2
6へも伝わるので、前回の行程で掃気通路33aへ流入
した混合気がクランク室39aへ吸い戻され、同時に、
空気制御弁Cから空気が空気通路25、逆止弁27を経
て掃気通路33aへ吸入される。したがつて、ピストン
34がほぼ上死点へ達した時、クランク室39aには混
合気が充填され、掃気通路33aには空気のみが充填さ
れた状態になる。
【0025】上述のように、本発明では操作レバー61
の調整孔61aまたは空気制御弁Cのレバー23の調整
孔23aを選択して連結ロツド13の端部13bまたは
端部13aを係止することにより、絞り弁15の開度に
対する最適な空気制御弁Cの開度が得られ、したがつ
て、掃気行程でシリンダ32へ先に流入した空気だけが
燃焼ガスと一緒に排気口35へ流出し、空気の後からシ
リンダ32へ流入する混合気はシリンダ32に滞留する
ので、掃気効率が高くなり、排出ガスに含まれる未燃焼
成分(HC)の量が減じ、燃料の無駄がなく機関の出力
が増大する。
の調整孔61aまたは空気制御弁Cのレバー23の調整
孔23aを選択して連結ロツド13の端部13bまたは
端部13aを係止することにより、絞り弁15の開度に
対する最適な空気制御弁Cの開度が得られ、したがつ
て、掃気行程でシリンダ32へ先に流入した空気だけが
燃焼ガスと一緒に排気口35へ流出し、空気の後からシ
リンダ32へ流入する混合気はシリンダ32に滞留する
ので、掃気効率が高くなり、排出ガスに含まれる未燃焼
成分(HC)の量が減じ、燃料の無駄がなく機関の出力
が増大する。
【0026】図7に示す実施例では、気化器本体16の
上端壁に支軸62により回動可能に支持される操作レバ
ー61の腕61bは、図5に示す実施例の反対方向(右
方)へ突出され、腕61bと弁体5の右端に結合したレ
バー23とが連結ロツド13により連結される。操作レ
バー61の腕61bに回転中心からの距離を異にして、
連結ロツド13の端部13bを係止するための複数の調
整孔61aが設けられる。空気制御弁Cのレバー23に
回転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の端部
13aを係止するための複数の調整孔をレバー23に設
けてもよい。気化器本体16の上端壁に支持した支板6
3から上方へ突出する取付板片63aに、図示してない
遠隔操作ケーブルのアウタチユーブを固定する取付金具
64が支持され、取付金具64を貫通するインナワイヤ
が、操作レバー61の端部に支持したスイベル65へ連
結される。絞り弁レバー10から上方へ突出するピン1
0aが、図示してない戻しばねの力により操作レバー6
1の側縁へ当接される。
上端壁に支軸62により回動可能に支持される操作レバ
ー61の腕61bは、図5に示す実施例の反対方向(右
方)へ突出され、腕61bと弁体5の右端に結合したレ
バー23とが連結ロツド13により連結される。操作レ
バー61の腕61bに回転中心からの距離を異にして、
連結ロツド13の端部13bを係止するための複数の調
整孔61aが設けられる。空気制御弁Cのレバー23に
回転中心からの距離を異にして、連結ロツド13の端部
13aを係止するための複数の調整孔をレバー23に設
けてもよい。気化器本体16の上端壁に支持した支板6
3から上方へ突出する取付板片63aに、図示してない
遠隔操作ケーブルのアウタチユーブを固定する取付金具
64が支持され、取付金具64を貫通するインナワイヤ
が、操作レバー61の端部に支持したスイベル65へ連
結される。絞り弁レバー10から上方へ突出するピン1
0aが、図示してない戻しばねの力により操作レバー6
1の側縁へ当接される。
【0027】操作レバー61が図5に示すアイドル位置
から支軸62を中心とし、戻しばねの力に抗して時計方
向へ回動されると、操作レバー61によりピン10aが
押され、絞り弁レバー10が開方向へ回動される。同時
に、腕61bにより連結ロツド13が引かれて空気制御
弁Cのレバー23が回動され、空気制御弁Cから掃気通
路33aへ送られる空気量を増加させる。操作レバー6
1の調整孔61aまたは空気制御弁Cのレバー23の調
整孔を選択して連結ロツド13の端部13bまたは端部
13aを係止すれば、連結ロツド13の実質的長さが変
化し、絞り弁15の開度に対する空気制御弁Cの開度を
調整できる。連結ロツド13は腕61bに引かれて、空
気制御弁Cのレバー23に回転力を伝達するものである
から、ケーブル、線材、紐などの可撓性材料を利用でき
る。
から支軸62を中心とし、戻しばねの力に抗して時計方
向へ回動されると、操作レバー61によりピン10aが
押され、絞り弁レバー10が開方向へ回動される。同時
に、腕61bにより連結ロツド13が引かれて空気制御
弁Cのレバー23が回動され、空気制御弁Cから掃気通
路33aへ送られる空気量を増加させる。操作レバー6
1の調整孔61aまたは空気制御弁Cのレバー23の調
整孔を選択して連結ロツド13の端部13bまたは端部
13aを係止すれば、連結ロツド13の実質的長さが変
化し、絞り弁15の開度に対する空気制御弁Cの開度を
調整できる。連結ロツド13は腕61bに引かれて、空
気制御弁Cのレバー23に回転力を伝達するものである
から、ケーブル、線材、紐などの可撓性材料を利用でき
る。
【0028】図1には携帯作業機に多用される膜型気化
器を示したが、本発明はこの種の気化器に限定されるも
のではない。
器を示したが、本発明はこの種の気化器に限定されるも
のではない。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように、気化器の絞り弁
を操作する操作レバーと空気制御弁の弁体に結合したレ
バーとを連結し、操作レバーを動かすことにより絞り弁
と空気制御弁が同時に作動するようにしたから、絞り弁
と空気制御弁を同時に操作でき、空気及び混合気を2行
程機関へ確実に供給でき、長期間使用しても、絞り弁と
空気制御弁の同調が変化することはない。
を操作する操作レバーと空気制御弁の弁体に結合したレ
バーとを連結し、操作レバーを動かすことにより絞り弁
と空気制御弁が同時に作動するようにしたから、絞り弁
と空気制御弁を同時に操作でき、空気及び混合気を2行
程機関へ確実に供給でき、長期間使用しても、絞り弁と
空気制御弁の同調が変化することはない。
【0030】絞り弁と空気制御弁とを単一の連結ロツド
により連結したので、構造が簡単であり、絞り弁に対す
る空気制御弁の開動作特性を最適なものに調整できる。
により連結したので、構造が簡単であり、絞り弁に対す
る空気制御弁の開動作特性を最適なものに調整できる。
【0031】気化器の絞り弁と空気制御弁の連動機構に
ついて、連結ロツドを係止する調整孔の位置が異なるレ
バーや部品を作らなくても、仕様の異なる機関にも対応
できる。
ついて、連結ロツドを係止する調整孔の位置が異なるレ
バーや部品を作らなくても、仕様の異なる機関にも対応
できる。
【0032】空気制御弁を引き方向で操作するもので
は、連結部材にケーブル、線材、紐などの可撓性材料を
そのまま利用できるので、特別な構成のケーブルを必要
としない。
は、連結部材にケーブル、線材、紐などの可撓性材料を
そのまま利用できるので、特別な構成のケーブルを必要
としない。
【図1】本発明に係る気化器を備えた2行程機関の左側
面断面図である。
面断面図である。
【図2】同機関の平面断面図である。
【図3】本発明に係る気化器における逆止弁の平面断面
図である。
図である。
【図4】図2の線4A−4Aによる気化器における空気
制御弁の正面断面図である。
制御弁の正面断面図である。
【図5】同気化器の絞り弁と空気制御弁の連動機構を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】同気化器の空気制御弁のレバーの左側面図であ
る。
る。
【図7】同気化器の絞り弁と空気制御弁の連動機構の変
更実施例を示す平面図である。
更実施例を示す平面図である。
A:機関本体 B:気化器 C:空気制御弁 D:空気
清浄器 2:ケース 2a:取入口 3:フイルタ
4:ケース 5:弁体 5a:弁通孔 6:接続管 7:弁通路 8:本体 8a:弁室 9:吸気路 1
0:絞り弁レバー 12:軸部 13:連結ロツド 1
4:棒弁 15:絞り弁 16:気化器本体 17:大
気室 18:膜 19:定圧燃料室 20:燃料ノズル
21:断熱管 22:戻しばね 23:レバー 25:空気通路 2
6:接続管 27:逆止弁 31:点火栓 32:シリンダ 32a:燃焼室 3
3:掃気口 33a:掃気通路 34:ピストン 3
5:排気口 37:吸気口 37a:吸気弁 38:ク
ランク軸 38a:腕 39:クランクケース 39
a:クランク室 42:連接棒 44:排気マフラ 5
1:止め輪 52:蓋 53:通路 54:ボルト挿通
孔 61:操作レバー 61a:調整孔 61b:腕
62:支軸 63:支板 63a:取付板片 64:取
付金具 65:スイベル
清浄器 2:ケース 2a:取入口 3:フイルタ
4:ケース 5:弁体 5a:弁通孔 6:接続管 7:弁通路 8:本体 8a:弁室 9:吸気路 1
0:絞り弁レバー 12:軸部 13:連結ロツド 1
4:棒弁 15:絞り弁 16:気化器本体 17:大
気室 18:膜 19:定圧燃料室 20:燃料ノズル
21:断熱管 22:戻しばね 23:レバー 25:空気通路 2
6:接続管 27:逆止弁 31:点火栓 32:シリンダ 32a:燃焼室 3
3:掃気口 33a:掃気通路 34:ピストン 3
5:排気口 37:吸気口 37a:吸気弁 38:ク
ランク軸 38a:腕 39:クランクケース 39
a:クランク室 42:連接棒 44:排気マフラ 5
1:止め輪 52:蓋 53:通路 54:ボルト挿通
孔 61:操作レバー 61a:調整孔 61b:腕
62:支軸 63:支板 63a:取付板片 64:取
付金具 65:スイベル
フロントページの続き (72)発明者 小林 猛 東京都港区芝公園2丁目3番3号 株式会 社日本ウォルブロー内
Claims (3)
- 【請求項1】機関の掃気口とクランク室とを連通する掃
気通路の掃気口に近接する部分に空気通路を接続し、該
空気通路に掃気通路への空気の流れを許す逆止弁を設
け、空気清浄器と気化器との間に絞り弁に連動して前記
空気通路の空気流量を加減する空気制御弁を挟持し、空
気清浄器と空気制御弁と気化器を一体化して機関に取り
付けた2行程機関用気化器において、絞り弁を操作する
操作レバーと空気制御弁の弁体に結合したレバーとを連
結し、操作レバーを動かすことにより前記絞り弁と前記
空気制御弁が同時に作動するようにしたことを特徴とす
る2行程機関用気化器。 - 【請求項2】前記操作レバーと前記空気制御弁は押し方
向の連結ロツドにより連結されている、請求項1に記載
の2行程機関用気化器。 - 【請求項3】前記操作レバーと前記空気制御弁は引き方
向の連結ロツドまたは線材により連結されている、請求
項1に記載の2行程機関用気化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215296A JPH09287521A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 2行程機関用気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12215296A JPH09287521A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 2行程機関用気化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287521A true JPH09287521A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14828898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12215296A Pending JPH09287521A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 2行程機関用気化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09287521A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134380A2 (en) * | 2000-03-13 | 2001-09-19 | Walbro Japan, Inc. | Stratified scavenging two-stroke Internal combustion engine |
US6662767B1 (en) | 2001-09-27 | 2003-12-16 | Zama Japan | Scavenging air/fuel-air mixture control device for a stratified scavenging two-cycle engine |
US6928996B2 (en) | 2002-07-03 | 2005-08-16 | Walbro Japan, Inc. | Stratified scavenging mechanism of a two-stroke engine |
US7104253B1 (en) | 2005-03-30 | 2006-09-12 | Walbro Engine Management, L.L.C. | Stratified scavenging carburetor |
US7325791B2 (en) | 2005-09-15 | 2008-02-05 | Zama Japan Co., Ltd. | Carburetor for stratified scavenging two-cycle engine |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP12215296A patent/JPH09287521A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134380A2 (en) * | 2000-03-13 | 2001-09-19 | Walbro Japan, Inc. | Stratified scavenging two-stroke Internal combustion engine |
EP1134380A3 (en) * | 2000-03-13 | 2002-03-20 | Walbro Japan, Inc. | Stratified scavenging two-stroke Internal combustion engine |
US6662767B1 (en) | 2001-09-27 | 2003-12-16 | Zama Japan | Scavenging air/fuel-air mixture control device for a stratified scavenging two-cycle engine |
US6827338B2 (en) | 2001-09-27 | 2004-12-07 | Zama Japan | Scavenging air/fuel-air mixture control device for a stratified scavenging two-cycle engine |
US6843469B1 (en) | 2001-09-27 | 2005-01-18 | Zama Japan | Scavenging air/fuel-air mixture control device for a stratified scavenging two-cycle engine |
US6928996B2 (en) | 2002-07-03 | 2005-08-16 | Walbro Japan, Inc. | Stratified scavenging mechanism of a two-stroke engine |
US7104253B1 (en) | 2005-03-30 | 2006-09-12 | Walbro Engine Management, L.L.C. | Stratified scavenging carburetor |
US7325791B2 (en) | 2005-09-15 | 2008-02-05 | Zama Japan Co., Ltd. | Carburetor for stratified scavenging two-cycle engine |
US7500657B2 (en) | 2005-09-15 | 2009-03-10 | Zama Japan Co., Ltd. | Carburetor for stratified scavenging two-cycle engine |
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