JPH09286487A - ブリッジブレーカ - Google Patents

ブリッジブレーカ

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JPH09286487A
JPH09286487A JP8120982A JP12098296A JPH09286487A JP H09286487 A JPH09286487 A JP H09286487A JP 8120982 A JP8120982 A JP 8120982A JP 12098296 A JP12098296 A JP 12098296A JP H09286487 A JPH09286487 A JP H09286487A
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JP
Japan
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hopper
screen
piston
vibration
pair
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Application number
JP8120982A
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English (en)
Inventor
Shuji Aoki
修二 青木
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Toyo Hitec KK
Original Assignee
Toyo Hitec KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ホッパ内に設置されるスクリーン
が捩られることがなく、従って、小さな力で効率良くブ
リッジの発生を防止できるようにしたブリッジブレーカ
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、ホッパの壁面に1対の開口部を設
け、これら開口部を閉塞する1対の弾性体にそれぞれ軸
を介してホッパ内に配置したスクリーンを支持させると
共に、ホッパ外に配置した起振装置の振動方向の両端部
をこれら1対の軸に直結したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブリッジブレーカ
に関し、特に、ホッパ内に設置されるスクリーンが捩ら
れることがなく、従って、小さな力で効率良くブリッジ
の発生を防止できるようにしたブリッジブレーカに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、粉粒体などを貯留するホッパ
は、下端部に粉粒体を排出する排出部を備え、ホッパ内
の粉粒体の自重によってこの排出部から粉粒体を排出さ
せるようにしている。このホッパの下部の形状は漏斗状
に形成されているので、粉粒体がホッパ内を沈降するに
つれて互いに粉粒体が密に接しあうようになり、互いに
支え合ってその沈降を妨げるようになるブリッジ現象が
発生する。
【0003】ブリッジブレーカはこのブリッジ現象を機
械的に破壊して粉粒体の搬出部への降下を円滑にするも
のであり、例えば図3に示すように、ホッパ101内に
配置され弾性体102によってホッパ101の壁面10
3に支持される板状のスクリーン104と、ホッパ10
1外に設けた起振装置105とを備える。
【0004】この起振装置105は、前記弾性体102
を介してホッパ101の壁面103に支持されると共
に、スクリーン104に連結された枠106に支持さ
れ、又、スクリーン104に固定された部材107にコ
イルスプリング108を介して連結されているものが提
案されている。
【0005】従って、この従来のブリッジブレーカの起
振装置105の振動方向は上下方向であり、この振動は
枠106とコイルスプリング108及びスクリーン10
4に固定された部材107とを介してスクリーン104
に伝達される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のブ
リッジブレーカでは起振装置105とスクリーン104
との間にコイルスプリング108を介在させているの
で、起振装置105の振動に伴ってコイルスプリング1
08に起振装置105の振動方向と平行な軸心の回りに
捩じれが発生し、この捩じれがスクリーン104に伝達
される結果、ホッパ101の壁面103に対してスクリ
ーン104が平行移動せず、ばたつきながら起振装置1
05の振動方向に振動するという現象が生じる。
【0007】又、このスクリーン104のばたつきによ
って、スクリーン104の左右の端部とホッパ101の
壁面103との間隔が大きく変動し、この間に粉粒体が
挟まって圧迫されて固まったり、スクリーン104の上
下方向の振動に対する抵抗を増大させたりする。
【0008】この結果、起振装置105の振動エネルギ
ーが無駄に消費され、効率良くブリッジ現象を解消でき
ないことがあり、又、ブリッジ現象を確実に解消するた
めには、出力が大きく、大型の起振装置105が用いら
れ、全体として大型になる上、設備費用が高価になると
いう問題もある。
【0009】更に、スクリーン104とホッパ101の
壁面103との間隔をある程度大きくしてスクリーン1
04とホッパ101の壁面103とが衝突することを防
止する必要があるので、ブリッジ解消により効果的であ
るホッパ101の壁面103の近傍の粉粒体に振動を直
接に与えることができず、効率を高める上で不利にな
る。
【0010】本発明は、前記の技術的課題を解消し、ホ
ッパ内に設置されるスクリーンが捩られることがなく、
従って、小さな力で効率良くブリッジの発生を防止でき
るようにしたブリッジブレーカを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブリッジブ
レーカは、前記の目的を達成するため、ホッパの壁面に
1対の開口部を設け、これら開口部を閉塞する1対の弾
性体にそれぞれ軸を介してホッパ内に配置したスクリー
ンを支持させると共に、ホッパ外に配置した起振装置の
振動方向の両端部をこれら1対の軸に直結させたことを
特徴とする。
【0012】これにより、起振装置の振動がスプリング
を介さずに直接に連結され、しかも、起振装置はその振
動方向の両端部を軸に直結しているので、起振装置には
その振動方向に対して交差する方向の動きは生じなくな
る。その結果、起振装置に連結された両軸は振動方向に
対して交差する方向には動くことなく、起振装置の振動
方向の動きだけをスクリーンに伝達することになる。
【0013】従って、スクリーンが起振装置の振動方向
と平行な軸心の回りに捩じられる恐れはなくなり、スク
リーンとホッパの壁面との間の粉粒体が圧迫されてスク
リーンの上下方向の振動に対する抵抗を増大させる恐れ
もなくなり、従って、小さな力で効率良くブリッジの発
生を防止できるようになるのである。
【0014】又、スクリーンが起振装置の振動方向と平
行な軸心の回りに捩じられる恐れがなくなる結果、スク
リーンとホッパの壁面との間隔を狭くして、ブリッジ解
消に最も効果的なホッパ壁面近傍でスクリーンを振動さ
せて、ブリッジ解消機能を高めることができ、これによ
り、一層小さな力で一層効率良くブリッジの発生を防止
できるようになるのである。
【0015】加えて、寸法誤差や弾力のばらつきなどが
生じ易いスプリングを用いないので、部品の標準化が容
易であり、各部品をロット生産により多量に製造するこ
とによりコストダウンを図ることができるようになる。
【0016】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、ホッパの壁面に形成される開口部の形状は特に
限定されないが、壁面に強度的な方向性を与えないよう
にするため、円形に形成することが好ましい。又、これ
らの開口部の間隔は起振装置の振動方向への長さに対応
して決定すればよい。
【0017】更に、この開口部の周縁部には、ブリッジ
ブレーカの重量を支持すると共に振動による開口部周囲
の変形を防止するために、補強材を設けることが好まし
く、もちろん、この補強材はホッパの壁内面の平滑性を
損なわないようにするために、ホッパの壁外面に設ける
ことが好ましい。
【0018】前記開口部を閉塞する弾性体の形状及び大
きさは、開口部及びその全周囲を覆う大きさ及び形状に
形成してあればよいが、起振装置の振動方向へのスクリ
ーンの振幅を大きくするために、ホッパの内側に突出す
るカップ形状に形成することが好ましく、又、このカッ
プ形状の口側にはホッパの壁面への取付を確実にすると
共に、閉塞の気密性を高めるために外つばを連設するこ
とが好ましい。
【0019】ホッパ内に配置されるスクリーンの形状
は、ホッパの壁面形状と平行な板状であればよいが、繊
維状の粉粒体など、スクリーンに引っ掛かり易い粉粒体
に対しては、ホッパの壁面形状と平行な円形又は楕円形
の輪郭を有する形状に形成することが好ましい。
【0020】なお、スクリーンの素材は特に限定され
ず、例えばステンレス鋼板などの耐薬品性、耐候性、衛
生性等に優れ、しかも、機械的強度が優れた金属板、合
成樹脂板などが用いられ、この金属板や合成樹脂板には
延板、パンチングなどにより多数の孔を貫設した多孔質
板、グレーチングなどにより形成した網板などが含まれ
るが、特に粉粒体が付着し難い多孔質板が好ましく、特
に円形や楕円形等の多数の孔を貫設した多孔質板が、角
がなく、粉粒体が一層付着し難い上、清掃が容易なので
好ましい。
【0021】又、このスクリーンは上述したように、開
口部を閉塞する1対の弾性体にそれぞれ軸を介して支持
させるが、この支持構造としては、例えばこの軸として
有頭軸を用い、この軸をスクリーンに挿通すると共に、
この軸の頭と弾性体とでスクリーンを挟持するように構
成したり、有頭又は無頭の軸をスクリーンに溶接したり
する構造が例として挙げられる。
【0022】ホッパ外に配置される起振装置の構成は、
一定の振動方向に振動するように構成してあれば特に限
定されるものではなく、例えば従来から公知の種々の起
振装置を用いることかできる。しかしながら、これらの
公知の起振装置の中では、小型でありながら強力で大き
な振幅を得られるシェーカー型のシリンダ(シェーカー
フレーム)を用いることが推奨される。
【0023】このシェーカー型のシリンダは、両端を閉
じたシリンダと、シリンダ内に摺動可能に挿入されたピ
ストンと、このピストンの中間部の外周に気密状に摺接
するランドと、このランドの両側のシリンダとピストン
との間に全周にわたって形成された入口室及び出口室
と、シリンダ内でピストンの両側に区画される1対の受
圧室と、ピストン内に形成され、ピストンのストローク
エンドでそのエンド側の受圧室を出口室から入口室に、
反対エンド側の受圧室を入口室から出口室に接続切替え
する接続切替通路とを有するものであり、入口室に加圧
空気などの圧力粒体を供給し、出口室を例えばサイレン
サなどを介して大気中に連通させると、シリンダ内をピ
ストンが往復しながら、両方の受圧室の内圧が交互に供
給圧と大気圧とに切替えられ、シリンダがその軸心方向
に振動する。
【0024】しかも、このシェーカー型のシリンダによ
れば、シリンダを回転させるような力が生じないので、
軸やスクリーンをその振動方向と平行な軸心回りに回転
させる恐れが全く生じなくなる。
【0025】この起振装置には、シリンダの両端にクレ
ビスを連設することにより、スクリーンに連結され、弾
性体に支持された軸と簡単に連結することができる。例
えば、クレビスの孔に軸の端部を挿通し、更に、軸の端
部に螺合したナットを締め付けることにより簡単に起振
装置を軸に直結することができる。この場合、ナットと
して例えば蝶ナットなどを用いれば、軸への起振装置の
着脱が工具を用いずに簡単にできるようになる。
【0026】起振装置を軸に直結する構成は、この例に
限定されるものではなく、例えば溶接、接着、鋲止めな
ど分解不能に起振装置を軸に直結することもできるが、
輸送時の荷姿を小型化して輸送コストを節約すると共
に、部品の交換などのメンテナンスの便宜を高めるため
に、前記のようにナットを用いたり、ボルトを用いたり
して分解可能に起振装置を軸に直結することが一層好ま
しい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係るブ
リッジブレーカを図面に基づいて具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0028】図1の側面図に示すように、本発明の一実
施例に係るブリッジブレーカは、ホッパ1の壁面2に1
対の円形の開口部3を形成し、これら開口部3を閉塞す
る1対の弾性体4にそれぞれ軸5を介してホッパ1内に
配置したスクリーン6を支持させると共に、ホッパ1外
に配置した起振装置7の振動方向の両端部をこれら1対
の軸5に直結させている。
【0029】この1対の開口部3の開口ピッチは起振装
置7の長さに対応して例えば200mm程度に設定さ
れ、各開口部3の周囲の外面には、ホッパ1の壁面2の
内面の平滑性を損なうことなく、ブリッジブレーカの重
量を支持すると共に振動による開口部3周囲の変形を防
止するために、補強材8を設けている。
【0030】前記各開口部3を閉塞する弾性体4の形状
及び大きさは、開口部3及び補強材8を外側から覆う大
きさ及び形状に形成してあり、起振装置7の振動方向へ
のスクリーン6の振幅を大きくするために、開口部3の
周縁からホッパ1の内側に突出するカップ形状に形成し
てあり、又、このカップ形状の口側にはホッパ1の壁面
2への取付を確実にすると共に、閉塞の気密性を高める
ために外つば9を連設している。
【0031】そして、この外つば9を補強材8の外端面
に凹設した凹部10に嵌め込み、押さえ板11を被せ
て、この押さえ板11の周縁部と補強材8の外端周縁部
12とをクランプ13で締結することにより、弾性体4
がホッパ1の壁面2に確実に支持される。
【0032】ホッパ1内に配置されるスクリーン6の形
状は、ホッパ1の壁面3の形状と平行な板状、即ち、湾
曲板状又は平板状であればよく、又、ここでは、その輪
郭形状を繊維状の粉粒体など、スクリーン6に引っ掛か
り易い粉粒体がスクリーン6に引っ掛かり難くなるよう
にするために、楕円形に形成している。
【0033】なお、スクリーンの素材は特に限定され
ず、ここでは、ステンレス鋼板に多数の楕円形の孔を貫
設した多孔質板を用いている。
【0034】このスクリーン6は開口部3を閉塞する1
対の弾性体4にそれぞれ軸5を介して支持させるが、こ
の支持構造としては、例えばこの軸5として有頭軸を用
い、この軸をスクリーンに挿通すると共に、この軸5の
頭と弾性体4とでスクリーンを挟持するように構成して
いる。又、この軸5がスクリーン6を貫通する部分のみ
の軸5の断面は角形状をしており、取付時の軸5の共廻
りを防止している。
【0035】即ち、この軸5は頭をホッパ1の内側にし
てスクリーン6と弾性体4のカップ形状の底に挿通さ
れ、弾性体4よりも外側からこの軸5に合成樹脂製のフ
リクションリング14とスリーブ15と起振装置7の端
部とを差し通し、その先端に螺合した蝶ナット16を締
め込むことにより、この軸5の頭と弾性体4との間にス
クリーン6を挟持するように構成している。
【0036】図2に示すように、前記起振装置7として
は、両端を閉じたシリンダ17と、シリンダ17内に摺
動可能に挿入されたピストン18と、このピストン18
の中間部の外周に気密状に摺接するランド19と、この
ランド19の両側のシリンダ17とピストン18との間
に全周にわたって形成された入口室20及び出口室21
と、シリンダ17内でピストン18の両側に区画される
1対の受圧室22,23と、ピストン18内に形成さ
れ、ピストン18のストロークエンドでそのエンド側の
受圧室22又は23を出口室21から入口室20に、反
対エンド側の受圧室23又は22を入口室20から出口
室21に接続切替えする接続切替通路24,25とを有
するシェーカー型のシリンダ(シェーカーフレーム)を
用いている。
【0037】この起振装置7においては、図1に示す継
手26を介して入口室20に加圧空気を供給すると、こ
の入口室20に連通している受圧室22又は23に加圧
空気を流入させ、ピストン18とその反対側の受圧室2
3又は22の方向に移動させる。ピストンがこの反対側
の受圧室22又は23側のストロークエンドに達する直
前に、接続切替通路24,25によって入口室20に連
通していた受圧室23又は22が出口室21に接続切替
えされ、出口室21に連通していた反対側の受圧室22
又は23が入口室20に接続切替えされ、これにより、
ピストン18の移動方向が切り替えられる。次に、反対
側のストロークエンド直前までピストン18が移動する
と、同様にしてピストン18の移動方向が切り替えら
れ、この繰り返しによってピストン18が例えば毎分2
000〜2500回シリンダ17内を往復する。そし
て、シリンダ17は入口室20に連通された受圧室22
又は23から圧力を受けて、ピストン18と反対方向に
例えば毎分2000〜2500回、シリンダ17の軸心
方向に振動することになる。
【0038】なお、入口室20は図1に示す継手26を
介して加圧空気供給源に連通させてあり、出口室21は
サイレンサ27を介して大気中に連通させてある。
【0039】この起振装置7のシリンダ17の両端には
クレビス28が連設され、各クレビス28には前記の軸
5を挿通するための孔29が形成されている。
【0040】そしで、上述したように、軸5の先端部を
差し通し、蝶ナット16を締め込むことにより各軸5に
固定される。
【0041】このブリッジブレーカは、前記のようにし
て起振装置7を振動させると、起振装置7の振動方向の
両端部がスクリーン6に固定された2本の軸5に直結さ
れているので、軸5及びスクリーン6が起振装置7の振
動方向と平行な軸心の回りに捩じられる恐れはなく、こ
れら軸5及びスクリーン6が起振装置7と一体になって
その振動方向のみに振動し、スクリーン6が正確にホッ
パ1の壁面2に平行に振動する。
【0042】その結果、スクリーン6とホッパ1の壁面
2との間の粉粒体が圧迫されて固まったり、スクリーン
6の振動に対する抵抗を増大させたりする恐れが少なく
なり、従って、小さな力で効率良くブリッジの発生を防
止できるようになる。
【0043】又、スクリーン6が起振装置7の振動方向
と平行な軸心の回りに捩じられる恐れがなくなる結果、
スクリーン6とホッパ1の壁面2との間隔を狭くして、
ブリッジ解消に最も効果的なホッパ壁面近傍でスクリー
ン6を振動させて、ブリッジ解消作用を高めることがで
き、これにより、一層小さな力で一層効率良くブリッジ
の発生を防止できるようになる。
【0044】加えて、寸法誤差や弾力のばらつきなどが
生じ易いスプリングを用いないので、部品の標準化が容
易であり、各部品をロット生産により多量に製造するこ
とによりコストダウンを図ることができるという利点も
得られるのである。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、ホッ
パの壁面に1対の開口を設け、これら開口部を閉塞する
1対の弾性体にそれぞれ軸を介してホッパ内に配置した
スクリーンを支持させると共に、ホッパ外に配置した起
振装置の振動方向の両端部をこれら1対の軸に直結させ
たので、スクリーンを起振装置の振動方向と平行な軸心
の回りに捩じることなく、ホッパの壁面と平行に振動さ
せることができる効果が得られる。
【0046】その結果、スクリーンとホッパの壁面との
間の粉粒体が圧迫されて固まったり、スクリーンの振動
に対する抵抗を増大させたりする恐れがなくなり、従っ
て、小さな力で効率良くブリッジの発生を防止できる効
果が得られる。
【0047】又、スクリーンが起振装置の振動方向と平
行な軸心の回りに捩じられる恐れがなくなる結果、スク
リーンとホッパの壁面との間隔を狭くして、一層小さな
力で一層効率良くブリッジの発生を防止できる効果が得
られる。
【0048】更に、寸法誤差や弾力のばらつきなどが生
じ易いスプリングを用いないので、部品の標準化が容易
であり、各部品をロット生産により多量に製造すること
によりコストダウンを図ることができるという利点も得
られるのである。
【0049】本発明において、特に起振装置が両端を閉
じたシリンダと、シリンダ内に摺動可能に挿入されたピ
ストンと、このピストンの中間部の外周に気密状に摺接
するランドと、このランドの両側のシリンダとピストン
との間に全周にわたって形成された入口室及び出口室
と、シリンダ内でピストンの両側に区画される1対の受
圧室と、ピストン内に形成され、ピストンのストローク
エンドでそのエンド側の受圧室を出口室から入口室に、
反対エンド側の受圧室を入口室から出口室に接続切替え
する接続切替通路とを有する場合には、起振装置が正確
にシリンダの軸心方向のみに振動し、この振動方向と平
行な軸心回りに軸やスクリーンを捩じる力が全く発生し
ないので、スクリーンを起振装置の振動方向と平行な軸
心の回りに捩じることが確実に防止される上、スクリー
ンを確実にホッパの壁面と平行に振動させることができ
る効果が得られる。
【0050】又、本発明において、特に、軸の端部に起
振装置を蝶ナットで固定する場合には、起振装置の着脱
が特別の工具を用いずに簡単にできる結果、メンテナン
スの簡便性が高められる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の側面図である。
【図2】図2は、本発明で好適に用いられる起振装置の
断面図である。
【図3】図3は、従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 2 壁面 3 開口部 4 弾性体 5 軸 6 スクリーン 7 起振装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパの壁面に1対の開口部を設け、こ
    れら開口部を閉塞する1対の弾性体にそれぞれ軸を介し
    てホッパ内に配置したスクリーンを支持させると共に、
    ホッパ外に配置した起振装置の振動方向の両端部をこれ
    ら1対の軸に直結したことを特徴とするブリッジブレー
    カ。
  2. 【請求項2】 起振装置が、両端を閉じたシリンダと、
    シリンダ内に摺動可能に挿入されたピストンと、このピ
    ストンの中間部の外周に気密状に摺接するランドと、こ
    のランドの両側のシリンダとピストンとの間に全周にわ
    たって形成された入口室及び出口室と、シリンダ内でピ
    ストンの両側に区画される1対の受圧室と、ピストン内
    に形成され、ピストンのストロークエンドでそのエンド
    側の受圧室を出口室から入口室に、反対エンド側の受圧
    室を入口室から出口室に接続切替えする接続切替通路と
    を有する請求項1に記載のブリッジブレーカ。
  3. 【請求項3】 軸の端部に起振装置を蝶ナットで固定す
    る請求項1又は2に記載のブリッジブレーカ。
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