JPH09286073A - フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板 - Google Patents

フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板

Info

Publication number
JPH09286073A
JPH09286073A JP12658496A JP12658496A JPH09286073A JP H09286073 A JPH09286073 A JP H09286073A JP 12658496 A JP12658496 A JP 12658496A JP 12658496 A JP12658496 A JP 12658496A JP H09286073 A JPH09286073 A JP H09286073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
film
coating film
resin film
containing resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12658496A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Hara
丈人 原
Kenichi Okubo
謙一 大久保
Koji Mori
浩治 森
Kenji Koshiishi
謙二 輿石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP12658496A priority Critical patent/JPH09286073A/ja
Publication of JPH09286073A publication Critical patent/JPH09286073A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂フィルム面,塗膜面共に耐プレッシャー
マーク性に優れたフッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板を得
る。 【構成】 このフッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板は、粒
径0.5〜20μmの扁平状マイカ粉3〜30重量%が
配合されたエチレン−4フッ化エチレン共重合体フィル
ムが鋼板の片面に積層され、平均粒径3〜10μmの体
質顔料を配合した塗膜が鋼板の他面に形成されている。
エチレン−4フッ化エチレン共重合体フィルム面と塗膜
面との中心線平均粗さの差が0.4μm未満、塗膜のヤ
ング率が10〜500N/mm2 に調整されている。 【効果】 塗膜のヤング率及び樹脂フィルム面と塗膜面
との表面粗さの差が適正に調整されているので、フィル
ム面及び塗膜面の双方共に耐プレッシャーマーク性が優
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐プレッシャーマーク
性に優れたフッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】厨房機器,食品容器,内装パネル材等と
しては、非粘着性,耐摩耗性を備えた鋼板が要求され
る。そこで、扁平状充填物を配合したエチレン−4フッ
化エチレン共重合体フィルムを積層した鋼板が特開平6
−133855号公報,特開平7−53910号公報等
で紹介されている。しかし、従来のフッ素含有樹脂フィ
ルム被覆鋼板は、製造時に鋼板をコイル状に巻き取った
とき、フッ素樹脂含有樹脂フィルムと裏面に当る塗膜面
との間に大きな圧力が加わり、光沢変化をもたらすプレ
ッシャーマークが発生し、外観を劣化させる。発生した
プレッシャーマークの消失には、塗膜を構成する樹脂の
ガラス転移温度以上の温度に鋼板を加熱することが必要
とされ、非常に効率が悪く、コストを上昇させる原因と
なる。
【0003】両面に塗膜が形成されている鋼板では、塗
膜を改良することによりプレッシャーマークの発生を防
止できる。たとえば、特開昭59−118452号公報
では、表面塗膜のガラス転移温度又は硬度を裏面塗膜よ
りも高く設定することにより、互いに重ね合わせた場合
に表面塗膜にプレッシャーマークが発生することを抑制
している。また、特開平6−170334号公報では、
化粧面の塗膜と非化粧面の塗膜との中心線平均粗さの差
を0.7μm以内に調整し、顔料全量に対して20重量
%以上の割合でモース硬度4以下の非金属化合物を非化
粧面の塗膜に添加し、塗膜の厚みを3〜20μmに調整
することによって、化粧面にプレッシャーマークが発生
することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、化粧面にプレッシャーマークが発生することを抑制
する作用をもつ塗膜を非化粧面としており、非化粧面に
はプレッシャーマーク発生抑制処理が施されていない。
そのため、両面の塗膜が化粧面として使用されるような
場合、所期の効果が得られない。また、フッ素含有樹脂
フィルム被覆鋼板では、フッ素含有樹脂フィルム面が低
光沢であり、塗膜面との光沢や硬度が大きく異なる場合
がある。その結果、プレッシャーマークの抑制は、両面
に塗膜が形成された鋼板よりも困難になる。本発明は、
このような問題を解消すべく案出されたものであり、フ
ッ素含有樹脂フィルム及び塗膜の物性を相関時に調整す
ることにより、フッ素含有樹脂フィルム面及び塗膜面の
双方共に耐プレッシャーマーク性に優れたフッ素含有樹
脂フィルム被覆鋼板を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフッ素含有樹脂
フィルム被覆鋼板は、その目的を達成するため、粒径
0.5〜20μmの扁平状マイカ粉3〜30重量%が配
合されたエチレン−4フッ化エチレン共重合体フィルム
が鋼板の片面に積層され、平均粒径3〜10μmの体質
顔料を配合した塗膜が鋼板の他面に形成され、前記エチ
レン−4フッ化エチレン共重合体フィルム面と前記塗膜
面との中心線平均粗さの差が0.4μm未満、前記塗膜
のヤング率が10〜500N/mm2 であることを特徴
とする。
【0006】
【作用】フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板は、製造時に
コイル状に巻かれるため耐プレッシャーマーク性に優れ
ていることが要求される。耐プレッシャーマーク性は、
一般的にフッ素含有樹脂フィルム面と塗膜面を重ね合わ
せる方法で評価される。たとえば、温度40℃,圧力3
0kg/cm2 で24時間保持し、圧力解放後に直ちに
水冷し、プレッシャーマークが発生しているか否かで評
価する。フッ素含有樹脂フィルムとして使用されるエチ
レン−4フッ化エチレン共重合体フィルムは、耐摩耗性
向上のため必要に応じて粒径0.5〜20μmのマイカ
粉が3〜30重量%の割合で配合される。この場合、マ
イカ粉を配合していないフッ素含有樹脂フィルムではプ
レッシャーマークが発生しにくいため問題とならないよ
うなときでも、マイカ配合フッ素含有樹脂フィルムでは
プレッシャーマークが発生することがある。これは、マ
イカ粉が存在する部分だけ極端に硬度が高いため、マイ
カ粉の圧痕が塗膜面に転写され、プレッシャーマークの
発生に悪影響を及ぼすものと推定される。また、マイカ
配合によりフッ素含有樹脂フィルム面の光沢は10〜2
0程度と低くなるため、塗膜面の光沢が高い場合にプレ
ッシャーマークが発生し易く、特に塗膜面が濃色の場合
にプレッシャーマークが非常に鮮映化する。この場合、
マイカ配合フッ素含有樹脂フィルムと濃色で高光沢の塗
膜面との耐プレッシャーマーク性を満足させる必要があ
る。
【0007】本発明者等は、フッ素含有樹脂フィルム面
及び塗膜面にプレッシャーマークが発生する現象を種々
調査・研究した。その結果、プレッシャーマークは、互
いに重なり合う面の表面粗さや表面形状を近付け、且つ
塗膜のヤング率を調製することにより防止できることを
見い出した。本発明は、この知見に基づき完成されたも
のである。塗膜面の表面粗さは、塗膜中に含まれる顔料
の粒径,含有率,分散度、塗料のレベリング性、樹脂効
果時の収縮状態等により支配される。なかでも、顔料が
最も大きな影響を及ぼす。このことは、顔料の適正な配
合により塗膜の表面粗さが調整されることを意味する。
そこで、塗膜の光沢を変化させることなくヤング率及び
表面粗さを平均粒径3〜10μmの体質顔料で調整し、
フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板の耐プレッシャーマー
ク性に及ぼす影響について実験・検討した。その結果、
フッ素含有樹脂フィルムとして、前述した理由によりマ
イカ粉を配合したエチレン−4フッ化エチレン共重合体
フィルムを使用した場合、塗膜のヤング率が10〜50
0N/mm2 であれば、フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼
板表裏の中心線平均粗さの差が0.4μm未満であると
き、表裏両面のプレッシャーマークの発生が防止できる
ことを見い出した。
【0008】このようなことから、本発明においては、
フッ素含有樹脂フィルム面及び塗膜面の何れについても
良好な耐プレッシャーマーク性を確保するため、塗膜の
ヤング率を10〜500N/mm2 とし、フッ素含有樹
脂フィルム面と塗膜面との中心線平均粗さの差が0.4
μm未満となるように設定した。塗膜面の表面粗さを調
整することにより、フッ素含有樹脂フィルム面と塗膜面
の表面にある微細な凹凸が効果的に重なり、プレッシャ
ーマークの発生が防止される。他方、塗膜のヤング率が
10〜500N/mm2 の範囲を外れ、或いは中心線平
均粗さの差が0.4μm以上になると、プレッシャーマ
ークの発生が防止できなくなる。
【0009】
【実施の形態】本発明に従ったフッ素含有樹脂フィルム
被覆鋼板は、たとえば図1に示すように、鋼板1の片面
に接着剤層2を介してフッ素含有樹脂フィルム3を積層
し、他方の面に塗膜層4を設けている。鋼板1には、必
要に応じて燐酸塩処理,塗布型クロメート処理等を施し
た亜鉛めっき鋼板,55%Al−Znめっき鋼板,Al
めっき鋼板,ステンレス鋼板,アルミ板等が使用され
る。フッ素含有樹脂フィルム3としては、エチレンと4
フッ化エチレンの共重合体であるエチレン−4フッ化エ
チレン共重合体でできたフィルムが使用される。フッ素
含有樹脂フィルム3に配合されるマイカ粉は、耐摩耗性
の改善に顕著な作用を発揮する。耐摩耗性を改善する上
で、粒径0.5〜20μmのマイカ粉が使用される。粒
径が0.5μmに満たない微細なマイカ粉では、硬度が
上昇せず、必要な耐摩耗効果が得られない。しかし、粒
径が20μmを超える大きなマイカ粉では、フィルム表
面に大きなマイカ粉等の粒子が突出して平滑性が損なわ
れ、払拭性が低下する傾向がみられる。
【0010】マイカ粉は、エチレン−4フッ化エチレン
共重合体フィルムに対して3〜30重量%の割合で配合
される。マイカ粉の配合量が3重量%を下回ると、高硬
度が望めず、耐摩耗性が低下する。逆に30重量%を超
える配合量では、加工性が低下する。マイカ粉として
は、扁平状のものが好ましく、必要に応じて着色顔料の
配合により着色することができる。マイカ粉を配合した
フッ素含有樹脂フィルム3は、接着剤層2を介して鋼板
1に積層される。接着剤にはポリエステル系,アクリル
系,エポキシ系等の接着剤が使用され、たとえばロール
塗装後に焼付け乾燥することにより乾燥膜厚3〜15μ
mの接着剤層2が形成される。
【0011】透明なフッ素含有樹脂フィルム3を使用す
る場合、鋼板1と接着剤層2との間に着色塗膜層を設け
ることにより着色処理することができる。着色塗膜層と
しては、ポリエステル樹脂又はフェノキシ樹脂を主成分
とする塗料に10〜60重量%の着色顔料を配合して着
色塗料を調製し、この着色塗料をロール塗装して焼付け
乾燥することにより10〜30μmの乾燥膜厚に形成す
る。更に密着性及び耐食性を上げるため、着色塗膜層と
鋼板1との間にプライマー層を形成しても良く、防錆顔
料としてストロンチウムクロメートを5〜70重量%配
合したエポキシ又はポリエステル樹脂主成分の塗料をロ
ール塗装して焼付け乾燥し、乾燥膜厚3〜10μmの塗
膜を形成することもできる。接着剤層2を焼き付け処理
した後の高温状態にあるとき、鋼板1とフッ素含有樹脂
フィルム3を一対のロール間に通過させることにより、
接着剤層2を介してフッ素含有樹脂フィルム3が鋼板1
に圧着される。
【0012】フッ素含有樹脂フィルム3は、5〜50μ
mの厚みが好ましい。5μm未満の膜厚では、本来の耐
汚染性や耐薬品性が機能が不十分になる上、ラミネート
時にシワが発生し易くなる。しかし、50μmを超える
膜厚では、耐汚染性,耐薬品性等の機能を改善する効果
が飽和し、不必要にコストを上昇させる。また、接着剤
層2に対する接着性を上げるため、接着される側の面に
コロナ放電処理することが好ましい。接着剤層2は、フ
ッ素含有樹脂フィルムを熱融着させる場合には必要とし
ない。着色顔料を配合しない透明なフッ素含有樹脂フィ
ルムを使用する場合、鋼板1とフッ素含有樹脂フィルム
3との間に着色塗膜層を設けることにより着色できる。
このとき、プライマー層を介して着色塗膜層を設ける
と、着色塗膜層の密着性及び耐食性が改善される。この
場合、フッ素含有樹脂フィルム3を透過して着色塗膜層
の着色状態が観察される。
【0013】塗膜層4の形成に使用される樹脂は、格別
にその種類が特定されるものではなく、たとえばポリエ
ステル系,ウレタン系等から選択して使用できる。この
樹脂に体質顔料を配合して表面粗さを調整したものをロ
ール塗装して焼付け乾燥することにより、膜厚5〜20
μmの塗膜層4を形成することが好ましい。膜厚が5μ
m未満では、塗膜が薄くなりすぎて鋼板の粗さが残存
し、塗膜自体の表面粗さが現出せず、プレッシャーマー
クの発生を防止できなくなる。逆に20μmを超える膜
厚では、経済性が低下する。塗膜層4の表面粗さは、フ
ッ素含有樹脂フィルム3面との中心線平均粗さの差が
0.4μm未満となるように、平均粒径3〜10μmの
体質顔料を配合することにより調整される。体質顔料の
粒径が3μm未満では、顔料配合によって光沢が低下
し、高光沢の表面が得られない。しかし、粒径が10μ
mを超える体質顔料では、外観の平滑性が損なわれる。
【0014】また、塗膜層4の樹脂に配合する触媒量及
び硬化剤量の調整により、塗膜層4のヤング率を10〜
500N/mm2 の範囲に設定している。ヤング率が1
0N/mm2 を下回ると弾力性が低下し、プレッシャー
マークの復元力が低下する。逆に、500N/mm2
超えるヤング率では、硬度の上昇に伴って塗膜面にプレ
ッシャーマークが発生しにくくなるが、フッ素含有樹脂
フィルム面にプレッシャーマークが発生し易くなる。塗
膜層4の密着性及び加工性は、塗膜層4と鋼板1との間
にプライマー層を設けることによって改善される。たと
えば、防錆顔料としてストロンチウムクロメートを不揮
発性樹脂成分中に5〜70重量%配合したエポキシ又は
ポリエステル系樹脂を主成分とする塗料を調製し、ロー
ル塗装して焼付け乾燥することにより、乾燥膜厚3〜1
0μmの塗料層4を形成できる。
【0015】
【実施例】板厚0.6mmの亜鉛めっき鋼板の両面を脱
脂し、塗布型クロメート処理を施し、表面に着色層とし
て高分子ポリエステル樹脂系塗料を乾燥膜厚15μmで
塗布し、同時に裏面にエポキシ樹脂系プライマーを乾燥
膜厚5μmで塗布して260℃で焼き付けた。次いで、
表面にポリエステル樹脂系接着剤を乾燥膜厚5μmで塗
布すると共に、表1に示すヤング率及び中心線平均粗さ
をもつ光沢70,黒色のポリエステル樹脂系塗料を乾燥
膜厚15μmで塗布し260℃で焼き付けた。そして、
鋼板温度が180℃以下になる前に、接着側表面にコロ
ナ放電処理を施した厚み25μmのマイカ粉入り透明エ
チレン−4フッ化エチレン共重合体フィルムを圧着・積
層し、水冷した。得られたフッ素含有樹脂フィルム被覆
鋼板の耐プレッシャーマーク性を表1に示す。なお、耐
プレッシャーマーク性は、前述した耐プレッシャーマー
ク性試験で得られた値であり、プレッシャーマークが全
く発生しない場合を○,発生した場合を×として評価し
た。
【0016】
【0017】表1から明らかなように、塗膜のヤング率
が10〜500N/mm2 であり、フッ素含有樹脂フィ
ルム面(中心線平均粗さ0.75μm)と塗膜面(中心
線平均粗さ0.4μm)との中心線平均粗さの差が0.
4μm未満の試験番号1〜6では、フィルム面及び塗膜
面共にプレッシャーマークが発生していなかった。これ
は、塗膜面の表面粗さを調整することで、耐プレッシャ
ーマーク性が向上した結果であるといえる。他方、塗膜
のヤング率が10〜500N/mm2 の範囲を外れ、或
いはフッ素含有樹脂フィルム面と塗膜面との中心線平均
粗さの差が0.4μm以上の試験番号7〜10では、フ
ィルム面又は塗膜面の何れかにプレッシャーマークが発
生した。この対比から明らかなように、塗膜のヤング率
を10〜500N/mm2 とし、フッ素含有樹脂フィル
ム面と塗膜面との中心線平均粗さの差を0.4μm未満
とすることにより、フッ素含有樹脂フィルム面と塗膜面
の双方共に耐プレッシャーマーク性に優れたフッ素含有
樹脂フィルム被覆鋼板が得られることが確認された。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のフッ素
含有樹脂フィルム被覆鋼板は、塗膜のヤング率及びフッ
素含有樹脂フィルム面と塗膜面との中心線平均粗さの差
を調整することによって、フッ素含有樹脂フィルム面と
塗膜面の表面にある微細な凹凸が効果的に重なり、プレ
ッシャーマークの発生を防止している。これにより、フ
ッ素含有樹脂フィルム面及び塗膜面の双方共に耐プレッ
シャーマーク性が優れたフッ素含有樹脂フィルム被覆鋼
板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従ったフッ素含有樹脂フィルム被覆
鋼板
【符号の説明】
1:鋼板 2:接着剤層 3:フッ素含有樹脂フィ
ルム 4:塗膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 輿石 謙二 千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼 株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径0.5〜20μmの扁平状マイカ粉
    3〜30重量%が配合されたエチレン−4フッ化エチレ
    ン共重合体フィルムが鋼板の片面に積層され、平均粒径
    3〜10μmの体質顔料を配合した塗膜が鋼板の他面に
    形成され、前記エチレン−4フッ化エチレン共重合体フ
    ィルム面と前記塗膜面との中心線平均粗さの差が0.4
    μm未満、前記塗膜のヤング率が10〜500N/mm
    2 であるフッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板。
JP12658496A 1996-04-22 1996-04-22 フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板 Withdrawn JPH09286073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12658496A JPH09286073A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12658496A JPH09286073A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09286073A true JPH09286073A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14938802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12658496A Withdrawn JPH09286073A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09286073A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2671718A1 (en) * 2004-12-08 2013-12-11 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Precoated metal sheet and method of production of precoated metal sheet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2671718A1 (en) * 2004-12-08 2013-12-11 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Precoated metal sheet and method of production of precoated metal sheet
US8968881B2 (en) 2004-12-08 2015-03-03 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Precoated metal sheet and method of production of precoated metal sheet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2436516B1 (en) Chromate-free black coated metal plate
JP5279952B2 (ja) クロメートフリー塗装金属板
WO2011122326A1 (ja) 黒色金属板
JP6014005B2 (ja) 黒色塗装金属板
JPH09286073A (ja) フッ素含有樹脂フィルム被覆鋼板
JPH11207861A (ja) プレコート鋼板
JP3386714B2 (ja) 鋳鉄管の防食方法
JPH09267428A (ja) 建材用艶消しカラー鋼板
JP2004209720A (ja) 加工性および耐傷付き性に優れた塗装金属板
JP6132078B1 (ja) 黒色塗装鋼板
JP4112866B2 (ja) 被膜性能の優れる無方向性電磁鋼板
JP2008080286A (ja) アルミニウム合金ホイールの塗装方法及びアルミニウム合金ホイール
JPH08183925A (ja) 耐摩耗性に優れた塗料組成物および塗装金属板
JPH07150100A (ja) 金属板用塗料
JPH10245519A (ja) 流れ模様塗装金属板用塗料組成物、流れ模様塗装金属板及び流れ模様塗装金属板の製造方法
JP3183079B2 (ja) 耐摩耗性に優れた塗料組成物および塗装金属板
JP2004292943A (ja) 塗膜密着性と鮮映性に優れ環境負荷の小さい高耐食性塗装鋼板
JP2769679B2 (ja) 塗装金属板及び塗装金属板の製造方法
JP2004050657A (ja) 耐ブロッキング性,耐プレッシャーマーク性及び耐汚れ付着性に優れた塗装金属板
JPS60139366A (ja) 積層塗膜の形成方法
JP2004338236A (ja) 表面処理耐候性鋼材、耐候性鋼材用表面処理剤および表面処理耐候性鋼材の製造方法
JP2005028851A (ja) 塗装金属板
JP3308205B2 (ja) 加圧による塗膜光沢変化を防止した透明フッ素樹脂被覆ステンレス鋼板
JP4072588B2 (ja) フッ素樹脂フィルム被覆金属板及びその製造方法
JP2000233470A (ja) Petフィルムラミネート鋼板

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701