JPH09285598A - 遊技機の過電圧保護装置 - Google Patents

遊技機の過電圧保護装置

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JPH09285598A
JPH09285598A JP8129130A JP12913096A JPH09285598A JP H09285598 A JPH09285598 A JP H09285598A JP 8129130 A JP8129130 A JP 8129130A JP 12913096 A JP12913096 A JP 12913096A JP H09285598 A JPH09285598 A JP H09285598A
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JP
Japan
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voltage
circuit
voltage signal
electromagnetic switch
game machine
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Application number
JP8129130A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Suzuki
勝彦 鈴木
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Naito Shokai KK
Original Assignee
Naito Shokai KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機等の遊技機に誤って直接100ボ
ルトの交流が印加されるのを避けられ破損を防ぐと共
に、小型に構成でき消費電力が少なく、また自動復帰す
るなどの利点を備えた過電圧保護装置を提供する。 【解決手段】 遊技機1の交流電源回路2に常開型接点
3を有する電磁開閉器4を設けると共に該常開型接点3
の一次側に整流回路5を接続し、該整流回路の出力電圧
が正常電圧のとき高電圧の電圧信号を出力し異常高電圧
のときに低電圧の電圧信号を出力する電圧信号発生回路
6、および該電圧信号発生回路の電圧信号判別回路7を
設け、該電圧信号判別回路が正常電圧と判別したときに
サイリスタSCRを介して前記電磁開閉器4の電磁コイ
ルMSに前記整流回路5の出力電圧が印加され前記常開
型接点3を閉作動させる電磁開閉器駆動回路8を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機のよう
な遊技機に異常な高電圧が印加され該パチンコ機内の電
気部品等が破損するのを未然に防止できる過電圧に対す
る保護機能を備えた遊技機の過電圧保護装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にパチンコ機の定格電圧は交流24
ボルトに設定されている。しかし工事中、或いはメンテ
ナンス時等に電源プラグを誤まって交流100ボルトの
電源に接続してしまうおそれがあり、そうするとパチン
コ機内のモータ,ソレノイド,その他の電子部品に直接
異常高電圧が印加され破損してしまう。
【0003】そこで従来から、実開平2−10746に
示されたように双方向ツエナーダイオードとヒューズま
たはサイリスタとヒューズからなる交流遮断回路が知ら
れているが、これではいったん誤って接続がなされると
ヒューズを交換しないと復帰できない問題がある。ま
た、周知の交流ブレーカにより電源回路遮断をする方法
があるが遮断までに要する応答時間が長いために一時的
に高電圧がパチンコ機内に印加され破損するおそれがあ
った。
【0004】また、特公平8−22333には、パチン
コ機の電源回路に直列にサイリスタを介在させ該サイリ
スタを開閉させることにより電源を遮断するようにして
いるが、このようなサイリスタやトランジスタのような
半導体により電源回路を直接開閉させるものでは、常に
数ワットの熱損失が発生し放熱板も必要となるなど、ス
ペースやコスト面での新らたな問題が生じる欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は上記欠
点を解消し、遊技機への異常高電圧の印加を確実に避け
ることができると共に、小型に構成でき消費電力が少な
く、また自動復帰するなど種々の利点を備えた過電圧保
護装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の遊技
機の過電圧保護装置は、遊技機の交流電源回路に常開型
接点を有する電磁開閉器を設けると共に該常開型接点の
一次側に整流回路を接続し、該整流回路の出力電圧が正
常電圧のとき高電圧の電圧信号を出力し異常高電圧のと
きに低電圧の電圧信号を出力する電圧信号発生回路、お
よび該電圧信号発生回路の電圧信号判別回路を設け、該
電圧信号判別回路が正常電圧と判別したときにサイリス
タを介して前記電磁開閉器の電磁コイルに前記整流回路
の出力電圧が印加され前記常開型接点を閉作動させる電
磁開閉器駆動回路を設けてなることを特徴とする。また
本発明は上記遊技機の過電圧保護装置において、整流回
路の出力電圧が異常電圧のときに点灯する警報用の発光
ダイオードを設けたことを特徴とする。さらに本発明
は、上記各回路と電磁開閉器、および電原入出力端子を
1つのプリント基板上にマウントしたことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図面と共に本発明の実施の形
態を説明する。図1にブロック図を示したように本発明
の過電圧保護装置は、遊技機1の交流電源回路2に常開
型接点3を有する電磁開閉器4と、該常開型接点3の一
次側に接続した整流回路5と、該整流回路5の出力電圧
が正常電圧のときに高電圧の電圧信号を出力し異常高電
圧のときに低電圧の電圧信号を出力する電圧信号発生回
路6と、該電圧信号発生回路の電圧信号判別回路7と、
該電圧信号判別回路が正常電圧と判別したときにサイリ
スタを介して前記電磁開閉器4の電磁コイルに前記整流
回路5の出力電圧が印加され前記常開型接点3を閉作動
させる電磁開閉器駆動回路8を設けてなる。なお、LE
Dは整流回路5の出力電圧が異常高電圧のときに点灯す
る警報用の発光ダイオードである。Pは電源プラグを示
す。
【0008】また図2にその具体的な回路構成を示し、
図3にその作動シーケースを交流24ボルト投入時と交
流100ボルトと投入時について夫々示す。常開型接点
3の一次側に接続された整流回路5は半導体マトリック
スからなる全波整流回路で、出力電圧波形は図3(イ)
に示したような脈流となる。電圧信号発生回路6は、ツ
エナーダイオードZD1のカソードを整流回路5のプラ
ス側の電源ライン10に接続し、アノードを抵抗R1を
介してトランジスタQのベースに接続し、該トランジス
タQのエミッタを整流回路5のマイナス側の電源ライン
11に接続すると共に、トランジスタQのコレクタを発
光ダイオードLEDおよび抵抗R2を直列に介在させて
電源ライン10に接続し、コンデンサC1を該発光ダイ
オードLEDとトランジスタQに並列接続してなる。ツ
エナーダイオードZD1は逆方向印加電圧が閾値D1即
ち所定の高電圧(例えば42ボルト)以上になるとブレ
ークダウンし急激にツエナー電流が流れる特性を有して
いる。また抵抗R1はそのような異常高電圧信号をトラ
ンジスタQのベース電流に変換する制限抵抗である。ト
ランジスタQはその異常高電圧の電流信号を増幅しスイ
ッチング動作をする。また抵抗R2は入力電圧信号を発
生させるための電流制限抵抗、コンデンサC1は抵抗R
2による信号電流を電圧信号に変換する平滑コンデンサ
である。
【0009】また、電圧信号判別回路7は、抵抗R2と
コンデンサC1との接続部にツエナーダイオードZD2
のカソードを接続し、そのアノードを抵抗R3を介して
電源ライン11に接続してなる。ツエナーダイオードZ
D2には正常電圧と異常電圧との閾値D2が設定され
る。また電磁開閉器駆動回路8は、サイリスタSCRの
アノードをコンデンサC2を介して電源ライン10に接
続し、該サイリスタSCRのカソードを電源ライン11
に接続すると共に、該サイリスタSCRのゲートをツエ
ナーダイオードZD2と抵抗R3との接続部に接続して
なる。MSは電磁開閉器4の電磁コイルであって、コン
デンサC2と並列に接続している。
【0010】次にこの過電圧保護装置の作用を説明す
る。電源プラグPが正常に24ボルト交流電源に接続さ
れたときは、ツエナーダイオードZD1に印加される電
圧は図3(イ)に示したように低いためにツエナー電流
が流れることなく、(ロ)に示したようにトランジスタ
Qはオフ状態に保たれる。一方、電源プラグPが100
ボルト交流電源に接続されたときツエナーダイオードZ
D1にツエナー電流が流れトランジスタQは断続的にオ
ンする。このため抵抗R2を通しコンデンサC1に充電
されていた電流は、トランジスタQがオンした場合に発
光ダイオードLEDを通して放電され、電圧信号回路6
の出力、即ちツエナーダイオードZD2のカソード側電
位が(ハ)に示したように低電位となる。即ち、ツエナ
ーダイオードZD2のカソード側電位は電源プラグPが
正常に交流24ボルト電源に接続された場合は閾値D2
以上に保たれ、異常な高電圧電源である100ボルト電
源に接続された場合は常に閾値D2以下になるため、正
常接続の場合はツエナーダイオードZD2にツエナー電
流が流れ、(ニ)に示したようにサイリスタSCRのゲ
ート電位が高くなり、該サイリスタSCRをオンさせ
る。一方、異常接続の場合はこのゲート電圧が表われな
いためサイリスタSCRはオフに保たれる。サイリスタ
SCRがオンすると整流回路5の出力電圧が電磁コイル
MSおよびコンデンサC2に流れ電磁コイルMSを励磁
させ常開型接点3が閉じられる。このため正常接続され
た場合だけ常開型接点3が閉じ、(ホ)に示したように
その正常な電圧電源が遊技機1に供給される。そして異
常高電圧に接続された場合、常開型接点3は閉じること
なく、遊技機1に一切高電圧が印加しないため遊技機1
内の電気部品を確実に保護できると共に、発光ダイオー
ドLEDを点灯させその異常接続を警報することができ
る。なおコンデンサC2はサイリスタSCRの駆動電圧
を平滑化するために設けられている。
【0011】図4にこの過電圧保護装置をプリント基板
18上にマウントした例を外観図にて示す。同図中、4
は電磁開閉器、C1,C2はコンデンサ、LEDは発光
ダイオード、19は電源入出力端子であるが、この過電
圧保護装置は、このように電磁開閉器4が遊技機1の消
費電流に従い大型になる程度で、全体として極めてコン
パクトに構成できる。このため電源コードの中間部に設
けてもよく、遊技機1内外の受配電ターミナル等に設け
てもよい。或いは遊技機1内の制御基板ユニットに組み
込んでもよく、いずれにしてもスペースを要しないので
設置個所を自由に選定できる。図5は制御基板ユニット
20の一部に上記のようにこの過電圧保護装置がマウン
トされたプリント基板18をオンボードした例を示し、
本発明に係る遊技機の過電圧保護装置は電源入出力端子
19を組込むことによりモジュール化され小型であるの
で制御基板ユニット20等に容易に組込みできる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明では、遊技機の交流電
源回路に常開型接点を有する電磁開閉器を用いて正常接
続された場合にのみ該常開型接点が閉じるように構成し
たので、異常高電圧が遊技機に印加されるおそれは一切
なく遊技機を確実に保護できる。しかもヒューズやブレ
ーカを用いた場合のように復帰のための手段を要さず、
正しい電源に継ぎ替えるだけで常に正常に作動するので
一切のトラブルが排除できる。また、小型に構成でき消
費電力も少ないために設置が容易でコストも軽減される
などの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の過電圧保護装置のブロッ
ク図。
【図2】本発明に係る遊技機の過電圧保護装置の電気回
路図。
【図3】本発明に係る遊技機の過電圧保護装置の作動シ
ーケース図。
【図4】本発明に係る遊技機の過電圧保護装置の外観斜
視図。
【図5】本発明に係る遊技機の過電圧保護装置をオンボ
ードした制御基板ユニットの斜視図。
【符号の説明】
1 遊技機 2 交流電源回路 3 常開型接点 4 電磁開閉器 5 整流回路 6 電圧信号発生回路 7 電圧信号判別回路 8 電磁開閉器駆動回路 18 プリント基板 19 電源入出力端子 20 制御基板ユニット LED 発光ダイオード ZD1 ツエナーダイオード ZD2 ツエナーダイオード Q トランジスタ C1 コンデンサ C2 コンデンサ SCR サイリスタ MS 電磁コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の交流電源回路に常開型接点を有
    する電磁開閉器を設けると共に該常開型接点の一次側に
    整流回路を接続し、該整流回路の出力電圧が正常電圧の
    とき高電圧の電圧信号を出力し異常高電圧のときに低電
    圧の電圧信号を出力する電圧信号発生回路、および該電
    圧信号発生回路の電圧信号判別回路を設け、該電圧信号
    判別回路が正常電圧と判別したときにサイリスタを介し
    て前記電磁開閉器の電磁コイルに前記整流回路の出力電
    圧が印加され前記常開型接点を閉作動させる電磁開閉器
    駆動回路を設けてなることを特徴とする遊技機の過電圧
    保護装置。
  2. 【請求項2】 整流回路の出力電圧が異常電圧のときに
    点灯する警報用の発光ダイオードを設けた請求項1に記
    載の遊技機の過電圧保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の各回路と電磁開閉器、
    および電源入出力端子を1つのプリント基板上にマウン
    トしたことを特徴とする遊技機の過電圧保護装置。
JP8129130A 1996-04-22 1996-04-22 遊技機の過電圧保護装置 Pending JPH09285598A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712176B2 (ja) * 1986-01-06 1995-02-08 株式会社東芝 周波数変調器
JPH07116304A (ja) * 1993-10-26 1995-05-09 Heiwa Corp パチンコ機の保護回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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