JPH09285523A - 薬液導入針 - Google Patents
薬液導入針Info
- Publication number
- JPH09285523A JPH09285523A JP8098850A JP9885096A JPH09285523A JP H09285523 A JPH09285523 A JP H09285523A JP 8098850 A JP8098850 A JP 8098850A JP 9885096 A JP9885096 A JP 9885096A JP H09285523 A JPH09285523 A JP H09285523A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cannula
- bent
- needle
- drug solution
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイアルやアンプル等から薬液を導入する
際、薬液容器内に薬液の残存がなく、誤って手指を傷つ
ける虞がなく、産業廃棄物としての処理が可能となる薬
液導入針を提供する。 【解決手段】 カヌラとハブを合成樹脂で一体に形成
し、カヌラを所定部位で屈曲させる。
際、薬液容器内に薬液の残存がなく、誤って手指を傷つ
ける虞がなく、産業廃棄物としての処理が可能となる薬
液導入針を提供する。 【解決手段】 カヌラとハブを合成樹脂で一体に形成
し、カヌラを所定部位で屈曲させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬液の入ったバイ
アル瓶やアンプル等から薬液をシリンジに吸入（そのま
ま別の注射針を装着して使用）、またはシリンジに吸入
した薬液を他の容器に導入するための合成樹脂製薬液導
入針に関する。
アル瓶やアンプル等から薬液をシリンジに吸入（そのま
ま別の注射針を装着して使用）、またはシリンジに吸入
した薬液を他の容器に導入するための合成樹脂製薬液導
入針に関する。
【０００２】
【従来の技術】薬液の入ったバイアル瓶やアンプル等か
らシリンジに薬液を吸入するための薬液導入針として
は、カヌラがステンレス等の金属からなる注射針（主と
して１８ゲージ）が使用されている。例えばバイアル瓶
からシリンジに薬液を吸入する際には、図２に示すよう
に、薬液導入針をシリンジに接続し、これをバイアル瓶
口部のゴム栓に刺通して、シリンジ内に薬液を吸入す
る。ところが、バイアル瓶内の薬液が少なくなると、バ
イアル瓶内の底に残存する薬液に薬液導入針が届かなく
なるので、従来は、バイアル瓶の角度を変えたり、バイ
アル瓶を逆さにしたりしながら薬液を吸入している（図
３参照）。
らシリンジに薬液を吸入するための薬液導入針として
は、カヌラがステンレス等の金属からなる注射針（主と
して１８ゲージ）が使用されている。例えばバイアル瓶
からシリンジに薬液を吸入する際には、図２に示すよう
に、薬液導入針をシリンジに接続し、これをバイアル瓶
口部のゴム栓に刺通して、シリンジ内に薬液を吸入す
る。ところが、バイアル瓶内の薬液が少なくなると、バ
イアル瓶内の底に残存する薬液に薬液導入針が届かなく
なるので、従来は、バイアル瓶の角度を変えたり、バイ
アル瓶を逆さにしたりしながら薬液を吸入している（図
３参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】バイアル瓶の角度を変
えたり、バイアル瓶を逆さにしたりしながら薬液を吸入
する場合、図３に示すように、従来の薬液導入針がスト
レートであるため、バイアル瓶の肩口に薬液が残存して
しまい、薬液のほぼ全量を吸入することが困難である。
また、カヌラが金属製の注射針の場合には、刃先が極め
て鋭利であり、誤って手指を傷つけることがある。さら
に、カヌラが金属製の注射針は血液に接触していなくて
も、医療用廃棄物として処理されなければならないので
問題である。本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、薬液の残存がなく、誤って手指を傷つける虞がな
く、院内での焼却処理または産業廃棄物としての処理が
可能な薬液導入針を提供することを目的とする。
えたり、バイアル瓶を逆さにしたりしながら薬液を吸入
する場合、図３に示すように、従来の薬液導入針がスト
レートであるため、バイアル瓶の肩口に薬液が残存して
しまい、薬液のほぼ全量を吸入することが困難である。
また、カヌラが金属製の注射針の場合には、刃先が極め
て鋭利であり、誤って手指を傷つけることがある。さら
に、カヌラが金属製の注射針は血液に接触していなくて
も、医療用廃棄物として処理されなければならないので
問題である。本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、薬液の残存がなく、誤って手指を傷つける虞がな
く、院内での焼却処理または産業廃棄物としての処理が
可能な薬液導入針を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、カヌ
ラとハブが合成樹脂により一体に形成されるとともに、
カヌラが所定部位で屈曲されてなる薬液導入針である。
ここで、刃面はカヌラの屈曲側に設けられているのが好
ましい。
ラとハブが合成樹脂により一体に形成されるとともに、
カヌラが所定部位で屈曲されてなる薬液導入針である。
ここで、刃面はカヌラの屈曲側に設けられているのが好
ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面に基づいて説
明する。図１に示すように本発明の薬液導入針は、カヌ
ラ１１とハブ１２が合成樹脂により一体に形成され、カ
ヌラ１１の中間部付近には屈曲部１３が設けられてい
る。本発明における合成樹脂としては、ポリプロピレ
ン，ポリエチレン，ポリカーボネート，アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体，アクリロニトリル
−スチレン共重合体，ポリスルホン，ポリエチレンテレ
フタレート，ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられ
る。本発明において、針のサイズは、径が細くて肉厚の
薄いものが好ましいが、強度及び薬液の流動性を考慮し
て、直径１．５〜４．５ｍｍ、肉厚０．５〜２．０ｍｍ
の範囲のものが好ましく採用される。本発明における屈
曲部は、折れ曲がった形状でも、曲線をなす形状でもよ
い。また、屈曲部の位置及び屈曲の角度としては、バイ
アル瓶やアンプル等の口部を通過できる範囲内であり、
ゴム栓の刺通抵抗に耐えうる範囲内であれば特に限定さ
れないが、カヌラの中間部付近に位置し、１０〜６０度
の範囲が好ましい。本発明における刃面は、屈曲側とそ
の反対側のどちら側に形成されていてもよいが、例えば
バイアル瓶から薬液を導入する際、肩口の残存薬液のほ
ぼ全量を導入できるようにするためには、刃面を屈曲側
に設けるのが好ましい。さらに、屈曲側に刃面を設ける
ことにより、バイアル瓶のゴム栓刺通時のコアリングも
防止できる。なお、本発明の薬液導入針の製品化に際
し、針の刃先を保護するための部材（保護チューブ）が
採用されるが、保護チューブとしては、軟質の合成樹脂
からなるものが好ましく、針の屈曲部から先端にかけて
覆うようにかぶせる。
明する。図１に示すように本発明の薬液導入針は、カヌ
ラ１１とハブ１２が合成樹脂により一体に形成され、カ
ヌラ１１の中間部付近には屈曲部１３が設けられてい
る。本発明における合成樹脂としては、ポリプロピレ
ン，ポリエチレン，ポリカーボネート，アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体，アクリロニトリル
−スチレン共重合体，ポリスルホン，ポリエチレンテレ
フタレート，ポリエーテルエーテルケトン等が挙げられ
る。本発明において、針のサイズは、径が細くて肉厚の
薄いものが好ましいが、強度及び薬液の流動性を考慮し
て、直径１．５〜４．５ｍｍ、肉厚０．５〜２．０ｍｍ
の範囲のものが好ましく採用される。本発明における屈
曲部は、折れ曲がった形状でも、曲線をなす形状でもよ
い。また、屈曲部の位置及び屈曲の角度としては、バイ
アル瓶やアンプル等の口部を通過できる範囲内であり、
ゴム栓の刺通抵抗に耐えうる範囲内であれば特に限定さ
れないが、カヌラの中間部付近に位置し、１０〜６０度
の範囲が好ましい。本発明における刃面は、屈曲側とそ
の反対側のどちら側に形成されていてもよいが、例えば
バイアル瓶から薬液を導入する際、肩口の残存薬液のほ
ぼ全量を導入できるようにするためには、刃面を屈曲側
に設けるのが好ましい。さらに、屈曲側に刃面を設ける
ことにより、バイアル瓶のゴム栓刺通時のコアリングも
防止できる。なお、本発明の薬液導入針の製品化に際
し、針の刃先を保護するための部材（保護チューブ）が
採用されるが、保護チューブとしては、軟質の合成樹脂
からなるものが好ましく、針の屈曲部から先端にかけて
覆うようにかぶせる。
【０００６】
【発明の効果】本発明の薬液導入針により、バイアルや
アンプル等から薬液を導入する際、薬液容器内に薬液の
残存をなくし、誤って手指を傷つける虞がなく、院内で
の焼却処理または産業廃棄物としての処理が可能とな
る。
アンプル等から薬液を導入する際、薬液容器内に薬液の
残存をなくし、誤って手指を傷つける虞がなく、院内で
の焼却処理または産業廃棄物としての処理が可能とな
る。
【図１】本発明の薬液導入針の側面図である。
【図２】従来の薬液導入針を用いた薬液導入操作の説明
図である。
図である。
【図３】従来の薬液導入針を用いた薬液導入操作の説明
図である。
図である。
１ 薬液導入針 １１ カヌラ １２ ハブ １３ 屈曲部
Claims (2)
- 【請求項１】 カヌラとハブが合成樹脂により一体に形
成されるとともに、カヌラが所定部位で屈曲されてなる
薬液導入針。 - 【請求項２】 刃面がカヌラの屈曲側に設けられてなる
請求項１に記載の薬液導入針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098850A JPH09285523A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 薬液導入針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098850A JPH09285523A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 薬液導入針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09285523A true JPH09285523A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14230718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8098850A Pending JPH09285523A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 薬液導入針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09285523A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522646A (ja) * | 2003-04-08 | 2006-10-05 | メデックス インコーポレーテッド | ニードルとカテーテルとからなる安全なアセンブリ |
-
1996
- 1996-04-19 JP JP8098850A patent/JPH09285523A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006522646A (ja) * | 2003-04-08 | 2006-10-05 | メデックス インコーポレーテッド | ニードルとカテーテルとからなる安全なアセンブリ |
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