JPH09284983A - 自動車用電源装置 - Google Patents
自動車用電源装置Info
- Publication number
- JPH09284983A JPH09284983A JP8086331A JP8633196A JPH09284983A JP H09284983 A JPH09284983 A JP H09284983A JP 8086331 A JP8086331 A JP 8086331A JP 8633196 A JP8633196 A JP 8633196A JP H09284983 A JPH09284983 A JP H09284983A
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- JP
- Japan
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- power supply
- layer
- circuit
- voltage
- sensing layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レアショートによる発煙を防止する。
【解決手段】 電源線10の外周を絶縁層を介し金属体
から成る検知層12で覆う。検知層12を外部抵抗
R1 、R2 で一定電圧に保持し、この電圧の変動を電圧
モニタ回路6、7により検知する。電圧モニタ回路6、
7からの出力信号によりマイクロコンピュータ5がショ
ートを認識すると、遮断機駆動回路4により遮断機3が
作動し、電流が遮断される。
から成る検知層12で覆う。検知層12を外部抵抗
R1 、R2 で一定電圧に保持し、この電圧の変動を電圧
モニタ回路6、7により検知する。電圧モニタ回路6、
7からの出力信号によりマイクロコンピュータ5がショ
ートを認識すると、遮断機駆動回路4により遮断機3が
作動し、電流が遮断される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリと負荷
とを接続する電線におけるショートを検出する機能を備
えた自動車用電源装置に関する。
とを接続する電線におけるショートを検出する機能を備
えた自動車用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、バッテリ
Bとモータ、ランプ、電子ユニット等の負荷Lとを電線
50を介して接続し、電線50にヒュージブルリンク5
1及びヒューズ52を挿入した自動車用電源装置が使用
されている。
Bとモータ、ランプ、電子ユニット等の負荷Lとを電線
50を介して接続し、電線50にヒュージブルリンク5
1及びヒューズ52を挿入した自動車用電源装置が使用
されている。
【0003】この電源装置では、電線50がショートし
た場合、ヒュージブルリンク51やヒューズ52が溶断
し、回路を開いて電線50の発煙を防止する。
た場合、ヒュージブルリンク51やヒューズ52が溶断
し、回路を開いて電線50の発煙を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような電源装置によると、ショート時間が長いデッドシ
ョートではヒューズ等が溶断することにより電線は保護
されるが、短時間のショートが繰り返すレアショートで
は ヒューズ等は溶断せず、電線が発煙する可能性があ
った。
ような電源装置によると、ショート時間が長いデッドシ
ョートではヒューズ等が溶断することにより電線は保護
されるが、短時間のショートが繰り返すレアショートで
は ヒューズ等は溶断せず、電線が発煙する可能性があ
った。
【0005】そこで、この発明は、自動車用電源装置に
おいて、レアショートによる発煙を防止することを課題
とする。
おいて、レアショートによる発煙を防止することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、電源線の外周を絶縁層を介し金属体か
ら成る検知層で覆い、前記検知層を外部抵抗で一定電圧
に保持し、この電圧の変動をもってショートを検出する
ようにしたのである。ショートの検出に伴って電流を遮
断することにより、発煙を防止できる。
め、この発明は、電源線の外周を絶縁層を介し金属体か
ら成る検知層で覆い、前記検知層を外部抵抗で一定電圧
に保持し、この電圧の変動をもってショートを検出する
ようにしたのである。ショートの検出に伴って電流を遮
断することにより、発煙を防止できる。
【0007】また、前記検知層の電圧を、電源供給側と
電源被供給側の双方の外部抵抗で一定に保持してもよ
い。この場合、検知層の断線をも検出できる。
電源被供給側の双方の外部抵抗で一定に保持してもよ
い。この場合、検知層の断線をも検出できる。
【0008】さらに、前記電源線と検知層の間にシール
ド層を設けると、電源線の電圧変化による検知層への影
響が防止される。
ド層を設けると、電源線の電圧変化による検知層への影
響が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すように、この発明に係
る自動車用電源装置は、電流をバッテリBから電源供給
ユニット1及びショート検知電線2を介して負荷Lに供
給するものである。バッテリBの電圧は12Vとなって
いる。
る自動車用電源装置は、電流をバッテリBから電源供給
ユニット1及びショート検知電線2を介して負荷Lに供
給するものである。バッテリBの電圧は12Vとなって
いる。
【0010】電源供給ユニット1は、遮断機3、遮断機
駆動回路4、マイクロコンピュータ5及び電圧モニタ回
路6、7により構成されている。遮断機3としては、例
えばPチャンネルFETが使用され、電圧モニタ回路
6、7は、それぞれコンパレータ8、9を備えている。
マイクロコンピュータ5は電圧モニタ回路6、7の信号
を入力として取り込み、異常を判定すると、LO信号を
遮断機駆動回路4に出力し、遮断機駆動回路4はLO信
号を受け取ると、遮断機3をOFFする。
駆動回路4、マイクロコンピュータ5及び電圧モニタ回
路6、7により構成されている。遮断機3としては、例
えばPチャンネルFETが使用され、電圧モニタ回路
6、7は、それぞれコンパレータ8、9を備えている。
マイクロコンピュータ5は電圧モニタ回路6、7の信号
を入力として取り込み、異常を判定すると、LO信号を
遮断機駆動回路4に出力し、遮断機駆動回路4はLO信
号を受け取ると、遮断機3をOFFする。
【0011】ショート検知電線2は、図2に示すよう
に、電源線10の外側にシールド層11及び検知層12
を順に設け、電源線10とシールド層11の間、シール
ド層11と検知層12の間及び検知層12の外側に絶縁
層13を設けた構成とされている。
に、電源線10の外側にシールド層11及び検知層12
を順に設け、電源線10とシールド層11の間、シール
ド層11と検知層12の間及び検知層12の外側に絶縁
層13を設けた構成とされている。
【0012】バッテリBと負荷Lとは、前記遮断機3及
び電源線10を介して接続されている。遮断機3は遮断
機駆動回路4を介してマイクロコンピュータ5の端子a
に接続され、マイクロコンピュータ5の端子b、cには
それぞれコンパレータ8、9の出力端子が接続されてい
る。
び電源線10を介して接続されている。遮断機3は遮断
機駆動回路4を介してマイクロコンピュータ5の端子a
に接続され、マイクロコンピュータ5の端子b、cには
それぞれコンパレータ8、9の出力端子が接続されてい
る。
【0013】検知層12は電源供給ユニット1内部の抵
抗R1 、R2 により2.5Vに保持され、コンパレータ
8、9のプラス端子に接続されている。コンパレータ
8、9のマイナス端子は、それぞれ参照電圧として3
V、2Vに保持されている。
抗R1 、R2 により2.5Vに保持され、コンパレータ
8、9のプラス端子に接続されている。コンパレータ
8、9のマイナス端子は、それぞれ参照電圧として3
V、2Vに保持されている。
【0014】いま、ショート検知電線2がボディに接触
して最外層の絶縁層13が破損し、検知層12がグラン
ドレベルに下がると、図3(a)に示すように、コンパ
レータ9の出力がHIからLOに変化する。これによ
り、マイクロコンピュータ5は端子aにLO出力し、そ
の信号を受け取った遮断機駆動回路4により遮断機3が
OFFされ、電流が遮断される。
して最外層の絶縁層13が破損し、検知層12がグラン
ドレベルに下がると、図3(a)に示すように、コンパ
レータ9の出力がHIからLOに変化する。これによ
り、マイクロコンピュータ5は端子aにLO出力し、そ
の信号を受け取った遮断機駆動回路4により遮断機3が
OFFされ、電流が遮断される。
【0015】また、検知層12が他の電源線とショート
した場合、図3(b)に示すように、検知層12は12
Vまで上昇し、コンパレータ8の出力がLOからHIに
変化する。これにより、マイクロコンピュータ5は端子
aにLO出力し、上記と同様に電流が遮断される。
した場合、図3(b)に示すように、検知層12は12
Vまで上昇し、コンパレータ8の出力がLOからHIに
変化する。これにより、マイクロコンピュータ5は端子
aにLO出力し、上記と同様に電流が遮断される。
【0016】なお、検知層12は、抵抗R1 を介して電
圧保持しているため、ショート時にも発煙することはな
い。
圧保持しているため、ショート時にも発煙することはな
い。
【0017】また、シールド層11により、電源線10
の電流変化による検知層12への影響が防止される。
の電流変化による検知層12への影響が防止される。
【0018】さらに、ノイズによる誤作動を防止するた
め、検知層12の電圧の変化が一定時間継続した場合
や、一定時間内おける検知層12の電圧変化が一定回数
より多い場合にショートと認識するようにしてもよい。
なお、この場合、サンプリングの単位時間をレアショー
ト時間より短く設定する必要がある。
め、検知層12の電圧の変化が一定時間継続した場合
や、一定時間内おける検知層12の電圧変化が一定回数
より多い場合にショートと認識するようにしてもよい。
なお、この場合、サンプリングの単位時間をレアショー
ト時間より短く設定する必要がある。
【0019】そのほか、図4に示すように、検知層12
の電源供給ユニット1側にプルアップ抵抗R3 を、負荷
L側にプルダウン抵抗R4 をそれぞれ設けることにより
検知層12の電圧を一定(例えば、2.5V)に保持し
てもよい。このようにすると、検知層12の断線が電圧
モニタ回路6により検出される。
の電源供給ユニット1側にプルアップ抵抗R3 を、負荷
L側にプルダウン抵抗R4 をそれぞれ設けることにより
検知層12の電圧を一定(例えば、2.5V)に保持し
てもよい。このようにすると、検知層12の断線が電圧
モニタ回路6により検出される。
【0020】
【発明の効果】この発明によると、以上のように、電源
線の外周を覆う検知層を外部抵抗で一定電圧に保持し、
この電圧の変化をもってショートを検出するので、レア
ショートに伴う発煙を未然に防止することができる。
線の外周を覆う検知層を外部抵抗で一定電圧に保持し、
この電圧の変化をもってショートを検出するので、レア
ショートに伴う発煙を未然に防止することができる。
【0021】また、前記検知層の電圧を、電源供給側と
電源被供給側の双方の外部抵抗で一定に保持すると、検
知層の断線を検知することができる。
電源被供給側の双方の外部抵抗で一定に保持すると、検
知層の断線を検知することができる。
【0022】さらに、前記電源線と検知層の間にシール
ド層を設けると、電源線の電流変化による検知層への影
響が防止される。
ド層を設けると、電源線の電流変化による検知層への影
響が防止される。
【図1】この発明に係る自動車用電源装置の一実施形態
を示す図
を示す図
【図2】同上のショート検知電線の断面図
【図3】(a)は同上のグランドショート時の電圧変化
を示す図 (b)は同上の電源ショート時の電圧変化を示す図
を示す図 (b)は同上の電源ショート時の電圧変化を示す図
【図4】同上の他の実施形態の一部を示す概略図
【図5】従来例を示す図
10 電源線 11 シールド層 12 検知層 13 絶縁層 R1,R2,R3,R4 外部抵抗
Claims (3)
- 【請求項1】 電源線の外周を絶縁層を介し金属体から
成る検知層で覆い、前記検知層を外部抵抗で一定電圧に
保持し、この電圧の変動をもってショートを検出する自
動車用電源装置。 - 【請求項2】 前記検知層の電圧を、電源供給側と電源
被供給側の双方の外部抵抗で一定に保持した請求項1に
記載の自動車用電源装置。 - 【請求項3】 前記電源線と検知層の間にシールド層を
設けた請求項1又は請求項2に記載の自動車用電源装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086331A JPH09284983A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動車用電源装置 |
US08/832,974 US5936317A (en) | 1996-04-09 | 1997-04-04 | Power supply device for vehicle |
EP97105783A EP0800955A3 (en) | 1996-04-09 | 1997-04-08 | Power supply device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8086331A JPH09284983A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動車用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284983A true JPH09284983A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=13883864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8086331A Pending JPH09284983A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 自動車用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09284983A (ja) |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8086331A patent/JPH09284983A/ja active Pending
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