JPH09284913A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

ハイブリッド自動車

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Publication number
JPH09284913A
JPH09284913A JP8909996A JP8909996A JPH09284913A JP H09284913 A JPH09284913 A JP H09284913A JP 8909996 A JP8909996 A JP 8909996A JP 8909996 A JP8909996 A JP 8909996A JP H09284913 A JPH09284913 A JP H09284913A
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JP
Japan
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generator
motor
engine
charging
battery
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JP8909996A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawashima
由浩 川島
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型かつ重量の充電器を搭載する必要をなく
す。 【解決手段】 家庭用又は商用電源にて駆動可能なモー
タ36を設け、モータ36の出力にて発電機12を駆動
しバッテリ14を充電する。モータ36にて発電機12
を駆動するときにはマグネットクラッチ32をオフする
ことによりエンジン28と発電機12の機械的な連結を
解消し、エンジン28がモータ36の負荷となることを
防ぐ。あるいは、エンジン28をデコンプすることによ
り同様の状態を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン、発電機
及びバッテリを搭載するハイブリッド自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン出力にて推進される在来の車両
に更に補助的な回転電機を付加したものや、モータ出力
にて推進される電気自動車にバッテリの他に第2の電力
源(例えばエンジン駆動発電機)を付加したものは、在
来のエンジン車両と純粋な電気自動車とを複合(ハイブ
リッド)させた車両という意味で、ハイブリッド自動車
と呼ばれる。特開平7−95703号には、ハイブリッ
ド自動車のうち、SHV(Series Hybrid Vehicle )と
呼ばれる車両の一例が示されている。この公報に記載の
SHVでは、エンジンからの動力にて発電機を駆動し、
発電機の出力にて車両走行用モータを駆動し、車両走行
用モータに供給すべき電力に対する発電機出力の過不足
分をバッテリ(例えば鉛電池等の二次電池)にて賄う、
というシステム構成が採用されている。また、バッテリ
の放電出力にて車両走行用モータを駆動する純粋な電気
自動車では、車両走行に伴いバッテリがいずれ放電して
しまい、外部電源による充電が必要になる。これに対
し、上掲公報に記載のSHVでは、バッテリの充電状態
(SOC)が所定範囲内にとどまるよう、当該SOCに
応じて発電機の出力を制御している。従って、純粋な電
気自動車に比べ外部電源による充電の頻度が低くなり、
かつバッテリの寿命が長くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のSHVのように
バッテリ以外の電力源を搭載するハイブリッド自動車で
は、原理上は外部電源による充電を全廃できるはずであ
るが、実際には、多くの二次電池にはいわゆる均等充電
やリフレッシュ充電が必要であるため、全廃は困難であ
る。即ち、2週間〜1か月に1度といった低頻度ではあ
るものの、バッテリを均等充電あるいはリフレッシュ充
電する操作を外部電源から電力の供給を受け実行せざる
を得ない。更に、バッテリを外部電源の出力にて充電す
るには、バッテリの充電に使用できるよう当該外部電源
出力を電力変換(例えば変圧・整流等)しなければなら
ず、従って電力変換機能を備えた充電器を車両に搭載し
なければならない。この充電器は、一般に、コアを多く
内蔵しているため大型かつ重量である。なお、ここでい
う均等充電とは、同時使用される複数のバッテリ間の充
電受入性の相違により生じるSOCのばらつきを解消す
るための充電であり、リフレッシュ充電とは、浅い放電
のくり返しによる硫酸鉛等の極板付着ひいてはサルフェ
ーションが生じることを防ぐための充電である(鉛電池
の例。他の電池も同様)。
【0004】本発明の目的の一つは、充電器を廃止する
ことにより、車両内のスペース利用状況を改善しかつ車
両を軽量化することにある。本発明の目的の一つは、充
電用モータの追加により、充電器非搭載にもかかわらず
均等充電やリフレッシュ充電を実行できるようにするこ
とにある。
【0005】本発明の目的の一つは、追加した充電用モ
ータを用いて、バッテリの充電の他、付加的な機能を実
現することにある。本発明の目的の一つは、充電用モー
タと発電機とを一体化させることにより、小形な装置を
実現することにある。本発明の目的の一つは、充電用モ
ータから発電機に至る動力伝達機構の工夫あるいはエン
ジンの弁の制御により、エンジンが充電用モータの負荷
にならずまた充電用モータがエンジンの負荷にならない
ようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、動力を発生させるエンジン、動力
供給に応じ発電する発電機、及び発電機から得られる電
力にて充電されるバッテリを搭載するハイブリッド自動
車において、発電機に動力を供給する充電用モータと、
要求に応じかつ車外からの電力を利用して充電用モータ
を駆動させる手段と、を搭載することを特徴とする。本
構成においては、充電用モータが車外からの電力を利用
して駆動され、これにより発電機に動力が供給され、そ
の結果得られる発電機出力にてバッテリが充電される。
従って、充電器非搭載にもかかわらず、バッテリの均等
充電やリフレッシュ充電を実行できる。また、一般にモ
ータにて使用されるコアの量は変圧器等にて使用される
それよりも少ない。このように、多くのコアを内蔵する
充電器が充電用モータにて置換されているため、充電器
を搭載するのに必要であった大きなスペースは不要にな
り、また充電器重量と充電用モータ重量の差に相当する
分だけ車両が軽量化される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、各実施形態中同一の
又は対応する部材には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0008】図1に、本発明の第1実施形態に係るハイ
ブリッド自動車の構成を示す。この図のハイブリッド自
動車はSHVであり、車両走行用の三相交流モータ10
を三相交流発電機12の発電出力及びバッテリ14の放
電出力にて駆動する構成を有している。また、バッテリ
14を発電機12の発電出力及びモータ10の回生出力
にて充電することが可能である。更に、図中16で表さ
れているのは発電機12の発電出力を三相交流から直流
に変換する整流器である。18で表されているのは整流
器16及びバッテリ14の出力を直流から三相交流に変
換するインバータであり、その電力変換動作はECU
(電子制御ユニット)20にて制御される。ECU20
は、図示しないアクセルペダル、ブレーキペダル等の操
作に応じ、インバータ18の動作を制御することによ
り、モータ10から必要なトルクを出力させる。ECU
20は、また、電圧センサ22及び電流センサ24によ
って、一般に複数のバッテリから構成されるバッテリ1
4の電圧及び電流を検出し、検出した電流の積算等によ
ってバッテリ14のSOCを求め、求めたSOCが所定
の目標範囲内に維持されるよう、発電機12の発電出力
を目標制御する。より具体的には、発電機12の励磁電
流If を制御することにより、モータ10を駆動するの
に必要な電力及びバッテリ14のSOCを目標範囲内に
維持するために必要な電力を、発電機12によって発電
させる。
【0009】発電機12は、エンジン28によって駆動
される。ECU20は、必要に応じスタータ26に指令
を与え、エンジン28を運転し、このエンジン28の出
力にて発電機12を駆動させる。エンジン28と発電機
12の間に設けられている部材のうち、増速機30は、
エンジン28から得られる比較的低回転の出力を発電機
12の駆動に適する高回転の出力に変換する手段であ
り、かかる増速機30を設けることにより発電機12を
小型化することができる。
【0010】エンジン28(又は増速機30)と発電機
12の間には、更に、マグネットクラッチ32及び動力
伝達機構34が設けられている。動力伝達機構34は、
本発明の特徴に係りバッテリ14を充電する際に使用さ
れる単相インダクションモータ36からの動力を、発電
機12に伝達するための機構である。また、マグネット
クラッチ32は、増速機30と動力伝達機構34の間の
機械的な連結を開閉する手段であり、その動作はECU
20によって制御される。さらに、図中符号38であら
わされているのはコネクタであり、車両外部の電源、例
えば商用あるいは家庭用の単相100V又は200V電
源とモータ36とを接続するためのコネクタであり、符
号40であらわされているのはコネクタ38を介したモ
ータ36への外部電源の供給をオン/オフするためのコ
ンタクタである。
【0011】ECU20は、車両操縦者の操作等に応じ
て充電開始信号CHGが与えられたときに、モータ36
を利用したバッテリ14の充電を実行する。図2〜図4
に、ECU20の動作、特にバッテリ充電動作の概略を
示す。
【0012】図2に示されるフローチャートにおいて
は、まず、充電開始信号CHGが与えられているか否か
をECU20が判定する(100)。充電開始信号CH
Gが与えられていないときには、ECU20はマグネッ
トクラッチ32をオンさせ、これによりエンジン28と
発電機12の間の機械的な連結を形成する(101)。
ECU20は、その後、従来と同様のSHV制御を実行
する。この制御に関しては、本願出願人が先に提案して
いる特開平7−95703号等を参照されたい。逆に、
充電開始信号CHGが与えられている旨判定したときに
は(100)、ECU20はまずマグネットクラッチ3
2をオフさせることによりエンジン28と発電機12の
間の機械的な連結を解消し(103)、同時にコンタク
タ40をオンさせることによりモータ36の駆動を開始
する(104)。ステップ104が実行されると、発電
機12はモータ36によって駆動され、この発電機12
の出力端子からは励磁電流If に応じた出力電流が得ら
れる。ECU20は発電機12の励磁電流If を制御す
ることにより、発電機12の出力電流ひいてはバッテリ
14の充電電流IB を目標制御する(105)。
【0013】なお、ステップ104を実行するに際して
はそれ以前にコネクタ38によって外部電源が接続され
ていなければならない。充電開始信号CHGを車両操縦
者によるマニュアル操作で与えるようなシステム構成下
では、コネクタ38が接続されるのを待つステップをス
テップ104以前に設ける必要があるが、コネクタ38
による接続に応じ充電開始信号CHGが自動的に生成さ
れるシステム構成下では図2に示すごとくかかるコネク
タ接続待ちステップは必要でない。
【0014】バッテリ14の充電電流IB を制御するの
に際しては、ECU20は、図3に示すごとくPI制御
を実行する。すなわちECU20は、バッテリ14のS
OCや図4に示す多段階定電流充電シーケンスに応じて
定めた充電電流指令値IB *と、電流センサ24によっ
て検出される充電電流IB とを比較し(105a)、そ
の結果得られる充電電流制御誤差ΔI=IB * −IB
係る比例積分(PI)演算により(105b)励磁電流
制御誤差ΔIf =kP ΔI+kI ∫ΔIdtを求める。
ECU20は、この励磁電流制御誤差ΔIf とそれまで
の励磁電流指令値If * との加算により、新たな励磁電
流指令値If * を求め(105c)、求めた励磁電流指
令値If * に基づき発電機12の励磁電流If を制御す
る。なお、かかるPI制御及び多段階定電流制御に代
え、他の制御論理、手法乃至シーケンスを用いても構わ
ない。
【0015】このように、本実施形態によれば、従来用
いられていた大型かつ重量の充電器に代え、比較的小型
かつ軽量のインダクションモータ36を用いてバッテリ
14を充電するようにしているため、従来この充電器に
占められていたスペースを他の目的に利用することが可
能になり、また充電器とモータ36の重量差に相当する
分だけ車両を軽量化することができる。これは、また、
充電器の廃止による車両の低価格化にもつながる。加え
てモータ36にて発電機12を駆動する際、マグネット
クラッチ32にてエンジン28と発電機12の間の機械
的連結を解消するようにしているため、モータ36にて
発電機12を駆動する際エンジン28がモータ36の負
荷となることがなく、従ってモータ36として省出力の
モータを利用可能になるとともに、エンジン28がモー
タ36の負荷になることにより生じる外部電力の大量消
費を防ぐことができ、経済的な車両が得られる。また、
動力伝達機構34のうちモータ36側のギアをラチェッ
ト付のギアとする等、エンジン28の回転によってはモ
ータ36が回転しないようにすれば、クラッチ32オン
時にモータ36がエンジン28の負荷となることもな
い。
【0016】加えて、モータ36を、エンジン28のス
タータ26の代用コンポーネントとして用いることもで
きる。図5に、スタータ26に故障等が発生したときモ
ータ36にてエンジン28を始動する手順を示す。この
図に示すように、ECU20は、スタータ26に対しエ
ンジン28を始動する旨の指令を与えたにもかかわらず
エンジン28を始動することが出来なかったとき(20
1)、マグネットクラッチ32をオンさせることにより
エンジン28と発電機12の間の機械的な連結を形成す
るとともに(202)、コンタクタ40をオンしそれに
よりモータ36の駆動を開始する(203)。その結果
エンジン28の始動に成功したときには(204)、ス
タータ26による始動に成功した場合(201)と同
様、通常の、例えば従来公知のSHV運転を実行する
(205)。このような手順を用いることにより、スタ
ータ26に故障等が生じた場合であっても、エンジン2
8を始動させることができ、従って現在の場所からスタ
ータ26を修理できる場所まで、車両を走行させること
が可能になる。
【0017】なお、モータ36にてエンジン28を始動
させるためには、コネクタ38にてモータ36が外部電
源に接続されていなければならない。そのため、ステッ
プ202及び203を実行するのに先立ち、ECU20
はコネクタ38が接続されるまで待つ(206)。コネ
クタ38が接続されたことの検出は、車両操縦者からマ
ニュアルで供給される信号によって、あるいはコネクタ
38の接続に応じ当該コネクタからECU20に与えら
れる信号によって、実行することができる。更に、モー
タ36によるエンジン28の始動を実行するには、車両
操縦者等によるコネクタ38の接続操作が必要であり、
また、スタータ26に故障等が発生している可能性があ
ることを車両操縦者等に知らしめる必要があるため、ス
テップ201にてエンジン28の始動不成功と判定され
たときには、ECU20から車両操縦者等に対しその旨
の情報を供給するのが好ましい。さらに、ステップ20
4においてエンジン28の始動に不成功であったことが
判明したときには、図示しないフェイル処理に移行す
る。
【0018】図6に、本発明の第2実施形態に係るハイ
ブリッド車の構成を示す。この実施形態も第1実施形態
と同様SHVに係る実施形態である。第1実施形態とこ
の実施形態の相違点は、第1実施形態ではマグネットク
ラッチ32が設けられていたのに対し、この実施例では
設けられていないことである。また、仮に第1実施形態
中のマグネットクラッチ32を単純に廃止したのみだと
モータ36による発電機12の駆動時にエンジン28が
モータ36の負荷となってしまうが、この実施形態で
は、これを避けるべくバルブ駆動アクチュエータ42に
よるエンジン28のバルブの制御が行われている。すな
わち、ECU20は、図2でいえばステップ103に相
当するステップにて、バルブ駆動アクチュエータ42に
対しデコンプ指令を与え、エンジン28をデコンプさせ
る。これにより、エンジン28のポンピングロスが低減
されることとなり、その結果、モータ36のひきずり負
荷(すなわちエンジン28が原因となったモータ36に
とっての負荷)が小さくなる。このようにすると、マグ
ネットクラッチ32なしでも、第1実施形態と同様又は
類似した効果を得ることが可能になる。
【0019】図7に、本発明の第3実施形態におけるモ
ータ36及び発電機12の構造を示す。この実施形態に
おいては、共通の筐体44の内部に発電機12とモータ
36とが収納されている。更に、動力伝達機構34は廃
止されており、モータ36と発電機12とが同一の軸上
に設けられている。このような構成においては、第1又
は第2実施形態と同様の作用効果を、第1又は第2実施
形態に比べコンパクトな構成にて実現することができ
る。なお、図7中モータ36と発電機12の間に増速機
又は減速機を設けることにより、モータ36の部分と発
電機12の部分とを異なる回転数特性にて実現すること
が可能になる。
【0020】図8に、本発明の第4実施形態に係るハイ
ブリッド自動車の構成を示す。この実施形態も前述の第
1又は第2実施形態と同様SHVに係る実施形態であ
る。この実施形態においては、第1又は第2実施形態に
おける動力伝達機構34やマグネットクラッチ32に代
え、差動分配機構(例えばディファレンシャルギア)4
6並びに制動機構48及び50を設けた構成を有してい
る。差動分配機構46は2本の入力軸及び1本の出力軸
を有しており、入力軸はエンジン28及びモータ36
に、また出力軸は発電機12に、それぞれ機械的に連結
されている。制動機構48及び50は、差動分配機構4
6の2本の入力軸それぞれに対応して設けられており、
対応する軸の回転をECU20からの指令に応じて制止
する機能を有している。差動分配機構46は、制動機構
48によってエンジン28側の入力軸が制止されている
ときにはモータ36の出力が発電機12に分配され、ま
た制動機構50によってモータ36側の入力軸が制止さ
れているときにはエンジン28の出力が発電機12に分
配されるよう構成されている。
【0021】従って、本実施形態においては、図2中の
ステップ103に相当するステップにて制動機構48を
動作させ、また図2中のステップ101及び図5中のス
テップ202に相当するステップにて制動機構50を動
作させることにより、第1実施形態等と同様の効果を実
現することができる。なお、この実施形態に関しても、
第2実施形態等と同様の変形が可能である。
【0022】図9に、本発明の第5実施形態に係るハイ
ブリッド自動車の構成を示す。この実施形態はPHV
(Parallel Hybrid Vehicle )に係る実施形態であり、
エンジン28が発生させた動力を電気への変換を介さず
に車輪に伝達しつつ、発電機12を適宜モータ又は発電
機として利用してエンジン28をアシストする構成を有
している。図中のインバータ16Aは、発電機12を発
電機として動作させるときには整流機として、モータと
して動作させるときには本来のインバータとして、それ
ぞれ動作する。更に、本発明の特徴に係るバッテリ14
充電用のモータ36は発電機12と同様エンジン28の
軸上に設けられている。加えて、この実施形態では、発
電機12から見て車輪側に第2のマグネットクラッチ5
2が設けられている。
【0023】このように、本発明は、SHVに限定すべ
きものではなく、より一般に、エンジン28や発電機1
2と車輪との機械的な連結が形成されないあるいは形成
されていない状態が生成され得る車両に、適用すること
ができる。図9の実施形態の場合、エンジン28や発電
機12と車輪とが連結されていない状態を、ECU20
によりオン/オフされるマグネットクラッチ52にて実
現している。更に、この実施形態の場合、第3実施形態
と同様、図7のごとくモータ36と発電機12とを一体
化することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発電機に動力を供給する充電用モータを搭載し、要求に
応じかつ車外からの電力を利用して充電用モータを駆動
させるようにしたため、充電用モータにて発電機を駆動
しバッテリを充電することができ、従って、充電器非搭
載にもかかわらずバッテリの均等充電やリフレッシュ充
電を実行できる。また、従来充電器を搭載するのに必要
であった大きなスペースは不要になり、また充電器重量
と充電用モータ重量の差に相当する分だけ車両を軽量化
できる。
【0025】
【補遺】なお、本発明は、要求に応じ充電用モータから
エンジンに動力を供給させる手段を備える構成として
も、把握できる。本構成においては、エンジンのスター
タが故障しているときでも、充電用モータを駆動可能な
外部電源が付近にあれば、エンジンを始動できる。ま
た、本発明は、充電用モータを発電機と同一筐体内に組
み込んだ構成としても、把握できる。本構成において
は、充電用モータを発電機内に組み込んでいるため、小
形な装置を実現できる。本発明は、また、エンジンから
発電機への動力伝達を要求に応じ禁止するエンジン切離
し機構(例えばクラッチ)を備える構成としても、把握
できる。本構成においては、エンジン切離し機構にてエ
ンジンから発電機への動力伝達を禁止し、その上で充電
用モータを駆動することにより、エンジンが充電用モー
タの引き摺り負荷となることを防止できる。本発明は、
あるいは、エンジンにおけるポンピングロスを要求に応
じ低減する手段(例えばデコンプ可能な弁制御機構乃至
手段)を備える構成としても、把握できる。本構成にお
いては、エンジンのポンピングロスが低減された状態で
充電用モータを駆動することにより、エンジンが充電用
モータの顕著な引き摺り負荷となることを防止できる。
更に、クラッチ等のエンジン切離し機構が不要である。
本発明は、あるいは、エンジンからの動力が発電機に伝
達する一方充電用モータには伝達せずかつ充電用モータ
からの動力が発電機に伝達する一方エンジンには伝達し
ないよう、動力伝達方向を規制する機構(例えばラチェ
ット付きのギア)を備える構成としても、把握できる。
本構成においては、エンジンの動力を発電機に供給して
いるときに、充電用モータがエンジンの負荷とならな
い。従って、充電用モータを発電機及びエンジン双方か
ら切り離す機構は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るハイブリッド自
動車の構成を示すブロック図である。
【図2】 この実施形態におけるECUの動作手順を示
すフローチャートである。
【図3】 発電機の励磁電流を制御する手法を示すブロ
ック図である。
【図4】 バッテリの多段階定電流充電シーケンスを示
すタイミングチャートであり、図中I1 〜I4 及びT1
〜T4 はそれぞれ充電電流及び充電時間を示す。
【図5】 この実施形態におけるECUの動作手順のう
ちスタータ故障時のエンジン始動手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るハイブリッド自
動車の構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第3実施形態におけるモータ及び発
電機の一体化構造を示す概略断面図である。
【図8】 本発明の第4実施形態に係るハイブリッド自
動車の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第5実施形態に係るハイブリッド自
動車の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 12 発電機、14 バッテリ、20 ECU、28
エンジン、32,52マグネットクラッチ、34 動力
伝達機構、36 モータ、38 コネクタ、40 コン
タクタ、42 バルブ駆動アクチュエータ、44 筐
体、46 差動分配機構、48,50 制動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力を発生させるエンジン、動力供給に
    応じ発電する発電機、及び発電機から得られる電力にて
    充電されるバッテリを搭載するハイブリッド自動車にお
    いて、発電機に動力を供給する充電用モータと、要求に
    応じかつ車外からの電力を利用して充電用モータを駆動
    させる手段と、を搭載することを特徴とするハイブリッ
    ド自動車。
JP8909996A 1996-04-11 1996-04-11 ハイブリッド自動車 Pending JPH09284913A (ja)

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Cited By (7)

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