JPH09284894A - 電気音響変換装置 - Google Patents

電気音響変換装置

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JPH09284894A
JPH09284894A JP11210296A JP11210296A JPH09284894A JP H09284894 A JPH09284894 A JP H09284894A JP 11210296 A JP11210296 A JP 11210296A JP 11210296 A JP11210296 A JP 11210296A JP H09284894 A JPH09284894 A JP H09284894A
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JP
Japan
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sounding body
magnet
body unit
coil
diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP11210296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Yoshida
良文 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSHIN DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
SANSHIN DENSHI KOGYO KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話、ポケットベル等の小形無線機への
組込みが容易で、かつ、生産コストを低減させることの
できる電気音響変換装置を提供すること。 【解決手段】 ポ−ルピ−ス63、振動板64、マグネ
ット62、可動コイル65を備えた第1の発音体ユニッ
ト61と、ポ−ルピ−ス69、振動板72、固定コイル
71を備えた第2の発音体ユニット68とを1つの装置
ケ−ス50内に収納すると共に、これら2つの発音体ユ
ニット61、68を平行配置し、かつ、各々の振動板6
4、72が同軸となるようにして配置した構成となって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話やポケ
ットベル等の小形無線機に使用するところの電気音響変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話には、呼び出し音を出力する発
音体と、プッシュ音を出力する発音体が備えられ、呼び
出し音を出力する発音体は狭い周波数帯域(例えば、2
KHz〜4KHz)の音響電気信号が用いられるので、
構成上マグネチックスピ−カ−が使用され、プッシュ音
を出力する発音体は広い周波数帯域(例えば、400H
z〜5KHz)の音響(音声)電気信号が用いられるこ
とから、周波数特性上ダイナミックスピ−カ−が使用さ
れている。
【0003】また、最近のポケットベルにおいては、D
TMF信号(ト−ンダイヤラ−信号)を利用し、ダイヤ
ルを回さないで電話をかけたり、メッセ−ジを送ったり
する機能を持っているため、このDTMF信号用の発音
体としてダイナミックスピ−カ−が使用されている。
【0004】広く知られている通り、マグネチックスピ
−カ−は、固定コイル、ポ−ルピ−ス、マグネット、振
動板を備え、固定コイルに所定周波数帯域の音響電気信
号を供給して振動板を振動させ、この振動によって発音
させる構成となっている。
【0005】また、ダイナミックスピ−カ−は、可動コ
イル、ポ−ルピ−ス、マグネット、振動板を備え、可動
コイルに所定周波数帯域の音響(音声)電気信号を供給
して可動コイルを振動させ、この可動コイルの振動によ
って振動板を振動させて発音させる構成となっている。
【0006】上記した2つのスピ−カ−は、別個の電気
音響変換装置として構成され、携帯電話やポケットベル
等に組み込まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、コイ
ル、ポ−ルピ−ス、マグネット、振動板等からなる2つ
の電気音響変換装置が小形無線機に組み込んであるた
め、小形無線機のスペ−ス専有率が高くなり、小形無線
機の小形化が問題となっている。また、2つの電気音響
変換装置を備えることで小形無線機の生産コストが高く
なると言う問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
点を解決するため開発したもので、振動板に固着した可
動コイルをマグネットの磁界内に配設し、このコイルに
音響周波数電流を流して駆動させて振動板を振動させる
第1の発音体ユニットと、固定コイルに音響周波数電流
を流してマグネットの磁気力を変化させ、この磁気力の
変化によって振動板を振動させる第2の発音体ユニット
とを備え、第1、第2の発音体ユニットは、各々の振動
板の中心部を同一軸線上に配設するようにして装置ケ−
スに設けると共に、いずれか一方の発音体ユニットにの
みマグネットを設け、他方の発音体ユニットはそのマグ
ネットの磁力を利用して動作させる構成としたことを特
徴とする電気音響変換装置を提案する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面に沿って説明する。図1は、電気音響変換装置の一
部切欠正面図、図2は図1上のA−A線拡大断面図、図
3は同装置の背面図である。
【0010】これらの図面において、50は前面側が開
放した偏平形の装置ケ−スで、この装置ケ−ス50は、
後述する第1、第2の発音体61、68を備えるリング
形部51と、振動板の振動音を音孔に導く平面部52と
からなり、これらは合成樹脂材で一体形成してある。
【0011】リング形部51は、内孔51aを有し、図
1に示すように、内側面の中程より内孔51a内に突出
させた3つの連結部53により保持するようにしたリン
グ状の枠体54を備えている。この枠体54は、リング
形部51と同心円で、無底構造となっている。
【0012】また、リング形部51は、底部が開放して
おり、円形枠孔を有するフレ−ム55と、円形枠孔を覆
うようにしてフレ−ム55に固着した磁性板56とでこ
の底部を覆ってある。なお、上記したフレ−ム55は磁
性材料で形成してある。また、この装置ケ−ス50は、
前面側に蓋体57が嵌着してある。
【0013】さらに、装置ケ−ス50内には、蓋体57
とリング形部51によって、共振室58が形成され、ま
た、蓋体57と平面部52によって上記共振室58と連
通する連通室59が形成され、この連通室59が蓋体5
7と平面部52によって形成された音孔60に連通して
いる。
【0014】一方、上記した装置ケ−ス50内には第
1、第2の発音体ユニット61、68が備えてある。こ
の第1の発音体ユニット61は、リング形部51に形成
した枠体54の下側に備えてあり、磁性板56上に円板
状のマグネット62を固着し、このマグネット62上に
同じく円板状のポ−ルピ−ス63を固着し、ポ−ルピ−
ス63の外周囲に振動板64に吊着した可動コイル65
を設けて構成してある。
【0015】なお、振動板64は、円板状のものでその
外周部を接着剤などでフレ−ム55に止着してある。ま
た、上記した可動コイル65は、フレ−ム55の背面側
に設けた給電端子66、67に電気接続してある。
【0016】さらに、装置ケ−ス50の枠体54には第
2の発音体ユニット68が備えてある。この第2の発音
体ユニット68は、中央部からポ−ルピ−ス69を一体
に突出形成した磁性材料からなる容状のヨ−ク70を枠
体54に固着し、ポ−ルピ−ス69の周囲には固定コイ
ル71を設け、また、磁性材料からなる円板状の振動板
72をポ−ルピ−ス69の先端面にわずかな間隔をおい
て対向させるようにして枠体54の凸形部54aに載置
してある。なお、枠体54には周囲の等間位置に突片部
54cを設け、この突片部54cによって振動板72を
位置決めしてある。また、振動板72には金属板からな
る錘板73が備えてあり、さらに、上記した固定コイル
71は、装置ケ−ス50に設けた給電端子74、75に
電気接続してある。
【0017】上記した第1の発音体ユニット61と第2
の発音体ユニット68は、平行配置し、各々の振動板6
4、72の中央部が同軸線上に位置するように配置して
ある。このように配置構成することによって、第1の発
音体ユニット61に備えたマグネット62の磁界内に置
かれた第2の発音体ユニット68は、そのヨ−ク70に
マグネット62の磁力が作用する。
【0018】また、フレ−ム55の裏面には合成樹脂材
からなる制動フィルタ76が設けてある。このフィルタ
76は、音響効果を高める他に、塵や水の侵入を防止す
るようになっている。なお、フレ−ム55に形成されて
いる複数の小孔は空気孔である。
【0019】次に、上記した電気音響変換装置の動作に
ついて説明する。第1の発音体ユニット61は、可動コ
イル65に音響電気信号(音響周波数電流)を供給する
と、ポ−ルピ−ス63、磁性材料からなるフレ−ム5
5、磁性板56、マグネット62の磁気経路を通る磁束
が変化し、この磁束の変化によって可動コイル65が上
記した音響電気信号の周波数に応じて振動し、この可動
コイル65の振動によって振動板64が振動する。
【0020】振動板64の振動音は、この振動板64の
上側に形成された共振室58に入り、この共振室58で
共振した後、連通室59を通って音孔60から外方に放
出される。この第1の発音体ユニット61は、例えば、
400Hz〜5KHzと言う広い周波数帯域の音響電気
信号によって動作させ、プッシュ音を出力する発音体、
または、携帯電話の受話器用スピ−カ−等として用い
る。
【0021】第2の発音体ユニット68は、第1の発音
体ユニット61に備えたマグネット62の磁力(または
磁界)によって、ポ−ルピ−ス69、振動板72、ヨ−
ク70、フレ−ム55、磁性板56、マグネット62に
よって磁気経路が形成されており、固定コイル71に音
響電気信号を供給すると、ポ−ルピ−ス69が励磁され
上記磁気経路の磁束が変化し、振動板72がポ−ルピ−
ス69側に引き寄せられ、また、その反対側に押動され
る駆動力を受け、この振動板72の動きが音響電気信号
の周波数にしたがって繰返されて振動音を発生する。
【0022】振動板72の振動音は、枠体54の各凸形
部54a以外の部所54bより共振室58に入り、共振
室58で共振した後、連通室59を通って音孔60から
外方に放出される。この第2の発音体ユニット68は、
例えば、2KHz〜4KHz程度の周波数帯域の音響電
気信号によって動作させ、呼び出し音を出力する発音体
等として利用することができる。
【0023】上記した実施形態では、第1の発音体ユニ
ット61にマグネット62を備え、第2の発音体ユニッ
ト68がこのマグネット62の磁力を利用する構成とな
っているが、この反対に、第2の発音体ユニット68に
マグネットを備え、第1の発音体ユニット61がこのマ
グネットの磁力を利用するように構成することもでき
る。
【0024】
【発明の効果】上記の如く構成した電気音響変換装置
は、異なる2つの発音体ユニットを一つの装置ケ−ス内
に収納すると共に、磁気経路を構成するマグネットを共
有する構成としたので、従来2つ必要とした装置ケ−ス
が1つとなり、また、他方の発音体ユニットのマグネッ
トが不要となることから、部品点数が減少し充分偏平化
した小形の電気音響変換装置となる他、装置コストも下
がり、この結果、小形無線機に適当な電気音響変換装置
となる。また、2つの発音体ユニットは音孔を共有でき
ることから、装置デザインの自由度が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気音響変換装置の
一部切欠正面図である。
【図2】図1上のA−A線拡大断面図である。
【図3】同装置の背面図である。
【符号の説明】
50 装置ケ−ス 61 第1の発音体ユニット 62 マグネット 63 ポ−ルピ−ス 64 振動板 65 可動コイル 68 第2の発音体ユニット 69 ポ−ルピ−ス 70 ヨ−ク 71 固定コイル 72 振動板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板に固着した可動コイルをマグネッ
    トの磁界内に配設し、このコイルに音響周波数電流を流
    して駆動させて振動板を振動させる第1の発音体ユニッ
    トと、固定コイルに音響周波数電流を流してマグネット
    の磁気力を変化させ、この磁気力の変化によって振動板
    を振動させる第2の発音体ユニットとを備え、第1、第
    2の発音体ユニットは、各々の振動板の中心部を同一軸
    線上に配設するようにして装置ケ−スに設けると共に、
    いずれか一方の発音体ユニットにのみマグネットを設
    け、他方の発音体ユニットはそのマグネットの磁力を利
    用して動作させる構成としたことを特徴とする電気音響
    変換装置。
JP11210296A 1996-04-10 1996-04-10 電気音響変換装置 Pending JPH09284894A (ja)

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JP (1) JPH09284894A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336988B1 (ko) * 2000-07-13 2002-05-17 김낙현 신호 변환장치의 요크 구조

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