JPH09284077A - 端子雑音フィルター - Google Patents

端子雑音フィルター

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JPH09284077A
JPH09284077A JP9235996A JP9235996A JPH09284077A JP H09284077 A JPH09284077 A JP H09284077A JP 9235996 A JP9235996 A JP 9235996A JP 9235996 A JP9235996 A JP 9235996A JP H09284077 A JPH09284077 A JP H09284077A
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JP
Japan
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common mode
jumper wire
fuse
mode filter
capacitor
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Pending
Application number
JP9235996A
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English (en)
Inventor
Makoto Mihara
誠 三原
Haruo Suenaga
治雄 末永
Shinichi Sakai
伸一 酒井
Yoshiaki Ishio
嘉朗 石尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、端子雑音によるEMC障害防止の
ための端子雑音フィルター関し、生産性および加工性に
優れたものを提供することである。 【解決手段】 本発明の端子雑音フィルターは、ジャン
パー線18a、18bおよび18cを被覆を持たない心
線のみ(絶縁コーティングもこれに類する)にするもの
で、絶縁被覆がないため、プリント基板15実装のため
の端末処理、形状加工の容易性が図れ、生産性、加工性
の面で向上が図れる。またこれをアクロスコンデンサ2
および3の傾斜規制に兼用することで、部品の倒れに制
約されない高密度実装、小型化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電器機器から漏洩す
る端子雑音を除去する端子雑音フィルターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は端子雑音フィルターの回路図であ
る。一般的に端子雑音種はコモンモードとノーマルモー
ドに区別され、各々の雑音を除去する手段として、前者
はライン−ライン間のアクロスコンデンサ、後者にはコ
モンモードフィルターコイルを用いるのが一般的であ
る。また、端子雑音フィルターは電源取り込み部近傍に
配置するのがその性能向上の観点から有利であり、一方
では機器の器体ヒューズもその回路の配置上、上記の端
子雑音フィルターと同様の配置的な優位性がある。
【0003】従って、従来技術でもそうであるが、端子
雑音フィルターに関しては端子雑音フィルター基板内に
器体ヒューズを具備していることが極めて多い。そうす
ることによって、配線、回路構成の簡素化が図れること
は自明である。図6はその基板実装面からの外観図であ
る。
【0004】ここで、ヒューズ4はサービス時に容易に
着脱可能にするために、図7に示すようにクリップ14
にはめ込む構成としているのが一般的であるため、クリ
ップ14とヒューズ端子部の接触抵抗によってヒューズ
14の端子部の温度が上昇するという問題があり、電気
用品取締法においても、ヒューズの信頼性確保のために
温度上限を設定し規制している。
【0005】その対策として、専らプリント基板15に
挿入されたヒューズ4のクリップ14のパターンランド
にハンダ盛りをしたり、絶縁被覆リード線16を用い、
外部部品との絶縁を確保しながら、熱を伝導、発熱させ
ヒューズ端子部の温度上昇を抑制していた。
【0006】また、ヒューズよりもさらに温度上昇の大
きいものとして、コモンモードフィルターコイル1の巻
線の銅損によって生じる温度上昇がある。その温度上限
はコイルの絶縁種によって決まり、例えば、E種であれ
ば、120℃、F種であれば155℃という具合に、い
ずれの絶縁種にしろ、きわめて高温になることは間違い
ない。従って従来技術においては図6に示すように、部
品配置に充分なスペースを設け、部品が倒れても決して
コモンモードフィルターコイルに接触しない構成となっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術の
端子雑音フィルターでは、ヒューズ4の温度を下げるた
め、専らプリント基板15に挿入されたヒューズ4のク
リップ14のパターンランドにハンダ盛りを施している
が、それでも要求性能を満足しない場合は、外部部品と
の絶縁確保を配慮して、絶縁被覆チューブを被せた線径
の大きな絶縁被覆リード線16をクリップ14周辺に配
し、この絶縁被覆リード線16にクリップ14で発生す
る熱を伝導、発熱させヒューズ端子部の温度上昇を抑制
していた。
【0008】しかしながら、絶縁被覆を被せた線径の太
い絶縁被覆リード線16は高価であることは勿論のこ
と、絶縁被覆チューブを被っているため、ベンダーなど
の工具を用い機械的応力を加え、プリント基板に挿入し
やすい形状あるいはピッチに加工する時も、絶縁被覆に
損傷を加えないような工夫が必要であり加工性が悪かっ
た。さらに端末はハンダ付けされるため、被覆の除去作
業を伴う必要もあることは言うまでもない。
【0009】また、一般的に柔らかい樹脂材料からなる
絶縁被覆が障害となった加工寸法精度の粗さも否めない
ものであり、そのため加工された絶縁被覆リード線16
を挿入時に矯正しながらプリント基板15に挿入すると
いう追加作業がしばしば発生するという生産性の非効率
も甚大な問題であった。このように、経済性、加工性、
生産性の3点において改善しなければならない課題を有
していた。
【0010】さらに従来の技術の端子雑音フィルターで
は、万一部品が外部応力を加え傾斜してもコモンモード
フィルターコイルに接触しないように、コモンモードフ
ィルターコイルから充分距離を確保する設計を必要と
し、プリント基板の面積はどうしても大きな形状になっ
てしまうという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、絶縁皮膜を施すかあるいは金属が露出した
U形状のジャンパー線をヒューズ近傍に配置する構成を
有するものである。上記発明によれば、ジャンパー線に
は絶縁被覆チューブを有していないため、ジャンパー線
の所望の形状への加工が容易に実現することができる。
また加工精度も向上するため挿入時に矯正も不要にな
り、生産性の効率向上を実現することができる。
【0012】また、U形状のジャンパー線によって、部
品の倒れを規制しコモンモードフィルターと接触しない
構成を有するものである。
【0013】上記発明によれば、部品に外部から応力が
加わり、部品が万一傾斜しても高温発熱体であるコモン
モードフィルターと接触しないため、部品の温度を低く
抑えることが可能であるとともに、コモンモードフィル
ターの近傍にまで部品を配置することができ、高密度実
装によるプリント基板面積の小型化、ひいては端子雑音
フィルターの小型化が実現できる。
【0014】また、倒れを制限しコモンモードフィルタ
ーコイルの巻線と接触しない構成を実現しているジャン
パー線の電位が、被接触を阻止されているコモンモード
フィルターコイルの巻線と同電位とする構成とすること
によって、巻線、ジャンパー線間の電圧が低くなり、両
者をより近接して配置することが可能になり、高密度実
装によるプリント基板面積の小型化、ひいては端子雑音
フィルターの小型化が実現できる。
【0015】また、アクロスコンデンサの倒れを制限し
ているジャンパー線がコモンモードフィルターコイルの
巻線とほぼ平行になるような構成になっているため、万
一ジャンパー線が倒れてもコモンモードフィルターコイ
ルの巻線とは干渉しない構成になっているため、高密度
実装によるプリント基板面積の小型化、ひいては端子雑
音フィルターの小型化が実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】少なくとも1個以上のアクロスコ
ンデンサと、コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮
膜を施すかまたは金属素材が露出したU形状のジャンパ
ー線と、ヒューズと、ヒューズを着脱自在にするための
クリップとを備え、ジャンパー線によりクリップとヒュ
ーズの接触部分の熱を放散させる構成としている。
【0017】従って、ジャンパー線には絶縁被覆チュー
ブを有していないため、ジャンパー線の所望の形状への
加工が容易に実現することができる。また加工精度も向
上するため挿入時の矯正も不要になり、生産性、作業性
の向上を実現することができる。
【0018】また、少なくとも1個以上のアクロスコン
デンサと、コモンモードフィルターコイルと、アクロス
コンデンサの倒れを制限するU形状のジャンパー線とを
備える構成としている。
【0019】そのため、アクロスコンデンサは高温発熱
体に触れることによる異常温度上昇を回避しつつ、より
コモンモードフィルターコイルの近傍に配置することが
でき、高密度実装、小型化が実現できる。
【0020】また、少なくとも1個以上のアクロスコン
デンサと、コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜
を施すかまたは金属素材が露出したU形状のジャンパー
線とを備え、ジャンパー線はアクロスコンデンサの倒れ
を制限しコモンモードフィルターコイルの巻線と接触し
ない構成とし、ジャンパー線の電位が被接触を阻止され
ているコモンモードフィルターコイルの巻線と同電位と
するものである。
【0021】そのため、巻線、ジャンパー線間の電圧が
低くなり両者をより近接して配置することが可能にな
り、高密度実装によるプリント基板面積の小型化、ひい
ては端子雑音フィルターの小型化が実現できる。
【0022】また、少なくとも1個以上のアクロスコン
デンサと、コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜
を施すかまたは金属素材が露出したジャンパー線で、ア
クロスコンデンサの倒れを制限しコモンモードフィルタ
ーコイルの巻線との接触を防止し、コモンモードフィル
ターコイルの巻線とほぼ平行になるよう配されたU形状
のジャンパー線を備える。
【0023】そのため、万一ジャンパー線が倒れてもコ
モンモードフィルターコイルの巻線とは干渉しない構成
になっているため絶縁距離は確保しつつ、高密度実装に
よるプリント基板面積の小型化、ひいては端子雑音フィ
ルターの小型化が実現できる。
【0024】また、少なくとも1個以上のアクロスコン
デンサと、コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜
を施すかまたは金属素材が露出したU形状のジャンパー
線と、ヒューズと、ヒューズを着脱自在にするためのク
リップとを備え、ジャンパー線によりクリップとヒュー
ズの接触部分の熱を放散させる構成とし、かつアクロス
コンデンサの倒れを制限しコモンモードフィルターコイ
ルの巻線と接触しないように配置されている。
【0025】そのため、アクロスコンデンサをよりコモ
ンモードフィルターコイルの近傍に配置することがで
き、高密度実装、小型化が実現できることとあわせて、
このジャンパー線によってヒューズ端子部の熱を伝導、
放熱させ温度上昇を抑制することが可能となる。
【0026】以下本発明の一実施例における高周波加熱
装置について図面に基づいて説明する。図5は端子雑音
フィルターに用いられる極めて一般的な回路構成を示す
回路図である。
【0027】AC1、AC2のタブ端子10、11から
商用電源が入力される。ヒューズ4は入力の直近に配さ
れ、次段以降の回路が、負荷短絡等の異常が生じ過大電
流が流れた時、溶断され回路を開放する。アクロスコン
デンサ2及びアクロスコンデンサ3は線間に重畳する雑
音、即ちノーマルモードノイズを回生させるためのコン
デンサである。
【0028】コモンモードフィルターコイル1は、負荷
電流に対しては対になるコイルで誘起される磁束がお互
いにキャンセルしあいリアクタンス負荷として影響を及
ぼすことはないが、ライン−アース(器体シャーシ)間
に発生するコモンモードノイズに関しては誘導性リアク
タンスとして働き、雑音の外部への漏洩を阻止する。
【0029】ラインバイパスコンデンサ5、6もコモン
モードフィルターコイル1と同様コモンモードノイズに
関して有効で、ライン−アース間に重畳する雑音をバイ
パス、回生させて雑音の外部への漏洩を阻止する。
【0030】その他の部品として、サージアブソーバー
7は、誘導雷等によって発生する線間のサージ過電圧を
吸収し、回路を保護するものである。サージアブソーバ
ー8、9は同様のライン−アース間に発生するサージ過
電圧を吸収する。ここでシリーズにサージアブソーバー
を用いているのは、1の素子が万一短絡破壊しても、2
の素子を設けることによってシャーシとライン間が短絡
して、感電という最悪の事態を回避するためである。
【0031】そして、AC3、AC4のタブ端子12、
13からは、端子雑音フィルターを通過した商用電源電
力が負荷に供給される。
【0032】図1は本発明の一実施例の端子雑音フィル
ター回路をプリント基板に搭載した時の部品面からの外
観図である。
【0033】アクロスコンデンサ2及びアクロスコンデ
ンサ3には近傍にジャンパー線18a、18bが配置され
ている。そうすることによってコンデンサに外部応力が
加わって倒れても、ジャンパー線によって、倒れが制限
され、高温のコモンモードフィルターコイル1の巻線に
接触することはない。またその他の部品としてサージア
ブソーバー8もジャンパー線18cによって同様の効果
を発揮している。ちなみに図中の矢印は素子が倒れる方
向を示している。
【0034】図3は、アクロスコンデンサ2とジャンパ
ー線18aによる作用を示した図である。図3(a)は
コンデンサ正面からの正面図、図3(b)はコンデンサ
側面からの側面図である。このように、ジャンパー線1
8aによって、アクロスコンデンサ2の倒れが阻止さ
れ、コモンモードフィルターコイル1の巻線に接触する
ことがないことが一目して理解できる。ここで、ジャン
パー線18aは比較的線径の大きいものが望ましくφ
1.4mm以上が望ましい。
【0035】また、ジャンパー線18aの電位をコモン
モードフィルターコイル1とアクロスコンデンサ2の接
点の電位にしておけば、ジャンパー線18aは、従来の
様に被覆を施したものを用いずとも、コモンモードフィ
ルターコイル1の巻線の近傍(但し、ジャンパー線18
aと電位が同じか、近い巻線に限る)まで配置できるた
め、高密度実装が可能になる。当然、被覆を施す必要が
ないため低コストで実現できるとともに、端末の被覆剥
がし不要で、形状加工も高精度で容易になる。
【0036】アクロスコンデンサ3、サージアブソーバ
ー8については、図4に示す様に、素子をまたぐ構成で
ジャンパー線が配されており、図で示すように、図3の
場合と同様、転倒時の規制の効果を発揮している。
【0037】ここで、重要なことは、ジャンパー線とト
ロイダルのコアに放射状に巻かれたコモンモードフィル
ターコイル1の巻線の方向がほぼ同一方向になってい
て、万一ジャンパー線が外部応力によって倒れても物理
的にその直近のコモンモードフィルターコイル1の巻線
とは接触しない構成となっている。
【0038】例えば、図2の場合、ジャンパー線18a
はコモンモードフィルターコイル1に近接しているが、
B−B’を中心線として配され、直近のコモンモードフ
ィルターコイル1の巻線はA−A’が中心線として放射
状に巻かれており、両者はほぼ平行となっている。
【0039】そうすることによって、ジャンパー線をコ
モンモードフィルターコイル1の巻線の近傍にまで配置
することができ、上記の転倒時の規制の効果を発揮し、
かつ高密度実装が可能になる。
【0040】一方、図1の場合、ジャンパー線18bが
コモンモードフィルターコイル1側に倒れると巻線間が
干渉する。その間で電位差が生じているのであれば完全
な絶縁距離不足となり、不安全であるのは自明のことで
ある。
【0041】同様に、図2においてアクロスコンデンサ
3、サージアブソーバー8のジャンパー線18a、18c
も同様の構成とし、件のジャンパー線の転倒対策が施さ
れている。
【0042】さらに、図2のジャンパー線18bはコモ
ンモードフィルターコイル1側の電位と、コモンモード
フィルターコイル1のアクロスコンデンサ2と結線され
ている電位、即ち、回路図である図5でいうとA端子の
電位となる様に構成されているため、ジャンパー線18
bは、よりコモンモードフィルターコイル1側に接近し
て配置できる。さらに言うならばヒューズ4とも同電位
のためジャンパー線18bはヒューズ4に接近して配置
でき、両者が接触することさえあっても何等の問題もな
い。従って、より高密度の部品配置が可能になる。
【0043】また、こうしてジャンパー線18bとヒュ
ーズ4を接近して配置することによって、ヒューズ4と
クリップ14の接触抵抗で発生する熱はスムースにジャ
ンパー線18bに伝導し放熱されるため、端子部の温度
上昇は軽減することができる。ちなみに、熱容量の関係
からジャンパー線18bの線径はより太い方が望まし
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の端子雑音フィルタ
ーにおいては、以下のような効果が得られる。
【0045】(1)絶縁被覆を有さず、絶縁皮膜を施す
かまたは金属素材が露出したU形状のジャンパー線を用
いているため、プリント基板に挿入しハンダ付けするた
めの端末の被覆除去処理が不要で、かつ絶縁被覆がない
ため所望の形状への加工が容易になるとともに、加工精
度も向上し挿入時のピッチ矯正も不要になるため、生産
性、作業性を大幅に向上させるという効果がある。
【0046】(2)コモンモードフィルターコイルとア
クロスコンデンサの間に倒れを制限するU形状のジャン
パー線を備える構成としているため、アクロスコンデン
サは高温発熱体に触れることによる異常温度上昇を回避
できるとともに、よりコモンモードフィルターコイルの
近傍に配置することができ、高密度実装、小型化、ひい
ては端子雑音フィルターの小型化できるという効果があ
る。
【0047】(3)絶縁皮膜を施すかまたは金属素材が
露出したU形状のジャンパー線とを備え、ジャンパー線
はアクロスコンデンサの倒れを制限しコモンモードフィ
ルターコイルの巻線と接触しない構成とし、ジャンパー
線の電位が被接触を阻止されているコモンモードフィル
ターコイルの巻線と同電位としているため、巻線、ジャ
ンパー線間の電圧が低くなり両者をより近接して配置す
ることが可能になり、高密度実装によるプリント基板面
積の小型化、ひいては端子雑音フィルターの小型化でき
るという効果がある。
【0048】(4)絶縁皮膜を施すかまたは金属素材が
露出したジャンパー線で、アクロスコンデンサの倒れを
制限しコモンモードフィルターコイルの巻線との接触を
防止し、コモンモードフィルターコイルの巻線とほぼ平
行になるよう配されたU形状のジャンパー線を備えるて
いるため、万一ジャンパー線が倒れてもコモンモードフ
ィルターコイルの巻線とは干渉しない構成になっている
ため絶縁距離は確保しつつ、高密度実装によるプリント
基板面積の小型化、ひいては端子雑音フィルターの小型
化できるという効果がある。
【0049】(5)絶縁皮膜を施すかまたは金属素材が
露出したU形状のジャンパー線をヒューズの近傍に配
し、ジャンパー線でアクロスコンデンサの倒れを制限す
る構成であるため、アクロスコンデンサは高温発熱体に
触れることによる異常温度上昇を回避できるとともに、
ジャンパー線によってヒューズ端子部の熱を伝導、放熱
させ温度上昇を抑制するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における端子雑音フィルター
の外観図
【図2】本発明の他の実施例における端子雑音フィルタ
ーの外観図
【図3】(a)本発明の一実施例の端子雑音フィルター
の要部正面図 (b)同端子雑音フィルターの要部側面図
【図4】(a)本発明の他の実施例の端子雑音フィルタ
ーの要部正面図 (b)同端子雑音フィルターの要部側面図
【図5】端子雑音フィルターの回路図
【図6】従来の端子雑音フィルターの外観図
【図7】(a)クリップによるヒューズ固定を示す要部
平面図 (b)クリップによるヒューズ固定を示す要部側面図
【符号の説明】
1 コモンモードフィルターコイル 2 アクロスコンデンサ 3 アクロスコンデンサ 4 ヒューズ 14 クリップ 18a ジャンパー線 18b ジャンパー線 18c ジャンパー線
フロントページの続き (72)発明者 石尾 嘉朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1個のアクロスコンデンサと、
    コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜を施すかま
    たは金属素材が露出したU形状のジャンパー線と、ヒュ
    ーズと、前記ヒューズを着脱自在にするためのクリップ
    とを備え、前記ジャンパー線により前記クリップと前記
    ヒューズの接触部分の熱を放散させる構成とした端子雑
    音フィルター。
  2. 【請求項2】少なくとも1個のアクロスコンデンサと、
    コモンモードフィルターコイルと、U形状のジャンパー
    線とを備え、前記ジャンパー線は前記アクロスコンデン
    サの倒れを制限し前記コモンモードフィルターコイルの
    巻線と接触しない構成とした端子雑音フィルター。
  3. 【請求項3】少なくとも1個のアクロスコンデンサと、
    コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜を施すかま
    たは金属素材が露出したU形状のジャンパー線とを備
    え、前記ジャンパー線は前記アクロスコンデンサの倒れ
    を制限し前記コモンモードフィルターコイルの巻線と接
    触しない構成とし、前記ジャンパー線の電位が被接触を
    阻止されている前記コモンモードフィルターコイルの巻
    線と同電位とする構成の端子雑音フィルター。
  4. 【請求項4】少なくとも1個のアクロスコンデンサと、
    コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜を施すかま
    たは金属素材が露出した前記ジャンパー線でアクロスコ
    ンデンサの倒れを制限し前記コモンモードフィルターコ
    イルの巻線との接触を防止するU形状のジャンパー線と
    を備え、前記ジャンパー線が近接する前記コモンモード
    フィルターコイルの巻線とほぼ平行になるような構成と
    した端子雑音フィルター。
  5. 【請求項5】少なくとも1個のアクロスコンデンサと、
    コモンモードフィルターコイルと、絶縁皮膜を施すかま
    たは金属素材が露出したU形状のジャンパー線と、ヒュ
    ーズと、前記ヒューズを着脱自在にするためのクリップ
    とを備え、前記ジャンパー線により前記クリップと前記
    ヒューズの接触部分の熱を放散させる構成とし、かつ前
    記アクロスコンデンサの倒れを制限し前記コモンモード
    フィルターコイルの巻線と接触しないように配置された
    端子雑音フィルター。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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