JPH09284020A - 車両のルーフレールアンテナ構造 - Google Patents

車両のルーフレールアンテナ構造

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JPH09284020A
JPH09284020A JP11532796A JP11532796A JPH09284020A JP H09284020 A JPH09284020 A JP H09284020A JP 11532796 A JP11532796 A JP 11532796A JP 11532796 A JP11532796 A JP 11532796A JP H09284020 A JPH09284020 A JP H09284020A
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JP
Japan
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antenna
shell
cover
opening
roof rail
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Application number
JP11532796A
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English (en)
Inventor
Kenichi Tomuro
賢一 戸室
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH09284020A publication Critical patent/JPH09284020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば車載のテレビや電話等のアンテナを、
車体の外観を損なわないように簡単且つ確実に取付ける
ことができ、アンテナ不使用時にはアンテナが外部に突
出しないように格納できるようにする。 【解決手段】 車両のルーフパネルの左右両側部に沿っ
て前後方向に設けられるルーフレールの一部に取り外し
可能な交換部1′を設け、交換部1′と外観が同じで内
部にアンテナ6を備え上面にアンテナを突出させるため
の開口部2cを有し開口部2cがカバー4にて開閉でき
るようになっているシェル1を構成し、このシェル1を
ルーフレールの交換部1′を取り外した空間に取付け、
アンテナの使用時はカバー4を移動させて開口部2cを
開き、シェル1内のアンテナ6を開口部2cから突出さ
せ、アンテナ不使用時はアンテナ6をシェル1内に収め
カバー4を移動させて開口部2cを閉じ、アンテナ格納
状態とするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフパネ
ルの左右両側部に沿って前後方向に取付けられるルーフ
レールに取付けられるアンテナ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近は、車室内にオーディオ機器の他に
テレビや電話を備えた車両が増えてきており、車両購入
後に車載用のテレビや電話を取付ける場合も多い。それ
に伴ない、フレキシブルアンテナやオートアンテナ等の
アンテナ類を、車両のルーフパネルやサイドパネルの後
方に装備,若しくはオプションとして新たに設置してい
るのが現状である。アンテナの装着方法としては、両面
テープにてルーフ上面やリヤ窓ガラス面等に貼り付ける
場合が多いが、この方法は接着不良や盗難の心配があ
り、又、アンテナの出っ張りやアンテナ取付部からのコ
ードによって外観が損なわれ、さらにコードを外部から
車室内へ配線するための挿入場所から漏水の虞れがあ
る、といった問題がある。
【0003】そこで、ルーフパネル両側部とサイドパネ
ルとの接合固着部を凹ませてルーフパネル左右両側縁部
に沿う前後方向のルーフ溝部を形成し、該ルーフ溝部の
前後どちらか一方の上部にロッドアンテナの収容部を固
着することで、アンテナをルーフ溝部内に格納可能と
し、アンテナの出っ張りやアンテナ取付部からのコード
の配設をなくすようにしたもの(実開昭57−3987
7号公報参照)が既に考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ルーフパネルにフレキ
シブルアンテナやオートアンテナ等のアンテナ類を装着
した場合、受信部は利用しない時にも常に風雨にさらさ
れ防水加工していても劣化は免れない。上記実開昭57
−39877号公報に開示されているものは、利用しな
い時のアンテナの出っ張りやコードのルーフパネル上の
配設をなくすることはできるが、格納場所がルーフ溝部
内のためルーフパネルに降った雨水がすべてルーフ溝部
に流れ込み、アンテナの受信部,取付部等が劣化してし
まう虞れがある。
【0005】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体のルーフ
パネルの左右両側部に沿って前後方向にルーフレールが
取付けられた車両において、ルーフレールの一部に取り
外し可能な交換部を設け、別部材として上記交換部と同
じ外観を有し内部にアンテナ装置を出し入れ可能な状態
に内蔵したシェルを構成し、ルーフレールの上記交換部
とシェルとを交換取付可能とし、該シェルをルーフレー
ルの交換部を取り外した空間に取付けることにより、外
観上は通常のルーフレールと全く同じで違和感がなく、
シェルの上面に設けたカバーを移動させて開口部を開き
シェル内のアンテナを該開口部より突出させることによ
りアンテナ使用状態とし、該アンテナを開口部よりシェ
ル内に引っ込め開口部をカバーで閉塞して格納状態とす
ることができ、アンテナのコードはルーフレールの空胴
部内を通して車室内に引き込むことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1(A)は、車両のルーフパネルの左右
両側部に沿って設けられるルーフレールの一部を切欠い
てルーフレール前部7とルーフレール後部8とに分割
し、その間に交換部1′を取りはずし可能に取付けるこ
とにより、ルーフレール前部7と交換部1′とルーフレ
ール後部8とで一体的なルーフレールを形成したものを
示している。そして、必要に応じ該交換部1′を取りは
ずし、図1(B)に示すように、該交換部1′の代り
に、内部にアンテナを内蔵格納したシェル1をルーフレ
ール前部7とルーフレール後部8との間に取付け、外観
上は通常のルーフレールと変わらない形状とする。アン
テナ使用時には、図1(C)に示すように、カバー4を
スライドさせて開口部2cを開き、シェル1の内部に格
納されているアンテナ6を開口部2cから突出させ、ア
ンテナを使用しないときは、アンテナ6をシェル1の内
部に格納してカバー4で開口部2cを閉める。アンテナ
用のコードはルーフレール前部7(又はルーフレール後
部8)の空胴部内に配設され、ルーフレールのルーフパ
ネルへの取付脚部内を通って車室内に引き込まれ、交換
部1′を取りはずしてそこにシェル1を取付ける際に、
アンテナ6と接続されるものとする。
【0009】上記のように、アンテナ6を内蔵したシェ
ル1を交換部1′の代わりにルーフレールの一部として
取付ける構成を採ったことにより、アンテナの取付けが
非常に容易に且つ的確に行なえると共に、車両の外観を
損なったり漏水の心配等は全くなくなり、アンテナ不使
用時はシェル1内に格納されカバー4にて開口部2cが
閉ざされるので、アンテナ及びその取付部等が風雨にさ
らされることがなく、洗車やワックスかけを行なうとき
に引っかかることもない。
【0010】シェル1の具体的構成の第一例を図2〜4
に示す。
【0011】図2〜4において、シェル1は、外殻を構
成するアッパーシェル2とロアシェル3とからなり、ル
ーフレールの交換部1′と同形の車体前後方向に所定の
長さをもつほぼ角柱形状に構成される。該シェル1の内
部には開口部2cを覆うカバー4と該カバー4を上向き
に付勢するスプリング5とが設けられ、ロアシェル3内
部底面にはアンテナ6が固着されている。
【0012】アッパーシェル2は、車体前後方向に縦長
の長方形をなす上面2aと、該上面2aの長辺から下向
きに折り曲げられた側面2bとから構成される。上面2
aの一部には開口部2cが設けられ、側面2bの前端下
部にはルーフレール前部7の凸部7aが係合する切欠部
2dが形成され、又左右の側面2bの前後端部付近には
半円柱形状の上下方向突条よりなる結合部2eが形成さ
れている。ロアシェル3は、車体前後方向に縦長の長方
形をなす底面3aと、底面3aの長辺から上向きに折り
曲げられた側面3bとから構成される。ロアシェル3が
アッパーシェル2の内側に組み合うように、底面3aの
長辺はアッパーシェル2と同じ長さに、短辺はアッパー
シェル2の内部の幅と同じ長さになるように形成され、
底面3aの前方にはルーフレール前部7の凸部7aの下
面に接合取付けられる取付面3cが形成され、該取付面
3cには凸部7aに形成された孔7bと重なる孔3dが
形成される。左右側面3bの前後端部付近には、アッパ
ーシェル2の結合部2eと噛み合う半円筒形状の上下方
向凹条よりなる結合部3eが形成される。該結合部3e
の下端部には締付面3fが形成されている。
【0013】上記シェル1をルーフレールの交換部1′
を取り外した空間に取付けるには、先ず、後述するよう
に内部にカバー4,スプリング5,5及びアンテナ6等
の必要部品を組み込んだ状態でアッパシェル2とロアシ
ェル3とを嵌め合せる。そして、前後左右4箇所の結合
部2eと3eとの嵌合部において締付面3fの下側から
例えばタッピングスクリュー等のねじ部材15にて締付
固定して、内部にスプリング5,5に支持されたカバー
4及びアンテナ6等が組み込まれたシェル1を構成す
る。
【0014】次に、シェル1の後端部をルーフレール後
部8の前端部に形成した凸部8aに嵌入させつつ、シェ
ル1前端部の切欠部2dと取付面3cとの隙間を車幅方
向からルーフレール前部7の後端部に形成した凸部7a
に嵌め込んでいく。そして、凸部7aの孔7bと取付面
3cの孔3dとを合せ、ボルト9を通し孔7bに固定し
てあるナット10にねじ込み締付ける。このようにし
て、シェル1を外観的な違和感なくルーフレールに確実
に取付けることができる。
【0015】シェル1をルーフレールの交換部1′を取
り外した空間に取付ける方法としては、上記の他に、例
えばロアシェル3の取付面3cの後端にセルフヒンジ部
3gを設けて取付面3cを該セルフヒンジ部3gから下
方へ折り曲げることができるようにしておき、結合部2
eと3eとの嵌合部を締付面3fの下側からねじ部材1
5にてねじ込み締付けて、内部にスプリング5,5に支
持されたカバー4及びアンテナ6等が組み込まれたシェ
ル1を構成した後、該シェル1の後端部をサイドレール
後部8の凸部8aに嵌入させつつ、取付面3cをセルフ
ヒンジ部3gから下方へ折り曲げた状態にて、シェル1
の前端部分を上から下へサイドレール前部7の凸部7a
に嵌め込み、下方へ折り曲げられていた取付面3cを元
に戻して凸部7aの下面に当て、孔3dと7bにボルト
9を通しナット10にねじ込み締付ける、という取付方
法を採用しても良い。
【0016】シェル1の内部構成を次に示す。
【0017】アンテナ6は、固定部6aと伸縮可能なア
ンテナ部6bとから構成される。固定部6a下端部は、
アッパーシェル2の開口部2cの前縁真下付近の位置に
てロアシェル3の底面部3aに固着され、固定部6aの
上端部にはアンテナ部6bの一端部が回動可能に取付け
られる。アンテナ部6bはこの取付点を中心としてほぼ
水平の格納状態から斜め上向きの使用状態まで回動で
き、該使用状態にてアンテナ部6bの先端部を伸ばして
受信の感度を高めることができる。アンテナのコードは
固定部6aから前方へ延び、ルーフレール前部7に設け
られたコード端子(図示省略)に接続される。
【0018】アッパシェル2の上面2aに形成した開口
部2cを内部から塞ぐようにカバー4がスプリング5の
付勢力によって取付けられる。カバー4は、開口部2c
とほぼ同形の上面とアッパーシェル2の上面2aの厚さ
と同じ高さの立上り面と該立上り面下端のフランジとか
らなるほぼハット型断面をなし、その上面の後方にはつ
まみ4aが設けられ、該上面の裏側には、図3に示すよ
うに、スプリング5を支える爪部4bが左右部の前後部
に設けられると共に、裏側中央部にはスプリング5を係
止する係止部4cが形成されている。そして、カバー4
の上面の裏面にはほぼ同形のスプリング5が係止部4c
の前後に各々取付けられる。
【0019】スプリング5は、カバー4の上面の裏面に
係合固定される水平部5aと側辺部5bと側辺部5bの
端部からロアシェル3の底面3aに向かう斜辺部5cと
で、針金形状で且つ連続した一体型に形成されている。
水平部5aはカバー4の係止部4cにて係止され、側辺
部5b,5bはカバー4の左右にある爪部4b,4bに
各々係合して固定される。側辺部5b,5bの端部から
斜め下方へ延びる斜辺部5c,5cの端部はロアシェル
3の底面3a上に弾接してカバー4を上向きに付勢する
が、該弾接部位で前後方向に円滑にスライドできるよう
に斜辺部5c,5cの下端部は湾曲形成され、その湾曲
した円弧部分がロアシェル3の底面3aとの弾接点とな
るようにしている。
【0020】上面の裏面前後にスプリング5,5を取付
けたカバー4は、図4(A)に示すように、アッパーシ
ェル2の開口部2cをスプリング5の上向きの付勢力に
より確実に塞ぎ、アンテナ使用時には、スプリング5の
付勢力に抗してカバー4を上から押してスプリング5と
共にアッパーシェル2の内面下に潜らせつつ前に移動さ
せる。このとき、カバー4上面のつまみ4aが開口部2
cの前辺に係合するので、カバー4はそれ以上前に移動
することはなくその位置で保持される。このようにして
解放された開口部2cから内部のアンテナ6のアンテナ
部6bを立ち上らせ、その先端を伸ばすことにより、図
4(B)に示す使用状態となる。
【0021】アンテナの使用が不要となったときは、先
ずアンテナ部6bを縮めた後、水平になるまで回動させ
てシェル1内に格納し、カバー4のつまみ4aをもって
後方に移動させることによりアッパーシェル2の下から
カバー4が引き出され、つまみ4aが開口部2cの後辺
部に達するとスプリング5の上向きの付勢力によりカバ
ー4は開口部2cに嵌入し、図4(A)に示すように、
アッパーシェル2の上面2aとカバー4の上面とがほぼ
同じ高さになって、開口部2cを完全に塞いだアンテナ
格納状態となる。
【0022】次に、シェル1の具体的構成の第二例を図
5,6に示す。
【0023】シェル1の外殻構造及びルーフレールへの
取付け方法は上記第一例と同様であるが、シェル1内部
構成として、開口部2cよりやや大きめの長方形の上開
きの箱形状をなし内部にアンテナ6が取付けられている
アンテナ格納箱11とカバー4とを前後に一体に連結構
成し、各々の下面部にスプリング5を係止させる。前後
のスプリング5,5は前記第一例のものと同じであり、
前側のスプリング5はカバー4の裏面の係止部4cと爪
部4b,4bとに係止され、後側のスプリング5はアン
テナ格納箱11の前面部及び側面部にそれぞれ形成した
係止部11aと爪部11bとに係止される。
【0024】アンテナ6を使用しないときは、図6
(A)に示すように、カバー4がスプリング5,5の付
勢力により開口部2cに嵌入して該開口部2aを閉塞
し、その後方に連なるアンテナ格納箱11はその上端フ
ランジ部が開口部2cの後方にてアッパシェル2の上面
2aの内側面に後側のスプリング5にて押しつけられた
格納状態となっている。
【0025】このアンテナ格納状態から、カバー4を下
方へ押してアッパーシェル2の内面下に潜らせつつ前方
に移動させると、それに伴ないアンテナ格納箱11がア
ッパーシェル2の内面に沿って開口部2cの真下に移動
し、図6(B)に示すアンテナ使用可能状態となる。こ
の状態にてアンテナ部6bを立ち上がらせ、その先端を
伸ばして使用する。
【0026】アンテナ6を使用しない場合は、前記図2
〜4の第一例と同様に、アンテナ部6bを縮めほぼ水平
状態に回動させた後、開口部2cの前辺にて係止してい
るカバー4上面のつまみ4aを後方に移動させることに
より、アッパーシェル2の下からカバー4が引き出され
て開口部2cを閉塞し、アンテナ格納箱11は開口部2
cの後方に移動し、図6(A)に示すアンテナ格納状態
となる。
【0027】この図5,6に示す第二例において、アッ
パシェル2とロアシェル3とを結合してシェル1を構成
する方法、及びシェル1をルーフレールの交換部1′を
取り外した空間に取付ける方法等は、前記第一例の場合
と同じであり、第一例と同一の符号は第一例と同一の部
分を表している。
【0028】更に、シェル1の具体的構成の第三例を図
7,8に示す。
【0029】この第三例では、シェル1のアッパーシェ
ル2は前記第一例と同様であるが、ロアシェル3の側面
3bの上端部には前後方向に移動路30が設けられる。
シェル1の内部には、図7に示すように、カバー4,該
カバー4を上向きに付勢する左右一対のスプリング1
2,開口部2cの下方に配置されアンテナ取付部となる
ポップアップベース13,該ポップアップベース13の
底面13aの下面に係止され該ポップアップベース13
を上向きに付勢する板バネ14が内蔵組み込まれる。ポ
ップアップベース13の底面13aには、図8に示すよ
うに、アンテナ6が起倒可能に取付けられる。
【0030】スプリング12は、前後に下方に凸なる湾
曲部を有しその前後の湾曲部間の平坦部のほぼ中央に形
成された凸部12aがカバー4の左右フランジに設けら
れた切欠部4dに嵌入係止された状態で、前後の湾曲部
がロアシェル3に形成した移動路30にスライド可能に
弾接することにより、カバー4を上向きに付勢し、該カ
バー4が開口部2cに嵌入して閉塞したアンテナ格納状
態を保っている。
【0031】ポップアップベース13は、その底面13
aの下面に係止された板バネ14の前側斜辺部の下端部
がロアシェル3の底面3aに係止されることによって前
後方向の位置が規制され、アンテナ格納状態では図8
(A)に示すように、左右の立上り面13bの上縁が閉
塞状態にあるカバー4の左右のフランジ部下面に弾接し
た状態でシェル1の内部に格納されている。
【0032】アンテナ6の使用に際しては、カバー4を
下方へ押して前方へ移動させる。すると、カバー4はス
プリング12をたわませた状態で該スプリング12と一
緒に移動路30にガイドされ開口部2cより前方のアッ
パシェル2の上面2aの下側に潜って前方へスライド
し、つまみ4aが開口部2cの前辺にて係止することに
よりその位置でカバー4は保持される。カバー4の前方
移動に伴ない、ポップアップベース13は板バネ14か
ら斜め上向きの付勢力を受けて上昇し、ポップアップベ
ース13の前方のフランジ13cはカバー4の後部フラ
ンジに、後方のフランジ13cは開口部2cの後辺に係
止され、図8(B)に示すように、やや後ろ上りの傾斜
状態にてポップアップベース13は開口部2cより突出
した使用可能状態に保持され、該ポップアップベース1
3の底面13aに取付けられたアンテナ6のアンテナ部
6bを上向きに回動させその先端を伸ばして使用する。
【0033】アンテナ6を使用しない時は、アンテナ部
6bを縮めて下方へ回動させた後、ポップアップベース
13に下向きの力を加えてシェル1の内部に押込むと共
に、開口部2cの前辺にて係止しているカバー4のつま
み4aを後方に移動させることにより、カバー4が引き
出されて開口部2cに嵌入して閉塞し、ポップアップベ
ース13は該カバー4の下側へもぐり込んで、図8
(A)に示すようなアンテナ格納状態となる。
【0034】尚、この図7,8に示す第三例において、
アッパシェル2とロアシェル3とを結合してシェル1を
構成する方法、及びシェル1をルーフレールの交換部
1′を取り外した空間に取付ける方法等は第一例の場合
と同じであり、又第三例において第一例と同一の符号は
第一例と同一の部分を表している。
【0035】又、交換部1′の取付構造については、取
り外し可能な任意の取付構造を採用できるが、具体的に
は例えば上記シェル1の具体的取付構造と同様の取付構
造にてルーフレール前部7の凸部7aとルーフレール後
部8の凸部8aを用いて取付ける方策が採用できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、アンテナ
構造はルーフレールの部分的構成部品であるシェルの内
部に備えられるので、アンテナを使用する際には該シェ
ルの上面に設けたカバーを開くことにより容易にシェル
内部からアンテナを突出でき、アンテナを使用しない時
はシェル内に格納してカバーで閉塞されるので、アンテ
ナ不使用時のアンテナの出っ張りやコードのルーフパネ
ル上の配設をなくすことができ、外観の向上がはかれる
と共に、風雨による部材の劣化を防止することができ
る。又、シェルの外観はルーフレールの交換部と同形
で、交換取付が容易なため、車両購入後オプションとし
てアンテナを取付ける場合においても、時間と費用が従
来のものよりもかからず、外観上の違和感が全くなしに
取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を説明する図で、(A)は
交換部が設けられたルーフレールの外観を示す要部斜視
図、(B)は交換部を取り外し本発明にかかるシェルを
取付けたルーフレールの外観を示す要部斜視図、(C)
は(B)のシェル内に内蔵したアンテナの使用状態を示
す要部斜視図である。
【図2】図1に示すシェルの外観及び内部構造の具体的
構成の第一例を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示すカバーと該カバーの裏面に係止され
るスプリングとの組付け構造を示す斜視図である。
【図4】図2に示すシェルの縦断側面図であり、(A)
はアンテナ格納状態、(B)はアンテナ使用状態を示
す。
【図5】シェルの外観及び内部構造の具体的構成の第二
例を示す分解斜視図である。
【図6】図5に示すシェルの縦断側面図であり、(A)
はアンテナ格納状態、(B)はアンテナ使用可能状態を
示す。
【図7】シェルの外観及び内部構造の具体的構成の第三
例を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示すシェルの断面図であり、(A)はア
ンテナ格納状態の縦断側面図、(B)はアンテナ使用可
能状態の縦断側面図、(C)は(A)のC−C断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シェル 1’ 交換部 2 アッパーシェル 2c 開口部 2e 結合部 3 ロアシェル 3c 取付面 3d 孔 3e 結合部 3f 締付面 4 カバー 4a つまみ 4d 切欠部 5 スプリング 6 アンテナ 6a 固定部 6b アンテナ部 7 ルーフレール前部 7a 凸部 7b 孔 8 ルーフレール後部 8a 凸部 11 アンテナ格納箱 12 スプリング 12a 凸部 13 ポップアップベース 14 板バネ 30 移動路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネルの左右両側部に沿っ
    て前後方向に取付けられるルーフレールの一部に取りは
    ずし可能な交換部を設け、この交換部に代って、外観が
    該交換部と同じで内部にアンテナ構造を備え上面にアン
    テナを取り出すための開口部がカバーにより開閉可能に
    設けられたシェルをルーフレールに取付け、上記カバー
    を開き開口部よりアンテナを突出させることによりアン
    テナ使用状態とし、アンテナを折り畳みシェル内に格納
    させてカバーを閉じることによりアンテナ格納状態とす
    るようにしたことを特徴とする車両のルーフレールアン
    テナ構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両のルーフレール
    アンテナ構造において、シェルはアッパーシェルとロア
    シェルとから構成され、シェル内部には、アッパシェル
    上面の開口部を塞ぐカバーと、該カバーに上向きの付勢
    力を与えるスプリングと、一端をロアシェルに回動可能
    に取付けられた伸縮可能なアンテナとが設けられ、カバ
    ーをアッパーシェル上面の内面に沿って移動させること
    により解放された開口部からシェル内部のアンテナを立
    ち上らせ使用可能とするようにしたことを特徴とする車
    両のルーフレールアンテナ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した車両のルーフレール
    アンテナ構造において、シェルはアッパーシェルとロア
    シェルとから構成され、シェル内部には、アッパシェル
    上面の開口部を塞ぐカバーと、該カバーと一体に連結構
    成されたアンテナ格納箱と、該アンテナ格納箱に一端部
    を回動可能に取付けられた伸縮可能なアンテナと、上記
    カバー及びそれと一体のアンテナ格納箱に上向きの付勢
    力を与えるスプリングとが設けられ、上記カバーをアッ
    パーシェル上面の内面に沿って移動させると、それに伴
    ないアンテナ格納箱が開口部の真下に移動し内部のアン
    テナを立ち上らせ使用可能とするようにしたことを特徴
    とする車両のルーフレールアンテナ構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した車両のルーフレール
    アンテナ構造において、シェルはアッパーシェルとロア
    シェルとから構成され、シェル内部には、アッパシェル
    上面の開口部を塞ぐカバーと、該カバーに上向きの付勢
    力を与えるスプリングと、伸縮可能なアンテナの一端を
    回動可能に取付けたポップアップベースと、該ポップア
    ップベースに上向きの付勢力を与える板バネとが設けら
    れ、上記カバーをアッパーシェル上面の内面に沿って移
    動させると、上記板バネの付勢力にてポップアップベー
    スが上昇して上記開口部に臨み、該ポップアップベース
    に取付けたアンテナを立ち上らせ使用可能とするように
    したことを特徴とする車両のルーフレールアンテナ構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004530362A (ja) * 2001-04-20 2004-09-30 スウェーディッシュ サテライト システムズ アーベー 通信装置及び衛星通信用リンクシステム
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