JPH09283426A - 位置計測装置 - Google Patents

位置計測装置

Info

Publication number
JPH09283426A
JPH09283426A JP8113114A JP11311496A JPH09283426A JP H09283426 A JPH09283426 A JP H09283426A JP 8113114 A JP8113114 A JP 8113114A JP 11311496 A JP11311496 A JP 11311496A JP H09283426 A JPH09283426 A JP H09283426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reticle
light
mark
opening
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8113114A
Other languages
English (en)
Inventor
Takechika Nishi
健爾 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8113114A priority Critical patent/JPH09283426A/ja
Priority to KR1019970013458A priority patent/KR970072024A/ko
Publication of JPH09283426A publication Critical patent/JPH09283426A/ja
Priority to US09/425,938 priority patent/US6151102A/en
Priority to US09/672,784 priority patent/US6654097B1/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置計測時と露光時の照明条件の相違に基づ
いて生ずる測定誤差を高精度で補正するとともに、高速
高精度のベースライン計測や位置計測を行う。 【解決手段】 レチクル側に1組のL/Sマークが設け
られるとともに、ウエハ側に前記1組のL/Sマークり
も大きい受光可能な開口部(102)が設けられる。そし
て、露光用照明光により前記1組のL/Sマークを照射
したときの投影像(34C)と前記開口部(102)を相対走
査することで、レチクル側とウエハ側の相対的な位置関
係が計測される。このとき、L/Sマークの投影像(34
C)又は開口部(102)を走査方向に複数並ぶようにする
か、あるいはマークのエッジに対する開口部(102)の
角度を工夫することによって、高精度で位置計測が可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICやLSIな
どを製造するための投影露光装置において、露光用照明
を用いた位置計測及び露光用照明と異なる照明を用いた
位置計測手段の補正に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来の投影露光装置としては、例えば図1
5に示すようなものがある。以下、同図を参照して概要
を説明する。
【0003】(1)露光系の動作 この場合、照明光源900を射出した光は、シャッタ駆
動部902によってシャッタ904が開放されている
と、A方向に透過してミラー906に入射する。ミラー
906によって偏向された光は、照明光学系908に入
射し、ここで均一性や照明フィールドなどが露光に最適
となるように調整される。そして、調整後の光がレチク
ル910を照明する。レチクル910を透過した光は、
投影レンズ912を介してウエハステージ914上にセ
ットされたウエハ916の所定領域に入射する。これに
よって、レチクル910上に形成されたパターン像がウ
エハ916上に投影転写される。
【0004】(2)アライメント系の動作 上述したウエハに対するレチクルパターンの投影露光
は、通常複数のパターンに対して繰り返し行われ、エッ
チングや成膜などの各種工程を経てICやLSIとな
る。その際には、前の工程でウエハ上に投影されたパタ
ーンと、次の工程で用いられるレチクルのパターンとを
重ね合せるアライメント(位置合せ)作業が行われる。
【0005】ここで、アライメントを行うためには、レ
チクル座標とウエハ座標との対応をとるための位置計測
が必要である。この例では、ウエハステージ914上に
基準プレート918を配置し、その中に形成されたウエ
ハアライメントマーク920と、レチクル910上に形
成されたレチクルマーク922とを同時に観察すること
で対応付けを行っている。
【0006】具体的に説明すると、シャッタ駆動部90
2を駆動してシャッタ904を閉じると、シャッタ90
4の金属面で反射した光がB方向に進行し、アライメン
ト照明系924の分割ミラー926に入射する。分割ミ
ラー926で偏向された光は、レチクルマーク922及
び基準マーク920を図示のように照明する。これらの
各アライメントマークの情報を含んだ光は、基準プレー
ト918で反射され、往路を逆に進行して分割ミラー9
26に入射する。そして、分割ミラー926を透過して
2次元のイメージセンサ928上にアライメントマーク
920,922が投影される。イメージセンサ928に
よって撮像された各アライメントマークの画像は、画像
処理装置930に入力され、ここで画像が解析されてレ
チクル910とウエハステージ914との相対的な位置
ずれが求められる。
【0007】パターンのアライメント時には、かかる位
置ずれ量を考慮してウエハステージ714を移動するこ
とで、ウエハ916に投影されたパターンと、レチクル
910上のパターンとのアライメントが行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような背景技術では、露光用の光学系とアライメント用
の光学系との照明条件が必ずしも一致していない。近年
のような微小線幅のパターンを露光する場合、照明波長
λの短波長化,投影レンズの開口数NAの増大,変形照
明化などの工夫が行われている。これらのうち、照明波
長λについては、別光学系で光源よりリレーすること
で、露光用光学系とアライメント用光学系の照明条件を
等価とすることができる。しかし、それ以外の開口数な
どの要素に対しては、別光学系で等価にするためにアラ
イメント用の照明系を複雑かつ大口径にする必要がある
が、これは実現性に乏しい。このような理由から、露光
用とアライメント用の光学系の照明条件は異なるように
なる。
【0009】このような不都合を解決するものとして、
露光用の照明光をウエハステージ上のスリットセンサで
受光する手法がある。しかしながら、この手法では、照
明条件を一致させることが可能ではあるが、例えば特開
平5−21314号に開示されているようなRA(レチ
クルアライメント)画像処理系による高速度処理に応用
することができないという不都合がある。更に、スリッ
ト計測では、スリットを透過した光の積分値を波形信号
とするため、限界解像付近のL/S(ライン&スペー
ス)の幅計測などには不向きという問題もある。
【0010】この発明は、以上の点に着目したもので、
位置計測時と露光時の照明条件の相違に基づいて生ずる
測定誤差を高精度で補正するとともに、高速,高精度の
ベースライン計測や位置計測を行うことを、その目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、レチクル側に
形成された1組のL/Sマーク;ウエハ側に形成された
受光の可能な前記1組のL/Sマークよりも大きい開口
部;露光用照明光により前記1組のL/Sマークを照射
したときの投影像と前記開口部を相対走査することで、
レチクル側とウエハ側の相対的な位置関係を計測する手
段;を備え、それらの投影像が、前記開口部よりも大き
い間隔を置いて走査方向に複数並ぶように配置したこと
を特徴とする。
【0012】他の発明は、前記開口部が、前記投影像よ
りも大きい間隔を置いて走査方向に複数並ぶように配置
したことを特徴とする。あるいは、前記開口部が、第1
のエッジと、これに対して45゜の角度を有する第2の
エッジを備えたことを特徴とする。
【0013】更に他の発明は、前記相対的な位置関係を
計測する手段によって、ウエハ側ステージとレチクルの
相対的座標系の位置合わせ,投影像の形状の計測と投影
光学系の結像状態の計測,投影レンズのディストーショ
ンの計測,レチクルの描画誤差の計測のいずれかが行わ
れる。
【0014】更に他の発明は、前記開口部を透過する照
明光を拡散するための光拡散手段;これによって拡散し
た照明光をウエハ側のステージ外に導くための第1の光
リレー手段;発光時に露光光を開口部に導くための第2
の光リレー手段;を更に備えたことを特徴とする。
【0015】更に他の発明は、ウエハ側に形成された受
光の可能な開口部;レチクル側に形成されたレチクルマ
ーク:露光時と異なる照明条件で照明を行って、前記開
口部を前記レチクルマークとアライメントする第1の位
置計測手段;露光時と同様の照明条件で照明を行って、
前記開口部に対して前記レチクルマークの投影像を相対
的に走査することで、レチクル側とウエハ側との相対的
な位置関係を計測する第2の位置計測手段;前記第2の
位置計測手段により、前記第1の位置計測手段の計測値
を補正することを特徴とする。
【0016】
【発明の効果】本発明においては、レチクル側に1組の
L/Sマークが設けられるとともに、ウエハ側に前記1
組のL/Sマークよりも大きい受光可能な開口部が設け
られる。そして、露光用照明光により前記1組のL/S
マークを照射したときの投影像と前記開口部を相対走査
することで、レチクル側とウエハ側の相対的な位置関係
が計測される。このとき、L/Sマークの投影像又は開
口部を走査方向に複数並ぶようにするか、あるいはマー
クのエッジに対する開口部の角度を工夫することによっ
て、高精度で位置計測が可能となる。更に、露光時と異
なる照明条件で計測を行う第1の位置計測手段と、露光
時と同一の照明条件で計測を行う第2の位置計測手段が
設けられる場合には、第1の計測手段では、高速,高精
度でベースライン計測が行われる。そして、その際に、
照明条件の違いによって生じる誤差が第2の位置計測手
段で補正され、高速・高精度のベースライン計測,ひい
てはレチクルアライメントが可能となる。
【0017】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、実施例を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
【実施例1】最初に、実施例1を示す図1を参照して露
光系から説明する。KrFエキシマレーザ又はArFエ
キシマレーザのようなレーザ装置あるいは水銀ランプな
どの適当な光源10から射出した光は、ビームエキスパ
ンダ12によって一定の大きさの径に成形された後、ミ
ラー14に入射する。このミラー14で偏向された光は
シャッタ16に入射するが、露光時はシャッタ16を光
が透過して、レンズ18に入射する。レンズ18では、
第1フライアイレンズ20の射入面とほぼ同じ大きさと
なるように光が成形され、成形後の光が第1フライアイ
レンズ20に入射する。
【0020】第1フライアイレンズ20を射出した光
は、スペックル除去用ミラー22,レンズ24,第2フ
ライアイレンズ26によって照明フィールドとほぼ同じ
形状の均一な照明光に成形される。成形後の光は、瞳照
明アパーチャ28を介してハーフミラー30に入射す
る。そして、ハーフミラー30を透過した光は、リレー
レンズ,結像ブラインド,コンデンサレンズなどを有す
る照明光学系32によってレチクル34を照射する。
【0021】レチクル34上に形成されているパターン
は、かかる照明により、投影レンズ36を介して、ウエ
ハ38上に投影転写される。なお、図1に示すウエハ位
置は、アライメント時の状態であり、露光時ではない。
ウエハ38は、エアガイド及びリニアモータ(図示せ
ず)を用いることで自在に定盤40上を駆動できるXY
ステージ42と、フォーカス及びチルト駆動が可能なZ
チルトステージ44上に設けられたウエハホルダ46の
上に配置されている。また、レチクル34は、X,Y両
方向に2次元移動可能なレチクルステージ35上に載置
されている。そして、Zチルトステージ44上に設けら
れた移動鏡48をウエハ干渉計50によってX,Y両方
向でモニターすることで、制御装置52によって任意の
座標にウエハ38が移動し、いわゆるステップ&リピー
ト又はステップ&スキャンなどの方法でレチクル34上
のパターンが繰り返しウエハ38上に露光される。
【0022】以上のようなウエハに対するレチクル上の
パターンの露光を行うためには、ウエハ上に形成された
前工程のパターンと、次工程で露光されるレチクル上の
パターンとを重ね合せる,つまりアライメントする必要
がある。これを行う手法としては、よく知られているよ
うに、投影レンズフィールド外に設けられたセンサを
用いるオフアクシスアライメント光学系37による方
法,投影レンズとレチクルの間よりミラーでアライメ
ント光を外部に導き出し、これを利用してアライメント
を行うTTLアライメント光学系による方法などがあ
る。オフアクシスアライメント光学系37は、例えば特
開平5−21314号公報に開示されているように、オ
フアクシスアライメント系37内に設けられた指標マー
クの像とウエハ上のマークの像とをCCDカメラで撮像
し、ウエハマークの位置を計測するものである。
【0023】いずれの手法を用いる場合でも、いわゆる
ベースライン量,すなわちアライメント光学系によるア
ライメント位置(例えばアライメント基準点)と投影露
光系による露光位置(例えば露光中心)との関係や、ウ
エハ座標系とレチクル座標系との相対的位置関係をそれ
ぞれ計測する必要がある。これらの計測手法としては、
例えば、特開平5−21314号や特開平7−1764
68号公報に開示されているような高精度・高速の計測
手法がある。これらは、ウエハステージ上の基準プレー
トを絶対座標系としたベースライン計測法である。その
他にも、ウエハステージを絶対座標系とするステージ移
動型ベースライン計測法などが利用されている。
【0024】(1)画像処理検出系による相対座標位置
計測 以下、露光と異なる条件での位置計測と、露光と同じ条
件での位置計測とについて説明する。まず、露光と異な
る条件での位置計測としてのCCDによる画像処理検出
系による計測から説明する。なお、この手法は、前記特
開平5−21314号や特開平7−176468号公報
で詳しく述べれられているので、以下概要を説明する。
図2(A)に、この測定におる光の進路が矢印で示され
ている。上述したシャッタ16は、シャッタ制御装置5
4及びシャッタ駆動装置56によって、入射光を反射す
るように駆動される。シャッタ16で反射偏向された光
は、レンズ58,光ファイバ60A,60BによってZ
チルトステージ44上の基準プレート62に導かれ、基
準プレート62をステージ側からレチクル34の方に向
かって照明する。これにより、基準プレート62の透過
部(後述する図6(B)の基準プレートマーク200,
202)が発光することとなる。
【0025】この透過部を透過した光は、投影レンズ3
6を介してレチクル34上のアライメントマーク(後述
する図4のレチクルマーク34A)を照明し、ミラー6
4,アライメント受光系66を経てCCDアレイセンサ
68に入射する。これにより、CCDアレイセンサ68
上には、基準プレート62の透過部とレチクルマークの
両パターンが重ねて結像されることとなる。CCDアレ
イセンサ68で撮像された映像の情報はアライメント制
御装置70に供給され、ここでA/D変換の後に画像処
理される。そして、その処理結果に基づいて基準プレー
ト透過部とレチクルマークとの位置関係が算出され、レ
チクル座標とウエハステージ座標との相対位置関係が計
測される。
【0026】(2)走査検出系による相対座標位置計測 次に、露光と同じ条件での位置計測としての走査検出系
について説明する。この走査検出系では、照明光学系3
2から射出される照明光を用いて、ウエハ側にレチクル
側のアライメントマークパターンが投影される。そし
て、アライメントマークパターンの投影像がウエハステ
ージ側に設けられた開口部と相対的に走査され、開口部
を通過した光は、受光系72,光ファイバ60B,60
Cによって光センサ74に導かれる。光センサ74の光
電変換出力は、アライメント制御装置70に供給され
る。他方、照明光学系32の手前で、ハーフミラー3
0,レンズ76,インテグレータセンサ78によって光
の一部がサンプリングされ、得られた光量で前記光セン
サ74の受光値を除算することで、強度変化のバラツキ
が補正される。図2(B)には、以上の走査型アライメ
ントにおける光の進路が矢印で示されている。以下、詳
述する。
【0027】a,基準プレート及び受光系 まず、ウエハ側の基準プレート62及び受光系72につ
いて説明する。図3には、ステージ44を一部破断して
基準プレート62及び受光系72を拡大した図が示され
ており、Zチルトステージ44上に設けられた基準プレ
ート62の表面は低反射クロム部100となっており、
開口部102が設けられている。照明光学系32からの
光は、開口部102から拡散板104,レンズ106,
ミラー108を有する受光系72に入射する。そして更
に、支持部110でZチルトステージ44側面に固定さ
れた光ファイバ60Bに導かれる。
【0028】ここで、投影レンズ36によってウエハ3
8上にレチクルパターンを投影露光する際の照明開口数
NAが0.6程度と大きいために、レンズ106からは
ずれる光が多くなってしまうことを防ぐとともに、更に
開口部102で散乱された光をすべての方向に対して均
等に受光するために、拡散板104が用いられている。
開口部下のレンズ106が開口部102による散乱光を
すべて受光できるような球率を持ち、光ファイバ60B
を十分に大きくできるならば、拡散板104を設ける必
要はないが、装置の小型化を考慮すると拡散板104を
用いた方が有利である。また、光ファイバ60Bの代わ
りに光学素子をリレーすることでステージ外部に光を導
出するようにしてもよい。
【0029】以上のように、照明光学系32側から入射
して基準プレート62の開口部102を透過した光は、
受光系72から光ファイバ60B,60Cと進み、ほぼ
すべてが光センサ74で受光されることになる。
【0030】b,レチクルマークと基準プレート開口部 以上のように構成された基準プレート62には、照明光
学系32から光がレチクル34,投影レンズ36を介し
て投射されるが、このときのレチクルマークと基準プレ
ート62の開口部102との関係を図4を参照して説明
する。同図(A)には、レチクル34から基準プレート
に至る部分が示されており、照明光学系32より照明さ
れたレチクルマーク34Aは、投影レンズ36を介して
基準プレート62上に投影像34Bとして再結像する。
開口部102は、レチクルマーク34Aの投影像34B
よりも走査方向に対し大きく,別言すれば走査方向に投
影像34Bよりも長く設定されている。なお、非走査方
向には必ずしも大きい必要はない。
【0031】この投影像34Bに対し、XYステージ4
2(図1参照)によって図4(A)に矢印で示す方向に
開口部102を相対走査したとする。このときの投影像
34Bと開口部102との位置関係は、投影像34Bを
固定して考えると、図4(B),(C),(D)のように
変化する。すなわち、投影像34Bの一部が開口部10
2にかかるようになり、やがて走査方向において全体が
開口部102内に位置するようになる。その後、開口部
102から抜け、やがて全体が開口部102の外とな
る。
【0032】投影像34Bとして開口部102から入射
した光は、上述したように受光系72,光ファイバ60
B,60Cによって光センサ74に入射する。光センサ
74によって光電変換された信号は、アライメント制御
装置70に供給される。アライメント制御装置70で
は、前記走査に同期して光センサ74の光量変化がサン
プリングされる。なお、光源10(図1参照)としてK
rF又はArFのようなパルス発光レーザ光を利用する
ときは、それらのパルス発光タイミングを光センサ74
の出力のサンプリング時に合せるようにする。
【0033】一方、照明光学系32の手前のハーフミラ
ー30で1%以下の光が反射偏向され、この光がレンズ
76を介して集光後インテグレータセンサ78で受光さ
れる。インテグレータセンサ78の出力は、同様にアラ
イメント制御装置70に供給される。アライメント制御
装置70では、両入力信号がA/D変換されるととも
に、インテグレータセンサ78によって得た光量で光セ
ンサ74による受光値が除算され、照明光強度のバラツ
キが補正される。光源10がパルスレーザの場合は、パ
ルス毎にバラツキが補正される。
【0034】補正後の信号波形は、例えば、図5(B)
に示すようになる。ステージの移動に伴って開口部10
2が図4(B)から(C)のように移動する場合、レチク
ルマーク34Aの投影像34Bが開口部102と重なる
ようになるとセンサ受光量が減少し、同図(C)の状態
で受光量は最小となる。その後、徐々に受光量は増大す
る。この光量波形を微分すると、図5(B)に示すよう
な微分波形が得られる。これから、レチクルマーク34
Aの投影像34Bのウエハ側における位置関係を知るこ
とができる。
【0035】次に、以上のような画像処理検出系と走査
検出系の両方を用いたベースライン計測動作の補正につ
いて説明する。図6には、基準プレート62の平面の主
要部が示されている。なお、詳細は特開平5−2131
4号公報あるいは特開平(7)−176468号公報に
開示されている。上述した開口部102の他に基準プレ
ートマーク200,202と、オフアクシスセンサ用マ
ーク204が設けられている。基準プレートマーク20
0,202は、十字形状の発光型のマークで、それらの
位置をレチクルマーク34AとともにCCDアレイセン
サ68で検出するため、照明光が光ファイバ60Dから
供給されている。なお、レチクル34の投影像を示す
と、例えば範囲206となる。
【0036】特開平5−21314号に開示されたベー
スライン管理手法によれば、CCDアレイセンサ68に
よって、レチクルマーク34Aと基準プレートマーク2
00,202が重畳観察されるとともに、同時にオフア
クシスセンサ37によってマーク204が検出される。
これにより、1回の動作でベースライン計測が終了す
る。
【0037】ところで、近年のパターン微細化に必要な
技術として、例えば特開平4−225357号公報など
に開示されているような変形照明という露光手法があ
る。本実施例においても、図1に示すように、第2フラ
イアイレンズ26の射出側に設けられており、互いに開
口径の異なる絞り,輪帯状の開口部を有する絞り,照明
系の光軸から偏心した位置に複数の開口を有する絞りを
有する瞳照明アパーチャ28を、アパーチャ制御装置2
7及び駆動装置29で制御し、小σ照明,輪帯照明,あ
るいは傾斜照明に露光照明を変形させることができるシ
ステムとなっている。
【0038】この変形照明を用いると、同じ解像度のL
/Sマーク露光で深い焦点深度が得られたり、フォーカ
ス駆動と併用してコンタクトホールに対しても同様の効
果が得られる。しかし、照明条件に応じてディストーシ
ョンが変化することがあり、前記画像処理検出系に対し
てオフセットが発生する可能性がある。これは、一般
に、画像処理検出系のアライメント受光系66のNAや
発光基準プレート200,202の照明条件を露光用照
明系32,36の各条件に合わせることが難しいため、
変形照明時の微小線幅(画像処理検出系のNAは小さい
ので解像度がない)のオフセット変動が検出できないか
らである。
【0039】そこで、本実施例では、この基準プレート
62上に基準プレートマーク200,202の他に開口
部102を設け、これをレチクルマーク34Aの位置に
移動し、露光と同じ条件による計測と露光と異なる条件
による計測の両方を行い、ベースライン計測値を補正す
ることとしている。
【0040】(1)レチクルマークの配置 なお、レチクルとウエハとをほぼ静止させた状態でレチ
クル上のパターン全体をウエハ上に露光する一括露光の
場合は、基準プレートマーク200の近傍にレチクルマ
ーク34Aが投影される配置とし、ミラー64及びアラ
イメント受光系66の位置をわずかにずらすか,レチク
ル34自身をわずかにずらすか、のいずれかを行ってC
CDアレイセンサ68の画像検出範囲にレチクルマーク
34Aが入るようにする。
【0041】また、レチクルとウエハとを一方向に同期
して移動させながら露光するスキャン露光の場合は、レ
チクル34がスキャン方向に大きく移動するので、その
移動方向にレチクルマーク34Aを配置できれば、基準
プレートマーク200の近傍でなくてもよい。
【0042】(2)発光による計測 次に、発光による計測動作について説明する。レチクル
マーク34AをCCDアレイセンサ68の検出範囲に移
動するとともに、ウエハステージ42,44を駆動して
開口部102をレチクルマーク34Aの下に移動する。
ここで、光源10から出力された露光光(光源にパルス
光レーザを使用した場合はレーザパルス)をシャッタ1
6で偏向し、図2(A)に示した画像処理検出系の経路
によって開口部102から照明光が出力される(図7
(A)参照)。この照明光によりレチクルマーク34A
が照明されると、CCDアレイセンサ68上には図8
(A)に示すような開口部102とレチクルマーク34
Aの像が重畳して観察される。
【0043】このときの像を、X,Y方向の一次元画像
としてそれぞれ検出すると、図8(B),(C)に示す信
号波形が得られる。これらの図中、中央付近の光量低下
部分はレチクルマーク34Aによって照明光が遮られた
部分であり、その左右の光量増大部分は照明光が遮られ
ない部分である。このような一次元画像から得られるレ
チクルマーク34Aと開口部102のエッジ情報から、
両者の相対的な位置ずれ量△aが求められ、その値がア
ライメント制御装置70に記憶される。なお、位置ずれ
量Δaは、X,Yの各方向についてそれぞれ求められ
る。
【0044】(3)受光による計測 次に、受光による計測動作について説明する。この動作
は、走査検出系による相対座標位置計測として、図4,
図5を参照しながら説明した通りである。この受光によ
る計測時は、図2(B)に示した経路で照明が行われる
ため、投影レンズフィールド全域に光が当ってしまう。
このため、基準プレート62のすべての開口部分から入
射した光が光ファイバ60Aに入ってしまう。そこで、
照明光学系32の中の結像ブラインド(図示せず)を駆
動して、開口部102とその周囲のクロム部100(図
3参照)のみを照明するように照明視野が制限される
(図7(B)参照)。
【0045】光源10がパルス光を射出するような例え
ばエキシマレーザであるとして説明すると、図2(B)
に示した状態で、一度光源10によるレーザパルス発光
をOFFする。そして、シャッタ16を照明光が透過す
るように切り替え、レチクルマーク34Aを図9(A)
に示す位置に移動して再びレーザパルス発光が開始され
る。そして今度は、このレーザパルス発光及びステージ
移動に同期して光センサ74から得られた光量変化がア
ライメント制御装置70でサンプリングされる。X,Y
の各方向でそれぞれ得られる信号波形は、図9(B),
(C)に示すようになる。
【0046】このような一次元画像から得られるレチク
ルマーク34Aと開口部102のエッジ情報から、両者
の相対的な位置ずれ量△bが求められ、その値がアライ
メント制御装置70に記憶される。なお、位置ずれ量Δ
bも、X,Yの各方向についてそれぞれ求められる。
【0047】(4)ベースライン計測値の補正 次に、以上のようにして求められた位置ずれ量Δa,Δ
bによるベースライン計測値の補正処理について説明す
る。上述したように、位置ずれ量Δaは、発光型の画像
処理検出系(図2(A)参照)によって検出されたもの
であり、位置ずれ量Δbは、受光型の走査型検出系(図
2(B)参照)によって検出されたものである。両者
は、光学系の条件が異なっているために、それら位置ず
れ量も異なった値となる。別言すれば、位置ずれ量△
a,△bの差異が、両検出系によるアライメント検出時
のオフセットとなっている。
【0048】そこで、アライメント制御装置70では、
画像処理検出系によって計測されたベースライン計測値
に対して、位置ずれ量の差△=△b−△aの補正が行わ
れる。これによって、上述した変形照明に対応したベー
スライン計測ができるようになる。
【0049】以上のように、本実施例によれば、特開平
5−21314号や特開平7−176468号に開示さ
れているような高再現性,高速処理の機能を保持したま
ま、変形照明や線幅の差異によるドリフトを補正した高
精度,高速のベースライン計測を行うことができる。
【0050】また、ウエハステージ上の開口部の下に直
接センサを設けることなく、光ファイバによってステー
ジ外にリレーし、ステージ外のセンサで受光することと
したので、直接センサに照明光が当ることによる温度変
化によって生ずるセンサドリフトが防止できる。また、
その際に、開口部を透過した高NAの光を光ファイバに
導くために拡散板を設けたので、ファイバ径を短くでき
るとともに、更には光学系を簡略化することができる。
【0051】また、本実施例では、開口部と基準マーク
を同じ基準プレート(同一硝材)上に配置し、この基準
プレートの下に、各計測手段に共通に使用できるように
光学系が配置されているので、ウエハステージ上の省ス
ペース化を実現できる。
【0052】図16には、本実施例における計測手順が
示されている。まず、画像処理検出系を利用して、露光
時と異なる照明条件で、露光系とオフアクシス系とのベ
ースラインが計測される(ステップS1)。次に、画像
処理検出系を利用して、開口部の発光によるウエハ側と
レチクル側との位置ずれ量が計測される(ステップS
2)。次に、走査検出系を利用して、露光時と同様の照
明条件で露光光を開口部で受光して、ウエハ側とレチク
ル側との位置ずれ量が計測される(ステップS3)。そ
の後、それらの位置ずれ量から最初に求めたベースライ
ン計測値が補正される(ステップS4)。
【0053】
【実施例2】上述した実施例1は、ベースラインに関す
る計測に本発明を適用したものであるが、その他にも、
本発明では露光と同じ条件で、かつ、微分信号を得るた
めに、最小パターンなどの計測も可能である。次に、最
小パターンなどの計測を高精度,高速度で行うための実
施例を説明する。
【0054】この実施例2は、レチクルマークとして、
測定精度向上のため、L/Sパターンを前記実施例1に
対して用いたものである。図10には、その一例が示さ
れており、L/Sマークの投影像34Cが開口部102
によって走査される様子が示されている。投影像34C
は、例えば本露光装置の最小パターンである0.15〜
0.25μmのL/Sマークとなる。、このL/S像よ
り開口部102が走査方向に対し大きく,別言すれば開
口部102が走査方向に投影像34Bよりも長く設定さ
れている。なお、非走査方向には必ずしも大きい必要は
ないが、非走査方向のエッジの影響を受けないように十
分に長いか十分に短くしておくことが好ましい。
【0055】この投影像34Cに対し、図10(A)に
矢印で示す方向に開口部102を相対走査したとする
と、同図(B),(C)のように変化する。図4(B)〜
(D)と同様である。この場合の図5(A)に対応する光
量信号波形は、例えば、図11(A)に示すようにな
る。ステージの移動に伴って開口部102が図10
(A)から(B)のように移動する場合、L/Sマークの
投影像34Cが開口部102と重なるようになるとセン
サ受光量が徐々に増大し、同図(B)の状態で受光量は
最大となる。その後、徐々に受光量は減少する。また、
L/Sマークとなっているため、波形は階段状となる。
【0056】この光量波形を微分すると、図11(B)
に示すような微分波形,すなわち、L/S位置信号が得
られる。図5(B)と比較して複数のエッジが得られる
ので、それらを利用することで測定精度の向上を図るこ
とができる。なお、一般に、開口部102の走査方向に
おける両エッジ部に対し、ダウンスロープとアップスロ
ープが得られるが、それぞれの結像収差が異なる場合が
ある。このため、ダウン,アップの両方のデータから、
マーク位置(図5(B)のプラス側の各マーク(+マー
ク)とマイナス側のマーク(−マーク)のそれぞれの位
置の平均値)を求めたり、L/S幅(各+マークと−マ
ークの幅の平均)を求めることが望ましい。但し、この
+マークと−マークの差異を調べることで収差特性を求
めるときは、両マークを別々に取り扱ってデータ処理す
る。
【0057】次に、図10の例では、レチクル側のL/
Sマークは1つであったが、このL/Sマークを複数設
けるようにしてもよい。図12にはその一例が示されて
おり、L/Sマークの投影像34P,34Q.34Rの
配列方向に開口部102が相対走査される。すなわち、
L/Sマークの投影像34P,34Q.34Rに対し
て、同図(A)→(B)→(C)…→(D)のように開口部
102が相対移動する。L/Sマーク投影像34P,3
4Q.34Rの間隔は、開口部102の走査方向の幅よ
りも大きく、すなわち一つのL/Sマークを開口部が走
査するときに隣接するL/Sマークが干渉しないように
設定されている(同図(C)参照)。従って、開口部1
02が隣接する投影像の両方にかかることはなく、信号
波形は各マーク毎に独立して検出される。
【0058】各L/Sマーク投影像34P,34Q.3
4Rを順に開口部102が相対走査すると、図13
(A)に示すような信号波形が得られ、これを微分する
と、同図(B)に示すようになる。このような複数の信
号波形を得ることで、計測精度が向上する。光センサ7
4としては一般にホトマルチプライヤが使われるが、入
射光量が非常に小さいためにダイナミックレンジがとれ
ず、長いL/Sマークを長い開口部で走査するとSN比
が悪化する。SN比の向上を図るためには、例えばL/
Sマークを繰り返し計測するという方法も考えられる
が、この手法ではスループットが遅くなり、測定の時間
差による影響も生ずるようになる。
【0059】そこで、図12,図13に示したような複
数のL/Sマークの間隔と開口部の大きさを最適に設計
するとともに、それらの複数マークを同一ライン上に置
き、開口部の1回の駆動で一度に走査することで、複数
のL/Sマークの測定結果を平均化でき、測定精度の向
上を図ることができる。また、反対に、図17に示すよ
うに、L/Sマークを1組とし、複数の開口部102
P,102Q,102R,102Sを同様の条件でマー
ク投影像34Sの走査方向に配置しても、同様の効果が
得られる。ただし、この場合は、クロム部上におけるL
/Sの開口部をレチクルマークとすることで、S/N比
を向上させる必要がある。
【0060】前記実施例では、基準プレート上の開口部
を四角形としたが、他の形状としてもよい。図14
(A)の例は、開口部102A,102Bの2つが設け
られている。そして、開口部102Aが前記開口部10
2に対応し、開口部102Bは開口部102Aに対して
45゜回転した四角形状となっている。このような分離
矩形型とすることで、0゜,45゜,90゜の方向に延
びたL/Sレチクルマークの投影像のすべてを計測でき
る。
【0061】同図(B)8角形型の開口部102Cの例
であり、同図(C)は変形6角形型の開口部102Dの
例である。これらによっても、同様に各種方向に延びた
L/Sレチクルマークの投影像のすべてを計測できる。
また、これらの開口部を用いて、同図(A)に示すよう
なX, Y差を平均した45゜L/Sマーク34Cを計測
することで、一度のスキャンで平均的な投影像の位置計
測を行うことができ、前記実施例のようなX,Yの各方
向についてを別々に計測して後で平均化するという作業
を省くことができる。また、X,Yの間の非点収差の影
響を低減することができる。
【0062】また、デバイス工程の中には20゜や30
゜の角度のL/Sに対して微細パターンが必要な場合も
あるので、基準プレート上には、上述した0゜,45
゜,90゜以外の角度方向のマークを検出可能な開口パ
ターンを形成するようにしてもよい。
【0063】このように、開口部の形状やレチクルマー
クとの配置を最適化することにより、高速,高精度の位
置計測,すなわちディストーション計測やレチクルマー
クマルチ計測(レチクル描画誤差計測)も可能となる。
【0064】
【他の実施例】この発明には数多くの実施の形態があ
り、以上の開示に基づいて多様に改変することが可能で
ある。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)図2(B)の走査型アライメントにおけるレチクル
マーク投影像と開口部の相対的走査は、ウエハステージ
側を走査しても、あるいはレチクルステージ側を走査し
ても、いずれでもよい。
【0065】(2)図7(A)に示した発光による位置ず
れ測定と同図(B)に示した受光による位置ずれ測定の
間に時間的差異があり、ウエハステージ42,44の絶
対座標の信頼性が欠けるような場合には、開口部102
の位置でオフアクシスアライメント系37の下にマーク
204が配置される構成にしておき、例えば公知技術で
あるLIAによりウエハステージサーボをかけること
で、ウエハステージ42,44を安定して静止させ、そ
の他すべての駆動を投影倍率分だけ安定性があるレチク
ルマーク34Aを駆動させることで行えば、時間的差異
は問題とはならなくなる。
【0066】(3)上述した実施例のレチクルマーク3
4Aは太い孤立ラインと等価であるため、微小線幅の孤
立ラインやL/Sとは同位置でもディストーションが異
なる場合がある。この場合、図7(A)の発光による位
置測定でレチクルマーク34Aのようなものを用いても
解像度がないので、CCDアレイセンサ68では検出で
きない。そのため、レチクルマーク34Aを用いて、図
7(A)及び(B)の各条件で計測を実施後、レチクルマ
ーク34Aから投影像34Cに相当するL/Sにマーク
を変えて図7(B)に示す受光による計測を実施し、位
置ずれ量△cを求める。そして、位置ずれ量△a,△
b,△cの結果から、線幅によるディストーションの差
異を調べるようにしてもよい。
【0067】また、先にレチクルマーク34Aのような
ものは解像度がないとしたが、レチクルマーク34Aの
両最端パターン部の外側エッジのみはCCDアレイセン
サ68で見てコントラストは小さいものの検出可能なの
で、これを用いれば、位置ずれ量△a,△cを直接同じ
レチクルマークを用いて測定することが可能になる。
【0068】(4)前記実施例では、拡散板104によ
って拡散した照明光をウエハ側のステージ外に導くため
の光リレー手段と、発光時に露光光を開口部102に導
くための光リレー手段を、光ファイバ60によって構成
したが、レンズを組み合わせたリレー光学系としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の装置全体を示す構成図であ
る。
【図2】2つのアライメント系を示す図である。(A)
は画像処理検出系,(B)は走査検出系である。
【図3】基準プレートの開口部分を示す一部破断した側
面図である。
【図4】レチクルマークの投影像と開口部との相対走査
の様子を示す図である。
【図5】図4の相対走査によって得られる信号波形の例
を示す図である。
【図6】基準プレート上のマークや開口の様子を示す図
である。
【図7】位置ずれ測定における2つの条件を示す図であ
る。
【図8】図7(A)の発光による測定の様子を示す図で
ある。(A)は開口部の様子,(B)及び(C)は信号波
形の例である。
【図9】図7(B)の発光による測定の様子を示す図で
ある。(A)は開口部の様子,(B)及び(C)は信号波
形の例である。
【図10】L/Sレチクルマークの投影像と開口部との
相対走査の様子を示す図である。
【図11】図10の相対走査によって得られる信号波形
の例を示す図である。
【図12】他の実施例におけるレチクルマークと開口部
との関係と両者の相対走査の様子を示す図である。
【図13】前記図10の相対走査によって得られる信号
波形の例を示す図である。
【図14】他の実施例における開口部の形状を示す図で
ある。
【図15】背景技術を示す図である。
【図16】実施例の主要な処理手順を示す図である。
【図17】レチクルマークの投影像と開口部との他の配
置例を示す図である。
【符号の説明】
10…光源 12…ビームエキスパンダ 14,64,108…ミラー 16…シャッタ 18,24,58,76,106…レンズ 20…第1フライアイレンズ 22…スペックル除去用ミラー 26…第2フライアイレンズ 28…瞳照明アパーチャ 30…ハーフミラー 32…照明光学系 34…レチクル 34A…L/Sレチクルマーク 34B,34C,34P,34Q.34R,34S…L
/Sレチクルマークの投影像 36…投影レンズ 37…オフアクシスアライメント光学系 38…ウエハ 40…定盤 42…XYステージ 44…Zチルトステージ 46…ウエハホルダ 48…移動鏡 50…ウエハ干渉計 52…制御装置 54…シャッタ制御装置 56…シャッタ駆動装置 60A,60B,60C,60D…光ファイバ 62…基準プレート 66…アライメント受光系 68…CCDアレイセンサ 70…アライメント制御装置 72…受光系 74…光センサ 78…インテグレータセンサ 100…低反射クロム部 102,102A,102B,102C,102D,1
02P,102Q,102R,102S…開口部 104…拡散板 110…支持部 200,202…基準プレートマーク 204…オフアクシスセンサ用マーク 206…レチクル投影範囲

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レチクル側に形成された1組のL/Sマ
    ーク;ウエハ側に形成された受光の可能な前記1組のL
    /Sマークよりも大きい開口部;露光用照明光により前
    記1組のL/Sマークを照射したときの投影像と前記開
    口部を相対走査することで、レチクル側とウエハ側の相
    対的な位置関係を計測する手段;それらの投影像が、前
    記開口部よりも大きい間隔を置いて走査方向に複数並ぶ
    ように配置したことを特徴とする位置計測装置。
  2. 【請求項2】 レチクル側に形成された1組のL/Sマ
    ーク;ウエハ側に形成された受光の可能な前記1組のL
    /Sマークよりも大きい開口部;露光用照明光により前
    記1組のL/Sマークを照射したときの投影像と前記開
    口部を相対走査することで、レチクル側とウエハ側の相
    対的な位置関係を計測する手段;前記開口部が、前記投
    影像よりも大きい間隔を置いて走査方向に複数並ぶよう
    に配置したことを特徴とする位置計測装置。
  3. 【請求項3】 レチクル側に形成された1組のL/Sマ
    ーク;ウエハ側に形成された受光の可能な前記1組のL
    /Sマークよりも大きい開口部;露光用照明光により前
    記1組のL/Sマークを照射したときの投影像と前記開
    口部を相対走査することで、レチクル側とウエハ側の相
    対的な位置関係を計測する手段;前記開口部が、第1の
    エッジと、これに対して45゜の角度を有する第2のエ
    ッジを備えたことを特徴とする位置計測装置。
  4. 【請求項4】 相対的な位置関係を計測する手段により
    ウエハ側ステージとレチクルの相対的座標系の位置合わ
    せを行う請求項1,2又は3記載の位置計測装置。
  5. 【請求項5】 相対的な位置関係を計測する手段により
    投影像の形状を計測し、該投影光学系の結像状態を計測
    する請求項1,2又は3記載の位置計測装置。
  6. 【請求項6】 相対的な位置関係を計測する手段により
    投影レンズのディストーションを計測する請求項1,2
    又は3記載の位置計測装置。
  7. 【請求項7】 相対的な位置関係を計測する手段により
    レチクルの描画誤差を計測する請求項1,2又は3記載
    の位置計測装置。
  8. 【請求項8】 前記開口部を透過する照明光を拡散する
    ための光拡散手段;これによって拡散した照明光をウエ
    ハ側のステージ外に導くための第1の光リレー手段;発
    光時に露光光を開口部に導くための第2の光リレー手
    段;を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6又は7記載の位置計測装置。
  9. 【請求項9】 ウエハ側に形成された受光の可能な開口
    部;レチクル側に形成されたレチクルマーク:露光時と
    異なる照明条件で照明を行って、前記開口部を前記レチ
    クルマークとアライメントする第1の位置計測手段;露
    光時と同様の照明条件で照明を行って、前記開口部に対
    して前記レチクルマークの投影像を相対的に走査するこ
    とで、レチクル側とウエハ側との相対的な位置関係を計
    測する第2の位置計測手段;前記第2の位置計測手段に
    より、前記第1の位置計測手段の計測値を補正すること
    を特徴とする位置計測装置。
JP8113114A 1996-04-09 1996-04-10 位置計測装置 Withdrawn JPH09283426A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113114A JPH09283426A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 位置計測装置
KR1019970013458A KR970072024A (ko) 1996-04-09 1997-04-09 투영노광장치
US09/425,938 US6151102A (en) 1996-04-09 1999-10-25 Projection exposure apparatus
US09/672,784 US6654097B1 (en) 1996-04-09 2000-09-29 Projection exposure apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113114A JPH09283426A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 位置計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09283426A true JPH09283426A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14603872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8113114A Withdrawn JPH09283426A (ja) 1996-04-09 1996-04-10 位置計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09283426A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1186959A2 (en) * 2000-09-07 2002-03-13 Asm Lithography B.V. Method for calibrating a lithographic projection apparatus
WO2012042653A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
CN105182702A (zh) * 2015-10-30 2015-12-23 京东方科技集团股份有限公司 对位标记搜寻方法、显示基板和显示装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1186959A2 (en) * 2000-09-07 2002-03-13 Asm Lithography B.V. Method for calibrating a lithographic projection apparatus
WO2012042653A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
US8962405B2 (en) 2010-09-30 2015-02-24 Fuji Electric Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device by mounting and positioning a semiconductor die using detection marks
CN105182702A (zh) * 2015-10-30 2015-12-23 京东方科技集团股份有限公司 对位标记搜寻方法、显示基板和显示装置
US10429751B2 (en) 2015-10-30 2019-10-01 Boe Technology Group Co., Ltd. Alignment mark searching method, display substrate and display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100240371B1 (ko) 면위치검출방법 및 이것을 이용한 주사노광방법
JP3181050B2 (ja) 投影露光方法およびその装置
JPH0810124B2 (ja) 露光装置
US6016186A (en) Alignment device and method with focus detection system
US4566795A (en) Alignment apparatus
US20030193655A1 (en) Exposure apparatus and method
TW569304B (en) Focusing method, position measuring method, exposure method, device manufacturing method and exposure apparatus
KR100287504B1 (ko) 면위치검출장치를 구비한 주사노광장치
JP2003142377A (ja) 投影露光装置及び収差の計測方法
US7580121B2 (en) Focal point detection apparatus
JPH09283426A (ja) 位置計測装置
US7106419B2 (en) Exposure method and apparatus
US6539326B1 (en) Position detecting system for projection exposure apparatus
JP4788229B2 (ja) 位置検出装置、アライメント装置、露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
JP3629810B2 (ja) 投影露光装置
JPH10172900A (ja) 露光装置
JPH0949781A (ja) 光学系の検査装置および該検査装置を備えた投影露光装置
JPH0762604B2 (ja) アライメント装置
JPH10284414A (ja) 結像位置検出装置及び半導体デバイスの製造方法
JPH11251218A (ja) 位置検出方法及び装置、並びに該装置を備えた露光装置
JP2006013266A (ja) 計測方法、露光方法、及び露光装置
JPH07321030A (ja) アライメント装置
JP3295244B2 (ja) 位置決め装置
JP2003035511A (ja) 位置検出装置、および該位置検出装置を備えた露光装置
JPH0943862A (ja) 投影露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041217

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061011