JPH09283274A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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Publication number
JPH09283274A
JPH09283274A JP9522196A JP9522196A JPH09283274A JP H09283274 A JPH09283274 A JP H09283274A JP 9522196 A JP9522196 A JP 9522196A JP 9522196 A JP9522196 A JP 9522196A JP H09283274 A JPH09283274 A JP H09283274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
load voltage
measuring means
high frequency
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP9522196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sano
雅章 佐野
Nobuhiro Ogawa
伸宏 小川
Hirochika Aoki
泰親 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9522196A priority Critical patent/JPH09283274A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はマイクロコンピュータを用いた高周
波加熱装置に関するものであり、負荷電圧の変動を測定
し、調理時間を補正するものである。 【解決手段】 本発明は上記課題を解決するために、ヒ
ータを用いた高周波加熱調理で、負荷電圧測定手段17
により負荷電圧値を換算し、重量測定手段18により食
品の重量を測定し、温度測定手段19により加熱室内の
初期温度と調理中の温度変化を測定し、湿度測定手段2
0により調理中の湿度変化を測定し、これらの情報をも
とに、調理時間算出手段21が個々の調理に応じた最適
時間を計算し、高周波加熱およびヒータ加熱の調理時間
を補正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを用いた高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波加熱装置の自動調理におけ
る調理時間算出方法は、食品の重量を測定して調理時間
を求めるもの、加熱室内の湿度または温度を測定して、
ある一定レベル以上になった時間より調理時間を求める
もの、また、それらを組み合わせたものなどの手法を用
いて調理時間を求めていた。
【0003】また、従来の負荷電圧の検出方式を用いた
高周波加熱装置は、特開平6−45062号公報に記載
されているようなものが一般的であった。この装置は、
図4に示されているように、電圧検出回路1で、商用電
源の電源電圧を測定し、重量測定手段2および湿度測定
手段3の情報をもとに、マイクロコンピュータ4で、電
源電圧の値に応じて、電源回路5から電源供給を受けて
いる高周波発振器6を制御することにより、高周波加熱
の加熱出力を制御するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高周波加熱装置では、電源電圧が変動しても、高周波加
熱の場合は、調理性能には、ほとんど影響を与えない
が、ヒータを用いた調理において、温度制御により調理
時間を求めるものでは、電源電圧が変動すると、ヒータ
の負荷電圧が変動し、温度上昇が異なるため、ある一定
レベル以上になる時間が異なり、調理性能許容範囲の上
限・下限近くになる場合もあり、調理性能にバラツキが
あるという問題を有していた。
【0005】また、量産時のセット毎の部品のバラツ
キ、あるいは、ヒータを用いた調理におけるヒータのバ
ラツキ、温度上昇や湿度変化のバラツキ等で、セット毎
にバラツキがあり、調理性能にバラツキが生じるといっ
た問題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ヒータを用いた高周波加熱調理で、負荷電
圧測定手段により負荷電圧値を換算し、重量測定手段に
より食品の重量を測定し、温度測定手段により加熱室内
の初期温度と調理中の温度変化を測定し、湿度測定手段
により調理中の湿度変化を測定し、これらの情報をもと
に、調理時間算出手段が個々の調理に応じた最適時間を
計算し、高周波加熱およびヒータ加熱の調理時間を補正
するようにした。
【0007】上記発明によれば、個々の調理に応じて、
食品の重量と加熱室内の温度変化と湿度変化および負荷
電圧を測定し、それらの情報を組み合わせて、各調理に
最適な調理時間を調理時間算出手段により算出でき、最
適加熱ができるため、調理性能のバラツキを大幅に軽減
するとともに、各調理に最適な調理性能を実現すること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、加熱室と、高周波発振
器と、ヒータと、高圧トランスと、制御手段と、負荷電
圧測定手段と、重量測定手段と、温度測定手段と、湿度
測定手段と、調理時間算出手段を備えたマイクロコンピ
ュータとを有するものである。
【0009】そして、負荷電圧測定手段は調理中の負荷
電圧を換算し、重量測定手段と、温度測定手段と、湿度
測定手段からの情報を、各調理に必要な情報を選択し、
調理時間算出手段が各調理に応じた最適時間を算出する
ため、調理性能の向上を図ることができる。
【0010】また、負荷電圧測定手段からの情報を、電
源OFF時にも消去されない記憶領域に記憶する負荷電
圧記憶手段を有し、生産する際に定電圧装置にて一定電
圧を前記負荷電圧記憶手段に記憶させ、市場にて調理を
行うときの負荷電圧測定手段の情報と前記負荷電圧記憶
手段の情報から、負荷電圧の補正を行うことができる構
成とした。
【0011】そして、工場で生産時に各セット毎に一定
の負荷電圧(国内:AC100V)時の負荷電圧を、電
源OFF時にも消去されない負荷電圧記憶手段に記憶さ
せるため、市場にて調理を行うたびごとに比較可能なた
め、一定負荷電圧からの正確な変動率を算出することが
でき、セット毎のバラツキを吸収することができるた
め、最適調理時間を常時再現でき、調理性能の向上を図
ることができる。
【0012】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)図1は、本発明の一実施例の高周波加熱装
置の構成図である。
【0013】図において、7は高周波加熱装置の本体
で、この本体7内には強磁性体で構成された加熱室8が
設けられている。加熱室8の開口部には、加熱室8内の
調理物を出し入れするために開閉自在にできる扉9が設
けられ、本体7の前面には、メニュー、調理時間等の設
定を行う操作部10と、表示を行う表示部11を設けて
いる。
【0014】また図2は、本実施例の構成図である。図
において、高周波出力を加熱室8に照射する高周波発振
器12と、ヒータ出力を加熱室8に照射するヒータ13
と、高周波発振器12に電源を供給する高圧トランス1
4の一次側に制御手段15を接続し、マイクロコンピュ
ータ16(以後マイコンと称す)により制御手段15を
制御し、高周波出力およびヒータ出力を可変にしてい
る。負荷電圧測定手段17は、調理中の高周波発振器1
2あるいはヒータ13の負荷電圧を測定し、換算して、
変動率を算出している。この算出式は、マイコン16内
の調理時間算出手段21の中で行っている。
【0015】そして、負荷電圧の変動率と、食品の重量
を測定する重量測定手段18と、加熱室8内の温度を測
定する温度測定手段19と、加熱室8内の湿度を測定す
る湿度測定手段20の情報がマイコン16に入力され、
これらの情報をもとに、各調理に応じて必要な情報を選
択し、調理時間算出手段21により、調理時間を算出す
るようになっている。
【0016】次に動作、作用について説明すると、操作
部10によりメニューが選択され、調理がスタートされ
ると、重量測定手段18により、食品の重量を測定し、
温度測定手段19により、初期温度を測定し、ヒータ1
3を一定期間強制的に出力させ、負荷電圧測定手段によ
り、負荷電圧を測定している。負荷電圧の換算値は、次
式によって算出される。
【0017】負荷電圧V={(負荷電圧測定値−(基準
値+補正値Vd)}/補正値Vc+100 この値をもとに、調理時間は次式で与えられる。
【0018】 調理時間T=A×V+B×L+C×W+D (A、B、C、Dは一定数、Vは負荷電圧、Lは温度レ
ベル、Wは重量) 各調理に最適な調理時間が算出されると、調理時間はカ
ウントダウンを始め、その間制御手段15により、高周
波発振器12あるいはヒータ13を制御し、各調理メニ
ュー毎に最適な加熱制御をするようになっている。
【0019】なお調理時間は、調理中の負荷電圧の変動
時も常時計算することにより、調理中の負荷電圧変動に
も対応するように実施することもできる。
【0020】(実施例2)また図3は、本発明の他の実
施例の構成図である。
【0021】実施例1と異なる点は、負荷電圧記憶手段
22を設けたところである。なお実施例1と同一符号の
ものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0022】次に、動作、作用について説明すると、実
施例1の負荷電圧の基準値をセット毎のバラツキも考慮
した最適値にするため、工場にて生産時に、ヒータ13
を一定期間強制的に出力させ、負荷電圧測定手段17の
情報をマイコン16を通して負荷電圧記憶手段22に記
憶するようにしている。調理中に負荷電圧を計算すると
きには、負荷電圧記憶手段22の情報をマイコン16に
入力することにより、負荷電圧の換算式をより正確に算
出することができるようにしている。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、負荷電
圧の変動率と、各調理に必要な食品の重量と、加熱室内
の温度変化と、湿度変化の情報をもとに各調理に応じた
最適調理時間を算出しているため、使用実態の異なった
家庭において電源電圧が異なるあるいは変動しても、同
様の調理性能を実現できるため、調理性能の向上が図れ
るという有利な効果を有する。
【0024】また、生産工場から出荷時に一定負荷電圧
を記憶させるようにしているので、負荷電圧の換算時に
セット毎のバラツキをすべて吸収した正確な負荷電圧値
が算出できるため、設計値と同等の調理性能が確保で
き、調理性能の大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高周波加熱装置の外観図
【図2】本発明の一実施例の高周波加熱装置の構成図
【図3】本発明の他の実施例の高周波加熱装置の構成図
【図4】従来の高周波加熱装置の構成図
【符号の説明】
8 加熱室 12 高周波発振器 13 ヒータ 14 高圧トランス 15 制御手段 16 マイクロコンピュータ(マイコン) 17 負荷電圧測定手段 18 重量測定手段 19 温度測定手段 20 湿度測定手段 21 調理時間算出手段 22 負荷電圧記憶手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品を収納する加熱室と、前記加熱室へ高
    周波出力を供給する高周波発振器と、前記加熱室へヒー
    タ出力を供給するヒータと、前記高周波発振器に電力を
    供給する高圧トランスと、前記高圧トランスの電源を制
    御して高周波出力およびヒータ出力を制御する制御手段
    と、高圧トランスおよびヒータの負荷電圧を測定する負
    荷電圧測定手段と、食品の重量を測定する重量測定手段
    と、前記加熱室内の温度を測定する温度測定手段と、前
    記加熱室内の湿度を測定する湿度測定手段を有し、前記
    負荷電圧測定手段と前記重量測定手段と前記温度測定手
    段と湿度測定手段の情報から各調理に必要な情報を選択
    し、各種調理に最適な調理時間を求める調理時間算出手
    段を備えたマイクロコンピュータを有する高周波加熱装
    置。
  2. 【請求項2】負荷電圧測定手段からの情報を、電源OF
    F時にも消去されない記憶領域に記憶する負荷電圧記憶
    手段を有し、生産する際に定電圧装置にて一定電圧を前
    記負荷電圧記憶手段に記憶させ、市場にて調理を行うと
    きの負荷電圧測定手段の情報と前記負荷電圧記憶手段の
    情報から、負荷電圧の補正を行うことを特徴とする請求
    項1記載の高周波加熱装置。
JP9522196A 1996-04-17 1996-04-17 高周波加熱装置 Pending JPH09283274A (ja)

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JP9522196A JPH09283274A (ja) 1996-04-17 1996-04-17 高周波加熱装置

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JP2002271132A Division JP2003115376A (ja) 2002-09-18 2002-09-18 高周波加熱装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112117108A (zh) * 2020-09-21 2020-12-22 桃江凤冠电机有限公司 设有高压线圈结构的树脂浇注干式变压器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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