JPH0928274A - 多分割形ベーキング型およびベーキング製品の製造方法 - Google Patents

多分割形ベーキング型およびベーキング製品の製造方法

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JPH0928274A
JPH0928274A JP8176177A JP17617796A JPH0928274A JP H0928274 A JPH0928274 A JP H0928274A JP 8176177 A JP8176177 A JP 8176177A JP 17617796 A JP17617796 A JP 17617796A JP H0928274 A JPH0928274 A JP H0928274A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】可食性コーン(特にアイスクリーム用コーン)
等の製造に当って、型の先端の生地の集積を防止して均
一な厚さのコーン等が焼成される方法の提供。 【解決手段】菓子生地から可食性のコーン、カップ、皿
等を製造する多分割形焼型であつて、コーン等の外形に
対応する少なくとも部分的に円錐形又はピラミッド台形
の凹みを有する、好ましくは2つの半部からなる型の下
部と、型プレートに設けてあり型下部の凹みに導入でき
コーン等に対応する少なくとも部分的に円錐形又はピラ
ミッド台形の中子とを有する形式のものにおいて、中
子、2,15が、焼成又は乾燥工程中に頂部範囲又は底
部範囲の肉厚を変更するため中子の案内部材、6,17
から板差しできる少なくとも1つの先端部材、7,18
を備えている多分割形焼型及びこれを使用する可食性コ
ーン等の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワッフル生地また
はでんぷんベースの練り生地またはベーキング生地など
から食べられるコーン(特に、アイスクリーム用コー
ン)、カップまたは皿、もしくは同様のものを製造する
多分割形ベーキング型であって、コーン、カップまたは
皿の外形に対応する少なくとも部分的に円錐形またはピ
ラミッド台形の凹みを有する、好ましくは2つの半部か
らなる型の下部と、型板に設けてあり型下部の凹みに導
入できコーン(特に、アイスクリーム用コーン)、カッ
プまたは皿に対応する少なくとも部分的に円錐形または
ピラミッド台形の中子とを有する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】コーン
(特に、アイスクリーム用コーン)、アイスクリーム用
カップまたは食べられるまたは飼料または飼料添加物と
して使用できるまたは生物学的に容易に分解するカッ
プ、トレイ、皿、深皿などの工業的製造は、多分割形ベ
ーキング型を含む全自動機によって行われる。概ね2つ
の半部からなる型の下部に練り生地またはベーキング生
地を充填し、中子を差込み、型下部と中子との間に形成
され、例えば、アイスクリーム用コーンの肉厚を決定す
る間隙に練り生地またはベーキング生地を押込む。同時
に、加熱されたベーキング型によって且つ更に熱を供給
してベーキング操作が行われる。
【0003】このようなベーキング型は、米国特許第1
438541号から知られる。よく知られているよう
に、円錐形中子の装入時、同軸の円錐体の幾何学的配置
にもとづき、先端の範囲には、円錐体周面の範囲よりも
大きい練り生地容積が存在する。一様で均一なベーキン
グ結果を得るには、アイスクリーム用コーンの先端範囲
または円錐形容器の底部範囲を含めて肉厚ができる限り
一様であるのが望ましい。この原則は、最終製品に当て
はまるのみならず、中子の低速の導入中に既にベーキン
グプロセスが予ベーキング段階として行われ、従って、
中子が、未だ厚肉の中間生成物を制限し、次いで、仕上
げベーキング段階において上記中間生成物を低速でまた
は急激に圧縮する中間段階についても当てはまる。
【0004】従って、本発明の課題は、コーン(特に、
アイスクリーム用コーン)、カップまたは皿の製造時、
ベーキングプロセス中に型の先端範囲または底部範囲に
おける練り生地の集積を回避することにある。このよう
な練り生地集積は、円錐形コーンの場合も、円錐形カッ
プ、深皿または皿の場合も起きる。中子が、型下部内の
最終位置において、全体的に一定の肉厚を実現する場
合、カップ、深皿または皿にあって、更に肉厚に対応す
る底部厚もー実現する場合、これは、最終位置の前の中
子の位置では起こらない。円錐形容器の先端範囲および
底部範囲は、傾斜した壁範囲よりも過大の容積を含む。
しかしながら、ベーキングプロセスが、中子の最終位置
に達する前に型下半部において始まる場合は、以降で、
既に部分的に安定化した生地を先端範囲または底部範囲
から押出すか、壁範囲に比して過度に硬い範囲が生ずる
よう圧縮しなければならない。これは、技術的性質(特
に、製品の靭性および脆性)および視覚的印象(特に、
焼上げた最終製品の色調)にも好ましくなく作用する。
望ましくない容積集積部は、水分濃度の高い練り生地量
を含み、この水分は、予ベーキングおよび圧縮後に逸出
して、この際、存在する壁構造を部分的に破壊する。更
に、本発明の別の課題は、理想的なベーキング結果を達
成するため、即ち、均一な色調の表面を得るため、特
に、製品が軟化することはなく、釉薬が割れたような状
態を呈さず、カリカリに焼けた状態を呈するよう極く少
量の水分を含む製品を得るため、ベーキングプロセスの
本質的段階が多分割形ベーキング型の成形部材の最終位
置では起こらないような方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記欠点を避けるため、
装置に関して、冒頭に述べた種類の多分割形ベーキング
型は、請求項1にもとづき、中子が、ベーキングプロセ
スまたは乾燥プロセス中に頂部範囲または底部範囲の肉
厚を変更するため中子の案内部材から抜差しできる少な
くとも1つの先端部材を含むことを特徴とする。この場
合、中子の案内部材の特に中心のボアまたは凹みに摺動
自在に支持されたシャフトが中子の先端部材に続いてい
れば合目的的である。コーン製造のため、中子が、その
中心軸線に関して2分割され、例えば、アイスクリーム
用コーンの円錐形先端を有する円錐形先端部材を含み、
円錐形先端部材には、案内部材の中心ボアまたは凹みに
摺動自在に支持されたシャフトが続いていれば合目的的
である。かくして、型下半部への導入中に中間位置にお
いて先端部材を引出すことによって中子を若干延長で
き、即ち、中子の各導入段階において全体的にほぼ同一
の肉厚を実現できる。先端部材の出入れは、中子の導入
運動中、例えば、連結ガイドを介して必然的に行われ
る。しかしながら、先端部材に続くシャフトが、2つの
ストッパの間で摺動自在であり、1つのストッパが、バ
ネの力に抗して、先端部材の周面が案内部材の周面とほ
ぼ面一をなす位置への先端部材の摺動を制限し、別のス
トッパが、バネ力を受けて案内部材の周面の面一の位置
を越える先端部材の位置を制限すれば合目的的である。
【0006】具体的な実施態様の場合、先端部材を引出
位置に負荷するバネの力は、予ベーキング状態の練り生
地またはベーキング生地の構造強度よりも小さいが、円
錐形先端部材の周面に作用する練り生地またはベーキン
グ生地の蒸気圧よりも大きい。この場合、構造強度は、
バネ力に抗する練り生地またはベーキング生地の力を意
味する。もちろん、始めに短時間焼いた練り生地または
ベーキング生地は、より高い水分量にもとづき、ほぼ焼
き上げた生地よりも小さい構造強度を有する。
【0007】別の実施態様では、先端部材を引出位置に
負荷するバネの力が、ベーキング状態または予ベーキン
グ状態の練り生地またはベーキング生地の構造強度より
も小さく、更に、先端部材に作用する練り生地またはベ
ーキング生地の蒸気圧よりも小さいことを特徴とする。
【0008】バネ力が蒸気圧よりも大きい場合、先端部
材は、最終位置への中子の導入時に始めて、練り生地ま
たはベーキング生地の構造強度によって引き戻される。
しかしながら、バネ力が蒸気圧よりも小さい場合は、先
端部材の上記引戻は、中子の最終位置に関係なく、ベー
キング段階において既に、対応する蒸気発生によって行
われる。ベーキング混合物の水分量の本質的部分が既に
気化しているので、蒸気圧が再び低下した場合は、先端
部材は、ベーキング製品へ向かって走行し、上記製品を
圧縮する。この場合、構造強度が、引出運動を制限す
る。
【0009】更に、本発明に係る方法は、請求項8にも
とづき、練り生地またはベーキング生地を型下部に装入
し、中子の間欠的出入れ(“揺動”)によって予分配
し、コーン(特に、アイスクリーム用コーン)、カップ
または皿の1,5−3倍の肉厚において、先端部材を案
内部材から引出した状態で構造安定性が得られるまで予
ベーキングし、次いで、アイスクリーム用コーン、カッ
プまたは皿の最終肉厚まで中子を型下部に導入し、先端
部材の周面と案内部材の周面とがほぼ面一となる位置に
先端部材を引き戻し、次いで、仕上げベーキングを行う
ことを特徴とする。練り生地中の水分量の予分配および
予気化のための揺動操作は、オーストリア特許第240
309号に記載されている。この先行技術の場合、揺動
中、ベーキング型は開いているので、蒸気は、妨害され
ることなく逸出できる。肉厚が大きい場合のベーキング
プロセスは、先端部材を引出した状態において行われ、
かくして、先端範囲または底部範囲の練り生地容積が減
少される。この場合、案内部材から型下部までの距離よ
りも小さい肉厚が生ずる。更に、最終肉厚に圧縮する場
合、練り生地またはベーキング生地の構造強度は、先端
部材が、全中子の前進時に、後退するような、即ち、バ
ネの力に抗して残余の中子周面と面一の位置まで導入さ
れるような数値に達している。ベーキングプロセスの第
1段階、即ち、場合による揺動に続く予ベーキングは、
処方および使用素材に応じて、約20−100秒を必要
とし、第2段階、即ち、仕上げベーキングは、最大12
0秒を必要とする。でんぷんベースの生地の場合、型内
で、しばしば、ベーキングプロセスの代わりに、生地の
乾燥プロセスが必要である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示
す。図1ないし図3にすように、ワッフル生地からアイ
スクリーム用コーンを製造する多分割形ベーキング型
は、中子2を不動に固定した型プレート1を含む。それ
自体が2つの部分から構成された型下部3は、中子2に
対向する。図1ないし図3に、それぞれ、開いた型下部
3の半部が示されている。中子2は、型プレート1の近
傍で型プレート1に弾性的に支持され、型閉鎖時、即
ち、型下部への型プレート1の下降時に型下部3の密封
エッジ5に当接するリング部材4によって囲まれてい
る。成形部材の形状に応じて、リングは、円形以外の成
形部材の輪郭に適合する形状にすることができる。蒸気
出口は、リング部材4に設けてあるが、図示されていな
い。型下部3には、拡大する蒸気出口13を介して最低
箇所で換気される凹み12が設けてある。
【0011】中子2自体は、円錐形案内部材6および円
錐形先端部材7から形成される。双方の部材6,7の外
周面は、円錐形周面である。先端部材7には、案内部材
6の内部に摺動自在に支持されたシャフト8が連設され
ている。2つのストッパ9,10、即ち、跳反リングお
よび段部は、中子2のシャフト8および先端部材7の摺
動運動を制限する。バネ11は、シャフト8および先端
部材7を図1の位置に摺動する。
【0012】食べられるアイスクリーム用コーンを製造
する操作は、開いた型への充填から始まる。型下部3の
凹み12に練り生地またはベーキング生地を装入できる
よう、型プレート1および中子2を型下部3に対して上
昇させる。前記練り生地またはベーキング生地は、例え
ば、凹み12の高さのほぼ半分まで型下部に充填され
る。
【0013】次いで、中子2が練り生地またはベーキン
グ生地内に貫入して生地を押し出すまで、先端部材7を
完全に引出した中子2とともに型プレート1を型下部3
へ向かって移動させる。この操作は、多数回反復(“揺
動”)され、中子2の貫入深さが漸増する。この揺動操
作は、密封エッジ5から離れた図1のリング4の位置に
おいて、15−45秒の時間にわたって行われ、かくし
て、蒸気排出のための環状換気間隙が生ずる。図1に、
揺動段階の終了時または次の予ベーキング段階の開始時
の型の位置が示されている。別の成形体(例えば、皿ま
たは比較的大きい平坦な底面を有する浅い容器)を製造
する場合は、揺動操作は不要である。
【0014】予ベーキング段階は、より大きい肉厚にお
いて、好ましくは、先端部材7を完全に引出した状態
で、20−100秒(例えば、50秒)の時間にわたっ
て行われる。肉厚は、中子2の上部範囲において、例え
ば、3.6mmであり、引出された先端部材7の範囲に
おいて僅か2.6mmである。蒸気は、第1に、リング
4と密封エッジ5との間の環状間隙および蒸気出口13
を介して逸出する。この蒸気出口は、円錐形またはピラ
ミッド形に構成することができる。
【0015】次いで、型を閉じる。図2に中間位置が示
され、図3に90−120秒(例えば、105秒)の間
の仕上げベーキングを行う最終位置が示されている。仕
上げベーキング中、全体的に、例えば、2mmの最終肉
厚がゆっくりまたは急激に生ずる。先端部材7は、ベー
キング製品の構造安定性の増加によって、図2の位置を
経て、中子2と面一の図3の位置をとる。この場合、リ
ング4は、密封エッジ5に密着する。型下部の双方の半
部3の境界面の下部蒸気出口13だけは、開いた状態に
保持される。この場合、シャフト8はストッパ9に当接
する。即ち、型を閉じると、ベーキング製品が圧縮され
て本質的に2mmの均一な肉厚が得られる。この操作に
よって、均一な強度性質と、均一な色調と、水分の作用
に十分に抵抗する表面構造とを有する最終製品が得られ
る。
【0016】離型時、型プレート1を上昇させる。完成
したアイスクリーム用コーンは、バネ負荷されたリング
4および先端部材7によって型下部3内に保持され、上
昇する中子2によって連行されることはない。次いで、
型下部3の双方の半部を引き離し、アイスクリーム用コ
ーンを落下させるか取出す。
【0017】第1段階(図1−予ベーキング段階)にお
けるベーキング時間は、ベーキング製品および使用され
る練り生地混合物に応じて決まり、20−100秒であ
る。仕上げベーキング(図3)は、最大120秒を必要
とする。圧縮(図2−図3)によって、より十分に閉じ
たより緻密な構造がえられ、従って、製品は、一工程で
焼上げた製品よりも水分の影響を受けることがない。外
観および強度は、十分に均一である。
【0018】図4及び図5に示される場合、2分割の型
下部16に対向する中子15が型プレート14上に設け
てある。中子15は、壁範囲において傾斜した面を有
し、従って、部分的に円錐形またはピラミッド形に構成
された案内部材17と、ストッパ19,20によって制
限されて、バネ21の力を受けて案内部材17から引出
すことができ、バネ21の力に抗して導入できる先端部
材18とからなる。必ずしも円筒形でなくてもよいが円
筒形のコア範囲22は、型下部16の凹み24の対応す
る面23に密封当接する。蒸気スリット25が、面23
に設けてある。凹み24は、中子15の外面に適合す
る。
【0019】図4及び図5に示されるものの横断面は、
回転対称であってよく、この種の型によって円形皿を製
造できる。しかしながら、その横断面は、輪郭が正方形
または長方形の深皿に属していてもよい。即ち、中子1
5および凹み24の傾斜面は、円錐面(皿)としてまた
はピラミッド面(長方形深皿)として構成することがで
きる。
【0020】何れの場合も、図4に示される先端部材の
位置において予ベーキングを行う。引出された先端部材
は、底面範囲の肉厚を減少し、上記肉厚を傾斜側壁の肉
厚に適合させる。肉厚がより大きい予ベーキングにおい
ても(図4)、底面および側壁の範囲にほぼ同一の肉厚
が得られ、従って、中間製品も、均一な性質を有し、最
終肉厚における図5に示される仕上げベーキングの理想
的前提を形成する。
【0021】予ベーキング後、でんぷんベースの練り生
地の構造強度は大きいので、図5に示される最終肉厚へ
の中間製品の圧縮において先端部材18は引き戻され
る。バネ21の力は、何れの場合も、予ベーキングされ
たベーキング生地の構造強度よりも小さい。さらに、バ
ネ力が、先端部材18に作用する蒸気圧よりも小さい場
合、図5に示される肉厚への圧縮前に既に、先端部材1
8が引き戻される。予ベーキングされたベーキング生地
は、底面範囲において、短時間、膨張し、次いで、最終
形状に圧縮される(図5)。
【0022】多分割形ベーキング型とは、本発明の意味
において、2分割形ベーキング型、さらに好ましくは、
3分割形ベーキング型等であり、型部材は、分割面によ
って相互に分離される。
【0023】本ベーキング型または本方法によって製造
される製品(この場合、総括して簡単に“コーン、特
に、アイスクリーム用コーン、カップまたは皿と呼ぶ)
は、更に、フアーストフード包装物、タブレット、トレ
イ、ボンボン容器インサート、類似の包装物および容器
を含む。練り生地またはベーキング生地は、最終使用目
的(例えば、食べ得るまたは生物学的に分解できるとい
う目的)に応じて、異なる組成を有し、従って、穀粉、
でんぷん、粉砕植物製品、有機、無機添加物(例えば、
石粉)を含むことができる。中子2,15は、1つまた
は複数のテレスコビックに抜差できる先端部材7,18
を有することができる。
【0024】更に、先端部材7,18は、偏心位置にあ
る中子2,15または案内部材6,17のボアまたは凹
みに摺動自在に支持できる。先端部材は、案内部材に沿
って摺動できるよう案内部材をスリーブ状に囲むことが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、請求項
1ないし8に記載した構成を具備しているので、ベーキ
ングプロセス中に型の先端範囲に練り生地の集積を回避
して一様で均一なベーキング結果を得ることができ、良
質なコーン、カップまたは皿等を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の型プレートに設けた円
錐形中子およびアイスクリーム用コーンの2分割の型下
部の半部の横断面図である(図面において、型は、ー予
ベーキング段階の開始時の如くーなお開いており、中子
の先端部材は、完全に引出されている)。
【図2】閉じてあり、型プレートを下降し、先端部材を
部分的に導入した状態の図1に示す型の横断面図であ
る。
【図3】先端部材を完全に導入した仕上げベーキング段
階終了時の図1に示す型の横断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態に係る先端部材を引出
した状態のでんぷんベースのベーキング生地からなる皿
のための型の横断面図である。
【図5】前記本発明の実施の他の形態に係る先端部材を
導入した状態の型の横断面図である。
【符号の説明】
1,14 型プレート 2,15 中子 3,16 型下部 6,17 案内部材 7,18 先端部材 8 シャフト 9,10;19,20 ストッパ 11,21 バネ 12,24 凹み 13 蒸気出口 25 蒸気スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワッフル生地またはでんぷんベースの練
    り生地またはベーキング生地から食べられるコーン(特
    に、アイスクリーム用コーン)またはカップまたは皿も
    しくは同様のものを製造する多分割形ベーキング型であ
    って、コーン(特に、アイスクリーム用コーン)、カッ
    プまたは皿の外形に対応する少なくとも部分的に円錐形
    またはピラミッド台形の凹みを有する、好ましくは2つ
    の半部からなる型の下部と、型プレートに設けてあり型
    下部の凹みに導入できコーン(特に、アイスクリーム用
    コーン)、カップまたは皿に対応する少なくとも部分的
    に円錐形またはピラミッド台形の中子とを有する形式の
    ものにおいて、中子(2,15)が、ベーキングプロセ
    スまたは乾燥プロセス中に頂部範囲または底部範囲の肉
    厚を変更するため中子(2,15)の案内部材(6,1
    7)から抜差しできる少なくとも1つの先端部材(7,
    18)を備えていることを特徴とする多分割形ベーキン
    グ型。
  2. 【請求項2】 中子(2,15)の先端部材(7,1
    8)には、中子(2,15)の案内部材(6,17)の
    特に中心のボアまたは凹みに摺動自在に支持したシャフ
    ト(8)が連設されていることを特徴とする請求項1に
    記載の多分割形ベーキング型。
  3. 【請求項3】 中子(2)が、その中心軸線に関して2
    分割され、例えば、アイスクリーム用コーンの円錐形先
    端を有する円錐形先端部材(7)を含み、円錐形先端部
    材(7)が、周面が円錐形の案内部材(6)から引出す
    ことができ、円錐形先端部材(7)には、案内部材
    (6)の中心ボアまたは凹みに摺動自在に支持されたシ
    ャフト(8)が連設されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の多分割形ベーキング型。
  4. 【請求項4】 先端部材(7)に続くシャフト(8)ま
    たは先端部材(18)自体が、2つのストッパ(9,1
    0;19,20)の間で摺動自在であり、1つのストッ
    パ(9,20)が、バネ(11,21)の力に抗して、
    先端部材(7)の外面が案内部材(6)の周面とほぼ面
    一をなす位置および/または先端部材(7,18)が案
    内部材(6,17)内に引き戻された位置への先端部材
    (7,18)の摺動を制限し、別のストッパ(10,1
    9)が、バネ力を受けて案内部材(6)の上記面の面一
    の位置を越える先端部材(7,18)の位置を制限する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の多分割形ベ
    ーキング型。
  5. 【請求項5】 先端部材(7,18)を引出位置へ負荷
    するバネ(11,21)の力が、ベーキング状態または
    予ベーキング状態の練り生地またはベーキング生地の構
    造強度よりも小さいが、先端部材(7,18)に作用す
    る練り生地またはベーキング生地の蒸気圧よりも大きい
    ことを特徴とする請求項4の多分割形ベーキング型。
  6. 【請求項6】 先端部材(7,18)を引出位置に負荷
    するバネ(11,21)の力が、ベーキング状態または
    予ベーキング状態の練り生地またはベーキング生地の構
    造強度よりも小さく、更に、先端部材(7,18)に作
    用する練り生地またはベーキング生地の蒸気圧よりも小
    さいことを特徴とする請求項4に記載の多分割形ベーキ
    ング型。
  7. 【請求項7】 型下部(3)の凹み(12)が、その最
    低箇所に少なくとも1つの蒸気出口(13)を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし6項のいずれか1つに記
    載の多分割形ベーキング型。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つに記載
    された多分割形ベーキング型を使用して、ワッフル練り
    生地またはデンプンベースの練り生地またはベーキング
    生地から食べられるコーン(特に、アイスクリーム用コ
    ーン)またはカップまたは皿もしくは同様のものを製造
    する方法において、練り生地またはベーキング生地を型
    下部に装入し、中子の間欠的出入れによって予分配、予
    圧縮し、コーン(特に、アイスクリーム用コーン)、カ
    ップまたは皿の1,5−3倍の肉厚において、先端部材
    を案内部材から引出した状態で構造安定性が得られるま
    で予ベーキングし、次いで、アイスクリーム用コーン、
    カップまたは皿の最終肉厚まで中子を型下部に導入し、
    先端部材の周面と案内部材の周面とがほぼ面一となる位
    置に先端部材を引き戻し、次いで、仕上げベーキングを
    行うことを特徴とする方法。
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