JPH09282697A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09282697A
JPH09282697A JP8112163A JP11216396A JPH09282697A JP H09282697 A JPH09282697 A JP H09282697A JP 8112163 A JP8112163 A JP 8112163A JP 11216396 A JP11216396 A JP 11216396A JP H09282697 A JPH09282697 A JP H09282697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上のゴミやキズ等のドット領域にマ
ークを形成しようとした際に発生するバースト領域がド
ットの長さより長くならないようにする。 【解決手段】 レーザ光がドットにマークを形成しよう
とした際に、当該領域からの反射光に基づく振幅レベル
を振幅レベル検出部101がしきい値と比較し、振幅低
下時間測定部102により振幅レベルがしきい値より小
さくなった時間が、予め設定されていた時間より長くな
ったか否かを判定部103により判断する。そして予め
設定された時間より長くなった場合には、レーザパワー
を所定値に設定して、ドット通過後直ちに適正なマーク
形成パワーでマーク形成ができるようにパワー制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体上に
ゴミ等が付着している場合に、レーザパワーを適正値に
制御する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク等のレーザ光
を用いた光ディスク装置においては、レーザ光をディス
クに照射してマークの形成等を行うと共に、当該マーク
からの反射光を受光して記録されている情報の読み取り
を行っている。
【0003】ところが、ディスク上にゴミやキズ等(以
下、これらを総称してドットと呼ぶ)が存在すると、こ
れらのドットによりレーザ光が反射されたり遮られたり
するため、正常にマークが形成できない問題が指摘され
ていた。
【0004】しかし、ドットには上述した様に種々のも
のが存在するので、どの程度のレーザパワーでマークが
形成できるか不明である。例えば、指紋のような場合に
は、比較的小さなレーザパワーでマークの形成が可能で
あるが、ゴミのような場合には、大きなレーザパワーが
必要になる。
【0005】そこで、制御部は、マーク形成時における
反射光から、マーク形成状態を判断して適正な反射光が
得られるように(即ち、マークが適正に形成されるよう
に)、レーザパワーを所定値上昇させるフィードバック
制御を行っている。従って、ゴミのような場合には、何
度もフィードバック制御を行う場合が生じる。
【0006】図7は、かかる制御によりレーザパワーが
パワーアップする様子を示した模式図である。ドット領
域でマーク形成を行おうとすると、適正な反射光が得ら
れないので、レーザパワーは所定値づつ徐々にパワーア
ップしている様子が理解される。なお、途中でレーザパ
ワーが一定値になっているのは、当該レーザパワーで正
常なマーク形成ができた場合または最大パワーに達した
場合の何れかのためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドット
を通過しても上述したようなフィードバック制御を行う
ため、レーザパワーは直に適正値まで下がらず所定時間
を要してしまう問題があった。
【0008】即ち、制御部はドットを通過しても、この
事実を認識することが出来ないので、反射光の状態から
レーザパワーが大きいと判断した場合には、当該レーザ
パワーを小さくするようにフィードバック制御を行う。
【0009】この際、どの程度のレーザパワーにすれば
適正にマークが形成されるのか不明なので、上述したフ
ィードバック制御により適正なレーザパワーになるよう
に徐々にレーザパワーをダウンする制御を行っている。
【0010】このため、適正なレーザパワーより高いパ
ワーでマークの形成が行われる高パワー区間が発生し
(図7参照)、データが欠落又は異常となった区間(当
該区間長を、バースト長と称す)がドットの長さより長
くなる問題があった。
【0011】また、ドットがゴミのような場合には、最
高パワーまでパワーアップしてしまうのでレーザダイオ
ードの寿命を短くする欠点もあった。
【0012】この場合には、レーザパワーの最大値を予
め設定しておくことも可能であるが、これにはドットの
種類等を特定する必要があるため最大値の設定が困難で
あった。
【0013】さらに、レーザダイオードの出力特性は、
温度等により変化するため、当該レーザダイオードの最
高パワーが変動し、またディスクのそり、感度むら等に
よりマーク形成に最適なレーザパワーが変化するため、
上述した最大値の設定がさらに困難となる。
【0014】そこで、本発明はバースト長がドットの長
さより長くならないようにすると共に、レーザパワーを
最高パワーまでパワーアップさせることのない光ディス
ク装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、情報記録媒体上にレーザ
光のスポットを形成してマークの書込を行う光ディスク
装置において、情報記録媒体からの反射光が殆どない部
分にマーク形成を行おうとした際に、前記レーザ光のレ
ーザパワーを所定値に設定する制御部を有することを特
徴とする。
【0016】請求項2にかかる発明は、前記制御部が、
ディスクからの反射光に対応した信号を検出して予め設
定されているしきい値と比較する検出手段を具備し、該
検出手段の出力信号に基づき前記レーザ光のレーザパワ
ーを前記所定値に設定することを特徴とする。
【0017】請求項3にかかる発明は、前記制御部が、
前記検出手段によりディスクからの反射光に対応した信
号が予め設定されているしきい値より小さくなっている
時間を測定する時間測定手段と、該時間測定手段により
測定された時間が、予め設定された時間より長いか否か
を判断する判断手段とを有して、時間が長くなっている
場合にレーザパワーを前記所定値に設定することを特徴
とする。
【0018】請求項4にかかる発明は、前記制御部が、
ディスクからの反射光に対応した信号に基づき、マーク
形成時におけるレーザパワーの目標値を演算する演算手
段と、前記目標値の上限を制限すると共に、マーク形成
中のレーザパワーが上限値に達したことを検出すると、
その時から一定時間後に、レーザパワーを固定値に設定
する制限手段とを有することを特徴とする。
【0019】請求項5にかかる発明は、前記制御部が、
前記制限手段によりレーザパワーを前記固定値に設定さ
れてから一定時間経過後に前記目標値のレーザパワーで
マーク形成させることを特徴とする。
【0020】請求項6にかかる発明は、前記制御部が、
前記検出手段によりディスクからの反射光に対応した信
号が予め設定されているしきい値より小さくなっている
場合と、小さい場合とで前記目標値の上限を異なる値に
することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図の
基づき説明する。図1は本実施の形態にかかる光ディス
ク装置の回路構成を示すブロック図であり、図2はCP
Uの回路構成を示すブロック図である。なお、マーク形
成時におけるレーザパワーを書込パワー、形成されたマ
ークの読出時におけるレーザパワーを読出パワーと称す
る。
【0022】光ディスク装置は、EFM(Eight
to Fourteen Modulation)デー
タ信号の入力部1及び当該入力部1から種々のEFMデ
ータ信号D1が入力して対応した制御を行う制御部であ
るCPU2を有している。
【0023】なお、EFMデータ信号D1の基となるデ
ータ信号は、図示しないホストコンピュータから入力部
1に入力し、当該入力部1でEFMデータ信号D1に変
換される。EFMデータ信号D1には、固定の試書用E
FMデータ信号Dt及び画像データ等のEFMデータ信
号Dvがある。
【0024】CPU2は、EFMデータ信号D1がハイ
レベルになっている間にマークを形成すべく、現在のレ
ーザパワーに対する新たな目標値LPnをD/A変換回
路6を通じて書込側のAPC(Automatic P
ower Control)回路7に出力すると共に、
これに同期してスイッチ9に切換制御信号S1を出力す
る。
【0025】スイッチ9は切換制御信号S1に基づき、
マーク形成時には可動接点9aをAPC回路7に接続さ
れている固定接点9bに接続し、形成されたマークやラ
ンドの読出し時及びEFMデータ信号D1がローレベル
の時には、可動接点9aをAPC回路10に接続されて
いる固定接点9cに接続するように動作する。なお、読
出側のAPC回路10の基準入力側には、直流電源11
から一定の直流電圧E1が供給されている。
【0026】レーザダイオード回路8には、スイッチ9
を介して信号が入力し、当該信号に応じたパワーを持つ
レーザ光が光学系15に出射される。
【0027】光学系15は、図示しないフォトダイオー
ドを有するフロントモニタ14、図示しないコリメータ
レンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ、円筒レンズ、
フオーカスアクチュエータ及びトラツキングアクチュエ
ータ等を有し、レーザダイオード回路8から出射された
レーザ光はコリメータレンズにより平行光となって、ビ
ームスプリッタ及び対物レンズを通じて集光されてディ
スク5に照射される。
【0028】この際、ディスク5に照射されるレーザ光
の一部がフロントモニタ14によりフロントモニタ出力
として出力される。このフロントモニタ出力は、書込パ
ワー及び読出パワーに比例している。そして、APC回
路7は、書込パワーに比例したフロントモニタ出力に基
づき当該書込パワーの制御を行い、またAPC回路10
は、読出パワーに比例したフロントモニタ出力に基づき
当該読出パワーの制御を行っている。
【0029】また、読出パワーに比例したフロントモニ
タ出力は、A/D変換回路16によってディジタル信号
に変換され、読出パワー信号R1としてCPU2に入力
する。
【0030】一方、ディスク5からの反射光は、光学系
15を通じて、4分割フォトダイオード等を有する光検
出回路17に入射される。当該光検出回路17の出力信
号は、マーク信号検出用のサンプルホールド回路18と
ランド信号検出用のサンプルホールド回路19に入力す
ると共に、再生回路20に入力する。
【0031】そして、光検出回路17の出力信号に基づ
き周知のフオーカスサーボ及びトラッキングサーボが行
われ、また再生回路20の出力信号S0は、出力端子2
1を通じて波形観測装置に供給される。
【0032】クロック発生回路22は、サンプルホール
ド回路18,19にサンプルホールドパルスSP1,S
P2を出力し、入力部1とCPU2とに所定のクロック
信号を出力する。
【0033】サンプルホールド回路18,19から出力
されるマーク信号とランド信号とは、それぞれA/D変
換回路23,24を介してマーク信号P1及びランド信
号L1としてCPU2に入力する。
【0034】上記構成により、最初にディスク5の試書
領域5aを利用して、一定のアシンメトリ値を得て書込
パワーを最適パワーにするために入力部1からCPU2
に固定の試書用EFMデータ信号Dtが出力される。
【0035】そしてCPU2は、当該EFMデータ信号
Dtに応じて予め定められた書込パワー目標値LP1を
D/A変換回路6に出力する。当該書込パワー目標値L
P1は、D/A変換回路6、APC回路7及びスイッチ
9を通じてレーザダイオード回路8に出力され、当該レ
ーザダイオード回路8から書込パワー目標値LP1に応
じたレーザパワーを持つレーザ光が光学系15に出射さ
れる。これにより試書領域5aにEFMデータ信号Dt
に応じた所定長のマークが形成される。なお、マークが
形成されなかった部分がランドになる。
【0036】この場合、この試書用の固定のEFMデー
タ信号Dtに基づいて形成されるマークとランドは、そ
れぞれ3Tマーク〜11Tマークと3Tランド〜11T
ランドであり、また、マークとランドの個数は同数にな
っている。
【0037】従って、光検出回路17を通じて再生回路
20から出力される再生信号S0のアシンメトリ値は一
定値となる。
【0038】そして、当該アシンメトリ値がゼロ値のと
きには、再生信号S0の振幅における中央レベルが直流
のゼロレベルに一致することになる。言い換えれば、再
生信号S0の振幅が、ゼロレベルに対して上下に同振幅
になるときアシンメトリ値がゼロ値となる。このアシン
メトリ値がゼロ値になる状態は、書込パワー等が最適な
状態である。
【0039】そこで、アシンメトリ値がゼロ値又は所定
の範囲にないときは、CPU2は書込パワー目標値LP
1を変更して所定のアシンメトリ値が得られるように試
書処理を行う。
【0040】なお、一定のアシンメトリ値としては、ゼ
ロ値よりも−4%〜−7%の範囲の値にすることがデー
タエラーなどが最も少なくすることができる。
【0041】上記手法により最適のアシンメトリ値が得
られたときの書込パワーの目標値LP1は、書込パワー
初期値LPi(最適値)としてCPU2に記憶される。
【0042】また当該書込パワー初期値LPiに対応し
た読出パワー、即ちA/D変換回路16からフロントモ
ニタ出力に対応してCPU2に出力される読出パワー信
号R1が、当該読出パワー初期値RiとしてCPU2に
記憶される。
【0043】また、書込パワー初期値LPiの書込パワ
ーでマークが形成されている間に、4Tマークからの反
射光が、サンプルホールド回路18によってサンプルホ
ールドパルスSP1に基づきサンプルホールドされ、そ
のサンプルホールドされた値がA/D変換回路23を介
して、マーク信号のマーク初期値PiとしてCPU2に
記憶される。
【0044】さらに、上記読出パワー初期値Riを記憶
したときに、ランドからの反射光が、サンプルホールド
回路19によってサンプルホールドパルスSP2に基づ
きサンプルホールドされ、そのサンプルホールドされた
値がA/D変換回路24を介して、ランド信号のランド
初期値LiとしてCPU2に記憶される。
【0045】次に、ドットが存在する場合のCPU2が
行うレーザパワーの制御について図2及び図3を参照し
て説明する。ディスク5上のあるトラック302にゴミ
やキズ等のドット303が存在すると、反射光は当該ド
ット303の領域で低下する。
【0046】そこでCPU2は、内部に設けられた検出
手段である振幅レベル検出部101、時間測定手段であ
る振幅低下時間測定部102等によりドットの大きさを
求める。
【0047】図3は、このような振幅レベル検出信号の
検出を説明する図である。なお、図3においてはマーク
信号P1、ランド信号L1を反射光レベルで表してい
る。
【0048】A/D変換回路23、24から反射光に対
応したマーク信号P1及びランド信号L1が振幅レベル
検出部101に入力し、当該振幅レベル検出部101で
その振幅レベルがしきい値と比較される。これにより振
幅レベル検出信号が求められる。
【0049】そして振幅低下時間測定部102は、この
振幅レベル検出信号により振幅がしきい値より低下して
いる時間を測定する。当該振幅低下時間は、光スポット
が通過しているドットの大きさを表している。
【0050】一方、CPU2に設けられた演算部104
にはマーク信号P1、ランド信号L1及び読出パワー信
号R1が入力し、これらの信号に基づき書込パワーの初
期値LPi、現在値及び新たな目標値LPnを演算し、
D/A変換回路6に出力する。
【0051】そして判断手段である判定部103によ
り、振幅低下時間が予め設定された判定時間tを越えた
か否かが判断され、当該判定時間を超えた場合には選択
部105は書込パワー新目標値LPnを初期値LPiに
変更して、これを書込パワー目標値LP1として出力す
る。
【0052】その後、光スポットがドットを通過し、振
幅レベルが正常に戻ると、直ちに書込パワーの目標値L
P1を新目標値LPnに変更する。
【0053】即ち、ドットを通過しているときレーザパ
ワーはフィードバック制御により所定値づつ徐々にパワ
ーアップする。この時、次ぎにパワーアップするときの
目標値LP1が新目標値LPnである。
【0054】ところが、ドットを通過している時間が所
定の判断時間tより長くなるとレーザパワーのパワーア
ップを停止し、書込パワーの目標値LP1を初期値LP
iに設定して出力させる。かかる制御は、サンプリング
により次ぎの目標値を定めないので、直ちに書込パワー
を変更することが可能になる。
【0055】従って、ドットがある大きさ以上の場合に
は、レーザパワーを過大パワーにすることがなくなり、
ドット通過後直ちに適正なレーザパワーでマーク形成が
行えるようになると共に、データの欠落等のバースト長
がドットの長さより長くなるのを防止することが可能に
なる。
【0056】本発明の第2の実施の形態を図に基づき説
明する。なお第1の実施の形態と同一構成については同
一符号を用いて説明を省略する。図4は、本実施の形態
にかかるCPUのブロック図であり、図5はその動作を
説明する模式図である。
【0057】本実施の形態にかかるCPU2は、A/D
変換回路23、24からのマーク信号P1、ランド信号
L1及び読出パワー信号R1に基づき、演算部104に
より書込パワーの初期値LPi、現在値及び新目標値L
Pnを演算し、その結果をD/A変換回路6に出力す
る。
【0058】なお、書込パワーの新目標値LPnの最大
値は、最大値制限部201により、最大値設定部202
に設定されている書込パワーの最大値LPmに制限され
る。
【0059】最大値制限部201は、書込パワーの新目
標値LPnが最大値LPmに到達したことを検出すると
タイマ203を起動する。
【0060】そして、書込パワーの新目標値LPnが、
最大値LPmに到達してから一定時間t1経過すると、
選択部204により最大値制限された書込パワー目標値
LPn’が初期値LPiに変更される。
【0061】その後、一定時間t2が経過すると書込パ
ワー目標値LP1は、再び最大値制限された書込パワー
目標値LPn’に変更される。
【0062】なお、一定時間t1,t2の長さは、ディ
スク5上に存在しうるドットの大きさから決定される。
【0063】以上によりドットがある大きさ以上の場合
に、レーザパワーを過大パワーにすることがなくなり、
ドット通過後直ちに適正なレーザパワーでマーク形成が
行えると共に、データの欠落等したバースト長がドット
の長さより長くなるのを防止することが可能となる。
【0064】また、CPUは振幅レベルの判定を行なわ
ず、時間管理だけを行なうので処理が簡単になる。
【0065】本発明の第3の実施の形態を図に基づき説
明する。なお上述した実施の形態と同一構成については
同一符号を用いて説明を省略する。図6は、本実施の形
態にかかるCPUのブロック図である。第2の実施の形
態においては、書込パワー新目標値LPnを最大値LP
mに制限する場合について説明したが、一般に最大値L
Pmの設定は以下の理由から困難である。
【0066】即ち、ディスク5上にドットがなく、レー
ザパワーが書込パワー新目標値LPnによって正常にマ
ーク形成しているときは、レーザパワーは、レーザダイ
オードの温度変化やディスク5のそり、感度むら等の変
化に追従して変化するため、光ピックアップ装置が動作
する場所や環境、ディスク5の特性などによって書込パ
ワー新目標値LPnは大きく変化する。
【0067】一方、最大値LPmをあまり大きくする
と、光ピックアップ装置が動作する場所や環境、ディス
ク5の特性などによっては、光スポットがドットにマー
ク形成を行おうとしても、レーザパワーがなかなか最大
値LPmに達成せず、このためドットが検出できない場
合がある。
【0068】また、ドットがゴミのような場合に、どこ
までもパワーアップして行くので、レーザの寿命を短く
するおそれがあった。
【0069】そこで本実施の形態においては、A/D変
換回路23、24からのマーク信号P1及びランド信号
L1の振幅レベルを、あるしきい値と比較して振幅レベ
ル検出信号(図4参照)を出力する振幅レベル検出部1
01を設け、この振幅レベル検出信号によって最大値L
Pmを設定するようにした。
【0070】即ち、振幅レベルが正常な区間(ドット以
外)においては、最大値LPmの設定を比較的高い値に
設定し、振幅レベルが異常な区間(ドット領域)におい
ては比較的低い値に設定する。
【0071】これにより、ディスク5上にドットがな
く、レーザパワーが書込パワー新目標値LPnによって
正常にマークを形成しているときは、レーザパワーはレ
ーザタイオードの温度変化やディスク5のそり、感度む
らなどの変化に容易に追従して変化することができる。
【0072】また光スポットがドットにマーク形成を行
おうとした場合は、ある大きさ以上のドットなら書込パ
ワー新目標値LPnは最大値LPmに達し、第2の実施
の形態と同様の効果を得ることが可能になる。
【0073】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によれば、レーザ
光が情報記録媒体からの反射光が殆どない部分にマーク
形成を行おうとした際に、レーザパワーを所定値に設定
するようにしたので、反射光が殆どない部分を通過した
後直ちに適正なレーザパワーでマーク形成が行えるよう
になり、データの欠落等のバースト長を反射光が殆どな
い部分の長さより長くすることがなくなった。
【0074】請求項2にかかる発明によれば、ディスク
からの反射光に対応した信号がしきい値より小さくなっ
た場合に、レーザパワーを所定値に設定するようにした
ので、反射光が殆どない部分がある大きさ以上の場合
に、レーザパワーを過大パワーにすることなく、反射光
が殆どない部分を通過した後直ちに適正なレーザパワー
でマーク形成を行うことが可能になって、データの欠落
等のバースト長を反射光が殆どない部分の長さより長く
することがなくなった。
【0075】請求項3にかかる発明によれば、ディスク
からの反射光に対応した信号がしきい値より小さくなっ
ている時間が一定値より長くなった場合に、レーザパワ
ーを所定値に設定するようにしたので、反射光が殆どな
い部分を通過した後直ちに適正なレーザパワーでマーク
の形成を行なうことが可能になって、データの欠落等の
バースト長を反射光が殆どない部分の長さより長くする
ことがなくなった。また、反射光に対応した信号がしき
い値より小さくなっている時間が、一定値を越えたとき
にレーザパワーを所定値に設定するようにしたので、反
射光が殆どない部分が微小な場合には、レーザパワーは
所定値に設定されないので安定にレーザパワーを制御す
ることが可能になった。
【0076】請求項4にかかる発明によれば、レーザ光
が情報記録媒体からの反射光が殆どない部分にマーク形
成を行おうとした際に、レーザパワーの所定値を演算し
て求めると共に、この結果が上限値を超えた場合には上
限値を目標値としたので、レーザパワーを過度にパワー
アップさせることがなくなり、反射光が殆どない部分を
通過した後直ちに適正なレーザパワーでマーク形成を行
なうことが可能になってデータの欠落等のバースト長を
反射光が殆どない部分の長さより長くすることがなくな
った。また、制御部は、時間管理だけを行なうようにし
たので当該制御部の処理が簡単になった。
【0077】請求項5にかかる発明によれば、レーザ光
が情報記録媒体からの反射光が殆どない部分にマーク形
成を行おうとした際に、レーザパワーが上限値に達して
から所定時間経過すると、当該レーザパワーを目標値に
設定するようにしたので、反射光が殆どない部分を通過
した後直ちに適正なレーザパワーでマーク形成を行なう
ことが可能になって、データの欠落等のバースト長を反
射光が殆どない部分の長さより長くすることがなくなっ
た。
【0078】請求項6にかかる発明によれば、レーザ光
が情報記録媒体からの反射光が殆どない部分にマーク形
成を行おうとした際に、レーザパワーの上限値を反射光
の状態に応じて選択するようにしたので、反射光が殆ど
ない部分を通過した後直ちに適正なレーザパワーでマー
ク形成を行なうことが可能になって、データの欠落等の
バースト長を反射光が殆どない部分の長さより長くする
ことがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に適用される光ピッ
クアップ装置のブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の説明に適用されるCPUの
ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる振幅レベル検出信号
の検出方法を説明する図である。
【図4】第2の実施の形態の説明に適用されるCPUの
ブロック図である。
【図5】第2の実施の形態にかかるレーザパワーの変化
を説明する図である。
【図6】第3の実施の形態の説明に適用されるCPUの
ブロック図である。
【図7】従来技術の説明に適用されるレーザパワーの変
化を説明する図である。
【符号の説明】
2 CPU 7 APC 101 振幅レベル検出部 102 振幅低下時間測定部 103 判定部 104 演算部 105,204 選択部 201 最大値制限部 202,301 最大値設定部 203 タイマ 302 最大値切り換え部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体上にレーザ光のスポットを
    形成してマークの書込を行う光ディスク装置において、 情報記録媒体からの反射光が殆どない部分にマーク形成
    を行おうとした際に、前記レーザ光のレーザパワーを所
    定値に設定する制御部を有することを特徴とする光ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部が、ディスクからの反射光に
    対応した信号を検出して予め設定されているしきい値と
    比較する検出手段を具備し、該検出手段の出力信号に基
    づき前記レーザ光のレーザパワーを前記所定値に設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部が、前記検出手段によりディ
    スクからの反射光に対応した信号が予め設定されている
    しきい値より小さくなっている時間を測定する時間測定
    手段と、 該時間測定手段により測定された時間が、予め設定され
    た時間より長いか否かを判断する判断手段とを有して、
    時間が長くなっている場合にレーザパワーを前記所定値
    に設定することを特徴とする請求項2記載の光ディスク
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部が、ディスクからの反射光に
    対応した信号に基づき、マーク形成時におけるレーザパ
    ワーの目標値を演算する演算手段と、 前記目標値の上限を制限すると共に、マーク形成中のレ
    ーザパワーが上限値に達したことを検出すると、その時
    から一定時間後に、レーザパワーを固定値に設定する制
    限手段とを有することを特徴とする請求項2又は3記載
    の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部が、前記制限手段によりレー
    ザパワーを前記固定値に設定されてから一定時間経過後
    に前記目標値のレーザパワーでマーク形成させることを
    特徴とする請求項4記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部が、前記検出手段によりディ
    スクからの反射光に対応した信号が予め設定されている
    しきい値より小さくなっている場合と、小さい場合とで
    前記目標値の上限を異なる値にすることを特徴とする請
    求項4又は5記載の光ディスク装置。
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