JPH09282682A - トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法 - Google Patents

トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法

Info

Publication number
JPH09282682A
JPH09282682A JP8545296A JP8545296A JPH09282682A JP H09282682 A JPH09282682 A JP H09282682A JP 8545296 A JP8545296 A JP 8545296A JP 8545296 A JP8545296 A JP 8545296A JP H09282682 A JPH09282682 A JP H09282682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain
signal
tracking servo
tracking
disturbance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8545296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Oshima
洋一 大島
Minoru Hashimoto
稔 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8545296A priority Critical patent/JPH09282682A/ja
Publication of JPH09282682A publication Critical patent/JPH09282682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外乱注入によるトラッキングサーボゲイン自動
調整時に、適切なレベルの外乱信号を印加しないと適切
にゲインの調整ができない。 【解決手段】オプティカルピックアップ10、RF処理
回路20およびA/D変換器31を介して得られたトラ
ッキングエラー信号の振幅eを振幅測定部32で測定す
る。その振幅eに基づいて、トラッキングサーボがデト
ラックすることなく、かつ、適切なS/Nの応答信号が
得られるように、外乱印加部36で印加する外乱信号の
レベル、具体的には、外乱信号である正弦波の振幅Aを
決定する。次に、トラッキングサーボをONにし、サー
ボがかかっている状態で外乱印加部36よりその外乱信
号を印加し、これにより生じるトラッキングエラー信号
よりゲイン測定部34でゲインを測定し、その測定され
たゲインに基づいてゲイン調整アンプ35に対して適切
なゲインを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばコンパク
トディスク(CD)に対して記録/再生を行う光ディス
ク装置に適用されるトラッキングサーボのためのトラッ
キングサーボゲイン自動調整回路とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)や、ミニデ
ィスク(MD)などのいわゆる光ディスクに対して記録
/再生を行う光ディスク装置においては、ディスク状記
録媒体に照射された光の反射光の分布に基づいてトラッ
キングエラー信号を生成し、トラッキングサーボをかけ
ている。そのトラッキングエラー信号の生成方法として
は、主ビームを挟んで配された2つの副ビームからの反
射光の光量を比較する3スポット方式や、1スポットの
光を照射してその反射光の強度分布を利用するプッシュ
プル方式などが用いられている。そのようなトラッキン
グサーボを適切に行うためには、トラッキングエラー信
号に対して適切なゲインをかけて適切なサーボ信号を生
成する必要がある。しかし、検出されるトラッキングエ
ラー信号のレベルは、セットされた光ディスクやそのセ
ットの状態などの種々の条件により変化するため、その
変化に合わせてトラッキングサーボのゲインを調整する
必要がある。
【0003】この調整を自動的に行うこれまでのトラッ
キングサーボゲイン自動調整回路について図6を参照し
て説明する。図6に示す回路においては、光ディスク装
置の電源を投入した時や光ディスクを交換した直後に、
トラッキングサーボをONにし、トラッキングサーボが
かかっている状態で外乱印加部36より加算器37を介
してサーボ信号に外乱を印加する。その結果、この信号
によりトラッキングコイル駆動ドライバ40でオプティ
カルピックアップ10が移動される。次に、この移動に
よりRF処理回路20で検出されたトラッキングエラー
信号に対して、ゲイン測定部34でゲインを測定し、そ
の測定されたゲインに基づいてゲイン調整アンプ35の
ゲインを調整する。なお、RF処理回路20で得られた
トラッキングエラー信号は、A/D変換器31でデジタ
ル信号に変換され、以後の処理はデジタルサーボ回路3
0内においてデジタル処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなゲインの自動調整回路においては、サーボ信号に印
加する外乱信号として、適切なレベルの信号を印加しな
いと適切にゲインの調整ができないという問題がある。
すなわち、元のサーボ信号に対して外乱信号のレベルが
大きすぎると、トラックアウトしてしまい、そもそも適
切にトラッキングサーボをかけることができず、ゲイン
を測定することもできなくなる。また、元のサーボ信号
に対して外乱信号のレベルが小さすぎると、得られたト
ラッキングエラー信号のS/Nが劣化し、やはり正確な
ゲインの測定が行えなくなる。
【0005】したがって、本発明の目的は、入力される
信号のレベルに合わせて適切な外乱信号を印加すること
ができ、これにより適切にトラッキングサーボのゲイン
の測定および調整が行えるトラッキングサーボゲイン自
動調整回路を提供することにある。また、本発明の他の
目的は、そのようなトラッキングサーボゲイン自動調整
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、トラッキングエラー信号の振幅を検出し、この振幅
に応じて印加する外乱信号のレベルを変えるようにし
た。
【0007】したがって、本発明のトラッキングサーボ
ゲイン自動調整回路は、入力されるトラッキングエラー
信号の振幅を測定する振幅測定手段と、該測定されたト
ラッキングエラー信号の振幅に基づいて、該トラッキン
グエラー信号に印加する外乱信号のレベルを決定する外
乱信号レベル決定手段と、前記決定されたレベルの所定
の外乱信号を、前記トラッキングエラー信号に基づく信
号に印加する外乱印加手段と、前記外乱の印加された信
号によるトラッキングサーボの結果得られたトラッキン
グエラー信号に基づいて、当該トラッキングサーボ回路
のゲインを測定するゲイン測定手段と、前記測定された
ゲインに基づいて、該トラッキングサーボ回路が所望の
ゲインを有するように当該回路のゲインを調整するゲイ
ン調整手段とを有する。
【0008】好適には、本発明のトラッキングサーボゲ
イン自動調整回路は、トラッキングサーボがオンされる
前のトラッキングエラー信号に対して前記振幅測定手段
で測定されたトラッキングエラー信号の振幅に基づい
て、該トラッキングエラー信号より少なくともトラッキ
ングサーボに引き込める程度のレベルの信号が生成され
るように、当該トラッキングサーボ回路のゲインを初期
調整するゲイン初期調整手段をさらに有し、前記外乱印
加手段は、前記初期調整されたゲインで増幅されたトラ
ッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボがオ
ンにされた状態で、該トラッキングエラー信号に前記外
乱信号を印加する。
【0009】また、本発明のトラッキングサーボゲイン
自動調整方法は、トラッキングサーボがかかっている状
態でトラッキングサーボ信号に所定の外乱信号を印加
し、該外乱信号の印加に応じて検出されたトラッキング
エラー信号に基づいて、当該トラッキングサーボ回路の
ゲインを測定し、該測定されたゲインに基づいて当該ト
ラッキングサーボ回路のゲインを調整するトラッキング
サーボゲイン自動調整方法であって、トラッキングサー
ボがオンされる前のトラッキングエラー信号の振幅を測
定し、該測定された振幅に基づいて前記印加する外乱信
号のレベルを決定する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のトラッキングサーボゲイ
ン自動調整回路の一実施の形態を図1〜図3を参照して
説明する。図1は、光ディスクに対して記録/再生を行
う光ディスク装置に適用されているトラッキングサーボ
回路の、トラッキングサーボゲイン自動調整回路に係わ
る回路を示す図であり、この回路はオプティカルピック
アップ10、RF処理回路20、トラッキングサーボゲ
イン自動調整回路1およびトラッキングコイル駆動ドラ
イバ40を有する。また、トラッキングサーボゲイン自
動調整回路1は、A/D変換器31、振幅測定部32、
係数乗算器33、ゲイン測定部34、ゲイン調整アンプ
35、外乱印加部36、加算器37およびマイコン50
を有する。なお、トラッキングサーボゲイン自動調整回
路1のマイコン50以外の前記構成部は、デジタルサー
ボ回路30内の回路として構成されている。
【0011】まず、図1に示す回路の各部の構成につい
て説明する。オプティカルピックアップ10は、レーザ
ダイオード(LD)、対物レンズ(OL)、フォトディ
テクタ(PD)などを有する。PDは、所定の形状に分
割されており、LDから光ディスクに照射され光ディス
クで回折・反射された光を各々検出して、その光量に応
じた信号を出力する。RF処理回路20は、オプティカ
ルピックアップ10からの光検出信号に対して所定の処
理を行い、たとえばトラッキングエラー信号TEを検出
し、トラッキングサーボゲイン自動調整回路1に入力す
る。
【0012】トラッキングサーボゲイン自動調整回路1
においては、まず、A/D変換器31において、RF処
理回路20から入力されたトラッキングエラー信号TE
をデジタル信号に変換する。変換された信号は、振幅測
定部32および係数乗算器33に出力される。振幅測定
部32は、A/D変換器31から入力されたデジタル信
号に変換されたトラッキングエラー信号TEの振幅eを
検出する。検出された振幅eは、マイコン50より適宜
読み込み可能にしておく。
【0013】マイコン50は、振幅測定部32で検出さ
れたトラッキングエラー信号TEの振幅eに基づいて、
トラッキングサーボを行うためのトラッキングエラー信
号TE’がほぼ適切なレベルで得られるようにするため
の第1のゲインKと、後述するゲイン微調整動作時に印
加する外乱信号のレベルAを決定する。この第1のゲイ
ンKは、増幅されたトラッキングエラー信号K×TE
が、サーボに引き込める程度のレベルになるように決定
する。また、外乱信号のレベルAは、この外乱信号の印
加によりトラッキングサーボがデトラックすることな
く、かつ、この外乱信号に対する応答が適切なS/Nを
有する信号として観測できる程度のレベルに決定する。
なお、本実施の形態においては、後述するように外乱印
加部36は正弦波信号を外乱信号として出力するもので
あり、マイコン50はその振幅Aを外乱信号のレベルと
して設定する。決定されたゲインKは係数乗算器33
に、レベルAは外乱印加部36に各々設定される。
【0014】第1のゲインKを決定するマイコン50の
動作について図2のフローチャートを参照して説明す
る。まず、電源投入時や光ディスク交換時などで、トラ
ッキングエラー信号のゲインを新たに決定する時には
(ステップS0)、振幅測定部32より検出された振幅
eを読み込む。その振幅eを予め定めた第1の閾値TH
L と比較し(ステップS2)、e≧THLL だった場
合には第1のゲインKを小さいゲインであるK S とする
(ステップS3)。またステップS2において、e<T
HLL だった場合には、さらに振幅eを予め定めた第2
の閾値THLS と比較し(ステップS4)、e≦THL
S だった場合には第1のゲインKを大きなゲインである
L とする(ステップS6)。ステップS4において、
e>THLS だった場合には、第1のゲインKを通常の
ゲインであるKM とする。なお、THLS <THLL
ある。ステップS3,S5,S6において決定したゲイ
ンKを係数乗算器33に設定し(ステップS7)、ゲイ
ンKの設定の処理を終了する(ステップS8)。
【0015】外乱信号のレベルAを決定するマイコン5
0の動作について図3のフローチャートを参照して説明
する。図2に示したゲインKの決定処理と同様に、電源
投入時や光ディスク交換時などにこのレベルAの決定処
理も開始される(ステップS10)。まず、振幅測定部
32より検出された振幅eを読み込む(ステップS1
1)。その振幅eを予め定めた閾値THLA と比較し
(ステップS12)、e≦THLA だった場合には外乱
信号のレベルAを所定の小さい値であるAS に設定する
(ステップS13)。またステップS12において、e
>THLA だった場合には、外乱信号のレベルAを所定
の大きな値であるAL に設定する(ステップS14)。
そして、設定したレベルAを外乱印加部36に設定し
(ステップS15)、レベルAの設定の処理を終了する
(ステップS16)。
【0016】係数乗算器33は、A/D変換器31でデ
ジタル信号に変換されたトラッキングエラー信号TE
を、マイコン50により設定された第1のゲインKを乗
数として増幅し、少なくともサーボに引き込める程度の
レベルのほぼ適切なトラッキングエラー信号に変換す
る。
【0017】ゲイン測定部34は、トラッキングサーボ
がオンにされて、後述するトラッキングサーボゲイン微
調整動作時に、外乱印加部36より出力された外乱信号
が印加された信号に基づいてサーボがかけられて得られ
たトラッキングエラー信号に基づいて、そのデジタルサ
ーボ回路30におけるトラッキングエラー信号のゲイン
を測定する。測定されたゲインは、デジタルサーボ回路
30内の図示せぬ制御部に出力される。図示せぬデジタ
ルサーボ回路30内の制御部においては、トラッキング
エラー信号TEを適切なレベルでトラッキングコイル駆
動ドライバ40に入力するように、トラッキングサーボ
ゲイン微調整動作時に、ゲイン測定部34において検出
されたゲインに基づいてゲイン調整アンプ35のゲイン
を調整する。ゲイン調整アンプ35は、係数乗算器33
より入力されるトラッキングエラー信号を前記調整され
たゲインで増幅して、所望のレベルの信号に変換する。
【0018】外乱印加部36は、トラッキングサーボゲ
イン微調整動作時に、トラッキングエラー信号のレベル
をチェックするためにトラッキングエラー信号に印加す
る外乱としての信号を生成する。その際に、外乱印加部
36は、マイコン50より設定された所定のレベルAと
なるような外乱信号を出力する。本実施の形態において
は、外乱印加部36は1kHzの正弦波を外乱信号とし
て出力するものであり、マイコン50からはこの正弦波
の振幅がレベルを示す信号として設定される。加算器3
7は、ゲイン調整アンプ35より出力されるトラッキン
グエラー信号TEと外乱印加部36で生成された外乱の
信号を加算する。加算された信号はトラッキングコイル
駆動ドライバ40に出力される。なお、通常動作時に
は、外乱印加部36は実質的に動作していないので、外
乱印加部36から入力される信号はなく、加算器37は
ゲイン調整アンプ35の出力をそのままトラッキングコ
イル駆動ドライバ40に出力する。
【0019】トラッキングコイル駆動ドライバ40は、
トラッキングサーボゲイン自動調整回路1より出力され
るトラッキングエラー信号に基づいて、トラッキングコ
イルを駆動し、オプティカルピックアップ10のトラッ
キングを行う。
【0020】次に、トラッキングサーボゲイン自動調整
回路1の動作について説明する。光ディスク装置の電源
を投入した時や、光ディスクを交換した直後で、トラッ
キングサーボがオンされる前に、トラッキングエラー信
号の粗調整と、後に印加する外乱信号のレベルの決定を
行う。まず、オプティカルピックアップ10、RF処理
回路20およびA/D変換器31を介して得られたトラ
ッキングエラー信号の振幅eを振幅測定部32で測定す
る。その振幅eに基づいて、そのトラッキングエラー信
号が少なくともサーボに引き込める程度のレベルを有す
るように、マイコン50が係数乗算器33の第1のゲイ
ンKを調整する。具体的には、このゲインKとしては、
予め定められた3つの値の中のいずれかが設定される。
より具体的には、振幅eが比較的大きければゲインKは
小さな値になるように、振幅eが比較的小さければゲイ
ンKは大きな値になるように設定される。
【0021】また、その振幅eに基づいて、トラッキン
グサーボがデトラックすることなく、かつ、適切なS/
Nの応答信号が得られるように、外乱印加部36で印加
する外乱信号のレベル、具体的には、1kHzの正弦波
の振幅Aを決定する。この振幅Aについては、予め定め
られた大小2つの値のいずれかが設定される。より具体
的には、振幅eが大きければレベルAも大きな値に、振
幅eが小さければレベルAも小さな値に設定される。
【0022】そのようにトラッキングエラー信号のゲイ
ンKの粗調整、および、外乱信号のレベルAの設定を行
った後、次にこのトラッキングサーボ回路のゲインの微
調整を行う。トラッキングサーボをONにし、トラッキ
ングサーボがかかっている状態で外乱印加部36より、
前記設定されたレベルAの外乱信号を印加してトラッキ
ングエラーを生じさせる。そして、それに伴うトラッキ
ングエラー信号に対して、ゲイン測定部34でゲインを
測定し、その測定されたゲインに基づいてゲイン調整ア
ンプ35に対して適切なゲインを設定する。
【0023】このように、本実施の形態のトラッキング
サーボゲイン自動調整回路1においては、まず、トラッ
キングサーボがかかっていない状態でのトラッキングエ
ラー信号の振幅に基づいて、ゲインの粗調整と、印加す
る外乱信号のレベルの調整を行う。そして、そのゲイン
が粗調整された信号を用いてトラッキングサーボをか
け、サーボがかかった状態で外乱信号を印加してゲイン
の微調整を行っている。したがって、電源投入時や光デ
ィスク交換時など、トラッキングエラー信号のレベルが
大きく変化し、たとえば著しく低レベルのプッシュプル
信号が入力された場合などにおいても、適切にサーボを
かけ、適切にゲインを調整することができる。
【0024】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態のトラッキングサーボゲイン自動調整回路1
は、入力されるトラッキングエラー信号の振幅に基づい
て、ゲインの粗調整と外乱信号のレベルの設定とを行
い、種々の入力信号に対して適切にゲインの調整が行え
るようにしている。しかし、これら2つの調整が同時に
必須なものではなく、本発明に係わる外乱信号のレベル
の調整の処理のみを行うような構成にしてもよい。その
ような構成のトラッキングサーボゲイン自動調整回路1
bを図4に示す。図4に示すトラッキングサーボゲイン
自動調整回路1bにおいては、マイコン50は、振幅測
定部32で検出されたトラッキングエラー信号の振幅e
に基づいて外乱印加部36から印加する外乱信号のレベ
ルの設定のみを行う。このような構成にすれば、ゲイン
の自動調整が従来に比して有効に行える上に、図1を参
照して前述したトラッキングサーボゲイン自動調整回路
1よりも回路構成を簡単にすることができる。
【0025】また、図1を参照して前述したトラッキン
グサーボゲイン自動調整回路1においては、デジタルサ
ーボ回路30内において前述した種々の調整処理を行っ
たが、これらの処理はアナログ信号に対しても同様に行
え、そのような処理構成にしてもよい。A/D変換する
前のアナログのトラッキングエラー信号を用いて、ゲイ
ンの粗調整および外乱信号のレベル設定を行うようにし
たトラッキングサーボゲイン自動調整回路1cを図5に
示す。
【0026】図5に示すトラッキングサーボゲイン自動
調整回路1cにおいては、まず、RF処理回路20から
入力されたトラッキングエラー信号TEの振幅eを振幅
測定部32cにおいて検出し、その振幅eに基づいて、
マイコン50において第1のゲインKおよび外乱信号の
レベルAを決定する。そして、そのゲインKは、アナロ
グ乗算器33cに、レベルAは外乱印加部36に各々セ
ットされる。そして、ゲインKで増幅されたアナログ信
号に対して、A/D変換器31でA/D変換を行い、デ
ジタル信号に変換し、そのデジタル信号に対して、ゲイ
ン測定部34以下の回路において前述したのと同様の外
乱注入によるゲインの微調整の処理を行う。このよう
に、本発明はアナログ信号に対しても適用可能であり、
その場合も適切なゲイン調整が行える。
【0027】また、マイコン50におけるゲインKの決
定、および、外乱信号のレベルAの決定方法は、図2お
よび図3のフローチャートに示されるような処理に限定
されるものではない。たとえば振幅eとゲインKおよび
レベルAの関係を予め定めたテーブルを参照して決定し
てもよい。また、ゲインKおよびレベルAの設定値も3
値あるいは2値の中から選択されるものではなく、より
多くの設定値から選択されたり、あるいは所定の演算に
より導出される連続値により設定されるようにしてもよ
い。その他、各部の構成も、任意好適に変更してよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、入力される信号のレベ
ルに合わせて適切な外乱信号を印加することができるの
で、トラッキングサーボのゲインの測定および調整を適
切に行うことができる。その結果、トラッキングサーボ
が適切に行えるトラッキングサーボ回路、および、正確
にトラッキングが行える光ディスク装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であって、光ディスクに
対して記録/再生を行う光ディスク装置に適用されてい
るトラッキングサーボ回路の本発明のトラッキングサー
ボゲイン自動調整回路に係わる回路を示す図である。
【図2】図1に示した回路のマイコンで行われる第1の
ゲインを決定する処理を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した回路のマイコンで行われる外乱信
号のレベルを決定する処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】図1に示した回路の第1の変形例を示す図であ
る。
【図5】図1に示した回路の第2の変形例を示す図であ
る。
【図6】従来のトラッキングサーボゲイン自動調整回路
を示す図である。
【符号の説明】
1…トラッキングサーボゲイン自動調整回路、10…オ
プティカルピックアップ、20…RF処理回路、30…
デジタルサーボ回路、31…A/D変換器、32…振幅
測定部、33…係数乗算器、34…ゲイン測定部、35
…ゲイン調整アンプ、36…外乱印加部、37…加算
器、40…トラッキングコイル駆動ドライバ、50…マ
イコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラッキングサーボ回路のゲインを調整す
    る回路であって、 入力されるトラッキングエラー信号の振幅を測定する振
    幅測定手段と、 該測定されたトラッキングエラー信号の振幅に基づい
    て、該トラッキングエラー信号に印加する外乱信号のレ
    ベルを決定する外乱信号レベル決定手段と、 前記決定されたレベルの所定の外乱信号を、前記トラッ
    キングエラー信号に基づく信号に印加する外乱印加手段
    と、 前記外乱の印加された信号によるトラッキングサーボの
    結果得られたトラッキングエラー信号に基づいて、当該
    トラッキングサーボ回路のゲインを測定するゲイン測定
    手段と、 前記測定されたゲインに基づいて、該トラッキングサー
    ボ回路が所望のゲインを有するように当該回路のゲイン
    を調整するゲイン調整手段とを有するトラッキングサー
    ボゲイン自動調整回路。
  2. 【請求項2】トラッキングサーボがオンされる前のトラ
    ッキングエラー信号に対して前記振幅測定手段で測定さ
    れたトラッキングエラー信号の振幅に基づいて、該トラ
    ッキングエラー信号より少なくともトラッキングサーボ
    に引き込める程度のレベルの信号が生成されるように、
    当該トラッキングサーボ回路のゲインを初期調整するゲ
    イン初期調整手段をさらに有し、 前記外乱印加手段は、前記初期調整されたゲインで増幅
    されたトラッキングエラー信号に基づいてトラッキング
    サーボがオンにされた状態で、該トラッキングエラー信
    号に前記外乱信号を印加し、 前記ゲイン測定手段は前記ゲインの測定を行い、 前記ゲイン調整手段は前記ゲインの調整を行う請求項1
    記載のトラッキングサーボゲイン自動調整回路。
  3. 【請求項3】トラッキングサーボがかかっている状態で
    トラッキングサーボ信号に所定の外乱信号を印加し、該
    外乱信号の印加に応じて検出されたトラッキングエラー
    信号に基づいて、当該トラッキングサーボ回路のゲイン
    を測定し、該測定されたゲインに基づいて当該トラッキ
    ングサーボ回路のゲインを調整するトラッキングサーボ
    ゲイン自動調整方法であって、 トラッキングサーボがオンされる前のトラッキングエラ
    ー信号の振幅を測定し、 該測定された振幅に基づいて前記印加する外乱信号のレ
    ベルを決定するトラッキングサーボゲイン自動調整方
    法。
JP8545296A 1996-04-08 1996-04-08 トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法 Pending JPH09282682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8545296A JPH09282682A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8545296A JPH09282682A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09282682A true JPH09282682A (ja) 1997-10-31

Family

ID=13859284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8545296A Pending JPH09282682A (ja) 1996-04-08 1996-04-08 トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09282682A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100529809B1 (ko) 광디스크시스템을교정하는방법및장치
JP3442984B2 (ja) 光ピックアップの位置制御装置
EP0612063B1 (en) Focus balance automatic adjusting device and method
JP2000163767A (ja) 光学式記録媒体のドライブ装置
US5926445A (en) Waveform controlling device for a tracking error signal
US4661942A (en) Control apparatus for information storage and retrieval system
US6751171B2 (en) Method and apparatus for controlling servo loop amplification according to wobble signals formed in a guide groove of an optical disc
US6560173B2 (en) Servo control apparatus for optical disc player
US6760285B2 (en) Disk device and method for adjusting servo mechanism
JPH09274725A (ja) トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法
JP2000156618A (ja) 利得制御装置及び方法、情報再生装置及び方法並びに情報記録装置及び方法
JPH09282682A (ja) トラッキングサーボゲイン自動調整回路とその方法
JP2001266371A (ja) 情報記録再生装置
KR100244773B1 (ko) 광디스크 플레이어의 옵셋 조정 방법
KR100532494B1 (ko) 광 디스크 장치 및 그 서보 루프 게인 조정 방법
US20060007802A1 (en) Optical disk reproducing device
JP2002230846A (ja) 光ディスク原盤・スタンパの検査装置
JPH0423226A (ja) 光ヘッド制御装置
JPH0714202A (ja) 光ディスク装置
JPH11339284A (ja) 光ディスク装置
JPH08339550A (ja) 光ディスクドライブ装置用制御回路の調整方法
JP2002298388A (ja) 光学装置及び光学式記録情報読取装置
JPS6122442A (ja) 光デイスク装置の自動利得制御装置
JPH08255348A (ja) 情報記録再生装置
JPH04245035A (ja) 光学的情報記録再生装置