JP2002230846A - 光ディスク原盤・スタンパの検査装置 - Google Patents

光ディスク原盤・スタンパの検査装置

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JP2002230846A
JP2002230846A JP2001027001A JP2001027001A JP2002230846A JP 2002230846 A JP2002230846 A JP 2002230846A JP 2001027001 A JP2001027001 A JP 2001027001A JP 2001027001 A JP2001027001 A JP 2001027001A JP 2002230846 A JP2002230846 A JP 2002230846A
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track
error signal
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JP2001027001A
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Hiroyuki Miyata
弘幸 宮田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は光ディスク原盤およびスタンパの信号
を再生し、再生信号の検査を行う光ディスク原盤・スタ
ンパの検査装置を提供する。 【解決手段】検査装置100は、光ディスク原盤・スタ
ンパ101の情報トラックの半径方向の周期的微少変位
に対応する信号振幅をウォブル振幅検出回路111で検
出し、この振幅検出信号(第2ウォブル信号WBL2)
と基準値との信号振幅の比を振幅比較回路112で演算
して、可変ゲイン回路110で、当該比に対応するゲイ
ンでトラックエラー信号TEの信号振幅を増幅し、当該
増幅後のトラックエラー信号TE’で光ピックアップ1
03のトラッキングサーボ制御を行っている。したがっ
て、光ディスク原盤・スタンパ101上の情報トラック
形状に差違があっても、増幅後のトラックエラー信号お
よびそれから派生するウォブル信号を常に同一振幅にし
て、安定したトラッキングサーボ制御・回転制御・アド
レス検出を行うことができ、精度良く検査を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク原盤・
スタンパの検査装置に関し、詳細には、光ディスク原盤
およびスタンパの信号を再生し、再生信号の検査を行う
光ディスク原盤・スタンパの検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの製作においては、通常、フ
ォトリソグラフィ技術により光ディスク原盤を作成し、
この光ディスク原盤をメッキ加工することでスタンパを
作成して、スタンパから成形により光ディスク基板を複
製する。
【0003】光ディスク原盤やスタンパ(以下、必要に
応じて、光ディスク原盤・スタンパという。)は、大量
に複製される光ディスクのもとであるため、厳密な検査
が行われる。光ディスク原盤・スタンパの検査装置は、
ゴミや傷などによるスタンパ表面の欠陥検査を行う検査
装置であり、通常の光ディスク再生・記録装置と同様
に、光ディスク原盤・スタンパの情報トラックに対して
光ピックアップを収束追従させて、再生信号を処理、例
えば、スタンパ反射率の変動・欠落を検出して、これら
を欠陥と見なすことで、欠陥検査を行う。
【0004】そして、光ディスク原盤・スタンパの検査
装置で用いられる光ピックアップスポットを情報トラッ
クに収束追従させる技術は、通常の光ディスク記録再生
装置の技術と同じである。すなわち、スポットを収束さ
せる技術がフォーカシングサーボ、追従させる技術がト
ラッキングサーボであり、これらのサーボを行うため
に、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号が形成
される。例えば、光ディスク原盤・スタンパからの反射
光を4分割ディテクタで受光し、非点収差法やプッシュ
プル法による演算処理を実行することにより、フォーカ
スエラー信号及びトラックエラー信号を生成できる。そ
して、光ディスク原盤・スタンパの検査装置は、これら
のエラー信号に応じて光ピックアップの対物レンズをア
クチュエータを用いて、フォーカス(上下)方向および
ラジアル(半径)方向に変位させるサーボ駆動信号を形
成している。
【0005】図10に非点収差法・プッシュプル法によ
る光ディスク原盤・スタンパ検査装置構成の従来例を示
す。
【0006】図10において、光ディスク原盤またはス
タンパ(光ディスク原盤・スタンパ)1は、ターンテー
ブル2上に搭載されてターンテーブル2により回転さ
れ、ターンテーブル2上の回転される光ディスク原盤・
スタンパ1に光ピックアップ3からレーザビームが照射
される。光ピックアップ3は、半導体レーザー31から
のレーザビームを対物レンズ33で集光し、スポットを
光ディスク原盤・スタンパ1上の情報トラック(図示せ
ず)に収束追従させる。光ピックアップ3またはターン
テーブル2を図示しない送り手段で移動させて、光ピッ
クアップ3を光ディスク原盤・スタンパ1の所定半径位
置へ位置決め・送り駆動させ、対物レンズ33をアクチ
ュエータ35により移動させる。
【0007】光ディスク原盤・スタンパ1の情報トラッ
クからの反射光は、分割プリズム32を経て4分割フォ
トディテクタ34に導入され、フォトディテクタ34
は、入射光を光電変換して再生信号生成回路4、フォー
カスエラー信号生成回路5及びトラックエラー信号生成
回路6に出力する。再生信号生成回路4は、フォトディ
テクタ34の出力から、(A+B+C+D)を演算増幅
して再生信号(SUM)として、欠陥検査部7に出力
し、フォーカスエラー信号生成回路5は、(A+C)−
(B+D)を演算増幅して、焦点ずれを示すフォーカス
エラー信号(FE)としてフォーカシングサーボ回路8
に出力する。フォーカシングサーボ回路8は、フォーカ
スエラー信号(FE)に基づいてアクチュエータ35を
フォーカス方向に駆動制御して、スポットを情報トラッ
クに収束させる。さらに、トラックエラー信号生成回路
6は、(A+D)−(B+C)を演算増幅して、情報ト
ラックに対する位置誤差を示すトラックエラー信号(T
E)としてトラッキングサーボ回路9に出力し、トラッ
キングサーボ回路8は、トラックエラー信号(TE)に
基づいてアクチュエータ35をラジアル方向に駆動制御
して、スポットを情報トラックに追従させる。
【0008】トラックエラー信号は、図11に示すよう
に、光スポットの情報トラック横断で発生する。
【0009】さらに、CD−R/RW等では、情報トラ
ックがトラック中心に対して正弦的な繰り返し微小変位
(ウォブルトラック)を形成しており、トラックエラー
信号からウォブルトラック変位成分帯域だけをウォブル
信号(WBL)として、バンドパスフィルタ(図示せ
ず)で取り出している。ウォブル周波数は、情報トラッ
ク真円度ずれや偏心の周波数より高域にあるため、トラ
ッキングサーボ動作中でも正弦波状に検出され(逆にサ
ーボ回路に供給するトラックエラー信号はウォブル成分
を取り除くため、ローパスフィルタが必要)、ターンテ
ーブルの回転制御は、その周波数検出で行なうことがで
きる。このウォブル信号の様子は、図12に示される。
また、CD−R/RW等では、ウォブル信号WBLの周
波数のFM変調によってアドレスデータが記録されてお
り、その検出で記録アドレスを読み取っている。
【0010】このように、フォーカスエラー信号・トラ
ックエラー信号・ウォブル信号は、光ピックアップの照
射光量変動や光ディスク原盤やスタンパの反射率変動の
影響を受けやすいため、反射光量に比例する再生信号
(A+B+C+D)で規格化して利用する場合もある。
【0011】そして、光ディスクスタンパは、最終製品
である光ディスク基板を成形するための金型であり、光
ディスク基板における情報トラック形状の均一性を優先
させるために、あえてスタンパにおいて情報トラック溝
の形状を不均一に製作する場合がある。そのようなスタ
ンパを得るためには、光ディスク原盤においても情報ト
ラック溝の形状も不均一に製作される。トラックエラー
信号と情報トラック溝の形状には密接な関係があり、こ
のような場合、同一光ディスク原盤・スタンパ内であっ
ても、場所によってトラックエラー信号の振幅レベルが
異なる。例えば、図13に示すように、情報トラック溝
深さが内外で異なる場合、溝深さに対応してトラックエ
ラー信号振幅が変化する。その結果、見かけ上のサーボ
感度が、場所ごとに変化してトラッキングサーボ制御が
不安定になり、最悪の場合、トラックはずれを起こすこ
とになる。さらに、CD−R/RW等においては、上述
のように、トラックエラー信号からウォブル信号が形成
されて回転制御やアドレス検出に利用されるが、ウォブ
ル信号振幅はトラックエラー信号振幅に比例するため、
上述のようなトラックエラー信号振幅の低下に対応し
て、ウォブル信号振幅も低下することになり、回転制御
精度の悪化やアドレス信号の読み取りエラーの発生を招
くことになる。
【0012】このように情報トラック溝形状が光ディス
ク原盤・スタンパ面上で不均一な場合、トラックエラー
信号・ウォブル信号の振幅変動により、トラックはず
れ、回転精度低下、アドレス読み取りエラーの可能性が
高まり、本来行いたい欠陥検査を精度よく実行すること
ができず、悪くすると途中停止する状態が発生する。こ
のようなトラックエラー信号・ウォブル信号振幅の情報
トラック溝形状依存性は、プッシュプル法や3ビーム法
において顕著である。
【0013】そこで、従来、共通の検査装置を利用し、
CD・光磁気ディスク等のトラックエラー信号レベルが
異なる光ディスクスタンパに対して安定的にトラッキン
グ制御を行うために、検査をはじめる前にレベル調整す
ることで、異なる光ディスクスタンパ間でトラックエラ
ー信号レベルを同一にし、安定的なトラッキング制御を
行おうとする技術が提案されている(特開平5−274
724号公報、特開平7−14199号公報等参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の公報記載の技術にあっては、レベル設定後は
調整が行えないため、同一光ディスク原盤・スタンパ内
でトラックエラー信号レベルが異なる場合には、安定的
なトラッキング制御を行うことができないという問題が
あった。
【0015】そこで、本発明は、ウォブルトラックを有
する光ディスク原盤・スタンパに対し、同一光ディスク
原盤・スタンパ内でトラックエラー信号レベルが異なる
場合にも、安定的なトラッキング制御を行うことのでき
る光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供すること
を目的としている。
【0016】具体的には、請求項1記載の発明は、回転
駆動されるターンテーブル上に光ディスク原盤とスタン
パのいずれかが載置され、フォーカシング及びトラッキ
ング制御を行う光ピックアップから光ディスク原盤また
はスタンパに光を照射するとともに、光ピックアップま
たはターンテーブルの少なくともいずれか一方を相対変
位させて光ディスク原盤またはスタンパの半径方向に周
期的微少変位を有する情報トラックのトラック中心に対
して光ピックアップを追従させて検査動作を行うに際し
て、情報トラックの半径方向の周期的微少変位に対応す
る信号振幅を検出し、当該検出した振幅検出信号と予め
設定された基準値との信号振幅の比を演算して、可変可
能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可変増幅手
段で、当該比に対応するゲインでトラックエラー信号の
信号振幅を増幅し、当該増幅後のトラックエラー信号で
光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行うことに
より、トラックエラー信号振幅を基準振幅に増幅して、
光ディスク原盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違
があっても、増幅後のトラックエラー信号およびそれか
ら派生するウォブル信号を常に同一振幅にして、安定し
たトラッキングサーボ制御・回転制御・アドレス検出を
行い、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エ
ラー等による検査動作の途中停止を防止して、精度良く
検査を行うことのできる光ディスク原盤・スタンパの検
査装置を提供することを目的としている。
【0017】請求項2記載の発明は、回転駆動されるタ
ーンテーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれか
が載置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行
う光ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに
光を照射するとともに、光ピックアップまたはターンテ
ーブルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光デ
ィスク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位
を有する情報トラックのトラック中心に対して光ピック
アップを追従させて検査動作を行うに際して、タイミン
グデータ保持手段の保持する単一または複数のタイミン
グデータに基づいて生成されるタイミング信号に同期し
て、振幅検出手段の検出した情報トラックの半径方向の
周期的微少変位に対応する信号振幅をA/D変換手段を
介して取得して、当該信号振幅と予め設定された基準値
との比を演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信
号を、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を増
幅する可変増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選
択信号に対応するゲインでトラックエラー信号の信号振
幅を増幅して、所定タイミングで間欠的にゲイン切り換
えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアッ
プのトラッキングサーボ制御を行うことにより、光ディ
スク原盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違があっ
ても、増幅後のトラックエラー信号及びそれから派生す
るウォブル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラ
ッキングサーボ制御・回転制御・アドレス検出を行い、
トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等
による検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を
行うとともに、デジタル回路で構成して、回路構成を簡
単にしつつ、経時変化や環境に対する安定性を向上させ
ることのできる光ディスク原盤・スタンパの検査装置を
提供することを目的としている。
【0018】請求項3記載の発明は、タイミングデータ
保持手段を、タイミングデータが任意に設定変更可能な
ものとすることにより、タイミングデータを光ディスク
原盤・スタンパの情報トラック溝形状分布にあわせて設
定し、よい一層安定したトラッキングサーボ制御・回転
制御・アドレス検出を行って、トラックはずれ・回転精
度低下・アドレス検出エラー等による検査動作の途中停
止をより一層適切に防止して、精度良く検査を行うこと
のできる光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供す
ることを目的としている。
【0019】請求項4記載の発明は、回転駆動されるタ
ーンテーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれか
が載置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行
う光ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに
光を照射するとともに、光ピックアップまたはターンテ
ーブルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光デ
ィスク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位
を有する情報トラックのトラック中心に対して光ピック
アップを追従させて検査動作を行うに際して、位置デー
タ保持手段の保持する単一または複数の位置データに基
づいて生成されるタイミング信号に同期して、振幅検出
手段の検出した信号振幅をA/D変換手段を介して取得
して、当該信号振幅と予め設定された基準値との比を演
算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切り
換え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可変
増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に対
応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅し
て、所定の光ピックアップ位置で間欠的にゲイン切り換
えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアッ
プのトラッキングサーボ制御を行うことにより、光ディ
スク原盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違があっ
ても、増幅後のトラックエラー信号及びそれから派生す
るウォブル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラ
ッキングサーボ制御・回転制御・アドレス検出を行い、
トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等
による検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を
行うとともに、トラックエラー信号の増幅ゲインの切り
換えを光ディスク原盤・スタンパの半径の指定で行うこ
とのできる光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供
することを目的としている。
【0020】請求項5記載の発明は、位置データ保持手
段を、位置データが任意に設定変更可能なものとするこ
とにより、トラックエラー信号の増幅ゲインの切り換え
タイミングの設定を、光ディスク原盤・スタンパの半径
指定で任意に行えるようにし、個々の光ディスク原盤・
スタンパの情報トラック溝形状分布にあわせたゲイン切
り換えを行うことのできる光ディスク原盤・スタンパの
検査装置を提供することを目的としている。
【0021】請求項6記載の発明は、回転駆動されるタ
ーンテーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれか
が載置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行
う光ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに
光を照射するとともに、光ピックアップまたはターンテ
ーブルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光デ
ィスク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位
を有する情報トラックのトラック中心に対して光ピック
アップを追従させて検査動作を行うに際して、アドレス
データ保持手段の保持する単一または複数のアドレスデ
ータとアドレス検出手段の検出した情報トラックのアド
レスに基づいて生成されるタイミング信号に同期して振
幅検出手段の検出した信号振幅をA/D変換手段を介し
て取得して、当該信号振幅と予め設定された基準値との
比を演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号
を、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅
する可変増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択
信号に対応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅
を増幅して、所定の光ピックアップ位置で間欠的にゲイ
ン切り換えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピ
ックアップのトラッキングサーボ制御を行うことによ
り、光ディスク原盤・スタンパ上の情報トラック形状に
差違があっても、増幅後のトラックエラー信号及びそれ
から派生するウォブル信号を略基準値近傍に保って、安
定したトラッキングサーボ制御・回転制御・アドレス検
出を行い、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検
出エラー等による検査動作の途中停止を防止して、精度
良く検査を行うとともに、トラックエラー信号の増幅ゲ
インの切り換えを光ディスク原盤・スタンパの情報トラ
ックアドレスの指定で行うことのできる光ディスク原盤
・スタンパの検査装置を提供することを目的としてい
る。
【0022】請求項7記載の発明は、アドレスデータ保
持手段を、アドレスデータが任意に設定変更可能なもの
とすることにより、トラックエラー信号の増幅ゲインの
切り換えタイミングの設定を、光ディスク原盤・スタン
パの情報トラックアドレス指定で任意に行えるように
し、個々の光ディスク原盤・スタンパの情報トラック溝
形状分布にあわせたゲイン切り換えを行うことのできる
光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供することを
目的としている。
【0023】請求項8記載の発明は、基準値を任意に設
定変更可能とすることにより、環境や経年変化による同
一化後のトラックエラー信号振幅の変化をなくすことの
できる光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供する
ことを目的としている。
【0024】請求項9記載の発明は、トラックエラー信
号をプッシュプル法または3ビーム法で生成することに
より、特に情報トラック溝形状の影響を受けやすいプッ
シュプル法または3ビーム法により生成されるトラック
エラー信号振幅を効果的に同一化し、同一化後のトラッ
クエラー信号振幅の変化をより一層なくすことのできる
光ディスク原盤・スタンパの検査装置を提供することを
目的としている。
【0025】請求項10記載の発明は、全光量で規格化
されたトラックエラー信号を、信号振幅の検出及び振幅
増幅の対象とすることにより、照射パワー変動のトラッ
クエラー振幅への寄与をなくすことのできる光ディスク
原盤・スタンパの検査装置を提供することを目的として
いる。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
ディスク原盤・スタンパの検査装置は、回転駆動される
ターンテーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれ
かが載置され、フォーカシング及びトラッキング制御を
行う光ピックアップから前記光ディスク原盤またはスタ
ンパに光を照射するとともに、光ピックアップまたはタ
ーンテーブルの少なくともいずれか一方を相対変位させ
て光ディスク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微
少変位を有する情報トラックのトラック中心に対して光
ピックアップを追従させて検査動作を行う光ディスク原
盤・スタンパの検査装置において、可変可能なゲインで
トラックエラー信号を増幅する可変増幅手段と、前記可
変増幅手段の手前で前記情報トラックの半径方向の周期
的微少変位に対応する信号振幅を検出する振幅検出手段
と、予め設定された基準値と前記振幅検出信号の検出し
た前記信号振幅の比を演算して前記可変増幅手段に出力
する比較演算手段と、を備え、前記可変増幅手段が、前
記比較演算手段から入力される前記比に対応するゲイン
で前記トラックエラー信号の信号振幅を増幅し、当該増
幅後のトラックエラー信号で前記光ピックアップのトラ
ッキングサーボ制御を行うことにより、上記目的を達成
している。
【0027】上記構成によれば、回転駆動されるターン
テーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載
置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光
ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を
照射するとともに、光ピックアップまたはターンテーブ
ルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディス
ク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有
する情報トラックのトラック中心に対して光ピックアッ
プを追従させて検査動作を行うに際して、情報トラック
の半径方向の周期的微少変位に対応する信号振幅を検出
し、当該検出した振幅検出信号と予め設定された基準値
との信号振幅の比を演算して、可変可能なゲインでトラ
ックエラー信号を増幅する可変増幅手段で、当該比に対
応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅
し、当該増幅後のトラックエラー信号で光ピックアップ
のトラッキングサーボ制御を行うので、トラックエラー
信号振幅を基準振幅に増幅して、光ディスク原盤・スタ
ンパ上の情報トラック形状に差違があっても、増幅後の
トラックエラー信号およびそれから派生するウォブル信
号を常に同一振幅にして、安定したトラッキングサーボ
制御・回転制御・アドレス検出を行うことができ、トラ
ックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等によ
る検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を行う
ことができる。
【0028】請求項2記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置は、回転駆動されるターンテーブル上
に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フ
ォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピックアッ
プから前記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射す
るとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの少
なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤
またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する情
報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを追
従させて検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検
査装置において、切り換え可能なゲインでトラックエラ
ー信号を増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の
手前で前記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に
対応する信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅
検出手段の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D
変換手段と、単一または複数のタイミングデータを保持
するタイミングデータ保持手段と、当該タイミングデー
タ保持手段の保持するタイミングデータに基づいてタイ
ミング信号を生成するタイミング生成手段と、前記タイ
ミング生成手段の生成する前記タイミング信号に同期し
て前記振幅検出手段の検出した前記信号振幅を前記A/
D変換手段を介して取得して、当該信号振幅と予め設定
された基準値との比を演算し、当該比に最も近い実装ゲ
インの選択信号を前記可変増幅手段に出力する制御手段
と、を備え、前記可変増幅手段が、前記選択信号に対応
するゲインで前記トラックエラー信号の信号振幅を増幅
し、所定タイミングで間欠的にゲイン切り換えされた前
記増幅後のトラックエラー信号で、前記光ピックアップ
のトラッキングサーボ制御を行うことにより、上記目的
を達成している。
【0029】上記構成によれば、回転駆動されるターン
テーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載
置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光
ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を
照射するとともに、光ピックアップまたはターンテーブ
ルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディス
ク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有
する情報トラックのトラック中心に対して光ピックアッ
プを追従させて検査動作を行うに際して、タイミングデ
ータ保持手段の保持する単一または複数のタイミングデ
ータに基づいて生成されるタイミング信号に同期して、
振幅検出手段の検出した情報トラックの半径方向の周期
的微少変位に対応する信号振幅をA/D変換手段を介し
て取得して、当該信号振幅と予め設定された基準値との
比を演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号
を、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅
する可変増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択
信号に対応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅
を増幅して、所定タイミングで間欠的にゲイン切り換え
された増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアップ
のトラッキングサーボ制御を行うので、光ディスク原盤
・スタンパ上の情報トラック形状に差違があっても、増
幅後のトラックエラー信号及びそれから派生するウォブ
ル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラッキング
サーボ制御・回転制御・アドレス検出を行うことがで
き、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラ
ー等による検査動作の途中停止を防止して、精度良く検
査を行うことができるとともに、デジタル回路で構成し
て、回路構成を簡単にしつつ、経時変化や環境に対する
安定性を向上させることができる。
【0030】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記タイミングデータ保持手段は、前記タイミン
グデータが任意に設定変更可能であってもよい。
【0031】上記構成によれば、タイミングデータ保持
手段を、タイミングデータが任意に設定変更可能なもの
としているので、タイミングデータを光ディスク原盤・
スタンパの情報トラック溝形状分布にあわせて設定する
ことができ、よい一層安定したトラッキングサーボ制御
・回転制御・アドレス検出を行って、トラックはずれ・
回転精度低下・アドレス検出エラー等による検査動作の
途中停止をより一層適切に防止して、精度良く検査を行
うことができる。
【0032】請求項4記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置は、回転駆動されるターンテーブル上
に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フ
ォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピックアッ
プから前記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射す
るとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの少
なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤
またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する情
報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを追
従させて検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検
査装置において、切り換え可能なゲインでトラックエラ
ー信号を増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の
手前で前記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に
対応する信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅
検出手段の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D
変換手段と、単一または複数の位置データを保持する位
置データ保持手段と、前記光ピックアップの前記ターン
テーブルの回転中心に対する相対位置を検出する位置検
出手段と、前記位置データ保持手段の保持する位置デー
タと前記位置検出手段の検出した前記光ピックアップの
位置に基づいてタイミング信号を生成するタイミング生
成手段と、前記タイミング生成手段の生成する前記タイ
ミング信号に同期して前記振幅検出手段の検出した前記
信号振幅を前記A/D変換手段を介して取得して、当該
信号振幅と予め設定された基準値との比を演算し、当該
比に最も近い実装ゲインの選択信号を前記可変増幅手段
に出力する制御手段と、を備え、前記可変増幅手段が、
前記選択信号に対応するゲインで前記トラックエラー信
号の信号振幅を増幅し、所定の光ピックアップ位置で間
欠的にゲイン切り換えされた前記増幅後のトラックエラ
ー信号で、前記光ピックアップのトラッキングサーボ制
御を行うことにより、上記目的を達成している。
【0033】上記構成によれば、回転駆動されるターン
テーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載
置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光
ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を
照射するとともに、光ピックアップまたはターンテーブ
ルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディス
ク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有
する情報トラックのトラック中心に対して光ピックアッ
プを追従させて検査動作を行うに際して、位置データ保
持手段の保持する単一または複数の位置データに基づい
て生成されるタイミング信号に同期して、振幅検出手段
の検出した信号振幅をA/D変換手段を介して取得し
て、当該信号振幅と予め設定された基準値との比を演算
し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切り換
え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可変増
幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に対応
するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅し
て、所定の光ピックアップ位置で間欠的にゲイン切り換
えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアッ
プのトラッキングサーボ制御を行うので、光ディスク原
盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違があっても、
増幅後のトラックエラー信号及びそれから派生するウォ
ブル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラッキン
グサーボ制御・回転制御・アドレス検出を行うことがで
き、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラ
ー等による検査動作の途中停止を防止して、精度良く検
査を行うことができるとともに、トラックエラー信号の
増幅ゲインの切り換えを光ディスク原盤・スタンパの半
径の指定で行うことができる。
【0034】この場合、例えば、請求項5に記載するよ
うに、前記位置データ保持手段は、前記位置データが任
意に設定変更可能であってもよい。
【0035】上記構成によれば、位置データ保持手段
を、位置データが任意に設定変更可能なものとしている
ので、トラックエラー信号の増幅ゲインの切り換えタイ
ミングの設定を、光ディスク原盤・スタンパの半径指定
で任意に行えるようにすることができ、個々の光ディス
ク原盤・スタンパの情報トラック溝形状分布にあわせた
ゲイン切り換えを行うことができる。
【0036】請求項6記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置は、回転駆動されるターンテーブル上
に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フ
ォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピックアッ
プから前記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射す
るとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの少
なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤
またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する情
報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを追
従させて検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検
査装置において、切り換え可能なゲインでトラックエラ
ー信号を増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の
手前で前記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に
対応する信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅
検出手段の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D
変換手段と、単一または複数のアドレスデータを保持す
るアドレスデータ保持手段と、前記情報トラックのアド
レスを検出するアドレス検出手段と、前記アドレスデー
タ保持手段の保持する前記アドレスデータと前記アドレ
ス検出手段の検出した前記情報トラックのアドレスに基
づいてタイミング信号を生成するタイミング生成手段
と、前記タイミング生成手段の生成する前記タイミング
信号に同期して前記振幅検出手段の検出した前記信号振
幅を前記A/D変換手段を介して取得して、当該信号振
幅と予め設定された基準値との比を演算し、当該比に最
も近い実装ゲインの選択信号を前記可変増幅手段に出力
する制御手段と、を備え、前記可変増幅手段が、前記選
択信号に対応するゲインで前記トラックエラー信号の信
号振幅を増幅し、所定の情報トラックアドレスで間欠的
にゲイン切り換えされた前記増幅後のトラックエラー信
号で、前記光ピックアップのトラッキングサーボ制御を
行うことにより、上記目的を達成している。
【0037】上記構成によれば、回転駆動されるターン
テーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載
置され、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光
ピックアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を
照射するとともに、光ピックアップまたはターンテーブ
ルの少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディス
ク原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有
する情報トラックのトラック中心に対して光ピックアッ
プを追従させて検査動作を行うに際して、アドレスデー
タ保持手段の保持する単一または複数のアドレスデータ
とアドレス検出手段の検出した情報トラックのアドレス
に基づいて生成されるタイミング信号に同期して振幅検
出手段の検出した信号振幅をA/D変換手段を介して取
得して、当該信号振幅と予め設定された基準値との比を
演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切
り換え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可
変増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に
対応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅
して、所定の光ピックアップ位置で間欠的にゲイン切り
換えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピックア
ップのトラッキングサーボ制御を行うので、光ディスク
原盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違があって
も、増幅後のトラックエラー信号及びそれから派生する
ウォブル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラッ
キングサーボ制御・回転制御・アドレス検出を行うこと
ができ、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出
エラー等による検査動作の途中停止を防止して、精度良
く検査を行うことができるとともに、トラックエラー信
号の増幅ゲインの切り換えを光ディスク原盤・スタンパ
の情報トラックアドレスの指定で行うことができる。
【0038】この場合、例えば、請求項7に記載するよ
うに、前記アドレスデータ保持手段は、前記アドレスデ
ータが任意に設定変更可能であってもよい。
【0039】上記構成によれば、アドレスデータ保持手
段を、アドレスデータが任意に設定変更可能なものとし
ているので、トラックエラー信号の増幅ゲインの切り換
えタイミングの設定を、光ディスク原盤・スタンパの情
報トラックアドレス指定で任意に行えるようにすること
ができ、個々の光ディスク原盤・スタンパの情報トラッ
ク溝形状分布にあわせたゲイン切り換えを行うことがで
きる。
【0040】上記各場合、例えば、請求項8に記載する
ように、前記検査装置は、前記基準値を任意に設定変更
可能であってもよい。
【0041】上記構成によれば、基準値を任意に設定変
更可能としているので、環境や経年変化による同一化後
のトラックエラー信号振幅の変化をなくすことができ
る。
【0042】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記検査装置は、前記トラックエラー信号をプッシ
ュプル法または3ビーム法で生成するものであってもよ
い。
【0043】上記構成によれば、トラックエラー信号を
プッシュプル法または3ビーム法で生成するので、特に
情報トラック溝形状の影響を受けやすいプッシュプル法
または3ビーム法により生成されるトラックエラー信号
振幅を効果的に同一化することができ、同一化後のトラ
ックエラー信号振幅の変化をより一層なくすことができ
る。
【0044】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記検査装置は、全光量で規格化されたトラック
エラー信号を、前記信号振幅の検出及び振幅増幅の対象
とするものであってもよい。
【0045】上記構成によれば、全光量で規格化された
トラックエラー信号を、信号振幅の検出及び振幅増幅の
対象としているので、照射パワー変動のトラックエラー
振幅への寄与をなくすことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0047】図1〜図4は、本発明の光ディスク原盤・
スタンパの検査装置の第1の実施の形態を示す図であ
り、本実施の形態は、請求項1、請求項8〜請求項10
に対応するものである。
【0048】図1は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の第1の実施の形態を適用した光ディスク
原盤・スタンパの検査装置100の構成図である。
【0049】図1において、光ディスク原盤・スタンパ
の検査装置100は、光ディスク原盤またはスタンパ
(光ディスク原盤・スタンパ)101の搭載されるター
ンテーブル102、光ピックアップ103、再生信号生
成回路104、フォーカスエラー信号生成回路105、
トラックエラー信号生成回路106、欠陥検査部10
7、フォーカシングサーボ回路108、トラッキングサ
ーボ回路109、可変ゲイン回路110、ウォブル振幅
検出回路111及び振幅比較回路112等を備えてお
り、上記光ピックアップ103は、半導体レーザ13
1、分割プリズム132、対物レンズ133、4分割フ
ォトディテクタ134及びアクチュエータ135等を備
えている。
【0050】検査装置1は、ターンテーブル102上に
搭載されている光ディスク原盤・スタンパ101を、タ
ーンテーブル102により回転駆動し、この光ディスク
原盤・スタンパ101に光ピックアップ103からレー
ザビームを照射する。光ピックアップ103は、半導体
レーザ131からのレーザビームを対物レンズ133で
集光して、スポットを光ディスク原盤・スタンパ101
上の情報トラックに収束追従させる。
【0051】ターンテーブル102は、図示しない回転
機構で回転駆動され、光ピックアップ103は、この回
転駆動されるターンテーブル102上の光ディスク原盤
・スタンパ101に光を照射する。
【0052】検査装置100は、光ピックアップ103
または光ディスク原盤・スタンパ101を光ディスク原
盤・スタンパ101の所定半径位置へ位置決め・送り駆
動させ、光ピックアップ103の対物レンズ133をア
クチュエータ135により移動させる。
【0053】光ピックアップ103から光ディスク原盤
・スタンパ101に照射されたレーザビームは、光ディ
スク原盤・スタンパ101の情報トラックからで反射さ
れ、当該反射光は、分割プリズム132を経て4分割フ
ォトディテクタ134に導入される。フォトディテクタ
134は、入射光を光電変換して再生信号生成回路10
4、フォーカスエラー信号生成回路105及びトラック
エラー信号生成回路106に出力する。
【0054】再生信号生成回路104は、フォトディテ
クタ134の出力から、(A+B+C+D)を演算増幅
して再生信号(SUM)として、欠陥検査部107に出
力し、フォーカスエラー信号生成回路105は、(A+
C)−(B+D)を演算増幅して、焦点ずれを示すフォ
ーカスエラー信号FEとしてフォーカシングサーボ回路
108に出力する。フォーカシングサーボ回路108
は、フォーカスエラー信号FEに基づいてアクチュエー
タ135をフォーカス方向に駆動制御して、スポットを
情報トラックに収束させる。
【0055】さらに、トラックエラー信号生成回路10
6は、(A+D)−(B+C)を演算増幅して、情報ト
ラックに対する位置誤差を示すトラックエラー信号TE
として、可変ゲイン回路110及びウォブル振幅検出回
路111に出力する。
【0056】可変ゲイン回路(可変増幅手段)110
は、例えば、図2に示すように、乗算回路120等を利
用して構成されており、トラックエラー信号生成回路1
06とトラッキングサーボ回路109の間に配設されて
いる。可変ゲイン回路110は、振幅比較回路112か
ら入力されるゲイン設定電圧に基づいて、トラックエラ
ー信号生成回路106から入力されるトラックエラー信
号TEの増幅ゲインを可変して、トラックエラー信号T
E’としてトラッキングサーボ回路109に出力すると
ともに、第1のウォブル信号(WBL1)として出力し
て、アドレス検出及び回転制御に利用される。そして、
可変ゲイン回路110の出力信号TE’の振幅TA’
は、設定ゲインγのとき、TA’=γTAの関係にな
る。なお、回転制御やアドレス検出に利用される第1の
ウォブル信号WBL1は、可変ゲイン回路110の後段
で分離・抽出される。
【0057】トラッキングサーボ回路109は、可変ゲ
イン回路110から入力されるトラックエラー信号T
E’に基づいて、アクチュエータ135をラジアル方向
に駆動制御して、スポットを情報トラックに追従させ
る。
【0058】ウォブル振幅検出回路(振幅検出手段)1
11は、トラックエラー信号生成回路106からのトラ
ックエラー信号TEを可変ゲイン回路110の入力手前
で分岐して、第2のウォブル信号WBL2を抽出し、そ
の振幅電圧を振幅比較回路112に出力する。ウォブル
振幅検出回路111は、例えば、第1のウォブル信号W
BL1を抽出するためのバンドパスフィルタ(BPF)
と同じ帯域のバンドパスフィルタ(BPF)と振幅検出
回路で構成される。
【0059】振幅比較回路(比較演算手段)112は、
例えば、図3に示すように、除算回路121で構成さ
れ、外部から設定される基準電圧と入力信号である第2
のウォブル信号WBL2の振幅を比較演算して、基準電
圧÷入力信号振幅をゲイン設定電圧として可変ゲイン回
路110に出力する。いま、振幅比較回路112の入力
信号はWBL2振幅電圧であり、基準電圧とWBL2振
幅電圧をそれぞれRA・WAとすると、ゲイン設定電圧
としてγ=RA÷WAが可変ゲイン回路110に出力さ
れることになる。
【0060】本実施の形態の検査装置100では、CD
−R/RWなどで利用されるウォブルトラックから得ら
れるウォブル信号は、トラッキングサーボ中も検出可能
であることから、トラックサーボ動作中にウォブル信号
振幅を検出して、基準値と比較することで必要増幅ゲイ
ン(ゲイン設定電圧)を求め、そのゲインあるいは近似
値をもってトラックエラー信号TEを増幅して、光ディ
スク原盤・スタンパ101の面内で溝形状が変化して
も、トラックエラー信号TEおよびそれから派生するウ
ォブル信号振幅WBLが略一定に保たれるようにしてい
る。
【0061】すなわち、検査装置100では、ゲイン設
定電圧が基準電圧に対する第2のウォブル信号WBL2
の振幅の逆比であるため、可変ゲイン回路110後の第
1ウォブル信号WBL1の振幅は、基準電圧に等しく、
また、トラックエラー信号TEとウォブル信号WBLが
比例するため、可変ゲイン回路110後のトラックエラ
ー信号TE’の振幅は、基準電圧の定倍となる。
【0062】すなわち、光ディスク原盤・スタンパ10
1の情報トラック溝形状の違いにより、光ピックアップ
103から得られるトラッククエラー信号TEの振幅が
異っても、トラッキングサーボ回路109に供給される
トラックエラー信号TE’と回転制御やアドレス検出に
利用される第1のウォブル信号WBL1は、図4に示す
ように、一定振幅になる。
【0063】そして、振幅比較回路112に入力される
基準電圧を、可変抵抗などで可変設定可能にすると、経
年変化や観察上の要請などによる振幅一定化後のトラッ
クエラー信号・ウォブル信号の振幅変化の調整を行うこ
とができる。
【0064】また、トラックエラー信号生成回路106
からのトラックエラー信号TEとしては、全光量で規格
化した((A+D)−(B+C))÷(A+B+C+
D)を利用することもでき、このようにすると、光ピッ
クアップ103の照射光量変動や光ディスク原盤・スタ
ンパ101の反射率変動の影響をキャンセルすることが
でき、好適である。
【0065】図5〜図7は、本発明の光ディスク原盤・
スタンパの検査装置の第2の実施の形態を示す図であ
り、本実施の形態は、請求項2、請求項3、請求項8〜
請求項10に対応するものである。
【0066】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の光ディスク原盤・スタンパの検査装置100と同
様の検査装置に適用したものであり、本実施の形態の説
明において上記第1の実施の形態の検査装置100と同
様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。
【0067】図5は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置200の構成図であり、光ディスク原盤・
スタンパの検査装置200は、上記第1の実施の形態の
検査装置100と同様の光ディスク原盤・スタンパ10
1の搭載されるターンテーブル102、光ピックアップ
103、再生信号生成回路104、フォーカスエラー信
号生成回路105、トラックエラー信号生成回路10
6、欠陥検査部107、フォーカシングサーボ回路10
8、トラッキングサーボ回路109、ウォブル振幅検出
回路111及び振幅比較回路112等を備えているとと
もに、ゲイン切り換え回路201、ADコンバータ20
2、タイミングテーブル203、タイミング生成回路2
04及びシステムコントローラ205等を備えている。
【0068】ゲイン切り換え回路(可変増幅手段)20
1は、トラックエラー信号生成回路106とトラッキン
グサーボ回路109の間に配設されており、入力信号で
あるトラックエラー信号TEの増幅ゲインを切り換え
る。ゲイン切り換え回路201は、例えば、図6に示す
ように、複数の増幅回路AP1〜APnとこれらの複数
の増幅回路AP1〜APnを切り換えて選択するアナロ
グスイッチ等で構成された選択回路SW1、SW2で、
あるいは、図示しないが、単一の増幅回路と複数の増幅
抵抗の組み合わせと複数の増幅抵抗を切り換えて選択す
る選択回路等で構成されている。ゲイン切り換え回路2
01には、システムコントローラ205からゲイン切り
換え選択信号が入力され、ゲイン切り換え回路201
は、このシステムコントローラ205からのゲイン切り
換え選択信号に基づいて増幅ゲインの切替を行う。
【0069】タイミングテーブル(タイミングデータ保
持手段)203は、1つまたは複数のタイミングデータ
をテーブル形式で保持し、保持するデータの内容は外部
から設定変更可能となっている。タイミング生成回路
(タイミング生成手段)204は、タイミングテーブル
203に基づく所定タイミングでタイミング信号をシス
テムコントローラ205に逐次出力する。
【0070】システムコントローラ(制御手段)205
は、タイミング生成回路204から入力されるタイミン
グ信号に同期して、ADコンバータ202に変換指令を
与えて、ADコンバータ202を介して、基準電圧とウ
ォブル信号WBL2の振幅電圧を読み取るとともに、γ
=RA(基準電圧)÷WA(WBL2振幅電圧)を計算
し、ゲイン切換え回路201の設定可能ゲインでγにも
っとも近いゲインγ’を判別して、ゲイン切換え回路2
01に対して、ゲインγ’の選択信号を与える。
【0071】ADコンバータ(A/D変換手段)202
は、ウォブル信号WBL2の振幅電圧のみを扱い、図5
に波線で示すように、基準電圧データを、システムコン
トローラ205が直接読み取るようにしてもよい。
【0072】本実施の形態の検査装置200は、上記第
1の実施の形態の検査装置100では、トラッキングサ
ーボ回路109に供給されるトラックエラー信号TE’
と回転制御やアドレス検出に利用される第1のウォブル
信号WBL1が一定振幅になっていたが、ゲイン切り換
え回路201のゲイン調整がタイミング生成回路204
の出力するタイミング信号に同期して間欠的に行われ、
かつ、増幅ゲインがγでなく近似値γ’になるため、ト
ラッキングサーボ回路109に供給されるトラックエラ
ー信号TE’と回転制御やアドレス検出に利用される第
1のウォブル信号WBL1は完全には一定振幅になら
ず、図7に示すように、多少の振幅変動が残存する。
【0073】ところが、光ディスク原盤・スタンパ10
1の情報トラック溝形状の変動は比較的ゆるやかに発生
するため、ゲイン切り換え回路201での切り換えゲイ
ンレベル数とゲイン切換えタイミング回数を調整するこ
とにより、残留振幅変動をトラッキングサーボ動作、回
転動作及びアドレス読み取りに影響を与えないレベルま
で小さく押さえ込むことができ、実用上は、上記第1の
実施の形態の検査装置100と同様の安定性を確保する
ことができる。
【0074】また、上記第1の実施の形態の検査装置1
00では、振幅比較回路112と可変ゲイン回路110
が乗算器と除算器で構成され、通常、アナログ回路が用
いられるが、本実施の形態の検査装置200は、デジタ
ル素子であるADコンバータ202とゲイン切り換え回
路201に置き換えているため、システムコントローラ
205との親和性が良く、回路構成を簡易化することが
できる。また、アナログ回路の比重が減るため、温度変
化や経年変化に対する余裕度が増す。
【0075】さらに、第1の実施の形態の検査装置10
0と同様に、基準電圧または基準電圧データを可変設定
可能にすると、経年変化や観察上の要請などによる振幅
一定化後のトラックエラー信号・ウォブル信号の振幅変
化の調整を行うことができる。
【0076】また、トラックエラー信号生成回路106
からのトラックエラー信号TEとしては、全光量で規格
化した((A+D)−(B+C))÷(A+B+C+
D)を利用することもでき、このようにすると、光ピッ
クアップ103の照射光量変動や原盤・スタンパ101
の反射率変動の影響をキャンセルすることができ、好適
である。
【0077】図8は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の第3の実施の形態を示す図であり、本実
施の形態は、請求項4、請求項5、請求項8〜請求項1
0に対応するものである。
【0078】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の検査装置100及び第2の実施の形態の検査装置
200と同様の検査装置に適用したものであり、本実施
の形態の説明において上記第1の実施の形態及び第2の
実施の形態の検査装置100、200と同様の構成部分
には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0079】図8は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置300の構成図であり、検査装置300
は、上記第1の実施の形態の検査装置100と同様の光
ディスク原盤・スタンパ101の搭載されるターンテー
ブル102、光ピックアップ103、再生信号生成回路
104、フォーカスエラー信号生成回路105、トラッ
クエラー信号生成回路106、欠陥検査部107、フォ
ーカシングサーボ回路108、トラッキングサーボ回路
109、ウォブル振幅検出回路111及び振幅比較回路
112等を備え、また、第2の実施の形態の検査装置2
00と同様のゲイン切り換え回路201、ADコンバー
タ202及びシステムコントローラ205を備えている
とともに、光ピックアップ位置検出回路301、比較位
置テーブル302及び位置比較回路303等を備えてい
る。
【0080】光ピックアップ位置検出回路301は、図
示しないリニアスケール等によって光ピックアップ10
3の送り位置を検出し、光ディスク原盤・スタンパ10
1上の半径位置に換算して光ピックアップ位置信号を位
置比較回路303に出力する。
【0081】比較位置テーブル(位置データ保持手段)
302は、1つあるいは複数の光ピックアップ位置デー
タをテーブル形式で保持し、保持するデータの内容は外
部から設定変更可能となっている。
【0082】位置比較回路(タイミング生成手段)30
3は、比較位置テーブル302に設定されている位置デ
ータと、光ピックアップ位置検出回路301が出力する
光ピックアップ位置を比較し、一致する場合のみ、タイ
ミング信号をシステムコントローラ205に出力する。
【0083】システムコントローラ205は、位置比較
回路303から入力されるタイミング信号に同期して、
ADコンバータ202に変換指令を与えて、ADコンバ
ータ202を介して、基準電圧とウォブル信号WBL2
の振幅電圧を読み取るとともに、γ=RA(基準電圧)
÷WA(WBL2振幅電圧)を計算し、ゲイン切換え回
路201の設定可能ゲインでγにもっとも近いゲイン
γ’を判別して、ゲイン切換え回路201に対して、ゲ
インγ’の選択信号を与える。
【0084】ADコンバータ202は、ウォブル信号W
BL2の振幅電圧のみを扱い、図8に波線で示すよう
に、基準電圧データを、システムコントローラ205が
直接読み取るようにしてもよい。
【0085】そして、比較位置テーブル302に複数の
光ピックアップ位置データが設定されている場合には、
位置比較の基準データが逐次更新され、位置比較回路3
03は、複数の光ピックアップ位置データと光ピックア
ップ位置検出回路301が出力する光ピックアップ位置
を比較し、一致する場合のみ、タイミング信号をシステ
ムコントローラ205に出力する。したがって、光ピッ
クアップ101が所定位置に到達した場合に、トラック
エラー信号TE’の振幅が更新される。
【0086】本実施の形態の検査装置300は、第2の
実施の形態の検査装置200と同様に、切り換えゲイン
レベル数とゲイン切換えポイント数を調整することによ
り、実用上は、第1の実施の形態の検査装置100と同
様に、トラックエラー信号TE’の信号振幅が常時同一
レベルに保たれたのと同様の安定化を得ることができ
る。
【0087】また、ゲイン切換えポイントは、光ディス
ク原盤・スタンパ101の物理位置と対応しているほう
が設定しやすいため、光ピックアップ位置(半径位置)
で指定することができ、好適である。
【0088】さらに、第1の実施の形態の検査装置10
0と同様に、基準振幅電圧または基準電圧データを可変
設定可能にすると、経年変化や観察上の要請などによる
(振幅一定化後の)トラックエラー信号・ウォブル信号
の振幅変化の調整を行うことができ、好適である。
【0089】さらに、トラックエラー信号生成回路10
6からのトラックエラー信号TEとしては、全光量で規
格化した((A+D)−(B+C))÷(A+B+C+
D)を利用することもでき、このようにすると、光ピッ
クアップ103の照射光量変動や原盤・スタンパ101
の反射率変動の影響をキャンセルすることができ、好適
である。
【0090】図9は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の第4の実施の形態を示す図であり、本実
施の形態は、請求項6〜請求項10に対応するものであ
る。
【0091】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の検査装置100及び第2の実施の形態の検査装置
200と同様の検査装置に適用したものであり、本実施
の形態の説明において上記第1の実施の形態の検査装置
100及び第2の実施の形態の検査装置200と同様の
構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。
【0092】図9は、本発明の光ディスク原盤・スタン
パの検査装置400の構成図であり、検査装置400
は、上記第1の実施の形態の検査装置100と同様の光
ディスク原盤・スタンパ101の搭載されるターンテー
ブル102、光ピックアップ103、再生信号生成回路
104、フォーカスエラー信号生成回路105、トラッ
クエラー信号生成回路106、欠陥検査部107、フォ
ーカシングサーボ回路108、トラッキングサーボ回路
109、ウォブル振幅検出回路111及び振幅比較回路
112等を備え、また、第2の実施の形態の検査装置2
00と同様のゲイン切り換え回路201、ADコンバー
タ202及びシステムコントローラ205を備えている
とともに、比較アドレステーブル401、アドレス検出
回路402及びアドレス比較回路403等を備えてい
る。
【0093】比較アドレステーブル(アドレスデータ保
持手段)401は、1つまたは複数のプリフォーマット
アドレスデータをテーブル形式で保持し、保持するデー
タの内容は外部から設定変更可能となっている。
【0094】アドレス検出回路(アドレス検出手段)4
02は、ゲイン切り換え回路201の後段で分離・抽出
されたウォブル信号WBL1から情報トラックに記録さ
れているアドレスを読み出し、読み出したアドレスをア
ドレス比較回路403に出力する。
【0095】アドレス比較回路(タイミング生成手段)
403は、比較アドレステーブル401に設定されてい
るアドレスデータと、アドレス検出回路402から入力
されるアドレスを比較し、一致する場合のみ、タイミン
グ信号をシステムコントローラ205に出力する。
【0096】システムコントローラ205は、アドレス
比較回路403から入力されるタイミング信号に同期し
て、ADコンバータ202に変換指令を与えて、ADコ
ンバータ202を介して、基準電圧とウォブル信号WB
L2の振幅電圧を読み取るとともに、γ=RA(基準電
圧)÷WA(WBL2振幅電圧)を計算し、ゲイン切換
え回路201の設定可能ゲインでγにもっとも近いゲイ
ンγ’を判別して、ゲイン切換え回路201に対して、
ゲインγ’の選択信号を与える。
【0097】ADコンバータ202は、ウォブル信号W
BL2の振幅電圧のみを扱い、図9に波線で示すよう
に、基準電圧データを、システムコントローラ205が
直接読み取るようにしてもよい。
【0098】そして、比較アドレステーブル302に複
数のプリフォーマットアドレスデータが設定されている
場合には、アドレス比較の基準データが逐次更新され、
アドレス比較回路403は、複数のプリフォーマットア
ドレスデータと比較アドレステーブル401が出力する
アドレスを比較し、一致する場合のみ、タイミング信号
をシステムコントローラ205に出力する。したがっ
て、光ピックアップ101が比較アドレステーブルに設
定されたアドレスに到達した場合に、トラックエラー信
号TE’の振幅が更新される。
【0099】本実施の形態の検査装置400は、第2の
実施の形態の検査装置200と同様に、切り換えゲイン
レベル数とゲイン切換えポイント数を調整することによ
り、実用上は、第1の実施の形態の検査装置100と同
様に、トラックエラー信号TE’の信号振幅が常時同一
レベルに保たれたのと同様の安定化を得ることができ
る。
【0100】また、ゲイン切換えポイントは、光ディス
ク原盤・スタンパ101の物理位置と対応しているほう
が設定しやすいため、光ピックアップ位置(半径位置)
で指定することができ、好適である。
【0101】さらに、第1の実施の形態の検査装置10
0と同様に、基準振幅電圧または基準電圧データを可変
設定可能にすると、経年変化や観察上の要請などによる
(振幅一定化後の)トラックエラー信号・ウォブル信号
の振幅変化の調整を行うことができ、好適である。
【0102】さらに、トラックエラー信号生成回路10
6からのトラックエラー信号TEとしては、全光量で規
格化した((A+D)−(B+C))÷(A+B+C+
D)を利用することもでき、このようにすると、光ピッ
クアップ103の照射光量変動や原盤・スタンパ101
の反射率変動の影響をキャンセルすることができ、好適
である。
【0103】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0104】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光ディスク原盤・
スタンパの検査装置によれば、回転駆動されるターンテ
ーブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置
され、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピ
ックアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を照
射するとともに、光ピックアップまたはターンテーブル
の少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク
原盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有す
る情報トラックのトラック中心に対して光ピックアップ
を追従させて検査動作を行うに際して、情報トラックの
半径方向の周期的微少変位に対応する信号振幅を検出
し、当該検出した振幅検出信号と予め設定された基準値
との信号振幅の比を演算して、可変可能なゲインでトラ
ックエラー信号を増幅する可変増幅手段で、当該比に対
応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅
し、当該増幅後のトラックエラー信号で光ピックアップ
のトラッキングサーボ制御を行うので、トラックエラー
信号振幅を基準振幅に増幅して、光ディスク原盤・スタ
ンパ上の情報トラック形状に差違があっても、増幅後の
トラックエラー信号およびそれから派生するウォブル信
号を常に同一振幅にして、安定したトラッキングサーボ
制御・回転制御・アドレス検出を行うことができ、トラ
ックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等によ
る検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を行う
ことができる。
【0105】請求項2記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、回転駆動されるターンテー
ブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置さ
れ、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピッ
クアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を照射
するとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの
少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原
盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する
情報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを
追従させて検査動作を行うに際して、タイミングデータ
保持手段の保持する単一または複数のタイミングデータ
に基づいて生成されるタイミング信号に同期して、振幅
検出手段の検出した情報トラックの半径方向の周期的微
少変位に対応する信号振幅をA/D変換手段を介して取
得して、当該信号振幅と予め設定された基準値との比を
演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切
り換え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可
変増幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に
対応するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅
して、所定タイミングで間欠的にゲイン切り換えされた
増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアップのトラ
ッキングサーボ制御を行うので、光ディスク原盤・スタ
ンパ上の情報トラック形状に差違があっても、増幅後の
トラックエラー信号及びそれから派生するウォブル信号
を略基準値近傍に保って、安定したトラッキングサーボ
制御・回転制御・アドレス検出を行うことができ、トラ
ックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等によ
る検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を行う
ことができるとともに、デジタル回路で構成して、回路
構成を簡単にしつつ、経時変化や環境に対する安定性を
向上させることができる。
【0106】請求項3記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、タイミングデータ保持手段
を、タイミングデータが任意に設定変更可能なものとし
ているので、タイミングデータを光ディスク原盤・スタ
ンパの情報トラック溝形状分布にあわせて設定すること
ができ、よい一層安定したトラッキングサーボ制御・回
転制御・アドレス検出を行って、トラックはずれ・回転
精度低下・アドレス検出エラー等による検査動作の途中
停止をより一層適切に防止して、精度良く検査を行うこ
とができる。
【0107】請求項4記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、回転駆動されるターンテー
ブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置さ
れ、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピッ
クアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を照射
するとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの
少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原
盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する
情報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを
追従させて検査動作を行うに際して、位置データ保持手
段の保持する単一または複数の位置データに基づいて生
成されるタイミング信号に同期して、振幅検出手段の検
出した信号振幅をA/D変換手段を介して取得して、当
該信号振幅と予め設定された基準値との比を演算し、当
該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切り換え可能
なゲインでトラックエラー信号を増幅する可変増幅手段
に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に対応するゲ
インでトラックエラー信号の信号振幅を増幅して、所定
の光ピックアップ位置で間欠的にゲイン切り換えされた
増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアップのトラ
ッキングサーボ制御を行うので、光ディスク原盤・スタ
ンパ上の情報トラック形状に差違があっても、増幅後の
トラックエラー信号及びそれから派生するウォブル信号
を略基準値近傍に保って、安定したトラッキングサーボ
制御・回転制御・アドレス検出を行うことができ、トラ
ックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラー等によ
る検査動作の途中停止を防止して、精度良く検査を行う
ことができるとともに、トラックエラー信号の増幅ゲイ
ンの切り換えを光ディスク原盤・スタンパの半径の指定
で行うことができる。
【0108】請求項5記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、位置データ保持手段を、位
置データが任意に設定変更可能なものとしているので、
トラックエラー信号の増幅ゲインの切り換えタイミング
の設定を、光ディスク原盤・スタンパの半径指定で任意
に行えるようにすることができ、個々の光ディスク原盤
・スタンパの情報トラック溝形状分布にあわせたゲイン
切り換えを行うことができる。
【0109】請求項6記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、回転駆動されるターンテー
ブル上に光ディスク原盤とスタンパのいずれかが載置さ
れ、フォーカシング及びトラッキング制御を行う光ピッ
クアップから光ディスク原盤またはスタンパに光を照射
するとともに、光ピックアップまたはターンテーブルの
少なくともいずれか一方を相対変位させて光ディスク原
盤またはスタンパの半径方向に周期的微少変位を有する
情報トラックのトラック中心に対して光ピックアップを
追従させて検査動作を行うに際して、アドレスデータ保
持手段の保持する単一または複数のアドレスデータとア
ドレス検出手段の検出した情報トラックのアドレスに基
づいて生成されるタイミング信号に同期して振幅検出手
段の検出した信号振幅をA/D変換手段を介して取得し
て、当該信号振幅と予め設定された基準値との比を演算
し、当該比に最も近い実装ゲインの選択信号を、切り換
え可能なゲインでトラックエラー信号を増幅する可変増
幅手段に出力し、可変増幅手段で、当該選択信号に対応
するゲインでトラックエラー信号の信号振幅を増幅し
て、所定の光ピックアップ位置で間欠的にゲイン切り換
えされた増幅後のトラックエラー信号で、光ピックアッ
プのトラッキングサーボ制御を行うので、光ディスク原
盤・スタンパ上の情報トラック形状に差違があっても、
増幅後のトラックエラー信号及びそれから派生するウォ
ブル信号を略基準値近傍に保って、安定したトラッキン
グサーボ制御・回転制御・アドレス検出を行うことがで
き、トラックはずれ・回転精度低下・アドレス検出エラ
ー等による検査動作の途中停止を防止して、精度良く検
査を行うことができるとともに、トラックエラー信号の
増幅ゲインの切り換えを光ディスク原盤・スタンパの情
報トラックアドレスの指定で行うことができる。
【0110】請求項7記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、アドレスデータ保持手段
を、アドレスデータが任意に設定変更可能なものとして
いるので、トラックエラー信号の増幅ゲインの切り換え
タイミングの設定を、光ディスク原盤・スタンパの情報
トラックアドレス指定で任意に行えるようにすることが
でき、個々の光ディスク原盤・スタンパの情報トラック
溝形状分布にあわせたゲイン切り換えを行うことができ
る。
【0111】請求項8記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、基準値を任意に設定変更可
能としているので、環境や経年変化による同一化後のト
ラックエラー信号振幅の変化をなくすことができる。
【0112】請求項9記載の発明の光ディスク原盤・ス
タンパの検査装置によれば、トラックエラー信号をプッ
シュプル法または3ビーム法で生成するので、特に情報
トラック溝形状の影響を受けやすいプッシュプル法また
は3ビーム法により生成されるトラックエラー信号振幅
を効果的に同一化することができ、同一化後のトラック
エラー信号振幅の変化をより一層なくすことができる。
【0113】請求項10記載の発明の光ディスク原盤・
スタンパの検査装置によれば、全光量で規格化されたト
ラックエラー信号を、信号振幅の検出及び振幅増幅の対
象としているので、照射パワー変動のトラックエラー振
幅への寄与をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク原盤・スタンパの検査装置
の第1の実施の形態を適用した光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の構成図。
【図2】図1の可変ゲイン回路の回路図。
【図3】図1の振幅比較回路の回路図。
【図4】図1の検査装置での光ディスク原盤・スタンパ
の半径に対する光ディスク原盤・スタンパの情報トラッ
ク溝形状の相違、トラッククエラー信号及びウォブル信
号の波形図。
【図5】本発明の光ディスク原盤・スタンパの検査装置
の第2の実施の形態を適用した光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の構成図。
【図6】図5のゲイン切り換え回路の回路図。
【図7】図5の検査装置での光ディスク原盤・スタンパ
の半径に対する光ディスク原盤・スタンパの情報トラッ
ク溝形状の相違、トラッククエラー信号及びウォブル信
号の波形図。
【図8】本発明の光ディスク原盤・スタンパの検査装置
の第3の実施の形態を適用した光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の構成図。
【図9】本発明の光ディスク原盤・スタンパの検査装置
の第4の実施の形態を適用した光ディスク原盤・スタン
パの検査装置の構成図。
【図10】従来の光ディスク原盤・スタンパ検査装置の
構成図。
【図11】光ディスクの光スポットの情報トラックとト
ラックエラー信号との関係を示す図。
【図12】光ディスクの情報トラックとウォブル信号の
関係を示す図。
【図13】光ディスク原盤・スタンパの半径方向での情
報トラック深さとウォブル信号振幅及びトラックエラー
信号振幅との関係を示す図。
【符号の説明】
100 光ディスク原盤・スタンパの検査装置 101 光ディスク原盤またはスタンパ(光ディスク原
盤・スタンパ) 102 ターンテーブル 103 光ピックアップ 104 再生信号生成回路 105 フォーカスエラー信号生成回路 106 トラックエラー信号生成回路 107 欠陥検査部 108 フォーカシングサーボ回路 109 トラッキングサーボ回路 110 可変ゲイン回路 111 ウォブル振幅検出回路 112 振幅比較回路 120 乗算回路 121 除算回路 131 半導体レーザ 132 分割プリズム 133 対物レンズ 134 4分割フォトディテクタ 135 アクチュエータ 200 光ディスク原盤・スタンパの検査装置 201 ゲイン切り換え回路 202 ADコンバータ 203 タイミングテーブル 204 タイミング生成回路 205 システムコントローラ AP1〜APn 増幅回路 300 光ディスク原盤・スタンパの検査装置 301 光ピックアップ位置検出回路 302 比較位置テーブル 303 位置比較回路 400 光ディスク原盤・スタンパの検査装置 401 比較アドレステーブル 402 アドレス検出回路 403 アドレス比較回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動されるターンテーブル上に光ディ
    スク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フォーカシ
    ング及びトラッキング制御を行う光ピックアップから前
    記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射するととも
    に、光ピックアップまたはターンテーブルの少なくとも
    いずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤またはス
    タンパの半径方向に周期的微少変位を有する情報トラッ
    クのトラック中心に対して光ピックアップを追従させて
    検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検査装置に
    おいて、可変可能なゲインでトラックエラー信号を増幅
    する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の手前で前記情
    報トラックの半径方向の周期的微少変位に対応する信号
    振幅を検出する振幅検出手段と、予め設定された基準値
    と前記振幅検出信号の検出した前記信号振幅の比を演算
    して前記可変増幅手段に出力する比較演算手段と、を備
    え、前記可変増幅手段が、前記比較演算手段から入力さ
    れる前記比に対応するゲインで前記トラックエラー信号
    の信号振幅を増幅し、当該増幅後のトラックエラー信号
    で前記光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行う
    ことを特徴とする光ディスク原盤・スタンパの検査装
    置。
  2. 【請求項2】回転駆動されるターンテーブル上に光ディ
    スク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フォーカシ
    ング及びトラッキング制御を行う光ピックアップから前
    記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射するととも
    に、光ピックアップまたはターンテーブルの少なくとも
    いずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤またはス
    タンパの半径方向に周期的微少変位を有する情報トラッ
    クのトラック中心に対して光ピックアップを追従させて
    検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検査装置に
    おいて、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を
    増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の手前で前
    記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に対応する
    信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅検出手段
    の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D変換手段
    と、単一または複数のタイミングデータを保持するタイ
    ミングデータ保持手段と、当該タイミングデータ保持手
    段の保持するタイミングデータに基づいてタイミング信
    号を生成するタイミング生成手段と、前記タイミング生
    成手段の生成する前記タイミング信号に同期して前記振
    幅検出手段の検出した前記信号振幅を前記A/D変換手
    段を介して取得して、当該信号振幅と予め設定された基
    準値との比を演算し、当該比に最も近い実装ゲインの選
    択信号を前記可変増幅手段に出力する制御手段と、を備
    え、前記可変増幅手段が、前記選択信号に対応するゲイ
    ンで前記トラックエラー信号の信号振幅を増幅し、所定
    タイミングで間欠的にゲイン切り換えされた前記増幅後
    のトラックエラー信号で、前記光ピックアップのトラッ
    キングサーボ制御を行うことを特徴とする光ディスク原
    盤・スタンパの検査装置。
  3. 【請求項3】前記タイミングデータ保持手段は、前記タ
    イミングデータが任意に設定変更可能であることを特徴
    とする請求項2記載の光ディスク原盤・スタンパの検査
    装置。
  4. 【請求項4】回転駆動されるターンテーブル上に光ディ
    スク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フォーカシ
    ング及びトラッキング制御を行う光ピックアップから前
    記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射するととも
    に、光ピックアップまたはターンテーブルの少なくとも
    いずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤またはス
    タンパの半径方向に周期的微少変位を有する情報トラッ
    クのトラック中心に対して光ピックアップを追従させて
    検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検査装置に
    おいて、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を
    増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の手前で前
    記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に対応する
    信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅検出手段
    の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D変換手段
    と、単一または複数の位置データを保持する位置データ
    保持手段と、前記光ピックアップの前記ターンテーブル
    の回転中心に対する相対位置を検出する位置検出手段
    と、前記位置データ保持手段の保持する位置データと前
    記位置検出手段の検出した前記光ピックアップの位置に
    基づいてタイミング信号を生成するタイミング生成手段
    と、前記タイミング生成手段の生成する前記タイミング
    信号に同期して前記振幅検出手段の検出した前記信号振
    幅を前記A/D変換手段を介して取得して、当該信号振
    幅と予め設定された基準値との比を演算し、当該比に最
    も近い実装ゲインの選択信号を前記可変増幅手段に出力
    する制御手段と、を備え、前記可変増幅手段が、前記選
    択信号に対応するゲインで前記トラックエラー信号の信
    号振幅を増幅し、所定の光ピックアップ位置で間欠的に
    ゲイン切り換えされた前記増幅後のトラックエラー信号
    で、前記光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行
    うことを特徴とする光ディスク原盤・スタンパの検査装
    置。
  5. 【請求項5】前記位置データ保持手段は、前記位置デー
    タが任意に設定変更可能であることを特徴とする請求項
    4記載の光ディスク原盤・スタンパの検査装置。
  6. 【請求項6】回転駆動されるターンテーブル上に光ディ
    スク原盤とスタンパのいずれかが載置され、フォーカシ
    ング及びトラッキング制御を行う光ピックアップから前
    記光ディスク原盤またはスタンパに光を照射するととも
    に、光ピックアップまたはターンテーブルの少なくとも
    いずれか一方を相対変位させて光ディスク原盤またはス
    タンパの半径方向に周期的微少変位を有する情報トラッ
    クのトラック中心に対して光ピックアップを追従させて
    検査動作を行う光ディスク原盤・スタンパの検査装置に
    おいて、切り換え可能なゲインでトラックエラー信号を
    増幅する可変増幅手段と、前記可変増幅手段の手前で前
    記情報トラックの半径方向の周期的微少変位に対応する
    信号振幅を検出する振幅検出手段と、当該振幅検出手段
    の検出した信号振幅をデジタル変換するA/D変換手段
    と、単一または複数のアドレスデータを保持するアドレ
    スデータ保持手段と、前記情報トラックのアドレスを検
    出するアドレス検出手段と、前記アドレスデータ保持手
    段の保持する前記アドレスデータと前記アドレス検出手
    段の検出した前記情報トラックのアドレスに基づいてタ
    イミング信号を生成するタイミング生成手段と、前記タ
    イミング生成手段の生成する前記タイミング信号に同期
    して前記振幅検出手段の検出した前記信号振幅を前記A
    /D変換手段を介して取得して、当該信号振幅と予め設
    定された基準値との比を演算し、当該比に最も近い実装
    ゲインの選択信号を前記可変増幅手段に出力する制御手
    段と、を備え、前記可変増幅手段が、前記選択信号に対
    応するゲインで前記トラックエラー信号の信号振幅を増
    幅し、所定の情報トラックアドレスで間欠的にゲイン切
    り換えされた前記増幅後のトラックエラー信号で、前記
    光ピックアップのトラッキングサーボ制御を行うことを
    特徴とする光ディスク原盤・スタンパの検査装置。
  7. 【請求項7】前記アドレスデータ保持手段は、前記アド
    レスデータが任意に設定変更可能であることを特徴とす
    る請求項4記載の光ディスク原盤・スタンパの検査装
    置。
  8. 【請求項8】前記検査装置は、前記基準値を任意に設定
    変更可能であることを特徴とする請求項1から請求項7
    のいずれかに記載の光ディスク原盤・スタンパの検査装
    置。
  9. 【請求項9】前記検査装置は、前記トラックエラー信号
    をプッシュプル法または3ビーム法で生成することを特
    徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の光デ
    ィスク原盤・スタンパの検査装置。
  10. 【請求項10】前記検査装置は、全光量で規格化された
    トラックエラー信号を、前記信号振幅の検出及び振幅増
    幅の対象とすることを特徴とする請求項1から請求項9
    のいずれかに記載の光ディスク原盤・スタンパの検査装
    置。
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