JPH09282680A - 光ディスク装置用光学装置 - Google Patents

光ディスク装置用光学装置

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JPH09282680A
JPH09282680A JP8215815A JP21581596A JPH09282680A JP H09282680 A JPH09282680 A JP H09282680A JP 8215815 A JP8215815 A JP 8215815A JP 21581596 A JP21581596 A JP 21581596A JP H09282680 A JPH09282680 A JP H09282680A
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optical
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optical disk
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浩寧 吉川
Fumihiro Tawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカシング誤差検知用光検知器に集光さ
れるビームスポットの形状を制御することにより、該光
検知器に入射する光量を増大させること。 【解決手段】 光ディスク上に集光されるレーザビーム
のフォーカシング誤差検出及びトラッキング誤差検出を
行う光ディスク装置用光学装置であって、光ディスクで
反射された反射ビームをそれぞれ異なる方向に回折する
第1、第2、第3及び第4領域を有する回折格子を含ん
でいる。誤差検出光学装置はさらに、回折格子の第1領
域で回折された反射ビームを検出する第1光検知器と、
回折格子の第2領域で回折された反射ビームを検出する
第2光検知器と、回折格子の第3領域で回折された反射
ビームを検出する第3光検知器と、回折格子の第4領域
で回折された反射ビームを検出する第4光検知器とを含
んでいる。回折格子の第1及び第2領域の形状及びサイ
ズを最適に制御することにより、フォーカシング誤差検
出用光検知器に入射する光量を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク上に集
光されるレーザビームのフォーカシング誤差検出及びト
ラッキング誤差検出を行う光ディスク装置用誤差検出光
学装置に関する。
【0002】光ディスクは近年急速に発展するマルチメ
ディア化の中で中核となるメモリ媒体として脚光を浴び
ており、通常カートリッジの中に収容された状態で使用
される。
【0003】光ディスクカートリッジが光ディスク装置
内にローディングされ、光ピックアップ(光学ヘッド)
により光ディスクへのデータのライト/リードが行われ
る。
【0004】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒
体は記録媒体を取り替えて使用するものであり、またこ
れらの記録媒体は成形時の歪みによって反りやうねりが
生じている。
【0005】そのため、記録媒体には偏心や傾きが生じ
やすい。従って、記録された情報を読み出すためにはフ
ォーカシング誤差検出及びトラッキング誤差検出を行わ
なくてはならない。
【0006】フォーカシング誤差検出を行う方法として
は、比点収差法、ナイフエッジ法、ウエッジプリズム法
及び臨界角法等がある。そのうち、光ディスク装置のフ
ォーカシング誤差検出としてはナイフエッジ法がよく用
いられている。
【0007】従来のナイフエッジ法を用いた誤差検出シ
ステムを図1を参照して説明する。半導体レーザ発生器
2から出射されたレーザビームは、コリメータレンズ
4、ビームスプリッタ6、ビームスプリッタ8及び対物
レンズ10を透過して光ディスク12上にフォーカスさ
れる。
【0008】光ディスク12から反射した反射ビーム1
4は対物レンズ10に入射する。対物レンズ10で反射
ビーム14はコリメートビーム16に戻され、ビームス
プリッタ8に入射する。ビームスプリッタ8で反射ビー
ム14は透過ビーム18とサーボ用ビーム20に分割さ
れる。
【0009】透過ビーム18の一部19はビームスプリ
ッタ6で反射されて図示しない記録情報読み取り系に導
かれる。サーボ用ビーム20はビームスプリッタ22で
トラッキング誤差検出用のビーム24とフォーカシング
誤差検出用のビーム26に分割される。
【0010】ビーム26はフォーカシング誤差検出用集
光レンズ28に入射する。レンズ28で集光されるビー
ム26はフォーカスする前にナイフエッジ30で半分に
遮られ、半分に遮られたビーム32は光検知器34上に
ビームスポットを形成する。図2(A)〜図2(E)に
示すように、光検知器34は光を検知することのできな
い分割線35によって2つに分割されている。図2
(A)〜図2(E)を参照して、対物レンズ10と光デ
ィスク12との間の距離に応じた光検知器34上に投影
されるビームスポットの変化を説明する。
【0011】ナイフエッジ法では、光ディスク12と対
物レンズ10との間の距離によって光検知器34上のビ
ームスポットの位置が移動する。従って、分割線35に
よって2つに分割された光検知器34の右側を34a、
左側を34b、その光量をf34a及びf34bとする
と、レーザビームの光ディスク12上へのフォーカシン
グエラーVは、 V=k(f34b−f34a)…(1) で表すことができる。ここでkは定数である。
【0012】この方法では、光ディスク12と対物レン
ズ10との間の距離が情報を読み取れる範囲内にあると
きには、図2(C)に示すように光検知器34の分割線
35の上にビームスポットが形成され、且つビームスポ
ットの径が小さくなる。
【0013】分割線35は約5μmの太さがあり、この
上では光を検知することができない。従って、この状態
では光検知器34に入射する光量が小さなものとなって
迷い光などの外乱によって検出結果が不安定となる。
【0014】また、ビームスポットが小さいと半導体レ
ーザ発生器2と光検知器34との間の位置決めに要求さ
れる精度が厳しくなり、且つ光検知器の出力から光ディ
スク12と対物レンズ10との間の距離を計算できる範
囲が狭くなる。よって、ビームスポットを大きくする必
要がある。
【0015】図3を参照すると、レンズ28と、レンズ
28によりフォーカスされるビームスポット36との関
係が示されている。レンズ28に入射するビームの波長
をλ、レンズ28の開口長をd及びレンズ28とビーム
の集束位置までの距離をfとすると、ビームスポット3
6の直径Fは以下の式で示される。
【0016】F=k(f/d)λ…(2) kの値は入射する光の強度分布により異なるが、強度分
布が一定の光を入射した場合、k=1.64である。式
(2)より、ビームスポットの径Fはレンズの焦点距離
f、レンズの開口長d及び入射するビームの波長λから
決定される。
【0017】従来では、光検知器34上にビームを集光
するレンズ28の焦点距離fを大きくして、ビームスポ
ット径Fを大きくしていたが、その結果光ピックアップ
の大型化を招いていた。また、半導体レーザ発生器2の
光量を増やすという方法も考えられるが、半導体レーザ
発生器2のコストアップという問題もある。
【0018】他の従来技術として、ビームスプリッタ、
集光レンズ及びナイフエッジを1つのホログラム回折格
子で代用する誤差検出系を有する光ピックアップが提案
されている。このような光ピックアップでは、図1に示
した光検知器34にビームを集光するレンズ28の機能
をコリメータレンズで代用している。
【0019】そのため、ホログラム回折格子から光検知
器までの焦点距離を変えるためには、コリメータレンズ
の焦点距離を変えなくてはならない。しかし、半導体レ
ーザ発生器とコリメータレンズとの距離を遠ざけると、
ビームの結合効率が悪くなり、ホログラム回折格子によ
り光検知器方向に回折されるビームの総光量が少なくな
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って、ホログラム回
折格子を用いた誤差検出系において、集光レンズ或いは
コリメータレンズの焦点距離を長くせずに、光検知器に
集光されるビームのスポット径を大きくする必要があ
る。
【0021】故に本発明の目的は、回折格子を用いて誤
差検出用光検知器に集光されるビームスポットの形状を
制御することにより該光検知器に入射する光量を増大さ
せ、精度のよいフォーカシング誤差検出を行うことので
きる光ディスク装置用誤差検出光学装置を提供すること
である。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によると、光ディ
スク上に集光されるレーザビームのフォーカシング誤差
検出及びトラッキング誤差検出を行う光ディスク装置用
誤差検出光学装置であって、前記光ディスクで反射され
た反射ビームをそれぞれ異なる方向に回折する第1、第
2、第3及び第4領域を有する回折格子と;前記回折格
子の第1領域で回折された反射ビームを検出する、第1
の分割線を有する第1光検知器と;前記回折格子の第2
領域で回折された反射ビームを検出する、第2の分割線
を有する第2光検知器と;前記回折格子の第3領域で回
折された反射ビームを検出する第3光検知器と;前記回
折格子の第4領域で回折された反射ビームを検出する第
4光検知器とを具備し;前記第3及び第4領域は前記光
ディスクの情報記録方向と平行に伸長するとともに前記
回折格子の中心を通過する直線状分割線により分割され
ており、前記第1及び第2領域は前記直線状分割線と垂
直で且つ前記回折格子の中心を通過する基準線に対して
対称で該基準線から離れて配置されており、前記第1及
び第2領域の各々は前記直線状分割線と平行な互いに離
間した第1及び第2直線と前記直線状分割線と垂直な互
いに離間した第3及び第4直線によって包囲されている
ことを特徴とする光ディスク装置用誤差検出光学装置が
提供される。
【0023】代案として、第1及び第2領域の各々は前
記直線状分割線と平行な互いに離間した第1及び第2直
線と、前記直線状分割線と垂直な第3直線と、1つの曲
線によって包囲されている形状であってもよい。好まし
くは、この1つの曲線は回折格子の外周の一部に相当す
る。
【0024】本発明の他の側面によると、光ディスク上
に集光されるレーザビームのフォーカシング誤差検出及
びトラッキング誤差検出を行う光ディスク装置用誤差検
出光学装置であって、前記光ディスクで反射された反射
ビームをそれぞれ異なる方向に回折する第1、第2、第
3、第4、第5及び第6領域を有する回折格子と;前記
回折格子の第1領域で回折された反射ビームを検出す
る、第1分割線を有する第1光検知器と;前記回折格子
の第2領域で回折された反射ビームを検出する、第2分
割線を有する第2光検知器と;前記回折格子の第3領域
で回折された反射ビームを検出する第3光検知器と;前
記回折格子の第4領域で回折された反射ビームを検出す
る第4光検知器と;前記回折格子の第5領域で回折され
た反射ビームを検出する第5光検知器と;前記回折格子
の第6領域で回折された反射ビームを検出する第6光検
知器とを具備し;前記第3、第4、第5及び第6領域は
前記光ディスクの情報記録方向と平行に伸長するととも
に前記回折格子の中心を通過する第1直線状分割線と該
第1直線状分割線と垂直に交わり前記回折格子の中心を
通過する第2直線状分割線により分割されており、前記
第1及び第2領域は前記第2直線状分割線に対して対称
で該第2直線状分割線から離れて配置されており、前記
第1及び第2領域の各々は前記第1直線状分割線と平行
な互いに離間した第1及び第2直線と前記第2直線状分
割線と平行な互いに離間した第3及び第4直線によって
包囲されていることを特徴とする光ディスク装置用誤差
検出光学装置が提供される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、図4乃至図8を参照してホログラム回折格子を用い
た本発明の原理について説明する。
【0026】図4に2辺の長さがD1,D2である長方
形のホログラム回折格子38と、それによって集光され
るビームの2辺の長さがF1,F2であるビームスポッ
ト40との関係を示す。
【0027】ホログラム回折格子38によるビームの集
光も原理は光学レンズと変わらないため、ビームスポッ
ト40のサイズは入射するビームの波長λ、回折格子3
8の焦点距離及び開口長によって決定される。
【0028】回折格子38の開口長は2辺の長さD1及
びD2で表される。ただし、長さD1で示される1辺の
方向は光検知器34の分割線35と垂直方向である。式
(2)より、開口長が大きくなるとビームスポットの径
は小さくなるのだから、回折格子38の辺D1が長くな
るとビームスポット40の1辺の長さF1が小さくな
り、回折格子38の辺D2が長くなるとビームスポット
40の1辺F2が小さくなる。従って、回折格子38の
辺D1,D2の長さを変化させることによって、ビーム
スポット40の大きさ及び形状を制御することができ
る。
【0029】また、ビームの総光量は回折格子38に入
射する光量に等しいので、回折格子38に光量分布が均
一のビームが入射するという条件下では、D1×D2の
値が同じならば、ビームの総光量はD1,D2の値がど
のような値を取ろうともすべて等しくなる。
【0030】図5(A)〜図5(C)にD1×D2の値
が等しい条件でD1の値を変化させたときの、光検知器
上に集束されたビームスポット形状42a〜42cを示
す。ハッチング35の部分は光検知器の分割線である。
【0031】図5(A)と図5(C)を比較すると明ら
かなように、同じ面積の回折格子38から照射されたビ
ームでもF1の長さによって光検知器34の光を検知す
る部分に入射する光量に差があり、回折格子38の1辺
D1を短くするとF1が長くなり、光検知器34の光を
検知する部分により多くの光を照射できることがわか
る。
【0032】次にD1×D2の値を一定にし、D1の値
を変化させた時の対物レンズと光ディスクとの間の距離
Lと式(1)のV(フォーカスエラー量)の値の関係を
図6〜図8に示す。
【0033】太線44はVの値を示し、2つの1点鎖線
45で挟まれた領域46は、記録媒体に記録された情報
を読み取ることのできるL(ヘッドとディスクの間隔に
対応)の範囲である。また、Vの値が変化している領域
48をダイナミックレンジとする。
【0034】フォーカシング誤差補正はVからLを計算
して、その値を基に補正動作を行うものであるから、ダ
イナミックレンジ48の範囲以外では補正動作を行うこ
とができない。図6〜図8に補正動作開始の閾値電圧V
1〜V3を示し、情報が読み取り可能状態にある時のL
の取り得る値の幅をΔD1〜ΔD3とする。
【0035】図6に示すように、出力V44の傾きが急
峻であり、ΔD1は情報を読み取れる範囲46に比べて
狭いので、Lが多少変動しただけでVの値が閾値電圧V
1(−V1)を超えるため、フォーカシング誤差補正動
作がひんぱんに発生し、補正できるLの範囲も狭くな
る。更に、その補正動作に対物レンズを動かす駆動機構
が十分に追従しないため、補正動作が失敗する原因とな
る。
【0036】逆に図8の場合には、ΔD3を情報を読み
取ることができる範囲46に一杯に設定することが可能
であるが、出力V44の傾きがゆるやかであるため、Δ
D3の幅に対して−V3〜V3の範囲が狭くなり、閾値
電圧V3(−V3)を小さい値に設定しなければならな
い。
【0037】しかし閾値電圧V3を小さくすると、光検
知器が検知した結果に回路のノイズが混入することによ
って検知器出力が閾値を簡単に越えてしまうため、検知
結果に誤差が多くなる。
【0038】以上のことから、ビームスポット40の一
辺F1の値は無制限に大きくすることはできない。最も
条件のよいビームスポットは、図7に示すようにダイナ
ミックレンジ48が情報を読み取ることができる範囲4
6に概略等しい時である。
【0039】即ち、D1の値はビームスポット40の分
割線と垂直方向の長さF1を大きくするためにある程度
小さくしなくてはならない。しかし、回路のノイズに強
くするためにD1を無制限に小さくすることはできず、
ある範囲に限定される。
【0040】以上から、光検知器の光を検知できる部分
に入射する光量の下限と、電子回路のノイズに対する耐
性からD1の値が決定する。D1が決定したら、フォー
カシング誤差補正を行うのに必要な光量を確保できるD
2の値が決定する。また、光ディスク装置の制約からレ
ーザビームの波長λとコリメータレンズの焦点距離Fが
決定される。
【0041】以上の条件を備えたホログラム回折格子を
用いることによって、ビームが光ディスク上にフォーカ
スした場合でも、光検知器に投影されるビームスポット
を大きくすることが可能であり、しかも回路のノイズに
強い光ディスク装置用誤差検出光学装置を提供すること
ができる。上述した説明では長方形のホログラム回折格
子を使用して説明をしたが、任意の形状のホログラム回
折格子でも本発明は同様に適用可能である。
【0042】次にトラッキング誤差検出について説明す
る。トラッキング誤差検出方法としては、プッシュプル
法、ヘテロダイン法などがある。プッシュプル法は、光
ディスクからの反射光分布が、対物レンズにより光ディ
スク上に集光されるレーザビームのビームスポットと、
光ディスク上の案内溝との位置関係によって変化するこ
とを利用して、トラッキング誤差検出を行うものであ
る。
【0043】ビームスポットの中心がちょうど案内溝の
中間位置にある場合には、反射光の分布は均一となり、
ビームスポットの位置が中心からずれると反射光の分布
が不均一となり、案内溝の中心線に対して右或いは左に
かたよってしまう。
【0044】従って、ビームスポットの中心がちょうど
案内溝の中間の位置にあるときに、光ディスクの情報記
録方向と平行の線によって反射ビームを2等分するホロ
グラム回折格子に入射して、各々のビームを異なる光検
知器AとBに入射すると、トラッキング誤差信号TES
は光検知器A,Bの出力をfa,fbとすると以下の式
で表される。
【0045】TES=fa−fb したがって、TESの値によってトラッキング誤差検出
を行うことができる。光ディスクに入射するレーザビー
ムの波長をλとすると、光ディスクの案内溝の深さがλ
/8の時には集束位置の変動による反射光の分布の変化
が最大となる。
【0046】しかし、案内溝の深さがλ/4の時には集
束位置の変動による反射光の変化の分布がなくなるとい
う問題がある。さらに、集束位置の補正のために対物レ
ンズを移動させ、回折光の中心と回折格子の中心がずれ
ると、出力TESにオフセットが生じる。
【0047】一方、ヘテロダイン法はプッシュプル法が
反射ビームを2等分しているのに比べて、反射ビームを
4等分して反射ビームの強度分布を測定するものであ
る。プッシュプル法に比べて、案内溝の深さがλ/4で
も反射ビームの集束位置の補正を行うことができる。
【0048】対物レンズの移動による出力のオフセット
が生じにくいなどの利点があるが、光検知器の出力から
ビームの集束位置の補正を行うのに複雑な電子回路を必
要とする。
【0049】図9を参照すると本発明の誤差検出装置を
含んだ光ピックアップの全体構成図が示されている。半
導体レーザ発生器50から出射されたレーザビーム52
はいくつかの異なる回折方向を有するホログラム回折格
子54を透過し、コリメータレンズ56に入射してコリ
メートビームに変換される。
【0050】コリメートビームはビームスプリッタ58
を透過して対物レンズ60に入射し、対物レンズ60に
より光ディスク62上にフォーカスされる。光ディスク
62表面で反射された反射ビームは、対物レンズ60に
よりコリメートビームに戻されて、ビームスプリッタ5
8に入射して反射ビーム64と透過ビーム66に分岐さ
れる。反射ビーム64は図示しない情報読み取り系に導
かれる。
【0051】透過ビーム66はコリメータレンズ56に
入射し、コリメータレンズ56により集光されつつホロ
グラム回折格子54に入射する。ビームスプリッタ58
を透過した反射ビームはホログラム回折格子54によっ
て4つの異なる方向に回折される。
【0052】ホログラム回折格子54によって回折され
たビーム68は4つの光検知器を含んだ光検知器ユニッ
ト70の表面付近で集光し、各光検知器の表面上にビー
ムスポットを形成する。
【0053】図10を参照すると、本発明第1実施形態
のホログラム回折格子54と光検知器ユニット70の拡
大斜視図が示されている。ホログラム回折格子54は第
1領域54aと、第2領域54bと、第3領域54c
と、第4領域54dに分割されている。各領域54a〜
54bでホログラム回折格子54に入射したビームはそ
れぞれ異なる方向に回折される。
【0054】第3領域54cと第4領域54dで回折さ
れたビーム68c,68dはトラッキング誤差検出に用
いられる。第3領域54cと第4領域54dを分割する
分割線72は、光ディスクの情報記録方向と平行に伸長
すると共にホログラム回折格子54の中心を通過する。
【0055】光ディスク62の情報記録方向とホログラ
ム54の分割線72との関係が図34に示されている。
図34から明らかなように、ホログラム54の分割線7
2は光ディスク62のトラック63の方向と平行に伸長
している。
【0056】一方、第1領域54a及び第2領域54b
で回折されたビーム68a,68bはフォーカシング誤
差検出に用いられる。第1領域54a及び第2領域54
bは、分割線72と垂直で且つ回折格子54の中心を通
過する基準線74に対して対称であり、基準線74から
離れて配置されている。
【0057】第1及び第2領域54a,54bの各々
は、分割線72と平行な互いに離間した2つの直線と、
基準線74と平行な互いに離間した2つの直線によって
包囲されている。即ち、第1及び第2領域54a,54
bは長方形状をしており、基準線74に対して対称に配
置されている。
【0058】光検知器ユニット70はフォーカシング誤
差検知用の光検知器76,78と、トラッキング誤差検
知用の光検知器80,82とを含んでいる。光検知器7
6は分割線84により2つの領域76a,76bに分割
されており、同様に光検知器78は分割線86により2
つの領域78a,78bに分割されている。
【0059】まず、トラッキング誤差検出について説明
する。ホログラム回折格子54の第3領域54cで回折
されたビーム68cは光検知器80上に集光し、第4領
域54dで回折されたビーム68dは光検知器82上に
集光される。
【0060】第3領域54cと第4領域54dを分割す
る分割線72は、光ディスクの情報記録方向と平行に伸
長しているため、プッシュプル法により光ディスク上の
ビームの集束位置とトラックとのずれの値、即ちトラッ
キング誤差信号(TES)は、光検知器80に入射する
光量をf80、光検知器82に入射する光量をf82と
すると、 TES=f80−f82 で表すことができる。
【0061】次に、フォーカシング誤差検出について説
明する。本実施形態では、フォーカシング誤差検出を行
うのにホログラム回折格子54の第1及び第2領域54
a,54bを使用する。第1領域54aで回折されたビ
ーム68aは光検知器76上に集光し、第2領域54b
で回折されたビーム68bは光検知器78上に集光され
る。
【0062】上述したように、光検知器76,78の各
々は、対物レンズと光ディスクの距離が変化することに
よってビームスポットが動く方向と垂直方向の分割線8
4,86でそれぞれ2つに分割されている。
【0063】領域76a,76b,78a,78bに入
射する光量をそれぞれf76a,f76b,f78a,
f78bとすると、フォーカシング誤差信号(FES)
は、 FES=(f76a−f76b)+(f78a−f78
b) で表すことができる。理想的には、FESが0となりフ
ォーカスされた状態となる。
【0064】図11(A)〜図11(C)を参照する
と、光ディスクと対物レンズの距離が変化したときの光
検知器上のビームスポットの変化する状態が示されてい
る。図11(B)はレーザビームが光ディスク表面上に
フォーカシングした時を示しており、この場合には分割
線84をまたぐように光検知器76上にビームスポット
88aが形成され、同様に分割線86をまたぐように光
検知器78上にビームスポット88bが形成される。
【0065】図11(A)は図11(B)のときの光デ
ィスク対物レンズ間距離よりも、光ディスク対物レンズ
間距離が遠い場合の、光検知器76,78上のビームス
ポットの状態を示している。図11(C)は図11
(B)のときの光ディスク対物レンズ間距離よりも、光
ディスク対物レンズ間距離が近い場合の、光検知器7
6,78上のビームスポットの状態を示している。
【0066】図12は図9に示した光ピックアップの実
際の寸法関係の一例を示している。本実施形態では、半
導体レーザ発生器50から出射されるレーザビームの波
長を680nmとし、光ディスク62と対物レンズ60
の間の距離が理想の長さから±9.0μm変動する範囲
内で光ディスク62に記録された情報を読むことができ
るものとする。さらに、TES,FESを検出する光検
知器の面積比は光量の制約から5.4:1に設定され、
この比から変更できないものとする。
【0067】図13、図15及び図17に示すような干
渉縞分布を有するホログラム90,96及び104を用
意した。図13に示されたホログラム90はFESビー
ム検出用の領域90a,90bと、TESビーム検出用
の領域90c,90dとに分割されている。
【0068】図15は本発明第2実施形態のホログラム
96の干渉縞分布を示している。TESビームを検出す
る領域96c,96dはホログラム96の中心を通り、
光ディスクの情報記録方向と平行に伸長する分割線98
により分割されている。
【0069】FESビームを検出する領域96a,96
bはホログラム96の中心を通り分割線98に垂直な基
準線に対して対称に配置されている。領域96a,96
bの各々は分割線98に平行な2つの直線と、分割線9
8に垂直な1つの直線と、円形状ホログラム回折格子9
6の円周の一部に一致する曲線により包囲されている。
【0070】図17に示されたホログラム回折格子10
4は、FESビーム検出用の領域104a,104b
と、TESビーム検出用の領域104c,104dとに
分割されている。領域104cと104dはホログラム
104の中心を通り光ディスクの情報記録方向に平行な
分割線106により分割されている。
【0071】図13、図15及び図17に示されたホロ
グラム回折格子90,96,104において、FESビ
ーム検出用の領域とTESビーム検出用の領域の比は上
述したように1:5.4で一定である。
【0072】従って、図10に示した光検知器ユニット
70の各光検知器76,78,80,82に入射する光
量はいずれのホログラム回折格子90,96,104を
採用した場合でも一定である。
【0073】図14(A)は図13のホログラムを使用
したときのTESビームのビームスポット92を示して
おり、図14(B)はFESビームのビームスポット9
4を示している。
【0074】同様に、図16(A)は図15のホログラ
ムを使用したときのTESビームのビームスポット10
0を示しており、図16(B)はFESビームのビーム
スポット102を示している。ビームスポット100と
102は大きさは異なるがその形状は類似している。
【0075】同様に、図18(A)は図17のホログラ
ムを使用したときのTESビームのビームスポット10
8を示しており、図18(B)はFESビームのビーム
スポット110を示している。
【0076】対物レンズ60と光ディスク62との間の
変動距離ΔLと、FESビーム検知用の光検知器上のビ
ームスポット中心の移動する距離ΔMの関係式を以下の
式(3)に示す。
【0077】 ΔM≒±|ΔL|・L1 /(L2 +L3 +L4 )…(3) ただし、L1 は60,62間の距離、L2 は54,56
間距離、L3 は54の厚み、L4 は54,70間距離で
ある。
【0078】図12に示した各寸法と式(3)より、Δ
Lが±9.0μm変動すると、ビームスポット中心の移
動する量ΔMは±3.86μmとなる。本実施形態で
は、ビームスポットが移動する方向と直交するように光
検知器76,78の分割線84,86を設けている。ビ
ームスポットの移動する方向のビームスポットの長さを
BLとすると、図6〜図8に示したダイナミックレンジ
48の長さDLは以下の式(4)により求められる。
【0079】 DL=±|ΔL|・BL/2|ΔM|…(4) 式(4)を使用して、図13、図15及び図17に示し
たホログラム回折格子90,96及び104のダイナミ
ックレンジを計算すると、各々のダイナミックレンジ
は、±6.2μm,±10.9μm,±14.5μmと
なる。
【0080】図7に示したように、ダイナミックレンジ
46が光ディスク上に記録された情報を読み取ることの
できる対物レンズ60と光ディスク62との間の距離変
動ΔLに概略等しいときが最も望ましいので、上述した
各値とΔL=±9.0μmとの対比から、図15に示し
たホログラム回折格子96を使用したときに最適なフォ
ーカシング誤差検出を行えることがわかる。
【0081】この場合には、図16(A)及び図16
(B)に示すように、TESビームのビームスポット1
00とFESビームのビームスポット102が概略同一
形状となる。
【0082】図19を参照すると、本発明第3実施形態
のホログラム回折格子と光検知器ユニットの斜視図が示
されている。本実施形態は、フォーカシング誤差検出に
関しては上述した第1及び第2実施形態と同様である。
しかし本実施形態では、トラッキング誤差検出にヘテロ
ダイン法を用いている。
【0083】光磁気ディスク装置では、CD−ROMを
読み取る装置と比べて高密度化のために波長の短い半導
体レーザを使用している。従って、光磁気ディスクを読
み書きする装置でCD−ROMを読むことを兼用させる
場合は、短波長のレーザビームを使用しなくてはならな
い。
【0084】しかし、CD−ROMの案内溝に光磁気デ
ィスク用のレーザビームを照射した場合は、プッシュプ
ル法を行えるだけのトラッキング誤差信号が返ってこな
い。よってこの場合にはヘテロダイン法を用いる必要が
ある。
【0085】ホログラム回折格子112は6つの領域1
12a〜112fに分割されている。領域112a及び
112bはFESビーム回折用の領域であり、領域11
2c〜112fはTESビーム回折用の領域である。
【0086】光検知器ユニット118は図10に示した
第1実施形態と同様なFESビーム検知用の光検知器7
6,78を含んでおり、フォーカシング誤差検出に関し
ては図10に示した第1実施形態と同様であるのでその
説明を省略する。
【0087】光検知器ユニット118はTESビーム検
知用の4つの光検知器120,122,124及び12
6を含んでいる。ホログラム回折格子112の領域11
2c〜112fで回折されたビームは光検知器120,
122,124,126上にそれぞれ入射する。
【0088】ホログラム回折格子112の4つの領域1
12c〜112fはホログラム回折格子112の中心を
通り光ディスクの情報記録方向に平行な第1の分割線1
14と、第1分割線114に垂直でホログラム回折格子
112の中心を通る第2の分割線116により分割され
ている。
【0089】光ディスク上のビームの集束位置と光ディ
スクのトラックとのずれTESは、光検知器120,1
22,124,126の出力をそれぞれf120,f1
22,f124,f126とすると、 TES=f120+f126−(f122+f124) で表すことができる。
【0090】図20を参照すると、本発明第4実施形態
のホログラム回折格子が示されている。本実施形態は、
図19に示した第3実施形態と同様に、光検知器ユニッ
ト118と組み合わせて使用される。
【0091】ホログラム回折格子130は6つの領域1
30a〜130fに分割されている。領域130a及び
130bはFESビーム回折用の領域であり、領域13
0cから130fはTESビーム回折用の領域である。
【0092】ホログラム回折格子130の4つの領域1
30c〜130fはホログラム回折格子130の中心を
通り光ディスクの情報記録方向に平行な第1の分割線1
32と、第1分割線132に垂直でホログラム回折格子
130の中心を通る第2の分割線134により分割され
ている。
【0093】本実施形態は、フォーカシング誤差検出に
関しては上述した第1及び第2実施形態と同様である。
しかし、トラッキング誤差検出に関しては図19に示し
た第3実施形態と同様にヘテロダイン法を用いる。
【0094】上述した第1乃至第4実施形態では、各ホ
ログラムの外径は、光ディスク62で反射された反射ビ
ームがホログラム面に入射したときのビーム断面形状に
等しいようにホログラムの大きさが設定されている。よ
って、以下に説明するトラッキング誤差信号のオフセッ
トの問題が発生する恐れがある。
【0095】図21を参照すると、本発明第2実施形態
のホログラムとホログラム上での反射ビーム断面形状と
の関係が示されている。光学系の組立誤差がない場合、
円形ホログラム96の外径と反射ビーム断面形状67と
は概略一致している。
【0096】図22(A)はホログラム96の取付誤差
により、ホログラム96の中心がビーム断面67の中心
より+Y方向にずれた場合の、ホログラム96とビーム
断面67との位置関係を示している。図22(B)は、
ホログラム96の中心がビーム断面67の中心より−Y
方向にずれた場合の、ホログラム96とビーム断面67
との関係を示している。
【0097】ここで、図10に示した光検知器80の出
力をP1、光検知器82の出力をP2とすると、トラッ
キング誤差信号(TES)は、 TES=P1−P2 で表される。ホログラム96の取付位置誤差がない図2
1の場合、対物レンズ60により光ディスク62上に集
光されるビームスポットがトラックの真上に形成されて
いるときには、TES≒0となる。
【0098】従って図22(A)の場合、TES1の領
域はけられによって光量が減少しているので、光ディス
クのトラックの真上にレーザビームが集光されていると
きにTES≒0とはならない。そして、ホログラム取付
誤差のない図21の場合のTESの値がTES>0とな
る状態のときにTES≒0となる。
【0099】その結果、ビームスポットが光ディスクの
トラックの真上からずれた状態のときに制御回路がオン
トラック状態と誤認してしまう。このような状態をトラ
ッキング信号にオフセットが乗るという。同様な現象が
図22(B)の場合にも発生する。
【0100】図23(A)はホログラム96の中心がビ
ーム断面67の中心より+X方向にずれた場合、図23
(B)はホログラム96の中心がビーム断面67の中心
より−X方向にずれた場合をそれぞれ示している。これ
らの場合は、TES1,TES2領域に等しくけられが
生じているため、トラッキング信号にオフセットが乗ら
ない。
【0101】フォーカシングを行うための領域FES
1,FES2に入射する光量に差が生じるようにけられ
が生じているが、フォーカシングを検出するダブルナイ
フエッジ法では、回折されたビームの光量ではなく、ビ
ーム形状で誤差検出を行っているので、FES1,FE
S2に入射する光量に差が生じてもあまり大きな影響は
ない。
【0102】以上から明らかなように、ホログラムの中
心がY軸方向に取付誤差をもって光学系に取り付けられ
た場合、トラッキング信号にオフセットが乗り望ましく
ない。ヘテロダイン法では、このようなトラッキング信
号のオフセットは発生しないが、この方法は光磁気ディ
スクのトラッキングには採用できない。
【0103】従って、ホログラムを光学系に取り付ける
場合に例え取付位置誤差が発生しても、トラッキング信
号にオフセットが乗らない光ディスク装置用誤差検出光
学装置が必要である。
【0104】図24を参照すると、トラッキング信号に
オフセットが乗らない本発明第5実施形態のホログラム
回折格子が示されている。図24において、符号67は
反射ビームがホログラム面に入射したときのビーム断面
形状を示している。
【0105】ホログラム回折格子136はFESビーム
を検出する領域136a,136bとTESビームを検
出する領域136c,136dを含んでいる。FESビ
ーム検出領域136a,133bは図15に示した第2
実施形態の領域96a,96bとその形状及び大きさが
同一である。
【0106】TESビームを検出する領域136c,1
36dはホログラム136の中心を通り光ディスクの情
報記録方向と平行に伸長する分割線138により分割さ
れている。領域136c,136dの外周はビーム断面
67の半径よりもm小さい半径を有する円によって画成
されている。
【0107】上述したように、トラッキング信号にオフ
セットが乗る場合は、Y軸方向に誤差をもってホログラ
ム136が光学系に取り付けられた場合である。よっ
て、図25(A)及び図25(B)に、ホログラム13
6の中心が+Y軸方向及び−Y軸方向に誤差をもって取
り付けられたときのビーム断面67とホログラム136
との関係をそれぞれ示す。
【0108】図25(A)及び図25(B)から、ホロ
グラム136がY軸方向に±mの誤差を持って光学系に
取り付けられたとしても、けられを発生しないことがわ
かる。
【0109】けられを発生しない場合には、トラッキン
グ信号にオフセットが乗ることはない。従って、取付位
置誤差mがあったとしても、トラッキング信号にオフセ
ットが乗らない。このmの値をオフセットマージンと称
する。
【0110】図26は本発明第6実施形態のホログラム
140と反射ビーム断面67との関係を示している。ホ
ログラム140は図15に示した第2実施形態のホログ
ラムと類似しており、第2実施形態の円形ホログラム9
6の半径よりもm小さい半径を有する円によりその外周
が画成されている。
【0111】円形ホログラム140はFESビームを検
出する領域140a,140bと、FESビームを検出
する領域140c,140dを含んでいる。領域140
c,140dはホログラム140の中心を通り、光ディ
スクの情報記録方向と平行に伸長する分割線142によ
り分割されている。
【0112】図27は本発明第7実施形態のホログラム
144と反射ビームがホログラムに入射したときのビー
ム断面形状67との関係を示している。ホログラム14
4はFES領域144a,144bと、TES領域14
4c,144dを含んでいる。
【0113】FES領域144a,144bは図15に
示した第2実施形態のFES領域96a,96bとその
形状及び大きさが同一である。TES領域144c,1
44dはホログラム144の中心を通り、光ディスクの
情報記録方向と平行に伸長する分割線146により分割
されている。
【0114】TES領域144cの外周は、図15に示
した円形ホログラム96のTES領域96cの外周を画
成する半円を−Y軸方向にmだけ平行移動して形成され
る円弧148により画成されている。
【0115】同様に、TES領域144dを画成する外
周は、円形ホログラム96のTES領域96dを画成す
る半円を+Y軸方向にmだけ平行移動して形成される円
弧150により画成されている。
【0116】このようなホログラム144を使用する
と、図28(A)に示すようにホログラム144の中心
が+Y軸方向に最大mだけずれて取り付けられてもけら
れが生じず、トラッキング信号にオフセットが乗ること
はない。同様に、図28(B)に示すように−Y軸方向
に最大mだけずれて取り付けられてもけられが生じず、
トラッキング信号にオフセットが乗ることはない。
【0117】図29は第5実施形態のホログラムと第7
実施形態のホログラムを重ね合わせた状態を示したもの
である。第5実施形態のホログラム136のTES1領
域の外周を137、TES2領域の外周を139とし、
第7実施形態のホログラム144のTES1領域の外周
を148、TES2領域の外周を150とする。
【0118】外周137と外周148にはされまた領域
をA,B、外周139と外周150にはさまれた領域を
C,Dとする。図29から、同じオフセットマージンm
で、第5実施形態のホログラム136に比べて第7実施
形態のホログラム144はTES1領域でA+Bの光量
を、TES2領域でC+Dの光量を増加させることがで
きることが理解される。
【0119】上述した第5乃至第7実施形態のホログラ
ムでは次のような問題が発生する。即ち、半導体レーザ
発生器50から出射されたレーザビームがホログラムを
透過するときに、ホログラムの領域を透過したビームは
ホログラムの影響を受け、0次光量が低下するが、ホロ
グラムが存在しない領域を透過したビームでは0次光量
が低下しない。その結果、0次光量分布にばらつきが発
生する。
【0120】この問題を防止するためには、図30
(A)及び図30(B)に示すように、ホログラム13
6及び144の回りにダミーホログラム152,154
をそれぞれ配置する。
【0121】ダミーホログラム152,154は、それ
ぞれホログラム136,144の回折格子の空間周波数
と同等の空間周波数を持ち、全く異なる方向に光を回折
するものである。これによって、レーザビームの0次光
量の分布のばらつきを抑えることができる。
【0122】図31を参照すると、本発明第5実施形態
のホログラム136の寸法の一例が反射ビームのホログ
ラム上でのビーム断面67と関連して示されている。図
32を参照すると、本発明第7実施形態のホログラム1
44の寸法の一例が示されている。TES領域144c
の外周148はホログラム144の中心156からmだ
け−Y軸方向にオフセットした点158を中心とする円
弧上にある。同様に、TES領域144dの外周150
はホログラム144の中心156から+Y軸方向にmだ
けオフセットした点160を中心とする円弧上にある。
【0123】図33を参照すると、本発明第8実施形態
のホログラム162が示されている。本実施形態のホロ
グラム162は図20に示した第4実施形態と同様に、
トラッキング誤差検出にヘテロダイン法を用いるもので
ある。
【0124】ホログラム回折格子162は6つの領域1
62a〜162fに分割されている。領域162a及び
162bはFESビーム回折用の領域であり、領域16
2c〜162fはTESビーム回折用の領域である。
【0125】FES領域162a及び162bは、図2
0に示した第4実施形態のホログラム130のFES領
域130a及び130bとその大きさ及び形状が同一で
ある。
【0126】TES領域162c〜162fは、ホログ
ラム回折格子162の中心を通り光ディスクの情報記録
方向に平行な第1の分割線164と、第1分割線164
に垂直でホログラム回折格子162の中心を通る第2の
分割線166により分割されている。
【0127】TES領域162c,162eの外周は、
図20に示した円形ホログラム130の中心を−Y軸方
向にmだけオフセットした点を中心とする円弧168に
より画成されている。
【0128】同様に、TES領域162d,162fの
外周は、円形ホログラム130の中心を+Y軸方向にm
だけオフセットした点を中心とする円弧170により画
成されている。
【0129】本実施形態のホログラム162を使用する
と、トラッキング誤差検出にヘテロダイン法を用いる場
合に、トラッキング信号にオフセットが乗ることが防止
される。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回折格子を用いてフォーカシング誤差検知用の光検知器
に集光されるビームスポットの形状を制御することによ
り該光検知器に入射する光量を増大させることができる
ため、精度のよいフォーカシング誤差検出を行うことの
できる光ディスク装置用誤差検出光学装置を提供するこ
とができる。
【0131】本発明の望ましい実施態様によれば、ホロ
グラムを光学系に取り付けた場合に取付位置誤差が存在
しても、トラッキング信号にオフセットが乗ることのな
い光ディスク装置用誤差検出光学装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ピックアップの全体構成を示す図であ
る。
【図2】光検知器上のビームスポットの変化を示す図で
ある。
【図3】レンズとビームスポットとの関係を示す図であ
る。
【図4】長方形回折格子とビームスポットとの関係を示
す図である。
【図5】D1を変化させたときのビームスポット形状を
示す図である。
【図6】D1が大きいときの対物レンズと光ディスク間
の距離Lと光検知器の出力Vとの関係を示す図である。
【図7】D1が中間のときのLとVとの関係を示す図で
ある。
【図8】D1が小さいときのLとVとの関係を示す図で
ある。
【図9】本発明の誤差検出装置を含んだ光ピックアップ
の全体構成図である。
【図10】本発明の第1実施形態斜視図である。
【図11】光ディスクに対するレーザビームのフォーカ
シングが変化したときの光検知器上のビームスポットの
変化を示す図である。
【図12】図9に示した光ピックアップの寸法関係の一
例を示す図である。
【図13】ホログラムの干渉縞分布を示す図である。
【図14】図14(A)は図13のホログラムを使用し
たときのTESビームのビームスポットを示す図であ
り、図14(B)はFESビームのビームスポットを示
す図である。
【図15】本発明第2実施形態のホログラムの干渉縞分
布を示す図である。
【図16】図16(A)は図15のホログラムを使用し
たときのTESビームのビームスポットを示す図であ
り、図16(B)はFESビームのビームスポットを示
す図である。
【図17】ホログラムの干渉縞分布を示す図である。
【図18】図18(A)は図17のホログラムを使用し
たときのTESビームのビームスポットを示す図であ
り、図18(B)はFESビームのビームスポットを示
す図である。
【図19】本発明第3実施形態斜視図である。
【図20】本発明第4実施形態のホログラムの干渉縞分
布を示す図である。
【図21】第2実施形態のホログラムと反射ビーム断面
形状との関係を示す図である。
【図22】図22(A)はホログラムの中心が反射ビー
ムの中心から+Y軸方向にずれた場合を示す図、図22
(B)はホログラムの中心が反射ビームの中心から−Y
軸方向にずれた場合を示す図である。
【図23】図23(A)はホログラムの中心が反射ビー
ムの中心から+X軸方向にずれた場合を示す図、図23
(B)はホログラムの中心が反射ビームの中心から−X
軸方向にずれた場合を示す図である。
【図24】本発明第5実施形態のホログラムをビーム断
面形状と関連させて示した図である。
【図25】図25(A)はホログラムの中心が反射ビー
ムの中心から+Y軸方向にずれた場合を示す図であり、
図25(B)はホログラムの中心が反射ビームの中心か
ら−Y軸方向にずれた場合を示す図である。
【図26】本発明第6実施形態のホログラムを反射ビー
ムの断面形状と関連させて示した図である。
【図27】本発明第7実施形態のホログラムを反射ビー
ムの断面形状と関連させて示した図である。
【図28】図28(A)はホログラムの中心が反射ビー
ムの中心から+Y軸方向にずれた場合を示す図であり、
図28(B)はホログラムの中心が反射ビームの中心か
ら−Y軸方向にずれた場合を示す図である。
【図29】第5実施形態のホログラムと第7実施形態の
ホログラムとを重ね合わせた状態を示す図である。
【図30】図30(A)は第5実施形態のホログラムの
変形例を示す図であり、図30(B)は第7実施形態の
ホログラムの変形例を示す図である。
【図31】本発明第5実施形態のホログラムの寸法を示
す図である。
【図32】本発明第7実施形態のホログラムの寸法を示
す図である。
【図33】本発明第8実施形態のホログラムの干渉縞分
布を示す図である。
【図34】光ディスクの情報記録方向とホログラムの分
割線との関係を示す図である。
【符号の説明】
50 半導体レーザ発生器 54 ホログラム回折格子 56,60 コリメータレンズ 58 ビームスプリッタ 62 光ディスク 70 光検知器ユニット 76,78,80,82 光検知器 76,78 分割線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 浩寧 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 田和 文博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク上に集光されるレーザビーム
    のフォーカシング誤差検出及びトラッキング誤差検出を
    行う光ディスク装置用光学装置であって、 前記光ディスクで反射された反射ビームをそれぞれ異な
    る方向に回折する第1、第2、第3及び第4領域を有す
    る回折格子と;前記回折格子の第1領域で回折された反
    射ビームを検出する、第1の分割線を有する第1光検知
    器と;前記回折格子の第2領域で回折された反射ビーム
    を検出する、第2の分割線を有する第2光検知器と;前
    記回折格子の第3領域で回折された反射ビームを検出す
    る第3光検知器と;前記回折格子の第4領域で回折され
    た反射ビームを検出する第4光検知器とを具備し;前記
    第3及び第4領域は、前記光ディスクの情報記録方向と
    平行に伸長するように設けられるとともに、前記回折格
    子の中心を通過し前記情報記録方向と平行な分割線を挟
    んで対称となるように分割されており、 前記第1及び第2領域は、前記分割線と垂直で且つ前記
    回折格子の中心を通過する基準線を挟んで対称となるよ
    うに配置されるとともに、前記第1及び第2領域の各々
    は、前記分割線に対して左右対称となるように配置され
    ており、 前記第1及び第2領域の各々は、少なくとも前記分割線
    と平行で互いに離間した第1及び第2直線と、前記基準
    線と平行な第3直線とにより包囲されていることを特徴
    とする光ディスク装置用光学装置。
  2. 【請求項2】 前記回折格子は円形ホログラムから構成
    される請求項1記載の光ディスク装置用光学装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2光検知器に投影される
    ビームスポットの前記第1及び第2分割線に対して垂直
    方向の長さは、前記第1及び第2直線の長さによって規
    定される請求項1記載の光ディスク装置用光学装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2光検知器に入射する反
    射ビームの光量は、前記第3直線の長さによって規定さ
    れる請求項3記載の光ディスク装置用光学装置。
  5. 【請求項5】 前記第1領域は前記第2領域と実質上等
    しい面積を有しており、前記第3領域は前記第4領域と
    実質上等しい面積を有しており、前記第3及び第4領域
    の各々の面積は前記第1及び第2領域の各々の面積より
    も大きい請求項1記載の光ディスク装置用光学装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2領域の各々は更に、前
    記基準線と平行で前記第3直線と離間した第4直線によ
    って包囲される請求項1記載の光ディスク装置用光学装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2領域の各々は更に、1
    つの円弧によって包囲される請求項1記載の光ディスク
    装置用光学装置。
  8. 【請求項8】 前記円弧は前記円形ホログラムの外周の
    一部に一致する請求項7記載の光ディスク装置用光学装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回折格子の少なくとも前記基準線方
    向の差し渡しは、前記回折格子の入力面における前記光
    ディスクからの反射ビームの直径よりも小さい請求項1
    記載の光ディスク装置用光学装置。
  10. 【請求項10】 前記回折格子は、前記第1乃至第4領
    域の回折方向とは異なる方向に前記反射ビームを回折す
    るとともに、前記第1乃至第4領域の空間周波数と実質
    上等しい空間周波数を有する第5の領域をその周囲に更
    に具備した請求項9記載の光ディスク装置用光学装置。
  11. 【請求項11】 前記円弧は、前記分割線と前記基準線
    との交点を中心とする円の一部と一致し、前記第3領域
    は前記円を前記基準線に沿って前記第4領域方向に所定
    量平行移動した第1円弧により画成され、前記第4領域
    は前記円を前記基準線に沿って前記第3領域方向に前記
    所定量平行移動した第2円弧により画成されており、前
    記円の直径は前記反射ビームの前記回折格子の入力面に
    おけるビームの直径に概略一致する請求項7記載の光デ
    ィスク装置用光学装置。
  12. 【請求項12】 前記回折格子は、前記第1乃至第4領
    域の回折方向とは異なる方向に前記反射ビームを回折す
    るとともに、前記第1乃至第4領域の空間周波数と実質
    上等しい空間周波数を有する第5の領域をその周囲に更
    に具備した請求項11記載の光ディスク装置用光学装
    置。
  13. 【請求項13】 光ディスク上に集光されるレーザビー
    ムのフォーカシング誤差検出及びトラッキング誤差検出
    を行う光ディスク装置用光学装置であって、 前記光ディスクで反射された反射ビームをそれぞれ異な
    る方向に回折する第1、第2、第3、第4、第5及び第
    6領域を有する回折格子と;前記回折格子の第1領域で
    回折された反射ビームを検出する、第1分割線を有する
    第1光検知器と;前記回折格子の第2領域で回折された
    反射ビームを検出する、第2分割線を有する第2光検知
    器と;前記回折格子の第3領域で回折された反射ビーム
    を検出する第3光検知器と;前記回折格子の第4領域で
    回折された反射ビームを検出する第4光検知器と;前記
    回折格子の第5領域で回折された反射ビームを検出する
    第5光検知器と;前記回折格子の第6領域で回折された
    反射ビームを検出する第6光検知器とを具備し;前記第
    3、第4、第5及び第6領域は前記光ディスクの情報記
    録方向と平行に伸長するとともに前記回折格子の中心を
    通過する第1分割線と該第1分割線と垂直に交わり前記
    回折格子の中心を通過する第2分割線により分割されて
    おり、 前記第1及び第2領域は前記第2分割線に対して対称で
    該第2分割線から離れて配置されており、 前記第1及び第2領域の各々は、少なくとも前記第1分
    割線と平行な互いに離間した第1及び第2直線と、前記
    第2分割線と平行な第3直線によって包囲されているこ
    とを特徴とする光ディスク装置用光学装置。
  14. 【請求項14】 前記回折格子は円形ホログラムから構
    成される請求項13記載の光ディスク装置用光学装置。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2光検知器に投影され
    るビームスポットの前記第1及び第2分割線と垂直方向
    の長さは、前記第1及び第2直線の長さによって規定さ
    れる請求項13記載の光ディスク装置用光学装置。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2光検知器に入射する
    反射ビームの光量は、前記第3直線の長さによって規定
    される請求項15記載の光ディスク装置用光学装置。
  17. 【請求項17】 前記第1領域は前記第2領域と実質上
    等しい面積を有しており、前記第3領域〜前記第6領域
    は実質上互いに等しい面積を有しており、前記第3〜第
    6領域の各々は前記第1及び第2領域の各々よりも大き
    い面積を有している請求項13記載の光ディスク装置用
    光学装置。
  18. 【請求項18】 前記回折格子の少なくとも前記第2分
    割線方向の差し渡しは、前記回折格子の入力面における
    前記光ディスクからの反射ビームの直径よりも小さい請
    求項13記載の光ディスク装置用光学装置。
  19. 【請求項19】 前記回折格子は、前記第1乃至第6領
    域の回折方向とは異なる方向に前記反射ビームを回折す
    るとともに、前記第1乃至第6領域の空間周波数と実質
    上等しい空間周波数を有する第7の領域をその周囲に更
    に具備した請求項18記載の光ディスク装置用光学装
    置。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2領域の各々は更に、
    前記第2分割線と平行で前記第3直線と離間した第4直
    線によって包囲されている請求項13記載の光ディスク
    装置用光学装置。
  21. 【請求項21】 前記第1及び第2領域の各々は更に、
    1つの円弧によって包囲されている請求項13記載の光
    ディスク装置用光学装置。
  22. 【請求項22】 前記円弧は前記円形ホログラムの外周
    の一部に一致する請求項21記載の光ディスク装置用光
    学装置。
  23. 【請求項23】 前記円弧は前記第1分割線と前記第2
    分割線の交点を中心とする円の一部と一致し、前記第3
    及び第4領域は前記円を前記第2分割線に沿って前記第
    5及び第6領域方向に所定量平行移動した第1円弧によ
    り画成されており、前記第5及び第6領域は前記円を前
    記第2分割線に沿って前記第3及び第4領域方向に前記
    所定量平行移動した第2円弧により画成されており、前
    記円の直径は前記反射ビームの前記回折格子の入力面に
    おけるビームの直径に概略一致する請求項21記載の光
    ディスク装置用光学装置。
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