JPH09280260A - 軸継手の密封装置 - Google Patents
軸継手の密封装置Info
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- JPH09280260A JPH09280260A JP8684696A JP8684696A JPH09280260A JP H09280260 A JPH09280260 A JP H09280260A JP 8684696 A JP8684696 A JP 8684696A JP 8684696 A JP8684696 A JP 8684696A JP H09280260 A JPH09280260 A JP H09280260A
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Abstract
ツが損傷するのを防止することにある。 【解決手段】 アダプタの筒状部14に嵌着して軸受1
とブーツ20との間に配置され、ブーツ20の可撓部分
26と接合して支持する接合面32を設けた支持リング
30を有するものである。
Description
関する。特に、高速回転及び揺動する軸継手用の密封装
置に関するものである。
3−69320号公報が存在する。
プタ付ブーツが示されている。図5は、外輪51と内輪
52との間にボール53を介したベアリングを有し、こ
のベアリングの内輪52にスプラインを介して嵌着した
駆動軸54と外輪51のボルト穴55を介してボルトに
より取り付けられるコンパニオンフランジ56とにより
自在継手50を構成している。この自在継手50のボー
ル53側の摺動部を保護するために潤滑油(グリース)
が介在されているが、この摺動部側をカバーするために
アダプタ付ブーツ65が嵌着されている。
7とブーツ62との連結により構成されている。
この嵌着部58は、外輪51に嵌合して取り付けられて
いる。そして、嵌着部58からフランジ部61を形成す
ると共に、フランジ部61から小径円筒部59を形成し
て自由端に連結部60を有する。
た接続部63を一端に有するブーツ62は、アダプタ5
7の内方へ断面V形状に突出した他端が駆動軸54と嵌
合する取付部64を有する。
すると共に肉厚が環状に形成されて駆動軸54を囲んで
いる。
付ブーツ65は、ベアリングを介して駆動軸54が軸芯
を屈折しながら回動するとき、又は、ベアリング内の潤
滑油が遠心力の影響を受けたときに、ブーツ62が仮想
線で示すようにアダプタ57内から飛び出すように外方
へ変形して損傷し、更には、アダプタ57と駆動軸54
との間に挟まれて損傷することがある。その結果、損傷
した個所からベアリング内の潤滑油が流出し、更には、
ダストがベアリング内に侵入し、摺動部が早期に摩耗す
ることになる。
ツの半断面図であるが、ベアリングに介在する潤滑油に
遠心力が作用すると、ブーツ62がその遠心力によって
弾性変形する初期の状態図である。
示すようにブーツの中間部が外方へ反転し損傷する。そ
して、駆動軸54が屈折したとき、アダプタ57の自由
端である連結部60との間でブーツ62が破損させられ
るのである。
潤滑油がブーツ62側へ移動するのを防止するため、ア
ダプタ57の小径円筒部59の内周面にボール53側と
ブーツ62側とを仕切る断面L形の仕切環を嵌着した従
来例が存在する。しかし、この従来例は、仕切板とブー
ツ62との間に潤滑油が溜まると、仕切板によって逃げ
場を失ったこの潤滑油に遠心力が作用してブーツ62を
外方へ膨張させることになる。そして、ブーツ62の連
結部60側から破損させることになる。
れたものであって、その技術的課題は、潤滑油を軸受の
摺動面に保持すると共に、この潤滑油がブーツ側に移動
してブーツを破損させるのを防止することにある。
課題を解決するために成されたものであって、その技術
的手段は、以下のように構成されている。すなわち、軸
受と軸とが連結された摺動部側をカバーする軸継手の密
封装置であって、軸受と接合する取付部を一端に有する
と共に中間に筒状部を有し且つ他端側に連結部を有する
筒状のアダプタおよびアダプタの連結部に一端側が連結
された結合部を有すると共に結合部から前記アダプタ内
に突出する可撓部分を有して断面U形状に形成された中
間可撓部を有し且つ中間可撓部の他端側が軸に嵌着する
嵌着部を有したゴム状弾性材製ブーツを具備し、軸受と
ブーツの可撓部分との間に配置されてアダプタの内周面
に嵌合した嵌合部を有すると共に可撓部分に接合する接
合面を有した支持リングを有するものである。
動面側の潤滑油がブーツ側へ移動しようとするが、軸受
とブーツとの間を仕切る支持リングにより潤滑油の移動
が阻止される。同時に、支持リングとブーツとの間に潤
滑油が蓄積されるのも支持リングに有する接合面により
阻止される。その結果、軸継手の密封装置が回動して
も、軸受側の潤滑油がブーツ側へ移動してブーツを破損
させるのを防止する。
置の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
軸継手の密封装置11の断面図である。図1において、
1は軸受である。軸受1は内輪2と外輪3とを有すると
共に、内輪2と外輪3の対向面には各々溝が形成されて
おり、この溝にボール4が配置されている。そして、内
輪2の内周面に有するスプライン7に、軸8のスプライ
ン部10が嵌合して自在継手50を構成している。尚、
外輪3には、アダプタ12取付用のボルト孔6が形成さ
れている。
伝達すると共に、軸8が屈折して回動できるように構成
されている。そして、自在継手50の摺動部には、潤滑
油16が介在されて、摺動部が摩耗するのを防止してい
る。
動部をカバーする密封装置11は、アダプタ12とブー
ツ20から構成されている。アダプタ12は、金属又は
樹脂材製である。又、ブーツ20は、ゴム又は樹脂等の
ゴム状弾性材製で、可撓性を有する。
けられるように断面L形状に形成されて一端に取付部1
3を形成している。そして、取付部13から筒状部14
に連続形成され、自由端に連結部15を設けている。筒
状部14には内周面14aを有する。
ンレス板、アルミ板、銅板等が適している。又、加工
は、プレス加工により形成される。更に、樹脂材製にす
ることもできる。樹脂材の場合は、成形加工が好まし
い。
この結合部21は、アダプタ12の連結部15によりカ
シメられた固着部15aにより保持されている。更に、
結合部21から、肉厚板状の中間可撓部22が形成され
ており、この中間可撓部22は、断面U形状をして内方
の先端側が折曲部分23になるように形成されている。
更に、中間可撓部22の他端は、軸8に嵌合する嵌着部
24に形成されている。この嵌着部24の外周面には、
バンド溝25が形成されており、このバンド溝25にバ
ンド27が取り付けられて軸8に締結する。
まではアダプタ12の筒状部14に対し、三角形状の空
間を形成するような傾斜した可撓部分26に成されてい
る。
形状の空間に先端が突出した支持リング30がアダプタ
12における筒状部14の内周面14aに嵌着されてい
る。支持リング30は、外周の嵌合部31が筒状部14
の内周面14aに嵌合して固着されると共に、ブーツ2
0側内周面の接合面32がブーツ20の可撓部分26に
対面接合する形に形成されている。
により断面U状に形成されると共に、環状に形成されて
いる。支持リング30の接合面32は、好ましくは、折
曲部分23にまで接合するように形成すると良い。
ステンレス板、樹脂板にすることもできる。又、支持リ
ング30の嵌合部31がアダプタ12の内周面14aに
嵌着して固着されるが、この他に支持リング30の一端
部を軸受1とアダプタ12の取付部13との間に挟持し
て固着しても良い。
示す軸継手の密封装置の断面図である。
リング30が樹脂材製で形成されていることである。こ
の支持リング30もアダプタ12の筒状部14に嵌合さ
れているが、外周の端部は軸受1に接合して係止されて
いる。尚、支持リング30を筒状部14と遊合状態にし
て支持リング30の接合面32をブーツ20の弾性変形
に応じて可撓部分26と常に接合するようにしても良
い。
示す軸継手の密封装置の断面図である。
ツ20の可撓部分26の外面に樹脂材製の保持シート4
0を積層状態に取り付けたことである。この保持シート
40は、連結部15の固着部15aによりカシメ固定さ
れている。そして、保持シート40の弾性により可撓部
分26を弾性的に常に支持リング30に圧接させるもの
である。この圧接により潤滑油が筒状部14と可撓部分
26との間に侵入しないようにするものである。
を示す軸継手の密封装置の断面図である。
リング30の接合面32がゴム状弾性材で形成されたも
のである。つまり、アダプタ12に嵌着するリング30
aにゴム材製の支持部30bを一体成形したものであ
る。そして、支持部30bと可撓部分26とのシール的
な密接を良好にすると共に、可撓部分26の耐久性を向
上させるものである。
グの嵌着部がアダプタの筒状部に嵌合すると共に接合面
が可撓部分に接合しているから、筒状部と可撓部分との
空間に軸受側からの潤滑油が移動して滞留することがな
い。その結果、軸継手の回転時に潤滑油が遠心力の作用
によりブーツの可撓部分に作用して可撓部分を軸方向外
方へ異常変形させ、破損に至るのを効果的に防止するこ
とができる。特に、従来例の仕切板の場合には、仕切板
と可撓部分との間に滞留した潤滑油が仕切板の作用を受
けると共に遠心力の作用により可撓部分の外方向に作用
して可撓部分を早期に損傷させる結果となるが、本発明
の支持リングは、この損傷を効果的に防止することが可
能となる。又、従来例の軸継手のアダプタ付の密封装置
は、高速回転用であるため可撓部分が遠心力によりアダ
プタの内周面に圧着されるように弾性変形して破損する
が、可撓部分は本発明の支持リングの接合面により支持
され、その変形が防止されて可撓部分の耐久性を発揮す
ることが可能となる。
の密封装置の取付断面図である。
の密封装置の半断面図である。
の密封装置の半断面図である。
の密封装置の半断面図である。
形する状態の半断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受と軸とが連結された摺動部側をカバ
ーする軸継手の密封装置であって、前記軸受(1)と接
合する取付部(13)を一端に有すると共に中間に筒状
部(14)を有し且つ他端側に連結部(15)を有する
筒状のアダプタ(12)および前記アダプタ(12)の
連結部(15)に一端側が連結された結合部(21)を
有すると共に前記結合部(21)から前記アダプタ(1
2)内に突出する可撓部分(26)を有して断面U形状
に形成された中間可撓部(22)を有し且つ前記中間可
撓部(22)の他端側が前記軸(8)に嵌着する嵌着部
(24)を有したゴム状弾性材製ブーツ(20)を具備
し、前記軸受(1)と前記ブーツ(20)の可撓部分
(26)との間に配置されて前記アダプタ(12)の内
周面に嵌合した嵌合部(31)を有すると共に前記可撓
部分(26)に接合する接合面(32)を有した支持リ
ング(30)を有することを特徴とする軸継手の密封装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08684696A JP3548329B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 軸継手の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08684696A JP3548329B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 軸継手の密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09280260A true JPH09280260A (ja) | 1997-10-28 |
JP3548329B2 JP3548329B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=13898186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08684696A Expired - Fee Related JP3548329B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 軸継手の密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3548329B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105003561A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-10-28 | 兴化市万佳机械有限公司 | 球笼防尘壳 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP08684696A patent/JP3548329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105003561A (zh) * | 2015-07-15 | 2015-10-28 | 兴化市万佳机械有限公司 | 球笼防尘壳 |
CN105003561B (zh) * | 2015-07-15 | 2017-11-24 | 兴化市万佳机械有限公司 | 球笼防尘壳 |
Also Published As
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JP3548329B2 (ja) | 2004-07-28 |
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