JPH09279560A - 貫入試験機 - Google Patents

貫入試験機

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JPH09279560A
JPH09279560A JP8089706A JP8970696A JPH09279560A JP H09279560 A JPH09279560 A JP H09279560A JP 8089706 A JP8089706 A JP 8089706A JP 8970696 A JP8970696 A JP 8970696A JP H09279560 A JPH09279560 A JP H09279560A
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JP
Japan
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rod
hammer
ground
locking
finger
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JP8089706A
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Seiichi Mafune
清一 真船
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大な労力と時間を必要とすることなく地盤
の調査を簡単且つ容易に行えるようにする。 【解決手段】 地中Aへ縦向きに打ち込まれる端部同士
が連結自在なロッド5を軸芯方向へ移動自在に支持する
本体1と、本体1に設けられ、ロッド5を本体1側へロ
ックしてロッド5の軸芯方向への移動を阻止し得るロッ
ク機構2と、ロッド5にこれの軸芯方向へ移動自在に外
嵌され、ロック機構2によりロックされた縦向き姿勢の
ロッド5を間接的に打撃する打撃位置とこの位置から上
方へ一定距離だけ離間する落下開始位置とを取り得るハ
ンマー3と、本体1に設けられ、打撃位置にあるハンマ
ー3を落下開始位置まで持ち上げてこの位置でハンマー
3を自由落下させるハンマー持上げ機構4とから構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅家屋やア
パート、マンション等の建築物を建築する際、或いは道
路、橋梁及び堤防等の土木工事を行う際に、その場所の
地盤を調査するのに用いる貫入試験機に係り、主に基盤
(岩盤又は砂礫層等の硬い層)の位置(深さ)を簡単且
つ容易に調査できるようにした貫入試験機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅家屋やアパート等の建築物
を建てる際には、通常その場所の地盤調査(例えば岩盤
の深さを測定する調査)を行い、その地盤に応じた基礎
工事を行ってから建築物を建てるようにしている。
【0003】従来、地盤の調査方法には、掘削機を用い
て地盤に直径が60〜300mm程度の深い孔を掘るボ
ーリング(回転式ボーリング、衝撃式ボーリング及び水
洗式ボーリング等)や、或いは地盤を構成する岩石や土
の物理的性質の相違を利用して、地層の変化・構造等を
調査する物理地下探査(電気抵抗式地下探査や弾性波式
地下探査)等が広く利用されている。これらの各調査方
法は、岩盤の深さや地層の性状等を正確に調査すること
ができる等の利点がある。
【0004】ところが、前記各調査方法は、何れも大掛
かりな機械や設備、調査機器等を必要とし、設備費や調
査費が大幅に高騰してしまう云う難点がある。
【0005】一方、前記各調査方法の他に、比較的簡単
な貫入試験機を用いて地盤を調査する貫入試験方法(サ
ウンディング)が開発され、広く実用に供されている。
この方法は、主に建築物を建てる際に基盤(岩盤や砂礫
層等の硬い層)の深さを調べるのに利用されている。
【0006】即ち、前記貫入試験機は、図14に示す如
く、端部同士が着脱自在に螺着され、外周面に目盛(図
示省略)を形成した一定長さ(1m)の複数本のロッド
40と、ロッド40の端部に着脱自在に螺着され、ロッ
ド40間に位置するノッキングブロック41と、最上段
のロッド40に摺動自在に外嵌され、把手42を備えた
一定重量(10kg)のモンケン43(錘)と、最下段
のロッド40の先端部に着脱自在に螺着される円錐状の
ドリル44と、最上段のロッド40の上端部に連結され
るモンケン43の抜け止め兼位置決め用ブロック45と
から構成されている。
【0007】而して、前記貫入試験機を用いて基盤(岩
盤や砂礫層等の硬い層)の深さを調査するには、先ず先
端側にドリル44を連結したロッド40をノッキングブ
ロック41に連結すると共に、モンケン43を嵌めたロ
ッド40をノッキングブロック41に連結する。
【0008】次に、ドリル44を地面に突き立ててロッ
ド40を地面に対して垂直姿勢に保持し、この状態でモ
ンケン43をロッド40に沿って抜け止め兼位置決め用
ブロック45の位置(ノッキングブロック41の上端面
から50cmの高さ)まで持ち上げ、その位置からモン
ケン43を自由落下させる(図15及び図16参照)。
そうすると、モンケン43がノッキングブロック41に
衝突し、このときの衝撃によりノッキングブロック41
に固定されたロッド40が地中Aへ打ち込まれる。
【0009】その後、上記と同様にしてモンケン43に
よりノッキングブロック41を何回も打撃し、ロッド4
0を地中Aへ順次打ち込んで行く。
【0010】そして、最下段のロッド40が地中Aへ略
打ち込まれると、図17に示すように新しいロッド40
を継ぎ足し、これを引き続き地中Aへ打ち込んで行く。
即ち、地中Aへ打ち込まれたロッド40とノッキングブ
ロック41との連結を外し、新しいロッド40の下端部
を地中Aへ打ち込まれているロッド40の上端部へ、
又、新しいロッド40の上端部をノッキングブロック4
1へ夫々連結し、上記と同様にしてモンケン43により
ノッキングブロック41を打撃して新しく連結したロッ
ド40を地中Aへ順次打ち込んで行く。
【0011】このようにして、ロッド40を連結しなが
ら地中Aへ順次打ち込んで行き、ロッド40が地中Aへ
入り込まなくなった場合には、ロッド40先端のドリル
44が岩盤等の基盤に到達したことになる。この時点に
於いて、地中Aへ打ち込まれたロッド40の本数と地面
から地上へ突出しているロッド40の目盛を読み取るこ
とによって、基盤の深さを知ることができる。又、一回
の打撃で打ち込まれるロッド40の貫入量を測ったり、
或いはロッド40を一定の長さ(例えば30cm)だけ
地中Aへ打ち込むのに必要な打撃回数を測っておけば、
これらからロッド40が打ち込まれた地盤の性状等もお
およそ判断することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記貫入試
験機を用いた場合、可なり重たいモンケン43を人手に
より何十回、何百回も持ち上げる作業を必要とする為、
地盤の調査に多大の労力と時間を要すると云う問題があ
った。特に、何個所も調査する場合や地盤が硬いような
場合、打撃回数が極めて多くなり、前記問題がより助長
されることになる。然も、一番最初のロッド40を地中
Aへ打ち込み始める際(ドリル44を地面に突き立てた
とき)や新しいロッド40を継ぎ足した際には、モンケ
ン43の位置が可なり高い位置になり、この位置からモ
ンケン43を更に高い位置へ持ち上げなければならず、
モンケン43の持ち上げ作業を極めて行い難いと云う問
題もあった。
【0013】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的は多大な労力と時間を必
要とすることなく地盤の調査を簡単且つ容易に行えるよ
うにした貫入試験機を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の貫入試験機は、地中へ縦向きに打ち込まれ
る端部同士が連結自在なロッドを軸芯方向へ移動自在に
支持する本体と、本体に設けられ、ロッドを本体側へロ
ックしてロッドの軸芯方向への移動を阻止し得るロック
機構と、ロッドにこれの軸芯方向へ移動自在に外嵌さ
れ、ロック機構によりロックされた縦向き姿勢のロッド
を間接的に打撃する打撃位置とこの位置から上方へ一定
距離だけ離間する落下開始位置とを取り得るハンマー
と、本体に設けられ、打撃位置にあるハンマーを落下開
始位置まで持ち上げてこの位置でハンマーを自由落下さ
せるハンマー持上げ機構4とから構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の貫入試験機
を示す一部省略縦断面図であり、当該貫入試験機は、本
体1、ロック機構2、ハンマー3及びハンマー持上げ機
構4等から構成されて居り、ロッド5を連結しながら地
中Aへ打ち込めるようにしたものである。
【0016】尚、地中Aへ打ち込まれる各ロッド5は、
外周面に目盛(図示省略)を刻設した鋼製の丸棒(直径
19mm、長さ1m)により形成されて居り、一番最初
に地中Aへ打ち込まれるロッド5の先端部には円錐状の
ドリル6が着脱自在に連結されている。更に、各ロッド
5は、その一端部に雄ネジ5aが、又、他端部に前記雄
ネジ5aと同じ径の雌ネジ5bが夫々形成されて居り、
ロッド5の端部同士を着脱自在に連結できるようになっ
ている。
【0017】前記本体1は、長細い長方形の箱状に形成
されて居り、端部同士を連結したロッド5を貫通状態で
且つ軸芯方向へ移動自在に支持できるように構成されて
いる。
【0018】即ち、本体1は、図1及び図2に示す如
く、ロッド5より若干大径のロッド挿通孔7aを形成し
た矩形状の上部ベース7と、上部ベース7に対向し、ロ
ッド挿通孔7aに対向するベアリング取付け穴8aを形
成した矩形状の下部ベース8と、両ベース7,8を連結
する四本のサイドバー9と、各サイドバー9間に取り付
けた四枚の側板10とから構成されて居り、ロッド5を
上部ベース7のロッド挿通孔7a及び下部ベース8のベ
アリング取付け穴8aへ取り付けた後述するロッキング
ブロック13へ夫々挿通することによって、該ロッド5
を貫通状態で且つ軸芯方向へ移動自在に支持することが
できる。又、本体1は、側板10の一枚がヒンジ11に
より本体1側へ開放可能に取り付けられて居り、ロッド
5の挿通や内部に収納したハンマー持上げ機構4の点検
等を容易に行えるようになっている。更に、本体1は、
その側板10に複数の把手12が取り付けられて居り、
貫入試験機自体の持ち運びや持ち上げ等を円滑且つ簡単
に行えるようになっている。尚、本体1の各ベース7,
8及びサイドバー9は、貫入試験自体の軽量化を図る為
にアルミ合金材により形成されている。
【0019】前記ロック機構2は、図1に示す如く、本
体1の下部ベース8側に取り付けられ、本体1に貫通状
態で挿通されたロッド5を軸芯方向へ移動不能にロック
するものであり、夫々鋼材により形成されたロッキング
ブロック13、ロックピン14及びロッキングナット1
5から構成されている。
【0020】具体的には、ロッキングブロック13は、
図3に示す如く、中間部にフランジ部を備えた略円柱状
に形成されて居り、軸芯位置にはロッド5が移動自在に
挿通されるロッド5よりも若干大径のロッド挿通孔13
aが穿設されていると共に、該ロッド挿通孔13aの内
周面の一部にはロックピン14が挿入される勾配のある
挿入溝13bが形成されている。又、ロッキングブロッ
ク13の両端部外周面には方向の異なる雄ネジ13cが
夫々形成されている。そして、前記ロッキングブロック
13は、下部ベース8のベアリング取付け穴8aにスラ
ストベアリング16、ラジアルベアリング17及びナッ
ト18を介して回転自在且つ軸線方向移動不能に支持さ
れている。
【0021】又、ロックピン14は、図3に示す如く、
先端部分が楔状に形成されていると共に、内側面がロッ
ド5の外周面に沿うように円弧面に形成されて居り、楔
状の先端部分をロッキングブロック13の挿入溝13b
に挿入して行くことによって、ロッド5をロッキングブ
ロック13に対して移動不能に固定することができる。
更に、ロックピン14の外側面には、これをロッキング
ブロック13の挿入溝13b内へ押し込む際に使用する
押込み用突起14aと、ロックピン14を挿入溝13b
から引き抜く際に使用する引抜き用突起14bとが夫々
形成されている。
【0022】一方、ロッキングナット15は、図3に示
す如く、内径の異なる二つの環状部材15a,15bを
ボルト15cで連結することにより形成されて居り、大
径の環状部材15aがロッキングブロック13の外側に
位置する雄ネジ13cに軸芯方向へ移動自在に螺着さ
れ、又、小径の環状部材15bがロッキングブロック1
3の挿入溝13bに挿入されたロックピン14の押込み
用突起14aに係止され、該ロックピン14を挿入溝1
3b側へ押し込めるようになっている。
【0023】而して、前記ロック機構2に於いて、図3
に示す状態からロッキングナット15を締め付ける方向
へ回すと、ロッキングナット15の一部にロックピン1
4の押込み用突起14aが係止され、該ロックピン14
がロッキングナット15により押圧されてロッキングブ
ロック13の挿入溝13b側へ押し込まれて行く。その
結果、ロッド5は、ロックピン14の楔作用によってロ
ッキングブロック13のロッド挿通孔13bの内周面へ
押圧され、軸芯方向へ移動不能にロックされることにな
る。又、ロッキングナット15を緩める方向へ回すと、
ロッキングナット15がロッキングブロック13から抜
ける方向へ移動してロッキングナット15とロックピン
14の係止が外れ、この状態でロックピン14の引抜き
用突起14bをハンマー等で叩くことによってロックピ
ン14がロッキングブロック13の挿入溝13bから抜
け、ロッド5のロック状態が解除されることになる。
【0024】前記ハンマー3は、図1に示す如く、重さ
が10kgの鋼材により略円柱状に形成されて居り、軸
芯位置にはロッド5が移動自在に挿通されるロッド5よ
りも若干大径のロッド挿通孔3aが穿設されている。
又、ハンマー3の両端部外周面はテーパ状に形成されて
居り、上端部側の外周面には環状の係止溝3bが形成さ
れている。この係止溝3bの内面の一部は、テーパ面3
cに形成されている。そして、前記ハンマー3は、ロッ
ド5に軸芯方向へ移動自在に外嵌されて居り、ロッキン
グブロック13の上端面に当接してロック機構2により
ロックされた縦向き姿勢のロッド5を間接的に打撃する
打撃位置(図1に示す位置)と、この位置から上方へ一
定距離(50cm)だけ離間する落下開始位置(図7に
示す位置)とを取り得るようになっている。
【0025】前記ハンマー持上げ機構4は、図1に示す
如く、本体1内に設けられ、打撃位置にあるハンマー3
を落下開始位置まで持ち上げ、この位置でハンマー3を
自由落下させるものであり、ハンマー3を掴むフィンガ
ー機構19と、フィンガー機構19を開放操作するカム
機構20と、フィンガー機構19をロッド5に沿って昇
降動させる駆動機構21とから構成されている。
【0026】具体的には、フィンガー機構19は、図
1、図4及び図5に示す如く、ロッド5に軸芯方向へ移
動自在に外嵌されたアルミ合金製のブロック状のフィン
ガーベース22と、フィンガーベース22に支持ピン2
3により揺動自在に支持され、ロッド5を挾んで縦向き
姿勢で対向状に配置された鋼材製の一対のフィンガー2
4と、フィンガーベース22とフィンガー24との間に
介設され、フィンガー24を閉じる方向へ附勢する圧縮
コイルスプリング25とから構成されている。前記一対
のフィンガー24は、先端部(下端部)にハンマー3の
係止溝3bのテーパ面3cに着脱自在に係止される係止
爪24aを備え、係止爪24a間の間隔がハンマー3の
外径よりも狭くなる閉鎖位置(図4に示す位置)と、係
止爪24a間の間隔がハンマー3の外径よりも広くなる
開放位置(図1に示す位置)とを取り得るようになって
居り、常時は圧縮コイルスプリング25の附勢力とフィ
ンガーベース22に固定したストッパーピン26とによ
り閉鎖位置に附勢保持されるようになっている。
【0027】又、カム機構20は、図1及び図4に示す
如く、本体1の上部ベース7下面にロッド5を挾んで対
向状に 固定され、ハの字状に傾斜するカム面27aを
形成したアルミ合金製の一対のカム板27と、フィンガ
ー24の上端部に支持軸28を介して回転自在に支持さ
れ、カム板27のカム面27aを転動し得るベアリング
製のカムローラ29とから成り、フィンガーベース22
が上昇してカムローラ29がカム板27のカム面27a
を上方へ向って転動すると、フィンガー24を圧縮コイ
ルスプリング25の附勢力に抗して閉鎖位置から開放位
置へ揺動させるようになっている。
【0028】更に、駆動機構21は、図1及び図5に示
す如く、本体1内にロッド5と平行に配設され、軸受3
0により回転自在に支持されたネジ軸31と、ネジ軸3
1に移動自在に螺挿され、フィンガーベース22に固定
された昇降体32と、ネジ軸31を正逆回転するギアー
ドモータ33とから構成されて居り、ギアードモータ3
3によりネジ軸31を正逆回転させると、昇降体32が
回り止めされた状態で昇降動するようになっている。そ
の結果、昇降体32に連結されたフィンガー機構19が
昇降動することになる。
【0029】そして、前記駆動機構21は、電源スイッ
チ、起動スイッチ、停止スイッチ、ハンマー3による打
撃回数をカウントして表示する表示部等を設けた制御盤
(図示省略)により駆動制御されて居り、起動スイッチ
を入れると、昇降体32が本体1内の上下位置に設けた
リミットスイッチ34により上下方向へ往復動し、フィ
ンガー機構19を図1に示す位置と図4に示す位置とに
亘って往復動させるようになっている。
【0030】尚、カム板27の位置、カム面27aの傾
斜角度、カム板27とカムローラ29の位置関係、フィ
ンガー24の長さ、フィンガー24の揺動支点の位置等
は、フィンガー機構19がハンマー3をロッキングブロ
ック13の上端面から50cmの高さ位置へ持ち上げた
ときに、カム機構20によりフィンガー機構19のフィ
ンガー24が開放位置になるように選定されている。こ
れによりハンマー3は、50cmの高さ(落下開始位
置)から自由落下することになる。更に、上方のリミッ
トスイッチ34の位置は、フィンガー24が開放位置に
なったときに昇降体32が上方のリミットスイッチ34
へ当接し、又、下方のリミットスイッチ34の位置は、
フィンガー24の係止爪24aがハンマー3の係止溝3
b内へ入ったときに昇降体32が下方のリミットスイッ
チ34へ当接するように夫々選定されている。
【0031】而して、前記ハンマー持上げ機構4に於い
て、作動前にはフィンガー機構19は上方位置(図1に
示す位置)にあってフィンガー24が開放位置された状
態にある。この状態で制御盤により駆動機構21を作動
させると、フィンガー機構19が下降すると共に、フィ
ンガー24が開放位置から閉鎖位置へ揺動し、この状態
で打撃位置にあるハンマー3の位置まで下降する。
【0032】フィンガー機構19がハンマー3の位置ま
で下降すると、閉鎖位置にあるフィンガー24は、その
係止爪24aがハンマー3の上端部外周面のテーパ面に
当接し、該テーパ面により圧縮コイルスプリング25の
附勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へ揺動しつつ下降
し、係止爪24aがハンマー3の係止溝3bに対向した
時点で圧縮コイルスプリング25の附勢力により開放位
置から閉鎖位置へ揺動する。その結果、フィンガー24
の係止爪24aがハンマー3の係止溝3a内へ入り、ハ
ンマー3は図4に示すようにフィンガー24により掴ま
れた状態になる。
【0033】フィンガー24の係止爪24aがハンマー
3の係止溝3a内へ入ると、下方のリミットスイッチ3
4によりフィンガー機構19が上昇し、ハンマー3を落
下開始位置へ持ち上げて行く。このとき、ハンマー3の
係止溝3bのテーパ面3cとフィンガー24の係止爪2
4aとが係止されている為、ハンマー3の持ち上げ時に
係止爪24aが係止溝3bから外れると云うこともな
い。
【0034】そして、フィンガー機構19の上昇により
ハンマー3が図6に示すように落下開始位置へ近づく
と、カム機構20が作動する。即ち、カムローラ29が
カム板27のカム面27aに当接し、この状態でカム面
27aを上方へ向って転動して行く。これに伴ってフィ
ンガー24が閉鎖位置から開放位置へ揺動する。
【0035】フィンガー24がカム機構20により開放
位置へ揺動すると、図7に示すようにフィンガー24の
係止爪24aがハンマー3の係止溝3bから外れる。そ
の結果、ハンマー3は、落下開始位置からロッド5に沿
って自由落下し、ロッキングブロック13の上端面に衝
突することになる。このとき、ロック機構2によってロ
ッド5をロックしていると、ハンマー3とロッキングブ
ロック13との衝突による衝撃によりロッド5が地中A
へ打ち込まれることになる。
【0036】その後、フィンガー機構19は、上方のリ
ミットスイッチ34により下降し、上述の動作を繰り返
し行う。その結果、ハンマー3は、上昇及び落下を繰り
返し行い、ロッキングブロック13を繰り返し打撃す
る。
【0037】尚、前記貫入試験機は、全長が約1m10
cm、幅が約26.5cm、奥行きが約13cmの大き
さに形成されている。
【0038】次に、本発明の貫入試験機を用いて例えば
基盤A′(岩盤や砂礫層等の硬い層)の深さを調査する
には、先ずロッド5を二本程度連結し、これをロッキン
グブロック13、ハンマー3、フィンガーベース22及
び上部ベース7に挿通し、ロッド5の両端部を本体1の
上面及びロック機構2から夫々突出せしめる共に、ロッ
ク機構2から突出したロッド5の先端部に円錐状のドリ
ル6を連結する。
【0039】次に、ロッド5をロック機構2から一定長
さだけ突出させ、ロック機構2を操作してロッド5を軸
線方向へ移動不能にロックする。
【0040】その後、貫入試験機を起立させ、ドリル6
を地面に突き立てて貫入試験機及びロッド5を地面に対
して垂直姿勢に保持し、この状態で制御盤によりハンマ
ー持上げ機構4を作動させる(図8参照)。そうする
と、ハンマー3がハンマー持上げ機構4により打撃位置
から落下開始位置まで持ち上げられ、この位置から自由
落下してロック機構2のロッキングブロック13へ衝突
する。このときの衝撃により、ロック機構2によりロッ
クされたロッド5が地中Aへ打ち込まれ、貫入試験機自
体が下降する。
【0041】以下同様にして、ハンマー持上げ機構4に
よりハンマー3が落下開始位置から打撃位置へ何回も自
由落下せしめられ、ロッキングブロック13を打撃す
る。これによって、ロッド5が地中Aへ順次打ち込まれ
て行く(図9参照)。尚、ロッド5及びロッキングブロ
ック13は、ロッド5の先端部に連結したドリル6によ
り回転しながら地中Aへ打ち込まれて行くが、下部ベー
ス8とロッキングブロック13との間にベアリング1
6,17を設けている為、貫入試験機自体は回転せずに
下降して行くことになる。
【0042】そして、最下段のロッド5が図9に示すよ
うに地中Aへ略打ち込まれると、新しいロッド5を継ぎ
足し、各ロッド5を引き続き地中Aへ打ち込んで行く。
即ち、ハンマー持上げ機構4を停止し、本体1の上部ベ
ース7上面から上方へ突出するロッド5の上端部に新し
いロッド5を連結し、次にロック機構2を操作して地中
Aへ打ち込まれたロッド5のロック状態を解除すると共
に、貫入試験機自体をロッド5に沿って一定距離だけ上
昇させ、その位置で再度ロック機構2を操作してロッド
5をロックし、その後ハンマー持上げ機構4を作動させ
る(図10及び図11参照)。そうすると、ハンマー3
がハンマー持上げ機構4により何回も自由落下せしめら
れ、ロッキングブロック13を打撃する。これによっ
て、新しく連結したロッド5も地中Aへ順次打ち込まれ
て行く。尚、新しいロッド5を連結するときには、貫入
試験機自体をロッド5から取り外す必要もなく、ロッド
5の連結も簡単且つ容易に行える。
【0043】このようにして、ロッド5を連結しながら
地中Aへ順次打ち込んで行き、ロッド5が地中Aへ入り
込まなくなった場合には、ロッド5先端のドリル6が岩
盤等の基盤A′に到達したことになる(図12参照)。
この時点に於いて、地中Aへ打ち込まれたロッド5の本
数と地面から地上へ突出しているロッド5の目盛を読み
取ることによって、基盤A′の深さを知ることができ
る。又、一回の打撃で打ち込まれるロッド5の貫入量を
測ったり、或いはロッド5を一定の長さ(例えば30c
m)だけ地中Aへ打ち込むのに必要な打撃回数を測って
おけば、これらからロッド5が打ち込まれた地盤の性状
等もおおよそ判断することができる。
【0044】図13は本発明の貫入試験機の他の例を示
すものであり、この貫入試験機は、モータ33及びネジ
軸31等から成る駆動機構21に変えてエアシリンダ3
5を使用し、フィンガー機構19をエアシリンダ35に
より昇降動させるようにしたものである。即ち、本体1
内に、シリンダチューブ35aに沿って往復動自在な可
動部35bを備えたロッドレス形のエアシリンダ35を
配設し、エアシリンダ35の可動部35bとフィンガー
機構19のフィンガーベース22とを連結固定したもの
であり、エアシリンダ35に作動エアを供給すると、可
動部35bが昇降動し、これに伴ってフィンガー機構1
9も昇降動するようになっている。尚、その他の構成
は、上記例の貫入試験機(図1に示すもの)と同様構造
に構成されているが、駆動源には電源の替わりにエアシ
リンダ35を作動させるコンプレッサー等が必要にな
る。この貫入試験機も、上記例の貫入試験機と同様の作
用効果を奏することができる。
【0045】上記各例に於いては、本体1をボックス状
に形成したが、他の例に於いては、本体1を枠状に形成
するようにしても良い。
【0046】上記各例に於いては、ロック機構2に楔構
造のものを使用したが、他の例に於いては、ロック機構
2にコレットチャック構造のものを使用するようにして
も良い。
【0047】上記各例に於いては、貫入試験機に10k
gの重さのハンマー3を使用するようにしたが、ハンマ
ー3の重さは、上記例のものに限定されるものではな
く、ロッキングブロック13に衝突したときにロッド5
を地中へ打ち込むことができる重さであれば良い。例え
ば、貫入試験機に20kgのハンマー3を使用するよう
にしても良い。この場合には、ハンマー3とロッキング
ブロック13との衝突による衝撃力が増大することにな
り、一回の打撃によるロッド5の打ち込み量が大きくな
る。その結果、ロッド5の先端に取り付けたドリル6が
基盤A′へ到達するまでの打撃回数が少なくなり、地盤
の調査を短時間で行えることになる。
【0048】上記各例に於いては、ロッド5を中実の棒
材により形成したが、他の例に於いては、ロッド5をパ
イプにより形成し、パイプ状のロッド5を地中Aへ打ち
込むようにしても良い。この場合には、ロッド5の内部
に地質資料入ることになり、後でロッド5を引き抜くこ
とによって、地層の変化、構造等を正確に知ることがで
きる。
【0049】上記各例に於いては、ハンマー持上げ機構
4を、フィンガー機構19と、カム機構20と、駆動機
構21とから構成したが、ハンマー持上げ機構4は上記
例のものに限定されるものではなく、打撃位置にあるハ
ンマー3を落下開始位置まで持ち上げてこの位置でハン
マー3を自由落下させるものであれば、如何なる構造及
び形状のものであっても良い。
【0050】
【発明の効果】上述の通り、本発明の貫入試験機は、本
体に移動自在に貫通されたロッドを本体に設けたロック
機構でロックし、ロッドに移動自在に外嵌されたハンマ
ーを本体に設けたハンマー持上げ機構で一定の高さ位置
まで持ち上げ、その位置でハンマーを自由落下させてロ
ッドを間接的に打撃して地中へ打ち込む構成としてい
る。その結果、本発明の貫入試験機を用いれば、従来の
貫入試験機のように人手によって重たいモンケンを何十
回、何百回も持ち上げると云うような作業を必要とする
こともなく、地盤の調査を簡単且つ容易に行えることに
なる。又、この貫入試験機は、構造も比較的簡単で且つ
携帯できる程度の大きさに構成されている為、地盤の調
査に費やす設備費や調査費も大幅に高騰すると云うこと
もなく、経済性や取扱性等にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貫入試験機の一例を示す一部省略縦断
面図である。
【図2】貫入試験機の一部省略側面図である。
【図3】ロック機構の拡大縦断面図である。
【図4】フィンガー機構がハンマーを掴んだ状態の貫入
試験機の一部省略縦断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】フィンガー機構がハンマーを持ち上げた状態の
貫入試験機の一部省略縦断面図である。
【図7】フィンガー機構がハンマーを離した状態の貫入
試験機の一部省略縦断面図である。
【図8】ロッド及び貫入試験機を地面に立てた状態の概
略説明図である。
【図9】ロッドを地中へ打ち込んだ状態の概略説明図で
ある。
【図10】ロッドを継ぎ足した状態の概略説明図であ
る。
【図11】ロッドに沿って貫入試験機を持ち上げた状態
の概略説明図である。
【図12】ロッドが基盤へ到達した状態の概略説明図で
ある。
【図13】本発明の貫入試験機の他の例を示す一部省略
縦断面図である。
【図14】従来の貫入試験機の一部破断正面図である。
【図15】従来の貫入試験機及びロッドを地面に立てた
状態の概略説明図である。
【図16】ロッドを地中へ打ち込んだ状態の概略説明図
である。
【図17】ロッドを継ぎ足した状態の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1は本体、2はロック機構、3はハンマー、4はハンマ
ー持上げ機構、5はロッド、Aは地中。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中(A)へ縦向きに打ち込まれる端部
    同士が連結自在なロッド(5)を軸芯方向へ移動自在に
    支持する本体(1)と、本体(1)に設けられ、ロッド
    (5)を本体(1)側へロックしてロッド(5)の軸芯
    方向への移動を阻止し得るロック機構(2)と、ロッド
    (5)にこれの軸芯方向へ移動自在に外嵌され、ロック
    機構(2)によりロックされた縦向き姿勢のロッド
    (5)を間接的に打撃する打撃位置とこの位置から上方
    へ一定距離だけ離間する落下開始位置とを取り得るハン
    マー(3)と、本体(1)に設けられ、打撃位置にある
    ハンマー(3)を落下開始位置まで持ち上げてこの位置
    でハンマー(3)を自由落下させるハンマー持上げ機構
    (4)とを具備したことを特徴とする貫入試験機。
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