JPH09278464A - レンズ接合装置 - Google Patents

レンズ接合装置

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JPH09278464A
JPH09278464A JP9273496A JP9273496A JPH09278464A JP H09278464 A JPH09278464 A JP H09278464A JP 9273496 A JP9273496 A JP 9273496A JP 9273496 A JP9273496 A JP 9273496A JP H09278464 A JPH09278464 A JP H09278464A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
holding means
joining
lower lens
lens holding
Prior art date
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Withdrawn
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JP9273496A
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Inventor
Mikio Nakamura
幹夫 中村
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
    • C03B23/22Uniting glass lenses, e.g. forming bifocal lenses

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アワの発生を抑制しながら、接合作業のタクト
タイムを速くする。 【解決手段】接合する上レンズ2を保持する上レンズ保
持手段4と、これに対向して下レンズ1を保持する下レ
ンズ保持手段3と、上レンズ保持手段4を上下方向に移
動する速度制御機構7と、速度制御機構7に付設した加
圧制御機構6とを備えたレンズ接合装置において、下レ
ンズ保持手段3を多数備え、下レンズ保持手段3を順次
水平方向に間歇的に移送する間歇移送機構8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系の色消し等
に用いられる接合レンズを製造するためのレンズ接合装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接合レンズを製造するためのレン
ズ接合装置には、特開平5−97454号公報所載の技
術が開示されている。この技術は、図6に示すように、
接着剤105が塗布された下レンズ101を保持する下
ヤトイ103と、上レンズ102を保持する上ヤトイ1
04とが対向配置されている。上ヤトイ104には加圧
制御機構106および速度制御機構107が付加されて
いる。これにより、アワが発生しない貼り合わせ速度
(例えば0.05mm/sec)で接合し、接着剤10
5を適正な加圧力で広げる。これにより、アワの発生を
防止するとともにレンズ接合時の歪を防止するというも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来技
術には、次のような問題点があった。即ち、上記従来技
術のレンズ接合装置では、アワの発生を抑えるためかな
り遅い速度(例えば0.05mm/sec)で接合作業
を行っている。ここで、下レンズに塗布された接着剤
は、ある程度の厚さ(1mm程度)があるため、上レン
ズと接着剤とが接触してから接着剤がレンズの接合面に
均一に広がるためには接着剤の厚さ分(1mm程度)の
距離を上記遅い速度で移動しなければならない。つま
り、接合作業に時間がかかるため(上記の例では20秒
以上)、上記従来技術でのレンズ接合作業のタクトタイ
ムは非常に長くなるという問題点があった。また、接合
速度はアワの発生の非常に重要な要素であるため、タク
トタイムを短縮するための接合速度を速くすれば、アワ
の発生による不良が増加するという問題点もあった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、アワの発生を抑制しながら、接合作業のタクトタイ
ムを速くすることができるレンズ接合装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1、2または3に係る発明は、接合する上レ
ンズを保持する上レンズ保持手段と、これに対向して下
レンズを保持する下レンズ保持手段と、前記上レンズ保
持手段を上下方向に移動する速度制御機構と、該速度制
御機構に付設した加圧制御機構とを備えたレンズ接合装
置において、前記下レンズ保持手段を多数備え、該下レ
ンズ保持手段を順次水平方向に間歇的に移送する間歇移
送機構を設けたことを特徴とする。
【0006】請求項1、2または3に係る発明の作用で
は、下レンズ保持手段を多数備え、該下レンズ保持手段
を順次水平方向に間歇的に移送する間歇移送機構を設け
たことにより、上レンズと下レンズとをアワの発生を抑
制できる速度で接合し、接着剤が半ば押し広げられた状
態で、下レンズ保持手段を間歇移送機構によって水平方
向に移送し、接着剤が完全に押し広げられるまで、間歇
的に移送を繰り返す。また、これと並行して、つぎの下
レンズ保持手段上では、つぎの下レンズと上レンズとが
接合されている。
【0007】請求項2または3に係る発明の作用では、
上記作用に加え、間歇移送機構によって移送される多数
の下レンズ保持手段の上方に配設され、該下レンズ保持
手段に保持された下レンズの上に接着剤を介して載置さ
れた上レンズを加圧するアイドル加圧機構を設けたこと
により、接着剤を押し広げる加圧力を制御し、タクトタ
イムが調整される。請求項3に係る発明の作用では、上
記作用に加え、アイドル加圧機構は、空気圧力によって
駆動されるものであることにより、加圧力の制御が容易
となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は発明の実施の形態を示し、
レンズ接合装置の概略構成図である。図1において、上
ヤトイ4は上レンズ2を保持するとともに、接合時の加
圧力を調整できる加圧制御機構6に固着され、加圧制御
機構6は上ヤトイ4の移動速度を制御できる速度制御機
構7に連設している。また、複数の下ヤトイ3は、エネ
ルギー重合型の接着剤5が塗布された下レンズ1を保持
するとともに、間歇移送機構8上に等間隔に配設され、
アイドルステーション9を構成して、水平方向に間歇的
に移送される。間歇移送機構8は、上ヤトイ4の軸心の
直下で、複数の下ヤトイ3の一つが同心になるように停
止して、上レンズ2と下レンズ1とを接合できるように
構成されている。この間歇移送機構8は、上レンズ2と
下レンズ1との接合作業が終了すると、接合された上レ
ンズ2と下レンズ1とを保持した下ヤトイ3を次のアイ
ドルステーション9に移送し、同時に、つぎの下ヤトイ
3を上ヤトイ4の直下に移送して接合作業を行う。アイ
ドルステーション9では、下ヤトイ3上で上レンズ2と
下レンズ1との間に介在する接着剤5が、上レンズ2の
自重により押し広げられる。
【0009】つぎに、上記レンズ接合装置を用いた接合
作業について説明する。紫外線硬化型の接着剤5が塗布
された下レンズ1が、下ヤトイ3に保持されて、上ヤト
イ4の直下に停止している。上ヤトイ4は上レンズ2を
保持して上昇位置にあり、この位置より上ヤトイ4は速
度制御機構7によりアワの発生しない速度(例えば0.
05mm/sec)で下降し、上レンズ2を接着剤5に
接触させる。その後、接着剤5を接合面にある割合(例
えば接合面の5割の面積)まで広げるための加圧を加圧
制御機構6にて行う。このとき、接着剤5を接合面の面
積の一部まで広げればよいため、加圧時間は短くてよ
い。
【0010】上ヤトイ4が上レンズ2の加圧保持を開放
して上昇した後、間歇移送機構8により、アイドルステ
ーション9まで、下ヤトイ3上にある接合中の下レンズ
1および上レンズ2を移送する。アイドルステーション
9で、接着剤5が上レンズ2の自重により接合面に広が
りきるまでの時間中、複数の接合中の下レンズ1および
上レンズ2は順次移送される。この後、図示を省略した
エネルギー照射装置より、樹脂5にエネルギーが投射さ
れ、樹脂5の重合による硬化により接合作業が終了す
る。
【0011】本発明の実施の形態によれば、接着剤の広
がりを複数のアイドルステーションに分散して行うの
で、アワの発生を抑制し、しかも接合作業のタクトタイ
ムを速めることができる。
【0012】本発明の実施の形態では、接着剤の広がり
を上レンズの自重によっているが、図1の2点鎖線で示
すように、アイドル加圧機構10をアイドルステーショ
ン9の上方に設けて、上レンズ1を加圧するようにして
もよい。このように構成することにより、接合作業のタ
クトタイムを調整して適正なものにすることができる。
【0013】
【実施例1】図2〜図3は実施例1を示し、図2はレン
ズ接合装置の正面図、図3は図2のA矢視平面図であ
る。本実施例の下レンズ1、上レンズ2、下ヤトイ3お
よび上ヤトイ4は発明の実施の形態と同一のため、同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0014】図2において、レンズ接合装置は、主に、
基台24のベース面24a上に配設された、接合部11
と間歇移送部12とから構成されている。接合部11に
は、フレーム13が基台24のベース面24aに立設さ
れ、フレーム13の側壁13aには、サポート22、2
3が突設されて、このサポート22、23によりボール
ネジ16がベース面24aに対して垂直に、かつ回動自
在に軸支されている。ボールネジ16の一端にはモータ
15が連結されて、ボールネジ16を回動するように構
成されている。一方フレーム13には、ボールネジ16
と平行してガイド17が固設され、このガイド17とボ
ールネジ16とには、ブロック18が上下動自在に嵌装
されている。ブロック18には、調圧シリンダ19が固
着され、調圧シリンダ19のロッド19aの下端に上ヤ
トイ4が固着されている。また、調圧シリンダ19に
は、チューブ20aを介してレギュレータ20および図
示を省略した圧縮空気源が連結され、レギュレータ20
により調圧された圧縮空気が供給される。なお、上ヤト
イ4には,下レンズ1に対向して、上レンズ2が保持さ
れている。
【0015】間歇移送部12には、基台24のベース面
24a上にモータ25が配設され、モータ25の軸25
aには、インデックステーブル14が固着されている。
インデックステーブル14は、図3に示すように、円盤
状のテーブルであり、その上面には、8個の下ヤトイ3
が同一円周上で等間隔に配設されている。図3の位置D
において、下ヤトイ3は、図2に示した上ヤトイ4の軸
心と同心になるように、接合部11と間歇移送部12と
の位置が決められている。また、下ヤトイ3上には紫外
線硬化型接着剤21が塗布された下レンズ1が保持され
ている。
【0016】つぎに、上記レンズ接合装置を用いた接合
作業について説明する。レギュレータ20により、調圧
シリンダ19内の圧力を適正な接合加圧力(例えば、外
径20mmのレンズの場合400gfの加圧力)が発生
するように設定する。紫外線硬化型接着剤21が塗布さ
れている下レンズ1に向けて、上ヤトイ4に保持された
上レンズ2を、モータ15を駆動させることにより、ボ
ールネジ16、ブロック8および調圧シリンダ19を介
して下降させる。このときの下降速度は、アワが発生し
ない速度(例えば、0.05mm/sec)である。や
がて、上ヤトイ4に保持された上レンズ2は、紫外線硬
化型接着剤21に接触する。さらに、上ヤトイ4を下降
させることにより、上記の適正な加圧力で、紫外線硬化
型接着剤21を接合面に対してある割合(例えば、接合
面の5割の面積)まで広げる。このとき、紫外線硬化型
樹脂21を、接合面の面積の一部(例えば5割)まで広
げればよいため、押し広げに必要な加圧時間は短くて済
む(例えば、20秒必要だったものが10秒になる)。
【0017】つぎに、上ヤトイ4による上レンズ2の保
持を開放し、上ヤトイ4は、モータ15の逆転により、
ボールネジ16、ブロック18および調圧シリンダ19
を介して上昇する。上ヤトイ4の上昇後、モータ25が
駆動され、図3に示すように、インデックステーブル1
4が所定の角度(図3では45度)矢印Bの方向に回動
し、接合位置Dにあった接合済の下ヤトイ3aは、アイ
ドル位置Cに移送される。これと同時に、次の下ヤトイ
3bが接合位置Dに移送され、インデックステーブル1
4上の8個の下ヤトイ全部が所定の角度移送されること
になる。以後同様にして、レンズの接合作業が行われる
が、下ヤトイ3b上に保持された下レンズ1および上レ
ンズ2が接合されている時間(例えば10秒)で、アイ
ドル位置Cにある下ヤトイ3a上の下レンズ1および上
レンズ2に介在する紫外線硬化型接着剤21は、上レン
ズ2の自重により、さらに押し広げられる。
【0018】ここで、例えば、上記接合加圧力で紫外線
硬化型接着剤21を下レンズ1および上レンズ2の接合
面全面に広がる時間を20秒、上レンズ2の自重のみで
紫外線硬化型接着剤21が下レンズ1および上レンズ2
の接合面全面に広がる時間を80秒とすると、上記接合
加圧力で紫外線硬化型接着剤21を下レンズ1および上
レンズ2の接合面の5割の面積まで広がるための時間は
10秒、上レンズ2の自重のみで紫外線硬化型接着剤2
1が、下レンズ1および上レンズ2の接合面の5割の面
積まで広がるための時間は40秒となる。接合位置Dで
10秒間の接合加圧力により下レンズ1および上レンズ
2の接合面の5割の面積まで広がった紫外線硬化型接着
剤21は、供給排出位置Eまでの40秒間で上レンズ2
の自重により紫外線硬化型接着剤21が残りの5割の接
合面に広がり、紫外線硬化型接着剤21は接合面全面に
広げられる。
【0019】図示を省略した紫外線照射装置により、下
レンズ1および上レンズ2に紫外線を照射し、紫外線硬
化型接着剤21を硬化させ、下レンズ1および上レンズ
2を固着した後、図示を省略した排出装置により、供給
排出位置Eより下レンズ1および上レンズ2を排出す
る。下レンズ1および上レンズ2の排出は、接合位置に
て、他の下レンズ1および上レンズ2の接合作業の時間
毎(例えば、10秒毎)に行われるため、タクトタイム
が速められる(20秒から10秒へ)。
【0020】本実施例によれば、接着剤の広がりをイン
デックステーブルの複数のアイドルステーションに分散
して行うので、アワの発生を抑制し、しかも接合作業の
タクトタイムを速めることができる。また、インデック
ステーブルを用いたシンプルな構成であるため、特別な
機構を必要とせず、最も安価なレンズ接合装置とするこ
とができる。
【0021】本実施例では、インデックステーブル上に
8個の下ヤトイを配設し、供給排出位置E(180度回
動した位置)にて、下レンズおよび上レンズの排出をし
ているが、必要なタクトタイムに合わせて、インデック
ステーブル上の下ヤトイの数と下レンズおよび上レンズ
の排出位置とを変更してもよい。
【0022】
【実施例2】図4〜図5は実施例2を示し、図4はレン
ズ接合装置の正面図、図5は図4のE矢視平面図であ
る。本実施例の下レンズ1、上レンズ2、下ヤトイ3お
よび上ヤトイ4は発明の実施の形態と同一のため、同一
の符号を付し、説明を省略する。また、基台24および
接合部11は実施例1と同一のため、同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0023】図4において、レンズ接合装置は、主に、
基台24のベース面24a上に配設された接合部11と
コンベア31とロータリ機構32とから構成されてい
る。コンベア31は、垂直面内で矢印αの方向に回転駆
動され、ピッチ送りされるコンベアであり、コンベア3
1の移送面31aには、8個の下ヤトイ3が等間隔に配
設されている(図4では、コンベア31の上側に4個、
下側に4個)。コンベア31の左端の接合位置Gでは、
下ヤトイ3の軸心と上ヤトイ4の軸心が一致するよう
に、接合部11とコンベア31とは位置決めされてい
る。コンベア31の移送面31aに配設された下ヤトイ
3には、紫外線硬化型接着剤21が塗布された下レンズ
1が保持され、接合中の上レンズ2が重ね合わされて、
1ピッチづつ移送される。
【0024】ロータリ機構32は、コンベア31の上方
に配設され、図5に示すように、水平面内で矢印βの方
向に回転駆動され、コンベア31のピッチ送りと同期し
てピッチ送りされる。ロータリ機構32の移送面32a
には、6個のアイドルシリンダ33が等間隔に配設され
(図5では、コンベア31側に3個、その反対側に3
個)、そのピッチはコンベア31の移送面31aに配設
された下ヤトイ3のピッチと同一で、下ヤトイ3の真上
にアイドルシリンダ33が配置され、それぞれの軸心が
合致するように構成されている。アイドルシリンダ33
の下部には、図4に示すようにシリンダロッド33aが
上下動自在に装着され、接合中の上レンズ2の上面を加
圧し、紫外線硬化型接着剤21を押し広げるように構成
されている。アイドルシリンダ33の上方には、各々6
個のレギュレータ34が配設され、チューブ34aによ
りシリンダ33と連結されている。また、レギュータ3
4は、図示を省略したロータリジョイントおよび圧縮空
気源と連結され、調圧された圧縮空気をシリンダ33に
供給する。
【0025】つぎに、上記レンズ接合装置を用いた接合
作業について説明する。接合位置Gで、紫外線硬化型接
着剤21を塗布した下レンズ1に上レンズ2を重ね合わ
せて接合し、上ヤトイ4が上昇するまでの過程は実施例
1と同様のため、説明を省略する。接合位置Gで紫外線
硬化型接着剤21を接合面に対してある割合(例えば、
接合面の3割の面積)まで広げられた下レンズ1および
上レンズ2は、下ヤトイ3に保持されたたまま、コンベ
ア31によりアイドルシリンダ33の下方位置まで移送
される。アイドルシリンダ33の圧力は、レギュレータ
34により適正な接合加圧力(例えば、外径20mmの
レンズの場合400gf程度の加圧力)に設定されてい
る。図示を省略した電磁弁の作動により、アイドルシリ
ンダ33のシリンダロッド33aを押し出し、下レンズ
1および上レンズ2に上記接合圧力を加える。
【0026】ここで例えば、上記接合圧力で、紫外線硬
化型接着剤21を下レンズ1および上レンズ2の接合面
全面に広げるための時間を20秒とすると、上記接合圧
力で紫外線硬化型接着剤21を下レンズ1および上レン
ズ2の接合面の3割の面積まで広げるための時間は6
秒、残りの7割を広げるために必要な時間は14秒とな
る。接合部11で、次の下レンズ1および上レンズ2の
接合作業が終わった後(例えば6秒後)、コンベア31
をピッチ送りする際は、ロータリ機構32によりアイド
ルシリンダ33も移動する。つまり、加圧力を加えられ
たまま下レンズ1および上レンズ2はコンベア31上を
下ヤトイ3に保持されたまま移動する。接合位置Gで6
秒間の接合加圧力により下レンズ1および上レンズ2の
接合面の3割の面積まで広がった紫外線硬化型接着剤2
1は、供給排出位置Fまでの18秒間でアイドルシリン
ダ33の上記接合圧力により、残りの7割の接合面に広
がり、紫外線硬化型接着剤21は、接合面全面に広げら
れる。
【0027】供給排出位置Fにて、図示を省略した紫外
線照射装置により、下レンズ1および上レンズ2の接合
面に紫外線を照射し、紫外線硬化型接着剤21を硬化さ
せ、下レンズ1および上レンズ2を固着させた後、図示
を省略した排出装置により、下レンズ1および上レンズ
2を排出する。
【0028】本実施例によれば、接着剤の広がりをコン
ベアの複数のアイドルステーションに分散して行うの
で、アワの発生を抑制し、しかも接合作業のタクトタイ
ムを速めることができる。また、アイドルステーション
での加圧力が容易に調整できるため、レンズの自重に頼
ることなく、タクトタイムを積極的に短縮させることが
できる。従って、接合時間の設定が容易になる。
【0029】本実施例では、接合部で紫外線硬化型接着
剤を接合面の3割の面積まで広げる場合について説明し
たが、レギュレータの設定圧力を変えることにより、例
えば接合部での紫外線硬化型接着剤を接合面の2割の面
積まで広げておいて、残りの8割をコンベア上で広げる
様に、調圧シリンダおよびアイドルシリンダの加圧力を
調整することができる。また、コンベア上の下ヤトイは
8個、ロータリ機構上のアイドルシリンダは6個とした
が、必要に応じて個数を増減して、タクトタイムを適正
化してよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1、2または3に係る発明によれ
ば、上レンズと下レンズとを従来と同一速度で接合し、
接着剤が半ば押し広げられた状態で、下レンズ保持手段
を間歇移送機構によって水平方向に移送し、接着剤が完
全に押し広げられるまで、間歇的に移送を繰り返すこと
により、接着剤の押し広げを複数のアイドルステーショ
ンに分散して行うので、アワの発生を抑制し、しかも接
合作業のタクトタイムを速めることができる。請求項2
または3に係る発明によれば、上記効果に加え、接着剤
を押し広げる加圧力を制御し、タクトタイムが調整され
るので、タクトタイムを積極的に短縮させ、接合時間の
設定を容易にすることができる。請求項3に係る発明に
よれば、加圧力の制御が容易なので、レンズ接合装置を
安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態のレンズ接合装置の概略構成
図である。
【図2】実施例1のレンズ接合装置の正面図である。
【図3】実施例1の図2のA矢視平面図である。
【図4】実施例2のレンズ接合装置の正面図である。
【図5】実施例2の図4のE矢視平面図である。
【図6】従来技術のレンズ接合装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 下レンズ 2 上レンズ 3 下レンズ保持手段 4 上レンズ保持手段 5 接着剤 6 加圧制御機構 7 速度制御機構 8 間歇移送機構 9 アイドルステーション 10 アイドル加圧機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合する上レンズを保持する上レンズ保
    持手段と、これに対向して下レンズを保持する下レンズ
    保持手段と、前記上レンズ保持手段を上下方向に移動す
    る速度制御機構と、該速度制御機構に付設した加圧制御
    機構とを備えたレンズ接合装置において、 前記下レンズ保持手段を多数備え、該下レンズ保持手段
    を順次水平方向に間歇的に移送する間歇移送機構を設け
    たことを特徴とするレンズ接合装置。
  2. 【請求項2】 前記間歇移送機構によって移送される多
    数の下レンズ保持手段の上方に配設され、該下レンズ保
    持手段に保持された下レンズの上に接着剤を介して載置
    された上レンズを加圧するアイドル加圧機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のレンズ接合装置
  3. 【請求項3】 前記アイドル加圧機構は、空気圧力によ
    って駆動されるものであることを特徴とする請求項2記
    載のレンズ接合装置。
JP9273496A 1996-04-15 1996-04-15 レンズ接合装置 Withdrawn JPH09278464A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012137780A1 (ja) 2011-04-08 2012-10-11 旭硝子株式会社 基板用無アルカリガラスおよび基板用無アルカリガラスの製造方法

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WO2012137780A1 (ja) 2011-04-08 2012-10-11 旭硝子株式会社 基板用無アルカリガラスおよび基板用無アルカリガラスの製造方法

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