JPH09278374A - ウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置 - Google Patents
ウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置Info
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- JPH09278374A JPH09278374A JP9704696A JP9704696A JPH09278374A JP H09278374 A JPH09278374 A JP H09278374A JP 9704696 A JP9704696 A JP 9704696A JP 9704696 A JP9704696 A JP 9704696A JP H09278374 A JPH09278374 A JP H09278374A
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Abstract
イト台車相互の傾斜差を補正して、連結リンクやマスト
ブームの破損を防止し安全性を向上させる。 【解決手段】 ウエイト台車付クレーン31の本体2と
ウエイト台車4とに夫々傾斜角検出器33,34を設
け、それらの検出結果に基づき、コントローラ32にて
本体2とウエイト台車4との傾斜差を算出する。そし
て、この傾斜差を相殺するようにウエイト台車4の各車
軸36のサスペンションシリンダ37を相互に伸縮させ
る。
Description
イト台車を牽引したウエイト台車付クレーンに関するも
のであり、特に、該ウエイト台車付クレーンの本体とウ
エイト台車との傾斜差を補正する装置に関するものであ
る。
1を示し、その本体2は上部旋回体2aと下部走行体2
bとからなっている。また、上部旋回体2aの後部には
連結リンク3を介してウエイト台車4が牽引されてい
る。ここで、前記連結リンク3の前後両端は、夫々連結
ピン3a,3aにて本体2及びウエイト台車4に対して
上下方向へ回動自在に枢着されている。
前方に延出したブーム5と、上方斜め後方に延出したマ
ストブーム6とが夫々前後方向へ起伏自在に立設されて
いる。
インチ7aからは巻上ロープ8が繰り出されており、該
巻上ロープ8は前記マストブーム6に設けられたガイド
シーブ9,10を経由した後、前記ブーム5先端のガイ
ドシーブ11及びトップシーブ12を介して吊下され、
その下端にフック13が掛着されている。
ペンダントロープ14の一端が繋止され、且つ、該ブー
ムペンダントロープ14の他端にはブライドル15が配
設されている。そして、該ブライドル15とベイル16
との間にブーム起伏ロープ17が巻回されるとともに、
該ブーム起伏ロープ17の基端部は前記マストブーム6
先端のトップシーブ18を介して、前記上部旋回体2a
のウインチ7bに巻回されている。
ペンダントロープ19の一端が繋止され、且つ、該マス
トペンダントロープ19の他端にはブライドル20が配
設されている。そして、該ブライドル20とベイル21
との間にマスト起伏ロープ22が巻回されるとともに、
該マスト起伏ロープ22の基端部は前記上部旋回体2a
に立設されたハイマスト23先端のトップシーブ24を
介して、前記上部旋回体2aのウインチ7cに巻回され
ている。
ーム6の先端左右には夫々懸垂ペンダントロープ25,
25の上端が繋止されるとともに、これら2本の懸垂ペ
ンダントロープ25,25は平行に垂下され、その下端
は前記ウエイト台車4に掛着されている。
前記懸垂ペンダントロープ25,25に張力が働き、こ
れにより吊り荷26の荷重に対する後方への反力をとっ
ている。
クレーンは、旋回や走行動作によってウエイト台車等が
凹凸や勾配のある接地面に載り上げ、本体とウエイト台
車相互の傾斜角(車幅方向が水平面となす角)にずれが
生じる場合がある。かかる場合には連結リンクがねじれ
て破損するおそれがある。また、左右の懸垂ペンダント
ロープの張力にも強弱差が生じるため、マストブームに
横荷重が加わり該マストブームが同様に破損するおそれ
がある。
を補正して、連結リンクやマストブームの破損を防止
し、安全性を向上するために解決すべき技術的課題が生
じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目
的とする。
するために提案されたものであり、本体の後部に、上下
方向へ回動自在に枢着された連結リンクを介してウエイ
ト台車を牽引し、且つ、本体の上方斜め後方に延設した
マストブームの先端左右両端から懸垂ペンダントロープ
を垂下して、該懸垂ペンダントロープ下端を夫々前記ウ
エイト台車に繋止したウエイト台車付クレーンに於い
て、本体とウエイト台車とに夫々傾斜角検出器を設ける
ことにより、本体とウエイト台車との傾斜差を測定し、
該傾斜差を相殺するようにウエイト台車の各車軸を相互
に昇降操作するウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装
置を提供するものである。
乃至図4に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例
と重複する構成部分に関しては同一符号を付してその説
明を省略する。
し、その本体2にはコントローラ32が格納されるとと
もに、該本体2及びウエイト台車4には夫々車幅方向の
傾斜角を検出する傾斜角検出器33,34が設けられ、
それらの検出結果は前記コントローラ32へ出力され
る。
5には、各車軸36毎にサスペンションシリンダ37が
配設されている。ここで、前記車軸36は図2に示す如
く、第1軸から第4軸まで合計4軸からなり、第1軸3
6aは前方左端に、第2軸36bは前方右端に、第3軸
36cは後方中央左寄りに、そして第4軸36dは後方
中央右寄りに配設されている。
36の夫々両端に装着された車輪であり、符号39は該
車輪38を回向する時にウエイト台車4をジャッキアッ
プするためのジャッキである。
方には夫々アーム40が横設され、該アーム40の基端
部(図中左端部)は前記サスペンション35から垂設さ
れたブラケット41の先端部(図中下端部)に枢着され
ている。また、前記サスペンションシリンダ37のシリ
ンダ頭部は前記ブラケット41の基端部(図中上端部)
に枢着されるとともに、該サスペンションシリンダ37
のピストンロッド先端(図中下端)は前記アーム40の
中腹に枢着されている。
ンダ37を伸縮すれば、前記アーム40が基端部を回動
支点として回動し、これによりその車軸36が昇降する
ことになる。
ダ37毎に、該サスペンションシリンダ37の長さ検出
器42が付設されるとともに、該サスペンションシリン
ダ37に作動油を供給する油路43には油圧検出器44
及び油圧制御バルブ45が介装されている。
エイト台車付クレーン31の傾斜角補正制御の内容を示
したブロック図である。同図に示す如く、該コントロー
ラ32には傾斜差演算部46、平行管理部47、サスペ
ンション総合管理部48、及び車軸管理部49が格納さ
れている。
a,36b,36c,36d毎に第1軸管理部49a、
第2軸管理部49b、第3軸管理部49c及び第4軸管
理部49dに分割されている。そして、これら第1軸乃
至第4軸管理部49a,49b,49c,49dには、
夫々各車軸36a,36b,36c,36d毎に設置さ
れた長さ検出器42及び油圧検出器44の検出結果が入
力されるとともに、これら第1軸乃至第4軸管理部49
a,49b,49c,49dから、夫々各車軸36a,
36b,36c,36d毎に設置された油圧制御バルブ
45に指令信号が出力されるように構成されている。
理部49a,49b,49c,49dに対応する長さ検
出器42、油圧検出器44及び油圧制御バルブ45並び
にこれら相互間の信号線の図示を省略してある。
キャビンには表示装置50が設置されており、該表示装
置50には本体傾斜角表示器51、ウエイト台車傾斜角
表示器52、傾斜差表示器53、正常制御表示ランプ5
4及び異常表示・警報器55が装備されている。
結果とウエイト台車4の傾斜角検出器34の検出結果と
は、前記傾斜差演算部46を介して夫々本体傾斜角表示
器51及びウエイト台車傾斜角表示器52に表示される
とともに、前記傾斜差演算部46にて算出された本体2
とウエイト台車4との傾斜差が傾斜差表示器53に表示
される。
出値は前記平行管理部47へ出力される。そして、該傾
斜差が所定値以下であって、連結リンク3やマストブー
ム6が破損するおそれがない範囲である場合には、該平
行管理部47により「傾斜差補正不要」と判定されて以
下の処理は行われない。
いたり、傾斜差が修正不可能な程大きくなった場合に
は、該平行管理部47はウエイト台車付クレーン31の
旋回や走行動作を自動停止して、異常の拡大乃至事故発
生を未然に防止する。また、該平行管理部47は後述す
る傾斜差補正制御中に何らかの制御異常が発生した時に
も、ウエイト台車付クレーン31の旋回・走行動作を停
止する。そして、これらの停止処理に併せて前記異常表
示・警報器55が作動し、オペレータに異常を報知す
る。
あっても、操作を切り換えて反対方向へ旋回したり走行
することは当然可能なように構成して、傾斜角や傾斜差
を小さくして危険を回避できるようにする。
には、前記平行管理部47は「傾斜差補正要」と判定
し、更に、その傾斜差を相殺するのに必要な補正量を算
出する。具体的には、ウエイト台車4の傾斜角を本体2
の傾斜角に一致させるようなウエイト台車4のローリン
グ(横揺れ)量が算出される。
ン総合管理部48へ出力され、該サスペンション総合管
理部48にて前記ローリング量を実現するのに必要な各
車軸36相互の昇降量、直接的には各サスペンションシ
リンダ37毎の伸縮量(目標値)が算出される。そし
て、その結果は夫々の車軸36a,36b,36c,3
6d毎に割り振られ、対応する車軸管理部49a,49
b,49c,49dへ送られる。
b,49c,49dは夫々対応する油圧検出器44を管
理しながら、長さ検出器42の値を前記目標値に一致さ
せるように油圧制御バルブ45を操作して、夫々対応す
るサスペンションシリンダ37を伸縮させる。
リングし、その傾斜角が本体2の傾斜角に追従して、本
体2の車幅方向とウエイト台車4の車幅方向とは常に平
行になるように制御される。斯くして、連結リンク3の
ねじれや2本の懸垂ペンダントロープ25,25の張力
差が解消し、連結リンク3やマストブーム6の破損が防
止される。
c,49d毎の制御中の情報は、前記サスペンション総
合管理部48へフィードバックされるとともに、更に、
前記平行管理部47へもフィードバックされ、随時指令
信号が修正される。そして、斯かる傾斜差補正制御が正
常に実行されている場合には、該平行管理部47にて前
記正常制御表示ランプ54を点灯させる。
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
台車の各車軸を相互に昇降させることにより、本体とウ
エイト台車との傾斜差を相殺するように構成されてい
る。
台車等が凹凸や勾配のある接地面に載り上げたような場
合であっても、本体の車幅方向とウエイト台車の車幅方
向とは常に平行に保たれるため、連結リンクがねじれて
破損するおそれはない。また、左右の懸垂ペンダントロ
ープの張力に強弱差が生じることはなく、従って、マス
トブームに横荷重が作用して破損おそれもない。
性が向上するとともに、操作性も向上する。
レーンの側面図。
図。
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体の後部に、上下方向へ回動自在に枢
着された連結リンクを介してウエイト台車を牽引し、且
つ、本体の上方斜め後方に延設したマストブームの先端
左右両端から懸垂ペンダントロープを垂下して、該懸垂
ペンダントロープ下端を夫々前記ウエイト台車に繋止し
たウエイト台車付クレーンに於いて、本体とウエイト台
車とに夫々傾斜角検出器を設けることにより、本体とウ
エイト台車との傾斜差を測定し、該傾斜差を相殺するよ
うにウエイト台車の各車軸を相互に昇降操作することを
特徴とするウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09704696A JP3576692B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP09704696A JP3576692B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置 |
Publications (2)
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JPH09278374A true JPH09278374A (ja) | 1997-10-28 |
JP3576692B2 JP3576692B2 (ja) | 2004-10-13 |
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Family Applications (1)
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JP09704696A Expired - Fee Related JP3576692B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | ウエイト台車付クレーンの傾斜角補正装置 |
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---|---|
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Cited By (9)
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-
1996
- 1996-04-18 JP JP09704696A patent/JP3576692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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