JPH0428639B2 - - Google Patents

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JPH0428639B2
JPH0428639B2 JP62110661A JP11066187A JPH0428639B2 JP H0428639 B2 JPH0428639 B2 JP H0428639B2 JP 62110661 A JP62110661 A JP 62110661A JP 11066187 A JP11066187 A JP 11066187A JP H0428639 B2 JPH0428639 B2 JP H0428639B2
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mast
balance weight
rope
tension
load
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Hiroaki Oku
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SUMITOMO KENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、下部走行体の上にブームおよびマ
ストを備えた上部旋回体を旋回自在に装架してな
る移動式クレーンにおいて、上部旋回体の後部に
装着された本体ウエイトのほかにマスト先端から
吊り下げたバランスウエイトを備えてなるカウン
ターバランスクレーンのバランスウエイト作動装
置に関するものである。
[従来の技術] 下部走行体の上にブームおよびマストを備えた
上部旋回体を旋回自在に装架してなる移動式クレ
ーンにおいて、上部旋回体の後部に装着された本
体ウエイトのほかにマスト先端から吊り下げたバ
ランスウエイトを備えてなるカウンターバランス
クレーンは公知である。(一例として特開昭62−
41192号公報参照) この種公知のカウンターバランスクレーンにお
いては、本体ウエイトのほかにカウンターバラン
スウエイトを作動させる要ありや否やの判断とそ
の操作は、すべて運転者に任されていた。
したがつて、運転者はクレーンの運転中に荷重
計を読み、吊り上げ荷重の大小を認識してバラン
スウエイトの要否を判断し、バランスウエイトを
効かせる必要ありと判断されたときは直ちにバラ
ンスウエイトの吊上操作を行なわなければならな
かつた。
一方、本体ウエイトを備えることなく、クレー
ン本体と別個のバランスウエイトを備えた移動式
クレーンにおいて、ブーム俯仰用ロープの張力と
ブームの傾斜角度を検出して、その検出値を演算
装置に導き、安定モーメントを算出してその値が
一定値を超えたとき、油圧シリンダを作動させて
バランスウエイトを地面から吊り上げるようにし
たものも公知である。(実公昭51−25177号公報参
照) しかし、ブーム俯仰用ロープの張力及びブーム
の傾斜角度を検出するためには、クレーンの高所
に測定ないし検出手段を設ける必要があり、保守
点検が困難であるばかりでなく、クレーンの高所
から、測定値、検出値をクレーン本体上の演算装
置に導入くことは実際上極めて困難である。
また、ブーム俯仰ロープには吊上荷重が常に負
荷されるため、バランスウエイトを地面から吊り
上げてカウンターバランスが保たれた後も、油圧
シリンダは吊上方向に作動を続けることになり、
必要以上にバランスウエイトを吊り上げることが
あるばかりでなく、一旦バランスウエイトが吊り
上げられた後は、吊上荷重が減少した場合でも、
バランスウエイトが吊り上げられたままの状態に
維持されるから、全体のバランスが崩れ安定した
運転を行うことが困難となり、吊上荷重の変化に
対応することができないので、カウンターバラン
スクレーンには適用困難であるという問題点があ
る。
さらに、この種カウンターバランスクレーンの
運転に際しては、運転者は、荷重の吊上操作時点
において、バランスウエイトが接地しているか、
地切りされて地表面から浮き上がつた状態にある
かを認識したうえで、荷役作業をする必要がある
が、その判定は甚だ困難で、熟練した運転者の経
験による勘に頼るか、合図マンを置いて運転者に
信号を送つて知らせる必要があつた。
なお、運転室内に表示装置を設けて、経時的変
化を伴わない遠隔部分の状況、例えばアウトリガ
固定ピンの挿入の有無を確認する装置が知られて
いるが(実公昭51−54170号公報参照)、このよう
な装置によつては、自動制御に伴つて経時的に変
化する遠隔部分の状況を、必要時点において正確
に把握することはできない。
[この発明が解決しようとする問題点] このように前記手動方式によれば、カウンター
バランスクレーンの運転に際しバランスウエイト
を作動させる要ありや否やの判断とその操作は運
転者に任されており、すべて人為的になされるた
め、運転者は、クレーンの作業時に、巻上操作、
ブームの起伏操作、さらにはマストの起伏操作、
バランスウエイトの吊上操作等を同時または交互
にタイミングよく行う必要があり、熟練を要し操
作性、安全性の面で問題があつた。
また、ブーム俯仰ロープの張力を検出してバラ
ンスウエイトの吊上を行なう方式によれば、吊上
荷重の変化に対応してカウンターバランスを保つ
ことが困難であるという問題点があつた。
さらに、運転者は常に、各操作時点においてバ
ランスウエイトが地切りされて有効に働いている
か、接地した状態にあるかを認識し、バランスウ
エイトが接地しているにも拘らず大荷重を吊り上
げたり、バランスウエイトを働かせたまま軽荷重
を吊り上げてバランスを崩したりすることのない
ように、安全運転に心掛けなければならないが、
運転室から遠く離れた後方に位置し、経時的に変
化するバランスウエイトの接地又は地切り状況を
把握することは甚だ困難で、多年の経験による熟
練者の勘に頼るか、合図マンの配置が必要である
という問題点があつた。
この発明は、上記問題点のすべてを解決するこ
とを課題とし、人為的な判断と操作により生ずる
問題点を排除すると共に、吊上荷重の変化に対応
してバランスウエイトの昇降制御を行ない、かつ
その状況を運転室内で把握できるようにすること
を目的としてなされたものであつて、荷重吊上時
に生じるマスト俯仰ロープの張力を検出して、そ
の検出信号により自動的にバランスウエイト作動
の要否を判断し、吊上荷重の変化に即応してタイ
ミングよく自動的にバランスウエイトの吊上、停
止、降下の各操作を行なうと共に、これら自動操
作の結果バランスウエイトが地切りされている
か、接地した状態にあるか、その経時的変化を検
出して運転者に知らせ安全運転を期すことができ
るようにしたものである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記問題点を解決する手段を提供
しようとするものであつて、下部走行体2の上に
装架された上部旋回体1にブーム3およびマスト
4を俯仰可能に枢着し、該マスト4の先端部とマ
スト支持ペンダント20およびマスト俯仰ロープ
17で連結された本体マスト8ならびにバランス
ウエイト支持ペンダント26および油圧昇降装置
25を介して連結されたバランスウエイト24を
備えたカウンターバランスクレーンにおいて、 マスト俯仰ロープ17と本体マスト18との間
に、マスト俯仰ロープ17の張力を検出する手段
30を設け、該検出手段30で検出されるマスト
俯仰ロープ17の張力が、所定下限値以下の場合
は前記油圧昇降装置25を伸長方向に、所定上限
値以上の場合は縮小方向に作動させ、両者の中間
値の場合は停止させるようにして、バランスウエ
イト24を載置した台車22を昇降・停止させる
と共に、該台車22にその接地および地切り状況
を経時的に検出する手段35を設け、該検出手段
35により作動するスイツチ37によつて、運転
室内の表示装置をON,OFFさせるようにしたこ
とを特徴とするカウンターバランスクレーンにお
けるバランスウエイト作動装置を発明要旨とする
ものである。
[実施例] 図面に示した実施例により本発明の構成につい
て説明する。
第1図に本発明を適用するカウンターバランス
クレーンの概要を示す。
図中1は上部旋回体で下部走行体2上に旋回可
能に装架されている。
上部旋回体1の前部にはブーム3とマスト4が
俯仰自在に枢着されており、巻上ウインチ5、マ
スト俯仰ウインチ6、ブーム俯仰ウインチ7が配
設され、後端寄りには本体マスト8が装着されて
いる。また、その後方には本体ウエイト9が取り
付けられている。
巻上ウインチ5から繰り出された巻上ロープ1
0は、ブーム3の先端部に取り付けられたシーブ
11,11′を介してフツクブロツク12のシー
ブに掛け回され、ブーム3の先端部に連結されて
いる。
マスト俯仰ウインチ6から繰りだされたマスト
俯仰ロープ17は、本体マスト8に枢着されたマ
スト用ベイル18および上端がマスト4の先端に
取り付けられたマスト支持ペンダント20の下端
に取り付けられたマスト用ブライドル19に掛け
回された後、本体マスト8に取り付けられた俯仰
ロープ張力検出装置30に連結されている。
この俯仰ロープ張力検出装置30は、第3図な
いし第6図に示すように、外筒30a、スプリン
グ30b、ロツド30c、ラグ30d、スプリン
グ押さえ30e,30f、およびリミツトスイツ
チ31a,31b等から構成されている。
外筒30aの一端は本体マスト8にピン34に
より枢着され、該外筒30aの内側には、一端が
ソケツト32およびピン33を介してマスト俯仰
ロープ17に連結されているロツド30cが挿入
され、該ロツド30cと前記外筒30aの内壁と
の間にはスプリング30bが内装されている。
ロツド30cおよび外筒30aの他の一端には
夫々スプリング押さえ30eおよび30fが取り
付けられ、夫々ナツト30gおよびボルト30h
によつて固定されている。
ロツド30c先端のスプリング押さえ30eに
はラグ30dが固着されており、マスト俯仰ロー
プ17の張力によりスプリング押さえ30eがス
プリング30bを圧縮し、ラグ30dがスプリン
グ30bの撓みに応じてロープ張力検出装置30
の荷重方向に移動できるように、外筒30aには
その長手方向に切欠き(スリツト)が設けられて
いる。
31a,31bは前記ラグ30dによつて作動
されるリミツトスイツチで、前記俯仰ロープ17
の張力を検出する手段であるロープ張力検出装置
30の検出値が所定下限値以下のとき31bが、
所定上限値以上となつたとき31aが作動するよ
うになつている。
そして、図示のように下限リミツトスイツチ3
1bが作動したときは、後述するバランスウエイ
ト吊上用油圧昇降装置25を伸長方向に、上限リ
ミツトスイツチ31aが作動したときは縮小方向
に、夫々伸縮するようになつている。
ブーム俯仰ウインチ7から繰り出されたブーム
俯仰ロープ13は、マスト4の先端に枢着された
ブーム用ベイル14および一端がブーム先端に取
り付けられたブーム俯仰ペンダント16の他端に
取り付けられたブーム用ブライドル15に掛け回
された後ブーム用ベイル14に連結されている。
下部走行体2の後方地上には、第2図に示すよ
うなタイヤ式車輪23を備えたバランスウエイト
台車22が旋回方向に移動可能に設けられてお
り、該台車22上にはバランスウエイト24が載
置され、台車22と上部旋回体1の後端部とは連
結ステー21を介して該台車22の上下動が可能
なようにピンにより連結されている。
マスト4の先端部にはバランスウエイト支持ペ
ンダント26の上端が連結され、該バランスウエ
イト支持ペンダント26の下端には、リンク27
および28を介してバランスウエイト吊上用の油
圧昇降装置25を構成する昇降シリンダのピスト
ンロツド側先端部が連結され、該昇降シリンダの
ボトム側はバランスウエイト台車22に取り付け
られたリンク29に連結されている。
バランスウエイト台車22は、第7図に示すよ
うに、フレーム22a、ブラケツト22b、ピン
22c、タイヤ式車輪23、緩衝装置を兼ねた接
地及び地切り検出手段35、ロツカーアーム36
等から構成されており、バランスウエイト24を
載置するフレーム22aの下面に取り付けられた
ブラケツト22bの下端にロツカーアーム36の
一端がピン22cにより枢着され、該ロツカーア
ーム36の他端にはタイヤ式車輪23が支承され
ている。
ロツカーアーム36のほぼ中央部とブラケツト
22bの上端との間には緩衝装置を兼ねた接地及
び地切り検出手段35がピン35a,35bによ
り取り付けられ、該手段35は油圧管路38を介
して圧力スイツチ37に連通され、該圧力スイツ
チ37からの信号により運転室内の表示ランプあ
るいはブザー等の表示装置がON,OFFするよう
になつている。
接地及び地切り検出手段35としては上記のよ
うな油圧により検出する装置に代えてバネ式の検
出装置とし、圧力スイツチに代えてリミツトスイ
ツチで運転室内の表示装置をON,OFFさせるよ
うにしてもよい。
[作用] 上記実施例を参照しつつ本発明の作用について
説明する。
荷重を吊るとマスト支持ペンダント20および
該マスト支持ペンダント20にマスト用ブライド
ル19を介して連結されたマスト俯仰ロープ17
に引張力が働き、この張力の大小に比例してロー
プ張力検出装置30のスプリング30bが撓み、
スプリング押さえ30eの固着されたラグ30d
が荷重方向に移動し、リミツトスイツチ31a,
31bを作動させると共に、その出力信号により
電磁弁(図示せず)を作動し、バランスウエイト
油圧昇降装置25の昇降シリンダを伸縮させる。
すなわち、荷重を吊つていない状態では、マス
ト俯仰ロープ17に張力が発生しないのでロープ
張力検出装置30のスプリング30bは撓まず、
ラグ30dは下限用リミツトスイツチ31bを作
動したままの状態を保持し、油圧ポンプ(図示せ
ず)からの圧油は油圧昇降装置25の昇降シリン
ダを伸長させる方向に作用し、バランスウエイト
台車22のタイヤ式車輪23は接地したままであ
り、バランスウエイト支持ペンダント26には何
ら張力が発生せず、むしろ緩み勝手となりマスト
4にバランスウエイト24の重力を全く作用させ
ない。
この場所、バランスウエイト台車22にはバラ
ンスウエイト24の全重量が負荷され、接地面か
らの反力により接地及び地切り検出手段35には
圧縮力が作用し油圧回路38に圧が立ち、圧力ス
ツチ37はONとなり運転室内に設けられた表示
装置、例えば、接地表示ランプを点灯する。
次に、荷重を吊るとマスト俯仰ロープ17に張
力が発生するが、その張力が所定の下限値以下の
場合、すなわち吊上荷重が小さい間は、スプリン
グ30bは殆ど撓まず、下限用リミツトスイツチ
31bが作動したままの状態を保持し、接地表示
ランプも点灯したままである。
したがつて、無荷重又は小荷重の場合に不用意
にマスト4にバランスウエイト24の重力が作用
して機体のバランスが崩れるような不都合が生じ
ることがなく、運転者は、運転室内の表示ランプ
によりバランスウエイト台車22が接地している
ことを認識して荷役作業をすることができる。
吊荷が或る一定荷重以上になると、スプリング
30bが撓みはじめ下限用リミツトスイツチ31
bの作動が解除され、油圧昇降装置25に対する
圧油の供給が遮断され、該昇降装置25は停止し
その状態で固定される。しかし、バランスウエイ
ト台車22の車輪23は接地したままの状態を保
持するので、接地表示ランプは点灯したままの状
態が続く。
この状態ではマスト4にバランスウエイト24
の重力はまだ作用していないが、吊荷の荷重が大
きくなり本体ウエイト9の重量だけでは不十分と
いう事態が発生すれば、即バランスウエイト24
の重力が作用することになり、荷重の変動に速や
かに対処することができる。
さらに、吊上荷重が増大すると、マスト俯仰ロ
ープ17の張力も増大するから、スプリング30
bの撓み量も増大し、ロープ17の張力が所定の
上限値以上になると、上限用リミツトスイツチ3
1aが作動する。すると、圧油は油圧昇降装置2
5のロツドを縮める方向に作用し、リンク29を
介しバランスウエイト台車22を持ち上げ、車輪
23は地切りされる。
地切りされた結果、マスト4の先端にバランス
ウエイト24の重量が作用すると、その重量は吊
荷の重量とバランスする方向に働き、それ相当分
だけマスト俯仰ロープ17の張力は減少し上限値
から中間値に戻る。したがつて、スプリング30
bの撓み量も若干低下し、ラグ30bは上限リミ
ツトスイツチ31aから離れ、上下リミツトスイ
ツチ31a,31bの中間位置をとる。すると、
油圧昇降装置25に対する圧油の供給が遮断さ
れ、該昇降装置25はその位置で停止固定される
ので、バランスウエイト24を必要以上に吊り上
げるようなことはなく安定した運転が可能であ
る。
このように、吊上荷重が増大してマスト俯仰ロ
ープ17の張力が所定の上限値以上になれば、自
動的に油圧昇降装置25が縮小方向に作動し、バ
ランスウエイト24を吊上げその重量を作用させ
ることができ、安定モーメントを増大させること
ができる。
上記のようにバランスウエイト台車22の車輪
23が地表面を離れ地切りされたときは、接地及
び地切り検出手段35に接地面からの反力は作用
しないから、油圧管路38に圧は立たず圧力スイ
ツチ37はOFFになり、運転室内の接地表示ラ
ンプが消えて台車浮上(地切り)ランプが点灯す
る。
したがつて、運転者はバランスウエイト24の
重量が有効に作用していることを認識でき、安心
して大荷重の荷役作業を行うことができる。
また、吊上荷重が減少してマスト俯仰ロープ1
7の張力が所定の下限値以下となれば、油圧昇降
装置25が伸長方向に作動し、バランスウエイト
24を降下させてその台車22の車輪23を接地
させることができ、再び接地表示ランプが点灯す
るから、運転者は、経時的に変化するバランスウ
エイト台車22の接地または地切り状況を正確に
把握しつつ、荷重の変化に即応して安定した運転
を行うことができる。
[効果] 本発明によれば、マスト俯仰ロープ17と本体
マスト18との間に、マスト俯仰ロープ17の張
力を検出する手段30を設け、該検出手段30で
検出されるマスト俯仰ロープ17の張力が、所定
下限値以下の場合は油圧昇降装置25を伸長方向
に、所定上限値以上の場合は縮小方向にそれぞれ
作動させ、両者の中間値の場合は停止させるよう
にしてバランスウエイト24を載置した台車22
を昇降・停止させると共に、該台車22にその接
地および地切り状況を経時的に検出する手段35
を設け、該検出手段35により作動するスイツチ
37によつて、運転室内の表示装置をON,OFF
させるようにしたことにより、カウンターバラン
スクレーンの運転に際し、バランスウエイト作動
の要否およびその操作を、人為的な判断と操作に
頼ることなく、荷重吊上時に生じる俯仰ロープの
張力を検出してその検出信号により自動的にバラ
ンスウエイト作動の要否を判断し、吊上荷重の変
化に即応して自動的にバランスウエイトの吊上、
停止、降下の操作を行なうことができ、この自動
操作の結果バランスウエイトが接地しているか、
地切りされているか、その経時的変化を自動的に
検出して運転者に認識させることができるので、
運転者の疲労を軽減し作業の安全性および操作性
を大幅に向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカウンターバランスクレーン
の全体側面図、第2図はバランスウエイト部分の
後面図、第3図は俯仰ロープの張力検出手段を示
す側面図、第4図はその平面図、第5図は俯仰ロ
ープの張力検出手段の拡大側断面図、第6図はそ
の平面図、第7図はバランスウエイト台車の側面
図である。 1……上部旋回体、4……マスト、6……マス
ト俯仰ウインチ、8……本体マスト、17……マ
スト俯仰ロープ、22……バランスウエイト台
車、23……バランスウエイト台車の車輪、24
……バランスウエイト、25……バランスウエイ
ト油圧昇降装置、26……バランスウエイト支持
ペンダント、30……俯仰ロープ張力検出装置、
30a……外筒、30b……スプリング、30c
……ロツド、31……リミツトスイツチ、31a
……上限用リミツトスイツチ、31b……下限用
リミツトスイツチ、35……接地及び地切り検出
手段、36……スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下部走行体2の上に装架された上部旋回体1
    にブーム3およびマスト4を俯仰可能に枢着し、
    該マスト4の先端部とマスト支持ペンダント20
    およびマスト俯仰ロープ17で連結された本体マ
    スト8ならびにバランスウエイト支持ペンダント
    26および油圧昇降装置25を介して連結された
    バランスウエイト24を備えたカウンターバラン
    スクレーンにおいて、マスト俯仰ロープ17と本
    体マスト8との間に、マスト俯仰ロープ17の張
    力を検出する手段30を設け、該検出手段30で
    検出されるマスト俯仰ロープ17の張力が、所定
    下限値以下の場合は前記油圧昇降装置25を伸長
    方向に、所定上限値以上の場合は縮小方向に作動
    させ、両者の中間値の場合は停止させるようにし
    て、バランスウエイト24を載置した台車22を
    昇降・停止させると共に、該台車22にその接地
    および地切り状況を経時的に検出する手段35を
    設け、該検出手段35により作動するスイツチ3
    7によつて、運転室内の表示装置をON,OFFさ
    せるようにしたことを特徴とするカウンターバラ
    ンスクレーンのバランスウエイト作動装置。
JP11066187A 1987-05-08 1987-05-08 カウンタ−バランスクレ−ンのバランスウエイト作動装置 Granted JPS63277194A (ja)

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