JPH09278324A - 仮設エレベーター - Google Patents

仮設エレベーター

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Publication number
JPH09278324A
JPH09278324A JP8865096A JP8865096A JPH09278324A JP H09278324 A JPH09278324 A JP H09278324A JP 8865096 A JP8865096 A JP 8865096A JP 8865096 A JP8865096 A JP 8865096A JP H09278324 A JPH09278324 A JP H09278324A
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JP
Japan
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hole
cage
temporary elevator
carriage
elevator
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JP8865096A
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English (en)
Inventor
Hajime Nomura
肇 野村
Shigemi Sato
成美 佐藤
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動設置を容易とした仮設エレベーターを提
供する。 【解決手段】 台車10と、台車10上に設けられ、端
部31を水平方向に突き出した懸垂アーム30と、その
端部31に掛けられたワイヤ71により懸垂されたケー
ジ60と、ワイヤ71を巻上げ、繰り出し自在な主巻上
げウインチ70と、、台車10の外周部に設けられ、伸
縮自在な支柱80、80、…と、台車10に水平方向に
スライド自在に設けられたスライド体15とを備えてな
り、懸垂アーム30は、スライド体15と共にスライド
自在に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深礎杭用の孔等の
立孔の掘削形成に際して孔内に作業員を運搬する場合等
に用いられる仮設エレベーターに係わり、特に、その移
動設置を容易とした仮設エレベーターに関する。
【0002】
【従来の技術】深礎杭は、地面に孔を設け、その孔内に
配筋を施す等して、その孔にコンクリートを打設して施
工されるものである。その孔の掘削形成方法には、手掘
りのみによる方法と機械掘削を用いる方法とがあるが、
現在では、その施工の迅速さ及び安全性の高さから機械
掘削を用いる方法が多く採用されている。その機械掘削
には、例えば、油圧式ショベルに深掘り用クラムシェル
アタッチメントを取り付けたものが用いられている。
【0003】ところで、従来は、機械掘削と同時に孔内
の作業のための作業員昇降設備を孔内に構築するように
している。
【0004】この作業員昇降設備には、孔壁側にはしご
を付設したはしご道や仮設エレベーターがあり、仮設エ
レベーターには、孔壁側にガイドレールを付設してその
ガイドレールに沿ってケージを昇降させるレール固定式
のものや、孔口に架台を固定設置し、その架台から垂下
された固定式のロープによりケージを昇降させるロープ
ガイド式のもの等がある。
【0005】ところが、そのような作業員昇降設備は、
いずれも、掘削機械を稼働する際に障害となり、掘削作
業の効率の低下を招いている。また、特に、杭径3m以
下の場合には、その作業員昇降設備のために、掘削機械
が入らず、手掘りをせざるを得なくなる。
【0006】そこで、最近、孔口に固設されたやぐらか
らウインチのワイヤを垂下し、そのワイヤにケージを設
けることによりケージを昇降させるようにし、更に、や
ぐらを孔口側に接近・離間自在とするようにレール上に
移動自在に設置した仮設エレベーターが提案されてい
る。この仮設エレベーターによれば、機械掘削を行なう
際には、ウインチによりケージを孔口より上方に引上げ
た後、やぐらをレールに沿って孔口から離間させる。こ
れにより、仮設エレベーターを孔から撤退させることが
できるので、上記問題を解決することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、深礎杭は施
工現場に多数本設けられるものであるので、従来は、各
深礎杭施工場所にそれぞれ一個の仮設エレベーターを設
けるようにしている。しかし、仮設エレベーターは、上
述のように掘削中には使用する必要がないので、仮設エ
レベーターが遊んでいる状況が生じている。これによ
り、施工の非効率化及びコスト高を生じてしまう。そこ
で、一個の仮設エレベーターを複数の深礎杭施工場所で
兼用とすることが考えられるが、従来の仮設エレベータ
ーでは、その移動設置に大型クレーン等を要し、実質的
にその移動設置が困難である。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、移動設置を容
易とした仮設エレベーターを提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明の仮
設エレベーターは、台車と、台車上に設けられ、端部を
前方に突き出した懸垂アームと、懸垂アームの端部に掛
けられたワイヤにより懸垂されたケージと、ワイヤを巻
上げ、繰り出し自在な主巻上げ手段とを備えることを前
記課題の解決手段とした。
【0010】本発明の第二の発明は、第一の発明の仮設
エレベーターにおいて、台車の外周部に伸縮自在な支柱
を備えることを前記課題の解決手段とした。
【0011】本発明の第三の発明は、第一又は第二の発
明の仮設エレベーターにおいて、台車には、スライド体
が水平方向にスライド自在に設けられ、懸垂アームはス
ライド体と共にスライド自在に設けられていることを前
記課題の解決手段とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1に示すように仮設エレベーター
100は、台車10と、台車10上に、スライド機構1
6を介して水平方向(台車10の左右方向)即ち、図2
矢印L、R方向にスライド自在に設けられた平板状のス
ライド体15と、スライド体15上に旋回軸21を介し
て図1矢印A、B方向に旋回自在に設けられた平板状の
旋回体20と、旋回体20に、旋回体20の前後方向
(図1矢印C、D方向)に俯仰自在に立設され、端部3
1が前方(図1矢印C方向)に突き出るように屈曲され
た懸垂アーム30と、懸垂アーム30を俯仰駆動する油
圧駆動等による俯仰シリンダー40と、懸垂アーム30
の端部31に掛けられ、下端に重錘51が設けられたガ
イドロープ50と、ガイドロープ50を巻上げ、繰り出
し自在なガイド巻上げ手段であるガイドロープ巻上げウ
インチ55と、懸垂アーム30の端部31に掛けられた
ワイヤ71により懸垂され、前記ガイドロープ50にガ
イドされたケージ60と、ワイヤ71を巻上げ、繰り出
し自在な主巻上げ手段である主巻上げウインチ70とを
備えている。
【0013】台車10は、図2に示すように上方から見
て長方形状の本体フレーム11と、その四隅に設けられ
た四個の車輪12、12、12、12と、本体フレーム
11の正逆走行方向(図中矢印F、R方向)の前面に設
けられた牽引アーム13とを備えてなっている。尚、牽
引アーム13は水平方向に揺動自在に接続すると好適で
ある。本体フレーム11の周囲の四角には、それぞれ、
伸縮自在の支柱(アウトリガ)80、80、80、80
が設けられており、各支柱80は、図3に示すように下
方にロッド81aが突き出された油圧シリンダ81と、
油圧シリンダ81のロッド81aの下端に設けられた接
地板82とからなっている。油圧シリンダである前記俯
仰シリンダー40と油圧シリンダ81は油圧ユニット
(図示せず)からの油圧により駆動される。
【0014】また、図1に示すように、旋回体20に
は、乗降足場25が、前方に突出して設けられており、
乗降足場25の両側縁部には、防護柵26が設けられて
いる。
【0015】懸垂アーム30の端部31には、多数の滑
車35が並んで設けられている。ガイドロープ50は、
二本、水平方向に離間されて、それぞれ、その滑車35
に掛けられて垂下されており、二本のガイドロープ50
の下端には、重錘51の両側端が接続されている。
【0016】ケージ60が懸垂された複数のワイヤ71
は、別の滑車35に掛けられて垂下されており、ワイヤ
71を繰り出し・巻上げ駆動する主巻上げウインチ70
及びガイドロープ巻上げウインチ55は、電動である。
【0017】ケージ60は、かご状の本体61と、本体
61の後側に設けられ、ケージ60の軸心周りに開閉自
在な地上側乗降ドア62と、本体61の前側に設けら
れ、ケージ60の軸心周りに開閉自在な孔内側乗降ドア
63とを備えてなっている。また、ケージ60の本体6
1の両側部には、それぞれガイドロープ50を上下方向
に摺動自在に把持する把持金具64が設けられている。
尚、この把持金具64の代りに、ガイドロープ50を把
持する機能に加えて、万一、ワイヤ71が切断してケー
ジ60が定速度以上で降下した場合に、ガイドロープ5
0との摩擦力の増大を利用してガイドロープ50を掴
み、落下を防止する機構を備えるロープキャッチャを設
けることもできる。更に、ケージ60内には、前記主巻
上げウインチ70を、制御装置90を介して駆動制御し
て、ケージ60を上昇又は下降させる図示しない昇降ス
イッチが設けられており、ゲージ60の外部には、水平
方向(後方)に突設され、図2の孔3の壁に当たってゲ
ージ60の横ぶれを検出する安全確保のための図1のゲ
ージ横ぶれ検出リミットスイッチ67、地上側乗降ドア
62と孔内側乗降ドア63の開放防止のためのドア用リ
ミットスイッチ、ケージ60の上限位置及び下限位置を
検出するリミットスイッチ、水平検出器等の安全確保の
ための検出器類68、ワイヤ71の過負荷及び過速を検
出する安全確保のための過負荷・過速検出器72と、地
上との通話用の通話装置(図示略)が設けられている。
昇降スイッチ(図示略)、ゲージ横ぶれ検出リミットス
イッチ67、検出器類68、過負荷・過速検出器72、
通話装置(図示略)は、ケーブル65を介して台車10
の旋回体20に設けられた制御装置90に電気接続され
ている。このケーブル65は、懸垂アーム30の滑車3
5を介してケーブルリール66に巻取られるようになっ
ている。
【0018】また、制御装置90には、スライド機構1
6と、旋回体20の駆動部と、懸垂アーム30を俯仰駆
動する俯仰シリンダー40と、ガイドロープ50を巻上
げ、繰り出し自在なガイドロープ巻上げウインチ55
と、ケージ60を懸垂するワイヤ71を巻上げ、繰り出
し自在な主巻上げウインチ70と、各支柱80、80、
80、80とが電気接続されている。制御装置90は、
それらを起動、停止する操作用のスイッチ(図示略)を
有している。また、制御装置90は、ゲージ横ぶれ検出
リミットスイッチ67、検出器類68、過負荷・過速検
出器72から異常を示す信号を入力すると、主巻上げウ
インチ70を一旦停止する。また、制御装置90は、地
上に設けられた発電機や交流電源の端末等に接続され
て、スライド機構16、旋回体20の駆動部、俯仰シリ
ンダー40、ガイドロープ巻上げウインチ55、主巻上
げウインチ70、各支柱80、80、80、80等の各
機能の電源電圧を得るコネクタ91を有している。尚、
発電機を旋回体20に搭載する構成としてもよい。する
と、電源ケーブルの長さの制約を無くせるので行動範囲
を拡大することができ、電源ケーブルの接続作業及び引
回し作業を無くせるので作業能率の向上を図ることがで
き、停電、ケーブル接続部の離脱等の不慮の事故に無関
係にケージの昇降を行なうことができる。
【0019】仮設エレベーター100は以上のような構
成を有する。以下には、図2の深礎杭用の孔3に仮設エ
レベーター100を設置する場合について説明する。
【0020】まず、現場まで仮設エレベーター100を
搬送する。仮設エレベーター100は、台車10が固設
された走行用の駆動装置を有していないため小型、軽量
である。このため、その搬送を簡便に行なうことができ
る。尚、走行用の駆動装置には、現場で利用している油
圧ショベル等の走行駆動自在な装置を、牽引車(図示
略)として用いる。
【0021】現場に着いた後には、牽引車を、仮設エレ
ベーター100の台車10の牽引アーム13に接続し
て、仮設エレベーター100を牽引して移動させる。こ
れにより、孔3への移動を容易且つ迅速に行なうことが
できる。この仮設エレベーター100の牽引移動時に
は、予め、図1の制御装置90に設けられた操作用のス
イッチ(図示略)を操作して、各支柱80、80、8
0、80のロッド81a、81a、81a、81aを縮
めて、その下端の接地板82、82、82、82を地面
から離しておく。更に、牽引時には、電源を切り離して
おく(交流電源端子利用の場合)。
【0022】図2の孔3の周囲に着いたなら、その孔3
内部にケージ60が接触する障害物がないかを確認し、
ケージ60の据え付け場所を決める。そこで、例えば、
台車10の左側を孔3に近接させるように横付けして、
台車10を位置決めする。また、台車10を前後(図中
矢印F、R方向)に移動させて、ケージ60の前後方向
の位置決めを行なう。
【0023】次に、牽引車(図示略)を台車10の牽引
アーム13から外す。このように走行用の駆動装置とし
ての牽引車が、台車10に対して着脱自在なので、後述
するケージ60の昇降駆動中に、固設された走行用の駆
動装置の駆動の止め忘れなどにより、台車10が移動し
てしまうことを防ぐことができる。よって、安全性の向
上を図ることができる。
【0024】また、同時に、或いは、牽引車(図示略)
を外す前に、電源を繋ぎ(交流電源端子の場合)、図1
の制御装置90に設けられた操作用のスイッチ(図示
略)を操作して、各支柱80、80、80、80のロッ
ド81a、81a、81a、81aを伸ばして、接地板
82、82、82、82を接地させる。これにより、台
車10の固定及び姿勢の保持を容易且つ迅速に図ること
ができる。
【0025】次に制御装置90の操作用のスイッチ(図
示略)を操作して、俯仰シリンダー40を駆動して、懸
垂アーム30の端部31を図2の孔3の半径方向に移動
駆動すると共に、スライド機構16を駆動して、スライ
ド体15を孔3の半径方向に移動駆動し、更に、旋回体
20を矢印A、B方向に旋回駆動して、懸垂アーム30
と共に図1のケージ60及び重錘51を据え付け位置に
位置決めする。ケージ60及び重錘51の位置決めが終
了したなら、懸垂アーム30及びスライド体15、旋回
体20を固定機構(図示せず)によりロックする。
【0026】また、台車10の姿勢の調整を行なう。こ
れは、支柱80、80、80、80を、接地した状態で
伸縮させることで容易且つ迅速に行なうことができる。
この姿勢は、台車10、引いてはケージ60が水平とな
るようにする。
【0027】仮設エレベーター100では、このように
ケージ60及び重錘51の据え付け位置への位置決めに
際して、懸垂アーム30を俯仰自在としたことにより水
平方向だけでなく上下方向にもケージ60及び重錘51
を移動させることができるので、図2の孔3底部に障害
物がある場合にもその障害物を容易に避けて前記据え付
け位置に図1のケージ60及び重錘51を位置決めさせ
ることができる。
【0028】また、懸垂アーム30が、スライド体15
と共に水平方向、即ち、図2の孔3の半径方向(図中矢
印L、R方向)にスライド自在である上、その懸垂アー
ム30が、旋回体20と共に図中矢印A、B方向に旋回
自在であるので、図1の懸垂アーム30の端部31から
垂設されるケージ61及び重錘51の位置を容易且つ迅
速に図2の孔3の上方の据え付け位置に調整位置決めす
ることができる。
【0029】そこで、図1の制御装置90の操作用のス
イッチ(図示略)を操作して、ガイドロープ巻上げウイ
ンチ55を駆動し、重錘51により緊張されたガイドロ
ープ50を繰り出す。そして、重錘51が図2の孔3の
底に着く直前で繰り出しを停止する。これにより、図1
のガイドロープ50を張る。仮設エレベーター100で
は、以上のようにして、孔3への移動設置を容易且つ迅
速に行なうことができる。
【0030】仮設エレベーター100による運搬は、次
のようにして行なわれる。まず、作業員が図2の孔3の
底に降りる場合には、図1の乗降足場25に乗り、ケー
ジ60の地上側乗降ドア62を開けて、ケージ60内に
乗り込み、地上側乗降ドア62を閉じる。そして、ケー
ジ60内に設けられている昇降スイッチを操作して、主
巻上げウインチ70を起動し、ワイヤ71を繰り出すこ
とにより、ケージ60を図2の孔3内に降下させる。こ
の際、ケージ60は、図1のガイドロープ50にガイド
されているので、水平方向の振れが防止される。
【0031】ケージ60が図2の孔3の底に到着する
と、即ち、図1のガイドロープ50の重錘51の直前ま
で降下すると、図示しないリミットスイッチが作動して
主巻上げウインチ70の駆動が停止される。よって、作
業員は、ケージ60の孔内側乗降ドア63を開けること
により、図2の孔3の底に降りることができる。
【0032】また、作業員が孔3の底から地上に上がる
場合は、上記手順と略逆の手順で行なうことができる。
即ち、まず、図1のケージ60の孔内側乗降ドア63か
らケージ60内に乗り込み、図示しない昇降スイッチを
操作して主巻上げウインチ70のワイヤ71を巻上げ
る。すると、ケージ60は、ガイドロープ50にガイド
され、水平方向の振れが防止された状態で上昇する。ケ
ージ60が乗降足場25に到着すると、図示しないリミ
ットスイッチが作動してケージ60が停止される。そし
て、作業員は、ケージ60の地上側乗降ドア62を開け
ることにより、乗降足場25に降立つことができる。
【0033】図示しない油圧ショベル等で図2の孔3の
掘削を行なう場合には、仮設エレベーター100を孔3
から撤去する。この撤去は、図1の主巻上げウインチ7
0によりワイヤ71を巻上げて、ケージ60を引上げ、
ガイドロープ巻上げウインチ55でガイドロープ50及
び重錘51を巻上げ、その後、制御装置90の操作用の
スイッチ(図示略)を操作して、支柱80、80、8
0、80を縮めて、地面に対する台車10の固定を解除
し、台車10を移動させて、仮設エレベーター100全
体を図2の孔3から離間させるか、若しくは旋回体20
を旋回させて、図1のケージ60及び重錘51を図2の
孔3から離間させるか、若しくは図1の俯仰シリンダー
40でケージ60及び重錘51を図2の孔3から離間さ
せるか、若しくはスライド体15をスライドさせて、図
1のケージ60及び重錘51を図2の孔3から離間させ
るかすることにより、容易且つ迅速に行なうことができ
る。これにより、機械掘削を効率良く、迅速に行なうこ
とができる。また、孔3の径が小さく、従来は仮設エレ
ベーター100が障害となって、機械掘削ができなかっ
た孔3であっても、仮設エレベーター100が孔3から
撤去自在なので、機械掘削をすることができる。
【0034】また、仮設エレベーター100は、台車1
0を牽引することで、容易且つ迅速に移動することがで
きるので、他の孔3への移動設置も容易且つ迅速に行な
うことができる。よって、一個の仮設エレベーター10
0を複数の孔3で使用することができ、仮設エレベータ
ー100の遊び時間を減少することができる。これによ
り、施工の効率化及び低コスト化を図ることができる。
【0035】上記実施形態では、仮設エレベーター10
0を深礎杭用の孔3内の作業に用いた場合について説明
したが、地下に形成する孔であれば、如何なるものにも
使用することができることは勿論である。又、台車10
には、無限軌道のクローラ状のものを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の第一の発明の仮設エレベーター
によれば、孔への移動設置は、台車を移動させることで
仮設エレベーターを移動調整して、そのケージを孔の直
上に配置させることにより容易且つ迅速に行なうことが
できる。そして、主巻上げ手段でワイヤを繰り出すこと
により、ケージを孔内に降下させることができ、又主巻
上げ手段でワイヤを巻上げることにより、ケージを孔か
ら引上げることができる。よって、このケージの昇降に
より作業員等の運搬を行なうことができる。
【0037】また、孔からの撤去は、主巻上げ手段によ
りワイヤを巻上げて、ケージを孔から引上げ、台車によ
り孔から離間することにより容易且つ迅速に行なうこと
ができる。よって、例えば、孔を掘削する場合には、仮
設エレベーターを孔から撤去させることにより、機械掘
削を効率良く、迅速に行なうことができる。また、孔の
径が小さく、従来は仮設エレベーターが障害となって、
機械掘削ができなかった孔であっても、仮設エレベータ
ーが孔から撤去自在なので、機械掘削をすることができ
る。
【0038】また、本発明の仮設エレベーターは、台車
を移動させることで容易且つ迅速に移動自在であるの
で、他の孔への移動設置が容易である。これにより、一
個の仮設エレベーターを複数の孔で使用することができ
るので、仮設エレベーターの遊び時間を減少することが
でき、施工の効率化及び低コスト化を図ることができ
る。
【0039】また、台車には、走行用の駆動装置を必ず
しも固設しない構成としたので、仮設エレベーターの小
型、軽量化を図ることができ、例えば、現場までの仮設
エレベーターの搬送を簡便にすることができる。更に、
現場に着いた後には、走行用の駆動装置として、現場で
使用されている油圧ショベル等を利用した牽引車で仮設
エレベーターを牽引して移動させ、仮設エレベーターの
ケージを昇降駆動する際には、牽引車を仮設エレベータ
ーから外しておく。これにより、ケージの昇降駆動中
に、固設された走行用の駆動装置の駆動の止め忘れなど
により、台車が移動してしまうことを防ぐことができ
る。よって、安全性の向上を図ることができる。
【0040】本発明の第二の発明の仮設エレベーターに
よれば、上記効果に加えて、仮設エレベーターの牽引移
動時には、支柱は縮めて地面から離しておくことがで
き、孔への設置時には、支柱を伸ばして接地させること
で、台車の固定及び姿勢の保持を図ることができる。ま
た、支柱を、接地した状態で伸縮させることで、仮設エ
レベーターの姿勢の調整を容易且つ迅速に行なうことが
できる。
【0041】本発明の第三の発明の仮設エレベーターに
よれば、上記効果に加えて、懸垂アームが、スライド体
と共に水平方向にスライド自在であるので、懸垂アーム
の端部からワイヤを介して垂設されるケージの位置を容
易且つ迅速に調整位置決めすることができる。よって、
孔への仮設エレベーターの設置をより容易且つ迅速に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の仮設エレベーターの一実施形態を示
す側面図である。
【図2】 図1の仮設エレベーターのスライド体及び旋
回機構を上方から見た平面図である。
【図3】 図2の仮設エレベーターの台車付近を後方か
ら見た背面図である。
【符号の説明】
10…台車、15…スライド体、30…懸垂アーム、3
1…端部、60…ケージ、70…主巻上げウインチ(主
巻上げ手段)、71…ワイヤ、80…支柱、100…仮
設エレベーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車と、 該台車上に設けられ、端部を水平方向に突き出した懸垂
    アームと、 該懸垂アームの端部に掛けられたワイヤにより懸垂され
    たケージと、 前記ワイヤを巻上げ、繰り出し自在な主巻上げ手段とを
    備えることを特徴とする仮設エレベーター。
  2. 【請求項2】 前記台車の外周部に伸縮自在な支柱を備
    えることを特徴とする請求項1記載の仮設エレベータ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記台車には、スライド体が水平方向に
    スライド自在に設けられ、前記懸垂アームは、前記スラ
    イド体と共にスライド自在に設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の仮設エレベーター。
JP8865096A 1996-04-10 1996-04-10 仮設エレベーター Pending JPH09278324A (ja)

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JP8865096A JPH09278324A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 仮設エレベーター

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JP8865096A JPH09278324A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 仮設エレベーター

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JP8865096A Pending JPH09278324A (ja) 1996-04-10 1996-04-10 仮設エレベーター

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