JPH09278230A - 給紙搬送装置 - Google Patents
給紙搬送装置Info
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- JPH09278230A JPH09278230A JP9411496A JP9411496A JPH09278230A JP H09278230 A JPH09278230 A JP H09278230A JP 9411496 A JP9411496 A JP 9411496A JP 9411496 A JP9411496 A JP 9411496A JP H09278230 A JPH09278230 A JP H09278230A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- guide surface
- guide
- sheets
- guiding face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートガイドの円弧状案内面に対するシート
の進入位置を安定させ、シートの搬送方向を円弧状案内
面で方向変換する過程におけるシートの分離性能を高め
る。 【解決手段】 シートガイド４は、シート２の進入方向
に対してそのシート２の先端縁に抵抗を与える方向に直
線的に傾斜された平面案内面６と、この平面案内面６に
連続された円弧状案内面７とを有する。これにより、給
紙ローラ３により引き出されるシート２の面がシート２
の厚さ方向に変化しても、シート２を略一定の進入角度
で平面案内面６に進入させ、滑らかに円弧状案内面７に
導くようにした。これにより、シート２が重なってシー
トガイド４に進入した場合には、給紙ローラ３により大
きな搬送力を付与されたシートのみを円弧状案内面７を
通過させ、次層以下のシート２を平面案内面６により導
いた円弧状案内面７の抵抗により停滞させる。
の進入位置を安定させ、シートの搬送方向を円弧状案内
面で方向変換する過程におけるシートの分離性能を高め
る。 【解決手段】 シートガイド４は、シート２の進入方向
に対してそのシート２の先端縁に抵抗を与える方向に直
線的に傾斜された平面案内面６と、この平面案内面６に
連続された円弧状案内面７とを有する。これにより、給
紙ローラ３により引き出されるシート２の面がシート２
の厚さ方向に変化しても、シート２を略一定の進入角度
で平面案内面６に進入させ、滑らかに円弧状案内面７に
導くようにした。これにより、シート２が重なってシー
トガイド４に進入した場合には、給紙ローラ３により大
きな搬送力を付与されたシートのみを円弧状案内面７を
通過させ、次層以下のシート２を平面案内面６により導
いた円弧状案内面７の抵抗により停滞させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート積載板上に
積載したシートを一枚ずつ給紙する給紙搬送装置に関す
る。
積載したシートを一枚ずつ給紙する給紙搬送装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】シート積載板上に載置したシートを、例
えば画像形成部等の所望の部位に供給する場合、シート
積載板から引き出したシートを方向変換せずに搬送する
と、シート搬送路が占める面積が拡がり装置が大型化す
る。装置の小型化を図り、或いは画像処理部の部品配置
の都合上、給紙直後のシートを、シートガイドの円弧状
案内面により湾曲させて搬送方向を変更するようにした
装置が多い。
えば画像形成部等の所望の部位に供給する場合、シート
積載板から引き出したシートを方向変換せずに搬送する
と、シート搬送路が占める面積が拡がり装置が大型化す
る。装置の小型化を図り、或いは画像処理部の部品配置
の都合上、給紙直後のシートを、シートガイドの円弧状
案内面により湾曲させて搬送方向を変更するようにした
装置が多い。
【０００３】例えば、略水平に配置した給紙カセットか
ら引き出したシートを上方に向けて湾曲させて方向変換
する構造は、実開昭６１−７２５３７号公報、特開平２
−２２５２３７号公報、特開平５−６９９７６号公報、
特開平５−３２３５３号公報、実開平５−８２９５３公
報等に開示されている。
ら引き出したシートを上方に向けて湾曲させて方向変換
する構造は、実開昭６１−７２５３７号公報、特開平２
−２２５２３７号公報、特開平５−６９９７６号公報、
特開平５−３２３５３号公報、実開平５−８２９５３公
報等に開示されている。
【０００４】また、斜めに立てかけた給紙カセットの下
端から引き出したシートを、湾曲させて方向変換させる
ものとしては、例えば、特開平４−３６１９３８号公報
に開示されている。
端から引き出したシートを、湾曲させて方向変換させる
ものとしては、例えば、特開平４−３６１９３８号公報
に開示されている。
【０００５】このように、シートガイドの円弧状案内面
によりシートを湾曲させて搬送方向を変更する給紙方式
では、直進するシートの先端縁がシートガイドの円弧状
案内面から抵抗を受けるため、シートが重なって引き出
された場合には、給紙ローラとの摩擦力により搬送され
たシートのみの通過を許容し、次層以下のシートをシー
トガイドの円弧状案内面上で停滞させる。この場合、円
弧状案内面はシートを湾曲させる形状であるので、下流
側に向かうに従いシートに対する抵抗が徐々に高くな
る。したがって、弧状案内面によりシートの分離が可能
である。
によりシートを湾曲させて搬送方向を変更する給紙方式
では、直進するシートの先端縁がシートガイドの円弧状
案内面から抵抗を受けるため、シートが重なって引き出
された場合には、給紙ローラとの摩擦力により搬送され
たシートのみの通過を許容し、次層以下のシートをシー
トガイドの円弧状案内面上で停滞させる。この場合、円
弧状案内面はシートを湾曲させる形状であるので、下流
側に向かうに従いシートに対する抵抗が徐々に高くな
る。したがって、弧状案内面によりシートの分離が可能
である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】シート積載板上の多く
は付勢され揺動自在に支持されている。また、シート積
載板上のシートの枚数は常に変化する。このようなこと
から、シートが引き出される面はシートの厚さ方向に変
化し易い。このため、シートガイドの円弧状案内面に対
するシートの進入角度が変化し、シートガイドの円弧状
案内面がシートの先端縁に与える抵抗にバラツキが生ず
る。この結果、シートの分離性能が不安定になる。シー
トをシートガイドにより湾曲させて搬送する搬送路中に
摩擦部材を設け、この摩擦部材によりシートの先端縁に
抵抗を与えるようにしたものもあるが、シートガイドの
円弧状案内面に対するシートの進入角度が変化した場合
には、シートの分離性能が不安定になることは解決され
ない。
は付勢され揺動自在に支持されている。また、シート積
載板上のシートの枚数は常に変化する。このようなこと
から、シートが引き出される面はシートの厚さ方向に変
化し易い。このため、シートガイドの円弧状案内面に対
するシートの進入角度が変化し、シートガイドの円弧状
案内面がシートの先端縁に与える抵抗にバラツキが生ず
る。この結果、シートの分離性能が不安定になる。シー
トをシートガイドにより湾曲させて搬送する搬送路中に
摩擦部材を設け、この摩擦部材によりシートの先端縁に
抵抗を与えるようにしたものもあるが、シートガイドの
円弧状案内面に対するシートの進入角度が変化した場合
には、シートの分離性能が不安定になることは解決され
ない。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
シート積載板上のシートを給紙ローラにより一枚ずつ引
き出し、その引き出したシートをシートガイドにより湾
曲させて方向変換し所望の部位に搬送するようにした給
紙搬送装置において、前記シートガイドは、前記シート
の進入方向に対してそのシートの先端縁に抵抗を与える
方向に直線的に傾斜された平面案内面と、この平面案内
面のシート搬送方向の下流側に連続された円弧状案内面
とを有する。したがって、シート積載板から引き出され
るシートの面がシートの厚さ方向に変化しても、シート
は略一定の進入角度で平面案内面に進入し円弧状案内面
に導かれる。したがって、シートが重なってシートガイ
ドに進入した場合には、重なったシートの先端は進行す
るに従い徐々に高まる抵抗を円弧状案内面から受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は円弧状案内面を通過し、次層以下のシートは円弧状案
内面の抵抗により停滞する。
シート積載板上のシートを給紙ローラにより一枚ずつ引
き出し、その引き出したシートをシートガイドにより湾
曲させて方向変換し所望の部位に搬送するようにした給
紙搬送装置において、前記シートガイドは、前記シート
の進入方向に対してそのシートの先端縁に抵抗を与える
方向に直線的に傾斜された平面案内面と、この平面案内
面のシート搬送方向の下流側に連続された円弧状案内面
とを有する。したがって、シート積載板から引き出され
るシートの面がシートの厚さ方向に変化しても、シート
は略一定の進入角度で平面案内面に進入し円弧状案内面
に導かれる。したがって、シートが重なってシートガイ
ドに進入した場合には、重なったシートの先端は進行す
るに従い徐々に高まる抵抗を円弧状案内面から受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は円弧状案内面を通過し、次層以下のシートは円弧状案
内面の抵抗により停滞する。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、平面案内面の表面は摩擦係数の高い摩擦部
材により形成されている。したがって、シートが重なっ
てシートガイドに進入した場合には、重なったシートの
先端が摩擦部材から抵抗を受けるが、給紙ローラにより
大きな搬送力を付与されたシートは摩擦部材及び円弧状
案内面を通過し、次層以下のシートは円弧状案内面に達
する前に摩擦部材の抵抗により停滞し、摩擦部材を越え
たとしても円弧状案内面により抵抗を受けて停滞する。
明において、平面案内面の表面は摩擦係数の高い摩擦部
材により形成されている。したがって、シートが重なっ
てシートガイドに進入した場合には、重なったシートの
先端が摩擦部材から抵抗を受けるが、給紙ローラにより
大きな搬送力を付与されたシートは摩擦部材及び円弧状
案内面を通過し、次層以下のシートは円弧状案内面に達
する前に摩擦部材の抵抗により停滞し、摩擦部材を越え
たとしても円弧状案内面により抵抗を受けて停滞する。
【０００９】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明において、平面案内面及び円弧状案内面の表面は摩擦
係数の高い摩擦部材により形成されている。したがっ
て、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が摩擦部材から抵抗を受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は摩擦部材及び円弧状案内面を通過し、次層以下のシー
トは正常に通過するシートに引きずられたとしても、円
弧状案内面に至るまで長い距離に渡って形成された摩擦
部材の抵抗により停滞する。
明において、平面案内面及び円弧状案内面の表面は摩擦
係数の高い摩擦部材により形成されている。したがっ
て、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が摩擦部材から抵抗を受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は摩擦部材及び円弧状案内面を通過し、次層以下のシー
トは正常に通過するシートに引きずられたとしても、円
弧状案内面に至るまで長い距離に渡って形成された摩擦
部材の抵抗により停滞する。
【００１０】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明において、シートガイドには、シートとの対向面側に
開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられている。したがっ
て、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が弾性部材から抵抗を受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は弾性部材を屈撓させて乗り越え円弧状案内面を通過
し、次層以下のシートは円弧状案内面に達する前に弾性
部材の抵抗により停滞し、弾性部材を越えたとしても円
弧状案内面により抵抗を受けて停滞する。
明において、シートガイドには、シートとの対向面側に
開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられている。したがっ
て、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が弾性部材から抵抗を受ける
が、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシート
は弾性部材を屈撓させて乗り越え円弧状案内面を通過
し、次層以下のシートは円弧状案内面に達する前に弾性
部材の抵抗により停滞し、弾性部材を越えたとしても円
弧状案内面により抵抗を受けて停滞する。
【００１１】請求項５記載の発明は、請求項２又は３記
載の発明において、シートガイドには、シートとの対向
面側に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹
部には、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的
に屈撓する薄板状の弾性部材が設けられている。したが
って、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が摩擦部材及び弾性部材から
抵抗を受けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を付与
されたシートは、摩擦部材上を滑り、弾性部材を屈撓さ
せて乗り越え円弧状案内面を通過し、次層以下のシート
は摩擦部材を通過したとしても円弧状案内面に達する前
に弾性部材の抵抗により停滞する。
載の発明において、シートガイドには、シートとの対向
面側に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹
部には、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的
に屈撓する薄板状の弾性部材が設けられている。したが
って、シートが重なってシートガイドに進入した場合に
は、重なったシートの先端が摩擦部材及び弾性部材から
抵抗を受けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を付与
されたシートは、摩擦部材上を滑り、弾性部材を屈撓さ
せて乗り越え円弧状案内面を通過し、次層以下のシート
は摩擦部材を通過したとしても円弧状案内面に達する前
に弾性部材の抵抗により停滞する。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図１
及び図２に基づいて説明する。１はシート載置板であ
る。このシート載置板１は、その上面に積載したシート
２を給紙ローラ３に接触させるために、シート２の積載
量に応じて上昇するように構成されている。シート積載
板１の先端付近には給紙ローラ３により引き出されたシ
ート２を上方に湾曲させて方向変換するシートガイド４
が設けられている。
及び図２に基づいて説明する。１はシート載置板であ
る。このシート載置板１は、その上面に積載したシート
２を給紙ローラ３に接触させるために、シート２の積載
量に応じて上昇するように構成されている。シート積載
板１の先端付近には給紙ローラ３により引き出されたシ
ート２を上方に湾曲させて方向変換するシートガイド４
が設けられている。
【００１３】このシートガイド４は、シート２の幅方向
に配列された複数のリブ５を有し、これらのリブ５の上
縁には、シート２の進入方向に対してそのシートの先端
縁に抵抗を与える方向に直線的に傾斜された平面案内面
６と、この平面案内面６のシート搬送方向の下流側に連
続された円弧状案内面７とが形成されている。シート２
の進入方向と平面案内面６とのなす角度は、シート２の
先端が平面案内面６に当接する当接角度αでもある。ま
た、平面案内面６の長さは、シート積載板１上の最上位
のシート２の高さの変動を見込んでも、引き出されたシ
ート２の先端が必ず当接する長さに定められている。
に配列された複数のリブ５を有し、これらのリブ５の上
縁には、シート２の進入方向に対してそのシートの先端
縁に抵抗を与える方向に直線的に傾斜された平面案内面
６と、この平面案内面６のシート搬送方向の下流側に連
続された円弧状案内面７とが形成されている。シート２
の進入方向と平面案内面６とのなす角度は、シート２の
先端が平面案内面６に当接する当接角度αでもある。ま
た、平面案内面６の長さは、シート積載板１上の最上位
のシート２の高さの変動を見込んでも、引き出されたシ
ート２の先端が必ず当接する長さに定められている。
【００１４】なお、本実施の形態において、シートガイ
ド４は、シート載置板１を起伏自在に支持する給紙カセ
ット（図示せず）の一部に一体に形成されているが、こ
のような構造に限られるものではない。
ド４は、シート載置板１を起伏自在に支持する給紙カセ
ット（図示せず）の一部に一体に形成されているが、こ
のような構造に限られるものではない。
【００１５】このような構成において、給紙ローラ３を
反時計方向に駆動すると、シート積載板１上の最上位の
シート２が引き出される。この場合、シート積載板１か
ら引き出されるシート２の面がシート２の厚さ方向に変
化しても、シート２を略一定の進入角度（当接角度α）
で平面案内面６に進入させ、滑らかに円弧状案内面７に
導くことができる。
反時計方向に駆動すると、シート積載板１上の最上位の
シート２が引き出される。この場合、シート積載板１か
ら引き出されるシート２の面がシート２の厚さ方向に変
化しても、シート２を略一定の進入角度（当接角度α）
で平面案内面６に進入させ、滑らかに円弧状案内面７に
導くことができる。
【００１６】したがって、シート２が重なってシートガ
イド４に進入した場合には、重なったシート２の先端は
進行するに従い徐々に高まる抵抗を円弧状案内面７から
受けるが、給紙ローラ３により大きな搬送力を付与され
たシート２は円弧状案内面７を通過し、次層以下のシー
ト２は給紙ローラ３により搬送されるシート２との摩擦
力を受けて多少引き出されても円弧状案内面７から徐々
に高まるの抵抗を受けて停滞する。これにより、シート
２の分離性能を高めることができる。
イド４に進入した場合には、重なったシート２の先端は
進行するに従い徐々に高まる抵抗を円弧状案内面７から
受けるが、給紙ローラ３により大きな搬送力を付与され
たシート２は円弧状案内面７を通過し、次層以下のシー
ト２は給紙ローラ３により搬送されるシート２との摩擦
力を受けて多少引き出されても円弧状案内面７から徐々
に高まるの抵抗を受けて停滞する。これにより、シート
２の分離性能を高めることができる。
【００１７】次に、本発明の実施の第二の形態を図３及
び図４に基づいて説明する。本実施の形態及びこれに続
く実施の形態において、図１及び図２で説明した部分と
同一部分は同一符号を用い説明も省略する。本実施の形
態では、平面案内面６の表面は摩擦係数の高い摩擦部材
８により形成されている。この例では、摩擦部材８は、
シート６の先端縁の中央付近に対向する一部のリブ５の
みに形成されている。
び図４に基づいて説明する。本実施の形態及びこれに続
く実施の形態において、図１及び図２で説明した部分と
同一部分は同一符号を用い説明も省略する。本実施の形
態では、平面案内面６の表面は摩擦係数の高い摩擦部材
８により形成されている。この例では、摩擦部材８は、
シート６の先端縁の中央付近に対向する一部のリブ５の
みに形成されている。
【００１８】このような構成において、シート２が重な
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が摩擦部材８から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラ３により大きな搬送力を付与されたシート２は摩擦部
材８及び円弧状案内面７を通過し、次層以下のシート２
の多くは円弧状案内面７に達する前に摩擦部材８の抵抗
により停滞し、仮に摩擦部材８上を引きずられても円弧
状案内面７により徐々に高まる抵抗を受けて停滞する。
これにより、シート２の分離性能をさらに高めることが
できる。
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が摩擦部材８から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラ３により大きな搬送力を付与されたシート２は摩擦部
材８及び円弧状案内面７を通過し、次層以下のシート２
の多くは円弧状案内面７に達する前に摩擦部材８の抵抗
により停滞し、仮に摩擦部材８上を引きずられても円弧
状案内面７により徐々に高まる抵抗を受けて停滞する。
これにより、シート２の分離性能をさらに高めることが
できる。
【００１９】次に、本発明の実施の第三の形態を図５及
び図６に基づいて説明する。本実施の形態では、平面案
内面６及び円弧状案内面７の表面まで摩擦係数の高い摩
擦部材８により形成されている。
び図６に基づいて説明する。本実施の形態では、平面案
内面６及び円弧状案内面７の表面まで摩擦係数の高い摩
擦部材８により形成されている。
【００２０】このような構成において、シートガイド４
中で停滞するシート２が、後続して給紙されるシート２
との摩擦により引きずられたとしても、次第に当接角度
αが大きくなる円弧状案内面７まで長い距離に渡って配
置された摩擦部材８の抵抗により、シート２の重送を確
実に防止することができる。
中で停滞するシート２が、後続して給紙されるシート２
との摩擦により引きずられたとしても、次第に当接角度
αが大きくなる円弧状案内面７まで長い距離に渡って配
置された摩擦部材８の抵抗により、シート２の重送を確
実に防止することができる。
【００２１】次に、本発明の実施の実施の第四の形態を
図７及び図８に基づいて説明する。本実施の形態では、
シートガイド４には、シート２との対向面側に開口する
開口面９を有する凹部１０が形成されている。具体的に
は各リブ５の間が凹部１０である。図示しないが、リブ
５が形成されず、シート２の幅方向に連続して平面案内
面及び円弧状案内面が形成されたシートガイドの場合に
は、その平面案内面及び円弧状案内面の上面に孔を開け
て凹部を形成してもよい。そして、凹部１０には、自由
端が開口面から僅かに突出して弾性的に屈撓するポリエ
ステルフィルム等による薄板状の弾性部材１１が設けら
れている。この例では、弾性部材１１はシート２の先端
縁の中央付近に対向する一部の凹部１０のみに設けられ
ている。
図７及び図８に基づいて説明する。本実施の形態では、
シートガイド４には、シート２との対向面側に開口する
開口面９を有する凹部１０が形成されている。具体的に
は各リブ５の間が凹部１０である。図示しないが、リブ
５が形成されず、シート２の幅方向に連続して平面案内
面及び円弧状案内面が形成されたシートガイドの場合に
は、その平面案内面及び円弧状案内面の上面に孔を開け
て凹部を形成してもよい。そして、凹部１０には、自由
端が開口面から僅かに突出して弾性的に屈撓するポリエ
ステルフィルム等による薄板状の弾性部材１１が設けら
れている。この例では、弾性部材１１はシート２の先端
縁の中央付近に対向する一部の凹部１０のみに設けられ
ている。
【００２２】このような構成において、シート２が重な
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が弾性部材１１から抵抗を受けるが、給紙ロ
ーラ３により大きな搬送力を付与されたシート２は弾性
部材１１を屈撓させて乗り越え円弧状案内面７を通過
し、次層以下のシート２は円弧状案内面７に達する前に
弾性部材１１の抵抗により停滞し、仮に弾性部材１１を
越えたとしても円弧状案内面７から徐々に高まる抵抗を
受けて停滞する。したがって、シート２の重送をさらに
高めることができる。
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が弾性部材１１から抵抗を受けるが、給紙ロ
ーラ３により大きな搬送力を付与されたシート２は弾性
部材１１を屈撓させて乗り越え円弧状案内面７を通過
し、次層以下のシート２は円弧状案内面７に達する前に
弾性部材１１の抵抗により停滞し、仮に弾性部材１１を
越えたとしても円弧状案内面７から徐々に高まる抵抗を
受けて停滞する。したがって、シート２の重送をさらに
高めることができる。
【００２３】さらに、本発明の実施の第五の形態を図９
及び図１０に基づいて説明する。本実施の形態では、図
３及び図４の構成と同様に平面案内面６の表面が摩擦部
材８により形成されているとともに、図７及び図８の構
成と同様に弾性部材１１を備えている。
及び図１０に基づいて説明する。本実施の形態では、図
３及び図４の構成と同様に平面案内面６の表面が摩擦部
材８により形成されているとともに、図７及び図８の構
成と同様に弾性部材１１を備えている。
【００２４】このような構成において、シート２が重な
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が摩擦部材８及び弾性部材１１から抵抗を受
けるが、給紙ローラ３により大きな搬送力を付与された
シート２は弾性部材１１を屈撓させて乗り越え円弧状案
内面７を通過し、次層以下のシートは摩擦部材８を通過
したとしても円弧状案内面７に達する前に弾性部材１１
の抵抗により停滞し、仮に弾性部材１１を越えたとして
も円弧状案内面７から徐々に高まる抵抗を受けて停滞す
る。これにより、シート２の重送をより一層確実に防止
することができる。
ってシートガイド４に進入した場合には、重なったシー
ト２の先端が摩擦部材８及び弾性部材１１から抵抗を受
けるが、給紙ローラ３により大きな搬送力を付与された
シート２は弾性部材１１を屈撓させて乗り越え円弧状案
内面７を通過し、次層以下のシートは摩擦部材８を通過
したとしても円弧状案内面７に達する前に弾性部材１１
の抵抗により停滞し、仮に弾性部材１１を越えたとして
も円弧状案内面７から徐々に高まる抵抗を受けて停滞す
る。これにより、シート２の重送をより一層確実に防止
することができる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１記載の発明は、シート積載板上
のシートを給紙ローラにより一枚ずつ引き出し、その引
き出したシートをシートガイドにより湾曲させて方向変
換し所望の部位に搬送するようにした給紙搬送装置にお
いて、前記シートガイドは、前記シートの進入方向に対
してそのシートの先端縁に抵抗を与える方向に直線的に
傾斜された平面案内面と、この平面案内面のシート搬送
方向の下流側に連続された円弧状案内面とを有するの
で、給紙ローラによりシート積載板から引き出されるシ
ートの面がシートの厚さ方向に変化しても、シートを略
一定の進入角度で平面案内面に進入させ、滑らかに円弧
状案内面７に導くことができる。したがって、シートが
重なってシートガイドに進入した場合には、重なったシ
ートの先端は進行するに従い徐々に高まる抵抗を円弧状
案内面から受けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を
付与されたシートのみを円弧状案内面を通過させ、次層
以下のシートを円弧状案内面の抵抗により停滞させるこ
とができ、これにより、シートの分離性能を高めること
ができる。
のシートを給紙ローラにより一枚ずつ引き出し、その引
き出したシートをシートガイドにより湾曲させて方向変
換し所望の部位に搬送するようにした給紙搬送装置にお
いて、前記シートガイドは、前記シートの進入方向に対
してそのシートの先端縁に抵抗を与える方向に直線的に
傾斜された平面案内面と、この平面案内面のシート搬送
方向の下流側に連続された円弧状案内面とを有するの
で、給紙ローラによりシート積載板から引き出されるシ
ートの面がシートの厚さ方向に変化しても、シートを略
一定の進入角度で平面案内面に進入させ、滑らかに円弧
状案内面７に導くことができる。したがって、シートが
重なってシートガイドに進入した場合には、重なったシ
ートの先端は進行するに従い徐々に高まる抵抗を円弧状
案内面から受けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を
付与されたシートのみを円弧状案内面を通過させ、次層
以下のシートを円弧状案内面の抵抗により停滞させるこ
とができ、これにより、シートの分離性能を高めること
ができる。
【００２６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、平面案内面の表面は摩擦係数の高い摩擦部
材により形成されているので、シートが重なってシート
ガイドに進入した場合には、重なったシートの先端が摩
擦部材から抵抗を受けるが、給紙ローラにより大きな搬
送力を付与されたシートのみを摩擦部材及び円弧状案内
面を通過させ、次層以下のシートを円弧状案内面に達す
る前に摩擦部材の抵抗により停滞させ、仮に摩擦部材を
越えたとしても円弧状案内面の抵抗により確実に停滞さ
せることができる。これにより、シートの分離性能をさ
らに高めることができる。
明において、平面案内面の表面は摩擦係数の高い摩擦部
材により形成されているので、シートが重なってシート
ガイドに進入した場合には、重なったシートの先端が摩
擦部材から抵抗を受けるが、給紙ローラにより大きな搬
送力を付与されたシートのみを摩擦部材及び円弧状案内
面を通過させ、次層以下のシートを円弧状案内面に達す
る前に摩擦部材の抵抗により停滞させ、仮に摩擦部材を
越えたとしても円弧状案内面の抵抗により確実に停滞さ
せることができる。これにより、シートの分離性能をさ
らに高めることができる。
【００２７】請求項３記載の発明は、請求項１記載の発
明において、平面案内面及び円弧状案内面の表面は摩擦
係数の高い摩擦部材により形成されているので、シート
が重なってシートガイドに進入した場合には、重なった
シートの先端が摩擦部材から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラにより大きな搬送力を付与されたシートのみを摩擦部
材及び円弧状案内面を通過させ、次層以下のシートを円
弧状案内面まで長い距離に渡って配置された摩擦部材の
抵抗により停滞させることができ、したがって、シート
の重送を確実に防止することができる。
明において、平面案内面及び円弧状案内面の表面は摩擦
係数の高い摩擦部材により形成されているので、シート
が重なってシートガイドに進入した場合には、重なった
シートの先端が摩擦部材から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラにより大きな搬送力を付与されたシートのみを摩擦部
材及び円弧状案内面を通過させ、次層以下のシートを円
弧状案内面まで長い距離に渡って配置された摩擦部材の
抵抗により停滞させることができ、したがって、シート
の重送を確実に防止することができる。
【００２８】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明において、シートガイドには、シートとの対向面側に
開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられているので、シート
が重なってシートガイドに進入した場合には、重なった
シートの先端が弾性部材から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラにより大きな搬送力を付与されたシートのみを弾性部
材を屈撓させて乗り越えさせて円弧状案内面を通過さ
せ、次層以下のシートを円弧状案内面に達する前に弾性
部材の抵抗により停滞させ、弾性部材を越えたとしても
円弧状案内面の抵抗により停滞させることができ、した
がって、シートの重送を確実に防止することができる。
明において、シートガイドには、シートとの対向面側に
開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられているので、シート
が重なってシートガイドに進入した場合には、重なった
シートの先端が弾性部材から抵抗を受けるが、給紙ロー
ラにより大きな搬送力を付与されたシートのみを弾性部
材を屈撓させて乗り越えさせて円弧状案内面を通過さ
せ、次層以下のシートを円弧状案内面に達する前に弾性
部材の抵抗により停滞させ、弾性部材を越えたとしても
円弧状案内面の抵抗により停滞させることができ、した
がって、シートの重送を確実に防止することができる。
【００２９】請求項５記載の発明は、請求項２又は３記
載の発明において、シートガイドには、シートとの対向
面側に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹
部には、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的
に屈撓する薄板状の弾性部材が設けられているので、シ
ートが重なってシートガイドに進入した場合には、重な
ったシートの先端が摩擦部材及び弾性部材から抵抗を受
けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシ
ートを、摩擦部材上を滑らせ、弾性部材を屈撓させて乗
り越えさせて円弧状案内面を通過させ、次層以下のシー
トを摩擦部材を通過したとしても円弧状案内面に達する
前に弾性部材の抵抗により停滞させ、弾性部材を越えた
としても円弧状案内面の抵抗により停滞させることがで
き、したがって、シートの重送を確実に防止することが
できる。
載の発明において、シートガイドには、シートとの対向
面側に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹
部には、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的
に屈撓する薄板状の弾性部材が設けられているので、シ
ートが重なってシートガイドに進入した場合には、重な
ったシートの先端が摩擦部材及び弾性部材から抵抗を受
けるが、給紙ローラにより大きな搬送力を付与されたシ
ートを、摩擦部材上を滑らせ、弾性部材を屈撓させて乗
り越えさせて円弧状案内面を通過させ、次層以下のシー
トを摩擦部材を通過したとしても円弧状案内面に達する
前に弾性部材の抵抗により停滞させ、弾性部材を越えた
としても円弧状案内面の抵抗により停滞させることがで
き、したがって、シートの重送を確実に防止することが
できる。
【図１】本発明の実施の第一の形態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図２】シートガイドの斜視図である。
【図３】本発明の実施の第二の形態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図４】シートガイドの斜視図である。
【図５】本発明の実施の第三の形態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図６】シートガイドの斜視図である。
【図７】本発明の実施の第四の形態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図８】シートガイドの斜視図である。
【図９】本発明の実施の第五の形態を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図１０】シートガイドの斜視図である。
１ シート積載板 ２ シート ３ 給紙ローラ ４ シートガイド ６ 平面案内面 ７ 円弧状案内面 ８ 摩擦部材 ９ 開口面 １０ 凹部 １１ 弾性部材
Claims (5)
- 【請求項１】 シート積載板上のシートを給紙ローラに
より一枚ずつ引き出し、その引き出したシートをシート
ガイドにより湾曲させて方向変換し所望の部位に搬送す
るようにした給紙搬送装置において、前記シートガイド
は、前記シートの進入方向に対してそのシートの先端縁
に抵抗を与える方向に直線的に傾斜された平面案内面
と、この平面案内面のシート搬送方向の下流側に連続さ
れた円弧状案内面とを有することを特徴とする給紙搬送
装置。 - 【請求項２】 平面案内面の表面は摩擦係数の高い摩擦
部材により形成されていることを特徴とする請求項１記
載の給紙搬送装置。 - 【請求項３】 平面案内面及び円弧状案内面の表面は摩
擦係数の高い摩擦部材により形成されていることを特徴
とする請求項１記載の給紙搬送装置。 - 【請求項４】 シートガイドには、シートとの対向面側
に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられていることを特徴と
する請求項１記載の給紙搬送装置。 - 【請求項５】 シートガイドには、シートとの対向面側
に開口する開口面を有する凹部が形成され、この凹部に
は、自由端が前記開口面から僅かに突出して弾性的に屈
撓する薄板状の弾性部材が設けられていることを特徴と
する請求項２又は３記載の給紙搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9411496A JPH09278230A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 給紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9411496A JPH09278230A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 給紙搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09278230A true JPH09278230A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14101417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9411496A Pending JPH09278230A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 給紙搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09278230A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108689192A (zh) * | 2017-03-30 | 2018-10-23 | 兄弟工业株式会社 | 传送设备 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP9411496A patent/JPH09278230A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108689192A (zh) * | 2017-03-30 | 2018-10-23 | 兄弟工业株式会社 | 传送设备 |
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